JP2010508099A - インプラントに歯科アタッチメントを固定するための装置 - Google Patents

インプラントに歯科アタッチメントを固定するための装置 Download PDF

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Abstract

アンカー固定ユニット(41、44)は歯科インプラント(5)に嵌合する。アンカー固定ユニットに装着するための歯科アタッチメント(31、32)は、第1のアタッチメント部(31)および第2のアタッチメント部(32)を備える。アタッチメント部(31、32)は、アンカー固定ユニットの一部(44)を収容するための開口(24)を規定し、アタッチメント部の各々の開口(24)の境界壁は、使用時にアンカー固定ユニットの一部を締付けるための顎として作用する。開口はアンカー固定ユニットの一部よりもサイズが大きいため、アンカー固定ユニットに対してアタッチメントの位置の調整が可能となる。別の実施例では、二部のアンカー固定アセンブリが、使用時に歯科アタッチメントの一部を受けて締付けるための1対の顎を規定する。この装置は、1つよりも多いインプラントに同時にアタッチメントを配置しなければならない場合に特に関連する。

Description

発明の分野
本発明は、患者の顎に植込まれた歯科インプラントに歯科ブリッジまたは他の義歯などの歯科アタッチメントを固定すること、ならびに歯科アタッチメントの構成および使用方法に関する。本発明は、1つよりも多いインプラントに同時にアタッチメントを配置しなければならない場合に特に関連する。
発明の背景
患者の顎骨に植込まれたインプラントに歯科ブリッジまたは他の義歯などの歯科アタッチメントを固定することが知られている。アタッチメントは、インプラントが顎骨に配置された後に、またはインプラントが顎骨に配置される前に製作され得る。
インプラントを患者に装着した後にアタッチメント(たとえばブリッジ)を製作する場合、典型的に口の印象を取って、顎および互いに対するインプラントの場所を確定する。そのような場合、アタッチメントのサイズおよび形状をある程度正確に計画することが可能であり、アタッチメントはインプラントに対してほとんど遊びがないように設計される。いくらかの限られた調整が、アタッチメントの凹部およびインプラント上部のアンカー固定要素(アバットメントとしても公知)によって与えられ得る。インプラントにアタッチメントを嵌合させる際、アタッチメントの凹部の内面およびアバットメントの外面にセメントを塗布して、これらの部分同士の間のいずれの遊びも克服する。セメントまたはセメント状の薬剤は、硬化に関連した問題を提起し得る。ほとんどのセメントの種類は非常に急速に硬化するため、硬化プロセス時にブリッジの正確かつ永久的な位置を達成することが困難である。また、セメントは患者の口内での取り扱い(たとえば、使用すべきセメントの正確な量を確定すること)が困難であり得、復元箇所が汚れる原因となり得る。
いわゆる「即時負荷(immediate loading)」のために、インプラントの装着前にアタッチメントを設計および製作する場合、アタッチメントとインプラントとの間の遊びの量はかなり多きくなり得る。予想されるインプラント位置についての情報は、インプラント計画システム(ベルギーのMaterialise NVのSimPlant(商標)など)からもたらされることになる。インプラント計画システムによって、臨床医が、患者のデジタル情報(たとえばCT、画像)を示すコンピュータ環境においてインプラントの最適な位置を確定することができる。インプラント計画を用いてアタッチメントを設計および製作することができ、手段(たとえばベルギーのMaterialise NVのSurgiGuide(商標)などの外科用テンプレート)を用いて計画を患者に移す。装着後のインプラントとアタッチメントとの間の遊びは、ブリッジの製作公差、ならびにインプラント計画のための医療画像化および計画を患者に移す外科プロセスに固有の不正確さに依存する。典型的に、遊びは横方向(近遠心または頬舌方向として公知)において0から0.5mmの範囲にあり、縦方向(歯根端−歯冠方向として公知)において0から0.5mmの範囲にあり、角度方向(インプラント箇所を通る垂直軸の周りの回転)において0から5°の範囲にあることになる。たとえば、二段階の処置が用いられ得る。インプラントを装着し、この外科的介入の数週間後に術後状況の印象を取る。印象コーピングを用いて、口内のインプラントの正確な位置を石膏モデルに移す。このモデルに埋込まれたインプラント複製によって、歯科技師が、患者の顎のインプラントにぴったりと嵌合する義歯を製作することができる。この方策の不利な点は、インプラントの装着前に義歯を作製できないことである。
インプラントとアタッチメントとの間にある程度の調整を与えるためのさまざまな提案
がなされている。国際特許出願WO03/061512には、長手方向に延在する凹んだ壁を有する歯科アタッチメントが記載されている。インプラントは、アタッチメントの凹んだ壁の内部に嵌合可能な長手方向に延在する部分であって、自身のこの部分に対して相対的に長手方向にずれてアタッチメントをアンカー固定するように拡張可能な部分を有する。拡張可能な構成部品の使用には、拡張状態において、(たとえば径方向において)拡張した構成部品のフランジ同士の間に凹部が存在するという不利な点がある。これらの凹部は、細菌が入り込んで場合によっては治療の後の段階で感染を引起し得る場所である。さらに、拡張可能なアバットメントを使用すると、摩擦によって負荷がインプラントに伝えられる。このため、患者が歯を食いしばるとアタッチメントが緩んでしまうという問題を引起こし得る。
国際特許出願WO2005/053564には、横方向の位置ずれを克服するためのシステムが記載されている。アタッチメントのアンカー固定部は留めネジ用の孔を備え、留めネジのネックはアンカー固定部の孔より小さい。国際特許出願WO92/03984には、歯科アタッチメントをアンカー固定して、ブリッジとインプラントとの間の遊びの角度的な偏りを克服するための装置が記載されている。
上記解決策の各々では、単一方向(長手、横または角度)におけるインプラントに対するアタッチメントの調整しか可能でない。
発明の要約
本発明の目的は、歯科ブリッジまたは他の義歯などの歯科アタッチメントを、患者の顎に植込まれ得る、もしくは植込まれた歯科インプラントに固定する方法、および/またはその歯科インプラント、ならびに歯科アタッチメントの構成および使用方法を提供することである。本発明は、先行技術の方法および装置の問題の少なくとも1つを低減または克服しようと努めるものである。
本発明の第1の局面は、歯科インプラントに嵌合するための歯科アタッチメントアセンブリであって、歯科インプラントに嵌合するためのアンカー固定ユニットと、アンカー固定ユニットに装着するための歯科アタッチメントとを備え、歯科アタッチメントは、アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定する第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を備え、アタッチメント部の各々の開口の境界壁は、使用時にアンカー固定ユニットの一部を締付けるための顎として作用する歯科アタッチメントアセンブリを提供する。
本発明は、1つよりも多いインプラントに同時にアタッチメントを配置しなければならない場合に特に関連する。アタッチメントとは、少なくとも2つのインプラントを接続することが意図され、かつこれらのインプラントに(たとえば咀嚼の結果としての)負荷を伝えるために用いられるいずれかの構造(使用材料にかかわらず規則的または不規則な断面を有する)を意味する。アンカー固定ユニットに歯科アタッチメントを締付けることによって、これらの部分同士の間に固定された接続が与えられ、セメントおよび拡張可能な部分の問題が回避される。締付のさらなる利点は、アタッチメント部の1つが機能(すなわち耐力)部分であり得、アタッチメント部の第2の部分が審美部分であり得ることである。アタッチメントの2つの部分の接続をネジ以外の手段(たとえば歯科のボタンのようなもの)によって行なう場合、ネジの緩みと称されるよくある問題を回避することができる。ネジの緩みは、インプラントに義歯を取付けるために用いられる小さなネジが緩んで、それによってインプラント上の義歯の座りが不安定になると起こる。
アンカー固定ユニットの一部をアタッチメント中に突出させる利点は、アタッチメントのサイズを小さくできることであり、これは、空間上の制限および拮抗筋との機能的関係のため口内で有利である。
好ましくは、第1のアタッチメント部と第2のアタッチメント部との間の界面は、アタッチメントの長手方向軸と実質的に平行である(たとえば、アタッチメントは患者の歯茎のすぐ上の下側アタッチメント部と上側アタッチメント部とに分割されている)。これによって、アンカー固定ユニットとアタッチメント部との嵌合が非常に容易になり、上側アタッチメント部(典型的に義歯を有する)を下側アタッチメント部に部分的に重ねることによって、アタッチメント部同士の間の界面を隠すことができる。また、いくつかの実施例では、下側アタッチメント部をうまく患者に嵌合させた後に上側アタッチメント部を製作することができる。したがって、下部がインプラントのセットにうまく嵌合しないことがわかった場合、アタッチメント全体を取替える必要がなく下側アタッチメント部のみを修正するか取替えるだけでよい。一般に、即時負荷用の義歯は典型的に最終的な義歯とはならない。本発明のこの実施例の利点の1つは、義歯全体ではなく義歯の一部のみを再び製作するだけでよいのでコストが減少することである。下側アタッチメントは、インプラントが嵌合されることになる治療箇所に面した穴開けテンプレートの側に位置する凹部内に収容され得る。これによってインプラントを下側アタッチメント部を介して嵌合させることができ、それによって嵌合を向上させることができる。
好ましくは、開口はアンカー固定ユニットの一部よりもサイズが大きく、それによってアンカー固定ユニットに対してアタッチメントの位置の調整を可能にする。たとえば、開口はアンカー固定ユニットの一部よりも幅が広く、それによって少なくとも横方向における調整を可能にし得る。
好ましくは、アンカー固定ユニットは、使用時に互いに対してある範囲の異なる長手方向のずれを有して固定されるように適合される第1および第2のアンカー固定要素を備え、それによってある量の長手方向の(歯根端−歯冠の)調整を提供する。
角度方向におけるアンカー固定ユニットに対するアタッチメントの位置の調整は、アタッチメントの開口の好適なサイズによって収容され得る。代替的に、アンカー固定ユニットの部分同士の間に回転可能な接続が与えられ得る。
本発明の第2の局面は、歯科インプラントに歯科アタッチメントを固定するためのアンカー固定アセンブリであって、歯科インプラントのヘッドに嵌合するための第1のアンカー固定要素と、第1のアンカー固定要素に嵌合するための第2のアンカー固定要素とを備え、第1および第2のアンカー固定要素は、使用時に歯科アタッチメントの一部を受けて締付けるための1対の顎をともに規定するアンカー固定アセンブリを提供する。
本発明の両局面は、インプラントにアタッチメントを固定する問題に対する解決策であり、アタッチメントとアンカー固定ユニットとの間を締付けるという特徴が共通していることが理解されるであろう。
なお、アタッチメントとインプラントとの間の遊びは計画され得る(たとえば、患者にインプラントを配置する前に歯科アタッチメントが設計される場合)か、または計画され得ない(たとえば、アタッチメントの製作公差に起因する遊び)。アタッチメントは、顎骨にインプラントが配置された後に、または顎骨にインプラントが配置される前に製作され得る。
アタッチメントは、テンプレートの凹部内に位置し得る。アタッチメントは1片のみであり得る。
本発明はまた、治療箇所における少なくとも1つの歯科インプラントに歯科アタッチメントを嵌合させる方法であって、歯科インプラントにアンカー固定ユニットを嵌合させるステップと、アンカー固定ユニットの周りに第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を締付けるステップとを備え、第1および第2のアタッチメント部は、アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定し、アタッチメント部の各々の開口の境界壁は、アンカー固定ユニットの一部を締付けるための顎として作用する方法も提供する。
この方法は、穴開けテンプレートの凹部内にアタッチメント部を位置づける予備ステップと、治療箇所にテンプレートを付ける予備ステップと、インプラントを嵌合させる予備ステップと、テンプレートを取外し、治療箇所にアタッチメント部を残す予備ステップとを含み得る。
本発明はまた、治療箇所における少なくとも1つの歯科インプラントに歯科アタッチメントを嵌合させる方法であって、歯科インプラントにアンカー固定ユニットを嵌合させるステップと、アンカー固定ユニットの周りに第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を締付けて所望の嵌合を達成するステップとを備え、第1および第2のアタッチメント部は、アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定し、アタッチメント部の各々の開口の境界壁は、アンカー固定ユニットの一部を締付けるための顎として作用し、さらに、第1のアタッチメント部およびアンカー固定ユニットを、所望の嵌合を達成した第1のアタッチメント部およびアンカー固定ユニットの相対位置と一致する単一の部分と取替えるステップを備える方法も提供する。
添付の図面を参照して、例示的にのみ本発明の実施例を説明する。
二部のアンカー固定ユニットがアタッチメントの周りを締付ける、本発明の第1の実施例を示す図である。 異なる方向における調整のための図1の装置の使用を示す図である。 二部のアタッチメントがアンカー固定ユニットの周りを締付ける、本発明の第2の実施例を示す図である。 異なる方向における調整のための図3の装置の使用を示す図である。 異なる方向における調整のための図3の装置の使用を示す図である。 異なる方向における調整のための図3の装置の使用を示す図である。 アンカー固定ユニットが3つの部分を備える、本発明の第3の実施例を示す図である。 本発明の第4の実施例を示す図である。 本発明の第5の実施例を示す図である。 患者に嵌合させるための外科用テンプレートおよびインプラントアセンブリを示す図である。 図8の外科用テンプレートをより詳細に示す図である。 インプラントが装着された後のテンプレートを示す図である。 インプラントに嵌合されたアンカー固定ユニットの一部を示す図である。 インプラントに嵌合されたアンカー固定ユニットの第2の部分を示す図である。 嵌合された上側アタッチメント部(義歯)、およびインプラントに嵌合されたアンカー固定ユニットの構成部品を示す図である。 アンカー固定ユニットとアタッチメントとの間の封止を示す図である。 嵌合時に用いられる下側アタッチメント部およびアンカー固定ユニットと、結果として生じる最終的な下側アタッチメント部との比較を示す図である。 歯肉側からの本発明の実施例に係るテンプレートを示す図である。 本発明の実施例に係る骨合成ネジを用いた下側アタッチメントの一時的な取付を示す図である。
好ましい実施例の説明
本発明は特定の実施例に関して一定の図面を参照して説明されるが、本発明はそれらに限定されず、請求項によってのみ限定される。示される図面は概略的なものに過ぎず、非限定的である。図面では、説明のためいくつかの要素のサイズが誇張されていたり、同じ縮尺で描かれていないことがある。「備える」という用語が本明細書および請求項で用いられる場合、これは他の要素または工程を排除しない。また、明細書および請求項中の第1、第2、第3などの用語は同様の要素同士を区別するために用いられており、必ずしも連続的または時間的順序を説明するために用いられているとは限らない。そのように用いられる用語は適切な状況下で相互交換可能であり、ここに説明される本発明の実施例はここに説明または図示されるのとは別の順序で動作可能であることを理解すべきである。図1は本発明の第1の実施例を示す。歯科インプラント5が患者の顎骨に埋込まれている。アタッチメント(たとえば歯科ブリッジ)1は、アタッチメント1が歯科インプラント5に嵌合される必要がある領域に開口2を備える。アタッチメントという用語は、少なくとも2つのインプラントを接続することが意図され、かつこれらのインプラントに(たとえば咀嚼の結果としての)負荷を伝えるために用いられるいずれかの構造(使用材料にかかわらず規則的または不規則な断面を有する)を意味する。
アタッチメント1は、開口2を部分的に横切って突出して階段状の端縁領域を形成するフランジ3を有する。二部のアンカー固定ユニット10、14は、アタッチメント1をインプラント5に固定する。アンカー固定ユニットは、第1の下部10および第2の上部14を備える。下部10は、取付ネジのシャフト6bを収容するための中央の開口を有するつば12を有する。使用時、部分10のつば12は、ネジヘッド6aによってインプラント5の接続部にしっかりと係合する。図1では、部分10が、アバットメント7に接して保持されているのに加えて、インプラント5の頂部にも載っていることが示される。部分10はインプラントと良好に嵌合して、細菌が界面に入り込む可能性を最小限に抑えることが望ましい。この例では、部分7はインプラント5に一体化した部分である。しかし、本発明では多くの種類のインプラント設計が用いられ得る。部分7は、たとえば外部の六角接続であってもよい。他のインプラント設計では、接続は内部にあり得る。
部分10は、径方向に延在する表面15を有するつばを有する。表面15は使用時、アタッチメント1のフランジ3に接続するための顎として作用する。アンカー固定ユニットの上部14は部分10内に嵌合し、界面11によって部分10および14が(方向21において)互いに所望の位置に固定され得る。界面11は、部分10、14を所望の位置にきつく保持することができるネジ山、留め具、または別の連結装置を備え得る。部分14の内径は、ネジヘッド6aが内部を通過できるように、ヘッド6aの外径より大きい。部分14は、径方向に延在する表面の形態の顎16を有する。使用時、顎15、16は、アタッチメント1のフランジ3を掴んでアタッチメント1をインプラント5にきつく固定するための締付具として作用する。
必要であれば、アンカー固定ユニットの部分10、14とアタッチメント1との間にシリコンOリングなど(図示せず)を位置決めして、開口2の適切な封止を確実なものにしてもよい。アタッチメント1は、金属、炭素繊維強化プラスチック、セラミックなどの歯
科補綴物に好適ないずれかの材料から製作され得る。アタッチメント1は最終的または一時的な歯科復元物のいずれか一方であり得、補綴仕上げを有し得る(たとえばポーセレンを有する金属アタッチメントの場合)か、または有し得ない(たとえばオーバーデンチャー用の金属棒の場合)。
図1に示される装置によって、いくつかの異なる方向における調整が可能となる。3つの方向21、22、23が示される。方向21は、インプラントの長手方向軸26と平行であるため、軸または長手方向と呼ぶことにする。これは歯根端−歯冠方向としても公知である。方向22は、インプラントの径方向にあり、かつ患者の歯茎の表面を横方向に横切るように変化しているため、横または径方向と呼ぶことにする。この方向は、近遠心(口の左右)または頬舌(前後)方向としても公知である。方向23は、インプラントの長手方向軸26に対する角度回転を表わすため、角度方向と呼ぶことにする。頬舌、近遠心、歯根端−歯冠という用語は当該技術において周知である。
アンカー固定ユニットの部分10は、内面において界面11を支持する円筒形のシャフト17を有する。シャフト17の外径(dmin)は、アタッチメント1の開口2の径(dapert)より小さい。顎15の外径(dmax)は、開口2の径(dapert)より大きい。このため、アタッチメントを表面15によって確実に締付けることができつつ、ある量の隙間9がシャフト17とアタッチメント1との間に与えられる。同様に、アンカー固定ユニットの上部14の外径はアタッチメント1の開口2の径(壁4によって規定される径)より小さいため、ある量の隙間が与えられる。上記の隙間により、アタッチメント1をインプラント5に対して位置決めする際に、横方向22におけるある量の調整が可能となる。また上記の隙間により、垂線に対して傾斜したある角度をなして嵌合されたインプラント5にアタッチメント1を固定することも可能となる。フランジ3の上面は傾斜している。このため、界面11を支持するシャフト17の長さを大幅に増加させることなく部分14を傾斜させることができる。
図2は、箇所201、202、203における3つのインプラントのセットに嵌合するアタッチメント204の例を示す。インプラント箇所の各々において、二部のアンカー固定ユニットがアタッチメントに接続する。本発明の説明のため、3つのアンカー固定ユニットの各々は、上記3つの考えられる調整方向の異なる1つの方向における調整を与えることが示される。アタッチメント204は、3つのインプラント箇所201、202、203によって与えられる締付作用の組合せによって固定される。インプラント箇所203では、アンカー固定ユニットはアタッチメント204が上向き方向に動くのを防止する。アタッチメントの下向き方向の動きは、箇所201、202におけるアンカー固定ユニットよって制限される。
図1では、アタッチメント1は開口2の領域に階段状の断面を有し、アタッチメント1の通常の深さと比較して浅くなった深さを(方向21において)有するフランジ3が設けられる。この階段状の断面を設けるのは必須ではなく、アンカー固定ユニットの部分10、14はアタッチメントの上面および下面を締付けることができる。
図3は本発明の第2の実施例を示す。この実施例は、締付によってインプラントにアタッチメントを固定する図1と同一の原理を用いる。しかし、図3では、二部のアタッチメント31、32が、インプラント5に嵌合されたアンカー固定ユニット41、44の部分44を締付ける。先と同様に、歯科インプラント5が患者の顎骨に埋込まれている。アタッチメント(たとえば歯科ブリッジ)は二部、すなわち下側アタッチメント部31および上側アタッチメント部32で形成される。2つのアタッチメント部31、32は、患者の顎の上面と実質的に平行であり、かつインプラントの長手方向軸26に対して実質的に垂直な界面34に沿って接合する。2つのアタッチメント部31、32は、取付ネジ33な
ど(たとえば留め具)によってともに保持される。アタッチメント部は、アタッチメントが歯科インプラント5に嵌合される必要がある領域に開口24、25を規定する。開口は、アタッチメント部32の上面をアタッチメント部31の下面に接続する中央のシャフト25を有する。シャフト25は少なくとも取付ネジ6のヘッド6aと同じ幅であり、インプラントへの接触を可能にするように作用する。界面34の領域における開口の部分24はより幅広であり、アンカー固定ユニットの一部を受けるためのチャンバを規定する。この実施例では、チャンバ24は下側アタッチメント部31内に位置する。チャンバ24は、アンカー固定ユニットの部分44のフランジヘッドを収容する。
下側アタッチメント部31は、開口24を部分的に横切って突出して階段状の端縁領域を形成するフランジ部37を有する。フランジ部37は、第1の顎として作用する上面35を有する。上部32は、第2の顎として作用する下面36を有する。使用時、アタッチメント部31、32は、アンカー固定ユニットの部分44のヘッドをきつく締付ける。チャンバ24は、部分31、32が常に互いをきつく封止し、部分44のヘッドを締付けるように設計される。チャンバ24および部分44のヘッドの形状は、これを促進するように設計される。フランジの上面35は傾斜しているため、部分44の回転が可能となる。部分44のヘッドは、部分44が傾斜するとヘッドがアタッチメントの上部32との円形の線接触を維持しつつ開口内で自由に動くことができるように湾曲している。
アンカー固定ユニット41、44は、図1に関連して先に説明したのとほぼ同一である。上述のように、二部のアンカー固定ユニット41、44はインプラント5の接続部7に係合する。アンカー固定ユニットは、第1の下部41および第2の上部44を備える。下部41は、取付ネジのシャフト6bを収容するための中央の開口を有するつば43を有する。使用時、部分41のつば43は、ネジヘッド6aによってインプラント5の接続部7にしっかりと係合する。アンカー固定ユニットの上部44は部分41内に嵌合し、界面42は、方向21において部分41および44を互いに所望の位置に固定する。
Oリング(たとえばシリコン)または他の封止要素48がアンカー固定ユニットの部分41の周りに嵌合し、アンカー固定ユニット41の部分41と下側アタッチメント31との間を封止する。
図3に示される装置によって、いくつかの異なる方向における調整が可能となる。第1に、横方向22における調整を考えてみる。部分44の外周と下側アタッチメント部31の壁38との間に隙間(A)がある。同様に、アンカー固定ユニットの部分41の外径と下側アタッチメント部31の表面39との間に隙間がある(封止48は可撓性を有する)。下側アタッチメント部31は横方向22に移動可能である。横方向の調整が最大限度に達するのは、部分44のヘッドが壁38に接したときである。図4aは、横方向における調整を与えるためにどのように図3の装置が用いられ得るかを示す。
第2に、長手方向21における調整を考えてみる。部分41および44は、界面42を介して長手方向軸26に沿って所望の位置に固定され得る。図3は長手方向における調整Bを示しており、Bの値は、部分44のヘッドが部分41に載るまで減少するか、または部分41、44のそれぞれのつばの何らかの最小限の部分的な重なりに達するまで増加するかのいずれか一方であり得る。アタッチメント31、32は部分44に直接的に固定されるため、これによってアタッチメントがインプラント5上方の(方向21における)所望の位置に位置決めされる。図4bは、長手方向における調整を与えるためにどのように図3の装置が用いられ得るかを示す。
第3に、角度方向23における調整を考えてみる。部分31、41および44は、この方向における多少の調整を可能とするように形作られる。下側アタッチメント部31の表
面39は、部分41の動きを収容するように階段状の輪郭を有する。顎35の傾斜した上面により、部分44のヘッドが嵌合動作時に、所望の取付位置にまで顎に沿って摺動することが可能となる。下側アタッチメント部31および上側アタッチメント部32の開口によって形成されるチャンバ24は、部分44のヘッドを締付けることができると同時に、部分44のヘッドを異なる角度位置で収容するのに十分な深さを有する。このチャンバ24の深さおよび部分44のヘッドの凸形状によって、部分44を角度方向23において操作することが可能となる。図4cは、角度方向における調整を与えるためにどのように図3の装置が用いられ得るかを示す。図4cでは、アタッチメント部31、32はともにしっかりと押付けられる。部分31、32がともにしっかりと留まり続けるために、顎35は傾斜面を有して部分44のヘッドを収容する。
アンカー固定ユニット41の部分41は、患者にインプラントを装着する前に、(たとえばフィクスチャー取付台の一部として)インプラント5のヘッドに嵌合され得る。
図5は、図3に示される実施例の変形例を示す。この実施例では、インプラント5をアタッチメント31、32に接続するアンカー固定ユニットは3つの部分51、52、53を備える。先と同様に、アンカー固定ユニットは、インプラント5に装着可能な第1の部分51、および長手方向において選択された片寄りを有して第1の部分51内に嵌合する第2の部分52を備える。部分52の環状ヘッドは、凸状の下面54を有する。アンカー固定ユニットの第3の部分53は環状形状を有し、凹状の上面55を有する。部分52の表面54および部分53の表面55は相補のサイズおよび形状を有するため、それぞれの部分52、53が必要な角度位置にまで互いに摺動することができる。部分53の内径は部分52の円筒体の外径より幅広であるため、ある量の角度のある動きが可能となる(図5は、装置が完全に反時計回りに回転して部分52の円筒体が部分53に当接しているのを示す)。二部のアタッチメント71、72は、アンカー固定ユニットの部分53の周りを締付ける。図5は、部分71および72の各々が開口を有して空隙75を設けて環状部53を収容していることを示す。代替的に、開口は下側アタッチメント部71にのみ存在してもよい。チャンバ75は環状部53の外径より幅広であるため、横方向22における調整が可能となる。図5に示される装置は、角度のある向きにおいてアタッチメント71、72をインプラント5により固定して支持できるという利点を有する。チャンバ75は部分53の角度のある動きを収容する必要がないため、チャンバ75は環状部53と高さが同一であり、この収容は、アンカー固定ユニットの部分52、53同士の間の回転可能な接続によって達成される。部分52および53をともに取付ける必要はない。1つよりも多いインプラントに同時にアタッチメントが配置され次第、部分52および53は動くことができなくなる。なぜなら、これにはアタッチメントの角度のある動きが必要となり、これは他のインプラント上のアンカー固定ユニットによって阻止されることになるからである。
横方向における動きを達成するための別の方法は、WO2005/053564に示されるように部分51を修正することである。この場合、開口75は部分53と全く同じサイズであり得る。
図6および図7は、さまざまな角度のある向きにおいてインプラントにアタッチメントを固定するのに特に効果的な2つのさらなる実施例を示す。図6では、シャフト81がインプラント5に装着されている。シャフト81はボール形状のヘッド82を有する。円板形状部83は、ソケットとして作用する中央の孔84を有する。孔84はヘッド82を収容するように、および円板83とヘッド82との間のある範囲の角度のある動きを可能とするようにサイズ決めされる。
二部のアタッチメント86、87は、円板83の周りを締付ける。部分83を保持する
ための空隙88が、アタッチメント部86、87の一方または両方の開口によって与えられる。この空隙は好ましくは、ある量の横方向の調整を可能とするように円板83より幅広である。シャフト81は単一の装着位置でインプラント内に取付けることができるが、好ましくはシャフト81は、ネジによる取付、または方向21におけるある範囲の取付深さを可能とする他の好適な取付によって、インプラント5内の選択された深さで位置決めされ得る。
図7では、円筒部101がインプラント5のヘッドに装着され、取付ネジ6aによってインプラントに固定される。円板形状部103は、部分101と103との間の界面102において、ネジ山または他の好適な取付によって部分101に沿って所望の位置に取付けられ得る。部分103の内径は、部分101の外径より若干大きい。アタッチメント部111、112は、中央のシャフトおよび左右のチャンバ114を有する全体的に十字架形状の内部空隙をともに規定する。左右チャンバ114の各々は、中央シャフトに接合する領域において細くなる。これらのより細い領域が、顎115a、115b、116a、116bを規定する。図7に示される向きでは、顎115aが部分103の下側を押し、顎116bが部分103の上側を押し、それによって部分103を締付ける。アタッチメント部111、112内の空隙は部分101、103より幅広であるため、横および角度方向における調整が可能となる。
上記の実施例の各々において、アンカー固定ユニットおよび/またはアタッチメントの締付表面には、アンカー固定ユニットとアタッチメントとの間の摩擦を大きくするための手段が与えられ得る。そのような手段はたとえば、締付けられる部分を上から押さえつける小さな歯、締付ける部分および締付けられる部分でそれぞれ互いに連結する細粒(粒)、またはそれぞれの表面に塗布される摩擦係数の高い材料(たとえばゴム)を備え得る。
図3〜図7に示される実施例の各々において、上側アタッチメント部32は最終的な復元物の一部であり得るのに対して、下側アタッチメント部は一時的な復元物であり得る。
図8〜図14は、患者の口内にインプラントを装着するため、およびインプラントにアタッチメントを嵌合させるためのプロセスの一連の工程を示す。図3の装置が一例として用いられるが、本発明の装置のいずれもこの方法において用いられ得る。図8に示される工程の前に、治療計画プロセスによって患者の口内のインプラントの位置を計画する。これは典型的に、型またはコンピュータ化されたスキャン処理を用いることによって患者の口をマッピングすることを含む。この計画プロセスの一部には、インプラントを装着するための箇所を選択することが含まれる。治療計画を患者の口に正確に移すことを助けるために、外科用テンプレート120が作られる。テンプレート120は図9により詳細に示される。外科用テンプレート120は患者の歯茎122にぴったりと嵌合する。テンプレート120は、インプラントが嵌合される必要がある位置と一致する孔121のセットを有する。テンプレート120はまた、二部のアタッチメントの下部31を保持する。テンプレート120は、下側アタッチメント部31と全く同じ形状を有する底部側(すなわち患者に係合する側)の空隙124に下側アタッチメント部31を保持するように設計されるが、下を切取らないため、アタッチメントは依然として取外し可能である。テンプレート120の作製後、アタッチメント部は空隙124に挿入されるだけで所定の位置に装着され得る。テンプレート120が患者に位置決めされ次第、アタッチメント部31はもはや動くことができなくなる。インプラント5は今や下側アタッチメント部31を貫通することによって患者に嵌合しているため、即時取付が可能となる所定の位置にインプラント5が正確に配置され得る可能性が高まる。
外科用テンプレート120を患者に配置する前に、シリコンなどの不活性充填剤の薄層が下側アタッチメント部31の下向き(すなわち歯肉)側に塗布される。このシリコン層
は、テンプレート120を患者に位置決めする際に軟組織とテンプレート120との間の如何なる間隙もふさぎ、下側アタッチメント部31と患者の軟組織との間のスペーサとして作用する。テンプレートの各孔は、インプラントの正確な位置および傾斜を示すガイド管123によって規定される。インプラント5は孔121の1つを通って装着される。インプラント5のヘッドには、アンカー固定ユニットの第1の下部41が取付けられる。インプラントおよび部分41はともにインプラントホルダ125に装着され、インプラントホルダネジ126がアセンブリをひとまとめにしている。インプラントホルダ125は歯−溝接続127を介して部分41に係合し、インプラント装着時にホルダ125に加えられるトルクを部分41およびインプラント5に伝える。図10を参照して、下側アタッチメント部31は、患者の骨に取付けられ、かつこのために予め設けられた下側アタッチメント部31の孔に係合するネジ130によって固定され得る。ネジ130はインプラントとは別個の取付具である。典型的に、感染の危険性を増加させない骨合成ネジが用いられる。
下側アタッチメント部31を取付けることによって、外科用テンプレート120も取付けられる。口内でテンプレートを取扱うことによる手術中のテンプレート120の小さな移動は、もはや起こり得ない。外科用テンプレート120は下側アタッチメント部31を保持するので、下側アタッチメント部31を取付けると、テンプレート120を歯茎122上に安定させることにもなる。また、下側アタッチメント部31を骨に取付けることによって、アタッチメント部31自体を取外すことなくテンプレート120をその後容易に取外すことができる。
さらなる説明として、図16に示されるように、下側アタッチメント31はテンプレート120の凹部124内に配置され得る。下側アタッチメント31が患者の口内の受入れ箇所に着座する前にテンプレートの処理中に抜け落ちないよう、たとえばシリコンなどの何らかの好適な保持充填材料49が塗布され得る。アタッチメント31が差入れられたテンプレート120が患者に正確に位置決めされると、いくつかの骨合成ネジ130がテンプレート120の孔を通して付けられ、骨合成ネジ130は下側アタッチメント31を受入れ箇所にしっかりとロック固定する−図17参照。こうして、アタッチメントだけでなくガイドも安定する。ガイドは実際、下側アタッチメントとの相互作用によってさらに安定する。しかし、骨合成ネジ130はアタッチメントに対して直接的に働くため、テンプレート自体は「ネジ留め」されていない。インプラントが装着されてインプラントホルダが取出されると、ガイドを取外すことができる。しかし、下側アタッチメント31はネジ130のおかげで所定の位置に維持される。さらにこの介入とともに、下側アタッチメント31はアンカー固定部によってアンカー固定される。この点で骨合成ネジ130が取外される。それを通って骨合成ネジ130が配置される下側アタッチメント31の開口は次に、上側および下側アタッチメントをたとえば図3に示されるように接続することができる小さなネジ33の受入れ箇所として機能するが、本発明の装置のいずれもこの方法において用いられ得る。
図11は、顎に装着された1つのインプラントを示す。インプラントホルダ125およびテンプレート120は装着後に取外され、所定の位置に下側アタッチメント部31を残す。インプラントホルダ125は一度に1つずつ取外され、インプラントホルダネジ126をフィクスチャーネジ6と取替えて、当接片41をインプラント5の所定の位置にしっかりとロック固定する。図11に見ることができるように、下側アタッチメント部31の開口と当接片41との間に隙間131がある。図11および図12に示される他のネジ孔は、上側および下側アタッチメント部をともに維持することになるネジ(33、図3)を受けるためのものである。
アンカー固定ユニットの各々の第2の上部は当接片41に取付けられる。図12および
図13に示されるように、第2の部分44は、自身の外面に設けられたネジ山132を介して当接片41に係合する(界面42、図3)。第2の片44は、図12に見ることができるように、ネジ留めされて自身のヘッドが下側アタッチメント部31と接触する。設計された遊びに対するインプラントの軸に沿った下側アタッチメント部31との如何なる遊びも、アンカー固定ユニットの2つの片41、44をよりきつくまたはより緩くネジ留めすることによって補償される。下側アタッチメント部31を顎骨に取付けるネジ130はその後取外される。上側アタッチメント部32が次に下側アタッチメント部31上に配置され、取付ネジ33が嵌合され締められて、アタッチメント部31、32をアンカー固定ユニットに固く締付ける。この段階でネジ130を取外すことによって、下側アタッチメント部の位置の変化が防止される。所望の位置からの偏りは一般に、ネジ130を先立って取外す必要がないほど十分小さい。任意で、ネジを先立って(たとえばアンカー固定ユニットの第1の部分41を嵌合させた直後に)取外すことによって、アタッチメント部31をインプラントのセットに対して所定の位置に動かしてもよい。
この点で、アタッチメント31、32はインプラント5のセットに対して適切に位置決めされている。最終段階では、フィクスチャーネジ6を緩めることによって、アタッチメント部31、32およびアンカー固定ユニット41、44をインプラントから取外す。アタッチメント部31、32およびアンカー固定ユニットの部分41、44はすべて一緒に取り付けられているため、1つのユニットとして取外すことができる。フィクスチャーネジヘッド6aのすぐ上のチャネル(25、図3)によってネジヘッド6aに接触することができる。アタッチメント部31の下側と患者の歯茎との間に予め塗布されたシリコンは今や取外され、封止リング48(図14)がアンカー固定ユニット部に配置されてアンカー固定ユニット部と下側アタッチメント部31との間の間隙を封止する。アタッチメント31、32およびアンカー固定ユニット41、44が次にインプラント5上に戻されて位置決めされ得、フィクスチャーネジ6で再び取付けられ得る。
ネジ留めされる義歯においては、ネジに接触可能でなければならない。アタッチメント部32に審美的な仕上げ(たとえばポーセレン)を加えた後、孔は、必要であれば容易に取外し可能な構成部品で充填される。
図15は代替的な最終段階を示す。アタッチメント部31、32およびアンカー固定ユニット41、44は、フィクスチャーネジ6を緩めることによってインプラントのセットから取外される。上側アタッチメント部32はアセンブリの残りの部分から取外され、部分31、41、44、48の形状を有する図15の最終部150が形成される。この新たな最終部150は上側アタッチメント部32に固定され、次にインプラント5のセット上に配置され、再取付ネジ6によってインプラント5に固定される。この代替的な手法は、部分同士の間に間隙が全くない最終部150を作ることができるという利点を有する。これによって、歯茎に対するより良い封止を与えることができる。最終部150の形状は、治癒後の最終的なインプラント位置を、たとえば直接的にスキャンによって、または間接的にまずたとえば石膏ギブスなどの作業モデルに移してその後スキャンすることによって、設計環境に移すことによって確定される。インプラントの既知の位置およびアタッチメント上部の既知の寸法を考慮して、設計を正確に行うことができる。

Claims (32)

  1. 歯科インプラントに嵌合するための歯科アタッチメントアセンブリであって、
    歯科インプラントに嵌合するためのアンカー固定ユニットと、
    前記アンカー固定ユニットに装着するための歯科アタッチメントとを備え、
    前記歯科アタッチメントは、前記アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定する第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を備え、前記アタッチメント部の各々の前記開口の境界壁は、使用時に前記アンカー固定ユニットの前記一部を締付けるための顎として作用する、歯科アタッチメントアセンブリ。
  2. 前記開口は前記アンカー固定ユニットの前記一部よりもサイズが大きく、それによって前記アンカー固定ユニットに対して前記アタッチメントの位置の調整を可能にする、請求項1に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  3. 前記開口は前記アンカー固定ユニットの前記一部よりも幅が広く、それによって少なくとも横方向における調整を可能にする、請求項2に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  4. 前記開口の少なくとも径方向に最も外側の領域は、前記アンカー固定ユニットの前記一部よりも高さが大きく、それによって角度方向における調整を可能にする、請求項2または3に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  5. 前記開口はまた、前記アタッチメントの外面を前記開口に接続して前記インプラントへの接触を可能にする中央のシャフトも有する、請求項2から4のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  6. 前記アンカー固定ユニットは、使用時に前記アタッチメント部が締付け可能な径方向に延在するフランジを有する、先行する請求項のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  7. 前記第1および第2のアタッチメント部をともに固定するための少なくとも1つの取付具をさらに備える、先行する請求項のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  8. 前記アンカー固定ユニットは、前記歯科インプラントに嵌合するための第1のアンカー固定要素、および前記第1のアンカー固定要素に嵌合するための第2のアンカー固定要素を備え、
    前記第1および第2のアンカー固定要素は、使用時に互いに対してある範囲の異なる長手方向のずれを有して固定されるように適合される、先行する請求項のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  9. 前記第2のアンカー固定要素は、使用時に前記第1および第2のアタッチメント部が締付け可能な径方向に延在するフランジを備える、請求項8に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  10. 前記第2のアンカー固定要素は、前記第1のアンカー固定要素内に嵌合するように適合される、請求項8または9に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  11. 前記第2のアンカー固定要素は、前記第1のアンカー固定要素の外面の周りに嵌合するように適合される、請求項8または9に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  12. 前記第1のアンカー固定要素は、回転可能な接続によって前記第2のアンカー固定要素に接続可能である、請求項8または9に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  13. 前記第1のアンカー固定要素は、ヘッドを有するシャフトを備え、
    前記第2のアンカー固定要素は、前記ヘッドを受け、かつ使用時に前記第1のアンカー固定要素に対して前記第2のアンカー固定要素の回転を可能にするためのソケットを備える、請求項12に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  14. 第2のアンカー固定ユニットは、径方向に延在するフランジを有するヘッドを備える、請求項8から11のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  15. 前記ヘッドは凸状の上面を有する、請求項14に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  16. 使用時に前記アタッチメントが締付け可能な第3のアンカー固定要素をさらに備え、
    前記第2のアンカー固定要素は、使用時に前記第3のアンカー固定要素に対して回転可能である、請求項8に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  17. 前記第3のアンカー固定要素は、凹状の上面を有する環状要素であり、
    前記第2のアンカー固定要素は、凸状の下面を有するヘッドを有し、
    前記第2のアンカー固定要素の前記ヘッドは前記第3のアンカー固定要素に嵌合する、請求項16に記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  18. 前記アンカー固定ユニットは、前記インプラントの接続部に係合するための取付具を受けるためのチャネルを備える、先行する請求項のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  19. 前記アンカー固定ユニットの周りに嵌合し、かつ前記アンカー固定ユニットと前記アタッチメント部の1つとの間を封止するための封止物をさらに備える、先行する請求項のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  20. 前記第1のアタッチメント部と前記第2のアタッチメント部との間の界面は、前記アタッチメントの長手方向軸と実質的に平行である、先行する請求項のいずれか1つに記載の歯科アタッチメントアセンブリ。
  21. 少なくとも1つの歯科インプラントが嵌合されることになる治療箇所において用いるための歯科インプラント穴開けテンプレートであって、
    インプラントの位置を規定する孔と、
    治療箇所に面したテンプレートの側に位置する、先行する請求項のいずれか1つに記載の前記アタッチメント部の1つを収容するための凹部とを備える、歯科インプラント穴開けテンプレート。
  22. 前記孔は、インプラントおよびインプラントに嵌合するためのアンカー固定要素を収容するのに十分な径を有する、請求項21に記載の歯科インプラント穴開けテンプレート。
  23. 使用時、歯科インプラントに嵌合されたアンカー固定ユニットの一部の周りを締付けるように適合される第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を備える、先行する請求項のいずれか1つに記載の前記アセンブリにおいて用いるための歯科アタッチメント。
  24. 歯科インプラントに歯科アタッチメントを固定するためのアンカー固定アセンブリであって、
    歯科インプラントのヘッドに嵌合するための第1のアンカー固定要素と、
    前記第1のアンカー固定要素に嵌合するための第2のアンカー固定要素とを備え、
    前記第1および第2のアンカー固定要素は、使用時に歯科アタッチメントの一部を受けて締付けるための1対の顎をともに規定する、アンカー固定アセンブリ。
  25. 前記第1および第2のアンカー固定要素は、使用時に前記アンカー固定アセンブリの長手方向軸に沿って互いに対してある範囲の異なるずれを有して固定されるように適合される、請求項24に記載のアンカー固定アセンブリ。
  26. 請求項24または25に記載のアンカー固定アセンブリと、所望のインプラント箇所に対応する開口を有する歯科アタッチメントとの組合せであって、
    前記アンカー固定要素の前記顎は内径dminおよび外径dmaxを有し、前記アタッチメントの開口の径はdminからdmaxの範囲にあり、それによってある量の横方向の調整を提供する、組合せ。
  27. 少なくとも1つの歯科インプラントが嵌合されることになる治療箇所において用いるための歯科インプラント穴開けテンプレートであって、
    インプラントの位置を規定する孔と、
    治療箇所に面したテンプレートの側に位置する、前記インプラントに嵌合されることになるアタッチメント部を収容するための凹部とを備える、歯科インプラント穴開けテンプレート。
  28. 治療箇所における少なくとも1つの歯科インプラントに歯科アタッチメントを嵌合させる方法であって、
    歯科インプラントにアンカー固定ユニットを嵌合させるステップと、
    前記アンカー固定ユニットの周りに第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を締付けるステップとを備え、
    前記第1および第2のアタッチメント部は、前記アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定し、前記アタッチメント部の各々の前記開口の境界壁は、前記アンカー固定ユニットの前記一部を締付けるための顎として作用する、方法。
  29. 穴開けテンプレートの凹部内にアタッチメント部を位置づける予備ステップと、
    前記治療箇所に前記テンプレートを付ける予備ステップと、
    前記インプラントを嵌合させる予備ステップと、
    前記テンプレートを取外し、前記治療箇所に前記アタッチメント部を残す予備ステップとをさらに備える、請求項28に記載の方法。
  30. 前記アタッチメント部は前記第1のアタッチメント部であり、
    位置づけるステップは、前記第1のアタッチメント部を、前記治療箇所に面することになる前記穴開けテンプレートの側における前記テンプレートの前記凹部内に位置づけるステップを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 治療箇所における少なくとも1つの歯科インプラントに歯科アタッチメントを嵌合させる方法であって、
    歯科インプラントにアンカー固定ユニットを嵌合させるステップと、
    前記アンカー固定ユニットの周りに第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を締付けて所望の嵌合を達成するステップとを備え、
    前記第1および第2のアタッチメント部は、前記アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定し、前記アタッチメント部の各々の前記開口の境界壁は、前記アンカー固定ユニットの前記一部を締付けるための顎として作用し、前記方法はさらに、
    前記第1のアタッチメント部およびアンカー固定ユニットを、前記所望の嵌合を達成した前記第1のアタッチメント部およびアンカー固定ユニットの相対位置と一致する単一の部分と取替えるステップを備える、方法。
  32. 歯科アタッチメントを構成する方法であって、
    アンカー固定ユニットの周りに第1のアタッチメント部および第2のアタッチメント部を締付けるステップを備え、
    前記第1および第2のアタッチメント部は、前記アンカー固定ユニットの一部を収容するための開口を規定し、前記アタッチメント部の各々の前記開口の境界壁は、前記アンカー固定ユニットの前記一部を締付けるための顎として作用する、方法。
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