JP2010523259A - 漏出バリアを備えた吸収用品 - Google Patents

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Abstract

前方領域(2)と後方領域(3)とそれらの間の股領域(4)とを備える吸収用品であって、吸収コア(9)の各側方に沿う実質的に長手方向に延在する内側漏出バリア(12)と外側漏出バリア(13)とをさらに備え、内側および外側漏出バリアは、用品の横方区(x)において互いに離間されている。内側漏出バリア(12)は、横方向(x)における最小幅(w1)を有する股領域(4)の一部に少なくとも沿ってかつ少なくとも5cmの長さ(b)に沿って延在しており、かつ外側漏出バリア(13)は、用品の前方領域(2)および/または後方領域(3)の少なくとも一部に沿って延在しており、一方で、延在する内側漏出バリア(12)に沿う股領域(4)の少なくとも一部は、隆起した外側漏出バリア(13)から開放されている。

Description

本発明は、着用者の体液を吸収しかつ保持するよう意図されたおむつ、パンツおむつ、失禁ガード、生理用ナプキンなどの吸収用品であって、実質的に長手方向に延在する漏出バリアを備える吸収用品関するものである。
吸収構造体に沿って長手方向に漏出バリアが延在する上述したようなタイプの吸収用品は公知となっている。また、これらの漏出バリアは、コンテインメントまたはバリアフラップと呼ばれており、自由側方内側弾性側部および側方外側側部を有しており、漏出バリアの弾性側部は吸収用品の内側カバーから隆起している。そうした隆起した漏出バリアは、吸収用品から体滲出液が漏出することを低減させることに役立つ。
多くの場合、吸収用品は、股領域においてより幅狭となっている吸収コアを有している。幅狭股領域において吸収コアの幅に適合する漏出バリア同士の距離で吸収用品に漏出バリアを取り付けることは、特に、股領域ならびに前方および後方領域のそれぞれにおける吸収コアの幅に関して大きな差異を有する用品において、用品の前方および後方領域における漏出バリア同士の距離が非常に小さくなることを引き起こす。
特許文献1には、隆起した漏出バリアを備えるおむつが開示されており、バリアは、そのおむつの股領域において、漏出バリアの側方外側側部の内側の位置に、用品の体に面するシートに接着されており、それによって、漏出バリアの隆起高さは、おむつの前方および後方領域における高さよりも股領域における高さの方が小さくなっている。
特許文献2には、おむつの脚開口の輪郭に従う側方外側側部を有する漏出バリアを備えたパンツおむつが開示されている。
特許文献3には、カーブする様式で吸収用品に漏出バリアを取り付ける方法が開示されている。漏出バリアは、用品の長手方向センターラインに並行する少なくとも一つの縁部を有しており、かつ用品の長手方向センターラインに対してカーブする構成で延在する接合ラインに沿って、用品に結合されている。
特許文献4には、矩形状の材料片からおむつカバーを形成する方法が開示されている。脚用孔が、材料片の長手方向側縁部の内側において切断されており、それは、各長手方向側縁部において内側向き脚輪郭を形成するように、脚用孔を横断する長手方向折り曲げラインに沿っており側に折り曲げられた後に行われる。内側折り曲げ部は、股領域における小さな高さを有する漏出バリアを形成するように弾性が付与される。
特許文献5には、おむつの脚開口の輪郭に従う接着ラインによって外側カバーに取り付けられた側方外側側部を有する漏出バリアを備えるおむつが開示されている。したがって、漏出バリア同士のスペースは、前方および後方領域におけるスペースよりも股領域におけるスペースの方が幅狭となっている。
特許文献6には一対の外側漏出バリアおよび一対の内側漏出バリアを備えた吸収用品が開示されている。内側漏出バリアは、用品の少なくとも股領域にわたって延在しており、かつ外側漏出バリアは、用品の全長にわたって延在している。
米国特許第6,620,145号明細書 米国特許出願公開第2004/0127882号明細書 国際公開第97/29722パンフレット 特開2002-058703広報 特開2006-051269広報 欧州特許出願公開第0 913 137号明細書
本発明の課題の一つは、快適性およびフィット性ならびに効果的な漏出防止効果を兼ね備える吸収用品を提供することである。当該用品は、吸収コアの買う長手方向側部において実質的に長手方向に延在する内側および外側漏出バリアを備えており、内側および外側漏出バリアは、用品の横方向において互いに離間されており、内側漏出バリアは、横方向において最も小さな幅を有する股領域の一部に少なくとも沿ってかつ少なくとも5cmの長さにわたって、延在しており、外側漏出バリアは、用品の前方領域および/または後方領域の少なくとも一部に沿って延在しており、その一方で、延在している前記内側漏出バリア(12)に沿う前記股領域(4)の少なくとも一部が、隆起した外側漏出バリア(13)から解放されている。
本発明のさらなる特徴は、以下の詳細な説明および従属請求項に記載する。
本発明は、特に失禁ガード、おむつ、パンツ型吸収用品の形態の吸収用品に対して、さらには、前方および/または後方領域よりも股領域の方が著しく幅狭となっている吸収コアを有するそうした用品に対して使用可能である。
以下、いくつかの実施形態および図面を参照してより詳細に説明する。
平らに引き伸ばされた状態の、おむつの形態の吸収用品の簡単な平面図である。 図1におけるII線に基づく断面図である。 図1におけるIII線に基づく断面図である。 図1に示す吸収用品と類似している、変形された実施形態の平面図を示す。 パンツおむつの透視図である。 体に面する側から見た、成形前の平らに引き伸ばされた状態のパンツおむつの平面図である。 どのように、着用者の股ポイント、吸収用品および対応する吸収コアが定められるかを示す図である。
〔規定〕
[吸収用品]
「吸収用品」という語は、体滲出液、尿、大便、または生理液などを吸収しかつ保持するために着用者の皮膚に対して配置される製品に関する。本発明は、主に、使用後に洗濯されるか、あるいは他の方法で吸収用品として回復されるかまたは再利用されることを意図されていない、使い捨てオムツに関するものである。
[内側液体透過性カバー]
内側液体透過性カバーは、吸収用品の内側カバーを形成し、かつ使用時に、着用者の皮膚に直接接触するよう配置される。内側液体透過性カバーは、例えば、スパンボンド、メルトブローン、カーデッド、ハイドロエンタングルド、ウェットレイドなどの不織材料を含んでいてもよい。適切な不織材料は、ウッドパルプまたは綿繊維などの天然繊維、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビスコースなどの人工繊維、あるいは天然繊維と人工繊維との混合物から構成できる。内側液体透過性カバー材料は、さらに、例えば欧州特許出願公開第1 035 818号明細書に開示されているように結合パターンによって互いに結合可能なトウ繊維から構成されていてもよい。内側液体透過性カバー材料のさらなる例として、多孔性フォーム、開孔プラスチックフィルムなどが挙げられる。内側液体透過性カバー材料に適した材料は、柔らかくかつ皮膚に刺激を与えないものであり、かつ例えば尿や体滲出液などの体液を直ちに透過させるものであることが望ましい。内側液体透過性カバーは、さらに、吸収用品のさまざまな部分において異なっていてもよい。
[外側液体不透過性カバー]
外側液体不透過性カバーは、少なくともコア領域において吸収用品の外側カバーを形成する。外側液体不透過性カバーは、例えばポリエチレンフィルムまたはポリプロピレンフィルムなどの薄手のプラスチックフィルム、液体不透過性材料で被覆された不織材料、耐液透過性のある疎水性不織材料、またはプラスチックフィルムおよび不織材料などのラミネートを含んでいてもよい。外側液体不透過性カバー材料は、吸収コアから水蒸気を逃がすことができる一方で液体が通過することを防止できるような、通気性を有するものであってもよい。通気性外側液体不透過性カバー材料の一例として、多孔性ポリマーフィルム、スパンボンドおよびメルトブローン層による不織ラミネート、多孔性ポリマーフィルムおよび不織材料のラミネートが挙げられる。
[吸収コア]
吸収コアは、従来の種類のものであってもよい。一般的に用いられる吸収材料の一例として、セルロースフラッフパルプ、ティッシュ層、エアレイド材料高吸収性ポリマー(いわゆる超吸収体)、吸収フォーム材料、吸収不織材料などが挙げられる。セルロースパルプ繊維と超吸収ポリマーとを吸収コア内において組み合わせることは一般的なことである。超吸収ポリマーは、0.9重量パーセントの塩化ナトリウムを含む水溶液の重量の少なくとも約20倍を吸収できる、水膨張性、水可溶性または水非可溶性の有機または無機材料である。超吸収材料として使用するのに適した有機材料は、多糖類、ポリペプチドなどと同様に、合成ヒドロゲルポリマーなどの合成材料を含むことができる。そうしたヒドロゲルポリマーは、例えば、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリラート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピリジンなどを含む。他の適切なポリマーは、アクリロニトリルグラフトスターチ水分解物、アクリル酸グラフトスターチ、およびイソブチレンマレイン酸無水物コポリマー、およびそれらの混合物を含む。ヒドロゲルポリマーは、好ましくは、材料が実質的に水不可溶性となるように軽度に架橋されている。好ましい超吸収材料は、さらに、超吸収性の粒子、繊維、フレーク、球体などの外側表面または外殻が超吸収体の内部よりも高い架橋密度となるように処理されるよう、表面架橋されている。超吸収材料は、粒子、繊維、フレーク、および球体を含む吸収複合材に使用するのに適した形態のものであってもよい。
高い吸収能力は、多量の超吸収材料を使用することによってもたらされる。セルロース繊維および超吸収材料などの親水性繊維のマトリクスを備える吸収コアに関して、超吸収材料の割合は、好ましくは重量で10から90%、さらに好ましくは重量で30から70%である。
吸収用品において、液体受容能力、液体拡散能力および貯蔵能力に関する異なる特性の層を備える吸収コアを有することは周知である。こうした異なる層は、さまざまな濃度の超吸収材料を有していてもよく、それによって、一つの層が超吸収材料を高い濃度で有していてもよく、かつ他の層が超吸収材料を重量で約10%未満となる低い濃度で有していてもよい。乳児用おむつおよび失禁用ガードにおいて一般的な薄手の吸収体は、多くの場合、セルロースフラッフパルプおよび超吸収ポリマーの、圧縮されるかまたは混合された層構造を備えている。吸収コアのサイズおよび吸収能力は、失禁をする幼児または成人用などのさまざまな用途に適するように変更可能である。
さらに、吸収コアは、主吸収体の上部に配置された取得拡散層を含んでいてもよく、かつそれは、排出された液体が主吸収コアによって吸収される前に、液体を迅速に収容しかつ一時的にそれを貯蔵するよう用いられる。そうした取得拡散層はこの技術分野において公知であり、かつ有孔繊維ワッディングまたはフォーム材料などからなってもよい。
[股ポイントおよび股ライン]
ウエストの周囲におむつを取り付けるために固定手段を有するおむつ、パンツおむつ、ならびに、ウエストの周囲に取り付けられるベルト部材を有するベルト付き用品などのタイプの、吸収コアが一体化されるように吸収コアを支持しかつ着用者のウエストの周囲に取り付けられる基体を有する吸収用品に関して、股ポイントは、例えば欧州特許第0 969 784号明細書におけるように規定されるものである。そうした用品に関して、股ポイントは、立位状態の着用者に吸収用品を配置し、続いて8の字形状で、脚36,37の周囲に、伸張可能な細糸(filament)を配置することによって規定される(図7参照)。フィラメントの交差のポイントに対応する用品および吸収コアにおけるポイントを、股ポイント34とみなす。股ポイントが、意図された様式で吸収用品を着用者に位置させること、および交差したフィラメントが用品/コアと接触するであろう位置を規定することによって、決定されることを理解されたい。
着用者の下着に配置されるよう意図された吸収パッドの形態の用品に関しては、股ポイント34は、横方向および長手方向における、吸収コアの最も幅の狭い部分の中央に配置される。
股ラインは、図1に示すように股ポイント34を通って延在する用品/コアの横方向xにおけるラインである。
[股領域]
股領域は、使用時に、着用者の脚同士の間に位置される用品の幅狭部であり、かつ一般的な場合において、「股領域」4は、まず、吸収コア34の股ポイント34を位置決めし、続いて、コアの全長の25%の距離を前方およびお後方に測定することによって決定される。吸収コアが用品内に非対称的に配置され、例えばコアの主部が用品の前方の方へ配置され、かつコアの後方縁部が股ポイントからコアの全長の25%以下に等しい距離をおいて配置される場合においては、股領域は、コアの後端部から股ポイント34までかつコアの全長の25%前方の距離に延在するようになるか、反対に、コアは、用品の後方へ配置されるようになる。したがって、一般的な場合において、吸収コアの「股領域」は、股ポイント34がコア領域の長手方向中央部に位置させられる場合には、(長手方向、y方向において)吸収コアの全長の50%に対応するようになる。上述したように非対象的に配置されたコアに関して、股領域4は、コアの全長の50%より短くてもよく、股ポイント34は、股領域4の長手方向中央部から外れて位置決めされてもよい。図1において、股領域4は、横方向ラインtおよびtによって規定された長手方向内にある。
[前方領域]
吸収用品の前方領域は、用品のウエスト縁部、用品の長手方向側縁部、用品の脚開口の一部、ならびに横方向ラインtによって規定される。
[後方領域]
後方領域も同様の様式:用品のウエスト縁部、用品の長手方向側縁部、用品の脚開口の一部、ならびに横方向ラインtによって規定される。
[漏出バリア]
漏出バリア、あるいは、いわゆるコンテインメントまたはバリアは、吸収構造体に並んで実質的に長手方向に延在している。これらの漏出バリアは、用品の内側カバーに取り付けられた自由側方内側弾性側部(遠位部)と側方外側側部(近位部)とを有しており、漏出バリアの弾性遠位側部は、吸収用品の内側カバーから隆起している。そうした隆起漏出バリアは、吸収用品から対滲出液の漏出が生じることを低減することに役立つ。
図1には、平らに引き伸ばされた吸収用品の簡単な平面図を示す。図1に示す吸収用品は、ズボンにおけるパッドとして使用されるよう意図された失禁ガードの形態のものである。用品1は、長手方向yおよび横方向xを有しており、かつその長手方向において、前方領域2、後方領域3、およびそれらの間の股領域4を有している用品は、脚開口5a,6aを規定する、内側を向く脚輪郭を有する一対の長手方向側縁部5および6、ならびに一対の横方向ウエスト縁部7および8によって規定されている。
吸収用品の前方領域2は、用品の前方横方向ウエスト縁部7、用品の長手方向側縁部5,6、用品の脚開口5a,6aの一部、ならびに横方向ラインtによって規定されている。横方向ラインtの位置は、上記様式、用品の股ポイント34を規定し、続いて長手方向における吸収コアの選択された距離を測定することによって規定される。前方領域は、図1にaで示された用品の長手方向yにおける広がりを有している。後方領域3は、上記様式:用品の後方横方向ウエスト縁部8、用品の長手方向側縁部5,6、用品の脚開口5a,6aの一部、ならびに横方向ラインtによって規定されている。後方領域3は、図1にaで示された用品の長手方向yにおける広がりを有している。
股領域4は、使用時に着用者の脚の間に位置する用品の幅狭部であり、かつ用品の脚開口5a,6aによって長手方向縁部においてかつ上記二つの横方向ラインtおよびtによって横方向縁部において規定されている。股領域4は、図1にaで示された用品の長手方向yにおける広がりを有しており、かつ上記様式、用品の股ポイント34を規定し、続いて長手方向における吸収コアの選択された距離を測定することによって規定される。
図7には、吸収用品と吸収用品の吸収コアとの股ポイント34が、立位状態の着用者に吸収用品を配置し、続いて8の字形状で、脚36,37の周囲に、伸張可能な細糸を配置することによって規定されるという方法を示す。この方法は、上述したように、吸収コアを支持しかつ着用者のウエストの周囲に取り付けられる基体を有するタイプの、
例えば、ウエストの周囲におむつを取り付けるための固定手段を有するおむつ、パンツおむつ、およびウエストの周囲に取り付けられるベルト部材を有するベルト付きおむつのタイプの吸収用品に適用可能である。ただし、例えば図1に示すような、着用者の下着に取り付けることが意図された吸収パッドに関しては、股ポイント34は、横方向および長手方向において、吸収コアの最も幅が狭い部分の中央部として規定される。
最も一般的な形態において、用品は、吸収コア9と、吸収コアを封入するカバーとを備えている。当該カバーは、吸収コア9の着用者に面する側における内側液体透過性カバー10と、吸収コアの下着に面する側における外側液体不透過性カバー11とを備える。内側液体透過性カバー10は、多くの場合、トップシートなどに関連しており、一方で、外側液体不透過性カバー11は、多くの場合、バックシートなどに関連している。
内側カバー10および外側カバー11は、吸収コア9の周縁部を越えて外側に延在しており、かつ例えば接着あるいは熱または超音波による融着によって互いに結合された内側表面を有している。内側および外側カバー材料は、さらに、例えば接着剤によって吸収コア9に結合されていてもよい。代替実施形態においては、内側カバー10は除去されていてもよく、かつ吸収コア9が着用者に対して直接的に配置されていてもよい。
図1における吸収コア9は、w1で示された股領域における最も小さな幅、ならびにw2で示された後方および/前方領域における最も大きな幅を有している。
用品は、さらに、内側カバー10に対する接合部12cおよび13cの各ラインの間で測定された距離dで、用品の横方向xにおいて互いに離間された、長手方向に延在する内側および外側弾性漏出バリア12および13を備えている。図2および3に示すように、各内側および外側漏出バリア12および13は、側方外側近位縁部12aおよび13aのそれぞれと、側方内側遠位縁部12bおよび13bのそれぞれと、各遠位縁部を内側カバー10から離間させる弾性部材17および18のそれぞれと、有している。漏出バリア12および13は、それらの近位縁部12aおよび13aにおいて、吸収コア9の側方の外側あるいは吸収コア9の上のいずれかにおいて、吸収コア9の側方縁部に隣接する内側カバーシート6に対して取り付けられている。取り付けは、例えば接着剤、超音波融着、または熱結合によってなされる。内側カバー10に対する漏出バリア12および13の接合部のラインは、それぞれ、12cおよび13cで示されている。
漏出バリア12,13は、それぞれの横方向端部において、平らな状態となっており、かつ例えば接着剤、超音波融着、または熱結合によってその遠位縁部12b,13bにおいても内側カバーに取り付けられている。これにより、漏出バリア12,13はポケットを形成するようになる。図1においては、漏出バリア12,13の取り付け部を、影を付けて示す。
図1において、漏出バリア12,13の遠位縁部12b,13bは、平らに引き伸ばされた状態で示されているため、それらは、内側カバー10から隆起していない。ただし、図2および図3においては、漏出バリア12,13は隆起した状態で示されており、その遠位縁部12bおよび13bは内側カバー10から持ち上げられている。
内側漏出バリア12は、横方向xにおいて最も小さな幅eを有する股領域4の部分に少なくとも沿って、かつ少なくとも5cmの長さbに沿って延在している。内側漏出バリア12は、少なくとも8cmの、好ましくは少なくとも10cmの、さらに好ましくは少なくとも12cmの、最も好ましくは少なくとも15cmの長さbに沿って延在していることが望ましい。漏出バリアの長さbは、平らに引き伸ばされた状態で、弾性遠位縁部12bの長柄方向の広がりに関して測定されたものである。内側漏出バリア12は、用品の全長にわたって延在していてもよい。好ましくは、それは、30cmより大きな長さを超えて延在しておらず、かつより好ましくは25cmより大きな長さを超えては延在していない。
外側漏出バリア13は、用品の前方領域2および/または後方領域3の少なくとも一部の少なくとも一部に沿って延在しており、一方で、股領域4の少なくとも一部は、延在する内側漏出バリア12に沿って、漏出バリア13から開放されるようになっている。外側漏出バリア13は、各前方および後方領域の各横方向端縁部7および8までずっと延在していてもよく、あるいは、その内側の距離において終端をなしていてもよい。股領域4に面する外側漏出バリア13の端部は、内側漏出バリア12が終端をなす場所で用品の長手方向yにおいて始まっており、かつ、好ましくは、その場所には、長手方向yにおいて、互いに面する内側および外側漏出バリアの端部の間に、5mm以下のギャップが存在する。外側漏出バリア13は、脚開口5a,6aまでずっと延在していてもよい。内側および外側漏出バリアの端部は、内側カバーから隆起した弾性遠位縁部12bおよび13bの端部として規定される。好ましい実施形態において、互いに面する内側および外側漏出バリアの端部の間には、長手方向yにおいてはギャップがなく、かつ、好ましくは、長手方向において、それらの間にはオーバーラップ部fが存在する。このオーバーラップ部fは、0.5から10cm、好ましくは1から5cmの間で変更できる。
それぞれの内側および外側漏出バリアの接合部12c,13cの各ラインの間の横方向における距離dは、股領域ならびに前方および/または後方領域のそれぞれにおける吸収コアの幅における距離、すなわち、幅w1およびw2の間の距離に応じて変更可能であるが、好ましくは、距離dは、少なくとも1cmとなっている。前方および後方領域における吸収コアの幅が、同じであっても、あるいは異なっていてもよいことを理解されたい。吸収コアの幅が前方および後方領域において異なっている場合、距離dは、前方および後方領域におけるように異なっていてもよい。あるいは、外側漏出バリア13は、前方または後方領域のいずれかにおいてだけ設けられていてもよい。
本発明は、主に、w1およびw2の間に著しい差異を有する吸収用品に適用可能である。もしw2が、吸収コアの最も幅の広い部分(前方領域、または後方領域あるいは前方および後方領域の両方のいずれであってもよい)において測定された場合には、w2は、好ましい実施形態において、w1よりも少なくとも20%大きな、好ましくは少なくとも25%大きな、さらに好ましくはw1よりも少なくとも30%大きなものとなっている。
外側漏出バリア13同士は、図1に示す実施形態において、股領域4の最も幅の狭い部分において、股領域4の幅eを超える距離だけ離間されている。これは、各近位縁部13a同士の間の距離に対しても、各近位縁部13b同士の間の距離に対しても適用できる。代替実施形態において、外側漏出バリア13の少なくとも遠位縁部13b同士の間の距離は、最も狭い股幅eよりも小さいものとなっている。
図4に示すさらなる実施形態において、外側漏出バリア13の遠位縁部13b同士の間の距離は、最も狭い股幅eよりも小さくなっており、かつ、弾性部材18を含む近位縁部は、股領域aの全長にわたって延在し、かつ最も狭い股幅を有する股領域の少なくとも一部において用品の内側カバー10に対して取り付けられかつ平らな状態にされることによって、非活性化されており、それによって、外側漏出バリア13が当該領域において隆起することが防止されるようになっている。代替的に、外側漏出バリア13の弾性遠位縁部13bは、脚開口領域における脚用弾性部を形成するようになり、それによって、付加的な脚弾性要素が提供されるようになる。また、外側漏出バリア13の遠位縁部13b同士の間の距離を最も狭い股幅eよりもわずかに大きくすることも可能であり、それによって、外側漏出バリア13の、弾性部材18を含む遠位縁部13bは、股領域aの全長に沿っては延在せず、その最も幅の狭い部分の外側に配置されかつそれよりも幅広である股領域aの一部にのみ沿って延在するようになる。この場合、最も狭い股幅に近接する領域は、外側漏出バリアの弾性遠位縁部によって提供された脚用弾性部から開放されるようになる。
脚用弾性部が、外側漏出バリア13の弾性遠位縁部13bによってもたらされる場合において、それは、用品の股領域における内側カバーに取り付けられ、脚用弾性部として機能するよう、股領域において少なくとも5cmの長さに沿って、上述したような状態で設けられることが望ましい。
それぞれの内側漏出バリア12の近位縁部12aおよび遠位縁部12bの間の距離は、最も狭い股幅の半分以下である、すなわち1/2×e以下であることが望ましい。
各漏出バリア12,13の近位縁部12a,13aの間の距離と同様にその遠位縁部12b,13bの間の距離および接合部12c,13cのラインの間の距離は、非収縮状態で内側カバー10に対して平らに引き伸ばされたときに測定される。また、股幅は、図1に示すように、おむつが平らに引き伸ばされた状態で測定されたものである。
内側および外側漏出バリア12および13は、その遠位縁部12b,13bの接合部12c,13cの各ラインの間で測定した場合に、同じ高さを有していてもよい。あるいは、外側漏出バリア13の高さは、内側漏出バリアの高さよりも大きい。さらなる実施形態において、内側漏出バリア12は、外側漏出バリア13よりも高い。前方および後方領域2および3における外側漏出バリア13は、同じ高さを有していてもよく、あるいは、外側漏出バリアは、後方領域におけるよりも前方領域2におけるほうが高いか、または、前方領域2におけるよりも後方領域3におけるほうが高くなっていてもよい。内側漏出バリア12は、好ましくは、1から5cmの高さを有しており、その一方で、外側漏出バリア13は、好ましくは1から8cmの高さを有している。
内側および外側漏出バリア12および13は、製造工程中に、断続的に吸収用品に対して付加されかつ取り付けられる。あるいは、外側漏出バリア13は、連続的に付加され、続いて、脚開口5a,6aの切断がなされるときに、股領域4において切り取られる。後者の場合、外側漏出バリアの間の距離は、最も狭い股幅eを超えていてもよく、それによって、すべての外側漏出バリア13は、当該領域から切り取られるようになる。あるいは、外側漏出バリア同士の間の距離は、最も狭い股幅eよりもわずかに狭くてもよく、それによって、外側漏出バリア13の、弾性部材18を含む遠位縁部13bに近接する領域の一部が、上記様式で脚用弾性部を形成するように内側カバー10に留まりかつ取り付けられるようになる。
上述したように、図1に示す吸収用品は、ズボンに使用される吸収パッドとして設計されている。それには、従来の様式で、パンツに固定されるように外側カバーの外面に粘着性ストリングの形態の固定手段が設けられる。ただし、吸収用品がおむつまたは、パンツ形状を呈するように接着テープまたは面ファスナーなどの固定手段によって着用者のウエストの周囲に一緒に固定されるよう意図された失禁用衣類などの他の公知のタイプのものであってもよいことを理解されたい。用品は、着用者のウエストの周囲に用品を固定するために、後方領域に取り付けられたベルト部材を有するベルト付き用品であってもよい。用品には、さらに、脚用弾性部、ウエスト用弾性部などのさらなる特徴がもたらされてもよい。
用品は、さらに、パンツおむつ、生理用パンツまたは失禁用パンツなどのパンツ型用品であってもよい。パンツ型吸収用品の一例を図4および図5に示す。パンツ型用品の前方および後方面材2および3は、ウエスト開口19および一対の脚開口20を規定するよう、側方シーム18を形成するその長手方向側縁部に沿って互いに結合されている。
図4および図5に示すパンツ型用品は、上述したように吸収コア9と、液体透過性内側カバー10と、液体不透過性外側カバー11と、コア領域21の外側の基体領域とを備えている。基体は、前方領域2と、後方領域3と、弾性ウエストバンド25を有するウエスト領域とを備えている。基体領域の少なくとも一部は、例えば弾性ラミネートなどの弾性ウェブ材料の形態の軟質でありかつ快適な材料からなるカバーシート22を含んでいる。そうしたパンツ型用品の一例が、国際公開第2005/122985号パンフレットおよび国際公開第2006/093439号パンフレットに開示されている。カバーシート22として使用される弾性ラミネートに関するさらなる詳細はこれらの文献を参照されたい。
弾性ラミネートのさらなる例として、弾性材料を伸長させた状態で非弾性材料を弾性材料と結合させ、それによって弾性材料が弛緩する際に、非弾性材料が、弾性材料と結合された部位同士の間で寄り集まるようになっている、伸縮−結合ラミネートが挙げられる。また、幅方向に伸張しかつ復元可能なネック結合ラミネートを製造するために、弾性シートに対してネックド材料(necked material)を積層する(または結合する)ことが知られている。この処理は、その広がりに対して直交する方向におけるその寸法を低減させるために、非弾性部材のみが一方向(通常は長さ方向)に広げられかつ横方向にくびれをつけられると同時に、非弾性部材に結合された弾性材料に影響を与えるようになる。さらに、不織ウェブを伸張させるために、かみ合い溝付きローラーおよびディスクを使用することも知られている。例えば、弾性ラミネートを形成するために、不織布などの弾性および非弾性(伸縮可能な)ウェブから形成されたラミネートを伸張させるべく、一般的に、溝付きローラーを使用することが知られている。
弾性ラミネート22は、コア領域21ならびに全前方および後方面材2および3を含む用品全体を被覆してもよい。ただし、好ましい実施形態によれば、用品の股領域4の実質的な部分は、弾性ウェブ材料22から開放されている。本明細書において使用される「実質的な部分」という語は、その少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%を意味している。
好ましくは非弾性不織材料である股領域ウェブ材料23は、用品の股領域4に配置されており、かつ弾性前方および後方面材2および3とオーバーラップしている。股領域ウェブ材料23は、オーバーラップする様式で、前方および後方面材2および3のそれぞれに対して、超音波融着24、温間結合、冷間結合、接着糸などによって結合されている。
弾性ウエストバンド25がさらに設けられており、それは実質的に非弾性の不織ウェブを備えており、これは、弾性糸などの細長い弾性部材26によって弾性が付加されかつ収縮可能に不織材料などの材料層の間に固定されている。弾性スレッド27は、用品の脚開口5および6の周囲に配置されてもよい。
液体不透過性バックシート材料11は、吸収コア9ならびに吸収コア9のすぐ外側に隣接する領域の下に配置される。液体不透過性バックシート11によって被覆された領域は、コア領域21として規定される。股不織材料23は、用品の股領域4における液体不透過性バックシート11の衣類に面する側に配置されている。コア領域21は、前方および後方面材2および3へと延在しており、それによって、弾性ウェブ材料22およびお液体不透過性バックシート11は、コア領域21の外側部分においてオーバーラップしており、このものにおいて、弾性ウェブ材料22は、液体不透過性バックシート11の衣類に面する側に配置されている。
一実施形態において、吸収コア9の表面積は、用品を平らに引き伸ばした状態で測定した用品の全表面積の、50%未満、好ましくは40%未満に達する。弾性ラミネート22は、前方および後方面材2および3の少なくとも一部の単独の構成要素を構成している。
弾性ラミネート22を使用する場合には、前方および後方面材2および3を結合するための付加的な弾性側方面材が必要とされなくなる。
内側漏出バリア12は、パンツ型用品の股領域4に配置されており、かつ吸収コア9に沿って延在している。外側漏出バリア13は、用品の前方領域2および後方領域3における吸収コア9の幅広部に沿って延在しており、その一方で、延在する内側漏出バリア12に沿う股領域4の少なくとも主要部は、外側漏出バリア13から開放されている。好ましくは、コア領域21の外側の前方および後方領域には、外側漏出バリアは存在しない。
本発明は、隆起した漏出バリアを有するいかなるタイプの吸収用品に適用されてもよい。特に、上記股領域ならびに前方および/または後方領域のそれぞれにおける吸収コアの幅に関して相対的に大きな差異を有する用品に有用である。本発明による利点の一つは、吸収コアの向上された利用率が提供され、それによって、漏出の可能性が低減されることである。さらに、本発明によって、向上された快適性およびフィット性がもたらされ、かつ男性の着用者と同様に女性の着用者へも適するようになる。女性の着用者に関して、吸収能力は、主に、股領域および後方領域において必要とされる一方で、男性の着用者に関して、吸収能力は、主に、前方および股領域において必要とされる。
本発明のさまざまな変更が特許請求の範囲に記載された内容の範囲内で可能であることを理解されたい。
1 吸収用品
2 前方領域
3 後方領域
4 股領域
5,6 長手方向側縁部
5a,6a 脚開口
7,8 ウエスト縁部
9 吸収コア
10 内側カバー
11 外側カバー
12,13 漏出バリア
12a, 13a 側方外側側部
12b, 13b 弾性側部
12c,13c 接合部
17 弾性部材
18 側方シーム
19 ウエスト開口
20 脚開口
21 コア領域
22 弾性ラミネート
23 股領域ウェブ材料
24 超音波融着部
25 弾性ウエストバンド
26 弾性部材
27 弾性スレッド
34 股ポイント
36,37 脚

Claims (15)

  1. 吸収コア(9)と、体に面する液体受容面材(10)と、液体不透過性の下着に面する面材(11)と、を具備してなる吸収用品であって、前記用品は、長手方向(y)と横方向(x)とを有しており、かつ一対の長手方向側縁部(5,6)と一対の横方向側縁部(7,8)とによって規定されており、前記用品は、その長手方向において、前方領域(2)と、後方領域(3)と、それらの間の股領域(4)とを具備してなり、前記用品は、実質的に長手方向に延在する漏出バリア(12;13)をさらに具備してなり、前記漏出バリア(12;13)のそれぞれが、自由側方内側弾性側部(12b;13b)と側方外側側部(12a;13a)とを有しており、前記漏出バリアの前記弾性側部(12b;13b)は、前記吸収用品の前記内側カバー(10)から隆起しており、
    前記用品は、前記吸収コア(9)の各側部に沿う実質的に長手方向に延在する内側漏出バリア(12)と外側漏出バリア(13)とを具備してなり、前記内側および外側漏出バリアは、前記用品の前記横方向(x)において互いに離間されており、前記内側漏出バリア(12)は、横方向(x)における最小幅(e)を有する前記股領域(4)の一部に少なくとも沿って、かつ少なくとも5cmの長さ(b)に沿って延在しており、かつ、前記外側漏出バリア(13)は、前記用品の前記前方領域(2)および/または後方領域(3)の少なくとも一部に沿って延在しており、延在している前記内側漏出バリア(12)に沿う前記股領域(4)の少なくとも一部が、隆起した外側漏出バリア(13)から解放されていることを特徴とする吸収用品。
  2. 前記内側漏出バリア(12)は、少なくとも8cmの、好ましくは少なくとも10cmの、さらに好ましくは少なくとも12cmの、最も好ましくは少なくとも15cmの長さ(b)に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の吸収用品。
  3. 前記前方領域(2)と前記後方領域(3)との少なくとも実質的な部分が、前記内側漏出バリア(2,3)から解放されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸収用品。
  4. 前記内側漏出バリア(12)は、30cm以下の、好ましくは25cm以下の長さ(b)に沿って延在していることを特徴とする請求項3に記載の吸収用品。
  5. 長手方向(y)において、内側漏出バリア(12)と外側漏出バリア(13)との間に、0.5cmから10cmの、好ましくは1cmから5cmのオーバーラップ部(f)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の吸収用品。
  6. 前記内側漏出バリア(12)は、前記内側カバー(10)に取り付けられた前記自由側方内側弾性側縁部(12b)および前記対向側方外側側縁部(12a)から測定した場合に、1から5cmの高さ(h)を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の吸収用品。
  7. 前記外側漏出バリア(13)は、前記内側カバー(10)に取り付けられた前記自由側方内側弾性側縁部(13b)および前記対向側方外側側縁部(13a)から測定された場合に、1から8cmの高さ(h)を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の吸収用品。
  8. 前記外側漏出バリア(13)の前記側方内側弾性側部(12b;13b)は、前記股領域(4)の少なくとも一部に沿って延在しているが、前記用品の前記内側カバー(2)に取り付けられることによって前記領域の少なくとも一部において非活性化されており、これによって、それが隆起することが防止されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の吸収用品。
  9. 前記外側漏出バリア(13)の前記側方内側弾性側部(12b;13b)は、前記用品の長手方向(y)において、少なくとも5cmの長さにわたって前記非活性化状態で、前記股領域(4)に沿って延在していることを特徴とする請求項8に記載の吸収用品。
  10. 前記股領域(4)における前記吸収コア(9)は、20cm以下の、好ましくは18cm以下の横方向(x)における最小幅(w1)を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の吸収用品。
  11. 前記吸収コア(9)は、前記前方領域(2)および/または後方領域(3)における最大幅(w2)を有しており、それは、前記用品の前記股領域(4)における前記吸収コア(9)の前記最小幅(w2)よりも、少なくとも20%、好ましくは少なくとも25%、さらに好ましくは少なくとも30%大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の吸収用品。
  12. 前記外側漏出バリア(13)が、前記用品の前記前方および後方領域(2,3)のいずれにも設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の吸収用品。
  13. 前記用品は、パンツおむつ、生理用パンツまたは失禁用パンツなどのパンツタイプの吸収用品であり、前記用品は、吸収コア(9)を具備してなるコア領域(21)と、前記コア領域を取り囲む基体とを有しており、前記基体は、前方、後方およびウエスト領域(2,3および25)を具備してなり、前記コア領域は、前記用品の少なくとも前記股領域(4)に配置されており、液体不透過性外側カバー(11)が、前記吸収コア(9)の衣類に面する側において少なくとも前記コア領域(4)に配置されており、かつ液体透過性内側カバー(10)が、前記吸収コア(9)の着用者に面する側において少なくとも前記コア領域(21)に配置されており、前記基体領域(4)の少なくとも一部における前記用品は、弾性ウェブ材料(11)の形態の外側カバーシート(10)を具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の吸収用品。
  14. 前記内側および外側漏出バリア(12,13)は、前記用品の前記コア領域(21)に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の吸収用品。
  15. 前記吸収コア(9)の表面積が、前記用品が平坦に引き伸ばされた状態の前記用品の全表面積の、50%以下、好ましく40%以下となっていることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の吸収用品。
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