JP2010512829A - パノラマx線撮影装置およびそれを用いた撮影方法 - Google Patents

パノラマx線撮影装置およびそれを用いた撮影方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、X線撮影装置およびそれを用いた撮影方法に関するものであり、特に、3軸駆動をする回転アームを用いて頚椎部分ではX線を発生させずにパノラマ撮影をするパノラマX線撮影装置およびそれを用いた撮影方法に関するものである。本発明は、頚椎部分をスキャンする場合に、X線を発生させずに撮影を行うことで、頚椎部分などの障害陰影による、得られる画像の不鮮明化を防止できる。また、撮影地点に入射されるX線の入射角を垂直に近く調節できるので、画像歪みの発生を防止できるだけでなく、顎関節部分の撮影時に最適な拡大率に調節して撮影できるので、ぼけのない鮮明な画像を得ることができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、X線撮影装置およびそれを用いた撮影方法に関するものであり、特に、3軸駆動をする回転アームを用いて頚椎部分ではX線を発生させずにパノラマ撮影をするパノラマX線撮影装置およびそれを用いた撮影方法に関するものである。
パノラマX線撮影装置は、歯列弓に合わせて必要な軌道に沿って患者の頭部の周りを回転しながら断層撮影をする撮影装置である。
図1および図2は、従来技術に係るパノラマX線撮影装置を示す図である。
図1に示すように、従来のパノラマX線撮影装置1は、X線光源部20およびX線センサ部30を備える回転アーム10と、前記回転アーム10を支持する回転アーム支持部材50と、を備える。
前記回転アーム支持部材50には、回転アーム駆動手段40が備えられており、前記回転アーム10を回転軸41を中心に回転駆動させる。また、前記回転アーム10は前記回転アーム支持部材50の長さ方向に直線駆動する。すなわち、従来のパノラマX線撮影装置1は、前記回転アーム10を直線駆動および回転駆動させながら、患者の歯列弓60を撮影する。
図2を参照しながら従来のパノラマX線撮影装置1を用いたパノラマ撮影方法について説明する。
撮影が開始されると、前記回転アーム10は、回転アーム支持部材の長さ方向に該当する直線駆動(Y軸駆動)と回転駆動をしながら撮影地点(a)を撮影する。この時、前記回転軸41は、新しい回転軸(41-1)に移動し、回転軸の位置を継続して変更しながら(41-2から41-3に)患者の歯列弓60を撮影する。
この時、撮影地点(a)を撮影する場合は、照射されるX線が患者の頚椎部分と接触しないため、得られる画像が比較的鮮明である。しかしながら、撮影地点(a)に入射される角を垂直に調節しにくく、得られる画像に歪みが発生するという問題点がある。さらに、顎関節(TMJ)を撮影する場合は拡大率を調節しにくいという問題点もある。
また、撮影地点(b、c)を撮影する場合は、照射されるX線が患者の頚椎部分と接触するため、得られる画像が鮮明でないだけでなく、撮影地点(b、c)に入射される角を垂直に調節しにくく、得られる画像に歪みが発生するという問題点がある。
上述したように、パノラマ撮影時に頚椎部分のスキャンは必須に行われるものであって、従来のパノラマX線撮影装置にて撮影を行う場合は、頚椎部分のスキャンによって画像が鮮明でなく、画像歪みが発生し、また拡大率を調節しにくいなどの様々な問題点がある。
また、回転アームを3軸駆動して撮影する装置や方法が開発されているが、これも上記の問題点を解決していない実情にある。
本発明の目的は、頚椎部分などの障害陰影による、得られる画像の不鮮明化を防止するパノラマX線撮影装置およびそれを用いた撮影方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、撮影地点に入射されるX線の入射角を垂直に近く調節できるので、画像歪みの発生を防止するだけでなく、顎関節部分の撮影時に最適な拡大率に調節して撮影できるパノラマX線撮影装置およびそれを用いた撮影方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために本発明の一実施例ではパノラマX線撮影装置を提供する。前記パノラマX線撮影装置は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、前記回転アームを支持する回転アーム支持部材と、を含み、前記回転アーム支持部材は、前記回転アームを回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転アームを前記回転アーム支持部材の長さ方向(Y軸方向)に駆動させる手段と、前記回転アームを前記回転アーム支持部材の長さ方向と垂直方向(X軸方向)に駆動させる手段とを備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために本発明の一実施例では他のパノラマX線撮影装置を提供する。前記パノラマX線撮影装置は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、前記回転アームを支持する回転アーム支持部材と、を含み、前記回転アーム支持部材は、Y軸方向に両側面にそれぞれ備えられるY軸エルエム(LM:Linear Motion)ガイドと、中央に穴が形成され前記Y軸エルエムガイド上でY軸方向に移動するベースと、前記Y軸エルエムガイドのいずれか一つのエルエムガイドと同一方向に前記ベース上に載せられて備えられ前記ベースをY軸方向に移動させるY軸駆動手段と、前記ベースに備えられた穴により前記回転アームを連結し前記回転アームを回転させる回転駆動手段を備える回転アーム連結手段と、前記ベース上の両側面にX軸方向にそれぞれ備えられるX軸エルエムガイドと、前記X軸エルエムガイドのいずれか一つのエルエムガイドと同一方向に前記ベース上に備えられ前記回転アーム連結手段をX軸方向に移動させるX軸駆動手段と、を備えることを特徴とする。
前記回転アーム連結手段は、前記X軸エルエムガイド上でX軸方向に移動し、前記X軸駆動手段に連結される。
前記X軸駆動手段およびY軸駆動手段は例えばボールスクリュー装置である。
前記X線光源部は、パノラマ撮影中に前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接する間はオフになりX線が発生しない。
前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接するか否かを感知するセンサをさらに備えることができる。
上記の課題を解決するために本発明の他実施例ではパノラマX線撮影方法を提供する。前記パノラマX線撮影方法は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、前記X線光源部とX線センサ部が備えられた前記回転アームは、パノラマ撮影時にX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動をするが、患者の頚椎部分にはX線を照射せずに患者の歯列弓をスキャン撮影することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために本発明の他実施例ではパノラマX線撮影方法を提供する。前記パノラマX線撮影方法は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、歯列弓の撮影開始点を撮影するために前記回転アームを位置させる第1ステップと、前記歯列弓の撮影開始点から前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所の歯列弓の撮影中間点まで、前記回転アームをX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させながらスキャン撮影する第2ステップと、前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所から接しない所まで前記回転アームを位置させるが、前記第2ステップにおける前記歯列弓の撮影中間点を焦点に維持して位置させる第3ステップと、前記歯列弓の撮影中間点から前記歯列弓の撮影終点まで前記回転アームをX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させながらスキャン撮影する第4ステップと、を含むことを特徴とする。
前記第3ステップでは、前記回転アームを位置させる間は前記X線光源部をオフにしてX線を発生させない。
前記第3ステップでは、前記回転アームをX軸駆動および回転駆動させて位置させることができる。
拡大率とは、撮影地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離に対する前記X線センサ部のX線受光地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離の比を意味し、前記第1ステップ、第2ステップおよび第4ステップにおいて、前記拡大率は1:1.1〜1:1.6であることが望ましく、特に、1:1.3であることが最も望ましい。
また、上記の課題を解決するために本発明の他実施例ではパノラマX線撮影装置を提供する。前記パノラマX線撮影装置は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、前記回転アームを支持し一端部に固定回転軸を備えて前記固定回転軸を中心に回転する回転アーム支持部材と、を含み、前記回転アーム支持部材は、前記回転アームを回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転アームを前記回転アーム支持部材の長さ方向(Y軸方向)に駆動させる手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために本発明の他実施例ではパノラマX線撮影装置を提供する。前記パノラマX線撮影装置は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、前記回転アームを支持し一端部に固定回転軸を備えて前記固定回転軸を中心に回転する回転アーム支持部材と、を含み、前記回転アーム支持部材は、Y軸方向に両側面にそれぞれ備えられるY軸エルエムガイドと、前記Y軸エルエムガイド上でY軸方向に移動し前記回転アームを回転させる回転駆動手段を備える回転アーム連結手段と、前記Y軸エルエムガイドと同一方向に前記回転アーム連結手段上に載せられて備えられ前記回転アーム連結手段をY軸方向に移動させるY軸駆動手段と、を備えることを特徴とする。
前記Y軸駆動手段は例えばボールスクリュー装置である。
前記X線光源部は、パノラマ撮影中に前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接する間はオフになりX線が発生しない。
前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接するか否かを感知するセンサをさらに備えることができる。
また、上記の課題を解決するために本発明の他実施例ではパノラマX線撮影方法を提供する。前記パノラマX線撮影方法は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、前記X線光源部とX線センサ部が備えられた前記回転アームは、パノラマ撮影時にX軸駆動、第1回転駆動および第2回転駆動をするが、患者の頚椎部分にはX線を照射せずに、患者の歯列弓をスキャン撮影することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために本発明の他実施例ではパノラマX線撮影方法を提供する。前記パノラマX線撮影方法は、X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、歯列弓の撮影開始点を撮影するために前記回転アームを位置させる第1ステップと、前記歯列弓の撮影開始点から前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所の歯列弓の撮影中間点まで、前記回転アームをY軸駆動および第1回転駆動させると同時に、回転アーム支持部材を固定回転軸を中心に第2回転駆動させながらスキャン撮影する第2ステップと、前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所から接しない所まで前記回転アーム支持部材と前記回転アームを位置させるが、前記第2ステップにおける前記歯列弓の撮影中間点を焦点に維持して位置させる第3ステップと、前記歯列弓の撮影中間点から前記歯列弓の撮影終点まで前記回転アームをY軸駆動および第1回転駆動させると同時に、前記回転アーム支持部材を固定回転軸を中心に第2回転駆動させながらスキャン撮影する第4ステップと、を含むことを特徴とする。
前記第3ステップでは、前記回転アーム支持部材と前記回転アームを位置させる間は前記X線光源部をオフにしX線を発生させない。
前記第3ステップでは、前記回転アーム支持部材を固定回転軸を中心に第2回転駆動させると同時に、前記回転アームをY軸駆動させ前記回転アームを位置させることができる。
拡大率とは、撮影地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離に対する前記X線センサ部のX線受光地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離の比を意味し、前記第1ステップ、第2ステップおよび第4ステップにおいて、前記拡大率は1:1.1〜1:1.6であることが望ましく、特に、1:1.3であることが最も望ましい。
上述したように、本発明によると、頚椎部分をスキャンする場合に、X線を発生させずに撮影を行うことで、頚椎部分などの障害陰影による、得られる画像の不鮮明化を防止できる。また、撮影地点に入射されるX線の入射角を垂直に近く調節できるので、画像歪みの発生を防止できるだけでなく、顎関節部分の撮影時に最適な拡大率に調節して撮影できるので、ぼけのない鮮明な画像を得ることができる。
従来のパノラマX線撮影装置を示す図である。 従来のパノラマX線撮影装置を示す図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を示す平面図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を示す平面図である。 本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。 本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。
以下、本発明をより具体的に説明するために、本発明に係る望ましい実施例を添付の図面を参照しながら説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
明細書全体に亘って同一の構成要素に対しては同一の符号を付す。
図3および図4は、本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を示す平面図および斜視図である。
図3および図4に示すように、本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置100は、X線光源部110およびX線センサ部120を備える回転アーム130と、前記回転アーム130を支持する回転アーム支持部材140と、を備えている。
前記X線光源部110とX線センサ部120は対向して配置されており、前記回転アーム130は被検体135の周りを回転すると同時に、直線駆動しながらパノラマ撮影を行う。前記直線駆動は、前記回転アーム支持部材140の長さ方向(以下、Y軸駆動とする。)と前記回転アーム支持部材140の長さ方向と垂直となる方向(以下、X軸駆動とする)を意味する。
このように本発明の第1実施例は、前記回転アーム130をX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させながらパノラマ撮影を行うため、被検体135の頚椎部分180などの障害陰影のスキャンによる画像の不鮮明化を防止できる構造を提示する。また、拡大率を容易に調節しX線の入射角を垂直に調節することにおいて、モータに加えられる負荷を最小化にする構造を提示する。
詳しく説明すると、前記回転アーム支持部材140の内部は、前記回転アーム130を支持しながらも、X軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させることができるように備えられている。
先ず、Y軸エルエム(LM:Linear Motion)ガイド141が左右両側面にY軸方向にそれぞれ備えられている。前記Y軸エルエムガイド141上にはベース142が備えられており、前記ベース142は、前記Y軸エルエムガイド141上でスライド動作しながらY軸方向に移動する。
前記ベース142には、前記回転アーム130を連結させるための穴が形成されており、Y軸駆動手段143、X軸エルエムガイド146およびX軸駆動手段147が備えられている。この時、前記Y軸エルエムガイド141とY軸駆動手段143、および前記X軸エルエムガイド146とX軸駆動手段147は、それぞれ互いに同一方向に一列に配置されている。
前記Y軸駆動手段143は、その一部が前記ベース142上に載せられて備えられており、前記ベース142を前記Y軸エルエムガイド141上でY軸方向に駆動させる。この時、本発明の第1実施例では前記Y軸駆動手段143としてボールスクリュー装置が備えられている。したがって、モータ149の力によって前記ベース142はY軸方向に駆動する。前記Y軸駆動手段143としてはボールスクリュー装置以外にも様々な機械装置を使用することができる。
前記X軸エルエムガイド146は、前記ベース142の上下両側面にそれぞれ備えられており、前記X軸エルエムガイド146のいずれか一つのX軸エルエムガイド146の上部には、前記X軸駆動手段147が互いに同一方向に一列に配置されている。
前記X軸エルエムガイド146上には、回転アーム連結手段145が備えられ、スライド動作しながらX軸に移動する。前記回転アーム連結手段145の一部は前記X軸駆動手段147に連結されており、前記X軸駆動手段147により前記X軸方向に駆動する。この時、前記X軸駆動手段147としてボールスクリュー装置が備えられている。したがって、モータ148の力によって前記回転アーム連結手段145はX軸方向に駆動する。
前記回転アーム連結手段145は、前記ベース142に形成された穴により前記回転アーム130を連結し、前記回転アーム130を回転駆動させる回転アーム駆動手段144を備えている。
このような構造により、前記回転アーム130は、回転駆動、X軸駆動およびY軸駆動がそれぞれ行えるだけでなく、回転駆動とX軸駆動、回転駆動とY軸駆動、および回転駆動とX軸駆動とY軸駆動を全て同時に行うこともできる。
この時、前記光源部110は、パノラマ撮影中に前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、被検体135の患者の頚椎部分と接する間はオフになり、X線が発生しないように調節される。
そして図示されてはいないが、前記パノラマX線撮影装置100には、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、前記頚椎部分180と接するか否かを感知できるセンサが備えられている。前記センサは、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、前記頚椎部分180と接すると、これを感知して中央処理装置に信号を送り、前記中央処理装置は、前記センサから信号を受ける間は前記光源部110をオフにしX線が発生しないように調節する。前記センサは、例えば赤外線センサであり、X線光源部の一定部分に備えることができる。
パノラマ撮影についての詳しい説明は図5〜図10を参照する。
図5〜図10は、本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。
図5および図6に示すように、前記回転アーム130は、前記X線光源部110とX線センサ部120を対向配置しており、前記回転アーム支持部材140により支持される。
前記回転アーム130は、図3および図4により説明したように、前記回転アーム支持部材140の内部構造によりX軸駆動およびY軸駆動をすると同時に、回転軸150を中心に回転駆動することができる。
この時、被検体の患者の頚椎部分180は常に前記回転アーム130の軌道内に含まれていることが分かる。
パノラマ撮影が開始されると、前記回転アーム130は、歯列弓160の撮影開始地点(a)をスキャンするために適切な位置に移動する。すなわち、前記回転アーム130は、X軸駆動およびY軸駆動をすると同時に、回転駆動しながら撮影軌道170の撮影開始点(a)に移動する。
この時、回転軸は第1位置(150)から第2位置(150-1)に移動する。これは撮影開始点(a)を撮影する場合には顎関節(TMJ)が必ず含まれるため、拡大率を均一に適用させて撮影するためであり、また、前記撮影地点(a)に入射されるX線の入射角を垂直になるように調節することにより、画像歪みの発生を防止するためである。
前記拡大率とは、撮影地点と前記X線光源部110のX線発生地点間の距離(L)に対する前記X線センサ部120のX線受光地点と前記X線光源部110のX線発生地点間の距離(M)の比を意味し、拡大率が大きいと得られる画像も大きい。前記拡大率が大きいと発生するX線の量が増加して患者に有害であり、前記拡大率が小さいと機械的な構成が困難となる。したがって、機械的な構成が容易であり、且つ良好な画像を得るために最適な拡大率を適宜選択して撮影を行うことが望ましい。前記パノラマ撮影の場合における拡大率は1:1.1〜1:1.6に調節することが望ましい。特に、前記拡大率を1:1.3に均一に適用してパノラマ撮影を行うことが、機械的な構成が容易であるという点や高鮮明画像が得られるという点において最も望ましい。
図7および図8に示すように、前記撮影開始点(a)を始めとして前記撮影軌道170に沿って撮影地点(b、c)を含みパノラマ撮影を行い続ける。すなわち、前記撮影開始点(a)から、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、患者の頚椎部分180と接し始める所181の撮影中間点(c)までは、前記回転アーム110をX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させながらスキャン撮影して画像を得る。この時、回転軸は第3位置(150-2)から第4位置(150-3)に移動し続ける。
図9および図10では、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、患者の頚椎部分180を通過する部分(a)を撮影する方法について説明している。
前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、患者の頚椎部分180と接し始める所181から接しなくなり始める所182まで、前記回転アーム130をX軸駆動および回転駆動させて位置させる。この時、パノラマ撮影の焦点は、前記撮影中間点(c)にそのまま維持され、回転軸だけ第3位置(150-3)から第4位置(150-4)に移動する。
この時、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、患者の頚椎部分180を通過する部分(a)では、前記X線光源部110をオフにしX線が発生しないように調節する。これにより、本発明は、前記頚椎部分180に該当する画像が、得られる全体画像に含まれないようにしてぼけのない鮮明な画像を得ることができる。
この時、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線が、患者の頚椎部分180を通過する時にX線が発生しないように調節する方法として様々な方法を使用することができる。上述したように、赤外線センサを用いて感知することができ、また、患者の歯列弓と頚椎部分間の距離、または位置関係をデータベース化し、これに基づき自動的に調節することができる。すなわち、パノラマ撮影中に、前記X線光源部110と前記X線センサ部120を接続する線の位置が、患者の頚椎部分180を通過するものと、入力済みのデータベースにより認められれば、自動的にX線を発生させないように調節することができる。
続いて、前記撮影中間点(c)から前記撮影軌道の撮影終点(d)まで前記回転アーム130をX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動(回転軸は150-5に移動)させながらスキャン撮影することにより、全てのパノラマ画像を得ることができる。
図11および図12は、本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を示す平面図および斜視図である。
図11および図12に示すように、本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置200は、X線光源部210およびX線センサ部220を備える回転アーム230と、一端部に固定回転軸290を備え、前記固定回転軸290を中心に第2回転駆動する回転アーム支持部材240と、を備える。
前記X線光源部210とX線センサ部220は対向して配置されており、前記回転アーム230は、被検体235の周りを第1回転駆動すると同時に、直線駆動してパノラマ撮影を行う。前記直線駆動は、前記回転アーム支持部材240の長さ方向(以下、Y軸駆動とする。)を意味する。
このように、本発明の第2実施例は、前記回転アーム230をY軸駆動および第1回転駆動させると同時に、前記回転アーム支持部材240を第2回転駆動させながらパノラマ撮影を行うため、被検体235の頚椎部分280などの障害陰影のスキャンによる画像の不鮮明化を防止できる構造を提示する。また、拡大率を容易に調節しX線の入射角を垂直に調節することにおいて、モータに加えられる負荷を最小化する構造を提示する。
詳しく説明すると、前記回転アーム支持部材240の内部は、前記回転アーム230を支持しながらも、Y軸駆動および第1回転駆動させることができるように備えられている。
先ず、Y軸エルエムガイド241が左右両側面にY軸方向にそれぞれ備えられている。前記Y軸エルエムガイド241上には回転アーム連結手段245が備えられており、前記回転アーム連結手段245は、前記Y軸エルエムガイド241上でスライド動作しながらY軸方向に移動する。
前記回転アーム連結手段245は、前記回転アーム230を第1回転駆動させる回転アーム駆動手段244を備えている。
Y軸駆動手段243は、前記Y軸エルエムガイド241と同一方向に一列に配置されており、その一部が前記回転アーム連結手段245上に載せられて備えられている。前記Y軸駆動手段243は、前記回転アーム連結手段245を前記Y軸エルエムガイド241上でY軸方向に駆動させる。この時、前記Y軸駆動手段243としてボールスクリュー装置が備えられている。
このような構造により、前記回転アーム230は、Y軸駆動、第1回転駆動および前記回転アーム支持部材240の第2回転駆動による第2回転駆動がそれぞれ行えるだけでなく、全ての駆動を同時に行うこともできる。
この時、前記光源部210は、パノラマ撮影中に前記X線光源部210と前記X線センサ部220を接続する線が、被検体235の患者の頚椎部分280と接する間はオフになりX線が発生しないように調節される。
そして、図示されてはいないが、前記パノラマX線撮影装置200には、前記X線光源部210と前記X線センサ部220を接続する線が、前記頚椎部分280と接するか否かを感知できる赤外線センサが備えられている。
パノラマ撮影についての詳しい説明は図13〜図15を参照する。
図13〜図15は、本発明の第2実施例に係るパノラマX線撮影装置を用いた撮影方法を示す図である。
図13に示すように、前記回転アーム230には、前記X線光源部210とX線センサ部220が対向配置されており、前記回転アーム支持部材240により支持される。
前記回転アーム230は、図11および図12により説明したように、前記回転アーム支持部材240の内部構造によりY軸駆動および第1回転駆動をする。また、前記回転アーム230は、前記固定回転軸290を中心に第2回転駆動する前記回転アーム支持部材240によって第2回転駆動することができる。
この時、被検体の患者の頚椎部分280は常に前記回転アーム230の軌道内に含まれていることが分かる。
パノラマ撮影が開始されると、前記回転アーム230は、撮影軌道270の撮影開始地点(a)をスキャンするために適切な位置に移動する。すなわち、前記回転アーム230は、Y軸駆動をすると同時に、第1回転駆動および第2回転駆動しながら撮影軌道270の撮影開始点(a)に移動する。
この時、第1回転駆動の回転軸は第1位置250であるが、位置が継続して変更され、第2回転駆動の回転軸は固定回転軸290により固定されている。これは、撮影開始点(a)を撮影する場合には顎関節(TMJ)が必ず含まれるため、拡大率を均一に適用させて撮影するためであり、また、前記撮影地点(a)に入射されるX線の入射角を垂直となるように調節することにより、画像歪みの発生を防止するためである。
本発明の第2実施例でも拡大率の調節ができるので、本発明の第1実施例で説明した内容と同一である。
図14および図15では、前記X線光源部210と前記X線センサ部220を接続する線が、患者の頚椎部分280を通過する部分(a)を撮影する方法について説明している。
前記X線光源部210と前記X線センサ部220を接続する線が、患者の頚椎部分280と接し始める所281から接しなくなり始める所282まで、前記回転アーム支持部材240と前記回転アーム230を駆動させて位置させる。すなわち、前記回転アーム支持部材240を第2回転駆動させ、前記回転アーム230を第1回転駆動させて位置させる。この時、パノラマ撮影の焦点は、前記撮影中間点(b)にそのまま維持され、回転軸だけ第2位置(251)から第3位置(252)に移動する。
この時、前記X線光源部210と前記X線センサ部220を接続する線が、患者の頚椎部分280を通過する部分(a)では、前記X線光源部210をオフにしX線が発生しないように調節する。これにより、本発明は、前記頚椎部分280に該当する画像が、得られる全体画像に含まれないようにしてぼけのない鮮明な画像を得ることができる。
続いて、前記撮影中間点(b)から前記撮影軌道の撮影終点まで前記回転アーム230をY軸駆動および第1回転駆動させると同時に、前記回転アーム支持部材240を第2回転駆動させながらスキャン撮影することにより、全てのパノラマ画像を得ることができる。
上述したことを除いては本発明の第1実施例に係るパノラマX線撮影装置およびそれを用いた撮影方法と同一である。
本発明は、パノラマX線撮影装置およびそれを用いた撮影方法に関するものであり、医科診療分野および歯科診療分野など様々な分野に利用することができる。頚椎部分をスキャンする場合に、X線を発生させずに撮影を行うことで、頚椎部分などの障害陰影による、得られる画像の不鮮明化を防止することができる。また、撮影地点に入射されるX線の入射角を垂直に近く調節できるので、画像歪みの発生を防止できるだけでなく、顎関節部分の撮影時に最適な拡大率に調節して撮影できるので、ぼけのない鮮明な画像を得ることができる。
100、200 パノラマX線撮影装置
110、120 X線光源部
120、220 X線センサ部
130、230 回転アーム
140、240 回転アーム支持部材
150、250 回転軸
160 歯列弓
170,270 撮影被検体の軌道
180、280 頚椎部分
290 固定回転軸
141、241 Y軸エルエムガイド
142 ベース
143、243 Y軸駆動手段
144、244 回転アーム駆動手段
145、245 回転アーム連結手段
146 X軸エルエムガイド
147 X軸駆動手段

Claims (27)

  1. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、
    前記回転アームを支持する回転アーム支持部材と、を含み、
    前記回転アーム支持部材は、前記回転アームを回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転アームを前記回転アーム支持部材の長さ方向(Y軸方向)に駆動させる手段と、前記回転アームを前記回転アーム支持部材の長さ方向と垂直方向(X軸方向)に駆動させる手段とを備えることを特徴とするパノラマX線撮影装置。
  2. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、
    前記回転アームを支持する回転アーム支持部材と、を含み、
    前記回転アーム支持部材は、
    Y軸方向に両側面にそれぞれ備えられるY軸エルエム(LM:Linear Motion)ガイドと、
    中央に穴が形成され、前記Y軸エルエムガイド上でY軸方向に移動するベースと、
    前記Y軸エルエムガイドのいずれか一つのエルエムガイドと同一方向に前記ベース上に載せられて備えられ、前記ベースをY軸方向に移動させるY軸駆動手段と、
    前記ベースに備えられた穴により前記回転アームを連結し、前記回転アームを回転させる回転駆動手段を備える回転アーム連結手段と、
    前記ベース上の両側面にX軸方向にそれぞれ備えられるX軸エルエムガイドと、
    前記X軸エルエムガイドのいずれか一つのエルエムガイドと同一方向に前記ベース上に備えられ、前記回転アーム連結手段をX軸方向に移動させるX軸駆動手段と、を備えることを特徴とするパノラマX線撮影装置。
  3. 前記回転アーム連結手段は、前記X軸エルエムガイド上でX軸方向に移動し、前記X軸駆動手段に連結されることを特徴とする請求項2に記載のパノラマX線撮影装置。
  4. 前記X軸駆動手段およびY軸駆動手段は、ボールスクリュー装置であることを特徴とする請求項2に記載のパノラマX線撮影装置。
  5. 前記X線光源部は、パノラマ撮影中に前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接する間はオフになりX線が発生しないことを特徴とする請求項1に記載のパノラマX線撮影装置。
  6. 前記X線光源部は、パノラマ撮影中に前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接する間はオフになりX線が発生しないことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のパノラマX線撮影装置。
  7. 前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接するか否かを感知するセンサをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のパノラマX線撮影装置。
  8. 前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接するか否かを感知するセンサをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のパノラマX線撮影装置。
  9. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、
    前記X線光源部とX線センサ部が備えられた前記回転アームは、パノラマ撮影時にX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動をするが、患者の頚椎部分にはX線を照射せずに、患者の歯列弓をスキャン撮影することを特徴とするパノラマX線撮影方法。
  10. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、
    歯列弓の撮影開始点を撮影するために前記回転アームを位置させる第1ステップと、
    前記歯列弓の撮影開始点から前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所の歯列弓の撮影中間点まで、前記回転アームをX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させながらスキャン撮影する第2ステップと、
    前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所から接しない所まで前記回転アームを位置させるが、前記第2ステップにおける前記歯列弓の撮影中間点を焦点に維持し位置させる第3ステップと、
    前記歯列弓の撮影中間点から前記歯列弓の撮影終点まで、前記回転アームをX軸駆動、Y軸駆動および回転駆動させながらスキャン撮影する第4ステップと、を含むことを特徴とするパノラマX線撮影方法。
  11. 前記第3ステップでは、前記回転アームを位置させる間は前記X線光源部をオフにしX線を発生させないことを特徴とする請求項10に記載のパノラマX線撮影方法。
  12. 前記第3ステップでは、前記回転アームをX軸駆動および回転駆動させて位置させることを特徴とする請求項10又は11に記載のパノラマX線撮影方法。
  13. 拡大率は、撮影地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離に対する前記X線センサ部のX線受光地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離の比を意味し、
    前記第1ステップ、第2ステップおよび第4ステップにおいて、前記拡大率は1:1.1〜1:1.6であることを特徴とする請求項12に記載のパノラマX線撮影方法。
  14. 前記拡大率は1:1.3であることを特徴とする請求項13に記載のパノラマX線撮影方法。
  15. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、
    前記回転アームを支持し、一端部に固定回転軸を備えて前記固定回転軸を中心に回転する回転アーム支持部材と、を含み、
    前記回転アーム支持部材は、前記回転アームを回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転アームを前記回転アーム支持部材の長さ方向(Y軸方向)に駆動させる手段と、を備えることを特徴とするパノラマX線撮影装置。
  16. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームと、
    前記回転アームを支持し、一端部に固定回転軸を備えて前記固定回転軸を中心に回転する回転アーム支持部材と、を含み、
    前記回転アーム支持部材は、
    Y軸方向に両側面にそれぞれ備えられるY軸エルエムガイドと、
    前記Y軸エルエムガイド上でY軸方向に移動し、前記回転アームを回転させる回転駆動手段を備える回転アーム連結手段と、
    前記Y軸エルエムガイドと同一方向に前記回転アーム連結手段上に載せられて備えられ前記回転アーム連結手段をY軸方向に移動させるY軸駆動手段と、を備えることを特徴とするパノラマX線撮影装置。
  17. 前記Y軸駆動手段はボールスクリュー装置であることを特徴とする請求項16に記載のパノラマX線撮影装置。
  18. 前記X線光源部は、パノラマ撮影中に前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接する間はオフになりX線が発生しないことを特徴とする請求項15に記載のパノラマX線撮影装置。
  19. 前記X線光源部は、パノラマ撮影中に前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接する間はオフになりX線が発生しないことを特徴とする請求項16または17に記載のパノラマX線撮影装置。
  20. 前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接するか否かを感知するセンサをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のパノラマX線撮影装置。
  21. 前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接するか否かを感知するセンサをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載のパノラマX線撮影装置。
  22. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、
    前記X線光源部とX線センサ部が備えられた前記回転アームは、パノラマ撮影時にX軸駆動、第1回転駆動および第2回転駆動をするが、患者の頚椎部分にはX線を照射せずに、患者の歯列弓をスキャン撮影することを特徴とするパノラマX線撮影方法。
  23. X線光源部とX線センサ部が対向して配置された回転アームを駆動させ、患者の歯列弓を撮影するパノラマX線撮影方法において、
    歯列弓の撮影開始点を撮影するために前記回転アームを位置させる第1ステップと、
    前記歯列弓の撮影開始点から、前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所の歯列弓の撮影中間点まで、前記回転アームをY軸駆動および第1回転駆動させると同時に、回転アーム支持部材を固定回転軸を中心に第2回転駆動させながらスキャン撮影する第2ステップと、
    前記X線光源部と前記X線センサ部を接続する線が、患者の頚椎部分と接し始める所から接しない所まで前記回転アーム支持部材と前記回転アームを位置させるが、前記第2ステップにおける前記歯列弓の撮影中間点を焦点に維持し位置させる第3ステップと、
    前記歯列弓の撮影中間点から前記歯列弓の撮影終点まで、前記回転アームをY軸駆動および第1回転駆動させると同時に、前記回転アーム支持部材を固定回転軸を中心に第2回転駆動させながらスキャン撮影する第4ステップと、を含むことを特徴とするパノラマX線撮影方法。
  24. 前記第3ステップでは、前記回転アーム支持部材と前記回転アームを位置させる間は、前記X線光源部をオフにしX線を発生させないことを特徴とする請求項23に記載のパノラマX線撮影方法。
  25. 前記第3ステップでは、前記回転アーム支持部材を固定回転軸を中心に第2回転駆動させると同時に、前記回転アームをY軸駆動させ前記回転アームを位置させることを特徴とする請求項23または24に記載のパノラマX線撮影方法。
  26. 拡大率は、撮影地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離に対する前記X線センサ部のX線受光地点と前記X線光源部のX線発生地点間の距離の比を意味し、
    前記第1ステップ、第2ステップおよび第4ステップにおいて、前記拡大率は1:1.1〜1:1.6であることを特徴とする請求項25に記載のパノラマX線撮影方法。
  27. 前記拡大率は1:1.3であることを特徴とする請求項26に記載のパノラマX線撮影方法。
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