JP2010506643A - 流体ディスペンサ装置 - Google Patents

Abstract

流体ディスペンサ装置であって、手動駆動のポンプまたは弁である流体ディスペンサ部材（１０）であって、貯蔵器（１）上に固定用リング（３０）によって固定される前記流体ディスペンサ部材と、前記ディスペンサ部材上に設置され、移動することで前記ディスペンサ部材を駆動するアクチュエータヘッド（２０）と、ブロッキング位置にある際にはディスペンサ部材が駆動されることを防止する、取り外し可能なブロッキング要素（４０）と、そして、ブロッキング要素に固定されており初回使用か否かを示す、少なくとも１つの破壊可能要素（５０）と、を有し、前記ブロッキング要素が、ヘッド（２０）と貯蔵器（１）との間で、固定用リング（３０）を囲む形に組み付けられ、ブロッキング位置においては、前記アクチュエータヘッドおよび前記貯蔵器と協働することで、前記起動装置ヘッドが前記貯蔵器に対して軸方向に移動することを防止し、前記少なくとも１つの破壊可能要素（５０）は、初回使用の前の時点では、前記ブロッキング要素（４０）の少なくとも一部を囲んでいる、という流体ディスペンサ装置。
【選択図】 図１

Description

本発明は、流体ディスペンサ装置に関し、さらに具体的には、そうした装置であって、ブロッキング要素を有することで前記装置が使用と使用との間で動作させられてしまう事態を防止することを可能にする装置に関する。

流体ディスペンサ装置が一度駆動されてから次回の駆動までの間に動作させられてしまう事態を防止するためのシステムは公知である。そうしたシステムは一般に取り外し可能な装置（クリップなど）を有し、そうした取り外し可能な装置をアクチュエータヘッドまたはプッシャの下に装着することで、ヘッドまたはプッシャの移動を防止する。こうした取り外し可能な装置に関する問題点は、例えばバッグに入れて持ち運んでいる最中に、ひとりでに外れてしまうことがあり得る、という点である。装置に組み込まれていて取り外しができないシステムも存在するが、そのようなシステムは一般に、製造や組立が非常に複雑である。そうして、ディスペンサ装置のいくつかの部品について変形を施す必要が生じ、それによってコストがかなり増大する。

仏国特許公開第１ ４４７ ２２２号明細書

本発明の目的は、上で述べた問題の生じない流体ディスペンサ装置を提供することである。
より具体的に言えば、本発明の目的は、製造および組立が簡単かつ安価な駆動ブロッキング要素を有した流体ディスペンサ装置を提供することである。
本発明のもう１つの目的は、既存の装置に適用することが容易であり、そして、構成部品の形を変える必要がない、という流体ディスペンサ装置を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、装置が使用されたことがあるか否かを容易に見て取れる流体ディスペンサ装置を提供することである。
そして、本発明は更に、操作に当たって安全で信頼性が高く、ユーザにとって駆動が容易である、という流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。

こうした目的を達成するために、本発明が提供するのは、流体ディスペンサ装置であって、手動駆動のポンプまたは弁である流体ディスペンサ部材であって、貯蔵器上に固定用リングによって固定される前記流体ディスペンサ部材と、前記ディスペンサ部材上に設置され、移動することで前記ディスペンサ部材を駆動するアクチュエータヘッドと、ブロッキング位置にある際にはディスペンサ部材が駆動されることを防止する、取り外し可能なブロッキング要素と、そして、ブロッキング要素に固定されており初回使用か否かを示す、少なくとも１つの破壊可能要素と、を有し、前記ブロッキング要素が、ヘッドと貯蔵器との間で、固定用リングを囲む形に組み付けられ、ブロッキング位置においては、前記アクチュエータヘッドおよび前記貯蔵器と協働することで、前記起動装置ヘッドが前記貯蔵器に対して軸方向に移動することを防止し、前記少なくとも１つの破壊可能要素は、初回使用の前の時点では、前記ブロッキング要素の少なくとも一部を囲んでいる、という流体ディスペンサ装置である。

効果的な構成として、前記破壊可能要素は、組み付けられている間は、前記ブロッキング要素にクリップ留めされていること、とする。
効果的な構成として、前記ブロッキング要素は、少なくとも１つの開口を有し、前記開口は、前記破壊可能要素をクリップ留めするために、少なくとも１つのクリップ要素を収容するように作られていること、とする。

効果的な構成として、ブロッキング要素は、前記ブロッキング要素の内部に向かって径方向に延びる形で、少なくとも１つの突起部を有すること、とする。
効果的な構成として、ブロッキング要素は、弾性変形可能なオープンリングから成ること、とする。
効果的な構成として、ブロッキング要素と前記少なくとも１つの破壊可能要素とは、初回使用の前の段階では閉じたリングを形成していること、とする。

効果的な構成として、前記少なくとも１つの破壊可能要素は、ブロッキング要素から分離される際には切り離されるように作られていること、とする。
効果的な構成として、前記少なくとも１つの破壊可能要素は、初回使用の前の段階では前記オープンリングの２つの側面を相互接続している、という細長片によって形成されていること、とする。

効果的な構成として、前記細長片は、初回使用の前の段階では、第１の端部において、前記オープンリングの前記２つの側面のうちの第１の側面とつながる固い接続部を有しており、前記固定用リングの側壁のうち前記オープンリングに囲まれていない部分を囲む形で延びており、そして、第２の端部において、前記オープンリングの前記２つの側面のうちの第２の側面と協働していること、とする。

効果的な構成として、前記細長片は、前記細長片と前記オープンリングとの間の固い接続部において切り離されること、とする。
効果的な構成として、ブロッキング要素は、保持手段によってブロッキング位置に保持され、前記保持手段は弾性変形可能であること、とする。
効果的な構成として、前記保持手段は、前記オープンリングおよび／または少なくとも１つ突起部によって形成されていること、とする。

効果的な構成として、前記ブロッキング要素は、前記オープンリングのスナップ留めと、前記スナップ留めを外す操作とに用いられるグリップ手段を有すること、とする。
他の特徴および効果については、非限定的な例として挙げる本発明の効果的な実施の形態に関する以降の詳細な説明を、添付図面を参照しながら読むことで明らかになるであろう。

（ａ）流体ディスペンサ装置を使用前のブロック状態において示す概略斜視図である。（ｂ）図１（ａ）の装置の水平方向断面図である。 （ａ）流体ディスペンサ装置を使用後のブロック状態において示す概略斜視図である。（ｂ）図２（ａ）の装置の水平方向断面図である。 ブロッキング要素が固定用リングに組み付けられる前の状態での、装置の水平方向断面図である。 図３と同様の図であり、ブロッキング要素が固定用リングに組み付けられた後の状態を示す図である。 図４と同様の図であり、破壊可能要素がブロッキング要素にクリップ留めされた後のディスペンサ装置を示す図である。 図５と同様の図であり、ブロック状態において、最初の使用の後で破壊可能要素がブロッキング要素から分離された後の装置を示す図である。 流体ディスペンサ装置をブロック状態において示す概略側面図である。 図７の概略断面図である。 ブロック状態にあるディスペンサ装置の概略斜視図であり、ブロッキング要素のクリップ開口部を示し、クリップ留めされていた破壊可能要素がすでに外されていることを示す図である。

図面を参照する。ディスペンサ装置はディスペンサ部材１０を有し、図に示す実施の形態におけるディスペンサ部材はポンプである。当然のことながら、本発明はいかなる種類のディスペンサ部材にも適用できる（具体的には、弁にも）。ポンプは固定用リング３０によって貯蔵器１の上に組み付けることができ、当該リングはいかなる型のものでもよいが、具体的にはネジ留め型、クリンプ型、またはスナップ留め型である。リング３０は装置と別個の要素とすることもできるが、図８に示すように装置の一部（例えば、ポンプのピストン）と一体化した形に作ることもできる。ポンプ本体を貯蔵器と一体の形に作ることも可能であろう。そして、その場合、ポンプ本体と貯蔵器との間の単一部品の接続部材は、本発明の意味での固定用リングの役割を果たす。プッシャ／アクチュエータヘッド２０は、ポンプの駆動のためにポンプ上に組み付けられる。図に示す実施の形態では、アクチュエータヘッドは鼻用プッシャであり、鼻孔の内部に進入する長手方向部分２４と、装置の駆動の際にユーザから加えられる力を受け止める受け領域２２とを有する。当然のことながら、本発明は、図に示す実施の形態（具体的にはポンプの種類またはプッシャの種類）に限定されることはない。むしろ逆に、本発明はいかなる種類の流体ディスペンサ装置にも適用できる。

本発明の装置は駆動ブロッキング要素４０を有する。要素４０は取り外し可能であり、ブロッキング位置と引き抜き位置との間で移動できる、という様態で装置の上に組み付けられている。ブロッキング位置ではポンプの駆動を防止しているが、引き抜き位置ではブロッキング要素４０は装置から取り外された状態となり、それによってポンプの駆動が可能になる。そのブロッキング位置では、ブロッキング要素４０は図に示すように、アクチュエータヘッド２０と貯蔵器１の間で固定用リング３０を囲む形に組み付けられている。本実施の形態は限定的なものではなく、リングは、別の要素（ブロッキング要素４０と協働することが効果的であるような要素）と協働する形にすることも可能であろう。ブロッキング位置にある際のブロッキング要素の目的は、ポンプに対してヘッドが移動することを防止することによって、前記ポンプが駆動されるのを防止することである。効果的な構成として、ブロッキング要素は、図に示すように、ディスペンサ部材１０の縦軸を横切る方向に移動可能である。ブロッキング要素を掴むためのグリップ手段４３が少なくとも１つ存在している。当該手段により、ユーザは、固定用リングを囲む位置にブロッキング要素をはめ込む操作、および／または、その位置から当該要素を取り外す操作を容易に行うことができる。グリップ手段は、ブロッキング要素の構造体の他の部分に比べて厚みが大きくなったエッジ部によって成る、とすることができる。図面に示すように、グリップ手段は、ブロッキング要素を越えて突出した、２重の側壁を有するエッジ部とすることもでき、その場合、ユーザによるアクセスは容易になる。

ブロッキング要素は初回使用インジケータ手段を有し、当該手段は少なくとも１つの破壊可能要素５０で成る。図面に示す実施の形態は破壊可能要素を１つだけ有しているが、複数備えることにしてもよい。初回使用の前のブロッキング位置では、少なくとも部分的に、破壊可能要素はブロッキング要素を囲んでいる。破壊可能要素は、初回使用中に破壊されてブロッキング要素から分離される、という作りになっている。

図３に示すように、ブロッキング要素は、突起４１を少なくとも１つ有する形とすることができる。前記少なくとも１つの突起は、ブロッキング要素の内壁から径方向に内向きに延びている。これにより、ブロッキング要素４０が固定用リング３０を囲んでブロッキング位置にある際、前記少なくとも１つの突起を固定用リング３０の下側エッジと貯蔵器１との間に挿入することができる。そうすると、前記突起は固定用リングを囲むブロッキング要素に関して楔の役割を果たし、それによって、ブロッキング要素がブロッキング位置にある際は、ブロッキング要素の移動を完全に防ぐ。前記少なくとも１つの突起４１は、装置の他の構成部品と協働する形にすることもできる。

図に示す実施の形態では、効果的な構成として、ブロッキング要素は弾力変形可能なオープンリング４５を有する。図３はオープンリングを、固定用リング３０に設置される前の状態で示してある。オープンリングは３つの突起４１を有し、これら突起は、例えば、装置の縦軸に関して対称となる形で配置することができる。オープンリングの自由端の各々がグリップ手段４３を備えており、当該手段４３は、実質的に丸みを付けられた形状の２重化された側壁という形を取り、簡単に固定用リングを囲む位置にスナップ留めすることができる。グリップ手段は、別の場所（例えばオープンリングの中央）に設けることも可能であろう。オープンリング４５の一方の側の側壁には、破壊可能要素５０につながる固い接続部５７がある（装置の初回使用前）。また、オープンリングの反対側の側壁には、破壊可能要素をクリップ留めするクリップ要素５１を収容するために、開口４６が少なくとも１つ存在する。

そうして、ブロッキング要素には、固定用リングを囲む形でオープンリングを保持する働きをする、保持手段を持たせることもできる。保持手段は弾性変形可能であり、それによって、固定用リングの周囲にオープンリングをスナップ留めすること、反対にそこから外すこと、を可能にする。前記保持手段は、オープンリング４５自体に弾力を持たせることでも実現できるが、突起部４１とすることもできる。保持手段は、ブロッキング要素にクリップ留めされていた破壊可能要素が外された後で特に有用であり、これによって、前記ブロッキング要素は、ディスペンサ装置が一度使用されてから次に使用されるまでの間、ブロッキング位置に保持される。

破壊可能要素は、図３乃至５に示すように、オープンリングの外壁に位置する固い接続部５７によって、ブロッキング要素に固定されている。破壊可能要素は、少なくとも部分的には固定用リングを囲む形で延びており、その自由端５４はオープンリングの反対側の側壁に達する。破壊可能要素５０の自由端にはクリップ要素５１（例えばピンヘッド、またはそれに類似のもの）があり、当該要素５１は、対応する形でオープンリングの前記反対側に位置する開口部４６と契合することになる。

従って、最初に固定用リング３０を囲む形にブロッキング要素４０とクリップを備えた破壊可能要素５０とを組み立てた後の段階では、ディスペンサ装置は、閉じたリングによってブロックされたブロック状態にあり、前記閉じたリングは、破壊可能要素５０によって両端が相互接続されたオープンリング４５によって構成されている。破壊可能要素は可撓性の素材で作ることができ、その可撓性は、第１に、オープンリングのエッジ４３にタイトに装着し位置づけることを可能にする程度のものであり、第２に、固定用リングの側壁のうち前記オープンリングに囲まれていない部分に対してタイトに装着し位置づけることを可能にする程度のものである。クリップを備えた自由端のエッジ５５だけが、閉じた状態でのリングシステムからわずかに突き出しており、それによって、クリップを外す手段５５が、ユーザによって容易にアクセスできる形で構成されている。手段５５によって、初回使用時、クリップ留めされた破壊可能要素を外して分離することが容易となる。

ブロッキング要素は、破壊可能要素も含めて、プラスチック素材で作るのが効果的である。当該素材は、ブロッキング要素の再使用を可能にする強さがあると同時に、ブロッキング要素をスナップ留めしたり外したりできるだけの弾性変形性があり、さらに、組立中にブロッキング要素および固定用リングの形状の調整を可能にする。
効果的な実施の形態では、破壊可能要素は、オープンリングの一方の側面を延びる細長片を形成している。この細長片はさらに、オープンリングの前記側面の側壁に沿ってリングのエッジに向かって延び、そこから、前記固定用リングの側壁のうちオープンリングで囲まれていない部分を囲む形に延びた先で、オープンリングの反対側のエッジに達する。そうして、前記細長片の自由端は、当該同じ側にある開口部の中にクリップ留めされる一方で、オープンリングを囲む方向に更に先まで延びる。それによって、クリップを外す手段５５を構成する自由端はリングを越えて突き出た状態になる。

初回使用時、クリップ留めされていた破壊可能要素５０を外すと、同要素５０は（好ましく自動的に）、オープンリングにつながる前記固い接続部５７においてオープンリング４０から切り離されることになる。その時点でユーザに残される作業は、固定用リング３０からブロッキング要素４０を外してディスペンサ装置を投与状態にし、ポンプの駆動を可能にすることである。細長片５０がブロッキング要素上にクリップ留めされて無傷の状態のままで存在していれば、そのことは、ブロッキング要素４０が未だブロッキング位置から取り外されていないことをユーザに保証する。それにより、装置がそれまでに一度も駆動されたことがないことがはっきりする。

初回使用の後、リングは所定のブロッキング位置に戻すことができる。ユーザは、固定用リングを囲む形にオープンリングをスナップ留めすればよい。スナップ留めは、グリップ手段４３の位置におけるオープンリングの２つの端部のエッジの形状によって容易になる。図３で示すように、グリップ手段の２つのエッジの各々は、固定用リングと接触状態に入ると、固定用リングの円形に壁に接する状態になり、それによって、リングの端部をヘッドの周囲でスライドさせてスナップ留めすることが容易になる。リングの端部のエッジの形状には更に別の効果があり、それは、ディスペンサ装置を使用するたびにスナップ留めとそれを外す操作を連続して行う間も、アクチュエータヘッドに損傷を与えない、ということである。そうして、スナップ留めされた後のオープンリング４５は再び、少なくとも部分的にはファスナヘッド３０を囲んで延びる形となり、ブロッキング突起部４１は固定用リング３０（またはリング３０に固定された要素）と協働する状態となる。

効果的な構成として、本発明のブロッキング要素４０は、いずれかの側面を介して固定用リング３０と係合することができる。本実施の形態は単純であり組立が速やかに行える。固定用リング上にブロッキング要素を組み付ける際に、固定用リングの向きをいちいち決める必要がないからである。加えて、使用後にユーザがブロッキング要素を所定位置に戻すことが非常に容易である。

どの実施の形態であれ、本発明のブロッキング要素は、効果的な構成として、どのような既存の流体ディスペンサ装置に適用しても、装置に他の変形を施す必要がない。
以上、本発明について、その効果的な実施の形態を挙げて説明したが、当然のことながら、本発明は図面に示した実施の形態に限定はされない。当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される範囲を逸脱しない形で変形例を考えることは可能であろう。

Claims (13)

1. 流体ディスペンサ装置であって、
   ・手動駆動のポンプまたは弁である流体ディスペンサ部材（１０）であって、貯蔵器（１）上に固定用リング（３０）によって固定される前記流体ディスペンサ部材と、
   ・前記ディスペンサ部材上に設置され、移動することで前記ディスペンサ部材を駆動するアクチュエータヘッド（２０）と、
   ・ブロッキング位置にある際にはディスペンサ部材が駆動されることを防止する、取り外し可能なブロッキング要素（４０）と、そして、
   ブロッキング要素に固定されており初回使用か否かを示す、少なくとも１つの破壊可能要素（５０）と、を有し、
   特徴となるのは、
   前記ブロッキング要素が、ヘッド（２０）と貯蔵器（１）との間で、固定用リング（３０）を囲む形に組み付けられ、ブロッキング位置においては、前記アクチュエータヘッドおよび前記貯蔵器と協働することで、前記起動装置ヘッドが前記貯蔵器に対して軸方向に移動することを防止し、前記少なくとも１つの破壊可能要素（５０）は、初回使用の前の時点では、前記ブロッキング要素（４０）の少なくとも一部を囲んでいること、
   を特徴とする流体ディスペンサ装置。
2. 前記破壊可能要素（５０）は、組み付けられている間は、前記ブロッキング要素（４０）にクリップ留めされていること、
   を特徴とする請求項１に記載の流体ディスペンサ装置。
3. 前記ブロッキング要素（４０）は、少なくとも１つの開口（４６）を有し、前記開口（４６）は、前記破壊可能要素（５０）をクリップ留めするために、少なくとも１つのクリップ要素（５１）を収容するように作られていること、
   を特徴とする請求項２に記載の流体ディスペンサ装置。
4. ブロッキング要素は、前記ブロッキング要素の内部に向かって径方向に延びる形で、少なくとも１つの突起部（４１）を有すること、
   を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。
5. ブロッキング要素（４０）は、弾性変形可能なオープンリング（４５）から成ること、
   を特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。
6. ブロッキング要素（４０）と前記少なくとも１つの破壊可能要素（５０）とは、初回使用の前の段階では閉じたリングを形成していること、
   を特徴とする請求項５に記載の流体ディスペンサ装置。
7. 前記少なくとも１つの破壊可能要素は、ブロッキング要素から分離される際には切り離されるように作られていること、
   を特徴とする請求項１乃至６のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。
8. 前記少なくとも１つの破壊可能要素は、初回使用の前の段階では前記オープンリング（４５）の２つの側面を相互接続している、という細長片（５０）によって形成されていること、
   を特徴とする請求項５乃至７のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。
9. 前記細長片は、初回使用の前の段階では、
   ・第１の端部（５２）において、前記オープンリングの前記２つの側面のうちの第１の側面とつながる固い接続部を有しており、
   ・前記固定用リングの側壁のうち前記オープンリングに囲まれていない部分を囲む形で延びており、そして、
   ・第２の端部（５４）において、前記オープンリングの前記２つの側面のうちの第２の側面と協働していること、
   を特徴とする請求項８に記載の流体ディスペンサ装置。
10. 前記細長片は、前記細長片と前記オープンリング（４５）との間の固い接続部（５７）において切り離されること、
    を特徴とする請求項７乃至９のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。
11. ブロッキング要素は、保持手段によってブロッキング位置に保持され、前記保持手段は弾性変形可能であること、
    を特徴とする請求項１乃至１０のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。
12. 前記保持手段は、前記オープンリング（４５）および／または少なくとも１つ突起部（４１）によって形成されていること、
    を特徴とする請求項１１に記載の流体ディスペンサ装置。
13. 前記ブロッキング要素は、前記オープンリング（４５）のスナップ留めと、前記スナップ留めを外す操作とに用いられるグリップ手段（４３）を有すること、
    を特徴とする請求項１乃至１２のいずれかに記載の流体ディスペンサ装置。

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