JP2010521407A - マイクロチャネルおよびナノチャネル物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
内部を通過するチャネルを有する物品の製造方法は:少なくとも1つのマクロチャネルを画定する延性構造物を提供するステップであって、マクロチャネルが塩を含有するステップと;少なくとも1つのマクロチャネルの軸線方向に延性構造物を延伸してマクロチャネルの直径を減少させるステップと;塩を溶媒と接触させて塩を溶解させ、少なくとも1つのマイクロチャネルを有する物品を作製するステップとを含む。
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2007年3月16日に出願された米国特許出願第11/687,201号の優先権を主張し、この開示全体は参照として本明細書に援用される。
本出願は、2007年3月16日に出願された米国特許出願第11/687,201号の優先権を主張し、この開示全体は参照として本明細書に援用される。
特に参照されるものは、2006年12月19日にドゥルソ(D’Urso)およびシンプソン(Simpson)に対して発行され「鋭い表面特徴を有する規則的な複合材料」(Composite,Ordered Material Having Sharp Surface Features」と題される米国特許第7,150,904号であり、この開示全体は本明細書に参照として組み入れられ;この出願は米国特許出願公開第2006/0024478号として一般に公開されている。さらに特に参照されるものは、2006年7月28日にドゥルソ(D’Urso)およびシンプソン(Simpson)によって出願され「延伸材料中にマイクロチャネルを形成する方法」(Method of Producing Microchannels in Drawn Material」と題される米国特許出願第11/460,658号であり、この開示全体は本明細書に参照として組み入れられ;この出願は米国特許出願公開第2008/0026188号として一般に公開されている。
米国連邦支援研究に関する言及
米国政府は、米国エネルギー省とUT−バテルLLC(UT−Battelle,LLC)との間の契約番号DE−AC05−000R22725に準拠して本発明における権利を有する。
米国政府は、米国エネルギー省とUT−バテルLLC(UT−Battelle,LLC)との間の契約番号DE−AC05−000R22725に準拠して本発明における権利を有する。
延伸方向にマイクロチャネルまたはナノチャネルを有する「構造化」延伸ガラスの製造方法は2種類が一般に知られており、使用されている。第1の方法は、2種類のガラスを含有するプリフォームから開始する。コアガラスは酸中で容易にエッチングされ、一方クラッドガラスはエッチングされない。このプリフォームは繊維になるまで延伸され、延伸方向に対して垂直にセグメントに切断され、それらのセグメントは互いに平行に束ねられる。延伸プロセスおよびバンドリング(bundling)プロセスは何回も繰り返すことができる。最後に、最終の束が融解され、延伸方向に対して垂直に所望の厚さのセグメントにスライスされ、コアガラスがエッチングによって両側から除去されて、配列した孔が残留する。これに関する問題は、1つのセグメントの厚さが数ミリメートルを超える場合、ますます長く細いチャネルを通してコアガラスがエッチングされて除去されるためエッチングプロセスには非常に長時間が必要になることである。製造された物品は、マイクロチャネルまたはナノチャネルガラスとして知られている。
第2の方法は、構造化光ファイバー(フォトニック結晶ファイバーまたはホーリーファイバーとも呼ばれる)の製造に使用される。この場合、プリフォームは内部を通過する孔(マクロチャネル)を有し、これは、延伸前に、中実および中空の棒を束ねることによって、または2種類のガラスを束ね、融解させ、一方のガラスをエッチングにより除去することによって製造することができる(ファルケンシュタイン(Falkenstein)ら,Optics Letters vol.29,p.1858,2004)。いずれの場合も、プリフォームは、延伸の準備ができているときには内部を通過する孔を有する。次にプリフォームは1回または繰り返し延伸されることで、繊維が形成される。これに関する問題は、最終融解プロセス中に孔の破壊および変形、あるいはそのどちらか一方が起こりやすいことである。
ファルケンシュタイン(Falkenstein)ら,Optics Letters vol.29,p.1858,2004
本発明の一態様によると、前述のおよびその他の目的は、内部を通過するチャネルを有する物品の製造方法によって実現され、この方法は:少なくとも1つのマクロチャネルを画定する延性構造物を提供するステップであって、マクロチャネルが塩を含有するステップと;少なくとも1つのマクロチャネルの軸線方向に延性構造物を延伸して、マクロチャネルの直径を減少させるステップと;塩を溶媒と接触させて塩を溶解させ、少なくとも1つのマイクロチャネルを有する物品を作製するステップとを含む。
本発明の別の一態様によると、内部を通過するマイクロチャネルを有する物品の製造方法は:内部を通過する少なくとも1つのマクロチャネルを画定する延性構造物を提供するステップと;少なくとも1つのマクロチャネル中に塩組成物を配置するステップと;延性構造物を延伸することが可能でありかつ塩が溶融するのに十分な温度に延性構造物を加熱するステップと;延性構造物を延伸して少なくとも1つのマクロチャネルの直径を減少させるステップと;延伸した延性構造物を冷却するステップと;塩を溶媒と接触させて塩を溶解させ、少なくとも1つのマイクロチャネルを有する物品を作製するステップとを含む。
複数の図面にわたって実質的に同一であるいくつかの要素は、類似の番号が引き出し線により割り当てられている。
本発明をより良く理解するために、他のおよびさらなる目的、利点、およびそれらの可能性とともに、上述の図面と関連した以下の開示および添付の特許請求の範囲が参照される。
本発明の方法は、内部を通過するマイクロチャネルまたはナノチャネルが望まれる、適切な構造組成物の選択から始められる。周知の用語であるマイクロチャネルおよびナノチャネルは、本発明の説明の目的で交換可能であると見なされ、一般的な理解では、ナノチャネルはマイクロチャネルよりも直径が小さいと一般に見なされる。
延性構造物(すなわち本体)は、周知の基準によって意図する用途に適切となるように選択されるべきである。ガラスおよびガラス状組成物は、たとえば管などの延性構造物の製造に特に適している。さらに、ある種のポリマーなどの他の非晶質および/または半結晶質の組成物を使用することもできる。延性は、破断せずに張力によって永久変形する性質であり、これは本発明による適切な構造組成物の重要な性質である。延性構造物は、所定の断面サイズからより小さい断面サイズまで延伸できる能力を有する必要がある。
適切な延性構造物から、1つ以上の管を形成することができ、その内部が本明細書においてマクロチャネルと呼ばれる。管の内面および外面は、断面形状に関しては同じであっても異なっていてもよく、環状、円形(輪)、三角形、長方形、六角形、他の多角形、あるいは延伸プロセス中に所望の形状を維持または形成するのに適したあらゆる他の形状であってよい。管の断面形状は本発明にとって重要ではないが、物品の一部の特定の最終用途では重要となりうる。
適切な延性構造物が選択された後、適切な塩組成物(本明細書では以降、単純に塩と記載する場合が多い)が選択される。適切な塩組成物は、1種類の塩化合物、または異なる塩化合物の混合物を含むことができる。以下の4つの条件に適合するように塩が選択されることが好ましい(しかし必ずしも必要ではない):
a.塩の溶融温度は、延性構造物の延伸温度よりも低くなるべきである。それによって、延性構造物が延伸されるときに、塩は延性構造物とともに流動する。
b.塩の溶融温度は、延性構造物の融解温度よりも高くなるべきである。これによって、最終的な束が融解するときに、塩によってチャネルの形状が維持され、チャネルの崩壊が防止される。
c.塩のイオンは、延性構造物中のイオンと一致するか、または延性構造物中のイオンに対して不活性となるべきであり、それにより、延性構造物および塩の間のイオン交換によって、延性構造物の組成が変化することがないか、あるいは、このような変化によって、マイクロチャネル物品の意図される用途に対して悪影響が生じないかのいずれかとなる。
d.塩は、水、または顕著な程度で延性構造物を溶解させたりエッチングしたりすることがない別の溶媒に対して可溶性であるべきである。
e.塩または塩溶液の、可能性のあるあらゆる毒性または他の危険性は、安全性および環境の目的あるいはそのどちらか一方に関してこれらの最小化が賢明である場合には、それらを考慮し軽減すべきである。
a.塩の溶融温度は、延性構造物の延伸温度よりも低くなるべきである。それによって、延性構造物が延伸されるときに、塩は延性構造物とともに流動する。
b.塩の溶融温度は、延性構造物の融解温度よりも高くなるべきである。これによって、最終的な束が融解するときに、塩によってチャネルの形状が維持され、チャネルの崩壊が防止される。
c.塩のイオンは、延性構造物中のイオンと一致するか、または延性構造物中のイオンに対して不活性となるべきであり、それにより、延性構造物および塩の間のイオン交換によって、延性構造物の組成が変化することがないか、あるいは、このような変化によって、マイクロチャネル物品の意図される用途に対して悪影響が生じないかのいずれかとなる。
d.塩は、水、または顕著な程度で延性構造物を溶解させたりエッチングしたりすることがない別の溶媒に対して可溶性であるべきである。
e.塩または塩溶液の、可能性のあるあらゆる毒性または他の危険性は、安全性および環境の目的あるいはそのどちらか一方に関してこれらの最小化が賢明である場合には、それらを考慮し軽減すべきである。
適切な延性構造物でできた少なくとも1つの管には適切な塩組成物が充填される。管には粉末または結晶の塩粒子を充填することができるし、管の内側を塩の層でコーティングすることもでき、これが管を完全に満たす必要はない。
塩が充填された管の束を使用して続行することができる。図1は、一例として、六角形の外面14およびマクロチャネル16を画定する円形の内面を有するガラス管12の束10を示しており、本発明はこれらの特定の形状に限定されるものではない。マクロチャネル16には適切な塩組成物18が収容される。
延伸、バンドリング、およびスライシングは、好ましくは前述の参照の公開特許出願の教示のように行われる。延伸プロセス中、ガラス管は軟化点まで加熱されて、融解してモノリスになる。塩は溶融し、溶融した塩が管を満たすことで、崩壊が防止され、崩壊および変形した、あるいはそのどちらか一方のマイクロチャネルの形成が最小限となる。延伸、バンドリング、およびスライシングを繰り返すことで、所望の物品の所望の寸法が得られるプリフォームを作製することができる。たとえば、大きさ、アスペクト比、チャネルの数、チャネルの大きさ、およびチャネルの間隔などの物品の寸法に関しては特に限定されない。
図2は、延伸および融解の後でプリフォーム20となったガラス管の束を示している。ガラスモノリス22は、十分に形成され塩が充填されたマイクロチャネル24を有する。
続いて、塩組成物は溶媒によって溶解され、プリフォームから除去される。プリフォームを単純に水中に浸漬して塩を溶解させることができ、崩壊または他のゆがみがほとんどまたは全くないよう十分に維持されたチャネルを残すことができる。この水は、加熱およびかき混ぜ(たとえば循環、撹拌、または超音波処理によって)の両方、あるいはそのどちらか一方を行うことで、塩の溶解および除去をさらに促進することができる。塩が各チャネルの内側を単純に被覆しているだけの場合には、チャネル内に強制的に水を流し込むこともできる。この結果得られたマイクロチャネルまたはナノチャネルガラスは、残留する塩を除去するために、チャネル内に強制的に水を流し込むことで洗浄することができる。図3は、図2に示されるようなプリフォームから作製したマイクロチャネルガラス30の物品の一例を示している。マイクロチャネルガラス物品30は、複数のマイクロチャネル26を画定するガラスモノリス22を含む。
図4を参照すると、バンドリングは、複数の管12をより大きな管(シース)32の中に挿入してシース付き束40を形成することによって行うことができる。これは、より厚くより頑丈な外面を有する物品が一般に得られるので、最終バンドリングステップに特に有益となりうる。ガラス管12は、六角形の外面14およびマクロチャネル16を画定する円形の内面を有するが、本発明はこれらの特定の形状に限定されるものではない。マクロチャネル16には適切な塩組成物18が収容される。シース32は、管12と同じ延性構造物または異なる組成物で構成されることができる。形状の不一致により生じた間隙42は、場合により充填棒44でふさぐことができ、これは管12と同じ延性構造物または異なる組成物で構成されることができる。
図5を参照すると、最終バンドリングの次に、融解によってモノリスプリフォーム50の作製が一般に行われる。プリフォーム50は、十分に形成され塩が充填されたマイクロチャネル24を有するモノリス34より成る。図6は、塩を除去した後のマイクロチャネルガラス物品60を示している。マイクロチャネルガラス物品60は、複数のマイクロチャネル26を画定するガラスモノリス34を含む。
実施例I
ショット(Schott)8330(著作権)ガラス(カミング・パイレックス(Coming Pyrex)(著作権)と類似)で構成されるガラス管を準備した。この管は長さ1000mm、外径25mm、および内径3mmを有した。この管に粉末KClを充填し、約860℃で延伸して、外径0.7mmの繊維を形成した。
ショット(Schott)8330(著作権)ガラス(カミング・パイレックス(Coming Pyrex)(著作権)と類似)で構成されるガラス管を準備した。この管は長さ1000mm、外径25mm、および内径3mmを有した。この管に粉末KClを充填し、約860℃で延伸して、外径0.7mmの繊維を形成した。
この繊維を650mmの長さに切断し、六角形の束に束ね、870℃で再び延伸して、外径0.7mmの第2の繊維を形成した。この第2の繊維を200mmの長さに切断し、長さ600mm、外径24.5mm、および内径22mmを有するショット(Shott)8330(著作権)管(シース)中で束ね、真空下700℃で加熱して、束ねた管およびシースを共に融解させて、融解した束を形成した。
この融解した束を冷却し、延伸方向を横断する方向で切断して、0.1cm〜5cmの範囲の種々の長さの複数のプリフォームを形成した。これらのプリフォームを蒸留水中に浸漬して塩を溶解させ、チャネル内に強制的に水を流すことで洗浄し、乾燥させて、マイクロチャネルガラスを形成した。
実施例II
塩組成物が、Na対Kの比がガラス組成物の比と同じとなるようにNaClおよびKClを含んだことを除けば、実施例Iに従いマイクロチャネルガラスを作製した。
塩組成物が、Na対Kの比がガラス組成物の比と同じとなるようにNaClおよびKClを含んだことを除けば、実施例Iに従いマイクロチャネルガラスを作製した。
本発明の方法を使用すると、限定するものではないが以下のような多くの利点および利益を実現することができる:
1.マイクロチャネルおよび/またはナノチャネルガラスを市販の既製材料から製造することができ、費用を最小限に抑えることができる。
2.本発明のガラス組成物は、化学的に耐久性がある鉛フリーのガラスであってよいが、それに適合している容易にエッチングされるガラスは市販されていない。
3.塩の溶解速度を速くすることができ、塩およびガラスの溶解速度の比を非常に大きくすることができるため、マイクロチャネルまたはナノチャネルのアスペクト比をはるかに大きくすることができる。
4.好ましい溶解方法では、従来技術の方法で必要とされる有害な酸の代わりに、水、無害の溶媒が使用される。さらに、該方法では、再循環および再利用が可能な無害の塩溶液が生成される。
5.本発明による塩は、有機充填材料にとって有害となる高温において使用可能である。
マイクロチャネルおよびナノチャネルガラスは、検出器、フィルタ、触媒担体などの多くの用途を有する。
現時点で本発明の好ましい実施形態であるものを提示し説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱しない多数の変更および修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。
Claims (8)
- 内部を通過するチャネルを有する物品の製造方法であって:
a.少なくとも1つのマクロチャネルを画定する延性構造物を提供するステップであって、前記マクロチャネルが塩を含有するステップと;
b.前記少なくとも1つのマクロチャネルの軸線方向に前記延性構造物を延伸して前記マクロチャネルの直径を減少させるステップと;
c.前記塩を溶媒と接触させて前記塩を溶解させ、少なくとも1つのマイクロチャネルを有する物品を作製するステップとを含む、方法。 - 前記延性構造物がガラス組成物を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記塩が、前記延性構造物の延伸温度よりも低い溶融温度を特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記塩が、前記延性構造物の融解温度よりも高い溶融温度を特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 内部を通過するマイクロチャネルを有する物品の製造方法であって:
a.内部に少なくとも1つのマクロチャネルを画定する延性構造物を提供するステップと;
b.前記少なくとも1つのマクロチャネル中に塩組成物を配置するステップと;
c.前記延性構造物を延伸することが可能でありかつ前記塩が溶融するのに十分な温度に前記延性構造物を加熱するステップと;
d.前記延性構造物を延伸して前記少なくとも1つのマクロチャネルの直径を減少させるステップと;
e.前記延伸した延性構造物を冷却するステップと;
f.前記塩を溶媒と接触させて前記塩を溶解させ、少なくとも1つのマイクロチャネルを有する物品を作製するステップと、を含む方法。 - 前記延性構造物がガラス組成物を含む、請求項5に記載の方法。
- 前記塩が、前記延性構造物の延伸温度よりも低い溶融温度を特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 前記塩が、前記延性構造物の融解温度よりも高い溶融温度を特徴とする、請求項5に記載の方法。
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