JP2009064917A - 載置台構造及び処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置台の下面の中央部に割れの起点となる接続端子等を設けないようにして載置台の中央部に大きな熱応力が発生しても、この載置台自体が破損することを防止することができる載置台構造を提供する。
【解決手段】処理装置20の処理容器22内に設けられて被処理体Wを載置するための載置台構造54において、加熱手段64が設けられた誘電体よりなる載置台60と、載置台を、その上面に支持するために載置台の半径方向への広がりを有する載置台支持台58と、処理容器の底部より起立されて上端部に載置台を支持する誘電体よりなる円筒体状の支柱56と、載置台支持台の下面の中心部側より上面側に向けて載置台の半径方向外側へ傾斜するように貫通して設けられた複数の棒挿通孔82A〜82Iと、円筒体状の支柱内に設けられて上端部側が棒挿通孔に挿通されて載置台に届くように設けられた機能棒体62とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウエハ等の被処理体の処理装置及び載置台構造に関する。
一般に、半導体集積回路を製造するには、半導体ウエハ等の被処理体に、成膜処理、エッチング処理、熱処理、改質処理、結晶化処理等の各種の枚葉処理を繰り返し行なって、所望する集積回路を形成するようになっている。上記したような各種の処理を行なう場合には、その処理の種類に対応して必要な処理ガス、例えば成膜処理の場合には成膜ガスやハロゲンガスを、改質処理の場合にはオゾンガス等を、結晶化処理の場合にはN ガス等の不活性ガスやO ガス等をそれぞれ処理容器内へ導入する。
例えば半導体ウエハに対して1枚毎に熱処理を施す枚葉式の処理装置を例にとれば、真空引き可能になされた処理容器内に、例えば抵抗加熱ヒータを内蔵した載置台を設置し、この上面に半導体ウエハを載置し、所定の温度(例えば100℃から1000℃)で加熱した状態で所定の処理ガスを流し、所定のプロセス条件下にてウエハに各種の熱処理を施すようになっている(特許文献1〜5)。このため処理容器内の部材については、これらの加熱に対する耐熱性と処理ガスに曝されても腐食されない耐腐食性が要求される。
ところで、半導体ウエハを載置する載置台構造に関しては、一般的には耐熱性耐腐食性を持たせると共に、金属コンタミネーション等の金属汚染を防止する必要から例えばAlN等のセラミック材中に発熱体として抵抗加熱ヒータを埋め込んで高温で一体焼成して載置台を形成し、また別工程で同じくセラミック材等を焼成して支柱を形成し、この一体焼成した載置台側と上記支柱とを、例えば熱拡散接合で溶着して一体化して載置台構造を製造している。そして、このように一体成形した載置台構造を処理容器内の底部に起立させて設けるようにしている。また上記セラミック材に代えて耐熱耐腐食性のある石英ガラスを用いる場合もある。
ここで従来の載置台構造の一例について説明する。図10は従来の載置台構造の一例を示す断面図である。この載置台構造は、真空排気が可能になされた処理容器内に設けられており、図10に示すように、この載置台構造はAlN等のセラミック材よりなる円板状の載置台2を有している。そして、この載置台2の下面の中央部には同じく例えばAlN等のセラミック材よりなる円筒状の支柱4が例えば熱拡散接合にて接合されて一体化されている。従って、両者は熱拡散接合部6により気密に接合されることになる。ここで上記載置台2の大きさは、例えばウエハサイズが300mmの場合には、直径が350mm程度であり、支柱4の直径は50〜60mm程度である。上記載置台2内には例えば加熱ヒータ等よりなる加熱手段8が設けられ、載置台2上の被処理体としての半導体ウエハWを加熱するようになっている。
上記支柱4の下端部は、容器底部9に固定ブロック10により固定されることにより起立状態になっている。そして、上記載置台2の下面の中央部には、これに穴を開けるなどして上記加熱手段8に対する接続端子12が設けられている。そして、上記円筒状の支柱4内には、その上端が上記加熱手段8の接続端子12に接続された給電棒14が設けられており、この給電棒14の下端部側は絶縁部材16を介して容器底部を下方へ貫通して外部へ引き出されている。これにより、この支柱4内へプロセスガス等が侵入することを防止して、上記給電棒14や接続端子12等が上記腐食性のプロセスガスにより腐食されることを防止するようになっている。
特開昭63−278322号公報 特開平07−078766号公報 特開平06−260430号公報 特開2004−356624号公報 特開2006−295138号公報
ところで、半導体ウエハに対するプロセス時には、載置台2自体は高温状態になる。この場合、支柱4を構成する材料は熱伝導率がそれ程良好ではないセラミック材よりなるとはいえ、載置台2と支柱4とは熱拡散により接合されていることから、この支柱4を伝わって多量の熱が載置台2の中心側から支柱4側へ逃げることは避けられない。このため、特に載置台2の昇降温時では載置台2の中心部の温度が低くなってクールスポットが生じるのに対して周辺部の温度が高くなって載置台2の面内で大きな温度差が生じ、この結果、載置台2の中心部に大きな熱応力が集中して生じ、この熱応力により上記載置台2の下面の中央部に形成した例えば接続端子12用の穴を起点として割れが生じて載置台2を破損する、といった問題があった。
このような載置台2の下面中央部の穴は、上記加熱手段8の接続端子用の穴に限らず、プラズマを用いる場合には下部電極の接続端子用の穴や静電チャックのチャック電極の接続端子用の穴や温度検出のための熱電対用の穴など、種々の穴(図示せず)が集中して設けられており、これらの各穴が上記割れの起点となる場合があった。
特に、プロセスの種類にも依存するが、載置台2の温度は700℃以上にも達するので上記温度差はかなり大きくなり、これに加えて、載置台の昇降温の繰り返しにより上記熱応力による破損が促進されてしまう、といった問題があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、載置台の下面の中央部に割れの起点となる接続端子等を設けないようにして載置台の中央部に大きな熱応力が発生しても、この載置台自体が破損することを防止することができる載置台構造及び処理装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、処理装置の処理容器内に設けられて処理すべき被処理体を載置するための載置台構造において、前記被処理体を載置するために少なくとも加熱手段が設けられた誘電体よりなる載置台と、前記載置台を、その上面に支持するために前記載置台の半径方向への広がりを有する載置台支持台と、前記処理容器の底部より起立されて上端部に前記載置台支持台を支持する誘電体よりなる円筒体状の支柱と、前記載置台支持台の下面の中心部側より上面側に向けて前記載置台の半径方向外側へ傾斜するように貫通して設けられた複数の棒挿通孔と、前記円筒体状の支柱内に設けられて上端部側が前記棒挿通孔に挿通されて前記載置台に届くように設けられた機能棒体と、を備えたことを特徴とする載置台構造である。
これにより、載置台の下面の中央部に割れの起点となる接続端子等を設けないようにして載置台の中央部に大きな熱応力が発生しても、この載置台自体が破損することを防止することが可能となる。
この場合、例えば請求項2に記載したように、前記支柱と前記載置台支持台とは着脱可能に接合されている。
また例えば請求項3に記載したように、前記載置台支持台は、前記載置台の半径方向外方へ延びるように断面逆三角形状に成形されている。
また例えば請求項4に記載したように、前記載置台支持台は、前記載置台の半径方向外方へ延びる複数の支持アーム部を有している。
また例えば請求項5に記載したように、前記支持アーム部は、前記載置台支持台の中心側が厚く、その先端側へ行くに従って次第に薄くなされている。
また例えば請求項6に記載したように、前記機能棒体の上端部は、前記載置台の下面側に係合部を介して係合されている。
また例えば請求項7に記載したように、前記係合部は、ネジによる係合である。
また例えば請求項8に記載したように、前記機能棒体は、下方向へ付勢されている。
また例えば請求項9に記載したように、前記支柱内は、不活性ガスの雰囲気になされている。
また例えば請求項10に記載したように、前記機能棒体は、前記加熱手段側に電気的に接続されるヒータ給電棒である。
また例えば請求項11に記載したように、前記載置台には、静電チャック用のチャック電極が設けられており、前記機能棒体は前記チャック電極側に電気的に接続されるチャック用給電棒である。
また例えば請求項12に記載したように、前記載置台には、高周波電力を印加するための高周波電極が設けられており、前記機能棒体は前記高周波電極側に電気的に接続される高周波給電棒である。
また例えば請求項13に記載したように、前記載置台には、静電チャック用のチャック電極と高周波電力を印加するための高周波電極とが兼用される兼用電極が設けられており、前記機能棒体は前記兼用電極に電気的に接続される兼用給電棒である。
また例えば請求項14に記載したように、前記載置台には、グランド電極が設けられており、前記機能棒体は前記グランド電極に電気的に接続される導電棒である。
また例えば請求項15に記載したように、前記機能棒体は、前記載置台の温度を測定するための熱電対の導電棒である。
また例えば請求項16に記載したように、前記機能棒体は、前記載置台の温度を測定するための放射温度計の光ファイバである。
また例えば請求項17に記載したように、前記加熱手段は、複数のゾーンに区画されており、前記熱電対又は放射温度計は、前記各ゾーン毎に設けられる。
また例えば請求項18に記載したように、前記熱電対又は放射温度計は、前記各ゾーン毎に複数個設けられる。
請求項19に係る発明は、被処理体に対して処理を施すための処理装置において、真空排気が可能になされた処理容器と、前記被処理体を載置するために請求項1乃至18のいずれか一項に記載の載置台構造と、前記処理容器内へガスを供給するガス供給手段と、を備えたことを特徴とする処理装置である。
本発明に係る載置台構造及び処理装置によれば、次のような優れた作用効果を発揮することができる。
載置台の下面の中央部に割れの起点となる接続端子等を設けないようにして載置台の中央部に大きな熱応力が発生しても、この載置台自体が破損することを防止することが可能となる。
以下に、本発明に係る載置台構造及び処理装置の好適な一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る載置台構造を有する処理装置を示す断面構成図、図2は載置台構造を示す拡大図、図3は載置台に設けた加熱手段の一例を示す平面図、図4は加熱手段に対する接続の状態を代表的に取り出して示す拡大断面構成図、図5は図1中の載置台構造の分解拡大断面図、図6は加熱手段の接続端子の部分を代表的に取り出して示す部分拡大断面図、図7は載置台支持台の上面と下面側を示す概略斜視図、図8は載置台支持台を示す上面図である。ここではプラズマを用いて成膜処理を行う場合を例にとって説明する。
図1及び図2に示すようにこの処理装置20は、例えば断面の内部が略円形状になされたアルミニウム製の処理容器22を有している。この処理容器22内の天井部には必要な処理ガス、例えば成膜ガスを導入するためにガス供給手段であるシャワーヘッド部24が絶縁層26を介して設けられており、この下面のガス噴射面28に設けた多数のガス噴射孔から処理空間Sに向けて処理ガスを吹き出すようにして噴射するようになっている。このシャワーヘッド部24はプラズマ処理時に上部電極を兼ねるものである。
このシャワーヘッド部24内には、中空状の2つに区画されたガス拡散室30A、30Bが形成されており、ここに導入された処理ガスを平面方向へ拡散した後、各ガス拡散室30A、30Bにそれぞれ連通された各ガス噴射孔32A、32Bより吹き出すようになっている。すなわち、ガス噴射孔32A、32Bはマトリクス状に配置されている。このシャワーヘッド部24の全体は、例えばニッケルやハステロイ(登録商標)等のニッケル合金、アルミニウム、或いはアルミニウム合金により形成されている。尚、シャワーヘッド部24としてガス拡散室が1つの場合でもよい。
そして、このシャワーヘッド部24と処理容器22の上端開口部の絶縁層26との接合部には、例えばOリング等よりなるシール部材34が介在されており、処理容器22内の気密性を維持するようになっている。そして、このシャワーヘッド部24には、マッチング回路36を介して例えば13.56MHzのプラズマ用の高周波電源38が接続されており、必要時にプラズマを立てるようになっている。この周波数は上記13.56MHzに限定されない。
また、処理容器22の側壁には、この処理容器22内に対して被処理体としての半導体ウエハWを搬入搬出するための搬出入口40が設けられると共に、この搬出入口40には気密に開閉可能になされたゲートバルブ42が設けられている。
そして、この処理容器22の底部44の中央部は下方に凹部状に窪ませて排気室45が設けられる。この排気室45を区画する側壁には、排気口46が設けられる。この排気口46には、処理容器22内を真空引きするための真空排気系48が接続されている。この真空排気系48は、上記排気口46に接続される排気通路49を有しており、この排気通路49には、圧力調整弁50及び真空ポンプ52が順次介設されており、処理容器22を所望する圧力に維持できるようになっている。
そして、この処理容器22内の排気室45を区画する底部53には、これより起立させて本発明の特徴とする載置台構造54が設けられる。具体的には、この載置台構造54は、円筒状の支柱56と、この上端部に着脱可能に連結される載置台支持台58と、上記載置台支持台58上に設置される載置台60と、上記支柱56内へ挿通される複数の機能棒体62とにより主に構成される。
具体的には、上記載置台60、載置台支持台58及び支柱56は、共に例えば誘電体であって耐熱性材料である窒化アルミニウム(AlN)等のセラミック材よりなり、上記載置台60内には加熱手段64と、兼用電極66とが埋め込まれており、この上面側に被処理体としての半導体ウエハWを載置するようになっている。
図2にも示すように、上記加熱手段64は例えばカーボンワイヤヒータ等よりなる発熱体68よりなり、この発熱体68は載置台60の略全面に亘って所定のパターン形状にして設けられている。そして、ここではこの発熱体68は、載置台60の中心側の内周ゾーン発熱体68Aと、この外側の外周ゾーン発熱体68Bの2つのゾーンに電気的に分離されており、各ゾーン発熱体68A、68Bの接続端子は、載置台60の中心部に集合されないで中心部以外に分散されている。
図3には発熱体68A、68Bや兼用電極の接続端子及び熱電対の位置も併せて記載されている。具体的には、内周ゾーン発熱体68Aに対する両接続端子70A、70Bは載置台60の中心部の領域71を外し、これよりも少し半径方向外方に位置する部分に設けられ、また、外周ゾーン発熱体68Bに対する両接続端子72A、72Bは、上記内周ゾーン発熱体68Aに対する両接続端子70A、70Bよりも更に半径方向外方に位置する部分に設けられる。これらの接続端子70A、70B、72A、72Bは、載置台60の下面に穴を開けることによって形成される。尚、上記発熱体のゾーン数は1つ、或いは3以上に設定してもよい。
また上記兼用電極66は、載置台60の上面の直下に設けられている。この兼用電極66は例えばメッシュ状に形成された導体線よりなり、この兼用電極66の接続端子74Aは載置台60の中心部の領域71を外し、これよりも半径方向外方に位置する部分に設けられている。ここでは、この兼用電極66は、静電チャック用のチャック電極と高周波電力を印加するための下部電極となる高周波電極とを兼用するものである。
そして、上記発熱体68や兼用電極66に対して給電を行う給電棒や温度を測定する熱電対の導電棒としての前記機能棒体62が設けられることになる。上記支柱56は円筒体状に形成されており、その下端部は、上記排気室45の底部53に固定部材76により固定されている。そして、この支柱56内は外気に対して気密状態になされている。この支柱56の上端部のフランジ部56Aには上記載置台支持台58の下端部のフランジ部58Aが固定部材78により着脱可能に固定されている。
上記載置台支持台58は、上記載置台60をその上面に支持するために載置台60の半径方向への広がりを有している。具体的には、この載置台支持台58は、図7及び図8にも示すように、載置台60の半径方向外方へ延びる複数の、図示例では6本の支持アーム部80A、80B、80C、80D、80E、80Fを有している。上記各支持アーム部80A〜80Fの隣り合うアーム部間の開き角は例えば60度にそれぞれ均等に設定されており、各支持アーム部80A〜80Fの上面側が上記載置台60の下面側と接して、これを支持するようになっている(図5参照)。尚、図7(A)は載置台支持台58の上面側から見た斜視図を示し、図7(B)は載置台支持台58の下面側から見た斜視図を示す。
上記各支持アーム部80A〜80Fの長さは、載置台支持台58の中心部を中心として対向して設けた2本の支持アーム部80A、80Dが一番長く設定され、他の4本の支持アーム部80B、80C、80E、80Fはそれよりも少し短く設定されている。そして、上記各支持アーム部80A〜80Fは、その高さ方向において載置台支持台58の中心側の厚さH1が厚く、その先端側へ行くに従って次第に薄くなっている。
そして、上記載置台支持台58には、この載置台支持台58の下面の中心部側より上面側に向けて上記載置台60の半径方向外方へ傾斜するように貫通して形成された複数、図示例では9個(図7参照)の棒挿通孔82A〜82Iが設けられている。尚、図4及び図5では発明の理解を容易化するために各棒挿通孔82A〜82Iを平面的に配列して表している。
具体的には、上記支持アーム部80Aには外周ゾーン発熱体用の棒挿通孔82Aと内周ゾーン発熱体用の棒挿通孔82Bが形成され、支持アーム部80Dには外周ゾーン発熱体用の棒挿通孔82Cと内周ゾーン発熱体用の棒挿通孔82Dが形成される。
また支持アーム部80B、80Eには、それぞれ外周ゾーンに対する熱電対用の棒挿通孔82F、82Eが形成される。また支持アーム部80C、80Fには、それぞれ内周ゾーンに対する熱電対用の棒挿通孔82H、82Gが形成される。
更に、上記支持アーム部80Cには、兼用電極用の棒挿通孔82Iが形成されている。いずれにしても、載置台支持台58の上面側の中央部の少なくとも直径が50mmの範囲内、好ましくは65mmの範囲内の部分には上記各棒挿通孔82A〜82Iの開口は設けられていない。ここで上記各棒挿通孔82A〜82Iの直径は6mm程度である。また、上記載置台支持台58の上面側の中央部には、載置台60の下面との接触面積を減らして下方への熱の逃げを抑制するための凹部84(図7(A)参照)が設けられている。
そして、上記各棒挿通孔82A〜82Iに上記機能棒体62がそれぞれ挿通されて、ヒータへの給電、熱電対による温度計測、兼用電極への導通等が行われる。すなわち、図4及び図5に示すように、上記載置台60の下面側には、上記各棒挿通孔82A〜82Iの上端の開口に位置的に対応させて、上記内周ゾーン発熱体68Aの接続端子70A、70B、外周ゾーン発熱体68Bの接続端子72A、72B、兼用電極66の接続端子74A、内周ゾーンの一対の熱電対用の熱電対挿入穴86A、86B及び外周ゾーンの一対の熱電対用の熱電対挿入穴88A、88Bがそれぞれ設けられている。
そして、内周ゾーン発熱体68Aに対しては、電力インと電力アウト用の2本の機能棒体62としてヒータ給電棒90、92がそれぞれ支柱56内及び棒挿通孔82B、82D内を個別に挿通されており、各ヒータ給電棒90、92の上端は、接続端子70A、70Bにそれぞれ係合されて電気的に接続されている。
また、外周ゾーン発熱体68Bに対しては、電力インと電力アウト用の2本の機能棒体60としてヒータ給電棒94、96がそれぞれ支柱56内及び棒挿通孔82A、82C内を個別に挿通されており、各ヒータ給電棒94、96の上端は、接続端子72A、72Bにそれぞれ係合されて電気的に接続されている(図3参照)。上記各ヒータ給電棒90〜96は例えばニッケル合金等よりなり、途中の屈曲部は編線により可撓性を持たせてある。
また兼用電極66に対しては機能棒体62として兼用給電棒98が支柱56内及び棒挿通孔82I内を挿通されており、この兼用給電棒98の上端は、接続端子74Aに係合されて電気的に接続されている。上記兼用給電棒98は例えばニッケル合金等よりなり、途中の屈曲部は編線により可撓性を持たせてある。
ここで上記各接続端子70A、70B、72A、72B、74Aにおける係合構造は同じ構成になされており、これらの構造を図6に接続端子72Aを代表して示している。すなわち、接続端子72Aに代表される各接続端子は、例えばMo(モリブデン)を含む合金よりなり、この接続端子72Aには雌ネジが形成され、この雌ネジに上記給電棒94の先端に形成した雄ネジ94Aを螺合させて両者が連結されている。この場合、上記雌ネジと雄ネジとの関係を逆にし、給電棒94に雌ネジを形成し、接続端子72Aに雄ネジを形成するようにしてもよい。
そして、後述するように、この給電棒94は下方向へある程度の力で付勢されており、このネジによる係合部に下方向へ力が付与され、この載置台60が横方向へスライドしたり、浮き上がることを防止するようになっている。上記下方向への付勢力は、他の接続端子70A、70A、72B、74Aにおいても同様に付与される。
更に、上記載置台60の内周ゾーンの温度を測定するために、一対の熱電対100、102の機能棒体62である導電棒104、106が、支柱56内及び棒挿通孔82G、82Hにそれぞれ挿通されており、各熱電対100、102の先端部の測温接点100A、102Aが、上記熱電対挿入穴86A、86Bにそれぞれ挿入されて、内周ゾーンの温度を測定できるようになっている(図4参照)。
更に、上記載置台60の外周ゾーンの温度を測定するために、一対の熱電対108、110の機能棒体62である導電棒112、114が、支柱56内及び棒挿通孔82E、82Fにそれぞれ挿通されており、各熱電対108、110の先端部の測温接点108A、110Aが、上記熱電対挿入穴88A、88Bにそれぞれ挿入されて、外周ゾーンの温度を測定できるようになっている(図4参照)。
そして、図4に示すように、上記各ヒータ給電棒90、92、94、96及び兼用給電棒98は、上記支柱56の底部を絶縁性を維持しつつ貫通すると共に、各貫通部には伸縮可能になされたベローズ116が絶縁性と気密性を維持しつつそれぞれ設けられている。ここで上記各ベローズ116は縮められた状態で装着されており、前述したように上記各ヒータ給電棒90、92、94、96及び兼用給電棒98に対して矢印118に示すように下方向へ所定の大きさの張力を付与するようになっている。尚、この張力を付す弾発部材としてはベローズ116に限定されず、弾発力を発揮するバネ部材を用いることができる。
そして、図1及び図2に戻って、上記各熱電対100、102、108、110の各導電棒104、106、112、114に接続した配線120、122、124、126は、例えばコンピュータ等よりなるヒータ制御部128へ入力され、このヒータ制御部128は上記各熱電対100〜110の測定値に基づいてヒータ電源部130を制御するようになっている。このヒータ電源部130には、上記各ヒータ給電棒90〜96からの配線132、134、136、138がそれぞれ接続されており、上記内周ゾーン発熱体68A及び外周ゾーン発熱体68Bをそれぞれ個別に制御して所望する温度を維持するようになっている。
また、上記兼用給電棒98に接続される配線140には、静電チャック用の直流電源142とバイアス用の高周波電力を印加するための高周波電源144とがそれぞれ接続されており、載置台60のウエハWを静電吸着すると共に、プロセス時に下部電極となる載置台60にバイアスとして高周波電力を印加できるようになっている。この高周波電力の周波数としては13.56MHzを用いることができるが、他に400kHz等を用いることができ、この周波数に限定されるものではない。
そして、上記支柱56の底部には、不活性ガス供給路145が接続されており、この支柱56内に不活性ガスとして例えばArガスを流量制御しつつ供給できるようになっている。この不活性ガスとしてはArに限定されず、He等の他の希ガスやN ガスを用いることができる。
また、上記載置台60には、この上下方向に貫通して複数、例えば3本のピン挿通孔146が形成されており(図1及び図2においては2つのみ示す)、上記各ピン挿通孔146に上下移動可能に遊嵌状態で挿通させた押し上げピン148を配置している。この押し上げピン148の下端には、円弧状の例えばアルミナのようなセラミック製の押し上げリング150が配置されており、この押し上げリング150に、上記各押し上げピン148の下端が乗っている。この押し上げリング150から延びるアーム部152は、容器底部44を貫通して設けられる出没ロッド154に連結されており、この出没ロッド154はアクチュエータ156により昇降可能になされている。
これにより、上記各押し上げピン148をウエハWの受け渡し時に各ピン挿通孔146の上端から上方へ出没させるようになっている。また、上記出没ロッド154の容器底部の貫通部には、伸縮可能なベローズ158が介設されており、上記出没ロッド154が処理容器22内の気密性を維持しつつ昇降できるようになっている。
また、この処理装置20の全体の動作、例えばプロセス圧力の制御、載置台60の温度制御、処理ガスの供給や供給停止等は、例えばコンピュータ等よりなる装置制御部160により行われることになる。そして、この装置制御部160は、上記動作に必要なコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体162を有している。この記憶媒体162は、フロッピやCD(Compact Disc)やハードディスクやフラッシュメモリ等よりなる。
次に、以上のように構成されたプラズマを用いた処理装置の動作について説明する。
まず、未処理の半導体ウエハWは、図示しない搬送アームに保持されて開状態となったゲートバルブ42、搬出入口40を介して処理容器22内へ搬入され、このウエハWは、上昇された押し上げピン148に受け渡された後に、この押し上げピン148を降下させることにより、ウエハWを載置台構造54の載置台支持台58に設置された載置台60の上面に載置してこれを支持する。
この時に、載置台60の兼用電極66に直流電源142より直流電圧を印加することにより静電チャックが機能し、ウエハWを載置台60上に吸着して保持する。尚、静電チャックに代えてウエハWの周辺部を押さえるクランプ機構を用いる場合もある。
次に、シャワーヘッド部24へ各種の処理ガスを、それぞれ流量制御しつつ供給して、このガスをガス噴射孔32A、32Bより吹き出して処理空間Sへ導入する。そして、真空排気系48の真空ポンプ52の駆動を継続することにより、処理容器22内の雰囲気を真空引きし、そして、圧力調整弁50の弁開度を調整して処理空間Sの雰囲気を所定のプロセス圧力に維持する。この時、ウエハWの温度は所定のプロセス温度に維持されている。すなわち、載置台60の加熱手段64を構成する内周ゾーン発熱体68A及び外周ゾーン発熱体68Bにヒータ電源部130側よりそれぞれ電圧を印加することにより発熱させている。
この結果、各発熱体68A、68Bからの熱でウエハWが昇温加熱される。この時、載置台60の下面に各ゾーンに対応させて設けた各熱電対100、102及び108、110では、ゾーン毎にウエハ(載置台)温度が測定され、この測定値に基づいてヒータ制御部128は、各ゾーン毎に温度制御することになる。このため、ウエハWの温度を常に面内均一性が高い状態で温度制御することができる。この場合、プロセスの種類にもよるが、載置台60の温度は例えば700℃程度に達する。また、ここでは各ゾーン毎に一対の熱電対100、102及び108、110を、それぞれ載置台60の中心を中心とする略点対称となる位置に配置しているので、精度の高い温度制御を行うことができる。
またプラズマ処理を行う時には、プラズマ発生用の高周波電源38を駆動することにより、上部電極であるシャワーヘッド部24と下部電極である載置台60との間に高周波を印加し、処理空間Sにプラズマを立てて所定のプラズマ処理を行う。また、この際に、載置台60の兼用電極66にバイアス用の高周波電源144から高周波電力を印加することにより、プラズマイオンの引き込みを行うことができる。
ここで上記載置台構造54における機能について詳しく説明する。まず、加熱手段の内周ゾーン発熱体68Aへは機能棒体62であるヒータ給電棒90、92を介して電力が供給され、外周ゾーン発熱体68Bへはヒータ給電棒94、96を介して電力が供給される。また載置台60の内周ゾーンの温度は、その測温接点100A、102Aが載置台60の内周ゾーンに配置された熱電対100、102の導電棒104、106を介して上記ヒータ制御部128に伝えられる。また載置台60の外周ゾーンの温度は、その測温接点108A、110Aが載置台60の外周ゾーンに配置された熱電対108、110の導電棒112、114を介して上記ヒータ制御部128へ伝えられる。
更には、兼用電極66へは、兼用給電棒98を介して静電チャック用の直流電圧とバイアス用の高周波電力が印加される。また、上記支柱56内へは不活性ガス供給路145を介してAr等の不活性ガスが供給されている。
さて、このような状況において、ウエハWに対する処理が繰り返し行われる載置台60の昇温及び降温が繰り返されることになる。そして、この載置台60の温度の昇降によって、例えば載置台60の温度が前述したように700℃程度に達すると、載置台60の中心部側は、載置台支持台58で支持されているので、この載置台支持台58を介して支柱56側へ熱が逃げて載置台60の中心部側に、温度の低い領域、すなわちクールスポットが生じ易くなる。この結果、載置台60の周辺部の熱い領域と中心部の温度の低い領域との間で熱伸縮差が生じて載置台50の中心部に大きな熱応力が加わることになる。
この場合、従来の載置台構造のあっては、図10にて説明したように、載置台の下面側の中心部に集中させて接続端子用の穴等を設けていたことから、上記熱応力によりこの穴を起点として割れが発生し、載置台が破損する原因となっていた。
これに対して、本実施例では、載置台60の下面の中央部の領域71(図3参照)には、直径50mmの範囲内、好ましくは直径65mmの範囲内には、上記した穴(接続端子)、すなわち発熱体68A、68Bの接続端子70A、70B、72A、72B、兼用電極66の接続端子74A、熱電対挿入穴86A、86B、88A、88Bは設けていないので、載置台60の中央部に上記した熱応力が集中しても、この部分の剛性は強くなっていることから、載置台60自体に割れや破損等が生ずることを防止することができる。
換言すれば、上記各接続端子70A、70B、72A、72B、74Aや熱電対挿入穴86A、86B、88A、88Bは載置台60の中央部に集中させて設けないで、中央部以外の領域に分散させて設けるようにしているので、その分、載置台60の熱応力に対する耐久性を向上させることができ、割れや破損等が生ずることを抑制することができる。
この場合、載置台支持台58の上面の中央部には、凹部84(図7(A)参照)が設けられ、また、載置台支持台58自体の形状を複数の支持アーム部80A〜80Fが、その中心より延びたような形状としているので、その分、載置台支持台58の上面と載置台60の下面との接触面積が少なくなって、熱の逃げが少なくなり、且つクールスポットの温度差も小さくなって発生する熱応力自体も抑制することができる。
また、ウエハに対するプロセスの繰り返しにより、上記ヒータ給電棒90〜96や兼用給電棒98は上下方向の熱伸縮することになるが、それぞれベローズ116(図4参照)が介設されているので、このベローズ116が伸縮することで熱伸縮を許容することができる。
また上記支柱56内へは不活性ガス供給路145からパージガスとして不活性ガスが供給されているので、上記各機能棒体62が腐食性のプロセスガスに晒されることはなく、しかも不活性ガスにより機能棒体62や接続端子70A、70B、72A、72B等が酸化されることを防止することができる。
また上記ベローズ116は予め縮退させて設けられて、図4中の矢印118に示すように下方向へ延びるような力(下方向への引張り力)が各ヒータ給電棒90〜96や兼用給電棒98に付与されているので、載置台60は下方向へ引っ張られることになり、この結果、上記支柱56内へ不活性ガスが供給されて支柱56内の圧力が処理空間S側よりも高くなっても、載置台60が横すべりしたり、載置台支持台58より浮き上がることを防止することができる。
尚、上記実施例にあっては、図8にも示すように、載置台支持台58は6本の支持アーム部80A〜80Fを有する構造としたが、これに限定されず、図9に示す載置台支持台58の変形例の上面図のように、上面全体が例えば楕円形状となるように形成してもよいし、或いは円形状(図示せず)となるように形成してもよい。この場合、載置台支持台58は載置台60の半径方向外方へ延びて断面逆三角形状となる。
また上記実施例にあっては、各ゾーン毎に一対の熱電対を設けたが、これに限定されず、各ゾーン毎に1つの熱電対を設けるようにしてもよいし、或いはいずれか1のゾーンのみに熱電対を設け、この熱電対の測定値に基づいて他のゾーンの温度は予め求めておいた相関関係によって制御するようにしてもよい。
また、以上の実施例では、載置台60に兼用電極66を設け、これに兼用給電棒98を介して静電チャック用の直流電圧と、バイアス用の高周波電力とを印加するようにしたが、これらを分離して設けるようにしてもよいし、或いはいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。例えば両者を分離させて設ける場合には、兼用電極66と同様な構造の電極を上下に2つ設けて、一方をチャック電極とし、他方を高周波電極とする。そして、チャック電極には機能棒体としてチャック用給電棒を電気的に接続し、高周波電極には高周波給電棒を電気的に接続する。これらのチャック用給電棒や高周波給電棒の取り付け構造は上記兼用給電棒98と全く同じである。
また上記兼用電極66と同じ構造のグランド電極を設けて、これに接続される機能棒体62の下端を接地して導電棒として用いることにより、上記グランド電極を接地するようにしてもよい。更に、ここでは各ヒータ給電棒や導電棒の上端部はネジよりなる係合部で載置台60側へ係合されたが、これに限定されず、例えば引っ掛け構造の係合部を用いてもよい。
また、本実施例ではプラズマを用いた処理装置を例にとって説明したが、これに限定されず、載置台60に加熱手段64を埋め込むようにした載置台構造を用いた全ての処理装置、例えば成膜装置、スパッタ装置、エッチング装置、熱拡散装置、拡散装置、改質装置等にも適用することができる。従って、兼用電極66(チャック電極や高周波電極を含む)や熱電対100、102、108、110及びそれらに付属する部材を省略することができる。
更には、ガス供給手段としてはシャワーヘッド部24に限定されず、例えば処理容器22内へ挿通されたガスノズルによりガス供給手段を構成してもよい。
また更には、温度測定手段として、ここでは熱電対100、102、108、110を用いたが、これに限定されず、放射温度計を用いるようにしてもよい。この場合には、放射温度計に用いられる光を導通する光ファイバが機能棒体となり、この光ファイバが棒挿通孔内に挿通されることになる。
また上記載置台60、載置台支持台58及び支柱56を形成する誘電体としては、窒化アルミニウムのみならず、酸化アルミニウム、ジルコニア(ZrO )、窒化ケイ素(Si )等の他のセラミック材や石英等の他の誘電体を用いることができる。
また、ここでは被処理体として半導体ウエハを例にとって説明したが、これに限定されず、ガラス基板、LCD基板、セラミック基板等にも本発明を適用することができる。
本発明に係る載置台構造を有する処理装置を示す断面構成図である。 載置台構造を示す拡大図である。 載置台に設けた加熱手段の一例を示す平面図である。 加熱手段に対する接続の状態を代表的に取り出して示す拡大断面構成図である。 図1中の載置台構造を示す分解拡大断面図である。 加熱手段の接続端子の部分を代表的に取り出して示す部分拡大断面図である。 載置台支持台の上面と下面側を示す概略斜視図である。 載置台支持台を示す上面図である。 載置台支持台の変形例の一例を示す上面図である。 図10は従来の載置台構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
20 処理装置
22 処理容器
24 シャワーヘッド部(ガス供給手段)
38 プラズマ用の高周波電源
48 真空排気系
54 載置台構造
56 支柱
58 載置台支持台
60 載置台
62 機能棒体
64 加熱手段
66 兼用電極
68 発熱体
70A,70B,72A,72B,74A 接続端子
80A〜80F 支持アーム部
82A〜82I 棒挿通孔
90,92,94,96 給電棒
98 兼用給電棒
100,102,108,110 熱電対
104,106,112,114 導電棒
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (19)

  1. 処理装置の処理容器内に設けられて処理すべき被処理体を載置するための載置台構造において、
    前記被処理体を載置するために少なくとも加熱手段が設けられた誘電体よりなる載置台と、
    前記載置台を、その上面に支持するために前記載置台の半径方向への広がりを有する載置台支持台と、
    前記処理容器の底部より起立されて上端部に前記載置台支持台を支持する誘電体よりなる円筒体状の支柱と、
    前記載置台支持台の下面の中心部側より上面側に向けて前記載置台の半径方向外側へ傾斜するように貫通して設けられた複数の棒挿通孔と、
    前記円筒体状の支柱内に設けられて上端部側が前記棒挿通孔に挿通されて前記載置台に届くように設けられた機能棒体と、
    を備えたことを特徴とする載置台構造。
  2. 前記支柱と前記載置台支持台とは着脱可能に接合されていることを特徴とする請求項1記載の載置台構造。
  3. 前記載置台支持台は、前記載置台の半径方向外方へ延びるように断面逆三角形状に成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載の載置台構造。
  4. 前記載置台支持台は、前記載置台の半径方向外方へ延びる複数の支持アーム部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の載置台構造。
  5. 前記支持アーム部は、前記載置台支持台の中心側が厚く、その先端側へ行くに従って次第に薄くなされていることを特徴とする請求項4記載の載置台構造。
  6. 前記機能棒体の上端部は、前記載置台の下面側に係合部を介して係合されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の載置台構造。
  7. 前記係合部は、ネジによる係合であることを特徴とする請求項6記載の載置台構造。
  8. 前記機能棒体は、下方向へ付勢されていることを特徴とする請求項6又は7記載の載置台構造。
  9. 前記支柱内は、不活性ガスの雰囲気になされていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の載置台構造。
  10. 前記機能棒体は、前記加熱手段側に電気的に接続されるヒータ給電棒であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の載置台構造。
  11. 前記載置台には、静電チャック用のチャック電極が設けられており、前記機能棒体は前記チャック電極側に電気的に接続されるチャック用給電棒であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の載置台構造。
  12. 前記載置台には、高周波電力を印加するための高周波電極が設けられており、前記機能棒体は前記高周波電極側に電気的に接続される高周波給電棒であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の載置台構造。
  13. 前記載置台には、静電チャック用のチャック電極と高周波電力を印加するための高周波電極とが兼用される兼用電極が設けられており、前記機能棒体は前記兼用電極に電気的に接続される兼用給電棒であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の載置台構造。
  14. 前記載置台には、グランド電極が設けられており、前記機能棒体は前記グランド電極に電気的に接続される導電棒であることを特徴とする請求項1乃至9のいづれか一項に載置台構造。
  15. 前記機能棒体は、前記載置台の温度を測定するための熱電対の導電棒であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の載置台構造。
  16. 前記機能棒体は、前記載置台の温度を測定するための放射温度計の光ファイバであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の載置台構造。
  17. 前記加熱手段は、複数のゾーンに区画されており、前記熱電対又は放射温度計は、前記各ゾーン毎に設けられることを特徴とする請求項15又は16記載の載置台構造。
  18. 前記熱電対又は放射温度計は、前記各ゾーン毎に複数個設けられることを特徴とする請求項17記載の載置台構造。
  19. 被処理体に対して処理を施すための処理装置において、
    真空排気が可能になされた処理容器と、
    前記被処理体を載置するために請求項1乃至18のいずれか一項に記載の載置台構造と、
    前記処理容器内へガスを供給するガス供給手段と、
    を備えたことを特徴とする処理装置。
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