JP3867545B2 - クッション - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアあるいはリッド等に設けられるものであって、これらドアあるいはリッド等の閉時に、当該ドア等に入力する衝撃力(荷重)を緩和させるようにしたクッションに関するものであり、特に、その装着性(組付性)に優れているとともに、一旦組付けられた後は脱落等の問題の生ずることのないようにしたクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこれらのクッションは、例えば図17に示す如く、円錐台状の形態からなるものであって衝撃吸収機能を有するボデー部10と、当該円錐台状ボデー部10の底面部110のところから直立状に設けられるものであって円環状の形態からなるとともにテーパ面からなる挿入部30を有する係合部20と、からなるものである。そして、これらがゴム部材等にて一体的に形成されるようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成からなるクッションを所定の部材90(図17参照)等に取付けようとすると、上記挿入部30がゴム部材からなるものであるので部材90との間において滑り性が良くなく、これに対処するために潤滑材を塗布したりしている場合がある。しかしながら、それでも装着性(組付性)が充分ではないと言う問題点があり、この装着性(組付性)の問題点を解決するためにパネル部材90側の取付穴の径を大きくしたりしている場合がある。しかしながら、この装着性を優先させようとすると、装着された後(組付けられた後)において、ボデー部10のところに軸直角方向の荷重(力)が加わった場合にクッション自体がこじられて脱落してしまうと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、係合部を縮径させて装着性(組付性)を良くするようにするとともに、組付けられた後は脱落等の問題の生ずることのないようにしたクッションを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、ストッパの役目を果すボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるものであって全体がゴム状弾性体にて一体的に形成されるクッションに関して、上記係合部を自由状態時において横方向に張り出すように形成された袋状部を有すようにするとともに、当該袋状部のボデー部への付け根部のところには中空状のくびれ部を有するようにし、更に、上記ボデー部のところにも上記くびれ部の中空部のところを通って上記袋状部に通ずるように形成された中空穴を有するようにし、このような構成からなる上記袋状部の底面部の内側のところから上記くびれ部及びボデー部に設けられた中空穴内を通ってボデー部上端面側に伸びるように形成された直立状の操作部を上記袋状部と一体的に設け、このような操作部を押し引き操作することによって上記袋状部を拡径または縮径させることのできるようにした構成を採ることとした。
【0005】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、上記係合部を形成する袋状部を上記操作部を操作することによって縮径させて取付部材の取付穴へ簡単に装着することができるようになる。そして、このようにして上記縮径された部分が所定の取付穴内に装着された後は、この縮径された部分が弾性力の作用により元の形態に戻ること等によって全体的に拡がった状態になるので、これによって係合部は上記取付穴に確実に保持されるようになる。従って、本クッションは上記装着された状態から簡単には脱落しないようになる。
【0009】
また、本発明のものにおいて、上記操作部を押し引き操作することによって上記係合部のところを上記取付穴に簡単に装着することができるようになる。すなわち、まず、上記操作部を上方に引上げることによって横に張出した状態の袋状係合部をボデー部内に形成された中空穴内へ引き込ませ、これによって係合部を縮径させるようにする。そして、縮径されたところをもって取付穴内に挿入するとともに、このような状態において上記操作部のところを押下げることによって袋状の係合部を元の状態に拡張させる。このような一連の操作をすることによって、係合部は上記取付穴のところに簡単に係合するようになる。そして、一旦装着された後は、上記袋状係合部のところが横方向に張出した状態で存在するようになるので、本クッションは上記取付穴のところから簡単には脱落しないようになる。
【0010】
次に、請求項記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1記載のクッションに関して、上記係合部の外周部のところであってくびれ部の下方部のところに、自由状態時において放射状に張り出すように形成された係合突起部を複数個設けるようにした構成を採ることとした。
【0011】
本発明のものにおいては、上記請求項1記載のものに加えて、更に、上記係合部の外周部のところであってくびれ部の下方部のところには、自由状態時において放射状に張り出すように形成された係合突起部が複数個設けられるようになっている。そして、このような係合部を形成する袋状部の底面部のところからは上記請求項1記載のものと同様、上方に向かって伸びるように形成された直立状の操作部が一体的に設けられるようになっている。
【0012】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいても、上記請求項1記載のものと同様、上記操作部を押し引き操作することによって上記係合突起部のところを取付部材に設けられた取付穴のところに簡単に係合させる(装着する)ことができるようになる。具体的には、まず、上記操作部を上方に引上げることによって横に張出した状態の係合突起部をボデー部内に形成された中空穴内へ引き込ませ、これによって係合部を縮径させるようにする。そして、この縮径された部分をもって、取付穴内にのぞませるとともにくびれ部のところを取付穴に挿入する。このような状態において、上記操作部のところを下方へ押下げることによって係合部を形成する袋状部を元の状態に戻すとともに係合突起部を取付穴周りの取付部材に係合させる。このような一連の操作をすることによって、係合部は上記取付穴のところに係合するようになる。そして、このように一旦装着された後は、上記係合突起部のところが横方向に張出した状態で存在するようになるので、本クッションのところに軸直角方向荷重あるいは斜め方向荷重等が作用したとしても、本クッションは上記取付穴のところから簡単には脱落しないようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1ないし図16を基に説明する。そのうちの第一の実施形態について、図1ないし図3を基に説明する。本第一の実施形態に関するものの、その構成は、図1に示す如く、ストッパの役目を果すボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9への装着に寄与する係合部2と、からなるものであって、これらがゴム状弾性体にて一体的に形成されるようになっていることを基本とするものである。なお、上記ゴム状弾性体にはゴム材の他に熱可塑性エラストマあるいはプラスチック材等も含まれるものである。このような構成からなるものにおいて、上記係合部2のボデー部1への付け根部のところには中空状のくびれ部22が設けられるとともに、上記ボデー部1のところにも上記くびれ部22の中空部225のところを通って上記袋状係合部(袋状部)21に通ずるように、かつ、所定の棒状部材からなる治具5を挿入することができるように形成された中空穴15が設けられるようになっているものである。
【0016】
このような構成からなる本実施の形態のものについての取付部材9の取付穴91への装着に当たっては、まず、図2に示す如く、所定の棒状部材からなる治具5を上記ボデー部1のところに設けられた中空穴15並びにくびれ部22のところに設けられた中空部225を通って袋状部21内へ挿入する。そして、上記棒状部材からなる治具5を下方へ押し込むようにする。これによって、上記袋状部21全体がくびれ部22のところとほぼ同じ値の径を有するように縮径させる。このような状態のものを取付部材9に設けられた取付穴91に挿入し、上記くびれ部22のところが取付穴91のところに収まった状態において上記治具5を引き抜く。これによって、上記係合部2は取付穴91のところに装着されるようになる。そして、このようにして一旦装着された後は、上記袋状部21を主体とした係合部2全体が、その弾性力の作用により元の状態に戻り、全体的に拡張されるようになるので、本クッションは上記取付穴91のところから簡単には脱落しないようになる。
【0017】
なお、上記係合部2の取付穴91への挿入作業において、その作業性を向上させるために治具5に改良を加えたものとして、例えば図3に示すようなものが挙げられる。このものは、棒状部材からなる治具5の支持用としてホルダ55を付け加えるようにしたものである。すなわち、図3に示す如く、ボデー部1の下方部のところに係合溝19を予め設けておくとともに、この係合溝19内にホルダ55の先端部に設けられた係合爪551を嵌め込ませるようにする。このようにクッションと治具5と等の一体化された状態のものをもって、取付穴91に上記係合部2をのぞませる。そして、上記くびれ部22が取付穴91に嵌まり込んだ状態において、上記棒状部材からなる治具5を引き抜くとともに、ホルダ55の係合爪551をボデー部1に設けられた係合溝19から取り外す。これによって、本クッションの取付穴91への装着作業が、円滑に、かつ、迅速に行われるようになる。
【0018】
次に、本第一の実施形態のものについての、その変形例について、図11を基に説明する。このものの特徴とするところは、袋状係合部21の縮径化を吸引手段にて行わせるようにしたことである。その具体的構成は、図11の(A)に示す如く、ストッパの役目を果たすボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9への装着に寄与する袋状の係合部2と、からなることを基本とするものである。そして、上記係合部2のボデー部1への付け根部のところには中空状のくびれ部22が設けられるとともに、上記ボデー部1のところにも上記くびれ部22の中空部のところを通って上記袋状の係合部(袋状部)21に通ずるように中空穴15が設けられるようになっているものである。そして、本変形例のものにおいては、これらに加えて、上記袋状部21の中央部のところに薄肉部29が設けられるようになっている。次に、このような構成からなる本クッションの取付部材9に設けられた取付穴91への装着手順について、図11の(B)、(C)を基に説明する。まず、図11の(B)に示す如く、所定の吸引手段を用いて、上記中空穴15側から袋状部21の内部空間を吸引する。そうすると、上記袋状部21の中央部には所定の薄肉部29が設けられているところから、袋状部21は、図11の(B)に示す如く、全体がしぼんだ形態となり、係合部2は縮径される。このように縮径された状態の係合部2のところを取付部材9の取付穴91に挿入するとともに付け根部に設けられたくびれ部22のところを取付穴91に係合させる(嵌め込ませる)。このような状態において、上記吸引を止めて中空穴15から空気を吹き込むようにする。これによって、袋状係合部(袋状部)21全体を膨らませる。その結果、図11の(C)に示す如く、くびれ部22が取付穴91に係合した状態で本クッションが装着されることとなる。このように、本変形例のものにおいては、吸引手段にて袋状部21をしぼませる(縮径させる)ことによって取付穴91に簡単に装着することができるようになるとともに、一旦装着された後は、袋状部21を膨らませることによってくびれ部22が取付穴91に嵌り込むようになり、これによって、本クッションは上記取付穴91に確実に係合するようになる。
【0019】
次に、第二の実施形態について、図4及び図5を基に説明する。このものも、その基本的な点は上記第一の実施形態のものと同じである。すなわち、本実施の形態のものは、図4の(A)に示す如く、全体がゴム状弾性体にて一体的に形成されるものであって、ストッパの役目を果たすボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9の取付穴91への取付に寄与する係合部2と、からなることを基本とするものである。このような基本構成からなるものにおいて、上記係合部2を形成する袋状部21を自由状態時において横方向に張り出すように形成させておくとともに、このような袋状部21の底面部の内側のところからくびれ部22及びボデー部1に設けられた中空穴15内を通ってボデー部1の上端面側に向かって伸びるように、かつ、その先端部が上記ボデー部1の上端面(当たり面)よりもわずかに上に出るように形成された直立状の操作部215を、上記袋状部21と一体的に設けるようにする。
【0020】
このような構成を採ることにより、本実施の形態のものにおいても、上記第一の実施の形態のものと同様、上記操作部215を押し引き操作することによって上記係合部2のところを上記取付穴91に簡単に装着することができるようになる。具体的には、まず、図4の(B)に示すように、上記操作部215を上方に引上げることによって横に張出した状態の袋状部21をボデー部1内に形成された中空穴15内へ引き込ませ、これによって係合部2を縮径させるようにする。そして、この縮径された部分をもって取付穴91内にのぞませるとともに、そこに挿入する。このような状態において、図4の(C)に示す如く、上記操作部215のところを下方へ押下げることによって袋状部21を元の状態に拡張させる。このような一連の操作をすることによって、係合部2は上記取付穴91のところに簡単に係合するようになる。そして、このように一旦装着された後は、上記袋状部21のところが横方向に張出した状態で存在するようになるので、例えば図5に示す如く、本クッションのところに軸直角方向荷重あるいは斜め方向荷重等が作用したとしても、本クッションは上記取付穴91のところから簡単には脱落しないようになる。
【0021】
次に、第三の実施形態について、図6及び図7を基に説明する。このものも、その基本的な点は上記第二の実施形態のものと同じである。すなわち、本実施の形態のものは、図6に示す如く、全体がゴム状弾性体にて一体的に形成されるものであって、ストッパの役目を果たすボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9の取付穴91への取付に寄与する係合部2と、からなることを基本とするものである。このような基本構成からなるものにおいて、例えば図6に示す如く、上記係合部2の外周部のところであってくびれ部22の下方部のところには、自由状態時において放射状に張り出すように形成された係合突起部23が複数個設けられるようになっている。そして、このような係合部2の底面部211のところからは上記第二の実施形態のものと同様、上方に向かって伸びるように形成された直立状の操作部215が一体的に設けられるようになっている。なお、この操作部215の上端面は上記ボデー部1の上端面である当たり面とほぼ同じ面高さを有するように形成されるようになっている。これによって、当該操作部215の上端部をつまんで押し引き操作をすることができるようにしているものである。
【0022】
このような構成を採ることにより、本実施の形態のものにおいても、上記第二の実施形態のものと同様、上記操作部215を押し引き操作することによって上記係合部突起部23のところを上記取付穴91に簡単に係合させる(装着する)ことができるようになる。具体的には、まず、図7の(B)に示すように、上記操作部215を上方に引上げることによって横に張出した状態の係合突起部23をボデー部1内に形成された中空穴15内へ引き込ませ、これによって係合部2を縮径させるようにする。そして、この縮径された部分をもって、図7の(C)に示す如く、取付穴91内にのぞませるとともにくびれ部22のところを取付穴91に挿入する。このような状態において、図7の(D)に示す如く、上記操作部215のところを下方へ押下げることによって係合部2を元の状態に戻すとともに係合突起部23を取付穴91周りの取付部材9に係合させる。このような一連の操作をすることによって、係合部2は上記取付穴91のところに係合するようになる。そして、このように一旦装着された後は、上記係合突起部23のところが横方向に張出した状態で存在するようになるので、本クッションのところに軸直角方向荷重あるいは斜め方向荷重等が作用したとしても、本クッションは上記取付穴91のところから簡単には脱落しないようになる。
【0023】
次に、第四の実施形態について、図8ないし図10を基に説明する。このものも、その基本的な点は上記第一の実施形態のもの等と同じである。すなわち、本実施の形態のものは、図8に示す如く、全体がゴム状弾性体にて一体的に形成されるものであって、ストッパの役目を果たすボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9の取付穴91への取付に寄与する係合部2と、からなることを基本とするものである。このような基本構成からなるものにおいて、上記係合部2は、ボデー部1の底面部から直立状に設けられる柱状体部25を主に形成されるようになっているものである。具体的には、本柱状体部25のボデー部1への取付部の付け根部付近に設けられるものであって所定の径並びに取付部材9のほぼ板厚に対応した所定の長さを有する装着部24と、当該装着部24の下端部のところから本係合部2の先端部にかけて設けられる弾性リブ251と、からなるものである。そして、この弾性リブ251は、例えば図9に示す如く、横断面形態において、放射状に拡がるように形成される複数本のものから成るようになっているものである。そして、更に、このような弾性リブ251の設けられるその下方部であって本係合部2の先端部のところには、先細り状に形成された導入部255が設けられるようになっている。
【0024】
このような構成を採ることにより、本実施の形態のものにおいては、上記弾性リブ251のところを取付穴91にのぞませた状態において、上記ボデー部1のところをひねるように捩ることによって、上記弾性リブ251の先端部のところが、図9に示すように曲げられて、弾性リブ251を有する係合部2全体が縮径されるようになる。そして、このようなひねり操作を続けることによって、上記縮径された弾性リブ251のところが徐々に取付穴91内に押し込まれるようになり、最終的には弾性リブ251全体が上記取付穴91のところを通過して柱状体部25の付け根部に形成された装着部24のところが取付穴91に嵌り込むようになる。このように、本クッションは装着作業が比較的簡単に行われるようになる。そして、一旦装着された後は、上記弾性リブ251が、その弾性力によって放射状に拡がり、本弾性リブ251の上端面のところが取付穴91周りの取付部材9に係合するようになる。従って、本クッションは簡単には脱落しないようになる。
【0025】
なお、上記構成からなる弾性リブ251の変形例として、図10に示すようなものが挙げられる。このものは、上記弾性リブ251の高さを低く設定するとともに、ボデー部1の底面部側に所定のフランジ部11を設けるようにしたものである。このようなフランジ部11を設けることによって取付部材9への装着が容易になる。また、一方、弾性リブ251は、その高さが低く抑えられているので、その上下方向の撓み量が少なくなり、本弾性リブ251にて形成される取付穴91周りの取付部材9への緊迫力は強くなる。その結果、本クッションは上記取付部材9に強い挟持力にて取付けられることとなる。
【0026】
次に、第五の実施形態について、図12を基に説明する。このものは、係合部2を全体的にコーン状の形態からなるようにするとともに、このようなコーン状係合部2のボデー部1への付け根部の付近に形成される外周部のところに放射状に複数の肉抜き部252を等間隔状に設けるようにしたことである。このような肉抜き部252を設けることによって、相隣る肉抜き部間に側面形状が三角形の形態からなる弾性リブ251がコーン状係合部2の外周部のところに形成されることとなる。このようなコーン状係合部2の外周縁部のところに肉抜き部252が設けられることにより、上記係合部2の外周縁部の径を比較的大きくとっても、上記弾性リブ251の先端部が容易に撓むようになるので、取付穴91への装着は比較的容易に行うことができるようになる。その一方、一旦装着された後は、上記コーン状係合部2の外周縁部の径、すなわち、弾性リブ251の一般外周縁径が大き目に形成されていることより、この部分が取付穴91の縁に係合し、本クッションの脱落が抑止されるようになる。すなわち、本クッションは簡単には脱落しないようになる。
【0027】
次に、第六の実施形態について、図13ないし図16を基に説明する。このものも、基本的な点は上記第一の実施形態のもの等と同じである。すなわち、本実施の形態のものは、図13に示す如く、全体がゴム状弾性体にて一体的に形成されるものであって、ストッパの役目を果たすボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9の取付穴91への取付に寄与する係合部2と、からなることを基本とするものである。このような基本構成からなるものにおいて、本実施の形態においては、上記係合部2を、例えば図14に示す如く、上記ボデー部1への付け根部のところに形成されるものであって所定の径及び所定の長さを有するように形成される装着部24と、自由状態時においては上記装着部24のところから放射状に拡がるように形成される複数本の脚部26と、からなるようにするとともに、このような各脚部26の先端部付近に、所定のOリング8が嵌り込むように形成された凹溝268を設けるようにする。
【0028】
このような構成を採ることにより、本実施の形態のものにおいては、上記取付部材9の取付穴91への装着に当たっては、まず、図15の(A)に示す如く、上記放射状に拡がるように形成された各脚部26の先端部をまとめて一束状に束ねるとともに、このように束ねられた脚部26の先端部に設けられた凹溝268内に所定の径を有するOリング8を嵌め込む。これによって、各脚部26はまとめられて一本の棒状体を形成するようになる。このように棒状に形成された脚部26の先端部のところを、図5の(B)に示すように取付穴91に差し込む。そして、このとき、上記Oリング8は、図15の(C)に示す如く、取付穴91の際のところに係合させた状態で残しておくようにする。このような状態において、図15の(D)、(E)に示す如く、本クッション全体を上方から押し付け、上記棒状に形成された脚部26全体を取付穴91内へ進入させるようにする。このような一連の操作を行なうことによって、上記Oリング8は装着部24の付け根部まで移動させられるとともに、脚部26全体も上記取付穴91を通過して最終的には装着部24のところが取付穴91に係合するようになる(図15の(E)参照)。これによって、本クッションの取付穴91への装着(嵌め込み)が完了することとなる。そして、このとき、上記Oリング8は装着部24の付け根部のところに位置するようになり、脚部26を束ねる機能は発揮し得ないようになる。従って、脚部26は自由状態となり、図15の(E)に示す如く、元の状態の拡がった形態となる。その結果、拡がった脚部26が取付穴91に対する拘束力を発揮することとなり、本クッションは上記取付穴91から簡単には脱落しないようになる。また、本実施の形態のものにおいては、上記Oリング8が上記取付穴91の周りの取付部材9のところに接するように組付けられることによって、本クッション周りのシール性の向上が図られるようになる。
【0029】
なお、本実施の形態のものにおいて、上記各脚部26間に、例えば図16に示すような薄膜状のフランジ261を設けるようにしたものが考えられる。このようなフランジ261を設けることによって、本クッションの抜け止め機能が高められるようになるとともに、薄膜によるシール性も高められるようになる。その結果、遮音性あるいは液密性が高められることとなる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、ストッパの役目を果すボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションに関して、全体をゴム状弾性体にて形成させるとともに、上記係合部を所定の手段にてその横断面形態において縮径させるようにし、このように縮径されたものを取付部材の取付穴に装着させ、一方、装着された後は上記縮径された部分が弾性力の作用により初期の状態に戻るようにした構成を採ることとしたので、上記係合部を所定の手段にて縮径させることによって取付部材の取付穴へ簡単に装着することができるようになった。そして、このようにして上記縮径された部分が所定の取付穴内に装着された後は、この縮径された部分が弾性力の作用により元の形態に戻ることとなり、全体的に拡がった状態となるので、これによって係合部は上記取付穴に確実に保持されるようになった。その結果、本クッションは上記装着された状態から簡単には脱落しないようになった。
【0031】
また、本発明においては、上記係合部を所定の弾力性と剛性とを有するものであって全体が袋状の形態からなるとともに、そのボデー部への付け根部のところには中空状のくびれ部を有するようにし、更に、上記ボデー部のところにも上記くびれ部の中空部のところを通って上記袋状係合部に通ずるように形成された中空穴を有するようにした構成を採ることとしたので、例えば所定の棒状部材等を上記ボデー部のところに設けられた中空穴及びくびれ部の中空部を通って袋状の係合部内へ挿入するとともに、この棒状部材を押し込むことによって上記袋状の係合部全体をくびれ部のところの径とほぼ同じ値となるように縮径させ、このような状態のものを上記取付穴に挿入し、上記くびれ部のところが取付穴のところに収まった状態において上記棒状部材を引き抜くことによって、上記係合部を取付穴のところに簡単に装着することができるようになった。一方、一旦装着された後は、上記袋状係合部全体が、その弾性力の作用により元の状態に戻り、全体的に拡張されるようになるので、本クッションは上記取付穴のところから簡単には脱落しないようになった。
【0032】
また、本発明においては、上記係合部を形成する袋状部を自由状態時において横方向に張り出すように形成させておくとともに、このような袋状部の底面部の内側のところから上記くびれ部及びボデー部に設けられた中空穴内を通ってボデー部の上端面側に伸びるように形成された直立状の操作部を、上記袋状の係合部と一体的に設けるようにした構成を採ることとしたので、上記操作部を押し引き操作することによって上記係合部のところを上記取付穴に簡単に装着することができるようになった。すなわち、まず、装着に当たっては、上記操作部を上方に引上げることによって横に張出した状態の袋状係合部をボデー部内に形成された中空穴内へ引き込ませ、これによって係合部を縮径させるようにし、当該縮径されたところをもって取付穴内に挿入するとともに、このような状態において上記操作部のところを押下げることによって袋状部を元の状態に拡張させ、このような一連の操作をすることによって、係合部は上記取付穴のところに簡単に係合するようになった。そして、一旦装着された後は、上記袋状の係合部のところが横方向に張出した状態で存在するようになるので、本クッションは上記取付穴のところから簡単には脱落しないようになった。
【0033】
また、本発明においては、上記係合部をボデー部の底面部から直立状に設けられる柱状体部を基礎に形成させるとともに、この柱状体部の上記ボデー部への付け根部のところには所定の径及び長さを有する装着部を有するようにし、この装着部の下端部から係合部の先端部にかけては、その横断面形態において放射状に形成された複数本の弾性リブを有するようにした構成を採ることとしたので、上記弾性リブのところを取付穴にのぞませた状態において、上記ボデー部のところをひねるように廻すことによって、上記弾性リブの先端が曲げられて、弾性リブを有する係合部全体が縮径されるようになり、このようなひねり操作を続けることによって上記縮径された弾性リブのところが徐々に取付穴に押し込まれるようになり、最終的には弾性リブ全体が上記取付穴のところを通過して、付け根部の装着部のところが取付穴に嵌り込むようになった。そして、一旦装着された後は、上記弾性リブが、その弾性力によって放射状に拡がり、本弾性リブが取付穴のところに係合するようになるので、本クッションは簡単には脱落しないようになった。
【0034】
また、本発明においては、ストッパの役目を果すボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションに関して、全体をゴム状弾性体にて形成させるとともに、上記係合部を、上記ボデー部への付け根部のところに形成されるものであって所定の径及び所定の長さを有するように形成される装着部と、自由状態時においては上記装着部のところから放射状に拡がるように形成される複数本の脚部と、からなるようにするとともに、上記各脚部の先端部付近に、所定のOリングが嵌り込むように形成された凹溝を設けるようにした構成を採ることとしたので、上記放射状に拡がるように形成された各脚部の先端をまとめて一束状に束ねるとともに、このように束ねられた脚部の先端部に設けられた凹溝内に所定の径を有するOリングを嵌め込むことによって、各脚部はまとめられて一本の棒状体を形成するようになり、このように棒状に形成された脚部のところを取付穴に差し込むとともに、上記Oリングを取付穴の際のところに係合させた状態で本クッション全体を上方から押し付け、上記棒状に形成された脚部全体を取付穴内へ挿入させることによって、上記Oリングを装着部の付け根部まで移動させるとともに、脚部全体を元の拡がった状態にして上記取付穴の周りに係合させることができるようになった。その結果、拡がった脚部が取付穴に対する拘束力を発揮するようになり、本クッションは上記取付穴から簡単には脱落しないようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第一の実施形態に関するものの全体構成を示す縦断面図である。
【図2】第一の実施形態に関するものの、その装着状態を示す図である。
【図3】第一の実施形態に関するものの、その変形例を示す縦断面図である。
【図4】本発明にかかる第二の実施形態に関するものの、その装着手順を示す説明図である。
【図5】第二の実施形態にかかるものの使用状態(傾いた状態)を示す図である。
【図6】本発明にかかる第三の実施形態の全体構成を示す縦断面図である。
【図7】第三の実施形態に関するものの、その装着手順を示す説明図である。
【図8】本発明にかかる第四の実施形態に関するものの全体構成を示す縦断面図である。
【図9】第四の実施形態に関する弾性リブの全体構成を示す平面図であり、図8のXX断面図である。
【図10】第四の実施形態についての、その変形例の全体構成を示す外観図及び半断面図である。
【図11】本発明の第一の実施形態についての変形例の全体構成、及び、その装着手順を示す説明図である。
【図12】第五の実施形態についての全体構成を示す外観図及び半断面図である。
【図13】本発明にかかる第六の実施形態に関するものの全体構成を示す外観図及び一部断面図である。
【図14】第六の実施形態にかかる脚部の全体構成を示す斜視図である。
【図15】第六の実施形態にかかるものの、その装着手順を示す説明図である。
【図16】第六の実施形態に関するものの、その脚部についての変形例を示す斜視図である。
【図17】従来例の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボデー部
11 フランジ部
15 中空穴
19 係合溝
2 係合部
21 袋状部(袋状係合部)
211 底面部
215 操作部
22 くびれ部
225 中空部
23 係合突起部
24 装着部
25 柱状体部
251 弾性リブ
252 肉抜き部
255 導入部
26 脚部
261 フランジ
268 凹溝
29 薄肉部
5 治具
55 ホルダ
551 係合爪
8 Oリング
9 取付部材
91 取付穴

Claims (2)

  1. ストッパの役目を果すボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるものであって全体がゴム状弾性体にて一体的に形成されるクッションにおいて、上記係合部を自由状態時において横方向に張り出すように形成された袋状部を有するようにするとともに、当該袋状部のボデー部への付け根部のところには中空状のくびれ部を有するようにし、更に、上記ボデー部のところにも上記くびれ部の中空部のところを通って上記袋状部に通ずるように形成された中空穴を有するようにし、このような構成からなる上記袋状部の底面部の内側のところから上記くびれ部及びボデー部に設けられた中空穴内を通ってボデー部上端面側に伸びるように形成された直立状の操作部を上記袋状部と一体的に設け、このような操作部を押し引き操作することによって上記袋状部を拡径または縮径させることのできるようにした構成からなることを特徴とするクッション。
  2. 請求項1記載のクッションにおいて、上記係合部の外周部のところであってくびれ部の下方部のところに、自由状態時において放射状に張り出すように形成された係合突起部を複数個設けるようにした構成からなることを特徴とするクッション。
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