JP2010513964A - 可視領域を拡大するためのホログラフィック投影デバイス - Google Patents

可視領域を拡大するためのホログラフィック投影デバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、仮想可視領域(20、200、201、202、203)を拡大するための装置、及び方法に関し、再構成シーンを観察するために、少なくとも一つの光変調デバイス(2)と、前記光変調デバイスにおいてコード化されるシーンの波面を生成するために十分なコヒーレント光を有する少なくとも一つの光源(2)とを有する。観察者平面(15、150、151、152、153、154)に波面をイメージ化する方法によって、再構成シーンを観察するための仮想可視領域を生成することが可能である。仮想可視領域(20、200、201、202、203)は、少なくとも2つの仮想観察者ウィンドウ(21a、21b)を有する。この場合、仮想観察者ウィンドウ(21a、21b)は、前記再構成シーンが常に、前記観察者平面(15、150、151、152、153、154)において、観察者の動きによる前記観察者ウィンドウ(21a、21b)のトラッキングを有さずに、観察されることができるように採寸されている。

Description

本発明は、再構成シーンを観察するために可視領域の拡大のためのホログラフィック投影デバイスに関し、前記デバイスは、少なくとも一つの光変調デバイスと、前記光変調デバイス上にコード化されたシーンの波面(ウェーブフロント)を生成するために十分なコヒーレント光を放射する少なくとも一つの光源とを有する。本発明はさらに、前記ホログラフィック投影デバイスを有する可視領域を拡大する方法に関する。
大抵のディスプレイを観察した場合、観察者は平らな画素平面のみ観察することができる。しかしながら、現実的な態様において、ディスプレイを観察することや三次元ビューにおけるディスプレイ上にて提示されるオブジェクトを観察することが要求される。様々な試みが、この問題に対する満足な解決策を見つけるために、この関心をもたらす。一つの解決策は、三次元イメージを生成できる容積ディスプレイであるが、複雑な装置を要求してしまう。さらに、レンチキュラ配列を有する自動立体ディスプレイが先行文献から知られている。今のところ、三次元イメージを生成するための最適な解決策は、ホログラフィの利点を用いることである。ホログラフィは、要求された深度適応(運動視差など)や高解像度を有する真の三次元イメージを提供する。
特許文献1は、例えば、三次元シーンを再構成するためのホログラフィック・ディスプレイ・デバイスを開示する。そのディスプレイ・デバイスは、反射光変調器と、ホログラムを投影するためのビーム・スプリッタと、開口絞り(aperture stop)と、対物レンズと、コリメータ・レンズとを有する。ホログラムは、三次元オブジェクト情報を用いてコンピュータ上で生成され、続いて、光変調器上で提示される。光変調器は、光源によって放射された光にて照射され、三次元シーンが再構成されるように、ビーム・スプリッタを通って投影される。再構成シーンは、対物レンズの近くに生成される。しかしながら、シーンの寸法は、対物レンズの大きさによって逆に制限される。さらに、観察者の目に対するトラッキング(追跡)設備が提案されないため、再構成シーンの観察者は、動きの自由を制限するのみである。その上、回折次数の周期的な繰り返しがフーリエ平面(Fourier plane)に現れる。
用いられた空間光変調器(SLM)は、適宜光の位相と振幅を変調する。一般的に、そのような光変調器は、画素と呼ばれる100万以上の変調エレメントを有する。高解像度を達成するために、光変調器は、多数の画素を有することを要求される。小型化に向う傾向は、速いペースで進んでいるため、光変調器は、常により小さくなることを求められる。画素の大きさが、さらに減らされることはほとんどできないが、個々に制御可能な光学的特性を有する光変調器上の多数の画素を実現するのは、技術的観点から今までに可能ではない、もしくは、少なくともとても困難である。
可視領域を拡大することの一つの可能性が、非特許文献1に述べられている。そのディスプレイには5つの光変調器が水平に配置されており、ディスプレイの全画素数は、約1500万画素となる。高画素数のようなディスプレイは、観察者が、例えば双眼鏡のように、両目で再構成シーンを観察することができるほどに、再構成シーンや可視領域を拡大させることができる。しかしながら、そのようなディスプレイの不利点は、光変調器もしくは、より正確には光変調器によって放射された光は、コヒーレント光が、重ねられ、スペックルが起こるような干渉効果を妨げているように、相互コヒーレンスを示す。さらに、ビーム誘導のために必要とされる複数の鏡は正確に並べられるべきであるため、ディスプレイのようにすることが難しい。
可視領域を拡大するための他の方法は、まだ非公開ではあるが、特許文献2に述べられている。その中にて開示された投影デバイスは、スキャニングシステムにおける二次元光変調デバイスを有し、光は、互いに光変調デバイスの複数の一次元画素配列を、スキャニング・エレメントの支援を有してスキャンする。光変調デバイスの支援にて変調された波面は、仮想可視領域もしくはスクリーン上にイメージ化される。観察者に対し、例え彼が動いても、再構成シーンが観察することができるようにするためには、各々の観察者の目に対し、仮想可視領域を追跡することが必要である。一般的に再構成シーンを双眼鏡のように観察することは可能であるが、これは達成するのが困難である。
欧州特許第1467263号明細書 DE 10 2006 024 356.0
従って、本発明の目的は、上記で述べた先行技術の不利点を克服するホログラフィック・デバイス、及び方法を提供することであり、特に1もしくは多数の観察者が動いても、個々の観察者ウィンドウを追跡する必要なく、二もしくは三次元シーンの少なくとも一方を大きな可視領域を通って見られることができるようにすることである。
さらに、特許文献2は、多数の観察者が同時に再構成シーンを観察することができるように改良されるであろう。
この目的は、再構成シーンを観察するための仮想可視領域が、観察者平面に波面をイメージ化する方法によって生成されることができ、そのため、仮想可視領域は、もし観察者が観察者平面において動いても、観察者ウィンドウを追跡する必要なく再構成シーンが常に見られることができるように採寸されている少なくとも2つの仮想観察者ウィンドウを有する、この発明に一致して解決される。
この発明に一致するホログラフィック投影デバイスは、十分なコヒーレント光を放射する少なくとも一つの光源と、少なくとも一つの光変調デバイスとを有する。このドキュメントにおいて、単語“十分なコヒーレント光”とは、三次元シーンの再構成のための干渉を生成する能力をある光を示す。光変調デバイスは、画素(変調エレメント)を有し、再構成されるための芯をコード化する。仮想可視領域は、再構成シーンを観察することができるようにするために、観察者に対する観察者平面において生成される。“仮想可視領域”は、再構成シーンを双眼鏡のように観察するために、観察者に対して十分大きく生成される仮想ウィンドウエリアとなるために、本発明の文脈にて解釈されるべきである。仮想可視領域は、望ましくは並んで配置し、あるいは定義された領域における観察者平面において彼が動いても、観察者ウィンドウを追跡する必要なく、観察者が再構成シーンを観察することができるように採寸されている多数の(例えば、少なくとも2つの)観察者ウィンドウを示すことで、これを達成する。
ホログラフィック投影デバイスは、従って、可能な限り大きな再構成ボリュームの二及び三次元シーンの簡易で早い再構成を提供する。再構成領域は再構成シーンが可視である多数の観察者ウィンドウを有するため、観察者は、従って、可視領域を通って双眼鏡のように再構成シーンを観察することができる。この多数の観察者ウィンドウは、もし観察者が観察者平面において動いたとしても、新しい観察者の目の位置にそれぞれの目に対する観察者ウィンドウを追跡する必要なく、常に再構成シーンを双眼鏡のように見られるようにする。観察者ウィンドウを追跡することの必要さは、従って、非常に最小限度であり、もしくは除外される。トラッキング手段は、従って、この発明によると本ホログラフィック投影デバイスにおいて削除されることができ、投影デバイスの設計はとても簡易で小型となる。
本発明の好ましい実施形態によると、少なくとも一つの偏光デバイスは、少なくとも2つの観察者ウィンドウを有する仮想可視領域の生成を提供される。偏向エレメントは、多数の観察者ウィンドウを有する大きな可視領域を生成することを可能とし、特に水平方向において、ここでコヒーレント方向である。しかしながら、垂直方向においても同様に可視領域を拡大することが必要であれば、その次に例えばX-Y検流計のような、水平及び垂直方向の両方において、光を偏向することができる偏向エレメントが必要であるだろう。
可視領域が、多数の観察者が再構成シーンを観察することができるために、少なくとも1つのビーム・スプリッタを用いて再生されることができれば、特に好ましくすることができる。これはより好ましく、個々の観察者が動く場合に、位置検出システムによって各個別の観察者検出することや個々の観察者ウィンドウを追跡することを必要とすることなく、多数の観察者(例えば、イベント、映画など)に対し、ホログラフィック投影デバイスによって可能とされる。このように、観察者が自由に彼の大きな可視領域において動くことができる。これは、実質的に、ホログラフィック投影デバイス、及び対応しているシーンの再構成及び観察者へ同様のプレゼンテーションのための方法を単純化する。
本発明のさらなる実施形態によると、多数の光源が用いられた場合、それらの光は好ましくは相互に非コヒーレントである。特に、多数の光源が多数の光変調デバイスに対して使用される場合、これらの光源の光は相互に非コヒーレントであることが望ましい。この場合、光は強度において重ね合わせられるのみであるため、障害となる干渉効果(スペックル)の発生が最小限になるか、もしくは防止されるためである。これは、実質的には再構成シーンの品質を向上させる。
本発明の目的は、さらに再構成シーンを観察するための仮想可視領域の拡大のための方法によって解決され、少なくとも一つの光源が十分なコヒーレント光を放射し、光が少なくとも一つの光変調デバイスによって変調され、変調された光はその結果、少なくとも一つの偏向エレメントに少なくと一つのイメージング・エレメントを通って投影され、仮想可視領域は、変調された光の支援を有する少なくとも一つの観察者平面の所定の位置に生成され、少なくとも2つの観察者ウィンドウは、多重化法を用いる仮想可視領域に生成される。
少なくとも一つの光変調デバイスによって変調される光は、少なくとも一つの観察者平面にてイメージ化され、そこで仮想可視領域を生成する。この可視領域は、再構成ボリュームにおいて、観察者が双眼鏡のように再構成シーンを観察することができるために、つなぎ合わせられる観察者ウィンドウを生成することによる多重化法の支援により拡大される。可視領域は、観察者に対し、たとえ彼の位置を変えたとしても、再構成シーンもしくは複数の再構成シーンを見続けることができるように十分に大きくすることができる。従って、特許文献2のように、もはや観察者ウィンドウを追跡する必要は無い。複数のシーンの再構成のための方法は、空間分割多重化法が用いられるのであれば、実質上、好ましくは単純化され、従って、二次元もしくは三次元シーンを動かすことの真のリアルタイム表示を可能とする。
本発明の好ましい実施形態において、仮想可視領域における少なくとも2つの観察者ウィンドウは時分割多重化法を用いて生成されることができる。これは特に、少なくとも1つの光変調デバイスが、とても早いスピードで仮想可視領域における観察者ウィンドウの生成を可能とし、それらの解決策は、十分に高い。観察者ウィンドウの生成のための光変調デバイスの数は、従って、少しに減らされることができ、もしくはただ1つの変調器とすることができる。これは、ホログラフィック投影デバイスの設計を単純化する。多数の光変調デバイスが用いられるのであれば、もちろん、空間分裂多重化法を用いる仮想観察者ウィンドウを生成することも可能とする。
光源によって放射され、少なくとも一つの光変調デバイスによって変調された光のフーリエ変換が、スクリーンとして機能するイメージング・エレメントにおいてイメージ化されるのであれば、少なくともこのイメージング・エレメントは、仮想可視領域に対し光変調デバイスの支援にて変調された波面をイメージ化するように、特に好ましくできる。分離記録に起因し、回折効果のために、コンピュータ生成ホログラム(CGH)に再構成は、CGH伝達媒体、すなわち光変調デバイスの解決策によって定義された回折スペクトルの一つの周期性間隔内でのみ可能である。再構成は、一般的に、隣接した周期性間隔において変則を示すことが繰り返される。フーリエ変換の回折次数の周期的連続の問題は、スクリーンにおけるフーリエ変換をイメージ化することによって解決される。再生成規模やスクリーンの大きさは、回折次数の周期的連続はスクリーンの外側に位置するように選択されることができる。結果として、一つの周期のみがスクリーンにおいて示される。これは、再構成シーンの観察者が、回折次数における再構成の周期的連続を感知することを意味する。これは、ホログラフィック投影デバイスの再構成品質を非常に向上する。光変調デバイスにおいてコード化されたホログラムのフーリエ変換として、観察者平面に波面がイメージ化されたのであれば、可視領域における周期的連続は、多重の観察者ウィンドウが生成されるため、再構成シーンを観察することにおいて観察者を妨げる。
本発明のさらなる実施形態において、他の従属クレームによって定義される。本発明の実施形態は、以下に詳細を説明し、付属の図面とともに示されるであろう。本発明の原理は、単色光を有するホログラフィック再構成に基づいて述べられるであろう。しかしながら、この発明は、個々の実施形態の記述が示しているように、カラー・ホログラフィック再構成に適用されてもよいと、当業者に理解されるであろう。
図1は、特許文献2から知られているスキャニング・システムの原理を示し、波面の伝播方向や光伝播の方向(コヒーレント方向)を示している。 図2は、図1に準じたスキャニング・システム及び投影システムを有する特許文献2から知られているホログラフィック投影デバイスを概略的に示している。 図3は、図1に準じた、多重光源が提供されたスキャニング・システムを概略的に示した平面図である。 図4は、図1に準じた、光源が並べられた他の実現可能性を示したスキャニング・システムを概略的に示した平面図である。 図5は、観察者平面における可視領域を概略的に示している。 図6は、図区無くとも一つの観察者平面において、多数の観察者のための可視領域を概略的に示している。
これから、この発明に準ずるホログラフィック投影デバイスの設計、及びシーンの再構成(好ましくは三次元シーン)が述べられるであろう。
図1は、ホログラフィック投影デバイスのサブシステムのみを示し、曲がっていない光学経路は偏向エレメントを通って示される。このサブシステムは、スキャニング・システムASとして参照される。少なくとも一つの光源2を有する照射デバイス1と、スキャニング・エレメント3と、少なくとも一つの光変調デバイス4と、イメージング・エレメント5、6、7、8、9とを有し、イメージング・エレメント6、7、及び9は、多数の単一光学エレメントから構成されることができる。イメージング・エレメント5、6、7、8、及び9は、レンズでもよく、特に円筒状レンズ、球状レンズ、補正円筒状もしくは球状レンズ、回折光学エレメント(DOE)、フレネルレンズであってよいが、ミラーやいくつかのそのようなエレメントの配列であってもよい。さらに、イメージング・エレメント5、6、7、8、及び9は、軸外に配置されてもよく、フィールド湾曲のような収差を減少するのを支援する。ホログラフィック投影デバイスは、アナモルフィックであり、例えば、投影システムひいては互いに直角な投影デバイスの2つの方向における倍率の度合いは、異なっている。図1は、波面伝播の方向や光伝播の方向におけるスキャニング・システムASを示している。この方向は、コヒーレント方向として以下で参照されるであろう。非コヒーレント方向として参照されている、スキャニング方向や光伝播方向におけるスキャニング・システムASは、特許文献2にて見られることができ、本発明において関係がないため、この実施形態において示されていない。
以下、コヒーレント方向におけるスキャニング・システムASの機能原則について図1を参照して説明する。回折光学エレメントがイメージング・エレメントとして用いられるのであれば、それらの設計及び機能原則は、収差補正を実現するのにより適することとなるため、利点となるであろう。照射デバイス1の光源2は、十分なコヒーレント光を放射し、光は広がりのためのイメージング・エレメント5に方向付けられる。平面波Wは、続いて、例えば、円筒状レンズであるイメージング・エレメント6を通過し、スキャニング・エレメント3に焦点を合わせられる。スキャニング・エレメント3は、続いて、スキャニング・エレメント3に焦点を合わせられた波Wが、この平面10においても焦点を合わせられるように、平面10に対しイメージング・エレメント7によってイメージ化される。その結果、ミラーのような偏向エレメントを、光学経路を曲げるために平面10に並べることが可能である。反射光変調デバイス4が用いられるのであれば、偏向エレメントは、光変調デバイス3への進路において、逆の進路における光が重複することから妨げるのに利点となる。伝達可能な光変調デバイス4が用いられるのであれば、そのような偏向エレメントは、簡潔さの理由として用いられてもよい。平面10を通過した後、波Wは、光変調デバイス4にコリメート光もしくは平面波として、イメージング・エレメント8によって投影される。この実施形態や後述の実施形態において、光変調デバイス4は、反射光変調デバイスであり、特に図1、2、及び3に準じると、曲げられた光学経路があり、好ましくは平面波面を有する波Wが、波面WFを有する変調された波として反射されることを意味する。結果として光変調デバイス4によって変調された波面WFは、その後、平面11にイメージング・エレメント8’及び9によってイメージ化される。反射光変調デバイス4が用いられる場合において、この実施形態では、イメージング・エレメント8もイメージング・エレメント8’として動作する。ここでは分離したイメージング・エレメントとして示されている2つのイメージング・エレメント8及び8’は、この場合において、一つの単一なイメージング・エレメント8’を形成するために組み合わせられる。しかしながら、これは反射光変調デバイス4のみに適用される。変調された波面WFがイメージング・エレメント8’(=8)によってイメージ化される間、フーリエ変換FTは、平面10’において同じ時間に生成される。反射光偏重デバイス4が用いられるのであれば、平面10及び10’は、それと同じ平面を形成するために同時に起こる。波面WFは、次に、コリメート光束のように平面11において、イメージング・エレメント9によって方向付けられる。本実施形態と後述する他の実施形態は概略的にのみ示されているため、イメージング・エレメント8及び8’は単一のイメージング・エレメントで示されており、したがって、変調された波面WFは反射されて平面10’に戻ることに留意する必要がある。従って、平面10と10’は、同時に起こる。
非コヒーレント方向におけるスキャニング・システムASの機能原則の記述は、特許文献2にて明らかに説明されているため、ここでは、省略されるであろう。
図2は、全体としてホログラフィック投影デバイスを示す。ホログラフィック投影デバイスは、ここでは概略的にのみ示されているが上記で述べたスキャニング・システムASと、投影システムPSとを含む。投影システムPSは、スクリーンとして機能するイメージング・エレメント12と少なくとも更に一つのイメージング・エレメント13とを含む。以下でスクリーンとして引用されるであろうイメージング・エレメント12は、例えば、ミラー、レンズ、もしくは回折光学エレメント(DOE)であってよい。スクリーン12は、イメージング・エレメント13の第二の焦点面にて配置される。イメージング・エレメント13は、好ましくは異なる倍率の度合いが、コヒーレント及び非コヒーレント方向において実現できるような、レンズ、DOE、レンズ配列もしくは類似の光学エレメント、特に球状及び円筒状レンズの配列であってよい。投影システムPSは、更に観察者平面15における仮想可視領域の拡大を提供する偏向エレメント4と結び付けられる。偏向エレメント14は、アフォーカル系を形成する2つのイメージング・エレメント16と17との間に配置される。偏向エレメント14は、個別に制御可能なタイプ、好ましくは、ミラー・エレメントからなり、例えば、検流計スキャナ、MEMSアレイ(微小電気機械システム)、ポリゴン・スキャナ、もしくは音響光学の配列であってよい。更に、偏向エレメント14は、少なくとも一つの方向(水平方向もしくは垂直方向の少なくとも一方)において偏向できる。三次元シーンを再構成するために要求された情報を運ぶ波面は、図1に基づいて述べられたように、スキャニング・システムASにて生成される。これが、投影システムPSにおける再構成についてのみ、図2を参照して説明する理由である。イメージング・エレメント16及び17によって示されるアフォーカル系は、偏向エレメント14を通って平面18に、平面11をイメージ化する。図2を参照すると、この平面18は、次にスクリーン13によって平面19に、仮想イメージとしてイメージ化され、次にスクリーン12によって観察者平面15にイメージ化され、一つの目に提供される仮想観察者ウィンドウ21を生成し、前記観察者ウィンドウ21は、従って、仮想可視領域20を示す。同時に、イメージング・エレメント16の焦点面において配置される偏向エレメント21は、スクリーン12上にイメージング・エレメント17及び13によってイメージ化される。コヒーレント方向において、変調された波面WFは、従って、スキャニング・システムASにおける平面11、次に、仮想観察者ウィンドウ21、そして観察者の目にイメージ化される。変調された波面WFのフーリエ変換FTは、同時に偏向エレメント14にイメージング・エレメント16によってイメージ化される。非コヒーレント方向(不図示)において、スキャニング・エレメント3は、スキャニング・システムASにおける平面11にイメージ化され、ビームは、イメージング・エレメント9を通過することによって、無限大にイメージ化され、もしくは平行にされる。スキャニング・エレメント3は、偏向エレメント14に焦点を合わせられ、スクリーン上にイメージング・エレメント17及び13によってイメージ化される。
イメージング・エレメント17及び13は、一つの単レンズもしくはレンズ・アレイを形成するために組み合わせられることもできる。上記で述べた投影デバイスは、一つの観察者の目に対し、示され、述べられたのみであった。しかしながら、達成するのが困難ではあるが、仮想観察者ウィンドウが十分に大きければ、観察者の目の組に対し設計されることもできる。代わりに、観察者の目の組は、好ましくは、第二の観察者の目に対し、第二の光変調デバイス4によって扱われることができ、次に多くの改良は、投影デバイスに適用されるべきである。観察者が観察者平面15に位置づけられ、仮想可視領域20(ここでは特に仮想観察者ウィンドウ21)を介して観察するのであれば、彼は、再構成ボリュームにおいて再構成された三次元シーンを観察することができ、シーンは、光伝播の方向から見れば、スクリーン12の前、上、もしくは後ろに再構成される。
三次元シーンのカラー再構成も、ホログラフィック投影デバイスの支援により可能である。このため、少なくとも一つのビーム・スプリッタ・エレメント23(好ましくは二色の層を含むXプリズム)は、光伝播の方向から見れば、偏向エレメント14の前に配置される。代わりに、ビーム・スプリッタ・エレメント23は、ホログラフィック投影デバイスにおいて他の適切な位置に配置されることもできる。シーンのカラー再構成は、同時に三原色であるRGBを処理することによって達成される。2つの完全に分離された光チャネルが提供されるのであれば、2つのビーム・スプリッタ・エレメント23(例えば、光チャネル毎に一つのビーム・スプリッタ・エレメント23)は、投影システムPSにて配置されることができる。
シーンの順次的なカラー再構成は、もちろん同様に可能であることが理解されるだろう。このタイプの再構成を実行するために、十分なコヒーレンスを示す好適な有色光源2と、スイッチング・ユニットが、個々の単色の原色であるRGBを順次制御するために要求される。これにより、カラー再構成を次々に生成することが可能となる。
図1及び2は、観察者平面15内で動かない観察者が再構成されたシーンを観察するときの、上述のホログラフィック投影デバイスを示す。しかしながら、観察者が、観察者平面15における他の位置に動いたならば、観察者は、仮想可視領域20もしくは図2における適宜追跡される仮想観察者ウィンドウなしには、再構成された三次元シーンを、もはや観察することはできないであろう。偏向エレメント14は、次に観察者ウィンドウ21を追跡するために機能することができる。しかしながら、そのようなトラッキングは、追加の光学デバイス、例えば、観察者平面15における観察者の位置を検出する位置検出システムを要求する。
観察者が彼の位置を変更した際に、観察者平面15における観察者ウィンドウ21を追跡する必要なく、再構成された三次元シーンを観察することの一つの可能性は、可視領域20を拡大することである。図3及び4は、これを達成することができるオプションを示している。
図3は、図1に準ずるスキャニング・システムASを示しており、照射デバイス1は、多数の光源2を有し、ここでは3つの光源2である。光源2は、互いに平行し、光軸OAに平行に配置され、それらは、好ましくは同じ可視領域20に対し、互いに関連を有する非コヒーレントであるべきである。これは、例えば、異なる光源(例えば、異なるレーザ光線)を用いることによって確実にされることができる。これは、光が次にその強度に関しては重ね合わせられるのみであるので、特にその程度において利点であるが、干渉は示していない。シーンの品質を実質的に損なうであろう、スペックルのような干渉効果を妨げることは、従って起こりえない。それにもかかわらず確かに、相互のコヒーレンスを示す光源2を用いることも可能とする。しかしながら、再構成されたシーンの情報を運ぶホログラムは、次に多数の光変調デバイス4に分けられるべきである。設計とスキャニング・システムASの動作原則は、一般に図1に関して説明されたこれらと同一である。しかしながら、少なくとも2つの光変調デバイス4、この実施形態においては3つの光変調デバイス4は、可視領域20の拡大が提供され、スキャニング・システムASにおいて、配置される。光変調デバイス4は、反射タイプから構成され、用いられた光源2の数は、単色再構成に対する光偏重デバイス4の数と同一である。光源2によって放射された個々の波Wを組み合わせるために、それぞれのイメージング・エレメント5及び6によって広げられた後に、大きなイメージング・エレメントLは平行化された光学経路を提供される。このイメージング・エレメントを用いることで、全ての光変調デバイス4が同時にスキャンされるように、それぞれの波Wは、スキャニング・エレメント3に焦点を合わせられることができる。このため、光変調デバイス4は、光軸OAに対してある角度をなして配置されるべきであるため、各光チャネルに対し、コリメート光が、同様にスキャンするためにそれぞれの光変調デバイス4に向かっていくことができるように、平面10の後ろにイメージング・エレメント8を含む必要がある。光伝播の方向から見れば、スキャニング・システムASの後ろに配置され、投影システムPSの設計は、図2に関して述べられたものと同一である。しかしながら、一つの偏向エレメント14は、光変調デバイス4ごとに提供されるべきである。多数の仮想観察者ウィンドウ21は、多重化法、ここでは空間分割多重化法を用いるこの実施形態において、生成される。任意の大きさの多数の仮想観察者ウィンドウ21は、従って、実質的には、仮想可視領域20にて生成される。これは、仮想観察者ウィンドウ21が、観察者の両目をカバーするのに十分に大きく作られることができることを意味する。しかしながら、仮想観察者ウィンドウ21が、一つの目の瞳をカバーするために、2つの仮想観察者ウィンドウ21が要求されるほどに小さくすることを可能とする。さらに、互いにそばに配置された2つの仮想観察者ウィンドウ21の間に、自由空間を配置することができる。再構成されたシーンの全体はそれらの個別の観察者ウィンドウ21各々を介して観察可能であるが、可視領域20内の個別の各観察者ウィンドウ21は、異なる視野からの再構成シーンを示すことも考えられる。
このように、仮想可視領域20は、同時に少なくとも2つ、この実施形態では3つの仮想観察者ウィンドウ21(不図示)を含んで生成されることができる。これは、実質上、図2にて示されたものと比較された仮想可視領域20を、観察者に対し、双眼鏡的に再構成された三次元シーンを観察することがすぐに可能であるように、拡大する。変調された波面WFが、フーリエ変換FTがスクリーン12にイメージ化される間、観察者の目における観察者平面15にイメージ化されることは特に利点となる。これを達成するために、スクリーン12は、イメージング・エレメント13の第二の焦点面に配置されるべきである。このように、回折次数の周期的連続は、回折スペクトルの一周期のみがスクリーン12にて示されるように、スクリーン12に転送され、特にスクリーン12の外に置き換えられる。これは、観察者が、回折次数における再構成の周期的連続を感知することを意味する。波面WFが、光変調デバイス4においてホログラムとしてコード化されるのであれば、フーリエ変換FTは、観察者平面15にイメージ化され、変調された波面WFはスクリーン12にイメージ化されるであろう。この場合、多数の仮想観察者ウィンドウ21は、仮想可視領域20にて生成され、再構成された三次元シーンを観察する際には、個別の再構成の周期的連続は、実質上、妨げられる。さらに、大きな利点は、多数の観察者ウィンドウ21含むこのような大きな可視領域20を用いて、連続的に配置された、再構成されたシーンの点、すなわち異なるセクション平面内に存在するシーンの点が、コード化に起因する明るさや可視性のように示すことである。全ての点は、同じ明るさを有し、はっきりと知覚でき、もしくは可視である。従って、可視領域と対応する単一の大きな観察者ウィンドウに関する状況として、一つの点は、鮮明に検知され、他の一方はぼやけているということを防止する。これは、再構成シーンを見たり、知覚することを非常に困難にする。この発明に応じた可視領域20は、多数の小さな観察者ウィンドウ21から構成されるため、前に用いられたコード化法は、利用し続けることができ、従って、上記で述べたコード化に起因する不利点を避けることとなる。
更に、光源3によって放射された光が、平面11に平面的に向かっていくのであれば、仮想可視領域20におけるそれぞれの仮想観察者ウィンドウ21は、非コヒーレント方向において拡大されることができる。これは、非コヒーレント方向における平面11において入射する波面が広がるほど、非コヒーレント方向における仮想可視領域20が大きくなることを意味する。従って、仮想可視領域20の大きさに影響を及ぼす、すなわち、拡大するために、イメージング・エレメント9の焦点距離が、イメージング・エレメント7の焦点距離よりも大きいならば、それは有利である。これは、多数の仮想観察者ウィンドウ21を含む仮想可視領域20が水平のみに構築されるべきであるため、ホログラフィック投影デバイスにおいて単一の偏向エレメント14、もしくは複数の単純な変更エレメント14を要求するのみである。
拡散フォイルもしくは類似のエレメントのような拡散エレメントは、非コヒーレント方向における仮想観察者ウィンドウ21を拡大するために、追加でスクリーン12に投影する平面に配置されることができる。
観察者は、観察者ウィンドウ21を追跡する必要なく、すぐに非常に大きな可視領域20における観察者平面15内を動くことができる。観察者は、この大きな観察者の稼動範囲の中から任意の制限無く、双眼鏡的に再構成された三次元シーンを観察することができる。
図4は、可視領域20の拡大のためのスキャニング・システムASの他の実施形態を示している。この実施形態において、照射デバイス1の光源2は、光軸OAにある角度をなして配置される。光は、従って、図3にて示された大きなイメージング・エレメントLが省略されうるように、入射の異なる角度において、スキャニング・エレメント3に直接向かう、もしくは焦点を合わせられる。各光チャネルにおいて、イメージング・エレメント5は、光を広げるために光源2の後ろに配置され、イメージング・エレメント6は、焦点を合わせるために機能する。図3との他の違いは、光変調デバイス4の異なる配列に位置している。それらも、反射型から構成されるが、互いにかつ光軸OAに平行に位置づけられる。スキャニング・システムASの一般の設計及び動作原理は、図3に関して説明されたスキャニング・システムASのそれらと同様である。光伝播の方向から見れば、後者の後ろに配置され、投影システムPSの設計及び動作原理は、図2にて示され、図3に関して上記で述べられたこれらと同一である。さらに、大きな仮想可視領域20は、観察者平面15にてこのように生成されることができ、仮想観察者ウィンドウ21は、図3にて示したように、空間分割多重化法を用いて、再び生成される。
けれども、観察者平面15における可視領域20を拡大することの可能性は、少なくとも2つのスキャニング・システムASを組み合わせることである。スキャニング・システムASは多数の光変調デバイス4を含むことができ、例えば図3及び4にて示されたように設計されることができる。しかしながら、光変調デバイス4によって変調され、平面11にイメージ化された波面WFは、並んで取り付けられ、もしくは隣同士または少なくとも互いが非常に近くに位置づけられる。前に述べたオプションの他の2つとの違いは、個別のスキャニング・システムASが、互いに電気的に組み合わせられないため、それらが互いに独立していることである。これは、スキャニング・システムASの開口部が十分に小さいため、収差が起こる可能性が高くないという利点を有する。
図3及び4に関して述べられている空間分割多重化に加えて、仮想可視領域20における多数の仮想観察者ウィンドウ21の生成のための時分割多重化法を使用することもできる。これは特に、多くの光変調デバイス4が、その結果として、実質上一つのみに減らされることができるという利点がある。時分割多重化によって、それがとても速く、その分解能が十分に高いのであれば、唯一つの光変調デバイス4を用いることが可能である。個別の観察者ウィンドウ21は、観察者平面15において、とても早い速度で順次生成され、拡大された可視領域20をもたらす。これは、全体のホログラフィック投影デバイスの小型設計を確実にし、光変調デバイス、イメージング・エレメント、スキャニング・エレメントなどのような追加の光学的エレメントが提供される必要がないことから、時分割多重化が空間分割多重化を超えて用いられるべき理由である。さらに、ホログラフィック投影デバイスは、従ってより安価で製造することが出来る。
図5は、詳細に仮想可視領域20を示している。スクリーン12と仮想可視領域20を示す平面図であり、そこに2つの仮想観察者ウィンドウ21a及び21bが生成される。2つの仮想観察者ウィンドウ21a及び21bは、空間分割多重化法を用い、仮想可視領域20における観察者平面15に生成される。これは、2つの光変調デバイス4によって変調された波面WFが、実質上、イメージング・エレメント及びスクリーン12を通って仮想可視領域20にイメージ化され、そこに仮想観察者ウィンドウ21a及び21bが形成していることを意味する。2つの波面WFは、図における異なる線のタイプによって示されている(点線及び破線)。これは、2つの異なる方法において達成されうる。第一の可能性は、光変調デバイス4において直接、対象の波面WFをコード化し、仮想可視領域20にイメージ化することである。第二の可能性は、対象の観察者ウィンドウ21からはじめ、観察者ウィンドウの全ての波面が実質上、光変調デバイス4上のホログラムに変換されることである。波面は、従って、ホログラムとしてコード化され、観察者の目への逆変換の方法によって、仮想可視領域20に生成される。
2つの仮想観察者ウィンドウ21a及び21bは、それらが互いに隣り合って配置され、かつ、少なくとも互いにほとんど貼り付けられるように、生成もしくは形成される。それらは、仮想観察者ウィンドウ21a及び21bが少なくとも一部が重ねられるように生成されることもできる。さらに、生成された仮想観察者ウィンドウ21a及び21bの間に自由空間を残すことが可能である。すでに上記で述べたように、光変調デバイス4においてコード化されるホログラムからの波面の再構成によって起こるような回折次数の周期的連続が、結果として防がれるため、仮想可視領域20における変調された波面WFのイメージ化が、特に利点である。上記で述べられたように観察者ウィンドウ21が生成される間、2つ以上の観察者ウィンドウ21が必要であるならば、そのとき、2つ以上の光変調デバイス4が提供されるべきである。確かにその代わりとして、時分割多重化法を用いて、仮想観察者ウィンドウ21a及び21bもしくはより多くの仮想観察者ウィンドウ21を生成することが可能であり、最も好ましい場合においては、唯一つの光変調デバイス4が必要となるであろう。図5を参照すると、まず、観察者ウィンドウ21a、そしてその次に観察者ウィンドウ21bが、偏向エレメント14を通ってとても早い速度で次々に生成される。これは、観察者ウィンドウ21a及び21bの順次生成が観察者に感知されないように十分な速さで行われるべきである。
多重化法を用いることにより、多数の仮想観察者ウィンドウ21は、従って仮想可視領域20を拡大するために、仮想可視領域20に生成されうる。これは、観察者が動いたとしても、観察者平面15における観察者が、彼の位置を変えることができ、再構成された、好ましくは仮想観察者ウィンドウ21を追跡するために観察者の目の位置を検知する必要の無い任意の制限の無い三次元シーンを観察することを可能とする。さらに、均等なシーンの動きは、より単純でかつより早い方法、特に空間分割多重化法を用いた際には、複雑な追加のエレメントや方法を有さずにリアルタイムで示されることができる。
ホログラフィック投影デバイスの上記で述べられた実施形態は、一人の観察者による、再構成された三次元シーンの観察のみに関する。図6は、観察者が動いたとしても、観察者ウィンドウ21を追跡する必要のない多数の観察者に対するホログラフィック投影デバイスを示している。図6は、全体のホログラフィック投影デバイス、すなわち、スクリーン12及び多数の観察者平面150、151、152、153、及び154の細かな詳細を示している。観察者平面の数は、観察者の数及びスクリーン12に関する彼らの位置に依存する。仮想可視領域20は、例えば、図6において述べられたように、観察者平面154にて生成される。多数の観察者が、再構成シーンを観察することができるようにするために、仮想可視領域20は、観察者平面154、及びさらには観察者平面150、151、152、153において再生される。仮想可視領域20は、仮想可視領域200、201、202、及び203が、各々の観察者平面150、151、152、及び153における観察者の位置において生成されるように、少なくとも一つのビーム・スプリッタ・エレメント(不図示)によって再生される。観察者平面150、151、152、153、154などにおける観察者の数(例えば、再構成シーンを見ている観察者の数)は、どのくらいの頻度で仮想可視領域20がコピーされるべきかを決定する。少なくとも一つのビーム・スプリッタ・エレメントは、光伝播の方向から見れば、スクリーン12の前に配置され、光伝播の方向から見れば、特に最後のイメージング・エレメントの前に配置される。これは、ビーム・スプリッタ・エレメントが、光伝播の方向から見れば、イメージング・エレメント13の前、もしくはイメージング・エレメント13とスクリーン12との間のいずれかに配置できることを意味する。ホログラフィック・投影デバイスの他の位置は、同様に可能である。これにより、例え、彼が各々の可視領域200、201、202、203などにおいて動いたとしても、各観察者が、再構成シーンを観察することができるように、少なくとも一つのビーム・スプリッタ・エレメントは、仮想可視領域20を再生する。可視領域20は、空間分割多重化を用いて再生され、好ましくは、多数のビーム・スプリッタ・エレメントがホログラフィック投影デバイス内に設けられる。ビーム・スプリッタ・エレメントは、例えば、このためにカスケード状に配置することができる。ミラー・エレメントは、観察者平面150、151、152、153、及び154における各々の観察者の位置に対し、ビーム・ガイダンスを提供する。代わりに、可視領域20は、時分割多重化を用いて再生されうる。トラッキングは、その次にもはや必要ではないであろう。
さらに、変調エレメントのようなマイクロ・ミラーを有する光変調デバイスは、マイクロ・ミラーが、互いに独立であるため、この発明に従ってホログラフィック投影デバイスにおいて用いられうる。用いられたコンピューティング・デバイスの計算能力は、単純な条件の下で、単純な方法を用いて消費されることができる。
さらに、すでに存在するソフトウェアは、従って適応されたハードウェア実装に用いられることができる。マイクロ・ミラーを有する光変調デバイス、もしくは従来の光変調デバイスを備えたホログラフィック投影デバイスは、従ってすでに利用できる技術を用いて実現されることができる。
ホログラフィック投影デバイスの適用可能性は、プライベートもしくは仕事の環境(例えば、TVスクリーン、コンピュータ・ディスプレイ、コンピュータゲーム)、娯楽産業(例えば、映画投影もしくはイベント)、情報を表示するための自動車産業、娯楽産業、医療技術(ここでは特に、低侵襲手術アプリケーション、もしくは断層的にはっきりさせされた情報の空間表現)、および表面形状の表現のための軍事技術における、二もしくは三次元再構成の少なくとも一方のためのディスプレイを含む。現在のホログラフィック投影デバイスが、上記で述べられていない他の領域においても適用可能であると、当業者に思われるであろう。

Claims (20)

  1. 再構成シーンを観察するための可視領域を拡大するホログラフィック投影デバイスであって、
    前記デバイスは、
    少なくとも1つの光変調デバイスと、
    前記光変調デバイスにてコード化されるシーンの波面を生成するために十分なコヒーレント光を放射する少なくとも一つの光源と、
    を有し、
    前記再構成シーンを観察するための仮想可視領域(20、200、201、202、203)は、観察者平面(15、150、151、152、153、154)に前記波面をイメージ化する方法によって生成され、
    前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)は、少なくとも2つの仮想観察者ウィンドウ(21a、21b)を含み、
    前記仮想観察者ウィンドウは、観察者が前記観察者平面(15、150、151、152、153、154)内で移動しても、該観察者ウィンドウ(21a、21b)を追跡する必要なく、再構成シーンを常に観察することができるような大きさを有する
    ことを特徴とするホログラフィック投影デバイス。
  2. 少なくとも2つの観察者ウィンドウ(21a、21b)を有する前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)を生成する少なくとも1つの偏向手段(14)を有することを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック投影デバイス。
  3. 前記可視領域(20、200、201、202、203)は、多数の観察者が前記再構成シーンを観察することを可能にするために、少なくとも1つのビーム・スプリッタ・エレメントを用いて再生することができることを特徴とする請求項1または2に記載のホログラフィック投影デバイス。
  4. 前記少なくとも1つのビーム・スプリッタ・エレメントは、光伝播の方向から見てスクリーン(12)の手前、特に、光伝播の方向から見て特に最後のイメージング・エレメント(13)の手前に配置されることを特徴とする請求項3に記載のホログラフィック投影デバイス。
  5. 多数の可視領域(20、200、201、202、203)を生成するために、カスケード状に配置された複数のビーム・スプリッタ・エレメントを有することを特徴とする請求項4に記載のホログラフィック投影デバイス。
  6. 多数の光変調デバイス(4)においてコード化される波面(WF)を生成するための、互いに平行に配置された多数の光源(2)を有し、当該多数の光源(2)は、1つの投影エレメント(L)に割り当てられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のホログラフィック投影デバイス。
  7. 多数の光変調デバイス(4)においてコード化される波面(WF)を生成するための、互いにある角度をなして配置される多数の光源(2)を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のホログラフィック投影デバイス。
  8. 多数の光源(2)が用いられる場合に、それらの光は、なるべく互いに非コヒーレントであることを特徴とする請求項6または7に記載のホログラフィック投影デバイス。
  9. 多数の観察者によって観察されるシーンのホログラフィック再構成、特に娯楽産業分野における映画投影のためのものであることを特徴とする請求項3に記載のホログラフィック投影デバイス。
  10. 再構成シーンを観察するための仮想可視領域を拡大する方法であって、
    少なくとも1つの光源(2)が十分なコヒーレント光を放射し、
    前記光は、少なくとも1つの光変調デバイス(4)によって変調され、
    変調された前記光は、次に少なくとも1つの偏向エレメント(14)に対して、少なくとも1つの投影エレメント(8’、9、16)によって投影され、
    そのため、変調された前記光は、少なくとも1つの観察者平面(15、150、151、152、153、154)における所定の位置において、仮想可視領域(20、200、201、202、203)を生成し、
    少なくとも2つの観察者ウィンドウ(21a、21b)が、多重化法を用いて前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)にて生成される
    ことを特徴とする方法。
  11. 多数の観察者が、前記再構成シーンを観察することができるようにするために、前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)は、少なくとも1つの観察者平面(15、150、151、152、153、154)において再生されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)は、少なくとも1つのビーム・スプリッタ・エレメントによって再生され、当該仮想可視領域(20、200、201、202、203)は、前記少なくとも1つの観察者平面(15、150、151、152、153、154)における前記観察者の各々の位置にて生成されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)における前記少なくとも2つの観察者ウィンドウ(21a、21b)は空間分割多重化法もしくは時分割多重化法を用いて生成される特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記少なくとも2つの観察者ウィンドウ(21a、21b)は、それらの少なくとも一部が重複するように、前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)内に生成されることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記少なくとも2つの観察者ウィンドウ(21a、21b)は、それらが互いにほとんど付着されるように、前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)内に生成されることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記光源(2)によって放射され、前記少なくとも1つの光変調デバイス(4)よって変調された前記光のフーリエ変換(FT)は、スクリーンのように機能するイメージング・エレメント(12)に対してイメージ化され、少なくともこのイメージング・エレメント(12)は、前記光変調デバイス(4)の支援にて変調された波面(WF)を、前記仮想可視領域(20、200、201、202、203)内にイメージ化することを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記シーンのカラー再構成は、三原色について、同時に実行されることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記シーンのカラー再構成は、三原色について、連続して実行されることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1項に記載の方法。
  19. 再構成された三次元シーン、特に再構成された動きのある三次元シーンが、表示されることを特徴とする請求項10乃至18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記再構成された三次元シーンは、リアルタイムで表示されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
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