JP2010523453A - ガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする方法及び装置、それを外す方法、並びに(ガス)クロマトグラフ - Google Patents

ガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする方法及び装置、それを外す方法、並びに(ガス)クロマトグラフ Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも2本の同軸で相互に重なり合ったガラス毛細管2,3の間にガラス対ガラス接続を作る方法に関する。また、本発明は、その様なガラス対ガラス接続を外す方法に関する。更に、本発明は、その様なガラス対ガラス接続を作る装置に関する。更に、本発明は、その様なガラス対ガラス接続が使用されるクロマトグラフに関する。
【選択図】図1a

Description

本発明は、少なくとも2本の同軸で相互に重なり合ったガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする方法に関する。また、本発明は、その様なガラス対ガラス接続を外す方法に関する。更に、本発明は、その様なガラス対ガラス接続をする装置に関する。更に、本発明は、その様なガラス対ガラス接続が使用されるクロマトグラフに関する。
クロマトグラフィーは、種々の物質を分離すると共に所望により分析を行うために研究所で頻繁に使用される技術である。クロマトグラフはこのために使う装置である。簡単に述べると、クロマトグラフィーの原理は次の通りである。移動相が固定相に沿って流れる。種々の物質を含んでいる混合物が移動相の始端で固定相に加えられる。その後、混合物中の種々の物質が移動相によって固定相に沿って運ばれる。種々の物質は、固定相に沿って異なる速度で運ばれる。物質の速度は、物質の固定相及び/又は移動相に対する付着の程度に依存する。例えば、混合物中の第1の物質が混合物中の第2の物質よりも強力に固定相に付着する場合には、混合物中の第1の物質は、第2の物質よりも低速で運ばれ、固定相の終端により遅く到達する。この様にして、第1と第2の物質の間の分離が実現される。
クロマトグラフィーでは、種々のタイプの移動相を用いることができる。例えば、液体クロマトグラフィーでは液体が移動相として使用され、ガスクロマトグラフィーでは気体が移動相として使用される。移動相のタイプは分離すべき物質によって異なる。
また、クロマトグラフィーでは、種々のタイプの固定相を用いることができる。ペーパークロマトグラフィーでは紙のシートが固定相として使用され、薄層クロマトグラフィーでは、例えば、ガラスや金属の板が使用され、この板に固定相の薄層が設けられている。一般に使用されている別のタイプの固定相はカラムである。カラムクロマトグラフィーでは、ガラス、ステンレス又はプラスチック製の中空管に密に詰められた小粒子に固定相が加えられる。ガラスは、クロマトグラフィーのカラムに最も一般的に使用される材料である。毛細管クロマトグラフィーは毛細管を使用し、この毛細管の内面には、分離のために固定相として機能する材料が設けられている。その様な毛細管カラムの長さは、1メートルから数十メートル、場合によっては100メートルにも達し、一般には、ロール形状に巻かれている。
移動相は、重力の影響又は圧力(例えば、HPLC(High Performance Liquid Chromatography)又はガスクロマトグラフィーの場合)によって固定相を通して運ばれる。
移動相(気体又は液体)をカラムを通して固定相に沿って移動させるのに圧力を使用する場合、漏れを防ぐためにカラムが気密的又は液密的であることが非常に重要である。
ガスクロマトグラフィーでは、所定の温度プログラムに従って加熱されるオーブン内にカラムが置かれる。加熱プログラムの間、気体(例えば、ヘリウム)が移動相として連続的にカラムを通して流される。温度プログラムを調節することによって、特定の物質に対しての分離効率を最適にできる。その様な温度プログラムの間、ガスクロマトグラフィーのカラムは、適用されたカラムと最大許容温度に応じて、また分離すべき物質に応じて、一般に−50℃〜+350℃の温度範囲で加熱される。
カラムをクロマトグラフ内に取り付ける時、カラムの始端をクロマトグラフのインジェクター、即ち、物質を含む移動相がカラム中の固定相に加えられる部分に接続しなければならない。カラムの終端はクロマトグラフの検出器、即ち、分離された種々の物質が検出される部分に接続するのが好ましい。更に、1台のクロマトグラフにおいて2以上のカラムを接続してより長いカラムを得ることが必要な場合がある。この場合、第1のカラムの終端を第2のカラムの始端に接続する。
カラムは毛細管であるため、良好な気密的及び/又は液密的接続を得ることによって、毛細管を通しての最適な流れを維持できるように毛細管が接続されるようにすることは簡単ではない。
そのような接続に際しては、漏洩を防止するためにそれらが気密的で液密的であることが非常に重要である。そのような漏洩はクロマトグラフの他の部分に影響を及ぼすだけでなく、分離や分析にも悪影響を及し、好ましくない。
従って、クロマトグラフィー用のカラムを適切に接続することは、信頼性の高い測定のためには非常に重要である。その様な接続を行うための種々の方法が従来技術に開示されている。一般に適用されている2方法について以下に簡単に説明する。
ガラス毛細管クロマトグラフィーカラムをクロマトグラフに接続する従来技術による第1の方法は特許文献1から知られている。開示された接続装置は、内部に空洞を備えた強固な本体と、空洞の小さい端部に連通する穴と、内部に軸方向穴を備えたテーパー付きフェルールとから成る。クロマトグラフィーカラムがフェルールの穴を通された後、ナットによってフェルールが締め付けられ歪まされる。その結果、クロマトグラフィーカラムとクロマトグラフとの間にクランプ接続が形成される。
この従来技術による第1の方法の欠点は、十分に気密的な接続が得られないことである。気密性が不十分な場合、クロマトグラフィーカラムに汚染物質が入り、測定の信頼性が損なわれる可能性があり、好ましくない。更に、そのような接続は使用時の振動によって緩み、接続が外れる可能性がある。更なる欠点は、この方法の場合、コラムを、撓みにくい材料から作られたフェルールに通さなければならないことである。この場合、毛細管カラムの端部がフェルールの空洞の内周をこすりながら進み、その結果、カラムの端部がフェルールから削りとられた材料で塞がれる可能性が極めて高い。その様な汚染は極めて好ましくない。
クロマトグラフィーカラムをクロマトグラフに結合する従来技術による第2の方法は特許文献2から知られている。この文献は、毛細管を紫外線硬化接着剤によって接続する接続装置を開示している。
この従来技術による第2の方法の欠点は、紫外線硬化接着剤は不活性でないことである。これは、高温でのクロマトグラフの使用中に、紫外線硬化接着剤の特定の成分が接着された接続箇所からにじみ出る、即ち漏れる可能性があることを意味する。その結果、得られる測定結果は信頼性の低いものとなり、これは勿論好ましくない。
上記2方法の更なる欠点は、接続にかなりの器用さ、技能及び経験を必要とするため、研究所の作業者の誰でもがその様な接続を行えるものではないことである。
米国特許第4787656号 WO01/86155
本発明の目的は、クロマトグラフィーカラムをクロマトグラフ又は他のクロマトグラフィーカラムに接続するための改善された方法を提供することである。
本発明の別の目的は、十分に気密的で液密的な接続を作ることである。
更に、本発明の目的は、その方法を実施する間にカラムが汚染されないようにすることである。
本発明の更なる目的は、クロマトグラフの使用中における浸出によって汚染が発生しないように接続を形成することである。
加えて、本発明の目的は、取り外し可能な接続を作ることを可能にする方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、訓練や多くの経験を必要とすることなく、研究所の作業員によって簡単に行える方法を提供することである。
本発明の別の目的は、少なくとも2本の同軸で相互に重なり合ったガラス毛細管をガラス対ガラス接続をするための改善された装置を提供することであり、この目的は。本発明による方法に関して上記した目的に対応する。
上記の目的の一以上は本発明による方法によって達成され、該方法は、
a)クロマトグラフィーのための第1のカラムであって第1のガラス軟化温度を有する第1のガラス毛細管を、第1のガラス軟化温度よりも低い第2のガラス軟化温度を有する第2のガラス毛細管内に同軸的に導入するステップと、
b)第2のガラス毛細管の一部分を第2のガラス軟化温度以上で第1のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱するステップと、
c)第2のガラス毛細管の軟化された部分を第1のガラス毛細管に接触させてガラス対ガラス接続を形成するステップとを含む。
用語「ガラス軟化温度」は、専門用語で「軟化点」とも呼ばれる。
本発明は、この様にしてガラス対ガラス接続を作る方法を提供する。不活性材料であるガラス以外の材料を接続に使用していないため、その様な接続は不活性である。結局、接着剤を使用する必要がない。更に、以下により詳細に説明するように、接続は気密的である。従って、上記の目的の一以上は本方法によって達成される。
本方法のステップc)は、第2のガラス毛細管に大気圧よりも高い圧力を加えることを含んでいることが好ましい。第2のガラス毛細管に圧力を加えることにより、第2のガラス毛細管の軟化部分と第1のガラス毛細管との間の良好な接触が確保され、良好なガラス対ガラス接続を実現できる。例えば、1バール〜2バールの範囲の正圧(overpressure)、好ましくは、約1.5バールの正圧を加えることができる。
気体によって圧力を加えることが特に好ましい。何故なら、これによりガラス毛細管の周囲の周りの圧力分布を均一にでき、従って、圧力を要求レベルに正確に調整できるからである。
気体としてはヘリウムが好ましい。何故なら、ヘリウムは、形成するガラス対ガラス接続の汚染を引き起こさないだけでなく、軟化したガラスと反応しないからである。勿論、窒素等の他の気体を使用してもよい。
本発明の好適な実施形態では、2本の相互接続されたガラス毛細管を冷却する追加のステップd)がステップc)の後に行われる。これにより、ガラス対ガラス接続を固定、言わば「フリーズ」し、使用中に例えば振動で緩むことがなくなる。
第1のガラス毛細管として、外径が0.05mm〜0.75mmの範囲、特に(ガス)クロマトグラフィーカラムの現在流通している寸法に対応する0.1mm〜0.55mmの範囲の管を使用するのが好ましい。
流通している殆どのクロマトグラフィーカラムは、発明の時点において、外側面にポリイミド被覆を有するものである。本方法は、ポリイミドで被覆されたカラムを第1のガラス毛細管として使用するガラス対ガラス接続を作るのに非常に適している。
第2のガラス毛細管の内径は、第1のガラス毛細管の外径よりも0.05mm〜0.5mmだけ大きいことが好ましい。これにより、第2のガラス管内での第1のガラス管の位置決めの容易性と安定で良好なガラス対ガラス接続の実現との間で良好な妥協点を見出すことができる。第2のガラス毛細管の内径が第1のガラス管の外径よりも0.05mmだけ大きい径よりも小さい場合、脆い第1のガラス管を破壊することなく位置決めすることが非常に困難になる。第2のガラス毛細管の内径が第1のガラス管の外径よりも0.5mmだけ大きい径を超える場合、ガラス対ガラス接続の作成はより困難になる。何故なら、軟化したガラスで比較的大きな距離を埋めなければならず、軟化したガラス内に空洞が発生する危険性が高まり、漏洩を引き起こす可能性があるからである。更に、カラム内の気体又は液体の全容積として定義される死空間が増加し、これは測定の信号対雑音比に悪影響を与えるため好ましくない。死空間が増加したことを示す重要な徴候は、従来技術による通常の方法で接続したカラム及び本発明による方法によって接続したカラム内において基準クロマトグラムを記録することで得られる。クロマトグラフィーのスペクトルの溶媒ピークが広がっている場合には、死空間が増加が増加していることを示す。本方法によって結合したカラムを用いた場合、その様な広がりは、あったとしても殆ど発見できず、有利である。
詳しくは、より良い妥協点が得られるため、第2のガラス毛細管の内径は第1のガラス毛細管の外径よりも0.1mm〜0.2mmだけ大きい。
本方法を行う場合、両ガラス毛細管の加熱中における温度を可能な限り低く維持するのが好ましい。結局、温度が高すぎる場合、第1に、第1のガラス毛細管内部の固定相に損傷を与える可能性がある。第2に、温度が高すぎる場合、第1のガラス毛細管の(部分的)軟化を引き起こし、これにより、カラムの好ましくない変形を引き起こす。従って、ガラス軟化温度が200〜300℃の範囲、好ましくは200〜500℃の範囲、より好ましくは350〜500℃の範囲、更に好ましくは、350〜400℃の範囲の管を第2のガラス毛細管として使用することが好ましい。この温度範囲により、カラムに損傷を与える危険を最小にできる温度で第2のガラス毛細管の軟化を良好に行うことができる。カラム上にポリイミド被覆が存在していることも、高すぎる温度を加えない別の理由である。何故なら、約350℃を超える温度では、第1の毛細管の内側のポリイミド及び/又は固定相を炭化させる危険があり、好ましくないからである。
この温度に達するのを避けるため、又は少なくとも第1のガラス毛細管の温度上昇を制限するために、少なくともステップb)の一部において、好ましくは、気体等の冷却媒体を第1のガラス毛細管を通すことによって、第1のガラス毛細管を冷却することが好ましい。
良好なガラス対ガラス接続を形成するために必要な加熱時間は、例えば、第2のガラス管に使用するガラスのタイプ、第2のガラス管の壁厚、第1のガラス管の外面と 第2のガラス管の内面との間の直径差、印加圧力等の種々の要因によって変わる。しかし、本発明者らは、例えば、1〜40秒、好ましくは1〜15秒の時間で十分であることを発見した。当業者であれば、良好な気密接続を得ると共に存在する固定相又はポリイミド被覆の炭化を防ぐために時間を最適化することができる。
本方法の好適な実施形態においては、ホウケイ酸ガラスと鉛ガラスから成る群より選択されるタイプのガラスで作られた管が第2のガラス毛細管として使用される。そのようなタイプのガラスはガラス軟化温度が低いことで知られ、好適な温度を加えるのに適している。
また、本発明は、少なくとも実質的に同じ(外)径を有する2本の同軸で位置合わせされたガラス毛細管をガラス対ガラス接続をするのに非常に適しており、これらの2本のガラス毛細管の周りに包囲毛細管が使用される。この構成において、本発明の更に好適な実施形態は、
ステップa)において、第1のガラス毛細管が第2のガラス毛細管の第1端部内に導入されると共に、第3のガラス軟化温度を有する第3のガラス毛細管が第2のガラス毛細管の第2端部内に導入され、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管は互いに一列に並んでおり、
ステップb)において、第2のガラス毛細管の少なくとも一部が 第2のガラス軟化温度以上で第1及び第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱され、
ステップc)において、第2のガラス毛細管と第1及び第3のガラス毛細管との間にガラス対ガラス接続を形成するために、第2のガラス毛細管の前記の少なくとも一の軟化部分が第1及び第3のガラス毛細管と接触されることを特徴とする。
この好適な実施気形態の構成において、第1及び第3のガラス毛細管の両方に接触される第2のガラス毛細管の軟化部を1個とすることもできるが、第2のガラス毛細管の分離した2個の軟化部を用いて、一方が第1のガラス毛細管に接触され、他方が第3のガラス毛細管に接触されるようにすることもできる。
後者の場合、過剰な熱応力によって第2のガラス毛細管が破損する危険性は、本発明による方法の更なる好適な実施形態に従って、次のような処理を順次行うことで制限できる。即ち、
ステップb)において、第2のガラス毛細管の第1の部分が第2のガラス軟化温度以上で第1及び第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱され、
ステップc)において、第1の毛細管と第2の毛細管の間にガラス対ガラス接続を形成するために第2のガラス毛細管の軟化された第1の部分が第1のガラス毛細管に接触され、
ステップb)において、第2のガラス毛細管の第2の部分が第2のガラス軟化温度以上で第1及び第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱され、
ステップc)において、第3の毛細管と第2の毛細管の間にガラス対ガラス接続を形成するために第2のガラス毛細管の軟化された第2の部分が第3のガラス毛細管に接触される。
これにより、最初に、第2のガラス毛細管と第1のガラス毛細管との間の接続が実現され、その後、第2のガラス毛細管と第3のガラス毛細管との間の接続が実現される。
第2のガラス毛細管の軟化部分の外側に増加させた空気圧を加えて第2のガラス毛細管の軟化部分を第1の(そして、恐らく第3の)ガラス毛細管に接触させる替わりに、本発明の構成において、ステップc)において押圧装置を用い第2のガラス毛細管の軟化部分に第1のガラス毛細管の方向の圧力を加えることも可能である。従って、第2のガラス毛細管の軟化部分の外側に増加させた空気圧を発生するのに必要とされる種々の設備を使用する必要がない。
本発明は、本方法によって得たガラス対ガラス接続を外す方法にも関し、該方法は、
i)ガラス毛細管構成体の構成要素である第2のガラス毛細管の一部分を第2のガラス軟化温度よりも高く第1ガラス軟化温度及び恐らく第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱するステップと、
ii)ガラス対ガラス接続を外すために第2のガラス毛細管の軟化された部分と第1のガラス毛細管及び恐らく第3のガラス毛細管との間の接触を断つステップとを含む。
この方法の利点は、クロマトグラフィーカラムを使用後にそれを損傷することなく外せることである。現状では、従来技術による方法に従って、クロマトグラフィーカラムは接続箇所を外れた箇所で切断され、その結果、クロマトグラフィーカラムが短くなる。本方法を使用することにより、カラムを切断する必要がなくなり、その結果、短くなることもなく、接続装置を繰り返し再利用できる。しかし、第2のガラス毛細管は交換することが好ましい。
本方法の好適な実施形態においては、ステップii)は、第2のガラス毛細管に大気圧よりも低い負圧を加えることを含む。これにより、第2のガラス管の軟化部分を残りの管(又は残りの複数の管)から外すことが容易になる。このために、1×10−2バール以下の負圧を加えることができる。
好ましくは、クロマトグラフィーカラム、より好ましくは(より詳細には)ガスクロマトグラフィーカラムが、好ましくは第1のガラス毛細管として使用される。なお、ガスクロマトグラフィーでは、クロマトグラフィーカラムと、クロマトグラフ、そして恐らくは別のクロマトグラフィーカラムとの間の接続を気密的なものにすることが非常に重要である。
更に、本発明は、少なくとも2本の同軸で相互に重なり合うガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする装置に関し、該装置は、クロマトグラフィーのための第1のカラムである第1のガラス毛細管と第2のガラス毛細管とを、第1のガラス毛細管が第2のガラス毛細管内に延在するように同軸的に重なり合う関係で位置決めする位置決め手段と、形成すべきガラス対ガラス接続の位置で第2のガラス毛細管の一部分を加熱する加熱手段と、加熱手段による加熱によって軟化した第2のガラス毛細管の一部分を接触させる接触手段とを有する。その様な装置は、本発明の上で議論した方法を、その好適な実施形態においてであるか否かに係わらず、実施するのに非常に適している。より詳細には、位置決め手段は特にステップa)を行うのに有用であり、加熱手段はステップb)を行うのに有用であり、接触手段はステップc)を行うのに有用である。
特に有利な好適な実施形態によれば、接触手段は、第2のガラス毛細管の少なくとも加熱手段によって加熱すべき部分の外側の圧力空間と、この圧力空間内に正圧)を発生させる正圧手段を含む。従って、第2の毛細管の変形のために第2の毛細管に対して物理的接触を行う必要がない。その様な物理的接触は、起こり得る汚染に関しての危険因子となる。
好ましくは、正圧手段は、気体を圧力空間に供給する供給手段を含む。気体を使用することの利点は先に既に述べた。
正圧手段は、加熱手段の動作中に供給手段によって気体が圧力空間に供給されるように供給手段を制御する制御手段を含むことが好ましい。この場合、加熱手段の動作により第2のガラス毛細管の材料の軟化が起こる温度に達した瞬間に、第2のガラス毛細管を変形させるために圧力空間内の圧力を増加できる。
本発明の別の好適な実施形態においては、正圧手段は、供給手段によって圧力空間に供給された気体を圧力空間から排出する排出手段を含む。これにより、必要な場合、圧力空間に気体を流すことが可能となる。
排出手段は、圧力空間の壁の第2のガラス毛細管への接続位置に設けられた排出通路を含み、これにより、圧力空間の壁の第2のガラス毛細管に対する気密接続を不要にし、更には望まないものにさえする。
更なる実施形態においては、供給手段は供給通路を含み、これを通して気体が圧力空間に供給され、排出手段は排出通路を含み、これを通して気体が圧力空間から排出され、2本のガラス毛細管の軸方向に見て、供給通路と排出通路は、作るべきガラス対ガラス接続の両側の位置に設けられている。従って、必要な場合、気体流通(flushing)特性を改善できる。
加熱手段は圧力空間に設けるのが非常に好ましい。何故なら、加熱手段と第2のガラス毛細管との間の距離をわずかにでき、その結果、第2のガラス毛細管の加熱を非常に速く効率的にできるからである。
好ましくは、伝熱を最適化するために加熱手段は第2のガラス毛細管の周りに延在し、これにより、伝熱を第2の毛細管の周囲の周りで均一に行うことができる。
好ましくは、加熱手段は、第2のガラス毛細管の加熱を単純で制御された方法で行うことを可能にし、第2のガラス毛細管の周囲の周りに螺旋状に設けられる、或いは少なくともその周囲の上に設けられのが好ましい少なくとも1本の電気抵抗線(例えば、白金線等)を含む。
少なくとも2本の同軸で相互に重なり合うガラス毛細管を加熱手段の近傍に位置決めして伝熱をできるだけ効率的に行うためには、2本の対向する電気抵抗線を設けることが非常に実際的である。これにより、2本の電気抵抗線の間の領域を少なくとも2本の重なり合うガラス毛細管を収容するために使用でき、重なり合うガラス毛細管の位置決めを行っている間は、2本の電気抵抗線が最初に互いに比較的大きな距離だけ離間するように配置され、その後、抵抗線が互いに近づく方向に移動され、この様にして、言わば、重なり合うガラス毛細管を包囲している状態にすることができる。
毛細管の形になるべく合わせるために、少なくとも1本の電気抵抗線は、少なくとも部分的に円弧状となっている。
切欠き効果を防止すると共に第1のガラス毛細管と第2のガラス毛細管との間の接続部の位置における円滑な遷移を促進するためには、加熱手段の熱放射能力は、少なくとも2本の同軸管の長手方向に見てその中央において増加しているのが好ましい。これは、例えば、電気抵抗線を使用する場合には、電気抵抗線の密度が前記中央において高くなるように少なくとも1本の電気抵抗線の形を決めることによって行われる。例えば、中央ではより小さいループを使用するか、又は毛細管の中心線により近い位置に抵抗線を設けることで行われる。
更に、圧力空間内に負圧を発生させるための負圧手段を本装置に設けることができる。これにより、先に述べたようなガラス対ガラス接続を外す方法を実行できることを保証する。
好ましくは、位置決め手段は、外径が2mm未満の第2のガラス毛細管を位置決めするために構成されている。
また、位置決め手段は、例えば、クロマトグラフィーのための第2のカラムである第3のガラス毛細管を、第3のガラス毛細管が第2のガラス毛細管内に延在し、第2の毛細管内の第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管の端部が互いに向き合うように位置決めするために配置できる。これは、先に既に議論して2本のカラムの間に接続を作ることを意図している。
好ましくは、加熱手段は、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管との間の長手方向位置に少なくとも部分的に設けられている。これにより、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管との間の接続箇所の一箇所において第2のガラス毛細管を変形させるだけで十分であり、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管との間に接続部を作るために第2のガラス管が言わば収縮される。
或いは、装置は、加熱手段の第1の部分が、軸方向に見て第1のガラス毛細管の端部から離間されて第1のガラス毛細管の外側に設けられ、加熱手段の第2の部分が、軸方向に見て第3のガラス毛細管の端部及び加熱手段の第1の部分から離間されて第3のガラス毛細管の外側に設けられているものであるのが好ましい。これにより、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管との間の接続を、第2のガラス毛細管の二箇所における局所変形によって実現できる。
また、本発明はクロマトグラフ、好ましくは ガスクロマトグラフに関し、該クロマトグラフは、インジェクターと検出器を備えたベースユニットと、ガラス毛細管を備えた少なくとも1個のカラムとを含み、クロマトグラフには、その好適な実施形態においてであるか否かに係わらず、先に議論した本発明による装置が更に設けられている。
以下、本発明を、添付の図面を参照して3種の好適な実施形態の記載によってより詳細に説明する。
本発明による方法の第1の好適な実施形態を使用した場合の本発明による装置の第1の好適な実施形態の連続する2段階の縦断面を概略的に示す。 本発明による方法の第1の好適な実施形態を使用した場合の本発明による装置の第1の好適な実施形態の連続する2段階の縦断面を概略的に示す。 本発明による方法の第2の好適な実施形態を使用した場合の本発明による装置の第1の好適な実施形態の連続する2段階の縦断面を概略的に示す。 本発明による方法の第2の好適な実施形態を使用した場合の本発明による装置の第1の好適な実施形態の連続する2段階の縦断面を概略的に示す。 本発明による方法の第3の好適な実施形態を使用した場合の本発明による装置の第2の好適な実施形態の連続する2段階の縦断面を概略的に示す。 本発明による方法の第3の好適な実施形態を使用した場合の本発明による装置の第2の好適な実施形態の連続する2段階の縦断面を概略的に示す。 ガラス管の温度推移を示すグラフ。 開いた(非作動)状態にある本発明による装置の具体的な実施形態を示す。 閉じた(作動)状態にある図5aの装置を示す。 図5a及び図5bに示す装置で使用される単一の加熱要素を斜視図で示す。 図6に示す様な4個の加熱要素を斜視図で示す。 図6に示す様な4個の加熱要素を側面図で示す。 従来技術によるガラス対ガラス接続についてのカラム内への大気の漏れを示すグラフ。 本発明によるガラス対ガラス接続についてのカラム内への大気の漏れを示すグラフ。
図1aは、第1のガラス毛細管2と第2のガラス毛細管3との間にガラス対ガラス接続を作るための装置1の縦断面を概略的に示す。第1の管2と第2の管3は、第2の管3が第1の管2をその全長の一部に沿って包囲するように、図示しない位置決め装置によって互いに同軸的に位置決めされている。このために、第1の管2の外径は第2の管3の内径よりも小さく、重なり領域においては第1の管2と第2の管3との間に筒状空隙4が存在していることが分かるであろう。例えば、第1の管2の外径は0.35mm、第2の管3の内径は0.50mmであり、従って、空隙4の幅は0.075mmであるが、これは例示に過ぎない。第1の管2と第2の管3の典型的な壁厚はそれぞれ0.05mmと0.2mmである。重なり領域では、第1の管2と第2の管3がフィラメント5によって包囲されている。このフィラメント5は、フィラメント5内に位置する第2の管3をその全長の一部に沿って局所的に加熱するように構成されている。フィラメント5は圧力チャンバ7の圧力空間6内に設けられている。圧力チャンバ7の半径方向壁は、第2の管3の外側に対してしっかりと当接している。圧力チャンバ7の壁内には、弁11の位置に応じて圧力空間6を圧力源9又は真空源10の何れかに接続するために通路8が設けられている。
図1bは、装置1を、装置1によって管2、3の間にガラス対ガラス接続を作った後の2本の管2、3と共に示す。この接続の作成のために、第2のガラス管3の材料のガラス軟化温度に等しいかこれよりも僅かに高い温度に第2の管3が到達するまでフィラメント5によって第2の管3が局所的に加熱される。その時、圧力空間6の圧力は圧力原9によって既に増加されているか或いは増加され、その結果、第2の管3が局所的に収縮してくびれ部12が形成され、その内側が第1の管2の外側に気密的に接合する。その後、フィラメント5は第2の管3の加熱を停止し、その結果、第2の管3の温度はガラス軟化温度以下に再び下がり、ガラス対ガラス接続が実現される。
図2a及び図2bは、図1a及び図1bに示す装置1を使用する本発明による方法の第2の好適な実施形態に関する。本方法の第2の好適な実施形態では、第1の好適な実施形態と同様、第1の管2と同等の第1の管11と、第2の管3と同等の第2の管12とが使用される。更に、第1の管11と同一のタイプでそれと同軸に位置合わせされた第3の管13が使用される。第1の管11と第3の管13は、第1の管11と第3の管13の間の境界面15がフィラメント5内に位置するように第1の管11と第3の管13が位置決め手段(不図示)によって位置決めされた状態で接合している。
図1aと図1bに示す本発明による方法の第1の好適な実施形態による方法と同等の方法でガラス対ガラス接続が実現され、第2の管12はくびれ部14を有し、第1の管11と第3の管13の間の境界面はくびれ部14の長さの範囲に位置する。その結果、第1の管11と第3の管13の両方が気密的に第2の管12に当接し、従って、第1の管11と第3の管13が気密的に接続される。
図3a及び図3bは、本発明による装置の第1の好適な実施形態による装置1と僅かに相違する本発明による装置21の第2の好適な実施形態を利用する本発明による方法の第3の好適な実施形態に関する。装置21は、長手方向に見て僅かに大きく、その結果、圧力空間22は2個のフィラメント23、24のための空間を提供する。第1の管11、第2の管12及び第3の管13の間のガラス対ガラス接続は、図2a及び図2bに示す場合の様に第1の管11と第2の管12との間の境界面15の位置で作られるのではなく、第1の管11と第2の管12との間のガラス対ガラス接続はフィラメント23で行われ、第3の管13と第2の管12との間のガラス対ガラス接続は第2のフィラメント24で行われ、くびれ部25、26は、それぞれフィラメント23、24内において第2の管12に形成される。特に第2の管12の損傷を引き起こす可能性のある熱応力を減少させるためには、2個のガラス対ガラス接続を順次形成すること、より詳しくは、第2の管12の軟化対象部分のフィラメント23、24による加熱を同時に行わないことが好ましい。
上記したようにガラス対ガラス接続を外すことが望まれる場合、上記の種々の装置はそれを可能にする。即ち、種々のフィラメント5、23、 24によって、くびれ部12、14、25、26を、ガラス接続部軟化温度と等しいかそれよりも僅かに高い温度に再加熱し、その後、対応の圧力空間6、22内の圧力を真空源10によって低下させる。その結果、言わば、引張り/吸引力によって、対応のくびれ部12、14、25、26が再び真直ぐにされ、対応のガラス対ガラス接続が外される。
図1を参照して説明したように、第2のガラス毛細管3を部分的に軟化させることによって第1のガラス毛細管2をクロマトグラフのインジェクター又は検出器に接続できる。しかしながら、これは、第2のガラス毛細管3をインジェクター又は検出器に気密的に接続できる場合のみに有用である。結局、第1のガラス管2とインジェクター/検出器との間の接続は気密でなければならない。流通している幾つかのインジェクター/検出器にはそれ自身のガラス毛細管が設けられている。その様な場合、第1のガラス毛細管(カラム)を第2のガラス毛細管によってインジェクター/検出器の第3の毛細管に接続する必要がある。これは、図2及び図3を参照して説明したように行うことができる。
次に本発明を以下の実施例によって説明するが、実施例は説明によって与えられるだけのものであり、限定的に解釈してはならない。
実施例
外径が0.35mm、内径が0.25mmで、ポリイミド被覆が外側に設けられたタイプHP5のガスクロマトグラフィーカラムが、該カラムの外側とその全長の一部に沿って重なり合うガラス管を用いて、本発明によりインジェクターに接続される。ガラス管は、製造業者フィリップス(Philips)から入手可能なタイプ357のガラスによって作られている。このタイプのガラスの軟化温度は379℃と比較的低い。包囲管の外径は0.97mmであり、内径は0.50mmである。
カラムは、図1a及び図1bに概略的に示した装置内のガラス管内に位置決め手段によって導入される。前記の相対位置決めが正確に行われた後、図4のグラフに量的に示されている軌跡のように温度が制御される。破線の曲線31は、ガラス包囲管の温度変を示し、曲線32は、ガスクロマトグラフィーカラム32の温度変化を示す。
時刻t1においてフィラメント5に通電され、その結果、ガラス包囲管の加熱が曲線31aに従って行われる。輻射伝熱によってクロマトグラフィーカラムの温度も上昇するが、曲線32aで示したように包囲管ほど速くない。時刻t1から5秒後の時刻t2において圧力源9に通電され、その結果、ヘリウムガスが圧力室9内に圧送され、約1.5バールの正圧が圧力室9に発生する。一方、包囲管の温度は更に高くなる。包囲管の温度が処理温度Tsに達するよりも少し前の、時刻t1から9秒後の時刻t3においてフィラメント5がオフに切り替えられる。しかし、フィラメントは(僅かに)輻射を継続するため、包囲管の加熱は続く。この結果、時刻t1から10秒後の時刻t4において包囲管の温度が軟化温度Tsに到達する。その結果、圧力室9内の増加した圧力により、包囲管はフィラメントの内側で収縮し、ガスクロマトグラフィーカラムの外側に気密的にぴったりと当接する。ガスクロマトグラフィーカラムと包囲管との間に形成された熱伝導性接触により、前者の温度は最初に急激に上昇し(曲線32b)、後者の温度は、これとは対照的に急激に低下する。後者の影響により、ガスクロマトグラフィーカラムと包囲管との間の接続が、言わばフリーズされる。何れの場合も、ガスクロマトグラフィーカラムの加熱は、ガスクロマトグラフカラムの温度が高くなってその固定相に損傷を与える程には行われない。包囲管が収縮した直ぐ後、時刻t0から11秒後の時刻t5において圧力源9がオフに切り替えられ、その後、曲線31c及び32cに従って更なる冷却が行われる。
気密性を判定するためにガラス対ガラス接続に対して多数の試験を行う。このために、ガスクロマトグラフィーカラムは上側で閉じられ、包囲管の開いた下端を介して1×10−7バールの負圧がガスクロマトグラフィーカラム及び包囲ガラス管の内部に発生される。ガスクロマトグラフィーカラムと包囲ガラス管との間の接続の位置においては気体の漏洩がないことが分かった。
従って、上記の結果から、本発明による方法は、必要とされる気密性を有するガラス対ガラス接続を作るのに非常に適していることは明らかである。
上記の方法で実現された接続を外すために、包囲ガラス管を軟化温度Tsに再び加熱する実験を行った。増加された圧力を使用する代わりに、真空源10によって圧力室6内に約1×10−2の負圧を発生させた。その結果、包囲管のくびれ部が、言わば外側に吸引され、ガスクロマトグラフィーカラムと包囲ガラス管との間の接続が、ガスクロマトグラフィーカラムや包囲ガラス管に損傷を与えることなく外された。
図5a〜図7bは、例えば、図3a及び図3bを参照して説明したように本発明の方法を実施するための本発明による装置51の実際の実施形態に関する。装置51は、中空の脚部52を有し、その上に位置決め装置53が設けられている。位置決め装置は、固定あご部54と、複数の要素で構成された枢動可能あご部55とを有する。枢動可能あご部55は、3個の枢動可能な部分あご部56、57、58を有しており、これらの全ては、共通の枢軸59を中心として、開き位置(非作動位置)(図5a)と閉じ位置(作動位置)(図5b)との間で独立して枢動できる。
断面が円弧状の位置合わせされた溝61、62が固定あご部54の接触面60に設けられ、これらの溝は固定あご部54の端部に設けられた半漏斗状のテーパー部63、64を有している。溝61、62は、テーパー部63、64とは反対側において、実質的に長方形の圧力室65内に開いている。圧力室65内には、独立して通電される2個の加熱要素91、92として構成された加熱手段66が設けられている。加熱要素91、92については、図6〜図7bを参照してより詳細に説明する。更に、接触面60上には3個の電気接点76が設けられている。
部分あご部56、57、58が図5aに示す様に位置合わせされている場合、接触面67、68、69は、接触面60に対して鏡像対称な共通接触面67〜69を形成し、この共通接触面には、溝70、71、テーパー部72、73、圧力室74、加熱手段75及び3個の接点77が設けられている。
接触面60は、ワイヤスプリング80、81が溝61、62の上方にそれらと直交するように設けられている点が共通接触面67〜69と異なる。ワイヤスプリング80、81の下側には、ワイヤスプリング80、81の長手方向に沿って溝が設けられているが、図5aでは、ワイヤスプリング80、81の下側に隠れている。ワイヤスプリング80、81に負荷が加わらない開き位置では、ワイヤスプリング80、81は、接触面60の上方に僅かに張り出している。接触面67と69にはワイヤスプリング80、81と対向して押さえピン78、79が設けられ、装置51が閉じ位置にある場合、これらのピンはスプリング80、81を接触面60の方向に付勢する。押さえピン78、79は、部分あご部56、58の背面に設けられたスナップボタン88、89によってこの位置に固定できる。
しかし、ワイヤスプリング80、81と接触面60との間の距離(僅かであるが)のため、第1のガラス毛細管(その端部にはより大きい第2の毛細接続管が被せられており、この第2の接続管は第1の毛細管を長手方向に超えて延在している)は、接続管が加熱手段66に対向して位置決めされるように、一方のテーパー部63、64から対応する溝61、62を介して圧力室65に向けて移動させることができる。第2の接続管内において第1及び第3の管の端部が互いに当接するように、或いは少なくとも互いに接近するように、反対側のテーパー部64、63から第3の毛細管の一端を対応する溝62、61を介して第2の接続管内に摺動させて入れることができる(図3a及び図3bに示す情況と同等)。
種々の部分あご部56、57、58が閉じられると、これが連続して行われるか否かに関係なく、接触面60と接触面67〜69とが互いに当接される(図5b)。第1の毛細管と第3の毛細管はワイヤスプリング80、81によって溝61、62内に固定される。圧力室66及び74は共通の気密圧力室を形成する。圧力室66及び74の周囲に沿ってシール手段が設けられていてもよい。共通圧力室66、74の適切な気密性を確保するために、部分あご部にはばね式フックファスナ87が設けられている。このフックファスナ87は、閉じ位置において固定あご部54の縁の後ろ側に係合する。
圧力室66の底部に通路が設けられており、この通路は弁を介して圧力源又は真空源(圧力源9及び真空源10と同等)に接続されている。そのための空気ラインは脚部52の中空空間を通して延びている。閉じた位置では、加熱手段66及び75が第2の接続管を包囲する。更に、接点76と77は互いに接触している。電源のための配線は脚部52の中空空間を通して延びている。接点76と77は互いに接触しているため、加熱手段75にも通電できる。閉じた位置では、溝の対61、70及び62、71は更に、第1の毛細管及び第3の毛細管のための共通の通路を形成する。なお、変形例によれば、接触面67〜69に溝70、71が設けられておらず、溝61及び62の深さは、第1の毛細管及び第3の毛細管がこの深さ内に完全に収まる深さである。
装置51の使用法は図3a及び図3bの記載において既に述べたので、当業者により詳細に説明する必要はないであろう。装置51は、例えば、スーツケース又はラップトップの形態の可搬式のユニットの一部であってもよい。必要な空気的及び電気的接続はそのユニットに組み入れてもよい。
図6〜図7bは加熱手段66及び75に関する。各加熱手段は、各あご部54、55に対して2個の加熱要素を有し、同一構成の加熱要素91〜94が合計で4個設けられている(図7a参照)。図6は加熱要素93を単独で示す。加熱要素93は、(他の加熱要素91、92及び94と同様に)実際には、多数のループが形成されるように曲げられ、円弧状の側面を有する(図7bも参照)電気抵抗線である。加熱要素93の中央部のループの脚部は、2個の外側のループの脚部よりも互いに接近して設けられている。その結果、動作中は、端部よりも中央においてより多くの熱が加熱要素93によって与えられる。これは、より円滑な遷移によって、ガラス対ガラス接続の品質に良い影響があるように思われた。装置51が閉じた位置にある場合には、加熱要素対91、93及び92、94は、溝の対61、70及び62、71によって形成された結合開口部と一列に並んだ細長の実質的に円筒状の空間95を結合圧力室66、74内に画定する。この空間95において、第2の接続管に加熱要素91、92、93及び94によって全ての方向から熱が照射される。
カラム接続を使用する場合、漏洩を防ぐためにこれらの接続が気密的で液密的であることが非常に重要である。図8は、従来技術(図8aでは圧入)によるカラム接続を含むクロマトグラフィー構成におけるカラムへの大気の漏れ、及び本発明によるカラム接続の場合における漏洩を示す(図8b)。これらのグラフにおいては、測定時間(秒)がx軸に沿って示され、検出器の信号(任意単位(E))がy軸上に示されている。漏洩は、検出器の近傍の移動相内に存在する窒素(I)と酸素(II)の量に基づいて表される。水(III)は使用されるカラム内に常に存在するが、これは、使用されているカラムの材料がそのようにせしめているものであり、従って、水は両測定において等しい量だけ存在する。
図8a及び図8bから以下のことを結論づけることができる。図8aにおいて、窒素の量は約8*10ユニット(単位)であり、酸素の量は約5.5*10ユニット(単位)である。本発明を用いることにより、これらの値は、窒素については2*10ユニット(単位)、酸素については約0.5*10ユニット(単位)に低下する。本発明によるカラム接続を使用することにより、カラム内への大気の侵入を大きく減少できる。これの結果は、本発明は、十分に気密的で液密的な接続によってクロマトグラフィーカラムをクロマトグラフ又は他のクロマトグラフィーカラムに接続するための改善された方法を提供することを示す。
本発明は上記の発明の好適な実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲は添付の請求の範囲によって主に決定されるものであることが強調される。代替の実施形態では、例えば、筒状又は皿状の加熱要素などの他の加熱手段、或いは、キュリー点加熱の原理に従って動作し、加熱を非常に高精度に行える加熱手段が用いられる。また、包囲接続管を少なくとも一部が接続管内に位置決めされた毛細管に接触させるために包囲接続管を収縮させる方法は、空気圧の差以外の方法であってもよい。例えば、物理的スタンプを適用して包囲接続管の軟化部分を半径方向内側に押圧したり、加熱後冷却されることによって包囲接続管の周囲で収縮するリングを適用することも考えられる。

Claims (43)

  1. 少なくとも2本の同軸で相互に重なり合ったガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする方法であって、
    a)クロマトグラフィーのための第1のカラムであって第1のガラス軟化温度を有する第1のガラス毛細管を、第1のガラス軟化温度よりも低い第2のガラス軟化温度を有する第2のガラス毛細管内に同軸的に導入するステップと、
    b)第2のガラス毛細管の一部分を第2のガラス軟化温度以上で第1のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱するステップと、
    c)第2のガラス毛細管の軟化された部分を第1のガラス毛細管に接触させてガラス対ガラス接続を形成するステップとを含む方法。
  2. ステップc)は、第2のガラス毛細管に大気圧よりも高い圧力を加えることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 気体によって圧力を加える、請求項2に記載の方法。
  4. ヘリウムを気体として使用する、請求項3に記載の方法。
  5. 2本の相互接続されたガラス毛細管を冷却する追加のステップd)をステップc)の後に行う、請求項1〜4の何れかに記載の方法。
  6. 外径が0.05mm〜1.5mmの範囲の管を第1のガラス毛細管として使用する、請求項1〜5の何れかに記載の方法。
  7. 外径の範囲は0.1mm〜1.0mmである、請求項6に記載の方法。
  8. ポリイミド被覆が第1のガラス毛細管の外面に設けられている、請求項1〜7の何れかに記載の方法。
  9. 内径が第1のガラス毛細管の外径よりも0.05mm〜0.5mmだけ大きい管を第2のガラス毛細管として使用する、請求項1〜8の何れかに記載の方法。
  10. 第2のガラス毛細管の内径は第1のガラス毛細管の外径よりも0.1mm〜0.2mmだけ大きい、請求項9に記載の方法。
  11. ガラス軟化温度が200〜500℃の範囲、好ましくは350〜400℃の範囲の管を第2のガラス毛細管として使用する、請求項1〜10の何れかに記載の方法。
  12. ステップb)は、最大で40秒かかる、請求項1〜11の何れかに記載の方法。
  13. ステップb)は、最大で15秒かかる、請求項12に記載の方法。
  14. ステップb)での第1のガラス毛細管の温度は350℃を超えない、請求項1〜13の何れかに記載の方法。
  15. 少なくともステップb)の一部において、気体等の冷却媒体を第1のガラス毛細管を通すことによって第1のガラス毛細管を冷却する、請求項1〜14の何れかに記載の方法。
  16. ホウケイ酸ガラスと鉛ガラスから成る群より選択されるガラスで作られた管を第2のガラス毛細管として使用する、請求項1〜15の何れかに記載の方法。
  17. ステップa)において、第1のガラス毛細管を第2のガラス毛細管の第1端部内に導入すると共に、第3のガラス軟化温度を有する第3のガラス毛細管を、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管が互いに一列に並ぶように第2のガラス毛細管の第2端部内に導入し、
    ステップb)において、第2のガラス毛細管の少なくとも一部分を第2のガラス軟化温度以上で第1及び第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱し、
    ステップc)において、第2のガラス毛細管と第1及び第3のガラス毛細管との間にガラス対ガラス接続を形成するために、第2のガラス毛細管の前記の少なくとも1個の軟化部分を第1及び第3のガラス毛細管と接触させる、請求項1〜16の何れかに記載の方法。
  18. ステップb)において、第2のガラス毛細管の第1の部分を第2のガラス軟化温度以上で第1及び第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱し、
    ステップc)において、第1の毛細管と第2の毛細管の間にガラス対ガラス接続を形成するために第2のガラス毛細管の軟化された第1の部分を第1のガラス毛細管に接触させ、
    ステップb)において、第2のガラス毛細管の第2の部分を第2のガラス軟化温度以上で第1及び第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱し、
    ステップc)において、第3の毛細管と第2の毛細管の間にガラス対ガラス接続を形成するために第2のガラス毛細管の軟化された第2の部分を第3のガラス毛細管に接触させる、請求項17に記載の方法。
  19. ステップc)は、押圧装置を用いて第2のガラス毛細管の軟化部分に第1のガラス毛細管の方向の圧力を加えることを含む、請求項1〜18の何れかに記載の方法。
  20. 請求項1〜19の何れかに記載の方法によって得たガラス対ガラス接続を外す方法であって、
    i)ガラス毛細管組立体の構成要素である第2のガラス毛細管の一部分を第2のガラス軟化温度よりも高く第1のガラス軟化温度及び恐らく第3のガラス軟化温度よりも低い温度に加熱するステップと、
    ii)ガラス対ガラス接続を外すために第2のガラス毛細管の軟化された部分と第1のガラス毛細管及び恐らく第3のガラス毛細管との間の接触を断つステップとを含む方法。
  21. ステップii)は、大気圧よりも低い負圧を第2のガラス毛細管に加えることを含む、請求項20に記載の方法。
  22. クロマトグラフィーカラムを第1のガラス毛細管として使用する、請求項1〜21の何れかに記載の方法。
  23. ガスクロマトグラフィーカラムを第1のガラス毛細管として使用する、請求項22に記載の方法。
  24. 少なくとも2本の同軸で相互に重なり合うガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする装置であって、クロマトグラフィーのための第1のカラムである第1のガラス毛細管と第2のガラス毛細管とを、第1のガラス毛細管が第2のガラス毛細管内に延在するように同軸的に重なり合う関係で位置決めする位置決め手段と、形成すべきガラス対ガラス接続の位置で第2のガラス毛細管の一部分を加熱する加熱手段と、加熱手段による加熱によって軟化した第2のガラス毛細管の一部分を接触させる接触手段とを含む装置。
  25. 接触手段は、第2のガラス毛細管の少なくとも加熱手段によって加熱すべき部分の外側の圧力空間と、この圧力空間内に正圧を発生させる正圧手段を含む、請求項24に記載の装置。
  26. 正圧手段は、気体を圧力空間に供給する供給手段を含む、請求項25に記載の装置。
  27. 正圧手段は、加熱手段の動作中に供給手段によって気体が圧力空間に供給されるように供給手段を制御する制御手段を含む、請求項26に記載の装置。
  28. 正圧手段は、供給手段によって圧力空間に供給された気体を圧力空間から排出する排出手段を含む、請求項25又は26に記載の装置。
  29. 排出手段は、圧力空間の壁の第2のガラス毛細管への接続位置に設けられた排出通路を含む、請求項27に記載の装置。
  30. 供給手段は供給通路を含み、これを通して気体が圧力空間に供給され、排出手段は排出通路を含み、これを通して気体が圧力空間から排出され、2本のガラス毛細管の軸方向に見て、供給通路と排出通路は、作るべきガラス対ガラス接続の両側の位置に設けられている、請求項28又は29に記載の装置。
  31. 加熱手段は圧力空間に設けられている、請求項25〜30の何れかに記載の装置。
  32. 加熱手段は第2のガラス毛細管の周りに延在している、請求項24〜31の何れかに記載の装置。
  33. 加熱手段は、少なくとも1本の電気抵抗線を含む、請求項24〜32の何れかに記載の装置。
  34. 2本の対向する電気抵抗線が設けられている、請求項33に記載の装置。
  35. 少なくとも1本の電気抵抗線は円弧状である、請求項33又は34に記載の装置。
  36. 加熱手段の熱放射能力は、少なくとも2本の同軸管の長手方向に見てその中央において増加している、請求項33、34又は35に記載の装置。
  37. 圧力空間内に負圧を発生させるための負圧手段を更に含む、請求項25〜36の何れかに記載の装置。
  38. 位置決め手段は、直径が2mm未満の第2のガラス毛細管を位置決めするために構成されている、請求項24〜37の何れかに記載の装置。
  39. 位置決め手段は、第3のガラス毛細管を、第3のガラス毛細管が第2のガラス毛細管内に延在し、第2の毛細管内の第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管の端部が互いに向き合うように位置決めするためにも構成されている、請求項24〜38の何れかに記載の装置。
  40. 加熱手段は、第1のガラス毛細管と第3のガラス毛細管との間の長手方向位置に少なくとも部分的に設けられている、請求項39に記載の装置。
  41. 加熱手段の第1の部分が、軸方向に見て第1のガラス毛細管の端部から離間されて第1のガラス毛細管の外側に設けられ、加熱手段の第2の部分が、軸方向に見て第3のガラス毛細管の端部及び加熱手段の第1の部分から離間されて第3のガラス毛細管の外側に設けられている、請求項39に記載の装置。
  42. インジェクターと検出器を備えたベースユニットと、ガラス毛細管を備えた少なくとも1個のカラムとを含むクロマトグラフであって、クロマトグラフには、請求項24〜41の何れかに記載の装置が更に設けられているクロマトグラフ。
  43. クロマトグラフがガスクロマトグラフである、請求項42に記載のクロマトグラフ。
JP2010502045A 2007-04-03 2008-01-29 ガラス毛細管をガラス対ガラス接続をする方法及び装置、それを外す方法、並びに(ガス)クロマトグラフ Pending JP2010523453A (ja)

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