JP2010520769A - 整形用副子及び同副子の製造方法 - Google Patents

整形用副子及び同副子の製造方法 Download PDF

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Abstract

本明細書に開示されているのは、骨折や捻挫をした患者の患部を支持する整形用副子である。副子は、水硬化性樹脂を塗布した500〜1500g/mのポリエステル不織布を有する支持体と、ポリエチレン、アルミニウム及びナイロン(またはポリエステル)の組み合わせからなり、水による患部の悪化を防止するように水の浸透を完全に防止する嚢状のアルミケーシングと、ポリプロピレン不織布を有し、前記支持体上に順次に形成される200〜400g/mのポリエステル、ポリプロピレンまたはナイロンを有する外表面層を有する皮膚保護層と、を含む。皮膚接触層、表面層、及び支持体をその間に含む従来の整形用副子とは異なり、本発明の副子では、前記支持体がアルミケーシングに直接搭載されており、外表面層と前記皮膚保護層とがその上に設けられる構造を持つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に骨折や捻挫をした患者の患部を支持する整形用副子に関し、特に、水硬化性樹脂を塗布した不織布支持体と、前記支持体の外層としてのポリプロピレン不織布を含む皮膚保護層とネットワーク状の外表面層と、からなる整形用副子に関し、さらに、同副子の製造方法に関する。
従来の整形用副子としてギプス包帯または合成包帯が、骨折、筋傷害、または捻挫をした患者の患部に使用されている。近年には、合成副子を用いるさまざまな固定方法が採用されている。
かかる副子は、さまざまな繊維が硬化材としての機能を果たす水硬化性合成樹脂で塗布されて支持体を構成し、次いでパッド内に被包されるように構築される。よって、前記副子は一度に適合固定され、除去可能に取り付けられるので、使いやすい。
整形用副子に使用される材料は、湾曲可能部が容易に成形されるように可撓性のある必要があり、二次傷害を防止するために十分な機械的強度を有する必要がある。
前記成形工程は均一な設定時間と適正な加工時間を必要とする。前記副子を適合固定後には、患部の悪化の原因となり得る二次傷害を防止するために、乾燥工程を効果的に行う必要がある。
前記ギプス包帯の場合、副子として長い間使用されてはいるが、長い適合時間と設定時間を必要とし、重量が大きく、その重量に比べて強度が低いとことから不利である。
かかる問題点を補うため、ガラス繊維、ポリエステル不織布、またはポリエステル編織物に水硬化性樹脂を塗布して支持体を構成する製品が開発されている。
しかしながら、水硬化性合成樹脂を用いる従来の副子の場合、前記合成樹脂が前記パッド層から流出する可能性もあり、患者の皮膚に好ましくない圧迫を加え、痛みや傷害をもたらす可能性もある。
加えて、前記問題点を解決するため、パッドが撥水処理される製品が使用されているが、かかる処理は水の吸収を阻害するために、均一な硬化を実現できないという問題、さらに、加工性が低下し、好ましくない製品形状の歪みが発生し、それによって患部が圧迫されるという問題がある。
加えて、前記問題点を補うため、親水性パッドをその外表面層にみに使用し、撥水性パッドを皮膚接触層に使用する製品の提案がなされている。しかしながら、前記親水性パッドの特性に起因して排水性が十分でなく、その乾燥時間が長いために患者に不快感を与え、患部を悪化させる。
また、親水性を維持するために親水剤を使用しているので、前記製品の親水性は経時的に低下する。
その結果として、前記問題点を解決するため、ダブルラッセルを用いて水を迅速に浸透かつ排出できるようにした製品が開発されている。しかしながら、皮膚保護層を水に接触させてからそれを乾燥することから、その使用法が複雑であり、それによって、患者に不快感を与え、患部の悪化を完全に防止することも困難である。
また、前記従来の製品は、前記水硬化性樹脂を硬化させるため、その製品全体を水中に浸漬するか、または水を噴霧するかのいずれかを行わなくてはならないので、水は皮膚保護層に不可避的に浸入してしまう。
従って、本発明は、皮膚保護層への水の浸入を完全に防止することを意図している。
それ故、本発明は、前記従来の技術において遭遇する上記問題点を念頭に置くなされたものであり、本発明の目的は、水を必要とする支持体のみに水が供給され、その皮膚保護層への浸透が防止されるよう構築されているため、残留水による患者の不快感を完全に解消し、水による患部の悪化を完全に防止する整形用副子を提供するとともに、同副子の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、支持体と、前記支持体上に直接に設けたアルミケーシングと、一般的な整形用副子のように支持体上に直接設けずに前記アルミケーシング上に形成した外表面層及び皮膚保護層と、からなる整形用副子を提供する。前記支持体は、水硬化性樹脂を塗布した不織布を含み、500〜1500g/mのポリエステル不織布で構成される。前記アルミケーシングは、ポリエチレン、アルミニウム及びナイロン(またはポリエステル)の組み合わせを含み、前記皮膚保護層はポリプロピレン不織布からなり、前記外表面層はその上に設けられる。前記外表面層は、ポリエステル、ポリプロピレン、及びナイロンからなる群から選択される材料からなり、200〜400g/mの重量を有する。
加えて、本発明の副子では、前記支持体は500〜1500g/mのニードルパンチ処理されたポリエステル不織布(水硬化性ポリウレタンを60〜80%含浸)からなる。さらに、前記支持体は、前記アルミケーシングへの付着を回避するためにパラフィン油で薄く塗布される。
加えて、支持体、前記支持体上に設けた皮膚保護層と外表面層、及び前記皮膚保護層と前記外表面層との上に設けたアルミケーシングからなる従来の副子と比較して、本発明の副子は、前記アルミケーシングを前記支持体上に直接に設け、前記皮膚保護層と前記外表面層とを前記アルミケーシング上に設けることを特徴とする。
加えて、本発明の副子では、前記アルミケーシングを前記支持体から分離するために使用される前記パラフィン油は、人体に無害な液体鉱物油を含む。
図1は本発明に係る整形用副子の全体構造を示す斜視図である。 図2は本発明に係る整形用副子を示す分解斜視図である。さらに、 図3(a)は本発明に係る整形用副子の使用方法を示す図である。 図3(b)は本発明に係る整形用副子の使用方法を示す図である。 図3(c)は本発明に係る整形用副子の使用方法を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る整形用副子の詳細な説明を行う。
図1は本発明に係る整形用副子の全体構造を示す斜視図であり、図2は本発明に係る整形用副子を示す分解斜視図であり、図3(a)〜図3(c)は本発明に係る整形用副子の使用方法を示す図である。
前記図面に示すように、本発明の整形用副子では、アルミケーシング2が皮膚保護層3bと外表面層3aとを支持体1から分離している。従って、前記整形用副子を適合固定すると、前記支持体1のみに水が導入されるため、前記皮膚保護層3bと前記外表面層3aの水との直接接触が防止される。
前記支持体1には、ニードルパンチ処理されたポリエステル不織布に水硬化性樹脂を含浸させることによって支持作用が付与される。さらに、前記水硬化性樹脂の粘着性に起因する前記アルミケーシング2と前記支持体1との分離困難を解消するために、前記支持体1はパラフィン油を含む。つまり、図3(c)に示すように、前記支持体1はパラフィン油で薄く塗布されるので前記アルミケーシング2自然に分離できるようになっている。
図3(a)に示すように、使用時には、水を前記アルミケーシング2に添加して前記支持体1の水硬化性ウレタン樹脂と反応させ、その後に残留水を除去する。図3(b)に示すように、前記アルミケーシング2を除去してから、図3(c)に示すように前記副子を患者の患部に適合固定する。
前記皮膚保護層3bに使用される前記不織布は、ニードルパンチ処理によって調製され、患者の皮膚との接触時に柔らかい感触を患者に付与し、かつ患者の患部を前記支持体1から保護する働きをする。
このような事情から、前記皮膚保護層3bの不織布の重量が小さい場合、前記前記支持体1の圧迫による痛みを患部に与える可能性もある。その反面、前記不織布の重量が大きい場合には、かかる布を患部に適合するように成形することは困難である。
前記支持体1の場合には、水硬化性樹脂を塗布した支持体が使用される。好ましくは、支持体1は、500〜1500g/mの重量を有するニードルパンチ処理されたポリエステル不織布に水硬化性樹脂(NCO%=10〜15%)を60〜80%含浸させるような方式で使用する。あるいは、前記支持体として、6〜9の層を有する3〜8g/inDmのガラス繊維織物またはポリエステル繊維織物を使用してもよい。
前記繊維または不織布の重量が小さいと、前記支持体1として機能するための十分な強度が得られない。その反面、その重量が大きいと、成形することが困難であり、結果として得られる製品は重くなり、十分な換気が得られない。
前記支持体1に塗布される前記水硬化性樹脂はポリウレタンプレポリマーを含み、好ましくは25,000〜60,000cpsの粘性範囲を有する。前記粘性がその上限を超えると、前記樹脂は前記支持体1の全体にわたって塗布されず、前記支持体の強度を低下させる。その反面、前記粘性がその下限よりも低いと、樹脂の流れが大きくなり、前記樹脂は前記不織布から流出する可能性もある。前記水硬化性樹脂は、好ましくは10〜15%のNCO%(イソシアナート官能基の重量比率)を有する。そのNCO%がその上限を超えると、前記樹脂と水の間の反応時に加熱温度が高くなり、それによって二次傷害の危険性が生じ、前記樹脂の粘性は低下する可能性もある。その反面、前記NCO%がその下限よりも低いと、保存安定性は低下し、前記粘性も高くなるため、前記樹脂を前記支持体1上に塗布することが困難になる。
さらに、前記支持体1は20〜200mm厚のパラフィン油で塗布されて、前記アルミケーシング2をそれから嚢状に分離させる。前記パラフィン油は人体に無害な液体鉱物油を含む。
前記外表面層3aの場合には、ポリエステル不織布が前記支持体1による二次傷害の危険性を防止するために使用される。ここで特に有用なのは、50〜200g/mの重量を有する疎水性ポリエステル不織布である。本発明の副子は水の浸透と排水に関係しないので、成形に影響しない任意の織物や不織布を使用することが可能である。
前記皮膚保護層3bの場合には、200〜400g/mの重量を有する疎水性ポリプロピレン不織布が、水と皮膚間の接触を回避し、前記支持体1から皮膚を保護するために使用される。
前述のように、本発明の副子は、嚢状の前記アルミケーシングを前記支持体に接触させるように構築されて、従来の問題点を解決することを可能にし、最終的には、患部の悪化に関連する問題と、患者の不快感とを完全に解決することができる。さらに、設定時間も均一で、患部への迅速な適合固定を実現して、前記副子を適合固定する介護者の利便性を向上させる。
本発明のよりよい理解は、本発明を例示するものではあるが、本発明を限定するものではない、以下の実施例を踏まえて得られるであろう。
<実施例1>
支持体1用の乾燥不織布を、500〜1500g/mの重量と2〜5mmの厚さを有するように、機械的結合工程であるニードルパンチ処理を用いて調製した。
水硬化性樹脂として前記支持体1上に塗布される、10〜15%のNCO%(重量比率)を有するポリウレタンプレポリマーを使用した。前記支持体は、前記不織布をその主な構成要素として、前記水硬化性樹脂と7:3の比率で構成した。
アルミケーシング2を前記支持体1から分離させるために、前記水硬化性樹脂を塗布した支持体に液体パラフィンを20〜200mmの厚さでさらに塗布した。このような事情から、液体パラフィンは、「Kukdong Oil & Chemicals Co. Ltd.(韓国)」から入手可能な化粧品用液体パラフィン油から選択した。
前記アルミケーシング2は、ナイロン、アルミニウム及び低密度ポリエチレンの組み合わせからなり、110mmの厚さを有した。
外表面層3a用の不織布は、疎水性ポリエステルを用いてニードルパンチ処理によって調製した。かかる不織布で構成した前記外表面層の重量は100g/mであった。
前記皮膚保護層3bは、機械的結合型不織布を疎水性ポリプロピレンを用いてニードルパンチ処理によって調製した。かかる不織布で構成した前記皮膚保護層の重量は320g/mであった。
本発明の整形用副子を調製した際、単分子層を有する支持体を5kgf/cmの圧力で圧縮し、前記不織布と前記水硬化性樹脂との比率が7:3となるように所定量の水硬化性樹脂を塗布してから、さらに液体パラフィンを100mmの厚さに塗布した。その後、2つの層を有するアルミケーシングを、前記支持体がその中に被包されるように加熱接着し、その後に、それに対して前記外表面層と前記皮膚保護層とを両面接着テープを用いて取り付け、それによって製品を完成した。
<比較例>
製品タイプに応じて、吸湿性、乾燥時間、及び樹脂流動性を以下の通りに比較した。本発明に係る製品との比較には、A社、B社、C社、及びD社から入手可能なA製品、B製品、C製品、及びD製品をそれぞれ使用した。
このような事情から、前記外表面層をA社のA製品にはネットワーク状のダブルラッセル(ポリエステル)、B社のB製品には疎水性ポリプロピレン不織布、C社のC製品には撥水性ポリエステルスパンレース不織布、及びD社D製品には親水性ポリプロピレン不織布をそれぞれを用いて調製した。
(試験例1)
前記外表面層の吸湿性を評価するため、5インチx45インチ大の試料を水中に10秒間浸漬させ、その後にASTMF1536-95に従ってその中央部分の設定時間を測定した。水が前記皮膚保護層3bと前記外表面層3aとに直接接触することを防止するように構築された本発明品の場合には、前記アルミケーシング2を水で充填し、次いで10秒間放置した。加えて、前記製品の熱安定性を評価するため、前記製品をオーブンに入れ、700℃にて30日間放置してから、同比較試験を行った。
本発明品の一般製品との比較例
Figure 2010520769
オーブン内に70℃にて30日間放置後の製品比較例
Figure 2010520769
表1から明らかなように、D社の親水性不織布を用いた製品、A社のダブルラッセルを用いた製品、及び本発明の製品は優れた水浸透性を示した。表2から明らかなように、D社の親水性ポリプロピレン不織布を用いた製品は熱劣化し、さらに好ましくない撥水性を示した。
その結果として、水が前記皮膚保護層3bまたは前記外表面層3とは直接接触せずに前記支持体1と直接接触して前記支持体と反応したため、本発明の製品による劣化や設定時間への影響がなかったことから、本発明の製品は有利であった。
(試験例2)
前記湿潤製品の乾燥所要時間を測定するために以下の乾燥試験を行った。その結果を下の表3に示す。
(製品乾燥試験)
1. 5インチx45インチ大の製品の初期重量を測定した。
2. 十分な量の水を前記製品に導入するため、前記材料被包支持体を広く開口してから、前記製品を全て水中に10秒間浸漬させた。本発明の製品の場合、前記アルミケーシングを水で充填してから10秒間放置した。
3. 前記製品を水から取り出し、その湿潤製品を乾燥したタオルを用いて乾燥してから、その重量を測定した。本発明の製品の場合、前記アルミケーシングと水を同時に除去した。
4. 前記製品を2つに折りたたんでから、オーブン内で700℃にて乾燥した。
5. 前記製品重量を経時的に測定し、前記製品の残留水含有量をパーセントで算出した。
初期水含有量%=(製品水中重量−初期製品重量)÷(初期製品重量)x100
残留水含有量%=(製品水中重量−乾燥製品重量)÷(製品水中重量−初期製品重量)x100
乾燥製品試験結果
Figure 2010520769
表3から明らかなように、本発明の製品の場合、水を前記アルミケーシング内に添加してから、前記アルミケーシングとともに除去した。それによって、反応に必要な水を除いた残留水の全ては、他の製品と比較してはるかに迅速に除去できた。
本発明の製品の初期水含有量が低かったため、その乾燥時間は短縮され、残留水はなかった。その全体にわたって水が添加される従来の製品とは異なり、本発明の製品では、水を必要とする支持体のみに水が供給される。それ故、患者が水による不快感を受けず、それによって患部の悪化が防止された。
本明細書に記載したように、本発明は整形用副子及び同副子の製造方法を提供する。本発明によれば、水硬化性樹脂を用いる整形用副子では、水を導入することが容易である。さらに、患者の皮膚に水が接触する前記副子の部分には供給されないため、前記副子の乾燥所要時間が短縮できるようになっている。それによって、本発明の副子は、患者の患部の悪化を防止でき、患者の不快感を完全に解消できることに利点がある。
発明の好適な実施形態は例示的な目的で開示したものであって、当業者であれば、種々の変更、付加および代替を添付の特許請求の範囲で開示した本発明の範囲内で真の趣旨から逸脱することなく行い得ることを理解されるであろう。

Claims (4)

  1. 骨折や捻挫をした患者の患部を支持する整形用副子であって、患部を支持するための支持体と、前記支持体の外層である前記皮膚保護層及び外表面層と、前記支持体と前記皮膚保護層との間、及び前記支持体と前記外表面層との間に設けられ、その適合固定時に、水が前記支持体のみに導入されるとともに前記皮膚保護層と前記外表面層とには接触させないようにできるアルミケーシングと、からなることを特徴とする整形用副子。
  2. 前記支持体は500〜1500g/mの重量を有する不織布からなり、前記不織布は水硬化性樹脂を60〜80%含浸していることを特徴とする請求項1に係る副子。
  3. 前記支持体はパラフィン油で塗布されることを特徴とする請求項2に係る副子。
  4. 骨折や捻挫をした患者の患部を支持する整形用副子の調製方法であって、500〜1500g/mの重量を有するポリエステル不織布と、ナイロン、アルミニウム及び低密度ポリエチレンの組み合わせからなるアルミケーシングと、50〜200g/mの重量を有する疎水性ポリエステル不織布からなる外表面層と、200〜400g/mの重量を有する疎水性ポリプロピレン不織布からなる前記皮膚保護層と、からなる支持体を設ける第1ステップと、10〜15%のNCO%を有するポリウレタンプレポリマーからなる水硬化性樹脂を前記支持体に塗布して、前記支持体用の不織布に前記水硬化性樹脂を60〜80%含浸させる第2ステップと、前記アルミケーシングを前記支持体から容易に分離できるようにするために、前記支持体に前記水硬化性樹脂とパラフィン油とを塗布する第3ステップと、2つの層を有する前記アルミケーシングを加熱接着し、第3ステップを経た前記支持体がその中に被包されるようにする第4ステップと、前記支持体を被包する前記アルミケーシングの両外面に、前記外表面層と前記皮膚保護層を配置かつ取り付ける第5ステップと、からなることを特徴とする整形用副子の調製方法。

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