JP2010504119A5

JP2010504119A5 -

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Publication number: JP2010504119A5
Application number: JP2009528572A
Authority: JP
Filing date: 2007-09-19
Publication date: 2010-11-18
Anticipated expiration: 2027-09-19

Claims

外科用装置であって、
機械的振動を利用して骨組織または他の硬組織内にアンカー固定されるのに好適な移植片と、
工具とを備え、
移植片は、機械的振動のための結合入力面を備え、
移植片は、移植片の表面の少なくとも一部を形成する、機械的エネルギによって液化可能な材料をさらに備え、
工具は、近位側および遠位側、ならびに機械的振動の伝達に好適であり、移植片の結合入力面に適合された結合出力面を有し、
工具は、引張力および機械的振動が工具内に結合されると移植片が組織内にアンカー固定され得るような態様で、移植片に結合可能であり、
アンカー固定の際、熱可塑性材料は組織と接触している所で少なくとも部分的に液化し、組織に押込まれて、再凝固後に組織との形状嵌合接続を形成する、装置。
結合出力面は、工具の近位側に面している、請求項１に記載の装置。
工具は、シャフト軸を有する近位シャフト部、およびシャフト軸に沿った突起部にシャフトより大きいベース区域を有する遠位広がり部を備え、
結合出力面は、広がり部の近位面によって形成される、請求項２に記載の装置。
広がり部は、シャフト軸に関して回転対称である断面を有する、請求項３に記載の装置。
移植片は、移植片の周囲表面と圧縮軸との間の距離の局部的な拡大の下で、圧縮軸の方向に圧縮可能であり、
移植片は、圧縮軸に平行でない、圧縮力および機械的振動を内部に結合するための結合入力面を備え、
移植片は、局部的な距離拡大の区域における移植片の周囲表面の少なくとも一部を形成する熱可塑性材料をさらに備える、請求項１から４のいずれか１つに記載の装置。
機械的振動の伝達に好適な結合入力面を備え、移植片の表面の少なくとも一部を形成する、機械的振動によって液化可能な材料をさらに備える移植片を、機械的振動を利用して、人間を除く動物における硬組織または硬組織取替材料内にアンカー固定する方法であって、
熱可塑性材料を備える移植片の区域が骨組織と接触するように、硬組織または硬組織取替材料に移植片を位置決めするステップと、
位置決めされた移植片内に、結合入力面を介して力および機械的振動を結合するステップとを備え、
それによって、液化可能な材料は硬組織または硬組織取替材料と接触している所で少なくとも部分的に液化し、硬組織または硬組織取替材料に押込まれて、再凝固後に硬組織または硬組織取替材料との形状嵌合接続を形成し、
力および機械的振動は工具から移植片内に結合され、機械的振動は近位側において工具内に結合され、工具は遠位側に結合出力面を備え、結合出力面を超えて機械的振動が移植片内に結合され、
工具内に結合される力は引張力であるか、または前記力と反対の反力を及ぼすための対向要素が設けられるかのいずれか一方であり、
前記反力は引張力として対向要素内に結合される、方法。
移植片の位置決めの前に、硬組織または硬組織取替材料に開口が設けられ、
移植片は前記開口内に位置決めされる、請求項６に記載の方法。
対向要素は、硬組織または硬組織取替材料の開口の口の上方に、または底に、または内部に位置決めされる、請求項７に記載の方法。
引張力を工具または対向要素内に結合するステップは、ばね要素によって引張力を加えるステップを含む、請求項６から８のいずれか１つに記載の方法。
移植片は、移植片の周囲表面と圧縮軸との間の距離の局部的な拡大の下で、圧縮軸の方向に圧縮可能であり、
移植片は、圧縮軸に平行でない、圧縮力および機械的振動を内部に結合するための結合入力面を備え、
移植片は、移植片の周囲表面の少なくとも一部を形成する熱可塑性材料をさらに備え、
力および機械的振動を移植片内に結合するために、工具の結合出力面は移植片の結合入力面に押付けられる、請求項６から９のいずれか１つに記載の方法。
外科方法を実行するための物のセットであって、
請求項１から５のいずれか１つに記載の装置と、
少なくとも第２の移植片とを備える、セット。
対向要素をさらに備える、請求項１１に記載のセット。
引張力を加えるためのばね要素をさらに備える、請求項１１または１２に記載のセット。
機械的振動を利用して骨組織または他の硬組織の開口内にアンカー固定されるのに好適な移植片であって、
移植片の周囲表面と圧縮軸との間の距離の局部的な拡大の下で、圧縮軸の方向に圧縮可能であり、
圧縮軸に平行でない、圧縮力および機械的振動を内部に結合するための結合入力面を備え、
局部的な距離拡大の区域における移植片の周囲表面の少なくとも一部を形成する熱可塑性材料をさらに備える、移植片。
圧縮軸に対して傾斜して延在する移動表面に沿って圧縮力によって互いに対して移動するように設計される少なくとも２つの移植片構成要素を備える、請求項１４に記載の移植片。
移植片構成要素の少なくとも１つは圧縮力によって広げられ得る、請求項１５に記載の移植片。
移植片の周囲表面と圧縮軸との間の距離の局部的な拡大の下で、圧縮軸の方向に圧縮可能であり、圧縮軸に平行でない、圧縮力および機械的振動を内部に結合するための結合入力面を備え、局部的な距離拡大の区域における周囲の移植片表面の少なくとも一部を形成する熱可塑性材料をさらに備える移植片を、人間を除く動物における硬組織または硬組織取替材料内にアンカー固定する方法であって、
硬組織または硬組織取替材料に開口を設けるステップと、
開口内に移植片を位置決めするステップと、
位置決めされた移植片内に、結合入力面を介して圧縮力および機械的振動を結合するステップとを備え、
それによって、移植片は圧縮され、距離拡大によって開口の横方向の壁に少なくとも局部的に押付けられ、熱可塑性材料は横方向の壁と接触している所で少なくとも部分的に液化し、硬組織または硬組織取替材料の構造に押込まれて、再凝固後に、横方向の壁との形状嵌合接続を形成する、方法。
外科方法を実行するための部分のセットであって、
請求項１４から１６のいずれか１つに記載の移植片と、
力および機械的振動を移植片の結合入力面に伝達するための結合出力面を有する工具とを備える、セット。