JP2010511563A - 自動車のグレージングルーフ、対応する組立の方法、および対応する車両 - Google Patents

自動車のグレージングルーフ、対応する組立の方法、および対応する車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2010511563A
JP2010511563A JP2009539765A JP2009539765A JP2010511563A JP 2010511563 A JP2010511563 A JP 2010511563A JP 2009539765 A JP2009539765 A JP 2009539765A JP 2009539765 A JP2009539765 A JP 2009539765A JP 2010511563 A JP2010511563 A JP 2010511563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
roof according
sliding element
sliding
glazing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009539765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5586959B2 (ja
Inventor
ビリー,ダヴィド
フォレル,パスカル
サンドラン,グザヴィエ
Original Assignee
ワゴン・ソシエテ・パ・アクシオンス・シンプリフィエ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワゴン・ソシエテ・パ・アクシオンス・シンプリフィエ filed Critical ワゴン・ソシエテ・パ・アクシオンス・シンプリフィエ
Publication of JP2010511563A publication Critical patent/JP2010511563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5586959B2 publication Critical patent/JP5586959B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/022Sliding roof trays or assemblies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/001Double glazing for vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T292/00Closure fasteners
    • Y10T292/08Bolts
    • Y10T292/096Sliding
    • Y10T292/0969Spring projected
    • Y10T292/097Operating means
    • Y10T292/0976Sliding cam

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

自動車のグレージングルーフ、対応する組立の方法、および対応する自動車。本発明は、少なくとも1つの開口を備える、自動車のグレージングルーフに関するものである。本発明によれば、このようなルーフは、前記車両の内側において摺動し、前記開口または前記開口の1つを閉鎖するように意図された少なくとも1つの要素を保持する固定グレージング構造体を備えている。前記グレージング構造体は、前記車両のシャシにこの目的で設けられた受入れ囲いと合致するように設計された外形を有している。従って、前記外形は、前記受入れ囲いに面一嵌合によって固定されることが可能である。前記スライディング要素の各々は、前記受入れ囲いへの前記外形の固定を妨げないように、前記外形から離れた領域における前記固定構造体の面に固定された2つのレールに沿って案内されるようになっている。また、ルーフは、少なくとも1つの保持要素を備えている。前記保持要素の第1の端は、前記レールの1つに固定され、第2の端は、前記シャシに固定され、前記保持要素の各々は、前記レールに対して直角に配置されている。

Description

本発明の分野は、自動車のルーフの分野である。さらに詳細には、本発明は、可動スライディング式グレージングパネルと協働する少なくとも1つの開口を備えるグレージングルーフに関するものである。
本特許出願では、「摺動(sliding)」という用語は、グレージングパネルが常に基準面と平行に維持されている場合の摺動(その変位を2つの直線運動に分解したときの分解成分が常に基準面と平行に維持されている場合の摺動)を意味すると共に、グレージングパネルがジグザグに変位している場合の摺動も意味している。
自動車の主題に関する最近の傾向として、乗用車、実用車、貨物自動車、またはバスを問わず、より一層のグレージング面の提案が多くなっている。特に、1つまたは複数のグレージング要素が装備されたルーフを有する車両が、提案されてきている。場合によっては、ルーフの全体がガラスまたは太陽光を透過させる同様の材料から作製されているものもある。
さらに、窓空間を大きくするために、ルーフのグレージングパネルの数を最小限に抑えながら、大きいグレージング面をもたらす試みが、なされてきている。
これらのグレージング面は、(流線型の形状を有し、全体的に平坦ではなく、内側に湾曲し、すなわち、幅方向に湾曲していることが多く、長さ方向にも同様に湾曲していることもある)最新式の車両または次世代の車両のルーフに組み込まれなくてはならないという事実が、さらに考慮されていなければならない。
さらに、ルーフに開口を設ける解決案が、特に、オープンルーフモジュールを形成することを可能にするために、提案されてきている。
具体的に、ルーフの窓ガラス、特に、「オープンルーフ」の窓ガラスを開閉するために現在普及している技術として、半開口式可動窓ガラスを用いるものがある。この可動窓ガラスは、フレームに取り付けられ、ルーフの面と一体の軸を中心として傾斜し、これによって、小さい開口を窓ガラスにもたらすことができる。このような窓ガラスは、一般的に、小さい寸法のものである。
この技術は、窓ガラスが再閉鎖されたとき、開口を窓ガラスの表面と合致させるための自由度が十分ではないという欠点を有している。
同じように従来方式による他のオープンルーフ技術は、ルーフの上方または下方において、窓ガラスをルーフの面と実質的に平行の面に沿って移動可能とするように構成されている。具体的には、第1の技術として、ルーフの取付け部品内に収容されるスライディング式グレージングパネルによって遮蔽されることが可能な開口をルーフに設ける方法が知られている。この技術の欠点は、ルーフの開口の寸法、従って、ルーフを遮蔽するグレージング面の寸法が、制限されるという点にある。
この手法がルーフの幅の全体を遮蔽するグレージング面に適用される場合、窓ガラスの縁をルーフのフレームに沿って配置されたガイドレール内で摺動させることが提案されている。
ルーフの開口面積を増すために、可動窓ガラスを少なくとも部分的に後部窓に沿って摺動させること、または可動窓ガラスを、例えば、ルーフの内装内に配置された特定のハウジングに出入りさせることが、さらに提案されている。
しかし、この技術は、多くの欠点を有している。
すなわち、窓ガラスの縁を案内するこの技術は、窓ガラスの案内される縁とルーフとの間に生じ得る非美学的な隙間を避けるために、レール内で案内されるグレージングパネルの縁が互いに平行であること、換言すれば、直線的に案内されることを前提条件としている。このことから、多くの修正、例えば、ルーフの略湾曲している縦方向輪郭に従ってスライディングパネルを本体に取り付ける修正、特に、追加的な隠し場所を配置することによって、案内手段、作動手段、および引込み手段を隠蔽する修正がなされているが、これによって、ルーフのグレージング面が縮小されることになる。
さらに、美学的な見地から、この技術は、可動窓ガラスのガイドフレームの存在によって、外部から見たときに本体と同一平面をなす滑らかな外観を得ることができない。
さらに、可動窓ガラスの案内手段、作動手段、および引込み手段は、重く、煩雑で、かつ取付けが複雑である。その結果として、もし可動窓ガラスを車両の内側で摺動させるのであれば、車両の内側の有効容積を損なうことなく、ハウジング容積を確保することが必要である。
加えて、これらの技術は、製造コストが高く、従来から液密性に関する問題を有している。車両への取付けおよび保守も、同様に複雑である。さらに、これらの技術は、人間工学的な見地から、制約が課せられている。
本発明の目的は、特に、これらの周知の技術の種々の欠点を改善することにある。
さらに詳細には、本発明の目的は、可能な限り、自動車の本体と同一平面をなし、かつ最大限の開口をもたらすことができる、実質的なグレージング材料からなるルーフの技術を提供することにある。換言すれば、本発明の目的は、この面一の外観をもたらすことによって、空力学的性能を改善しながら、ルーフの美学的な外観を改良することにある。
要するに、本発明の目的は、少なくともフレームによって生じる不連続に映る視覚的印象を、排除しないまでも、低減または抑止し、これによって、グレージング面を本体と連続的に形成された透明部分として知覚されるようにすることにある。
本発明の他の目的は、ルーフの製造および取付けを簡素化し、これによって、対応するコストを著しく低減させることを可能にするような技術を提供することにある。
本発明は、窓の光領域を増大させるような技術を提供する目的をさらに有している。
本発明のさらに他の目的は、固定窓ガラスからなる車両ルーフを、車両に特別の変更を施すことなく、本発明によるルーフと置き換えることができるような技術を提供することにある。
これらの目的および以下にさらに明らかになる他の目的は、本発明によれば、少なくとも1つの開口を備える、自動車のグレージングルーフによって達成されることになる。
本発明によれば、このようなルーフは、前記車両の内側で摺動し、前記開口または前記開口の1つを閉鎖するように意図された少なくとも1つの要素を支持する固定グレージング構造体を備えている。前記グレージング構造体は、前記車両のシャシにこの目的のために設けられた受入れ囲いと合致するように設計された外形を有し、これによって、前記外形は、前記受入れ囲いに同一平面をなすように固定されることが可能となる。前記スライディング要素の各々は、前記受入れ囲いへの前記固定構造体の固定を妨げないように、前記外形から離れた領域における前記固定構造体の面に固定された2つのレールに沿って案内されることになる。
本発明のルーフは、少なくとも1つの保持要素をさらに備えている。前記保持要素の第1の端は、前記レールの1つに固定され、前記保持手段の第2の端は、前記シャシに固定され、前記保持要素の各々は、前記レールに対して直角に配置されている。
従って、製造および取付けが簡単で、良好な品質の開口をもたらし、かつ様々な機能性、形状、および外観をもたらすように変更可能な(例えば、大きさを簡単に調整することができる1つまたは複数の開口をもたらすように変更可能な)ルーフが得られることになる。さらに、このように組み込まれたルーフは、特に、ルーフの面一外観による美学的な品質、保持要素の存在によるガラス破損に対する安全性、空力学的な品質、取付けの容易さ、および(車両のいくつかのモデルでは)ルーフの重量、に関する最新の要求事項および予想される要求事項を満たすことが可能となる。
例えば、車両の安全に関する行政上および/または立法上のこのようなルーフの認可を得るために、T字状の形態を取ることができる上記の保持要素が重要であることに留意されたい。実際、グレージング構造体が破損した場合、可動要素が、(すでに破壊したグレージング構造体ともはや一体ではなくても)、本体との一体性を維持し、車両内の乗員に落下しないようになっていることは、重要である。
前記スライディング要素を案内するレールは、グレージング構造体および/またはスライディング要素の面の少なくとも一部を覆うブラインドおよび/またはシールドスクリーンを案内する手段を、追加的に備えることが可能である。
有利には、前記レールは、前記スライディング要素を前記固定グレージング構造体の面に移行させ、前記開口を閉鎖するために、前記レールと関連して、スライディング要素の位置をずらす手段を保持している。
従って、スライディング要素は、例えば、垂直運動または水平変位と垂直変位とが組み合わさった運動によって、好ましくはグレージング面の下方に位置するその摺動面からルーフのグレージング面がなす面に移行することが可能である。
好ましくは、位置ずらし手段は、前記固定グレージング構造体の面への移行を容易にする、補助手段および/または減力手段を備えている。
従って、スライディング要素を操作する応力が低減されることになる。これは、車両のキャブ内の運動空間が制限され、さらには極めて小さい場合、およびスライディング要素を上方に変位させるのに負荷がかかる場合、腕を上方に完全にまたは部分的に伸ばす必要のある操作にとって、特に有利である。
有利には、このようなルーフは、前記スライディング要素を少なくとも1つの所定位置にロックする手段を備えている。
従って、ルーフの開口は、簡単かつ効率的な方法によって、閉鎖状態で保持されることが可能である。加えて、スライディング要素が、ルーフのいくつかの部分的な開口位置および/または完全な開口位置に、上記のロック手段によって停止されるように、対処されていてもよい。
好ましい態様によれば、前記ロック手段は、前記レールの1つに形成された少なくとも1つの受座と協働する少なくとも1つのロックボルト、および1つまたは複数のボルトを作動する手段を備えている。前記スライディング要素は、その摺動軸と実質的に直交する第1の縁および第2の縁を有している。前記1つまたは複数のボルトは、前記第1の縁の近傍に取り付けられ、前記作動手段は、前記第2の縁の近傍に取り付けられ、伝達手段が、前記作動手段および前記1つまたは複数のボルトを互いに接続するようになっている。
従って、ボルトをスライディング要素の外縁部に配置し、作動手段をアクセス可能に配置することによって、ロック手段の取付けおよび隠蔽が容易になる。
好ましい補足的な態様によれば、このようなルーフは、前記レールの各々と協働する2つのボルトを備え、前記作動手段は、前記第2の縁の中央に配置されている。
他の有利な態様によれば、前記スライディング要素の少なくとも1つは、その摺動軸と実質的に直交して延在する少なくとも1つの補強要素を備えている。
従って、スライディング要素またはグレージング構造体が偶発的に破損した場合、車両のシャシおよび本体、特にルーフを画定している囲いは、これらの部材の変形に対抗する補強材によって、補強された状態で保持されることになる。さらに、レール内で良好に摺動するスライディング要素の能力を変更することなく、スライディング要素により大きな負荷を掛けることが可能となる。
本発明の有利な実施形態では、前記スライディング要素は、その外形の全体に延在する機能性フレームを備えている。
従って、この機能性フレームによって、一方では、例えば、ロック手段を視界から遮蔽する隠し場所が得られ、他方では、照明手段のような機能性要素を受け入れる支持体が得られることになる。
有利には、前記機能性フレームは、前記補強要素を形成および/または保持するようになっている。
例えば、フレームおよび補強要素は、同一加工によって熱成形または射出成形されてもよく、これによって、ルーフの製造コストが低減されることになる。
有利には、前記補強手段は、前記レールおよび/または前記保持手段および/または前記受入れ囲いと協働するようになっている。
さらに他の有利な態様によれば、前記スライディング要素の少なくとも1つは、液体を回収および排出する手段を備えている。
従って、このルーフによれば、スライディング要素に滞留し、スライディング要素がロック解除または変位するとき、重力によってキャブ内に注入されるおそれがある雨水または凝縮水を排出することが可能となる。
好ましくは、前記機能性フレームは、少なくとも1つのリザーバを保持している。
有利には、このようなルーフは、少なくとも前記スライディング要素の開位置において、前記1つまたは複数のリザーバを、液体を前記車両の外部に排出するための手段に接続する手段を備えている。
従って、たとえスライディング要素がどのような開位置にあっても、水を排出することが可能となる。
本発明の他の有利な態様によれば、前記スライディング要素は、液体を前記1つまたは複数のリザーバに導くために取り付けられた液密ジョイントを有している。
他の有利な態様によれば、前記1つまたは複数のスライディング要素および/または前記ロック手段は、電動式である。
有利には、前記1つまたは複数のスライディング要素および/または前記ロック手段は、遠隔制御手段によって、制御されるようになっている。
従って、スライディング要素を変位またはロックさせるために、車両の乗員が体を「ねじる」必要がなくなる。これは、変位の程度および/またはスライディング要素の質量が大きいとき、特に有利である。
本発明の特定の実施形態によれば、前記固定グレージング構造体および/または前記1つまたは複数のスライディング要素は、接続フレームによって固定された少なくとも2つの透明要素から形成された積重ね要素のアセンブリを備えている。
「透明要素」という用語は、光を少なくとも部分的に透過させる要素を意味し、特に、この表現は、ある放射線に対して着色または処理された窓ガラスを含んでいることを理解されたい。
従って、上記の少なくとも1つの透明要素の一方をスライディング要素に特定の外観をもたらすために用いることができ、他の透明要素を必要な技術的特性をもたらすために用いることができる。さらに、このアセンブリは、特に2つの要素間に「挟み込まれた」空気の層を取り込むことによって、断熱性および遮音性を高めることができる。このアセンブリの透明要素は、同一材料、例えば、同一のガラスから作製されてもよいし(このようなアセンブリは、二重グレージングと呼ばれる)、または同一の有機ガラスから作製されてもよいし、あるいは異なる材料から作製されてもよく、例えば、ガラスからなる要素と有機ガラスからなる要素とからアセンブリが作製されてもよい(このようなアセンブリは、好ましくは、「二重スキン」と呼ばれる)ことに留意されたい。
好ましくは、積重ね要素のアセンブリを備える前記固定グレージング構造体および/または前記スライディング要素は、透明な面の少なくとも一部に少なくとも1つのブラインドまたはシールドスクリーンを保持している。
すでに述べたように、前記スライディング要素を案内する前記レールは、例えば、ブラインドおよび/またはスクリーンを案内するスライドを有するガイド手段を備えるように対処されていてもよいことに留意されたい。好ましくは、前記ブラインドまたはスクリーンの少なくとも1つは、前記透明要素間を通って循環している。
従って、ブラインドまたはスクリーンは、キャブの内側に延在せず、これによって、内部空間を低減させることがない。さらに、これによって、リブの存在を排除することができる。
特に有利な態様によれば、前記固定グレージング構造体および/または前記1つまたは複数のスライディング要素は、少なくとも1つの湾曲を有している。
従って、ルーフは、美学的な観点から、現時点において予想される要求事項に準じる外観を有することになる。
有利には、前記レールおよび/または前記スライディング要素の少なくとも1つのガイド要素は、前記湾曲の少なくとも1つを補うように形作られている。
従って、1つまたは複数のレールの略直線状の基部とグレージング構造体との間に生じ得る隙間が補われることになる。
本発明の有利な実施形態によれば、前記湾曲の少なくとも1つは、予成形されている前記レールの1つによって、前記固定グレージング構造体および/または前記スライディング要素の少なくとも1つに与えられるようになっている。
従って、グレージング構造体の製造において、グレージング構造体に2方向に沿った湾曲をもたらす必要がなく、これによって、グレージング構造体の製造が簡素化されることになる。
本発明の特定の実施形態によれば、このようなルーフは、2つの開口および2つのスライディング要素を備えている。
従って、例えば、ドライバおよびその助手席の乗員、または車両の前席および後席の乗員は、ルーフに各自の開口を有することが可能となる。好ましくは、このようなルーフは、スライディング要素の移動性をやむを得ず制限させることがないように、および/または開口位置におけるこれらの要素の幾何学的な干渉を考慮した上で、これらの要素の寸法をやむを得ず小さくさせることがないように、多くても、2つの開口および2つのスライディング要素を備えていることに留意されたい。
本発明のさらに他の特定の実施形態によれば、前記固定グレージング構造体は、少なくとも2つの異なる部分から形成されている。
先行する実施形態の態様によれば、前記グレージング構造体は、2つの対称的な部分を備え、これらの対称部分が、各々、開口を有するようになっている。
従って、2つのスライディング要素の各々を案内するために、実質的にルーフの中心軸に配置された共通レールを共有することを考えることが可能である。
有利には、前記スライディング要素の少なくとも1つは、前記スライディング要素の変位を制御する傾向があるバランシング手段を備えている。
従って、スライディング要素は、実質的にルーフの主軸を中心としながら、摺動可能に案内され、これによって、良好な美学的効果を得ることができる。
本発明の他の特定の実施形態によれば、前記レールは、互いに平行ではない。
従って、レールは、(例えば、シルクスクリーン印刷による)隠蔽するための追加的な変更を行うことなく、従って、窓の光領域を可能な限り低減させることなく、最新の車両における一般的に平行ではないサイドフレームに沿って、収容されるようにすることが可能となる。加えて、このようなレールは、非矩形状、例えば、台形のスライディング要素を案内するように構成することも可能である。
好ましくは、前記固定グレージング構造体および/または前記スライディング要素の少なくとも1つは、
−射出成形有機ガラス、
−押出成形有機ガラス
−熱成形有機ガラス、
−強化ガラス、
−積層ガラス、
−2つの積重ね層のアセンブリ、
を含む群に属する製造方式の1つに従って、得られることになる。
「有機ガラス」という用語は、例えば、ポリカーボネートおよびメチルポリメタクリレートのような材料を含み、より一般的には、完全な合成プロセスによって製造されるどのようなプラスチック材料も意味している。さらに、空気の層を「挟み込む」ガラスからなる2つの積重ね層のアセンブリの場合、「二重グレージング」または「二重スキン」という用語が、区別なく用いられることになる。
このようにして、グレージング面が破損した場合の安全性に関して、規範的な義務を満たすことが可能である。場合によっては、ポリカーボネートは、ルーフの全体的な質量を低減するので、好ましいと見なされることがあることに留意されたい。
本発明の有利な態様によれば、このようなルーフは、
−アンテナ、
−ラック、ルーフバー、などの保持システム、
−液密ジョイント、
−補強要素、例えば、構造フレーム、横断片、サイドフレーム、などと実施的に同様の補強要素、
−濾過手段および/または曝気手段および/または通気手段、
−トリムジョイントおよび/または輪郭ジョイント、
−外部保護フィルム、
−ワイピング手段、
−空力学的付属物、
−パーソナライズ手段
−取付け具および/または内部カバーを固定する手段、
−バックミラー
−内部照明手段/外部照明手段、
−太陽電池
−加熱手段/霜取り手段、
−隠蔽手段、
−遮音手段/断熱手段、
−サンシールド、
−貯蔵手段、および
−特に、雨、温度、および/または太陽光の収集装置
を含む群に属する機器の少なくとも1つを保持している。
従って、本発明は、予め装備されたルーフを製造することが可能である(装備される機器は、上記のリストに制限されるものではない)。
さらに、本発明は、前述したようなルーフを自動車に取り付ける方法において、
−前記グレージング構造体の外形が前記車両のシャシにこの目的のために設けられた受入れ囲いと合致するように、前記ルーフを前記車両上に配置する段階と
−前記外形および前記受入れ囲いを同一平面をなすように固定する段階と、
を含んでいる方法に関するものである。
従って、このようなルーフを車両に好ましい方法によって取り付けるのに、受入れ囲いに対する固定グレージング構造体の位置を調整することしか必要ではない。一方、車両へのこのようなルーフの取付けに関して、上記の配置段階および固定段階以外の段階が必要とされないので、大きな変更を行うことなく、開口を有しない固定ルーフを車両に組み込むのに従来から用いられている組立ラインを用いることも考えられる。本発明によるルーフを車両に取り付ける方法は、例えば、開口のない固定ルーフを有する2つの車両系列間に同一ラインに取り付けられる車両系列を循環させるフレームワーク内にプログラム化されてもよい。
有利には、前記固定段階は、前記第2の端を前記シャシに同時に固定することを含んでいる。
従って、保持要素をシャシに固定する工程を排除することにより、シャシへのルーフの取付けが簡素化されることになる。
さらに、本発明は、前述したようなルーフの1つが装備された自動車にも関するものである。
本発明の他の特性および他の利点は、単なる例示を目的とし、本発明を制限するものではない例として提示されている以下の本発明の好ましい実施形態の説明を、添付の図面と併せて読めば、より明らかになるだろう。
車両に取り付けられる、本発明によるルーフの実施形態を示す斜視図である。 図1Aによるルーフのスライディング要素を構成する要素の詳細を示す斜視図である。 図1のスライディング要素を、閉鎖位置と離脱位置との間で移動させ、閉鎖位置または逆にロック解除位置に再位置決めすることを可能にする装置の詳細を示す断面図である。 図1に示されているスライディング要素のスライディングガイド手段の詳細図である。 図1に示されているスライディング要素の機能性フレームに取り付けられた補強要素の輪郭を示す図である。 図1のルーフの液体を回収および排出させる要素を示す図である。 図4Aに示されている排出要素のドレーン管の断面図である。 図1に関連する実施形態の変更例において、ルーフから液体を回収および排出させる要素の詳細図である。 図1に関連する実施形態の変更例において、ルーフから液体を回収および排出させる要素の詳細図である。 図1に対応するルーフを車両のシャシに取り付ける方法を示す図である。 グレージング構造体が2つの対称的な開口を備えている本発明の第2の実施形態を示す図である。 グレージング構造体の後方領域のシールドブラインドのローラチューブの構成要素を示す断面図である。
すでに述べたように、本発明の一般的な原理は、特に、開口を開放することができ、かつ自動車の外から見て、本体のシャシ要素と同一平面の外観をもたらす、自動車用のグレージングルーフを実現する新規の手法によって、具体化されている。
図1Aは、本発明の特定の実施形態の斜視図である。この実施形態では、(以後、「フラッシュルーフ」と呼ぶ)ルーフ10は、開口12が貫通している固定グレージング構造体11と、この固定構造体に対して設けられた(部分的に開いた位置で示されている)可動スライディング要素131と、を備えている。
グレージング構造体11は、例えば、強化ガラスから作製され、有利には、設計、快適さ、または空気の浸透性などに関して、現在の基準を満たす形状をルーフに与えるように湾曲している。このグレージング構造体11は、車両のシャシ140の受入れ囲い141と実質的に合致する外形を有し、接着によって、この受入れ囲い141に同一平面をなして固定されている。
例えば、スライディング要素によって開閉可能な開口(孔)が設けられたトーリック窓ガラス(すなわち、少なくとも2方向に著しい湾曲を有する窓ガラス)の技術が用いられているルーフは、本発明によるルーフを実現するのに適した1つの具体例と考えられることに留意されたい。このようなトーリック窓ガラスの開口は、具体的には、穿孔によって得られてもよいし、または他のどのような納得のいく方法によって、得られてもよい。この例については、以下、詳細に説明することにする。
この実施形態では、グレージング構造体は、透明材料からなる(第1の部分とも呼ばれる)第1のパネル1101によって、構成されている。第1のパネル1101は、有利には、開口の切除を容易にするために、略U字状の形状を有し、外から見て、シャシと実質的に面一の外観をもたらすために、包み込まれて固定されている。この第1のグレージングパネルには、(第2の部分とも呼ぶ)第2のグレージングパネル1102が接着によって組み合わされ、グレージング構造体の外形が得られることになる。従って、このルーフの取付けおよび製造は、開口が切除されているかまたは残存している単一のグレージング構造体と比較して、容易である。さらに、砂利の一片が跳ねることによって車両の前方側に配置された第2のパネルが破損する危険を防止するために、第2のパネルとしては、強化パネル、例えば、強化ガラスを用いることが考えられてもよい。さらに、このパネルの取換えコストは、単一片のパネルの取換えコストと比較して、低減されることになる。他の実施形態によれば、グレージング構造体は、3つ以上の要素から構成されていてもよいし、単一片から形成されていてもよい。
グレージング構造体11の外形は、マスク1103によって覆われている。
スライディング要素、ここでは、グレージングパネル13は、例えば、熱成形ポリカーボネートから作製され、その外形の全体にわたって延在する機能フレーム14を備えている。このグレージングパネル13は、レール15,16によって、固定構造体11に対して案内されるようになっている。この実施形態では平行になっていないこれらのレール15,16は、開口12の両側の(シャシ140への固定グレージング構造体11の取付けおよび固定を妨げないために、構造体11の外形区域から離れた)車両の内側を向いた構造体11の面に、例えば、接着、溶接、ネジ止め、または他の適切な技術によって、接合され、かつ固定されることになる。
いくつかの要素からなるグレージング構造体の場合、レールは、それらのアセンブリの一部をなすことが可能である。さらに、レールは、少なくとも部分的に、このグレージング構造体上に成形または被覆成形されていてもよい。
レールの輪郭は、ルーフの固定グレージング構造体の湾曲した輪郭に適合するために、いくらか内側に湾曲していてもよい。以下に述べるように、レールは、さらにこの湾曲の形成に関与することもできる。レール15,16は、この実施形態では、車両のシャシ140のサイドフレーム142の形状に追従するために、ルーフの後部に近づくにつれて、徐々に離れるようになっている。
さらに、レール15,16は、グレージング構造体11の湾曲、さらに一般的には、横方向の湾曲の漸進的な変化を補うように形作られていてもよい。実際、一般的に使用できるレールは、もし縦方向に容易に成形可能であるならば、通常、実質的に矩形の輪郭断面を有している。従って、グレージング構造体11と接触するレールの面がグレージング構造体の湾曲に適合する形状を有し、または必要に応じて、グレージング構造体11とレール15,16との間に生じ得る遊びを補う手段をもたらすように、これらのレール15,16を形作ると有益である。
さらに、レール15,16は、実質的にシャシの受入れ囲い141まで延在している。従って、レールの端をシャシの受入れ囲いに固定することができ、これによって、グレージングパネル、ここでは、グレージング構造体の安全性を高め、かつグレージング構造体の破損に対する規範的な要求事項を満たすことが可能となる。この実施形態の変更例では、レールの端を固定構造体とシャシの受入れ囲いとの間に圧入することが、さらに考えられてもよい。
他の実施形態によれば、レールと本体の囲いとの間の接続が、例えば、レールと直交して延在し、例えば、略T字状をなす接続片、すなわち、保持要素によって、行われてもよい。この保持要素は、レールの本体に形成された延長部であってもよいし、別体の追加片であってもよい。いずれの場合も、これらの保持要素は、もしレールを支持しているグレージング構造体が破損しても、レールおよびレールが支持しているグレージング要素を保持することができ、これによって、車両の内側の乗員を保護することが可能となる。
見やすいように、レール15,16の湾曲は、図1Aにおいて意図的に誇張されていることに留意されたい。
従って、この実施形態では、パネル13は、ルーフ10の面と実質的に平行の摺動面において、1つまたは複数の開口位置と、開口と向き合って開口に係合していない中間的な離脱位置との間で、実質的に水平方向に沿ってレール15,16内に案内されながら、摺動することが可能となっている。
固定構造体のなす面と直交する変位によって、ロック解除されている中間的な離脱位置から、要素131が固体構造体と同一面に位置し、開口を閉鎖するロック位置(閉鎖位置)までの要素131の進路が、得られることになる。
この垂直方向の取付け移動は、有利である。何故なら、この垂直方向の移動によって、要素131と固定構造体との間に配置された液密ジョイントを均一に加圧し、液密不良が生じる危険性を低減させることができるからである。
もちろん、他の移動も可能である。例えば、スライディング要素の移動は、2つの移動(ロック/ロック解除および摺動)を繋ぐ曲線に追従させることもできる。
スライディング式グレージングパネル13内への強引な侵入の危険性を低減させるように意図されている防犯用横断片17によって、ルーフ10の前方側を向いたレール15,16の端が、互いに接続されている。
パネル13は、その取換えまたは補修のための取外しを容易にする手段(図示せず)をさらに備えていることに留意されたい。この手段は、例えば、取外し可能にされた前述の保持要素であってもよい。
さらに、保持要素18は、その第1の端がレール15に固定され、その第2の端がシャシ140に固定されている。この保持要素は、前述したように、構造体11が離脱または劣化した場合、レール15が車両の乗員に落下するのを防止するものである。
保持要素は、レールに直角に固定されてシャシに接続されたバーの一部によって構成されているとよい。取付けを容易にするために、または取換えを可能にするために、この保持要素を取外し可能とすることができる。さらに、保持要素は、水またはケーブルの通路を補充する機能を有していてもよい。
保持要素は、一般的に、薄肉の部分を有している。この薄肉の部分は、固定構造体と接着帯片および/または液密ジョイントとの間を、これらの帯片および/またはジョイントの機能を損なうことなく、通過することを可能にしている。
保持要素18と同様の少なくとも1つの第2の保持要素19によって、乗員の安全をもたらすこの規制装置が完成することになる。
パネル13のロック解除およびロックは、(ハンドルとも呼ぶ)ボルトを作動する手段110の作動によって、行われることになる。ハンドル110は、このハンドルを解除することによって、パネル13の開口および/またはロック解除、またはパネルの閉鎖および/またはロックを制御することが可能となる。パネル13がロック位置にあり、開口12を閉鎖しているとき、このハンドルは、レール15と一体の受座と協働する第1のロックボルト(いずれも図示せず)およびレール16と一体の受座と協働する第2のロックボルト(いずれも図示せず)を備えるロック手段に対称的に作用することになる。この実施形態の変更例では、受座がレール15,16に直接形成されるように、対処されていてもよい。この実施形態の他の変更例では、閉鎖位置において単一の受座と協働する単の一ボルトによって、スライディング要素をロックすることが、さらに考えられてもよい。
これらのボルトは、スライディング要素の摺動軸と実質的に直交しているスライディング要素の第1の縁112の近傍に、対称的に取り付けられている。
この実施形態では、ハンドルは、レバーと協働する剛性ロッドからなる伝達手段(図示せず)によって、各ボルトに固定されている。この実施形態の変更例では、ボルトは、スライディング要素の離脱または逆の閉鎖に関与する、レールと協働する矩形の旋回軸に固定されていてもよい。
勿論、他の伝達手段、例えば、一組のケーブルが考えられてもよい。これらの伝達手段は、スライディング要素の摺動軸と実質的に直交しているスライディング要素の第2の縁113の近傍に取り付けられている。ハンドル110は、車両の乗員による操作を容易にするために、この第2の縁113に近いスライディング要素の実質的に中央に配置されていると有利である。
有利には、ハンドル110は、解除されたとき、フレーム14に固定されたマスク111の表面と実質的に同一平面をなすようになっている。
ハンドル110は、さらに多数の区域から構成され、これらの区域は、ハンドルの把持を容易にするように、人間工学的に設計されている。特定の実施形態では、スライディングパネルの摺動による開口および/またはロック解除および/または引込みの制御が、位置ずらし装置(オフセット装置)により制御されたロック解除および/または摺動を電動で行う装置にて行われるように、さらに対処されていてもよい。この電動装置には、特に閉鎖中に、異物、例えば、手が、固定構造体と可動パネルとの間に挟まれた場合、モータのトルクまたは電力供給を制限する挟込み防止手段が装備されていてもよい。さらに他の実施形態では、特に、可動スライディングパネルを開けようとする幼児を保護するために、その運動を防止する阻止ボタンを、その機能性が確実に発揮されるように、ハンドルに設けることが考えられてもよい。
図1Bから明らかなように、ルーフのスライディングパネルは、湾曲した2つの層によって構成されている。外を向いた(外層120と呼ばれる)1つの層および車両内を向いた(内層121と呼ばれる)1つの層が、接続フレーム(図示せず)によって、互いに固定されている。有利には、ブラインド130が、この目的のために設けられた空間内において2つの層間に延在するように、フレーム14に取り付けられている。従って、挿入されたリブまたはガイドレールを設ける必要がないので、ブラインドを案内するのが容易であり、またブラインドを形作るのも容易になる。さらに、このブラインドは、車両の内部に延在しないので、内部空間を縮小させることもない。
好ましくは、2つの層120,121は、ポリカーボネートのようなプラスチック材料から作製されている。このような構成によって、一方では、ルーフの重量を低減し、他方では、いくつかの補足的な技術的機能を、例えば、成形または被覆成形によって一体化させることができ、これによって、このようなルーフの製造および実施を簡素化させ、かつ最適化させることが可能になる。
この図1Bに示されている実施形態によれば、例えば、ポリカーボネートから作製された外層120は、1つまたは複数の技術的機能部、特に、
−接着経路122、
−ビードトリム取付け具(図示せず)、
−ブラインド引込用の半経路ケーブル123,124
を組み入れている。
この層は、中心領域と実質的に対応している透明領域、および技術的機能部を隠蔽するように(従って、特に要素122,123,124を覆うように)意図された不透明な領域および/または着色された領域を備えていてもよい。
同様にポリカーボネートから作製された内層121は、その全体またはその大部分にわたって透明とすることが可能である。さらに、内層121は、極めて多くの技術的機能部、例えば、
−半経路123,124と相補的な半経路ケーブル125,126、
−取付け用の固定リングを固定する手段(図示せず)、
−ブラインド引込用のモータ128を固定する手段127、
−例えば、ローラブラインド式のブラインド130を受け入れる手段129
を組み入れている。
この実施形態の変更例では、ブラインドをスクリーンに置き換えることが考えられてもよい。この実施形態の補足的な例では、固定グレージング構造体が、接続フレームによって固定された2つのグレージング要素から形成された二重グレージングを有し、これらの2つのグレージング要素間において、ブラインドまたはスクリーンが、そのカーテンが拡げられたとき、グレージング構造体の領域を少なくとも部分的に覆うことができるように、さらに対処されていてもよい。
図7は、グレージング構造体の後面を覆うブラインドのローラチューブの構成要素の詳細を示す断面図である。このようなローラチューブ70は、ブラインドの布地がグレージング構造体の横方向湾曲、具体的には、その中心部の15〜25mmの撓みを有する形状と適合することを可能にする、湾曲を取ることができるように意図されている。図7に断面で示されているように、このようなチューブは、固定軸71を備え、この固定軸71の周りを回動可能な半剛性ケーシング72が包囲している。布地が、このケーシング72の周囲に巻かれ、かつこのケーシング72から巻き戻されるようになっている。このケーシングは、球面軸受73上に取り付けられ、これによって、このカバーが所望の湾曲形状を取ることが可能になっている。加えて、カバー72を回転によって引き込む手段74が、このカバーの両端の1つに配置されている。
さらに、本出願と同一出願人による仏国特許出願第0606962号に記載されているように、軸が湾曲しているローラチューブを設けることが、さらに考えられてもよい。
図1を参照して述べた実施形態の他の変更例では、グレージング構造体の後部領域を覆うように意図されたブラインドの牽引バーが、スライディング要素のフレームの後縁に固定され、このブラインドのローラチューブが、グレージング構造体の後部輪郭の近傍または受入れ囲いに近い車両の後部の本体の近傍に取り付けられている。従って、スライディング要素を前方または後方に摺動させると、スライディング要素の一部と合致していないグレージング構造体の後部領域が効率的に覆われ、布地が良好に張り詰めた外観を呈することが可能となる。牽引バーの垂直位置を補う手段が、特に、スライディング要素が開口から離脱したとき、布地をグレージング構造体の近くに保持するように、作用することになる。
手動によって取外し可能な仮取付け手段を設けることが、さらに考えられてもよい。加えて、このようなブラインドをモータ駆動する場合、このブラインドのモータにエネルギーを自動的に供給するために、太陽電池が、後横断片の近傍において、固定構造体に固定されるようになっていてもよい。
ブラインドに代わって、スライディング要素のフレームの後縁に固定されたスクリーンが用いられるように、さらに対処されていてもよい。
本発明のこの実施形態の他の変更例では、ルーフの下方に折り畳まれ、グレージング構造体のグレージング面の少なくとも一部、さらに必要に応じて、スライディング要素の少なくとも一部を覆うために、ブラインドの1つまたは複数のカーテンが、設けられていてもよい。
この実施形態のさらに他の変更例では、グレージング構造体および/またはスライディング要素は、単一のグレージング層によって、構成されていてもよい。
図2Aおよび図2Bは、それぞれ、スライディング要素を移動させる装置の例を詳細に示している。
図2Aを参照すると、要素13を開口12に対して閉鎖位置に再位置決めすることを可能にするために、またはこの逆に、要素13を開口12に対して離脱させることを可能にするために、要素13を位置ずれさせる手段20が設けられている。これらの手段は、2組の関節アーム21を備えている。関節アーム21は、各々、縦方向縁14と一体であり、レール15,16内に置かれている。関節アーム21は、本発明のこの実施形態では戻りバネから構成されている補助手段22がハンドル110によって離脱されると、この戻りバネの作用によって、互いに引き離される傾向にあり、これによって、スライディング要素131を閉鎖位置まで上方に移動させ、またその逆に、ハンドル110の作用によって、2つの関節アームを互いに引き寄せることによって、要素131を離脱位置に位置ずれさせることが可能となっている。有利には、垂直方向に沿ったパネルの運動を容易にするために、位置ずらし手段は、例えば、一端がアームに固定され、他端がスライディング要素のフレームに固定されたレバーを備える減力手段(図示せず)をさらに備えているとよい。
図2Bを参照すると、これらのレール15,16によって案内される要素131の摺動時のレール15,16の間隔の変化を補うために、パネル13は、パネル13に対して移動可能なガイド手段23と一体化されている。このガイド手段によって、スライディング要素がどのような位置にあっても、またスライディング要素とレールとの間にどのような隙間が存在していても、スライディング要素を常に最適に案内することが可能となる。さらに詳細には、これらのガイド手段23は、ここでは、第1対のガイドシュー24および第2対のガイドシュー25から構成されている。これらの対のガイドシュー24,25は、それぞれ、レール15,16内で摺動可能になっている。これらの台形状のプレートの各々の自由端は、パネルのコーナに固定された各スライド26に移動可能、より正確には、摺動可能に取り付けられている。この実施形態の変更例では、いくつかのガイドシューをパネル13に対して固定することが、さらに考えられてもよい。
この実施形態では、ガイドシューは、ケーブルによって、シャシ140内に収容された引込みモータ(図示せず)に接続されている。この場合、制御ボタンを作動することによって、すなわち、制御ボタンを押すことによって、パネルの運動を電気制御装置によって制御することができる。この実施形態の変更例では、例えば、パネルを引っ張るかまたは把持することによって、パネルに回転運動を伝達するように、制御ボタンを作動させるように、さらに対処されていてもよい。
さらに、バランシング手段、例えば、この実施形態では、ガイドシューと一体の均衡バネ27が、スライディング要素131が実質的にルーフ10の軸を中心として保持されるように、スライディング要素131の縦方向変位を制御するようになっている。
図3は、補強要素31の輪郭を示している。補強要素31は、スライディング要素131の摺動方向と直交して、スライディング要素131の機能性フレーム14に取り付けられている。従って、この補強要素が設けられたフレームは、グレージングパネルまたはグレージング構造体が破損したとき、スライディング要素を保持し、構造的機能を確保することが可能となっている。この実施形態では、この補強要素31は、U字状の金属支持体32から構成されている。支持体32は、バー部33を有するフレームのU字状の分岐部の各側にクリップ止めされている。バー部33の端は、車両のシャシまで延在している。スライディング要素が摺動すると、バー部の端が、山形鋼状の保持要素34と直交して移動することになる。保持要素34は、受入れ囲い141の外形と一致する形状を有し、車両の内側において、シャシ140の各側に固定されている。従って、補強要素は、グレージング構造体が破損した場合、スライディング要素を保持要素の山形鋼状の各側に掴んで支持することが可能である。
さらに、スライディングパネルが横方向衝撃を受けないようにするために、補強要素の支持体32がスライディングパネルを包囲していると有利であることに、特に留意されたい。さらに、この横方向衝撃に対する保護を強化するために、補強要素の支持体は、例えば、高性能鋼から作製されていてもよいし、または適切な形状の部分を有していてもよい。
この実施形態の変更例では、補強要素がレールおよび/または保持要素によって支えられることが、さらに考えられてもよい。
図4Aに概略的に示されているように、スライディング要素の機能性フレーム14は、2つのリザーバ41を有している。リザーバ41は、それぞれ、機能性フレーム14の第1の縁112および第2の縁113に配置され、ルーフ10の開口が閉鎖されているかまたはスライディング要素131によって少なくとも部分的に遮蔽されているとき、グレージングパネル11の表面に滞留した雨水または凝縮物を受けるようになっている。水を保持し、その水をリザーバに導くために、液密ジョイント47が、スライディング要素のフレーム14の上面の外縁部に取り付けられている。
スライディング要素がルーフの開口から部分的に離脱されているときのリザーバ41の一部の詳細が、図4Cの断面図に示されている。リザーバ41は、ジョイント48を保持している。水がリザーバから車両のキャブ内に放出されるのを防止するために、ジョイント48のリップがグレージング構造体の表面に接触している。
リザーバによって占有される容積、すなわち、空間を制限するために、リザーバは、接続手段42によって、水を排出する手段に連通している。この排出手段は、例えば、この実施形態では、車両の外部に向かうスパウト(spout)43から構成されている。さらに詳細には、これらの接続手段は、一連の柔軟ドレーン管44を備えている。これらのドレーン管44は、フレームに沿って規則正しく離間され、レール15,16の各々内に形成されたスパウト43の上を擦って移動することになる。図4Bの断面図に示されているように、ゴムから作製されたドレーン管44は、数mm(例えば、3mm)の直径を有する並列ダクト45、および毛細管現象によって一定量の水を排出させるのに役立つ繊維を備える小径ダクト46の網状組織から構成されている。
ここに提示されているリザーバ、ドレーン管、および液密ジョイントからなるユニット以外の水、さらに一般的には、液体を回収および排出させる他の手段が、本発明の一般性を損なうことなく、設けられてもよいことに留意されたい。
図4Dは、グレージング構造体11に固定されたスパウト43に向かうリザーバの後部に収集された水の排出経路(矢印49)を断面図で示している。図4Dに示されているように、リザーバとスパウト43との接続は、スライディング要素131が開口を閉鎖する位置にあるとき、達成されるようになっている。実際、この位置において、リザーバは、通路410をスパウトに対して開放する手段と向き合うことになる。
図5は、図1に示されているような予め組み立てられたルーフを車両のシャシに取り付ける方法50を示している。
この取付け方法は、以下の一連の段階、すなわち、
−グレージング構造体の外形が車両のシャシにこの目的のために設けられた受入れ囲いに合致するように、ルーフを車両上に配置する段階51と
−前記外形および受入囲みを同一平面をなすように固定する段階52と、
を含んでいる。
さらに、前記固定段階は、保持要素の第2の端をシャシに同時に固定することを含んでいる。
車両へのルーフの構成部分の組込は、その全体または一部が、車両の製造業者によってなされてもよいことに留意されたい。さらに、開口を有しない固定ルーフの取付け専用の従来の組立ラインが、大きな変更を加えることなく、用いられることが考えられてもよい。
[他の任意選択的な特性および利得]
この実施形態の他の変更例、とりわけ、以下の変更例が考えられてもよい。
−1つの例では、グレージング構造体が、2つ(または3つ以上)の開口および2つのスライディング要素を備えている。さらに具体的には、図6に示されているように、グレージング構造体11は、2つの対称的な部分61,62を備え、これらの部分61,62は、例えば、車両の前席の各乗員に各自の開口をもたらすために、それぞれ、開口611,621を有している。スライディング要素612,622によるこれらの開口の遮蔽は、他の開口および/または他のスライディング要素とは無関係に調整可能である。この特定の構成によれば、スライディング要素を案内するために、2つの開口に共通するレール63を設けることができることに留意されたい。
−他の例では、多数のレールが、グレージング構造体上にクリップ止めまたは引戻し/スナップ止めによって一緒にされているか、またはグレージング構造体上に直接形成されている。
−さらに他の例では、第1のグレージングパネルが、(1片または数片からなる)略C字の形状を有している。
−さらに他の例では、スライディング要素用のレールおよび/またはガイド手段が、グレージング構造体および/またはスライディング要素の湾曲の少なくとも1つを補うように、形作られている。
−さらに他の例では、補強要素が、機能性フレーム内に形成されている。
−さらに他の例では、ガイド手段が、1つまたは複数のローラおよび/またはホイールを備えている。
−さらに他の例では、スライディング要素に滞留する水の排出を容易にするために、小さい通路が、スライディング要素に穿孔および/または熱成形によって形成されていてもよい。
本発明のさらに他の変更例では、グレージング構造体は、開口が穿孔された単一のグレージングパネルによって形成されている。
2つの湾曲を有するパネルの場合、具体的には、このようなグレージング構造体の単一パネルに2方向に沿った湾曲をもたらす場合、この湾曲を窓ガラスの製造によって得ることができないことに留意されたい(特に、ガラス要素の場合、開口が設けられるので、2方向の湾曲をガラスの製造によって得ることが簡単ではないことが知られている)。この場合、単一の湾曲を有する窓ガラスを用意し、所望の湾曲(またはわずかに大きい湾曲)で予成形されたレールまたは任意の縦方向要素によって、第2の湾曲を容易かつ効率的に得ることができる。従って、もし取付け前の1つまたは複数のレールの湾曲が1つまたは複数のレールが装備される円筒パネルの湾曲よりも大きい場合、取付け時に、パネルの湾曲に対する抵抗によって、アセンブリが所望の湾曲を呈することになる。
前述した実施形態の補足的な実施形態では、電動式ロック手段が設けられてもよい。
さらに他の実施形態では、
−射出成形有機ガラス、
−押出成形有機ガラス
−熱成形有機ガラス、
−強化ガラス、
−積層ガラス、
−2つの積重ね層のアセンブリ、
を含む群に属する製造方法に従って、グレージングク構造体および/またはスライディング要素を得ることが考えられてもよい。
多くの他の技術的な機能が、1つのグレージング層および/または可能であればもう1つのグレージング層に直接的に成形または被覆成形することによって、ルーフ内に同様に組み込まれてもよい。従って、予め装備されたルーフが、簡単かつ効率的に、低コストで得られることになる。これらの技術的な機能は、制限されないが、
−アンテナ、
−アンテナを受け入れる手段、
−支持手段、例えば、ラック、ルーフバー、など、
−液密ジョイント、
−補強要素、例えば、構造フレームと実質的に同様の要素、横断片、サイドフレーム、など、
−濾過手段および/または曝気手段および/または通気手段、
−トリムおよび/または輪郭ジョイント、
−外部保護フィルム、
−ワイピング手段
−空気力学的付属物
−パーソナライズ手段、
−取付け具および/または内部カバーを固定する手段、
−バックミラー、
−−内部照明手段/外部照明手段、
−固定構造体の外面またはスライディング要素の少なくとも1つの外面に固定された太陽電池、
−ラックバーを受入れおよび/または固定する手段、
−霜取り手段および/または加熱手段、
−隠蔽手段、
−バックミラーおよび/または1つまたは複数のサンシールドを受入れ、かつ固定する手段、
−補強要素を固定する手段、
−ルーフの固定を補助する手段(一時的および/または最終的な芯出し、案内、および/または固定を行う手段)、
−(例えば、二重フレージングの層間およびルーフとシャシとの間)の絶縁ジョイントおよび液密ジョイント、
−遮音手段/断熱手段、
−液密要素を受入れ、および/または固定する手段、
−濾過手段および/または曝気手段および/または通気手段を受入れ、および/または固定する手段、
−ビードトリム、またはビードトリムを受け入れる手段、
−接着経路、
−ケーブル経路、
−配管を受入れ、および/または固定する手段、
−配管、
−センサ、特に、雨、温度、および/または太陽光用のセンサ、
−貯蔵手段を受入れ、および/または固定する手段、
などを含むことができる。

Claims (32)

  1. 少なくとも1つの開口(12)を備える、自動車のグレージングルーフ(10)において、
    前記ルーフ(10)は、前記車両の内側に位置して前記開口(12)を閉鎖するように意図された少なくとも1つのスライディング要素(131)を保持する固定グレージング構造体(11)を備え、
    前記グレージング構造体(11)は、前記車両のシャシ(140)にこの目的のために設けられた受入れ囲い(141)に合致するように画定された外形を有し、これによって、前記外形は、前記受入れ囲い(141)に同一平面をなすように固定されることが可能とされ、
    前記スライディング要素(131)の各々は、前記受入れ囲い(141)への前記固定構造体(11)の固定を妨げないように、前記外形から離れた領域における前記固定構造体(11)の面に固定された2つのレール(15,16)に沿って案内されるようになっており、
    前記ルーフ(10)は、少なくとも1つの保持要素を備え、前記保持要素の第1の端(18)は、前記レール(15,16)の1つに一体化され、前記保持要素の第2の端(19)は、前記シャシ(140)に一体化され、前記保持要素の各々は、前記レール(15,16)と直交して配置されていることを特徴とするルーフ。
  2. 前記レール(15,16)は、前記スライディング要素(131)を前記固定グレージング構造体(11)の面に移行させ、前記開口(12)を閉鎖するために、前記レール(15,16)と関連して、前記スライディング要素(131)の位置をずらす手段(20)を保持していることを特徴とする、請求項1に記載のルーフ。
  3. 前記位置ずらし手段(20)は、前記固定グレージング構造体(11)の面への移行を容易にする、補助具(22)および/または減力手段を備えていることを特徴とする、請求項2に記載のルーフ。
  4. 前記スライディング要素(131)を少なくとも1つの所定位置にロックする手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のルーフ。
  5. 前記ロック手段は、前記レール(15,16)の1つに形成された少なくとも1つの受座と協働する少なくとも1つのロックボルトと、前記1つまたは複数のボルトを作動させる手段(110)を備え、
    前記スライディング要素(131)は、その摺動軸と実質的に直交する第1の縁(112)および第2の縁(113)を有し、前記ボルトは、前記第1の縁(112)の近傍に取り付けられ、前記作動手段(110)は、前記第2の縁(113)の近傍に取り付けられ、伝達手段が、前記作動手段(110)および前記ボルトを互いに接続するようになっていることを特徴とする、請求項4に記載のルーフ。
  6. 前記ルーフ(10)は、前記レール(15,16)の各々と協働する2つのボルトを備え、前記作動手段(110)は、前記第2の縁(113)の中央に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載のルーフ。
  7. 前記スライディング要素(131)の少なくとも1つは、その摺動軸と実質的に直交して延在する少なくとも1つの補強要素(31)を備えていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のルーフ。
  8. 前記スライディング要素(131)は、その外形の全体にわたって延在する機能性フレーム(14)を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のルーフ。
  9. 前記機能性フレーム(14)は、前記補強要素(31)を形成および/または保持していることを特徴とする、請求項7または8に記載のルーフ。
  10. 前記補強手段(31)は、前記レール(15,16)および/または前記保持手段(34)および/または前記受入れ囲い(141)と協働するようになっていることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載のルーフ。
  11. 前記スライディング要素(131)の少なくとも1つは、液体を回収および排出する手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のルーフ。
  12. 前記機能性フレーム(14)は、少なくとも1つのリザーバ(41)を保持していることを特徴とする、請求項11または8に記載のルーフ。
  13. 少なくとも前記スライディング要素(131)が開位置にあるとき、前記リザーバ(41)を、液体を前記車両の外部に排出する手段に接続する手段(42)を備えていることを特徴とする、請求項12に記載のルーフ。
  14. 前記スライディング要素(131)は、液体を前記リザーバ(41)に導くために取り付けられた液密ジョイント(47)を保持していることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載のルーフ。
  15. 前記スライディング要素(131)および/または前記ロック手段は、電動式であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のルーフ。
  16. 前記スライディング要素(131)および/または前記ロック手段は、遠隔制御手段によって制御されるようになっていることを特徴とする、請求項15に記載のルーフ。
  17. 前記固定グレージング構造体(11)および/または前記スライディング要素(131)は、接続フレームによって固定された少なくとも2つの透明要素から形成された積重ね要素のアセンブリを備えていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載のルーフ。
  18. 積重ね要素のアセンブリを備える前記固定グレージング構造体(11)および/または前記スライディング要素(131)は、透明な面の少なくとも一部に少なくとも1つのブラインド(130)またはシールドスクリーンを保持していることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載のルーフ。
  19. 前記ブラインド(130)またはスクリーンの少なくとも1つは、前記透明要素間を通って循環していることを特徴とする、請求項17または18に記載のルーフ。
  20. 前記固定グレージング構造体(11)および/または前記スライディング要素(131)は、少なくとも1つの湾曲を有していることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載のルーフ。
  21. 前記レール(15,16)および/または前記スライディング要素(131)の少なくとも1つの前記ガイド手段(23)は、前記湾曲の少なくとも1つを補うように形作られていることを特徴とする、請求項20に記載のルーフ。
  22. 前記湾曲の少なくとも1つは、予成形されている前記レール(15,16)の1つによって、前記固定グレージング構造体(11)および/または前記スライディング要素(131)の少なくとも1つに与えられるようになっていることを特徴とする、請求項20または21に記載のルーフ。
  23. 2つの開口(611,621)および2つのスライディング要素(612,622)を備えていることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載のルーフ。
  24. 前記固定グレージング構造体(11)は、少なくとも2つの異なる部分(61,62)から形成されていることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載のルーフ。
  25. 前記グレージング構造体(11)は、2つの対称的な部分(61,62)を備え、前記対称的な部分(61,62)は、各々、開口を有していることを特徴とする、請求項23または24に記載のルーフ。
  26. 前記スライディング要素(131)の少なくとも1つは、前記スライディング要素(131)の変位を制御する傾向があるバランシング手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜25のいずれか一項に記載のルーフ。
  27. 前記レール(15,16)は、互いに平行ではないことを特徴とする、請求項1〜26のいずれか一項に記載のルーフ。
  28. 前記固定グレージング構造体(11)および/または前記スライディング要素(131)の少なくとも1つは、
    −射出成形有機ガラス、
    −押出成形有機ガラス、
    −熱成形有機ガラス、
    −強化ガラス、
    −積層ガラス、
    −2つの積重ね層のアセンブリ、
    を含む群に属する製造のモードの1つに従って得られることを特徴とする、請求項1〜27のいずれか一項に記載のルーフ。
  29. −アンテナ、
    −保持システム、
    −液密ジョイント、
    −補強要素、
    −濾過手段および/または曝気手段および/または通気手段、
    −トリムおよび/または輪郭ジョイント、
    −外部保護フィルム、
    −ワイピング手段
    −空気力学的付属物
    −パーソナライズ手段、
    −取付け具および/または内部カバーを固定する手段、
    −バックミラー、
    −内部照明手段/外部照明手段、
    −太陽電池
    −加熱手段/霜取り手段、
    −隠蔽手段、
    −遮音手段/断熱手段、
    −サンシールド、
    −貯蔵手段、および
    −センサ、特に、雨、温度、および/または太陽光のセンサ
    を含む群に属する機器の少なくとも1つを保持していることを特徴とする、請求項1〜28のいずれか一項に記載のルーフ。
  30. 請求項1〜29のいずれか一項に記載のルーフを自動車に取り付ける方法において、
    −前記グレージング構造体(11)の外形が前記車両のシャシ(140)にこの目的のために設けられた受入れ囲い(141)と合致するように、前記ルーフ(10)を前記車両上に配置する段階と、
    −前記外形および前記受入れ囲い(141)を同一平面をなすように固定する段階と、
    を含んでいることを特徴とする方法。
  31. 前記固定段階は、前記第2の端を前記シャシ(140)に同時に固定することを含んでいることを特徴とする、請求項30に記載の取付け方法。
  32. 少なくとも1つの開口(12)を備える、請求項1〜30のいずれか一項に記載のルーフを備える自動車において、
    前記ルーフ(10)は、前記車両の内側に位置して前記開口(12)を閉鎖するように意図された少なくとも1つのスライディング要素(131)を保持する固定グレージング構造体(11)を備え、
    前記グレージング構造体(11)は、前記車両のシャシ(140)にこの目的のために設けられた受入れ囲い(141)に合致する外形を有し、これによって、前記外形は、前記受入れ囲い(141)に同一平面をなすように固定されることが可能とされ、
    前記スライディング要素(131)の各々は、前記受入れ囲い(141)への前記固定構造体(11)の固定を妨げないように、前記外形から離れた領域における前記固定構造体(11)の面に固定された2つのレール(15,16)に沿って案内されるようになっており、
    前記ルーフ(10)は、少なくとも1つの保持要素を備え、前記保持要素の第1の端(18)は、前記レール(15,16)の1つに一体化され、前記保持要素の第2の端(19)は、前記シャシ(140)に一体化され、前記保持要素の各々は、前記レール(15,16)と直交して配置されていることを特徴とする自動車。
JP2009539765A 2006-12-06 2007-12-06 自動車のグレージングルーフ、対応する組立の方法、および対応する車両 Expired - Fee Related JP5586959B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR06/10663 2006-12-06
FR0610663A FR2909594B1 (fr) 2006-12-06 2006-12-06 Pavillon vitre de vehicule automobile,procede de montage et vehicule correspondants
PCT/EP2007/063483 WO2008068325A1 (fr) 2006-12-06 2007-12-06 Pavillon vitré de véhicule automobile, procédé de montage et véhicule correspondants

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010511563A true JP2010511563A (ja) 2010-04-15
JP5586959B2 JP5586959B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=38375626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009539765A Expired - Fee Related JP5586959B2 (ja) 2006-12-06 2007-12-06 自動車のグレージングルーフ、対応する組立の方法、および対応する車両

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8678487B2 (ja)
EP (1) EP2125409B1 (ja)
JP (1) JP5586959B2 (ja)
FR (1) FR2909594B1 (ja)
WO (1) WO2008068325A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2208628B1 (fr) 2009-01-20 2013-06-26 Advanced Comfort Systems France SAS - ACS France Dispositif formant une portion vitrée de pavillon de véhicule automobile, équipé d'un déflecteur
DE102009011265B4 (de) * 2009-03-05 2010-11-18 Saint-Gobain Sekurit Deutschland Gmbh & Co. Kg Ganzglasdach für ein Kraftfahrzeug
FR2942793B1 (fr) 2009-03-05 2012-03-23 Saint Gobain Formage d'un vitrage comprenant une ouverture
EP2301785B1 (fr) 2009-09-23 2012-08-08 Advanced Comfort Systems France SAS - ACS France Dispositif d'obturation d'une baie ménagée dans le toit d'un véhicule automobile, équipé d'une barrière d'étanchéité et d'une évacuation d'eau vers l'extérieur.
EP2598357B1 (fr) * 2010-07-30 2016-09-07 Advanced Comfort Systems France SAS - ACS France Dispositif d'obturation d'une baie menagee dans le toit d'un vehicule automobile, apte a etre place dans une position d'obturation partielle
US9475370B2 (en) * 2014-09-03 2016-10-25 Magna Mirrors Of America, Inc. Sunroof window assembly for vehicle
DE102015013751A1 (de) * 2015-10-23 2017-05-11 Daimler Ag Schiebe- und/oder Hebedach für einen Kraftwagen, insbesondere einen Personenkraftwagen
US10494860B1 (en) 2016-08-09 2019-12-03 Apple Inc. Glazings and processes for producing glazings
DE202016107342U1 (de) * 2016-12-23 2018-03-26 Rehau Ag + Co Dichtungselement für ein Kfz-Schiebedach
KR20190105607A (ko) * 2017-01-18 2019-09-17 사빅 글로벌 테크놀러지스 비.브이. 복합 하이브리드 루프 프레임 및 이를 생산하기 위한 방법들
CN111601707A (zh) * 2017-12-21 2020-08-28 康宁公司 用于激光切割弯曲玻璃以实现形状和光学匹配的方法
EP4321359B1 (de) * 2022-08-08 2024-05-22 Georg Beck Fensterkonstruktion für ein wohn- bzw. reisemobil

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61107618U (ja) * 1984-12-20 1986-07-08
JPH02258415A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Asahi Glass Co Ltd 枠体付ガラス及びその製造方法
JPH05185842A (ja) * 1991-06-13 1993-07-27 Webast Heuliez 自動車用屋根開閉装置
JPH0589052U (ja) * 1991-07-23 1993-12-03 三菱自動車工業株式会社 車両のルーフ構造
JPH06305333A (ja) * 1993-04-26 1994-11-01 Daikyo Webasto Co Ltd 車輌のルーフ構造体
JPH08230479A (ja) * 1995-01-09 1996-09-10 Webasto Karosseriesyst Gmbh 開放のために旋回できるルーフパネルを有する車輛ルーフ
JP2002012037A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Toyota Industries Corp 車両用ティルト式サンルーフ
JP2002030862A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Johnan Seisakusho Co Ltd 摺動装置
JP2002219947A (ja) * 2001-01-22 2002-08-06 Nissan Motor Co Ltd サンルーフシール構造およびその製造方法
JP2003080947A (ja) * 2001-09-06 2003-03-19 Webasto Japan Kk 車両ルーフ
JP2003267055A (ja) * 2002-01-28 2003-09-25 Webasto Japan Kk 少なくとも1個のリッドを有する車両ルーフの少なくとも1つの開口を開閉する装置
JP2005219627A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車のサンバイザ装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53136222A (en) * 1977-04-30 1978-11-28 Aisin Seiki Co Ltd Sliding roof device of automobile
JPS5827129B2 (ja) * 1979-10-12 1983-06-07 日産自動車株式会社 車両用摺動式屋根構造
US4553307A (en) * 1984-01-17 1985-11-19 Asc Incorporated Method for installing a sliding roof panel assembly
DE4128460C2 (de) 1991-08-28 1994-06-09 Webasto Ag Fahrzeugtechnik Dachanordnung für ein Kraftfahrzeug
US5599059A (en) * 1995-10-02 1997-02-04 Chrysler Corporation Vehicle sunroof module
GB9804679D0 (en) * 1998-03-04 1998-04-29 Rover Group Motor vehicle roof liner pre-form and method of manufacture thereof
DE19914427C2 (de) * 1999-03-30 2001-09-13 Daimler Chrysler Ag Kraftfahrzeugdach
JP4224889B2 (ja) * 1999-05-06 2009-02-18 株式会社豊田自動織機 水抜き構造を有するサンルーフ
DE19939725C2 (de) * 1999-08-21 2002-05-29 Webasto Vehicle Sys Int Gmbh Fahrzeug-Cabriodachstruktur
FR2866621A1 (fr) * 2003-12-05 2005-08-26 Wagon Automotive Snc Dispositif d'obturation d'une ouverture pour vehicule automobile, procede de fabrication et vehicule correspondant
GB0401756D0 (en) * 2004-01-27 2004-03-03 Gencorp Property Inc Vehicle roof arrangements
JP5233253B2 (ja) * 2007-11-21 2013-07-10 アイシン精機株式会社 ルーフ装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61107618U (ja) * 1984-12-20 1986-07-08
JPH02258415A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Asahi Glass Co Ltd 枠体付ガラス及びその製造方法
JPH05185842A (ja) * 1991-06-13 1993-07-27 Webast Heuliez 自動車用屋根開閉装置
JPH0589052U (ja) * 1991-07-23 1993-12-03 三菱自動車工業株式会社 車両のルーフ構造
JPH06305333A (ja) * 1993-04-26 1994-11-01 Daikyo Webasto Co Ltd 車輌のルーフ構造体
JPH08230479A (ja) * 1995-01-09 1996-09-10 Webasto Karosseriesyst Gmbh 開放のために旋回できるルーフパネルを有する車輛ルーフ
JP2002012037A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Toyota Industries Corp 車両用ティルト式サンルーフ
JP2002030862A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Johnan Seisakusho Co Ltd 摺動装置
JP2002219947A (ja) * 2001-01-22 2002-08-06 Nissan Motor Co Ltd サンルーフシール構造およびその製造方法
JP2003080947A (ja) * 2001-09-06 2003-03-19 Webasto Japan Kk 車両ルーフ
JP2003267055A (ja) * 2002-01-28 2003-09-25 Webasto Japan Kk 少なくとも1個のリッドを有する車両ルーフの少なくとも1つの開口を開閉する装置
JP2005219627A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車のサンバイザ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008068325A1 (fr) 2008-06-12
US8678487B2 (en) 2014-03-25
JP5586959B2 (ja) 2014-09-10
EP2125409B1 (fr) 2013-10-16
FR2909594B1 (fr) 2011-06-10
EP2125409A1 (fr) 2009-12-02
FR2909594A1 (fr) 2008-06-13
US20100084894A1 (en) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5586959B2 (ja) 自動車のグレージングルーフ、対応する組立の方法、および対応する車両
EP2154015B1 (en) Panoramic roof module assemblies for vehicles
US20100038933A1 (en) Panoramic vehicle roof module assemblies
US7083226B2 (en) Motor vehicle roof
JP2002104240A (ja) モジュラー車両屋根
JP5219075B2 (ja) 自動車のルーフ構造
JP2965992B2 (ja) 自動車の換気ルーフ及びその換気方法
CN106891707B (zh) 具有天窗和全景玻璃的车辆
KR101217873B1 (ko) 자동차용 롤러 블라인드
US20050280293A1 (en) Automotive vehicle open air system
KR20080108101A (ko) 차량용 루프 라이너 모듈
US20040135393A1 (en) Retractable combination automobile sunshade and luggage carrier
CN101138949B (zh) 用于篷式汽车的车篷
US7086682B2 (en) Device for obturation of an aperture for an automotive vehicle
WO2001074614A1 (fr) Ventilation d'une cabine d'automobile
US20230406081A1 (en) Cover system for a vehicle roof, and vehicle roof for a motor vehicle
KR101271947B1 (ko) 자동차의 선루프용 롤러블라인드
KR101264631B1 (ko) 차량용 롤 블라인드
JP5661925B2 (ja) 巻取り型ブラインドが一体化された自動車窓
KR20090124696A (ko) 자동차용 파노라마 선루프의 루프트림
CN105034780A (zh) 一种汽车防晒装置
US11760173B2 (en) Safari glass
US20230406075A1 (en) Assembly and cover system for a vehicle roof, and vehicle roof for a motor vehicle
CN108312819B (zh) 一种汽车天窗
CN116923278A (zh) 一种车辆顶棚装置、系统及控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121129

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121218

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130809

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131030

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5586959

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees