JP5059783B2 - シーンのホログラフィック再構成用投影装置 - Google Patents

シーンのホログラフィック再構成用投影装置 Download PDF

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Description

本発明は、シーンのホログラフィック再構成用投影装置に関し、前記装置は、少なくとも1つの光変調装置と、該光変調装置において符号化されるシーンの波面を生成するために十分にコヒーレントな光を放射する少なくとも1つの光源とを備える。本発明はシーンのホログラフィック再構成方法にさらに関する。
ホログラフィによって、3次元オブジェクトを記録し、波動光学的方法を用いて光学的に3次元オブジェクト表示することが可能となる。ホログラフィック画像の表示は再構成と呼ばれることが多いが、該表示は、ホログラム生成媒体を十分にコヒーレントな光によって照明することにより、投影装置の助けによって実現され、また、ホログラムのタイプに応じて実現される。利用されるホログラムは、真のホログラムか、コンピュータ生成ホログラム(CGH)かのいずれであってもよい。
通常、再構成は直接見られる。すなわち観察者は、コンピュータ生成ホログラム(CGH)を観察する。このコンピュータ生成ホログラム(CGH)は、例えば、ホログラム値に従って符号化された、規則的に配列された画素から構成されている。個別の記録に起因して、さらに、偏向の結果により、CGHの再構成は1つの周期性間隔の範囲内でのみ可能であり、この間隔はCGH生成媒体の分解能により規定される。この再構成は、隣り合う周期性間隔の中で不規則性を示しながら通常反復される。
CGH用の記録媒体には、入射光の位相及び振幅を変調する液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、LCoS(Liquid Crystal on Silicon)等のような空間光変調器が含まれる。CGHを所望の平面に変換する光学エレメントは2次元シーンと3次元シーンを再構成するために用いられる場合が多い。投影装置のリフレッシュレートをシーンの再構成のために十分に高くして、高画質の動画2次元シーンと3次元シーンとを達成する必要がある。
特許文献1には、例えば、3次元シーンを再構成するための一次元光変調器を備えた投影装置が開示されている。この光変調器はデータ処理システムの変調信号によって制御され、したがって、一次元ホログラムを符号化する音響光学変調器である。再構成は、水平方向に視野角を上げるためにいくつかの光学エレメントの助けによって縮小される。水平スキャナは、シーンの部分的ホログラムを連続して合成して、部分的ホログラムの動きのバランスをとる。水平スキャナは音響波の速度と同期され、それによって、変調器からからの原画像の走査済みエリアは、再構成されたシーンにおいて固定されているように見える。さらに、水平一次元ホログラムの位置決めを垂直方向に行うために、垂直方向のスキャナが設けられる。
しかし、投影装置が音響光学変調器(AOM)を使用するという理由のために、この投影装置は、動きのバランスをとることを目的とする水平スキャナのような追加のエレメントを必要とするという問題点を示すことになる。このため、設計がかなり困難で、複雑なものとなる。別の欠点として、AOMの狭い開口部があり、この開口部はサブホログラムを1列にまとめて並べることを要求する。
さらに、例えば特許文献2の特許要約による光変調器が知られている。この要約及び添付図面には、2つの空間光変調器(SLM)の助けによって3次元シーンを再構成するための装置についての記載がある。対応するホログラムを備えた個々の光変調器は1人の観察者の片眼用として意図されたものである。レンズエレメントと回転するミラーエレメントとが光変調器と観察者との間に配置される。3次元シーンはチルトされたミラーエレメントの領域に、又は回転されたミラーエレメント上に再構成される。いずれの観察者の動きも位置検出システムによって識別され、回転するミラーエレメントはその水平軸又は垂直軸の周りでチルトされ、それによって観察者の目の新しい位置を追従することになる。同時に、新しい観察者の位置と一致する3次元シーンの視野がホログラムに示される。
上記回転するミラーエレメントは上記投影装置においてモニタとして機能し、同時に観察者用ウィンドウを追跡するために用いられる。したがって、3次元シーンの再構成はそのエレメントの拡張により制限を受けることになる。さらに、再構成されたシーンは回転するミラーエレメントの動きに起因して不規則性を示す場合もある。このことは、特に、再構成されたシーンの見た目が実際の視方向に依存して異なるものになることを意味する。このため観察者にはシーンを観察するのがかなり不便になる。さらに、この再構成されたシーンは2つの光変調器の相対的に小さな寸法によって制限を受ける。
特許文献3の特許要約には、動画3次元シーンを表示するためのホログラフィック装置についての記載があり、このホログラフィック装置では観察者からシーンまでの観察距離は、短い距離に保たれていなければならない。この装置は、光源、光変調器、光を結像するための結像エレメント、及び、再構成されたシーンの近くに、又は、再構成されたシーンと同じ位置に配置されるフィールドレンズを備える。ここでのフィールドレンズがスクリーンとしても機能するという理由により、3次元シーンの範囲はこのフィールドレンズの寸法によって制限を受けることになる。
米国特許第5,172,251号公報 特開平09−068674号公報 特開平09−138631号公報
本発明の目的はシーンのホログラフィック再構成のための装置及び方法を提供することである。この装置及び方法は従来技術の前述の問題点を克服するものであり、前記装置及び方法は、たとえ観察者のうちの少なくとも1人が移動したとしても、2次元シーンと3次元シーンの再構成を複数の観察者へ高画質で配信することが可能となる。この場合、投影装置は、単純でかつ製造に費用のかからない構造のものになる。
本発明によれば、上記目的は光変調装置によって変調された光のフーリエ変換をスクリーン上へ結像し、次いで、光変調装置において符号化された波面を、観察者の平面に位置している少なくとも1つの観察者用仮想ウィンドウの中で結像するための結像手段と、少なくとも1人の観察者の目の位置の変化従って観察者用ウィンドウを追跡する少なくとも1つの偏向手段とによって解決される。ここで、この偏向手段は、光変調装置とスクリーンとの間に配置される。
本発明による投影装置は少なくとも1つの光変調装置を備え、該光変調装置は十分にコヒーレントな光を放射する光源を含む照明装置により照明される。光変調装置は、好適には空間光変調器、特に、位相変調器が望ましい。光源によって放射され、次いで、光変調装置によって変調された光のフーリエ変換は、結像手段、特に、レンズとミラーとの少なくともいずれかによって光学エレメントの中で結像される。この光学エレメントはスクリーンとして機能し、次いで、光変調装置において符号化された波面は観察者の平面に在る観察者用仮想ウィンドウの中へ結像される。該ウィンドウにおいて、1人又は複数の観察者が、再構成された2次元シーン又は3次元シーンを観察することができる。観察者用ウィンドウは、物理的には存在していため、仮想ウィンドウと呼ばれる。このウィンドウは観察者の片目又は両目の正面にある単に想像上のウィンドウであり、該ウィンドウを通して、十分な品質で再構成されたシーンを観察することができる。本発明によれば、観察者用ウィンドウは(単複の)観察者の動きに従って少なくとも1つの偏向手段の助けにより追跡される。この観察者の動きは観察者の新しい目の位置の助けによって識別される。偏向手段は投影装置内に配置される。さらに詳細にはこの偏向手段は、光変調装置とスクリーンとの間に配置される。このような偏向手段は、音響光学エレメントのような機械エレメント、電気エレメント、磁気エレメント又は光学エレメントであってもよい。
このようにして、高画質の2次元シーンと3次元シーンの単純かつ迅速な再構成用として用いられるホログラフィック投影装置であって、観察者用ウィンドウを観察者が追跡することを可能にするホログラフィック投影装置が提供される。観察者用ウィンドウを追跡するために用いられる偏向手段が投影装置内に配置されるという事実は、周囲の環境の影響に対して偏向手段を鈍感にすることを意味する。さらに、使用される光変調装置は、好適には拡大された空間光変調器であることが望ましく、音響光学変調器のような制限のある変調器ではないことが望ましい。このような変調器は、特許文献1の水平スキャナのような追加のエレメントと、投影装置内の追加のエレメントの配置構成とを不要にするものである。このような光変調装置は機器のコンパクトな設計に寄与することになる。
本発明の1つの実施形態では、再生スケール及びスクリーンサイズを選択して、フーリエ変換の回折次数がスクリーンの外側に周期的に継続して存在するようにすることが可能である。これは、回折次数の周期的継続がスクリーンの中から変位されるという利点を有し、さらに、ただ1回の周期がスクリーン上で目に見えるようになる。このことは、観察者が、種々の回折次数での再構成の周期的継続を知覚しないことを意味する。したがって、画質は従来の機器と比べて著しく改善されたものになる。
本発明のさらなる実施形態では、光変調装置は再構成されたシーンのための2次元波面を生成するための偏向エレメントが提供される、1次元光変調装置であってもよい。ここで、この偏向エレメントは1次元光変調装置に対して垂直な光偏向を実現することになる。
一次空間光変調装置が提供される場合、本発明による投影装置は、偏向エレメント、好適には検流計スキャナ(ミラー検流計)又は光ビームの迅速な偏向を行うための多角形ミラーを備えたものであってもよい。このミラーは、再構成されたシーンの表示のために2次元波面を生成するためのものである。(1次元光変調装置が垂直方向に構成されているか、水平方向に構成されているかに応じて)列又は行の波面は、偏向エレメントの助けによりまとめて1列に並べられる。
広い領域において(単複の)観察者が観察者ウィンドウを利用可能にするために、観察者は、位置検出システムを用いて、再構成されたシーンを観察しながら、観察者の平面における観察者の目の位置の変化を検出することができる。
上記位置検出システムは、再構成されたシーンを観察しながら1人又は複数の観察者の目の位置を検出し、シーンを適宜符号化する。これは特に、変更される目の位置に従って、再構成シーンの位置と内容との少なくともいずれかを更新できるようにするのに有利である。次いで、新しい目の位置に従って観察者用ウィンドウを追跡することが可能となる。
本発明の別の推奨実施形態によれば、少なくとも1つのビームスプリッタ・エレメントを偏向手段と光変調装置との間に配置することができる。シーンのカラー再構成用として用いられるこのビームスプリッタ・エレメントと共に2次元バイナリ光変調装置が用いられる場合、光変調装置から放射された波面を再生するために別のビームスプリッタ・エレメントが提供される。
1次元又は2次元光変調装置が使用される場合、投影装置に配置される少なくとも1つのビームスプリッタ・エレメントをシーンのカラー再構成のために採用することができる。カラー再構成用ビームスプリッタ・エレメントに加えて、2次元バイナリ光変調装置が使用される場合、光変調装置によって放射される波面を再生する第2のビームスプリッタ・エレメントを提供するようにしてもよい。この追加のビームスプリッタ・エレメントは、例えば格子又は回折光学エレメント(DOE)であってもよい。
本発明の目的はシーンのホログラフィック再構成方法によって解決される。その場合、光源によって放射され、光変調装置によって変調される光のフーリエ変換がスクリーンとして機能する光学エレメント上へ結像される。その場合、少なくとも光学エレメントは、観察者の平面にある少なくとも1つの観察者用仮想ウィンドウの中へ符号化済み波面を結像し、また、その場合、少なくとも1つの偏向手段が、観察者の平面にある観察者用ウィンドウを少なくとも1人の観察者の目の位置の変化に従って追跡する。
新規の方法によれば、十分にコヒーレントな光を放射する照明装置の光が2次元と3次元シーンの少なくともいずれかのシーンのホログラフィック再構成用の少なくとも1つの光変調装置上へ向けられる。照明装置によって放射され、光変調装置によって変調される光のフーリエ変換は、光学エレメント上へ、次いで、特にスクリーン上へ、好適にはミラー上へ結像される。光変調装置において符号化された波面は、次いで、好適にはスクリーンの助けによって観察者の平面にある観察者用ウィンドウの中へ結像される。このウィンドウを通じて観察者は、再構成された、好適には3次元のシーンを視ることになる。観察者用ウィンドウは、偏向手段の助けによって、少なくとも1人の観察者の目の位置の検出された変化に従って観察者の平面において追跡される。本発明に係る方法は、好適には、請求項1から12のいずれか1項に係る投影装置を動作させるために使用される。
本発明の方法の利点として、高画質を同時に提供しながら、広い再構成空間において2次元と3次元のシーンの少なくともいずれかのシーンを再構成することができるという点が挙げられる。さらに、この方法によって、観察者は観察者の平面の中で移動することが可能となり、それによって、再構成されたシーンを観察することができるようにスクリーンの正面に観察者の位置を固定する必要がなくなる。この新規の方法によれば、たとえこの観察者が別の位置へ移動するようなことがあっても、(視差画像を伴う公知の自動立体鏡(autostereoscopic)表示の深度効果の代わりに)真の深度効果を持つ広い再構成された3次元シーンを少なくとも1人の観察者に対して示すことが可能となる。波面が直接変調されるという事実は、ホログラムを得るための変換計算を冗長にするものである。さらに、変調済み波面を計算するために、オブジェクトを1回だけフレネル変換して観察者用ウィンドウの中へ入れる操作が必要となる。これは、従来技術の投影装置により必要とされるような、オブジェクトの波面の追加フーリエ変換を行ってホログラムに変える操作を冗長にすることになる。
本発明の好ましい実施形態によれば、ミラーエレメントをチルトさせることによってゼロ番目の回折次数でシーンをさらに再構成するようにしてもよい。輝度がゼロ番目の回折次数で最大となるため、これは特に望ましいことである。
本発明のさらなる実施形態がその他の従属クレームにより規定される。本発明の実施形態について以下詳細に説明し、添付図面と関連して例示する。単色光を持つホログラフィック再構成に基づいて本発明の原理について説明する。しかし、個々の実施形態の説明で示されるようなカラーホログラフィック再構成にも本発明を同様に適用できることが当業者には明らかになるだろう。
図1は、2次元シーンと3次元シーンとの少なくともいずれかのシーンの再構成のためのホログラフィック投影装置1を概略的に示す平面図である。さらに理解し易くするために、透過装置としてのホログラフィック投影装置1が、以下に参照する図4aに単純化された態様で示されている。次に、ホログラフィック投影装置1の基本設定について説明する。投影装置1は光変調装置2を備えるが、この光変調装置2は、本例では、入射波面を変調する位相変調器である。この実施形態でわかるように、光変調装置2は本例では垂直方向に配設された1次元光変調装置である。しかし、光変調装置2は水平方向にも同様に配設することが可能である。光変調装置2は照明装置3によって、より正確に述べれば、十分にコヒーレントな光を放射する線光源4によって照明される。本明細書においては、‘十分にコヒーレントな光’という用語は3次元シーンのホログラフィック再構成のために干渉を生成することができる光を示すものである。照明装置3の光源4は、レーザダイオード、DPSSレーザ(ダイオードポンピング・ソリッドステートレーザ)又は別のレーザからつくることができる。十分にコヒーレントな光を放射する限り従来の光源を使用することも可能である。しかし、このような光源は、フィルタして、十分なコヒーレンスレベルを達成するようにすることが望ましい。ホログラフィック投影装置1は結像手段、特に光学システム5をさらに備える。この光学システム5の最も単純な変形例は、結像手段6及びスクリーンとして機能する光学エレメント7を備えるものである。光学エレメント7を以下スクリーンと呼ぶことにする。光学システム5は、例えば、図からわかるような、また、以下さらに詳細に説明するようなさらに別の光学エレメントを備えるものであってもよいことは言うまでもない。スクリーン7は、好適にはミラー、特に凹面ミラーであることが望ましい。スクリーン7は、例えば図示のようにレンズなどの結像用光学エレメントとすることも可能である。スクリーン7が凹面ミラーである場合、ホログラフィック投影装置1の光学システムのサイズの方が、レンズのみを用いる透過装置のサイズよりも実質的にさらに小型になるという利点が生じることになる。スクリーン7は、光変調装置2から反射される波面8がされないように決して拡散面を持たないようにすることが望ましい。結像手段6もまたミラー又はレンズである。光源4により放射され、かつ、平らであると仮定される波Wが光変調装置2に到達し、次いで、変調され、それによって平面波Wの波面が光変調装置2において等距離の位置に符号化されて、所望の波面8を形成するようになる。この波面8はレンズエレメント13と14によって偏向エレメント9上へ結像され、2次元シーンと3次元シーンとの少なくともいずれかのシーンを再構成するようになる。このような偏向エレメント9は、検流計スキャナ、圧電スキャナ、共鳴スキャナ、ポリゴンスキャナ、ポリゴンミラー、マイクロミラーアレイ、あるいは、音響光学装置、光電装置、又は磁気装置のような同様の装置であってもよい。偏向エレメント9は、光変調装置2に対して垂直な波面8の光偏向を実行して、2次元波面10を生成するようにする。2次元波面10は、上記偏向によって生成される一連の平行な1次元波面10’、10”、10”’...から構成される。次いで、光学システム5は、観察者の平面12に位置している観察者用仮想ウィンドウ11の中へ2次元波面10を結像する。このウィンドウにおける観察者の目は再構成されたシーンを観察する。光源4によって放射される十分にコヒーレントな光がスクリーン7上へ同時に結像される。これによって、波面に符号化された情報のフーリエ変換FTがレンズエレメント13と14との間に、そして、レンズエレメント13の画像側焦面に生成される。光学システム5の結像手段6は、画像側焦面17におけるスクリーン7上において平面15の中へフーリエ変換FTを結像する。円錐台によって形成される拡大された再構成空間16において、上記再構成されたシーンを観察者は観察することができる。この拡大された再構成空間16は観察者用ウィンドウ11とスクリーン7との間において延伸する空間である。この再構成されたシーンは、スクリーン7の正面に、スクリーン7上に、又は、スクリーン7の後部に現れる得るものである。
3次元シーンがゼロ番目の回折次数で再構成される。この再構成は、ゼロ番目の回折次数において輝度又は光度が最大になるという理由で特に望ましいものである。
さらに、光変調装置2の中へ偏向エレメント9を直接組み込むことも可能である。このことは、2次元波面10を生成するために用いられる光変調装置2が、全体として変位されることを意味する。この場合レンズエレメント13と14は不要となる。次いで、光変調装置2は偏向エレメント9に隣接して、すなわち結像手段6の被写体側焦面に配置される。この結果、例えば、シーンのカラー再構成のためのビームスプリッタ・エレメント22を光変調装置2と結像手段6の間に配置することができる。これを行うことによって、ホログラフィック投影装置1に対するさらにコンパクトな全体設計を行うことが可能となる。
しかし、オプションとしてホログラフィック投影装置1はレンズエレメント13と14を光路に設けるようにしてもよい。ここで個々の焦点距離からわかるように、レンズエレメント13と14は収差を最小化するために同じ屈折力を持つようになっている。しかし、レンズエレメント13と14はまた、偏向エレメント9上の1次元波面8のサイズの修正又は最適化を行うために、異なる屈折力又は焦点距離を持つようにしてもよい。この場合レンズエレメント13と14には別の利点がある。これらのレンズエレメントは、光変調装置2によって放射された波面8が偏向エレメント9上で結像されるように使用され、それによって2次元波面10が生成されるようになることが保証される。レンズエレメント13と14によってここで表される無限焦点システムは、偏向エレメント9上へ波面8を結像するために用いることができる。これによって、波面8のフーリエ変換FTがレンズエレメントの画像側焦面13において生成される。レンズエレメント14と結像手段6の助けによって、このフーリエ変換はスクリーン7上へ結像される。
偏向エレメント9は光源4と光変調装置2との間に交互に配置することができる。この配置には、2次元波面10の符号化中の収差をできる限り取り、除くか、最小化することができるという利点がある。というのは、光変調装置2に到達したとき、平らな波面Wはまだ符号化されていないからである。
ここに示される投影装置1には、観察者の平面12における観察者の目の位置を検出するための位置検出システム17がさらに含まれる。位置検出システム17はカメラであってもよい。偏向手段18は、観察者の目の位置の変化に従って観察者用ウィンドウ11を追跡するために、結像手段6とスクリーン7との間であって、好適には、結像手段6の画像側焦面に配置される。偏向手段18は個別に制御が可能であり、好適にはミラーであることが望ましい。観察者用ウィンドウ11の適当な追跡には非常に正確に動作する偏向手段が必要となる。これは偏向手段18が検流計スキャナである場合があるという理由による。MEMアレイ、ポリゴンスキャナ、又は音響光学構成装置のような別の偏向手段を使用することも可能であることは言うまでもない。さらに、偏向手段18は、少なくとも1つの方向、すなわち水平方向と垂直方向との少なくともいずれかの方向に偏向を行うことができる。このことは、偏向手段18の一次元バージョンが、水平方向か、垂直方向かのいずれかの方向にのみ観察者用ウィンドウ11を追跡することを意味する。偏向手段18の2次元バージョンは水平方向と垂直方向の双方向に観察者用ウィンドウ11を追跡することができる。偏向手段18はXY型検流計スキャナであってもよい。あるいは2つの検流計スキャナを互いの後部に配設して、一方を水平方向の追跡用として使用し、もう一方を垂直方向の追跡用として使用するようにしてもよい。観察者用ウィンドウ11を追跡するための偏向エレメント9は、偏向手段18と同期する必要がある。さらに、第2の結像手段19が光の伝播方向から見て偏向手段18の後部に設けられる。スクリーン7を充填するために必要とされる大きな倍率に起因して、第2の結像手段19は単一のレンズの代わりにレンズシステムであってもよい。これは収差を防止するか、最小化するためである。第2の結像手段19が提供されなければ、結像手段6はレンズ又はレンズシステムにする必要がある。
次に、この実施形態の助けによって3次元シーンの再構成についてさらに詳細に説明する。光源4によって放射された波面Wは光変調装置2に到達し、それによって、波面Wは変調される。次いで、変調された波面8は、レンズエレメント13と14の中を通って進み、これらのレンズエレメントは偏向エレメント9上へ波面8を結像する。同時に、レンズエレメント13によって、波面8のフーリエ変換FTがレンズエレメント13の画像側焦面に生成される。このフーリエ変換FTの生成後に、2次元の変調済み波面10が結像手段6により偏向手段18上へ結像される。観察者の平面12におけるいずれの観察者の動きも位置検出システム17によって識別される。観察者用ウィンドウ11は、位置検出システム17により提供される位置情報に従って偏向手段18を制御することにより追跡することができる。結像手段6と19は、第2の結像手段19の焦面20に変調済み2次元波面10の画像を生成する。次いで、焦面20におけるこの2次元画像はスクリーン7を経由して観察者用ウィンドウ11の中へ結像される。同時に、フーリエ変換FTの画像は結像手段6の画像側焦面21に生成される。次いで、第2の結像手段19はフーリエ変換FTの画像をスクリーン7上へ結像する。
観察者の片方の目のみに関連して上述のホログラフィック投影装置1について説明した。観察者の両方の目に対して機能できるように第2の波面変調装置2を設けることは理にかなったことである。このために既存のホログラフィック投影装置1の光学エレメントを利用することができる。観察者が観察者の平面12に位置していて、観察者用ウィンドウ11を通して観察する場合、観察者は再構成空間16に再構成された3次元シーンを観察することができる。そして、このシーンは、光の伝播方向から見てスクリーン7の正面に、スクリーン7上に、又は、スクリーン7の後部に再構成されることになる。しかしながら、水平方向に配置された唯一の光変調装置2を用いて、再構成されたシーンを観察者の両方の目に提供することも可能である。
3次元シーンのカラー再構成もまたホログラフィック投影装置1の助けにより可能となる。図1に示すように、ビームスプリッタ・エレメント22、好適にはプリズムブロックが光の伝播方向へ向かって結像手段6の正面に配置される。ビームスプリッタ・エレメント22は、好適には二色性層を備えたXプリズムであることが望ましく、このエレメントは、赤色光、緑色光及び青色光を分割して、3つの分離波面の中へ入れるか、これらの分離波面を再結合して、共通の変調された波面を形成する。カラー再構成のために他の任意のビームスプリッタ・エレメントを使用してもよいことは言うまでもない。3原色RGB(赤、緑、青)を同時に処理することによりシーンのカラー再構成が達成される。本実施形態では、ビームスプリッタ・エレメント22はレンズエレメント13と14との間に配置されるが、このビームスプリッタ・エレメント22をホログラフィック投影装置1の別の位置に配置することも可能である。
図2は図1のビームスプリッタ・エレメント22を示す拡大詳細図である。3次元シーンの同時カラー再構成のために、3原色RGBに対して3つの光変調装置2R、2G及び2Bが設けられる。これら3つの光変調装置2R、2G及び2Bは3つの光源4R、4G及び4Bにより照明される。対応する光変調装置2R、2G及び2Bによって個々の波面8R、8G及び8Bを変調した後、これらの波面はビームスプリッタ・エレメント22によってレンズエレメント14上へ結像され、共通波面の再合成が図られる。唯一の光源、特に白色光源をカラー再構成用として使用することもさらに可能である。この配置構成において、ビームスプリッタ・エレメント22もレンズエレメント13と14の間に配置される。しかし、追加の半透過ミラーがビームスプリッタ・エレメント22とレンズエレメント14との間に配置される。光源により放射された光は半透過ミラーへ向けられ、そこから、光はビームスプリッタ・エレメント22によって3つの光変調装置2R、2G、2B上へ結像され、これらの波面変調装置を照明し、次いで、対応する波面を変調する。ここでビームスプリッタ・エレメント22は、3つの単色波面8R、8G及び8Bに光を分割する。さらに、カラー再構成用として3つの光変調装置の代わりに、唯一の光変調装置を使用することも可能である。しかし、このオプションは本図には示されていない。上記光変調装置は、異なる色の3つのLED又は1つの白色光LEDを備える1つの光源によって照明することができる。さらに、異なる入射角で光変調装置上へ波面を結像する音響光学エレメントなどの少なくとも1つの光学エレメントが必要となる。
図3はホログラフィック投影装置1の別の実施形態を示す図である。投影装置1の一般的レイアウトは図1に図示のものと同一である。その理由は、同じ構成要素を同じ参照番号によって示すためである。しかし、図1に示した装置とは対照的に、本図に示すホログラフィック投影装置1は複数の観察者によって用いられることを意図するものである。この図を理解できるようにするために、2人だけの観察者と観察者当たり1つだけの1次元波面とのための光路が本実施形態では示されている。しかし、一般に3以上の観察者が再構成された3次元シーンを観察することが可能である。文字Rによって示される観察者用ウィンドウは右眼用のウィンドウであり、文字Lによって示される観察者用ウィンドウは観察者の左眼用のウィンドウである。図示のホログラフィック投影装置1は、再構成された3次元シーンを提示するための2つの光変調装置2を備える。これら2つの光変調装置2の各々は、少なくとも1つの光源4を用いて少なくとも1つの照明装置3により照明される。光源4は互いに独立したものであり、異なる入射角を生じさせる。光変調装置2当たりの光源4の数は、再構成されたシーンの観察者の数に依存し、再構成されたシーンの観察者の数によって決定される。3以上の観察者が存在する場合には、ただ1つの光変調装置2が使用される。すなわち、観察者の右眼用のすべての観察者用ウィンドウ用として、又は観察者の左眼用のすべての観察者用ウィンドウ用としてただ1つの光変調装置2が使用されることになる。光源4は、異なる入射角で十分にコヒーレントな光を用いて光変調装置2を照明する。1人の観察者の両目用の観察者用ウィンドウ11Rと11Lに対する光源4の入射角はほとんど同一である。このことは、観察者用ウィンドウ11Lと24L用として変調される波面8Lと23Lを生成する光源4により放射される光の入射角が異なることを意味する。両方の光変調装置2用として、スクリーン7、偏向エレメント9、レンズエレメント13と14及び結像手段6と19を使用することができる。
図1とは対照的に、それぞれの観察者の目の位置に従って、少なくとも2つの、本例では3つの観察者用ウィンドウ11R、11L及び24Lを追跡するために2つの偏向手段18が提供される。偏向手段18の数は観察者の数によって決められる。このことは、本例では観察者用ウィンドウ11R及び11Lに対して、観察者一人当たりただ1つの偏向手段18が両眼用として使用されることを意味する。第2の結像手段19が集束エレメント25と組み合わされ、光の伝播方向から見て偏向手段18の後部に配置される。ここで、第2の結像手段19として、波面10Rと10Lの視準を目的とするレンチキュラアレイがある。左眼と右眼用のこれら2つの波面10Rと10Lは、第1の偏向手段18に割り当てられている第2の結像手段19のレンチキュールの中を通って伸びている。一旦2つの波面10Rと10Lが第2の結像手段19の対応するレンチキュールを通過すると、集束エレメント25は、スクリーン7上でフーリエ変換FTにオーバラップし、合焦しようとする。2次元波面26L用の観察者用ウィンドウ24Lを追跡するために別の偏向手段18が設けられる。レンズのさらに複雑な配置構成によって集束エレメント25を置き換えて、収差の最小化を図るようにしてもよい。集束エレメント25は、例えば色収差のないレンズであってもよい。例えば、投影装置1における単一レンチキュラアレイとして第2の結像手段19と集束エレメント25とを設ける可能性も存在する。
本実施形態では、ホログラフィック投影装置1が複数の観察者にサービスを提供するように設計されている点を除いて、図1と関連して既述したように3次元シーンが再構成される。それによって観察者用ウィンドウ11R、11L及び24Lを追跡するための複数の偏向手段18が存在することになる。上述のホログラフィック投影装置1は3つの観察者用ウィンドウに同時にサービスを提供することを可能にするものである。
異なる入射角で個々の光変調装置2に到達する十分にコヒーレントな光を放射する光源4を用いる代わりに、光変調装置2当たりただ1つの光源8を使用することも可能である。この場合、波面は、光変調装置2により変調が行われた後に増加される。この増加は、例えば格子(グリッド)エレメントの助けによって偏向エレメント9の近傍で行うことができる。この解決方法には、単一光源4によって放射され、次いで光変調装置2に到達する波面の位相欠陥を補正できるという利点がある。
図1及び図3に関して、ミラーまたはミラー構成であり、かつ、好適には検流計スキャナであることが望ましい偏向手段18は光拡散層を有することができる。したがって、偏向手段18は水平方向に光拡散を行うミラーであってもよい。これらの光拡散層はシート状であってもよい。拡散された光は1次元波面へ90度の角度で伝播しなければならない。コヒーレンスがホログラフィック再構成にとって非常に重要なものであるという理由から、コヒーレンスは光拡散層の使用によって影響を受けるものであってはならない。しかしながら、非コヒーレント方向に観察者用ウィンドウ11、11R、11L、24Lの拡大を行うことが可能である一方で、回折次数の拡大によりコヒーレント方向に観察者用ウィンドウ11、11R、11L、24Lが制限を受けることになる。光変調装置2が水平方向に配置されていれば特に望ましい。このようにして、個々の観察者用ウィンドウ11、11R、11L、24Lを垂直方向、すなわち非コヒーレント方向に拡大することが可能となる。これは、光変調装置2のこの配置構成において、観察者用ウィンドウ11、11R、11L、24Lを観察者の垂直方向の位置まで追跡する必要がもはやないという理由によるためである。その理由として、観察者用ウィンドウ11、11R、11L、24Lが垂直方向に大きく拡大しているということが挙げられる。さらに、この場合、結像及び表示を行う役割を果たすだけでなく、非コヒーレント方向への波面のフーリエ変換の拡散を行う役割も果たすことになるスクリーン7上へ光拡散層を印加できる可能性が存在する。
1次元光変調装置2と偏向手段18との少なくともいずれかと共に偏向エレメント9の助けによって2人以上の観察者B1、B2のために再構成される3次元シーンの部分画像の2次元波面を実現するとき、変調済み波面8の行又は列の時間的多重化が行われるいくつかの可能性が存在する。部分画像の2次元波面が、1人の観察者のために、次いで、別の観察者のためにまず完全に生成される。さらに、個々の観察者と関連づけられた、部分画像の変調済み波面の行又は列を交互に示すことが可能となる。
図1、図2及び図3に従う本発明の実施形態は、少なくとも1つの入射波面を変調するための少なくとも1つの1次元光変調装置2に常に関するものである。しかし、本発明は2次元光変調装置2を用いて実現することも可能である。
次に、投影装置1のこのような実施形態について図4、5、6、7の助けによって説明する。
図4はホログラフィック投影装置1の別の実施形態の平面図を示す。この実施形態による投影装置1は観察者の平面12における複数の観察者向けのものである。図1及び図3とは対照的に、本実施形態では、光変調装置2は2次元バイナリ光変調装置である。変調波面はこのような光変調装置2によってバイナリ符号化される。波面の表示が非常に不正確であるという理由によって、シーンを再構成するためにいくつかの波面がスーパーインポーズされる。2次元波面を生成するための偏向エレメントはもはや不要となる。
図1及び図3に示す偏向エレメント9の代わりに、投影装置1はビームスプリッタ・エレメント27を備え、このビームスプリッタ・エレメント27は、ビームスプリッタ・エレメント22と併用されて、光をそのスペクトル成分に分割するか、これらのスペクトル成分から光を再合成して、光変調装置2により放射される波面8Rと8Lを再生するものである。このビームスプリッタ・エレメント27は好適にはレンズエレメント14の画像側焦面及び結像手段6に配置される。そして、このビームスプリッタ・エレメント27は格子エレメント又は回折光学エレメント(DOE)、特に、構成可能な回折光学エレメント(DOE)であってもよい。さらに、ビームスプリッタ・エレメント27ではなく、観察者の平面12にいる観察者の数に応じて、個々の光変調装置2用の複数の光源4を提供することが可能である。これらの光源4によって放射される光は、異なる入射角で光変調装置2に到達することが望ましい。
図示の3人の観察者に対するシーンの再構成の場合、投影装置1は2つの光変調装置2を備え、その場合、一方の光変調装置2は観察者の右目向けのものであり、他方の光変調装置2は観察者の左目向けのものである。これら2つの光変調装置2の各々は、1つの光源4を持つ少なくとも1つの照明装置3によって照明される。これらの光源によって放射された光は変調され、それによって平面波Wは符号化されて、光変調装置2において等距離の位置において所望の波面8Rと8Lとを形成することになる。これらの波面8Rと8Lは、次いで、レンズエレメント13と14によって再生用のビームスプリッタ・エレメント27上へ結像されて、複数の波面81R、82R、83R及び81L、82L、83Lに変えられる。同時に、波面8Rと8Lのフーリエ変換FTはレンズエレメント13と14との間に、好適にはレンズエレメント13の焦面に生成される。次いで、フーリエ変換FTはレンズエレメント14と結像手段6とによって結像手段6の焦面21の中へ結像される。この焦面には、3つの偏向手段18が配置されている。まず、波面81R、82R、83R及び81L、82L、83Lが結像手段6と19及び集束エレメント25によって、第2の結像手段19と集束エレメント25との共通焦面20の中へ結像され、次いで、これらの波面はスクリーン7によって観察者用ウィンドウ11R、11L、24R、24L、28R及び28Lの中へ、すなわち、3人の観察者の目へ結像される。同時に、焦面21におけるフーリエ変換FTの画像は第2の結像手段19と集束エレメント25によってスクリーン7上へ結像される。偏向手段18の数は、この場合も観察者の数によって決められる。このことは、ここでは観察者用ウィンドウ11Rと11Lに対して、観察者当たりただ1つの偏向手段18が両目用として用いられることを意味する。3次元シーンはゼロ番目の回折次数で再び再構成される。観察者の平面12における観察者のいかなる動きも、目の位置をモニタする位置検出システム17によって検出され、そして、観察者用ウィンドウ11R、11L、24R、24L、28R及び28Lが観察者の新しい目の位置に従って追跡されるように偏向手段18は制御される。この3次元シーンは上述のようにビームスプリッタ・エレメント22を用いてカラーで再構成することができる。
2つの光変調装置2の代わりに、ただ1つの光変調装置2を用いることも可能である。したがって、光変調装置2を照明するためにはただ1つの光源が必要となる。
図5はさらに別のホログラフィック投影装置1の実施形態の平面図であり、この図にはただ1人の観察者が示されている。しかし、一般に複数の観察者が再構成されたシーンを観ることができる。ここで用いられる光変調装置2もやはり2次元光変調装置であるが、上述のバイナリ光変調装置とは対照的に、これらの装置は多値符号化を可能にし、それによって、例えばいくつかの位相値を処理することによって、直接ただ1つの画像に関して波面の改善された表示を達成するものである。このようにして投影装置1は図1、図3及び図4に示すものよりもさらに単純な構造化を行うことが可能となる。偏向エレメント9とビームスプリッタ・エレメント27とはもはや不要となる。さらに、観察者用ウィンドウ11Rと11Lあるいは複数の観察者用ウィンドウズを追跡するのでさえただ1つの偏向手段18で十分となる。
3次元シーンの再構成のために、1つの光変調装置2が個々に右眼用及び左眼用として提供される。これら2つの光変調装置2は照明装置3の2つの光源4によって十分にコヒーレントな光で照明される。平面波Wは光変調装置2に到達し、そこで、符号化されて、所望の波面8Rと8Lを形成する。次いで、波面8Rと8Lはレンズエレメント13と14によって、レンズエレメント14と結像手段6との間に位置している画像側焦面29の中へ結像される。同時に、波面8Rと8Lのフーリエ変換FTは、レンズエレメント13の画像側焦面においてレンズエレメント13と14との間に生成される。次いで、フーリエ変換FTはレンズエレメント14と結像手段6とによって焦面21の中へ結像される。次いで、波面8Rと8Lは結像手段6と19とによって焦面20の中へ結像され、さらにスクリーン7によって観察者用ウィンドウ11Rと11Lの中へ並びに観察者の目へ結像される。同時に、焦面21におけるフーリエ変換FTの画像は第2の結像手段19によってスクリーン7上へ結像される。このようにして、右と左の観察者ウィンドウ11Rと11Lに対する波面8Rと8Lは同時に結像される。3次元シーンはゼロ番目の回折次数で再び再構成される。観察者の平面12における観察者のいずれの動きも目の位置をモニタする位置検出システム17によって検出され、さらに、偏向手段18は、観察者用ウィンドウ11Rと11Lとが観察者の新しい目の位置に従って追跡されるように制御される。3次元シーンはビームスプリッタ・エレメント22を用いて上述のようにカラーで再構成することも可能である。
複数の観察者が観察者の平面12に位置している場合には、観察者用ウィンドウ11Rと11L用の上記1対の左右の波面は個々の観察者へ次々に配信されることになる。次いで、次の一対の波面が個々の観察者へ連続して配信される、等々。上記とは別に、右眼観察者用ウィンドウ11R用の波面をまず個々の観察者へ次々に配信することも可能である。次いで、左眼観察者用ウィンドウ11L用の波面を個々の観察者へ次々に配信することも可能である。この場合、次のシーンは適宜再構成されることになる。
本実施形態によれば、このようにして観察者の両方の目に対してただ1つの光変調装置2を提供することが可能となる。このような場合には、2人の観察者用ウィンドウ11Rと11Lは上述のように交互にサービスを受けることになる。複数の観察者が存在する場合には、すべての右眼観察者用ウィンドウ11R、・・・がまずサービスを受け、次いで、すべての左眼観察者用ウィンドウ11L、・・・がサービスを受ける(又はこの逆順もまた同様である)ことになる。
図6は図5に図示の投影装置1の単純化した実施形態を示す図である。この図にもただ1人の観察者が示されている。しかし、一般に複数の観察者が再構成されたシーンを観察することが可能である。ここで用いられる光変調装置2もまた図5と関連して説明したような2次元光変調装置である。本実施形態でも、観察者用ウィンドウ11Rと11Lすなわち複数の観察者用ウィンドウを追跡するためにただ1つの偏向手段18が提供される。図5に図示のように、レンズエレメント14と結像手段6が無限焦点システムを形成する場合には、図6に図示のように、これらの光学エレメントを省くことができる。この結果非常に単純な構造の投影装置1が得られることになる。しかし、この構成では色収差のような収差の補正が非常に困難になる。
3次元シーンの再構成のために、1つの光変調装置2が右眼用及び左眼用として再び個々に提供される。これら2つの光変調装置2は照明装置3の2つの光源4によって十分にコヒーレントな光で照明される。波Wは光変調装置2に到達し、ここで、符号化されて、所望の波面8Rと8Lが形成される。次いで、波面8Rと8Lはレンズエレメント13によって結像され、第2の結像手段19によって焦面20の中へ結像され、さらに、スクリーン7によって観察者用ウィンドウ11Rと11Lの中へ入り、それから、観察者の目へ結像される。同時に、偏向手段18が位置しているレンズエレメント13の焦面21において、レンズエレメント13と第2の結像手段19との間に波面8Rと8Lのフーリエ変換FTが生み出される。次いで、フーリエ変換FTは、第2の結像手段19によってスクリーン7上へ結像される。左右の観察者用ウィンドウ11Rと11L用の波面8Rと8Lが同時に結像される。3次元シーンはゼロ番目の回折次数で再び再構成される。観察者の平面12における観察者のいかなる動きも観察者の目の位置をモニタする位置検出システム17によって検出され、偏向手段18は観察者用ウィンドウ11Rと11Lが観察者の目の新しい位置に従って追跡するように制御される。3次元シーンはビームスプリッタ・エレメント22を用いて上述のようにカラーで再構成することができる。
2つの光変調装置2の代わり、1人又は複数の観察者のためのただ1つの光変調装置2を使用することもまた可能である。したがって、光変調装置2を照明するためにただ1つの光源が必要になる。
図5に図示のように、複数の観察者が観察者の平面12に位置している場合には、観察者用ウィンドウ11Rと11L用の左右の波面は、1人の観察者へ、次いで、次の観察者へ偏向エレメント18の中を通って配信されることになる。その後、次の一対の波面が個々の観察者へ連続して配信されることになる、等々。或いは、上述したように、右眼観察者用ウィンドウ11R用の波面をまず個々の観察者へ次々に配信し、次いで、左眼観察者用ウィンドウ11L用の波面を個々の観察者へ次々に配信することも可能である。次いで、次のシーンが適宜再構成されることになる。
本実施形態では、図5と関連して記載したように観察者の両方の目用のただ1つの光変調装置2を使用することも可能である。この光変調装置2によって、観察者用ウィンドウ11Rと11Lに次々にサービスが提供される。
図7は、投影装置1がただ1人の観察者用として示される投影装置1の別の実施形態を示す。しかし、複数の観察者用としてこの投影装置を使用することは一般に可能である。光変調装置2は一次元、2次元又は2次元バイナリ光変調装置であってもよい。1次元光変調装置を使用する場合、図1と図3に図示のように2つの偏向エレメント9を設ける必要がある。2次元バイナリ光変調装置が使用される場合、複数の観察者が再構成されたシーンを観察することが可能になるほど光変調装置2が高速であれば好都合である。そうではない場合、ただ1人の観察者が再構成されたシーンを観察することになる。本実施形態では、図5と図6に図示のように、観察者用ウィンドウ11Rと11Lすなわち複数の観察者ウィンドウを追跡するためにただ1つの偏向手段18が提供される。この投影装置1の結像エレメントはさらに少ない数の開口数(NA)を有し、したがって、図5と図6に従って投影装置1よりも小さな収差を示すことになる。レンズエレメント13、14及びビームスプリッタ・エレメント22は2倍設けられることになる。すなわち、1つは、個々の光変調装置2用として、あるいは、1つは個々の観察者の目用として設けられる。これによって波面Wが投影装置1の第1の部分の中を通って互いに別々に結像されるようになるため、個々の目に対して調節エラーを個々に補償することが可能となる。
3次元シーンは、1つの光変調装置2の助けによって、右眼用として及び左眼用として個々に再構成される。これら2つの光変調装置2は照明装置3の2つの光源4によって十分にコヒーレントな光で照明される。波面Wは光変調装置2に到達し、ここで符号化されて所望の波面8Rと8Lが形成される。本実施形態では、(波面の1/2が示されるように)波面8Rと8Lは2つのビーム光によって表示されている。次いで、波面8Rはレンズエレメント13と14によってレンズエレメント14の画像側焦面30の中へ結像される。可動できない偏向ミラーの形の偏向エレメント31が焦面30に位置している。偏向エレメント31は波面8Rを反射して所望の方向に変える。波面8Lは同様にレンズエレメント13と14によって、但し焦面32の中へ結像される。同時に、波面8Rと8Lのフーリエ変換FTは、レンズエレメントの画像側焦面13においてレンズエレメント13と14との間に生成される。次いで、2つのフーリエ変換FTはレンズエレメント14と結像手段6とによって焦面21の中へ結像される。次いで、波面8Rと8Lは結像手段6と19によって焦面20の中へ、さらにスクリーン7によって、観察者用ウィンドウ11Rと11Lの中へ、それから、観察者の目へ結像される。同時に、焦面21内のフーリエ変換FTの画像は第2の結像手段19によってスクリーン7上へ結像される。左右の側観察者用ウィンドウ11Rと11L用の波面8Rと8Lは同時に結像される。3次元シーンがゼロ番目の回折次数で再び再構成される。観察者の平面12における観察者用ウィンドウ11Rと11Lとを追跡するために観察者が移動しても、位置検出システム17が観察者の目の位置のいかなる変化も検出する。位置検出システム17は偏向手段18も制御して、観察者の目の新しい位置に従って観察者用ウィンドウ11Rと11Lの追跡を行うようにする。
複数の観察者が再構成されたシーンを観察するために観察者の平面12に位置していれば、上記1対の左右の波面は次々に個々の観察者へ配信されることになる。次いで、次の一対の波面が個々の観察者へ連続的に配信される、等々。
3次元シーンは、レンズエレメント13と14との間に配置することができる2つのビームスプリッタ・エレメント22を用いて上述のようにカラーで再構成することができる。投影装置1における他の任意の好適な位置にビームスプリッタ・エレメント22を配置できることは言うまでもない。図7によれば、光路が折り畳まれていない状態を保持するように投影装置1を設計することも可能である。
さらに、光源4を備えた照明装置3を投影装置1の任意の好適な位置に配置することができる。例えば、光変調装置2が透過タイプのものではなく、反射タイプのものである場合、波面Wは、反射ミラーや半透過ミラーのような偏向エレメントによってそれぞれの光変調装置2上へ結像される。偏向エレメントが位置しているフーリエ平面の中へ光源4が結像されれば好適である。レンズ、ミラー等のような少なくとも1つの光学エレメントを偏向エレメントと光変調装置2との間に設けるようにしてもよい。図7を参照してわかるように、このような偏向エレメントは偏向手段18の近くに、あるいは、ビームスプリッタ・エレメント22が配置されるために用いられているようなところに配置することができる。ビームスプリッタ・エレメント22は、偏向エレメントの正面に、又は、偏向エレメントの後に、あるいは、投影装置1における他の任意の好適な位置に配置することも可能である。これによってさらにコンパクトな設計を投影装置1に対して行うことが可能となる。
すべての実施形態において、1つの主光源(図示せず)から少なくとも1つの光学エレメントによって個々の光源4を生成することができる。
さらに、すべての実施形態において、0番目以外の任意の回折次数で、例えば1番目の回折次数又は−1番目の回折次数でシーンの再構成を行うことが可能である。
ホログラフィック投影装置1の可能な応用例には、例えば、コンピュータディスプレイ、TVスクリーン、電子ゲームなどの私的な環境又は作業環境において、あるいは、情報を表示するための自動車関連産業において、娯楽産業において、医用工学において(特にこの分野では、体に最小限のメスを入れる外科手術への応用例として、又は断層情報の空間的表示用として)、さらに、軍事工学においては、表面形状の表示用として、2次元表示と3次元表示の少なくともいずれかが含まれる。当業者であれば投影装置1は上記で言及しなかった別の領域における適用も可能であることを思いつくであろう。
3次元シーンの再構成のための1次元光変調装置を備えた本発明のホログラフィ射影装置の作動原理を示す図である(平面図)。 図1に図示の投影装置の拡大詳細部を示す図である。 再構成シーンの少なくとも2人の観察者用の本発明に係る投影装置の別の実施形態を示す図である(平面図)。 2次元バイナリ光変調装置を備えた本発明による投影装置の作動原理を示す図である(平面図)。 2次元光変調装置を備えた本発明による投影装置の作動原理を示す図である(平面図)。 図5に図示の本発明の投影装置の単純化した実施形態を示す図である(平面図)。 図5に図示の投影装置の可能な別の実施形態を示す図である(平面図)。

Claims (20)

  1. 十分にコヒーレントな光を放射する少なくとも1つの光源と、シーンの符号化済み波面を生成する少なくとも1つの光変調装置(2、2R、2G、2B)とを備え、該シーンのホログラフィック再構成を行う投影装置であって、
    前記光変調装置(2、2R、2G、2B)によって変調された光のフーリエ変換(FT)をスクリーン(7)上へ結像し、並びに、前記符号化済み波面(8、8R、8G、8B、8L)を観察者の平面(12)にある少なくとも1つの観察者用仮想ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)の中へ結像する結像手段(6)と、
    前記観察者用ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)を少なくとも1人の観察者の目の位置の変化に従って追跡するために、前記光変調装置(2、2R、2G、2B)と前記スクリーン(7)との間に配置される少なくとも1つの偏向手段(18)と、
    を備えることを特徴とする投影装置。
  2. 前記スクリーン(7)の再生スケール及びサイズは、前記フーリエ変換(FT)の回折次数が前記スクリーン(7)の外側に周期的に継続して存在するように選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記少なくとも1つの光変調装置(2、2R、2G、2B)は一次元または2次元である
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  4. 前記少なくとも1つの光変調装置はバイナリ2次元光変調装置(2、2R、2G、2B)であることを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  5. 再構成シーン用の波面(10)を生成する偏向エレメント(9)であって、前記1次元光変調装置(2、2R、2G、2B)に対して90度の角度で光偏向を実現する偏向エレメント(9)を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の投影装置。
  6. 前記観察者の目の位置の変化を検出する位置検出システム(17)をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  7. 前記観察者用ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)を追跡するために、観察者当たり1つの偏向手段(18)と、すべての偏向手段(18)に共通の1つの視準用レンチキュラアレイ(19)と、共通の集束エレメント(25)と、が複数の観察者のために光の伝播方向に連続的に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  8. 少なくとも1つのビームスプリッタ・エレメント(22、27)が前記偏向手段(18)と前記光変調装置(2、2R、2G、2B)との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1、3、4のいずれか1項に記載の投影装置。
  9. シーンをカラー再構成するために、前記ビームスプリッタ・エレメント(22)を用いて、光を光のスペクトル成分に分割するか、又は、該スペクトル成分から光を再合成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の投影装置。
  10. 2次元バイナリ光変調装置(2、2R、2G、2B)が用いられる場合、シーンのカラー再構成用の前記ビームスプリッタ・エレメント(22)と、前記光変調装置(2、2R、2G、2B)によって放射される波面(8、8R、8L、8G、8B)を増加するための別のビームスプリッタ・エレメント(27)とを備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の投影装置。
  11. 前記偏向手段(18)はミラーであり、及び/又は、前記スクリーンはミラー、特に凹面ミラーである
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  12. 収差を最小化するためのレンズエレメント(13、14)を光路に備え、及び/又は、前記光変調装置(2、2R、2G、2B)は位相変調器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  13. シーンをホログラフィック再構成する方法であって、
    少なくとも1つの十分にコヒーレントな光源を備えた照明装置により、符号化された波面(8、8R、8G、8B、8L)によって少なくとも1つの光変調装置(2、2R、2G、2B)を照明し、
    前記光源(4)によって放射され、前記光変調装置(2、2R、2G、2B)によって変調された光のフーリエ変換(FT)、スクリーンとして機能する光学エレメント(7)上へ結像
    前記符号化された波面(8、8R、8G、8B、8L)を、前記光学エレメント(7)により、観察者の平面(12)にある少なくとも1つの観察者用仮想ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)の中へを結像し、
    前記光変調装置(2、2R、2G、2B)とスクリーンとしての前記光学エレメント(7)との間に配置されたところの少なくとも1つの偏向手段(18)を用いて、少なくとも1人の観察者の目の位置の変化に従って前記観察者用ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)を追跡することを特徴とするホログラフィック再構成方法。
  14. 請求項1から12のいずれか1項に記載の投影装置を作動させてシーンをホログラフィック再構成する方法であって、
    少なくとも1つの十分にコヒーレントな光源を備えた照明装置が、符号化された波面(8、8R、8G、8B、8L)によって少なくとも1つの光変調装置(2、2R、2G、2B)を照明し、
    前記光源(4)によって放射され、前記光変調装置(2、2R、2G、2B)によって変調された光のフーリエ変換(FT)、スクリーンとして機能する光学エレメント(7)上へ結像
    前記光学エレメント(7)により、観察者の平面(12)にある少なくとも1つの観察者用仮想ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)の中へ前記符号化された波面(8、8R、8G、8B、8L)を結像し、
    前記光変調装置(2、2R、2G、2B)とスクリーンとしての前記光学エレメント(7)との間に配置されたところの少なくとも1つの偏向手段(18)を用いて、少なくとも1人の観察者の目の位置の変化に従って前記観察者用ウィンドウ(11、11R、11L、24R、24L、28R、28L)を追跡することを特徴とするホログラフィック再構成方法。
  15. 前記光変調装置(2、2R、2G、2B)及び前記光学エレメント(7)は、前記フーリエ変換(FT)の回折次数が前記光学エレメント(7)の外側に周期的に継続して存在するように、前記光学エレメント(7)の前記サイズと共に選択される再生スケールを規定する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記シーンはゼロ番目の回折次数で再構成され、及び/又は、少なくとも1つの結像手段(6、19、25)が、前記波面(W、8、8R、8G、8B、8L)の前記フーリエ変換(FT)を前記光学エレメント(7)上へ結像する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  17. 位置検出システム(17)は、前記再構成されたシーンを観察する前記観察者の目の位置を検出し、該位置に追従し、及び/又は、
    2人以上の観察者について、該観察者のすべての左眼又はすべての右眼に対して前記波面(W、8、8R、8G、8B、8L)を生成するために、ただ1つの光変調装置(2、2R、2G、2B)を用い、複数の光源(4)が、異なる入射角で前記光変調装置(2、2R、2G、2B)へ光を向ける
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  18. 1次元光変調装置(2、2R、2G、2B)が一次元変調済み波面(8、8R、8G、8B、8L)を生成し、
    波面(10)は偏向エレメント(9)によって生成される
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  19. 前記シーンのカラー再構成が3原色に対して同時に行われ、及び/又は、
    2次元バイナリ光変調装置(2、2R、2G、2B)が提供され、第1のビームスプリッタ・エレメント(27)が前記光変調装置(2、2R、2G、2B)によって放射された波面(8、8R、8G、8B、8L)を増加させ、少なくとも1つのさらなるビームスプリッタ・エレメント(22)が前記シーンのカラー再構成を3原色で同時に実現する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  20. 同時に行われる前記シーンのカラー再構成は3つの光変調装置(2R、2G、2B)によって行われ、
    前記第2のビームスプリッタ・エレメント(22)は、前記光変調装置(2R、2G、2B)によって変調された光の個々の単色波面(12R、12G、12B)を再合成する
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
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