JP2010505001A5

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Publication number: JP2010505001A5
Application number: JP2009530605A
Authority: JP
Filing date: 2007-09-27
Publication date: 2010-05-20
Anticipated expiration: 2027-09-27

Claims

接着結合を持つ細胞と、Ｅ−カドヘリン、Ｖ−カドヘリン、Ｐ−カドヘリン、Ｎ−カドヘリン、α−カテニン、β−カテニン、ｐ１２０カテニン、ｐ１９０またはそれらの組合せの発現を下方調節する剤とを接触させることを含むことを特徴とする接着結合を持つ細胞の増殖を刺激する方法。
Ｅ−カドヘリン、Ｖ−カドヘリン、Ｐ−カドヘリン、Ｎ−カドヘリン、α−カテニン、β−カテニン、ｐ１２０カテニン、ｐ１９０またはそれらの組合せの発現の下方調節が、ＲＮＡｉを導入する剤の投与に起因することを特徴とする請求項１記載の方法。
細胞と分裂促進の成長因子、細胞質内ｃＡＭＰを上昇させる剤またはそれらの組合せとを接触させることをさらに含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
ｐ１２０カテニンの発現を下方調節することを特徴とする請求項１記載の方法。
接触がパルスで生じた後、該剤が回復されることを特徴とする請求項３記載の方法。
ＲＮＡｉを導入する剤のパルスが、毎日、１週間に３回、１週間に２回または毎週与えられることを特徴とする請求項１記載の方法。
ＲＮＡｉを導入する剤のパルスが、少なくとも１２時間与えられることを特徴とする請求項１記載の方法。
接触がｉｎｖｉｖｏで生じることを特徴とする請求項１記載の方法。
接触が哺乳動物の眼において生じることを特徴とする請求項１記載の方法。
接触が、角膜内皮細胞機能障害の哺乳動物の眼において生じることを特徴とする請求項１記載の方法。
剤を哺乳動物の前眼房に投与することを含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
接触がｉｎｖｉｖｏで生じることを特徴とする請求項１記載の方法。
細胞質内ｃＡＭＰを上昇させる剤が、８−ブロモ−ｃＡＭＰ、ジブチリルｃＡＭＰ、イソブチル−メチルキサンチン、ペントキシフィリン、ホルスコリン、コレラ毒素、プロスタグランジンＥ２（ＰＧＥ２）、フェニル酪酸、ブタプロストまたはイロプロストであることを特徴とする請求項２記載の方法。
（ａ）複数のヒト角膜内皮細胞と、Ｎ−カドヘリン、α−カテニン、β−カテニン、ｐ１２０カテニン、ｐ１９０またはそれらの組合せの発現を下方調節する剤とを接触させ；次いで、（ｂ）コレラ毒素およびｂＦＧＦを含まない培地中で複数の細胞を培養して、複数の細胞が拡張した単層を形成することを特徴とする培養においてヒト角膜内皮細胞の単層を拡張する方法。
Ｎ−カドヘリン、α−カテニン、β−カテニン、ｐ１２０カテニン、ｐ１９０またはそれらの組合せの発現の下方調節が、ＲＮＡｉを導入する剤の投与に起因することを特徴とする請求項１４記載の方法。
細胞と、分裂促進の成長因子、細胞質内ｃＡＭＰを上昇させる剤またはそれらの組合せとを接触させることをさらに含むことを特徴とする請求項１４記載の方法。
接触がパルスで生じた後、該剤が回復されることを特徴とする請求項１４記載の方法。
ＲＮＡｉを導入する剤のパルスが、毎日、１週間に３回、１週間に２回または毎週与えられることを特徴とする請求項１４記載の方法。
ＲＮＡｉを導入する剤のパルスが、少なくとも１２時間与えられることを特徴とする請求項１記載の方法。
細胞質内ｃＡＭＰを上昇させる剤が、８−ブロモ−ｃＡＭＰ、ジブチリルｃＡＭＰ、イソブチル−メチルキサンチン、ペントキシフィリン、ホルスコリン、コレラ毒素、プロスタグランジンＥ２（ＰＧＥ２）、フェニル酪酸、ブタプロストまたはイロプロストから選択されることを特徴とする請求項１６記載の方法。
（ａ）ヒト角膜内皮細胞の単離された凝集物が形成されるまで、デスメ膜とコラゲナーゼを含む溶液とを接触させ；次いで、（ｂ）消化後に溶液からヒト角膜内皮細胞の少なくとも１つの凝集物を分離して、複数の単離されたヒト角膜内皮細胞を得ることを含むことを特徴とする複数のヒト角膜内皮細胞を単離する方法。
コラゲナーゼがコラゲナーゼＡであることを特徴とする請求項２１記載の方法。
デスメ膜とコラゲナーゼを約１２時間〜約１６時間接触させることを特徴とする請求項２１記載の方法。
約０.８ｍＭ〜約１.５ｍＭのカルシウムイオン濃度を有する無血清培地中で複数のヒト角膜内皮細胞を貯蔵することを含むことを特徴とする複数のヒト角膜内皮細胞の生存度を保存および維持する方法。
（ａ）ｐ１２０カテニンの発現を下方調節する剤と一過性に接触した複数の単離されたヒト角膜内皮細胞；および（ｂ）生物学的適合性担体を含む外科用移植片。
複数のヒト角膜内皮細胞が、（ａ）ヒト角膜内皮細胞の単離された凝集物が形成されるまで、デスメ膜とコラゲナーゼを含む溶液とを接触させ；次いで、（ｂ）消化後に溶液からヒト角膜内皮細胞の少なくとも１つの凝集物を分離して、複数の単離されたヒト角膜内皮細胞を得ことにより得られる請求項２５に記載の外科用移植片。
複数のヒト角膜内皮細胞が、約０.８ｍＭ〜約１.５ｍＭのカルシウムイオン濃度を有する無血清培地中で保存され、該培地がコレラ毒素およびｂＦＧＦを含まない請求項２５に記載の外科用移植片。
ｐ１２０カテニンの発現を下方調節する剤が、ＲＮＡｉを導入する剤である請求項２５に記載の外科用移植片。
複数の単離されたヒト角膜内皮細胞と、分裂促進の成長因子、細胞質内ｃＡＭＰを上昇させる剤またはそれらの組合せとを接触させることをさらに含む請求項２５記載の外科用移植片。
生物学的適合性担体が羊膜である請求項２５記載の外科用移植片。
生物学的適合性担体が、上皮的に剥ぎ取られた羊膜である請求項２５記載の外科用移植片。