JP2010504049A - 混在無線通信システムにおける干渉管理及び/又は電力制御に関連する方法及び装置 - Google Patents

混在無線通信システムにおける干渉管理及び/又は電力制御に関連する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

ピア・ツー・ピア通信シグナリング使用法と共に広域ネットワーク(WAN)アップリンク帯域幅の共有に関連する方法及び装置が記載される。基地局は、ピア・ツー・ピア無線端末によって使用されるべき信号を、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを制御する際に送信する。ピア・ツー・ピア無線端末は、基地局信号を受信し、基地局信号の強度を測定する。測定情報は、ピア・ツー・ピア信号送信が許可されているか否かを判定する際、及び/又はピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する際に使用される。現在のサービスレベル情報及び/又は符号化された情報、例えば、受信される基地局信号によって伝えられた、妨害レベル指標値はまた、種々の実施形態において、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する際にも利用される。

Description

関連出願
本出願は、2006年9月15日に出願され、「BEACONS IN A MIXED WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM(混在無線通信システムにおけるビーコン)」と題され、参照によって明白に組込まれる、米国仮特許出願第60/845,053号の優先権を主張する。
本発明は、無線通信のための方法及び装置、特に、ピア・ツー・ピア通信に関連する方法及び装置を対象とする。
無線スペクトルは高価且つ価値のあるリソースである。例えばセルラシステムといった、広域ネットワークシステムにおいて、WANに割り当てられる無線スペクトルは、充分には利用されていない時がある。そのような充分に利用されていない無線リンクリソースを認識及び/又は利用する方法及び装置が開発された場合、有利であろう。そのような方法及び装置に、無線リンクリソースの付加的な使用から生成されたWAN通信への干渉を管理することができるような適応性があれば、有益であろう。
ピア・ツー・ピア通信シグナリング使用法と共に広域ネットワーク(WAN)アップリンク帯域幅の共有に関連する方法と装置が記載される。基地局は、ピア・ツー・ピア無線端末によって使用されるべき信号を、そのピア・ツー・ピア送信電力レベルを制御する際に送信する。ピア・ツー・ピア無線端末は、基地局信号を受信し、基地局信号の強度を測定する。測定情報は、ピア・ツー・ピア信号送信が許可されるか否かを判定する際に、及び/又は、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する際に、ピア・ツー・ピア無線端末によって使用される。受信された基地局信号によって伝えられる、現在のサービスレベル情報及び/又は、符号化された情報、例えば妨害レベル指標値(interference level indicator value)はまた、種々の実施形態において、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する際にピア・ツー・ピア無線端末によって利用される。
種々の実施形態において、基地局は、送信されている信号の送信電力レベルを変更し、及び/又は、当該信号によって通信されている情報を変更する。このようにして、基地局は、WANアップリンク信号のその受信に影響を与えている、ピア・ツー・ピア無線端末によって生成されている干渉を動的に規制することができる。
ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法は、基地局から第1の信号を受信し、受信された信号に測定を行い、第1の受信された信号の測定の結果の関数として、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御することを含む。種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信をサポートする例示の無線通信装置は、基地局から信号を受信する無線受信機モジュールと、受信された信号に測定を行なう測定モジュールと、受信された信号の測定の結果の関数として、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御するピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールとを備える。
種々の実施形態に係る、基地局を動作させる例示の方法は、アップリンクヌル期間中に、アップリンクバックグラウンド干渉を測定し、第1のアップリンク送信電力制御値を送信することを含む。種々の実施形態に係る例示の基地局は、アップリンクヌル期間中にアップリンクバックグラウンド干渉を測定する干渉測定モジュールと、第1のアップリンク送信電力制御値を送信する送信機モジュールとを備える。幾つかの実施形態において、ピア・ツー・ピア・シグナリングからの干渉の指標は、アップリンクヌル期間中の測定から得られる。送信されたアップリンク送信電力制御値は、ピア・ツー・ピア無線端末によって受信され且つ利用されて、それらの送信電力レベルを制御し、また従って、セルラアップリンク信号を回復することを試みている基地局受信機によって経験されている干渉に影響を与えるように意図される。
種々の実施形態は、広域ネットワーク無線端末とピア・ツー・ピア無線端末との混合(mixture)を備え、両方のタイプが同じ基地局受信信号、例えば、無線端末送信電力制御信号に応答するが、同じ受信された信号に対して異なる解釈を適用する、通信システムを対象とする。例示の通信システムは、基地局から受信される信号の電力を測定する受信信号電力測定モジュールと、ピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを、第1の機能に従って前記基地局からの信号の前記測定された電力の関数として、制御するピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールと備える、第1の無線通信装置と、基地局から受信された信号の電力レベルを測定する受信信号電力測定モジュールと、第2の機能に従って、基地局からの信号の測定された電力の関数として、広域信号送信電力レベルを制御し、当該第2の機能は第1の機能とは異なる、広域ネットワーク信号送信電力制御モジュールとを備える、第2の無線通信装置とを備える。
上記の概要では種々の実施形態が議論されているが、必ずしも全ての実施形態が同じ特徴を備えるとは限らず、また、上述された特徴のうちの幾つかは、必要ではないが、幾つかの実施形態においては望ましいことがあり得ることが認識されるべきである。多くの付加的な特徴、実施形態及び利益は、続く詳細な説明で議論される。
図1は、種々の実施形態に係る、例えば、ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信端末といった、無線通信端末を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図2は、種々の実施形態に係る、例えば、ピア・ツー・ピア通信をサポートする移動体ノードといった、例示の無線端末の図である。 図3は、種々の実施形態に係る、基地局を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図4は、種々の実施形態に係る例示の基地局の図である。 図5は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア・シグナリングをサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図6は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信をサポートする、例えば、モバイルノードのような無線端末といった、例示の無線通信装置の図である。 図7A及び図7Bの組み合わせを備える図7は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図7A及び図7Bの組み合わせを備える図7は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図7A及び図7Bの組み合わせを備える図7は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図8は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信をサポートする、例えば、モバイルノードのような無線端末といった、例示の無線通信装置の図である。 図9は、例示の通信システムと、周波数帯使用情報を記載するテーブルと、例示のピア・ツー・ピア無線端末送信電力レベル情報を例証するテーブルとを備える、1つの例示の実施形態を示す図である。 図10は、種々の実施形態に係る、例示の無線通信システムの図である。 図11は、種々の実施形態に係る、基地局を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図12は、種々の実施形態に係る、基地局を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図13は、種々の実施形態に係る例示の基地局の図である。 図14は、種々の実施形態に係る、例示の通信システム及び周波数帯使用法テーブルを含む図である。 図15は、基地局がピア・ツー・ピア雑音をモニタし、ピア・ツー・ピア雑音を測定するサイレント期間を広域ネットワークが有する、種々の実施形態の特徴を示す図である。 図16は、種々の実施形態の幾つかの特徴を示す図であり、且つ図15の例の続きである。 図17は、種々の実施形態の特徴を例証する制御値の例示の参照テーブルの図である。 図18は、例えば、そのアップリンク帯域幅もピア・ツー・ピア・シグナリングのために利用される基地局といった、種々の実施形態に係る基地局を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図19は、例えば、そのアップリンク帯域幅もピア・ツー・ピア・シグナリングに利用される基地局といった、種々の実施形態に係る基地局を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図20は、縦軸が雑音Wに対して、横軸が制御因子αのプロットの図である。 図21は、縦軸が雑音Wに対して、横軸が制御因子αのプロットの図であり、図15と比較して、異なるレベルの他セル干渉及び異なる特性曲線を示す。 図22は、種々の実施形態において使用される電源制御因子αの選択を調整する例示の方法を示す。 図23は、例えばセルラ通信といった、広域ネットワークの時分割複信(TDD)を利用する幾つかの実施形態における、例示の帯域幅使用法を示す図である。 図24は、例えばセルラ通信といった、広域ネットワークの周波数分割複信(FDD)を利用する幾つかの実施形態における、例示の帯域幅使用法を示す図である。 図25は、種々の実施形態に係る実施された例示のマルチモード無線通信装置の図である。 図26は、種々の実施形態に係る、ピア・ツー・ピア通信使用法と広域ネットワーク通信使用法との間の例示の周波数帯及び共有される周波数帯使用法を示す図である。 図27は、種々の実施形態に係る、例示のタイミング構造情報とマルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートを含む。 図28は、種々の実施形態に係る、マルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図29は、種々の実施形態に係る、マルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。 図30は、種々の実施形態に係る、マルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャートである。
詳細な説明
図1は、種々の実施形態に係る、例えばピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信端末といった、無線通信端末を動作させる例示の方法のフローチャート100である。例示の方法はステップ102で開始し、ここで無線通信端末がパワーオンされ且つ初期化される。動作は開始ステップ102からステップ104に進む。ステップ104において、無線通信端末はアップリンク帯域幅をスキャンして、基地局からの信号、例えば基地局からのビーコン信号を検知する。種々の実施形態において、アップリンク帯域幅は、例えばアップリンクトーンブロックを含む1セットのOFDMトーンといった、基地局へ信号を送信する装置に使用される1セットの周波数を含む。幾つかの実施形態において、基地局からスキャンされている信号は、所定のフォーマットを有する。幾つかの実施形態では、スキャンされている基地局からの信号は、例えば、ピア・ツー・ピア・タイミング構造に関しての所定の時間に関して、又は、基地局によって使用されている繰り返されるタイミング構造(recurring timing structure)に関して、所定の時間に送信される。基地局信号がビーコン信号である、幾つかの実施形態において、ビーコン信号はOFDMシンボルの3つのトーン(tones)よりも少なく含む信号である。
動作は、ステップ104からステップ106に進み、無線通信端末は、自身が検知した基地局からの信号を評価する。幾つかの実施形態において、基地局からの信号を評価することは、基地局信号の送信パターンを評価することを含む。ステップ106はサブステップ110を含む。サブステップ110において、無線通信端末は、基地局からの信号の電力レベルを測定する。次いで、ステップ112で、無線通信端末は、ステップ106の評価が所定の基準を満たすかを判定する。所定の基準とは、例えば、基地局から受信された信号の測定されたレベルが所定の閾値未満であることである。所定の閾値は、幾つかの実施形態において、無線通信装置がピア・ツー・ピア信号を送信する場合に、基地局における無線通信装置からの許容できる干渉の期待されるレベルに対応させるべく選択される。基準が満たされる場合、動作はステップ112からステップ114に進む。さもなければ、動作はステップ112からステップ116に進む。ステップ114において、無線通信端末はピア・ツー・ピア信号を送信するが、ステップ116において、無線通信端末はピア・ツー・ピア信号を送信することを控える(refrains)。
動作はステップ114からステップ118に進み、無線通信端末は付加的な基地局信号をモニタし、次いでステップ120において、基地局は、最後の付加的な基地局信号と以前に(previously)検知された基地局信号、例えばステップ104で検知された信号との間で検知される電力差があるかをチェックする。電力差が検知されない場合、無線通信端末はピア・ツー・ピア送信を継続することを許可され、動作はステップ120からステップ118に戻って、付加的な基地局信号をモニタする。しかしながら、電力差が検知された場合、動作はステップ120からステップ122に進む。
ステップ122で、無線通信端末は上記差異(difference)の関数として無線端末送信電力を調整する。テップ122は、サブステップ124、126及び128を含む。サブステップ124において、無線通信端末は、最後の付加的な基地局信号の電力レベルが許容範囲にあるか否かに関してチェックする。最後の付加的な基地局信号の電力レベルが高すぎる場合、それは無線通信端末が基地局にあまりに近接していること、また、無線通信端末からのピア・ツー・ピア送信は、基地局受信機の観点からあまりにも多くの干渉を引き起こすだろうことを示し得るので、そのような送信は許可されない。あるいは、最後の付加的な基地局信号の電力レベルが低すぎる場合、それは無線通信装置が、基地局信号に対応するピア・ツー・ピア・サービスの範囲の外部へ移動したこと、及び、無線通信端末は、例えば異なるサービスプロバイダ及び/又は異なる技術に対応するといった、異なるタイプのスペクトル使用に対応する領域にあり得ることを示し得るので、無線通信端末送信は許可されない。サブステップ124において、最後の付加的な基地局信号の電力レベルが許容範囲にはないことが判定された場合、動作はサブステップ124からサブステップ126に進む。さもなければ、動作はサブステップ124からサブステップ128に進む。
サブステップ126において、無線通信端末は、上記の電力差の関数として自身の送信電力を調整し、ピア・ツー・ピア送信を継続する。ある場合には、送信電力を調整することは、上記の差異の関数として送信電力を低下させることを含むが、他の場合には、上記の差異の関数として送信電力を調整することは、上記の差異の関数として送信電力を増加させることを含む。例えば、無線通信端末が基地局からの信号の測定された電力レベルにおいて増加を検知した場合、無線通信は、自身のピア・ツー・ピア送信シグナリング電力レベルを低下させる。あるいは、無線通信端末が、基地局からの信号の測定された電力レベルにおいて減少を検知した場合、無線通信は、自身のピア・ツー・ピア送信シグナリング電力レベルを増加させる。さらに別の場合には、上記の差異の関数として無線通信端末送信電力を調整することは、送信電力レベルを上限キャップレベル(upper limit cap level)に維持することを含む。動作はサブステップ126からステップ118に進み、無線通信端末は付加的な基地局信号をモニタする。
サブステップ128に戻ると、サブステップ128において、無線通信端末は自身の送信電力をゼロに調整し、ピア・ツー・ピア送信を終える。動作はサブステップ128からステップ104に進み、無線通信端末は基地局信号をスキャンする。
図2は、種々の実施形態に係る、例えばピア・ツー・ピア通信をサポートする移動体ノードといった、例示の無線端末2300の図である。例示の無線端末2300は、種々の要素がデータ及び情報をやり取りし得る、バス2312を介して互いに結合される、受信機モジュール2302、送信機モジュール2304、プロセッサ2306、ユーザI/O装置2308、及びメモリ2310を備える。メモリ2310は、ルーチン2322及びデータ/情報2324を含む。プロセッサ2306、例えばCPUは、ルーチン2322を実行し、メモリ2310中のデータ/情報2324を使用して、無線端末2300の動作を制御し、且つ、例えば図1のフローチャート100の方法といった、方法を実施する。
受信機モジュール2302、例えばOFDM受信機は、無線端末が信号を受信する受信アンテナ2314に結合される。受信された信号は、例えば、アップリンクセルラシグナリングがサスペンドされる所定の時間間隔中に、基地局によるアップリンクセルラ通信(cellular communication)のために利用されている周波数帯中へ基地局によって送信されるビーコン信号といった、ブロードキャスト信号を含む。受信される信号はまた、ピア・ツー・ピア動作モードで動作している他の無線端末からのピア・ツー・ピア信号を含むが、該ピア・ツー・ピア信号は、基地局アップリンク周波数帯を使用して通信され、ピア・ツー・ピア信号のうちの少なくとも一部はアップリンクセルラ通信がアクティブな間隔中に通信されている。受信機モジュール2302はまた、受信されるべき周波数帯を選択するためのチューナーモジュール2316を備える。
送信機モジュール2304、例えばOFDM送信機は、無線端末2300がピア・ツー・ピア信号を送信する送信アンテナ2318に結合される。無線送信機モジュール2304のピア・ツー・ピア信号の送信は、基地局からの検知された信号の評価に応答する。例えば、スキャンされている潜在的なセルラアップリンク帯域幅において、幾つかの実施形態では、特定の高電力のOFDMトーン又はOFDMシンボル中のトーンのセットといった、所定のフォーマットに一致するビーコン信号といった存在といった、検知された所定の基地局信号は、アップリンク帯域がピア・ツー・ピア通信の使用にも使用可能であることを示す。例を続けると、幾つかの実施形態において、アップリンク帯域幅中の基地局ブロードキャスト信号の受信された電力レベルは、無線端末2300によって使用されて、許容できる最大のピア・ツー・ピア送信電力が判定される。送信機モジュール2304は、幾つかの実施形態において、基地局によって使用されているアップリンク周波数帯に設定されるチューナーモジュール2320を備える。幾つかの実施形態では、チューナーモジュール2320は、送信機2304を、アップリンクのセルラ帯域で使用されている、必ずしも全てとは限らないが、一部のセットの周波数を用いるようにチューニングするように設定される。例えば、ピア・ツー・ピア通信の帯域は、幾つかの実施形態において、それが対応するアップリンクセルラ通信帯域のサブセットである。少なくとも送信されたピア・ツー・ピア信号のうちの一部は、セルラアップリンクシグナリングに使用されているのと同じ無線リンクリソース(air link resource)を使用して送信される。幾つかの実施形態では、受信機モジュール2302と送信機モジュール2304との両方に同じアンテナが使用される。幾つかの実施形態では、両方のチューナーモジュール(2316、2320)は、例えば同じアップリンクセルラ通信帯域といった、ピア・ツー・ピア通信用に同じ帯域に設定される。
ユーザI/O装置2308は、例えば、マイクロフォン、キーボード、キーパッド、カメラ、スイッチ、スピーカー、ディスプレイ等を備える。ユーザI/O装置2308は、無線端末2300のユーザに、データ/情報を入力すること、出力データ/情報にアクセスすること、及び、無線端末2300の少なくとも幾つかの機能、例えばピア・ツー・ピア通信セッションを開始することを可能にする。
ルーチン2322は、通信ルーチン2326及び無線端末制御ルーチン2328を含む。通信ルーチン2326は、無線端末2300によって使用される種々の通信プロトコルを実施する。無線端末制御ルーチン2328は、無線端末2300の動作を制御し、方法を実施する。無線端末制御ルーチン2328は、スキャニングモジュール2330、信号評価モジュール2332、受信される基地局信号電力レベルトラッキングモジュール2334、電力制御モジュール2336及びピア・ツー・ピア・シグナリングモジュール2338を備える。
データ/情報2324は、アップリンク帯域幅データ/情報2344、アップリンク帯域幅へブロードキャストされる基地局ブロードキャスト信号に対応するフォーマット情報2350、繰り返されるスケジュール情報(recurring schedule information)2352、チューナ設定情報2356、時間t0に受信される基地局信号2358、受信される基地局信号(t0)電力レベル情報2360、時間t1に受信される基地局信号2362、受信される基地局信号(t1)の電力レベル情報2364、電力レベル変更情報2366、生成されたピア・ツー・ピア信号2368、及びピア・ツー・ピア信号の送信電力レベル情報2370を含む。
アップリンク帯域幅データ/情報2344は、1つのセットの周波数(第1のセットの周波数2346を識別する情報、...、第Nのセットの周波数を識別する情報)を識別する一つ又は複数のセットの情報を含む。例えば、FDDを使用するWANセルラ通信システムの異なる部分では、異なるアップリンクFDD帯域が利用され、情報2346は、第1のアップリンク帯域及び第1の対応するチューナ設定を識別するが、情報2348は異なるアップリンク帯域及び異なる対応するチューナ設定を識別する。例えば、第1のセットの周波数を識別する情報2346は、アップリンクFDDセルラ通信帯域として使用される1セットの隣接するOFDMトーンを識別する情報を含み、それはまたピア・ツー・ピア通信のためにも利用される。
アップリンク帯域幅へブロードキャストされる基地局ブロードキャスト信号に対応するフォーマット情報2350は、そのような基地局ブロードキャスト信号を特徴づけ且つ識別するために用いられる情報を含む。例えば、アップリンク帯域幅へ基地局によって送信される特定のビーコン信号は、幾つかの実施形態において、例えば1個から3個といった小さなセットのOFDMシンボルのOFDMトーンに等しい量のエネルギーを配置し、信号を比較的高い電力レベルで送信する。フォーマット情報2350は、例えばビーコン信号に対応するトーンのセットを識別する情報を含む。
繰り返されるスケジュール情報2352は、繰り返されるセルラアップリンク及びダウンリンクスケジュール情報及びピア・ツー・ピアの繰り返されるスケジュール情報を含む。繰り返されるスケジュール情報2352は、アップリンク帯域幅への基地局ブロードキャストの所定の回数(predetermined times)を識別する情報2354を含む。例えば、情報2354は、スキャニングモジュール2330が基地局からブロードキャスト信号をいつ受信することを予期すべきかを識別する情報を含む。
チューナ設定情報2356は、チューナーモジュール2316及び2320の設定を識別する情報を含む。幾つかの実施形態では、スキャンされているアップリンク帯域で検知されている基地局ブロードキャスト信号に応答して、無線端末2300は、ピア・ツー・ピア通信の使用にも利用可能なアップリンクセルラ帯域を識別し、チューナーモジュール2320は、チューナーモジュール2316が現在設定されているのと同じ設定に設定される。
時間t0において受信された基地局信号2358及び時間t1において受信された基地局信号2362は、異なる時にスキャニングモジュール2330によって検知されたブロードキャスト信号に対応する。受信された基地局ブロードキャスト信号2358、2362は、それぞれ受信された基地局信号t(0)の電力レベル2360、受信された基地局信号t(1)の電力レベル2364を取得する電力測定モジュール2342を備えた信号評価モジュール2332によって評価される。電力レベル変更情報2366は、受信される基地局信号電力レベルトラッキングモジュール2334の出力であり、電力制御モジュール2336によって入力として使用されて、ピア・ツー・ピア信号の送信電力レベルが制御される。
スキャニングモジュール2330は、アップリンク帯域幅をスキャンして、基地局からの信号を検知する。例えば、スキャニングモジュール2330は、例えばセルラ通信のためのFDD帯域である基地局アップリンク帯域幅といった、基地局アップリンク帯域幅をスキャンして、基地局によってアップリンク帯域幅へ送信された、例えばビーコン信号といった、ブロードキャスト信号の存在を検知すべく探索する。幾つかの実施形態において、スキャニングモジュール2330が、スキャンされているアップリンク帯域幅の基地局ブロードキャスト信号の存在の検知に失敗した場合、スキャニングモジュール2330は、スキャンするべき代替の潜在的なアップリンク帯域に切り替える(switches)。種々の実施形態では、スキャニングモジュールは、基地局からの最初のブロードキャスト信号の存在を検知した後、及びピア・ツー・ピア信号を送信した後、付加的な基地局信号をモニタすることを継続する。
信号評価モジュール2332は、基地局からの検知された信号を評価する。信号評価モジュール2332は、送信パターン評価モジュール2340と電力測定モジュール2342とを備える。送信パターン評価モジュール2340は、基地局信号の送信パターンを評価する。例えば、送信パターン評価モジュール2340は、高い相対的な電力レベルを有する受信されたOFDMシンボル中の1セットの検知されたトーンといった、検知されたパターンと、予期される信号を特徴づける格納された情報とが一致するか(match)試みる。幾つかの実施形態において、パターンは、例えば所定のパターンに従って時間にわたってホップする(hop over time)、変化するトーンセットのシーケンスを含む。電力測定モジュール2342は、例えばアップリンク帯域で送信された基地局からのビーコン信号の電力レベルといった、基地局からの信号の電力レベルを測定する。幾つかの実施形態において、ビーコン信号はOFDMシンボル中の3個未満のトーンを含む信号である。種々の実施形態において、無線端末は、例えば付加的な受信されたブロードキャスト信号の電力レベルを測定するといった、基地局からの付加的な検知された信号を評価することを継続する。
受信される基地局信号電力レベルトラッキングモジュール2334は、基地局からの検知されたブロードキャスト信号の受信された電力レベルにおける変化を計算する。電力制御モジュール2336は、受信される基地局ブロードキャスト信号電力測定情報及び/又は受信される基地局ブロードキャスト信号電力レベル情報における変化の関数として、無線端末2300によって送信されたピア・ツー・ピア信号の送信電力レベルを制御する。例えば、電力制御モジュール2336は、連続する受信された基地局ブロードキャスト信号の受信された電力間の差異を検知することに応答して、ピア・ツー・ピア送信電力を調整する。時には、電力制御モジュール2336は、ピア・ツー・ピア送信電力を低減するが、当該低減は、基地局シグナリングの継続的なモニタリングに応答する。
ピア・ツー・ピア・シグナリングモジュール2338は、ピア・ツー・ピア信号2368を生成し、送信機モジュール2304を制御して、そのような信号をピア・ツー・ピア信号送信電力レベル2370に従った電力レベルで送信する。ピア・ツー・ピア送信電力レベルは、電力制御モジュール2336の出力である。
図3は、種々の実施形態に係る、基地局を動作させる例示の方法のフローチャート200である。動作はステップ202で開始し、基地局がパワーオンされ且つ初期化され、ステップ204に進む。
ステップ204で、基地局は、第1の期間に、アップリンク周波数帯で基地局へ送信しているセルラ通信装置からアップリンク信号を受信する。動作はステップ204からステップ206に進む。
ステップ206で、基地局は第2の期間に送信する。ステップ206は、サブステップ208と210とを含むが、これらは並行して行なわれてもよいし、時には並行して行なわれる。サブステップ208において、基地局は、上記の第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯を使用して、上記のセルラ通信装置のうちの少なくとも幾つかに送信するが、当該第2の周波数帯はダウンリンク周波数帯である。サブステップ210において、基地局は、上記のアップリンク周波数帯でブロードキャスト信号を送信する。幾つかの実施形態において、上記のアップリンク周波数帯へ送信されたブロードキャスト信号は、例えばOFDMシンボル中の3個未満のOFDMトーンを含むOFDMビーコン信号といった、ビーコン信号である。幾つかの実施形態では、上記のアップリンク周波数帯へ送信されたブロードキャスト信号は、電力送信レベル制御信号(power transmission level control signal)である。
幾つかの実施形態において、セルラ通信装置からのアップリンク信号は、当該アップリンク信号に干渉する上記のアップリンク周波数帯へ送信されたピア・ツー・ピア通信信号の存在する第1の期間に受信される。従って、アップリンク周波数帯も、ピア・ツー・ピア・シグナリングのために同時に利用される。
図4は、種々の実施形態に係る例示の基地局2400の図である。例示の基地局2400は、例えば、WANセルラ通信システムの一部であり、またFDDアップリンク帯域及びFDDダウンリンク周波数帯を使用する。例を続けると、基地局2400はまた、例えばビーコン信号といった、ブロードキャスト信号を、ピア・ツー・ピア通信をサポートするアップリンク通信帯域へ送信する。幾つかの実施形態では、基地局で実施される繰り返されるタイミング構造は、基地局2400がアップリンク通信帯域へブロードキャスト信号を送信する所定の期間中に、セルラ通信装置からのアップリンク・シグナリングを意図的にサスペンドする。そのような実施形態の幾つかにおいて、アップリンク帯域の基地局へ向けられたアップリンク無線端末セルラシグナリングに割り当てられた時間に関する、アップリンク帯域への基地局2400のブロードキャスト信号へ割り当てられた相対的な時間は、2%以下である。種々の実施形態において、アップリンク通信帯域は、セルラアップリンク通信と同時にピア・ツー・ピア・シグナリングのために利用されることが可能とされる。そのような実施形態の幾つかにおいて、基地局2400は、ピア・ツー・ピア装置からの干渉を管理し、干渉管理はアップリンク通信帯域へ送信されたブロードキャスト信号の送信電力レベルを変更することを含む。ブロードキャスト信号を受信するピア・ツー・ピア装置は、それらの送信電力レベルを、アップリンク通信帯域への基地局ブロードキャスト信号の受信される電力レベルの関数として制御する。
基地局2400は、種々の要素がデータ及び情報をやり取りし得るバス2412を介して互いに結合される、受信機モジュール2402、送信機モジュール2404、プロセッサ2406、I/Oインターフェース2408、及びメモリ2410を備える。メモリ2410は、ルーチン2418とデータ/情報2420とを備える。プロセッサ2406、例えばCPUは、ルーチン2418を実行し、メモリ2410中のデータ/情報2420を使用して、基地局の動作を制御し、且つ、例えば図3のフローチャート200の方法といった方法を実施する。
受信機モジュール2402、例えばOFDM受信機は、アップリンク周波数帯の基地局2400へ送信するセルラ通信装置からのアップリンク信号を第1の期間に基地局2400が受信する受信アンテナ2414に結合される。セルラ通信装置からのアップリンク信号は、アップリンク信号に干渉するアップリンク周波数帯で送信されたピア・ツー・ピア通信信号の存在する第1の期間に受信される。
送信機モジュール2404、例えばOFDM送信機は、基地局2400がダウンリンク周波数帯を使用してセルラ通信装置のうちの少なくとも幾つかに送信し、上記のアップリンク周波数帯へ第2の期間にブロードキャスト信号を送信するために送信アンテナ2416に結合されるが、上記のダウンリンク周波数帯は、上記のアップリンク周波数帯とは異なり、また、上記の第1の期間と上記の第2の期間は重複しない。セルラ通信装置を対象としたダウンリンク信号は、例えば、ダウンリンク帯域ビーコン信号、割り当て信号、ページング信号及びトラヒック信号を含む。幾つかの実施形態では、送信機モジュール2404は、第1の送信機サブモジュール2405と第2の送信機サブモジュール2407とを備える。例えば、第1の送信機サブモジュール2405はダウンリンクセルラシグナリングに使用され、第2の送信機サブモジュール2407はビーコン信号といったブロードキャスト信号をアップリンク周波数帯へ送信するために使用される。
第1及び第2の送信機サブモジュール2405、2507を用いる実装の1つの利点は、第1の送信機サブモジュール2405をダウンリンクFDD帯域上で送信するように設定することができ、ピア・ツー・ピアのサポートに使用されるブロードキャスト信号が通信されるUL TDD帯域に順応する(accommodate)必要がある必要がないということである。例えば、受信機モジュール2402及び第2の送信機サブモジュール2407は同じUL FDD帯域に合わせることができるが、第1の送信機モジュール2405はDL FDD帯域に合わせることができ、また、ダウンリンクセルラ通信は中断されない方法で継続することができる。このアプローチの別の利点は、例えばアップリンク周波数帯への基地局シグナリングの短い時間間隔でアップリンクセルラ通信をサスペンドするアップリンク・タイミング構造を変更する、幾つかのソフトウェアの変更と共に基地局への第2の送信機サブモジュール2407の挿入によって、セルラ通信をサポートする既存の基地局を、同じアップリンクFDD帯域を利用するピア・ツー・ピア通信をサポートするように適合させることができるということである。
I/Oインターフェース2408は、基地局2400を、他のネットワークノードに、例えば、他の基地局、AAAノード、ホームエージェントノード、及び/又はインターネットに結合する。I/Oインターフェース2408は、基地局2400をバックホール(backhaul)ネットワークに結合することよって、基地局2400をそのネットワーク結合のポイントとして使用するセルラ通信装置が、異なる基地局をそのネットワーク結合のポイント(point of network attachment)として使用する別のセルラ通信装置との通信セッションに参加することを可能にする。
ルーチン2418は、通信ルーチン2422、例えばビーコン信号といったブロードキャスト信号生成モジュール2424、ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール2426、セルラダウンリンクモジュール2428及びセルラアップリンクモジュール2430を備える。通信ルーチン2422は、基地局2400によって使用される種々の通信プロトコルを実施する。ブロードキャスト信号生成モジュール2424は、セルラ通信装置及びピア・ツー・ピア通信装置によって使用されるブロードキャスト信号を生成する。幾つかの実施形態では、モジュール2424によって生成された、例えばダウンリンク帯域ビーコン信号といった、少なくとも幾つかのダウンリンク帯域ブロードキャスト信号は、基地局識別情報、例えば、セル、セクタ、及び/又は結合ポイント情報を伝える。幾つかの実施形態では、モジュール2424によって生成された、少なくとも幾つかのアップリンク帯域ブロードキャスト信号、例えばアップリンク帯域ビーコン信号は、例えば、ピア・ツー・ピア装置の最大の送信電力レベルを制御するために用いられる信号といった、送信電力レベル制御信号である。
幾つかの実施形態において、ブロードキャスト信号生成モジュール2424は、アップリンク周波数帯へ送信されるべきビーコン信号を生成するアップリンク帯域ビーコン信号生成モジュール2432と、ダウンリンク周波数帯へ送信されるべきビーコン信号を生成するダウンリンク帯域ビーコン信号生成モジュール2434とを備える。種々の実施形態において、アップリンク帯域ビーコン信号生成モジュール2432は、ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール2426から受信される情報の関数としてアップリンク帯域へのビーコン信号の送信電力レベルを設定する電力レベルモジュール2436を備える。幾つかの実施形態では、ダウンリンク帯域ビーコン信号生成モジュール2434は、ダウンリンク帯域ビーコン信号に基地局識別情報を組み込む基地局識別モジュール2438を備える。幾つかの実施形態において、基地局接合ポイント(base station attachment point)に対応する、生成されたダウンリンク帯域ビーコン信号は、同じ送信電力レベルで送信される一方で、生成されたアップリンク帯域ビーコン信号の送信電力レベルは、例えば、セルラ通信アップリンク信号の基地局受信機2402の受信に関して干渉を引き起こしているピア・ツー・ピア・シグナリングの管理の一部として、異なる時に異なる電力レベルで送信される。
ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール2426は、アップリンク周波数帯へ送信されるべき、例えばビーコン信号といった、ブロードキャスト信号の電力レベルを設定することを含む動作によって受信機モジュール2402で経験されているピア・ツー・ピア・シグナリング妨害レベルを管理する。幾つかの実施形態では、ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール2426は、自身がピア・ツー・ピア・シグナリングからの干渉のレベルを低減することを望む場合、アップリンク帯域への送信されたブロードキャスト信号の電力レベルを増加させ、自身がピア・ツー・ピア・シグナリングからの干渉の増加したレベルを許可することを望む場合、アップリンク帯域中への送信されたブロードキャスト信号の電力レベルを低減させることを判定する。
セルラダウンリンクモジュール2428は、セルラ装置2450に向けられたダウンリンク信号の生成及び送信を制御する。セルラアップリンクモジュール2430は、セルラ通信装置からのアップリンク信号の受信、及びセルラ装置2448からの受信されるアップリンク信号を取得するそれらの信号からの情報の回復(recovery)を制御する。
データ/情報2420は、時間/周波数構造情報2440、ブロードキャスト信号フォーマット情報2442、アップリンク帯域へ送信されるべき生成されたブロードキャスト信号2444、ダウンリンク帯域へ送信されるべき生成されたブロードキャスト信号2446、セルラ装置からの受信されたアップリンク信号2448、及びセルラ装置に向けられたダウンリンク信号2450を含む。時間/周波数構造情報2440は、繰り返される時間構造情報(recurring time structure information)2452、アップリンク周波数帯情報2454及びダウンリンク周波数帯情報2456を含む。繰り返される時間構造情報2452は、アップリンク信号の時間間隔(time intervals)を識別する情報2458、及びアップリンク帯域への基地局ブロードキャスト信号のために使用される時間間隔を識別する情報2460を含む。アップリンク信号の時間間隔を識別する情報2458は、例えば、アクセス間隔を識別する情報、及びアップリンク制御シグナリング及びアップリンクトラヒックシグナリングのうちの少なくとも1つに使用される間隔を識別する情報を含む。アップリンク帯域への基地局ブロードキャスト信号のための時間間隔を識別する情報2460は、アップリンク帯域への、例えばビーコン信号といった、ブロードキャスト信号の基地局送信に使用された間隔を識別するが、その期間、正常な(normal)アップリンクセルラ通信シグナリングはサスペンドされる。従って、アップリンク周波数帯への基地局ブロードキャスト信号、例えばビーコン信号は、基地局2400へ向けられたセルラアップリンク信号によって干渉されず、ピア・ツー・ピア無線通信装置によるブロードキャスト信号の回復を容易にする(facilitating)。幾つかの実施形態では、アップリンク帯域への基地局ブロードキャストとアップリンク帯域へのセルラアップリンクシグナリングの時間の割当ての比率は2%以下である。
アップリンク周波数帯情報2454は、基地局2400によってセルラアップリンクFDD帯域として使用されるべき、例えば1セットの隣接するOFDMトーンといった、1セットの周波数を識別する情報と、帯域に対応する搬送周波数情報を含む。アップリンク周波数帯はまた、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア通信がアップリンクセルラ通信と同じ無線リンクリソースを使用する状態で、ピア・ツー・ピア通信帯として利用されるべきである。基地局2400はまた、アップリンク通信帯域へブロードキャスト信号を送信する。ダウンリンク周波数帯情報2456は、基地局2400によってセルラダウンリンクFDD帯域として使用されるべき、例えば1セットの隣接するOFDMトーンといった、1セットの周波数を識別する情報と、帯域に対応する搬送周波数情報を含む。
ブロードキャスト信号フォーマット情報2442、例えばアップリンク周波数帯へ送信されるべきビーコン信号のフォーマットを識別する情報は、ビーコン信号を表わすために使用されるべき、例えば1個から3個のトーンといった、例えば1セットのトーンを識別する情報を含む。幾つかの実施形態において、ビーコン信号に対応する1セットのトーンは、所定のホッピングシーケンスに従って時間に渡ってホップされるが、そのような情報も情報2442に含まれる。
アップリンク帯域用の生成されたブロードキャスト信号2444、例えばビーコン信号は、ブロードキャスト信号生成モジュール2424の出力である。幾つかの実施形態について、情報2444は、アップリンク帯域ビーコン信号生成モジュール2432の出力である。ダウンリンク帯域用の生成されたブロードキャスト信号2444、例えばビーコン信号は、ブロードキャスト信号生成モジュール2424の出力である。幾つかの実施形態について、情報2446は、ダウンリンク帯域ビーコン信号生成モジュール2434の出力である。
図5は、種々の実施形態に係るピア・ツー・ピア・シグナリングをサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャート700である。動作はステップ702で開始し、無線通信装置がパワーオンされ且つ初期化され、ステップ704に進み、無線通信装置が基地局から第1の信号を受信する。幾つかの実施形態において、第1の信号は、基地局へアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンク周波数帯で受信される。幾つかの他の実施形態では、第1の信号は、上記の基地局によって使用されるダウンリンク周波数帯である周波数帯で受信され、ピア・ツー・ピア信号は別の周波数帯で送信される。そのような実施形態では、ピア・ツー・ピア・シグナリングに使用される別の周波数帯は、基地局へアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンク周波数帯であってもよいし、また時にはそうである。基地局からの第1の信号を伝えるためにアップリンク周波数帯を使用するアプローチは、ピア・ツー・ピア信号に使用された同じ周波数帯にピア・ツー・ピア無線通信装置が残ることができ、且つ、基地局からの第1の信号を依然としてモニタすることができることができるという利点を有する。このことは、ピア・ツー・ピア無線通信装置の簡単な設計及び/又は低コストでの実施(implementation)を容易にする。しかしながら、基地局においては、基地局が以前には送信用に使用しなかった帯域へ基地局が今や送信するため、付加的な複雑さがある。
あるいは、第1の信号を伝えるために基地局のダウンリンク帯域を使用するアプローチは、基地局の観点からは、より容易である。しかしながら、ピア・ツー・ピア無線通信装置は、それが例えば2つの帯域を伴う複数の受信機をモニタすること及び/又は帯域間の切り替え(switching)に伴う複雑さを必要とするので、付加的な複雑さ及び/又はコストを要求する。
動作はステップ704からステップ706に進む。ステップ706で、無線通信装置は、受信された信号の測定、例えば信号電力測定を行う。動作はステップ708及び722のうちの1つ又は複数に進む。幾つかの実施形態において、無線通信装置はピア・ツー・ピア・シグナリングをサポートするが、基地局へのアップリンク・シグナリングを、例えばセルラネットワークの一部として、サポートせず、また、そのような実施形態において、ステップ722はオプションではない。幾つかの実施形態において、無線通信装置は、任意の所与の時に、ピア・ツー・ピア・モード及びセルラ動作モードのうちの1つをサポートし、また任意の時に、動作はステップ708及びステップ722のうちの1つに進むことができる。幾つかの実施形態において、無線通信装置は、同時のピア・ツー・ピア・シグナリング及びセルラシグナリングをサポートし、動作はステップ706からステップ708及びステップ722に進み得る。
動作はステップ706からピア・ツー・ピア・シグナリング用のステップ708に進む一方で、動作はステップ706から基地局へのアップリンク信号用のステップ722に進む。ステップ708で、無線通信装置は、第1の信号の測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御する。ステップ708は、サブステップ710及び712を含む。サブステップ710で、無線通信装置は第1の機能を使用するが、これはピア・ツー・ピア送信電力を、第1の受信された信号電力レベルについて、上記の第1の受信された信号電力レベルよりも高い第2の受信された信号電力レベルよりもより低い電力に制限して、ピア・ツー・ピア送信電力レベルに許可される最大の送信を判定する。次いで、サブステップ712で、無線通信装置は、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル、及び第2のピア・ツー・ピア通信装置から受信されたピア・ツー・ピア信号の関数として、実際のピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する。第2のピア・ツー・ピア通信装置は、例えば、フローチャート700の動作を行なう通信装置がピア・ツー・ピア通信セッションを有しているピア装置である。従って、ピア・ツー・ピア送信電力レベルは、幾つかの実施形態において、受信される基地局信号とピア・ツー・ピア信号との両方によって影響を受ける。ピア・ツー・ピア信号は、幾つかの実施形態において、ピア・ツー・ピア・チャネル条件情報、ピア・ツー・ピア・データレート情報、ピア・ツー・ピア・データバックログ情報、ピア・ツー・ピア待ち時間(latency)情報、雑音情報、誤り率情報、サービスレベル情報及びピア・ツー・ピア電力制御情報のうちの少なくとも1つを得るため使用される、及び/又は、通信する。幾つかの実施形態では、実際のピア・ツー・ピア送信電力は、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルに等しいか、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル未満になるように制限される。幾つかの実施形態において、少なくとも幾つかの条件の場合、例えば高い優先度のユーザ又はあるサービスレベル、実際のピア・ツー・ピア送信レベルは時々、例えば、受信された基地局信号に基づく判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルを超過する、例えば無効にする(override)ことがある。動作はステップ708からステップ714に進む。
ステップ714で、無線通信装置は、上記第1の信号が受信される時とは異なる時に基地局から第2の信号を受信する。次いで、ステップ716で、無線通信装置は、受信される第2の信号の測定、例えば受信される第2の信号の電力測定を行う。動作はステップ716からからステップ718に進み、無線通信装置は、第2の受信された信号の測定された電力から、無線通信装置がピア・ツー・ピア通信信号の送信を控えるべきであることを判定する。動作はステップ718からステップ720に進む。ステップ720で、無線通信装置は、無線通信装置がピア・ツー・ピア通信信号を送信することを差し控えるべきであることを判定した後、基地局からの別の信号の電力の測定から、無線通信装置がピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されると判定するまで、ピア・ツー・ピア通信信号の送信を控える。
ステップ722に戻ると、ステップ722で、無線通信装置は、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信に使用された上記のピア・ツー・ピア送信電力レベルよりも高い送信電力レベルに送信される信号の送信電力を制御する。ステップ722はサブステップ724を含む。サブステップ724において、無線通信装置は、第2の機能を使用する。上記の基地局への送信電力を制御する場合に、受信された第1の信号の測定された電力に基づいて上記の基地局へ送信された上記の信号の送信電力を判定するが、当該第2の機能は上記の第1の機能とは異なる。幾つかの実施形態において、ピア・ツー・ピア送信信号電力レベルは、基地局へ送信された上記の信号の送信電力レベルよりも少なくとも10dBsは低い。
図6は、種々の実施形態に係るピア・ツー・ピア通信をサポートする、例えばモバイルノード(mobile node)といった無線端末というような例示の無線通信装置2900の図である。例示の通信装置2900は、ピア・ツー・ピア通信を行なうWANアップリンク帯域を使用することができ、また時には使用する。例示の無線通信装置2900は、例えば、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルといった、ピア・ツー・ピア送信電力レベル情報、及び/又は、基地局のアップリンク帯域へピア・ツー・ピア信号を送信することが許可されているか否かを判定する際にそれが利用する信号を基地局から受信する。
無線通信装置2900は、種々の要素がデータ及び情報をやり取りし得るバス2912を介して互いに結合された、受信機モジュール2902、送信機モジュール2904、ユーザI/O装置2908、プロセッサ2906、及びメモリ2910を備える。メモリ2910は、ルーチン2918及びデータ/情報2920を備える。
プロセッサ2906、例えばCPUは、ルーチン2918を実行し、メモリ2910のデータ/情報2920を使用して、無線通信装置2900の動作を制御し、且つ方法を実施する。
受信機モジュール2902、例えばOFDM受信機は、無線通信装置2900が基地局から信号を受信する受信アンテナ2914に結合されるが、当該受信された信号は、ピア・ツー・ピア送信電力レベル情報を判定する際に用いられる。受信機モジュール2902はまた、ピア・ツー・ピア通信信号を受信する。幾つかの実施形態において、幾らかの間(during some times)、受信機モジュール2902は、無線通信装置2900はセルラ通信装置として機能する状態で、無線通信装置が広域ネットワークにおいて結合のポイントとして使用している基地局から、例えば割り当て信号及びトラヒック信号といった、ダウンリンク信号を受信する。
送信機モジュール2904、例えばOFDM送信機は、無線通信装置2900が他の無線通信装置にピア・ツー・ピア信号を送信する送信アンテナ2916に結合される。幾つかの実施形態において、幾らかの時間間隔中に(during some time intervals)、送信機モジュール2904は、無線通信装置がWAN動作モード、例えばセルラ動作モードで機能している状態で、基地局へアップリンク信号を送信する。
ユーザI/O装置2908は、例えば、マイクロフォン、キーボード、キーパッド、マウス、カメラ、スイッチ、スピーカー、ディスプレイ等を備える。ユーザI/O装置2908は、無線通信装置2900のユーザに、データ/情報の入力をすること、出力データ/情報にアクセスすること、また、例えばピア・ツー・ピア通信セッションを開始しようと試みることといった、無線通信装置2900の少なくとも幾つかの機能を制御することを可能にする。
ルーチン2918は、通信ルーチン2922及び無線端末制御ルーチン2924を備える。通信ルーチン2922は、無線通信装置2900によって使用される種々の通信プロトコルを実施する。無線端末制御ルーチン2924は、測定モジュール2926、認可モジュール2940、ピア・ツー・ピア送信制御モジュール2941及びピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール2928を備える。幾つかの実施形態、例えば、ピア・ツー・ピア通信と、例えばセルラ通信といったWAN通信との両方をサポートする実施形態において、無線端末制御ルーチン2924は、広域ネットワーク送信電力制御モジュール2936を備える。
測定モジュール2926は、基地局からの受信される信号に測定を行なう。信号(2942、2944)は測定モジュール2926への入力を表わす一方で、情報(2946、2948)は測定モジュール2926の出力を表わす。種々の実施形態において、測定モジュール2926の測定は信号電力測定である。
認可モジュール2940は、受信された基地局信号の測定された電力から、無線通信装置2900がピア・ツー・ピア信号の送信を控えるべきであることを判定することができ、また時には判定する。認可モジュール2940は、受信された基地局信号の測定された電力から、それを判定する、無線通信装置2900がピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されることを判定することができ、また時には判定する。ピア・ツー・ピア送信認可ステータス2950は、認可モジュール2940の出力であり、ピア・ツー・ピア送信制御モジュール2941による入力として使用される。
ピア・ツー・ピア送信制御モジュール2941は、無線通信装置2900がピア・ツー・ピア信号を送信することを控えるべきであると判定した後、無線通信装置2900がピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されたと判定されるまで、無線通信装置2900がピア・ツー・ピア通信信号の送信を控えるように、無線送信機モジュール2904を制御する。従って、ピア・ツー・ピア送信制御モジュール2941は、ピア・ツー・ピア送信認可ステータス2950を使用して、ピア・ツー・ピア送信許可/禁止(enable/disable)コントローラとして機能する。
ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール2928は、受信された基地局信号の測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のピア・ツー・ピア送信電力を制御する。ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール2928は、ピア・ツー・ピア最大送信電力レベル判定サブモジュール2930、実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル判定サブモジュール2932、及び第1の機能(first function)2934を備える。ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール2928は、ピア・ツー・ピア送信電力を、上記の第1の受信された信号電力レベルよりも高い第2の受信された信号電力レベルよりも第1の受信される信号電力レベルについて低いレベルに制限する、第1の機能2934を使用する。種々の実施形態において、ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール2928は、ピア・ツー・ピア送信電力を、より大きな測定された受信された信号電力レベルに応答して、より低いレベルに制限する。
最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルサブモジュール2930は、第1の機能2934を使用して、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する。実際のピア・ツー・ピア送信電力レベルサブモジュール2932は、上記の最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル及び第2のピア・ツー・ピア通信装置から受信されたピア・ツー・ピア信号の関数として、実際のピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを判定する。種々の実施形態において、サブモジュール2932は、実際の判定されたピア・ツー・ピア送信電力レベルが最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル以下になるように制御する。
広域ネットワーク送信電力制御モジュール2936は、基地局へ送信された信号の送信電力を、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信に使用された上記のピア・ツー・ピア送信電力レベルよりも高い送信電力レベルに制御する。WAN送信電力制御モジュール2936は、第1の機能2934とは異なる第2の機能(second function)2938を備える。広域ネットワーク送信電力制御モジュール2936の上記の基地局へ送信された信号の送信電力の制御は、第1の機能2934とは異なる第2の機能2938を使用して、基地局からの信号の測定された受信された電力レベルに基づいて、基地局へ送信された信号の送信電力レベルを判定することを含む。
例えば、受信された基地局信号N2944は、ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール2928とWAN送信電力制御モジュール2936との両方への入力される、信号Nの測定情報2948を取得する測定モジュール2926によって測定される。ピア・ツー・ピアモジュール2928は、第1の機能2934を使用して、入力2848を処理し、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル2952を取得する一方で、WANモジュール2936は、第2の機能2938を使用して同じ入力2948を処理し、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル2952よりも高いレベルである判定された最大のWAN送信電力レベル2956を取得する。
種々の実施形態において、ピア・ツー・ピア送信信号電力レベルは、基地局へ送信される信号の送信電力レベルより少なくとも10dBsは低い。例えば、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル2952は、測定された基地局信号の同じ値について判定された最大のWAN送信電力レベル2956より少なくとも10dBsは低い。別の例として、幾つかの実施形態においては、無線端末がある位置にあり、同じ受信された基地局信号測定に基づいたWAN送信電力レベル情報及びピア・ツー・ピア送信電力レベル情報を判定した場合、判定された実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル2954は、判定された実際のWAN送信電力レベル2958より少なくとも10dBsは低い。
データ/情報2920は、送信電力レベル情報を判定する際に測定され利用される、基地局からの受信される複数の信号(受信される基地局信号1 2942、...、受信される基地局信号N 2944)、それぞれ複数の対応する信号測定情報(信号1の測定情報2946、...、信号Nの測定情報2948)を含む。データ/情報2920はまた、無線通信装置2900がピア・ツー・ピア信号を送信することを現在許可されているか否かを示す、ピア・ツー・ピア送信認可ステータス情報2950を含む。データ/情報2920はまた、サブモジュール2930の出力である、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル2952と、サブモジュール2932の出力である、判定された実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル2954を含む。
データ/情報2920の一部として含まれる、タイミング/周波数構造情報2960は、例えばWANアップリンク帯域幅情報、WANアップリンク搬送波情報及びアップリンクWANトーンセット情報といったアップリンク周波数帯情報2962、例えばWANダウンリンク帯域幅情報、WANダウンリンク搬送波情報及びダウンリンクWANトーンセット情報(WAN tone set information)といったダウンリンク周波数帯情報2964、並びに、測定された基地局信号の位置を識別する情報2966を含む。この例示の実施形態では、ピア・ツー・ピア通信シグナリングは、ピア・ツー・ピア信号が基地局へ向けられたWANアップリンク信号への干渉として作用する状態で、基地局によって使用されているWANアップリンク周波数帯を使用する。無線通信装置2900によって受信される信号は、測定され、当該測定は無線通信装置のピア・ツー・ピア送信電力レベルを制御するために利用される。幾つかの実施形態において、信号はWANアップリンク帯域で通信されるが、他の実施形態では、信号はWANダウンリンク帯域で通信される。情報2966は、どのWAN帯域がこの信号を運ぶのかを識別し、また幾つかの実施形態では、例えば、信号を識別するために用いられる特定のトーン情報及び/又は繰り返されるタイミング構造のポイントといった信号に対応する、より具体的な情報を識別する。
無線通信装置2900が、例えばセルラ通信といったWAN通信をサポートする種々の実施形態において、データ/情報2920はまた、判定された最大のWAN送信電力レベル情報2956と、判定された実際のWAN送信電力レベル情報2958とを含むが、これらはWAN送信電力制御モジュール2936の出力である。
図7Aと図7Bとの組み合わせを備える図7は、種々の実施形態に係るピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャート800である。動作はステップ802で開始し、無線通信装置がパワーオンされ且つ初期化され、ステップ804に進み、無線通信装置が基地局から第1の信号を受信する。幾つかの実施形態では、第1の信号は、基地局へアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンク周波数帯で受信される。幾つかの他の実施形態では、第1の信号は、上記の基地局によって使用されるダウンリンク周波数帯である周波数帯で受信され、ピア・ツー・ピア信号は別の周波数帯で送信される。そのような実施形態において、ピア・ツー・ピア・シグナリングに使用される別の周波数帯は、アップリンク周波数帯である、基地局へアップリンク信号を送信するために用いられるアップリンク周波数帯であってもよいし、時にはそうである。
動作はステップ804からステップ806に進む。ステップ806で、無線通信装置は受信された信号の測定、例えば信号電力測定を行う。動作はステップ806からステップ808に進む。
ステップ808で、無線通信装置は送信電力レベル制御パラメータを判定する。一つの例示の実施形態において、ステップ808はサブステップ810及び812を含む。別の例示の実施形態では、ステップ808はサブステップ814及び816を含む。また別の例示の実施形態では、ステップ808は、サブステップ814及び818を含む。
サブステップ810において、無線通信装置は、異なるサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを備えるメモリにアクセスし、次いでサブステップ812において、無線通信装置は上記の無線通信装置に対応するサービスレベルに対応する格納された送信電力を検索する(retrieves)。
サブステップ814において、無線通信装置は、上記の基地局から上記の無線通信装置によって受信された信号から制御値を回復する(recover)。幾つかの実施形態では、制御値が回復される信号は、ステップ804で受信された第1の信号である。動作は、サブステップ814からサブステップ816及び818のうちの1つに進む。サブステップ816において、無線通信装置は、回復された制御値を送信電力レベル制御パラメータとして使用する。あるいは、サブステップ818において、無線通信装置は、回復された制御値及び無線端末に対応するサービスレベルに基づいて、送信電力レベル制御パラメータを計算する。
動作はステップ808からステップ820に進む。ステップ820で、無線通信装置は、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア送信のピア・ツー・ピア送信電力を、第1の信号の測定の結果の関数として制御するが、ピア・ツー・ピア送信電力の制御は、ピア・ツー・ピア送信電力を第1の機能に従って制御することを含み、またピア・ツー・ピア送信電力を第1の機能に従って制御することは、上記の測定された受信された電力レベルに加えて、上記の第1の機能において上記の判定された送信電力レベル制御パラメータを使用することを含む。動作は、ステップ820から分岐点A822を介してステップ824へ進む。
ステップ824で、無線通信装置は、第1の信号が受信される時とは異なる時に基地局から第2の信号を受信する。次いで、ステップ826で、無線通信装置は、受信された第2の信号の測定、例えば受信された第2の信号の電力測定を行なう。動作は、ステップ826からステップ828に進み、無線通信装置は、第2の受信された信号の測定された電力から、無線通信装置がピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定する。動作はステップ828からステップ830に進む。ステップ830で、無線通信装置は、通信装置はピア・ツー・ピア通信を送信することを控えるべきであると判定した後、基地局からの別の信号の電力の測定から、無線通信装置はピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されると判定するまで、ピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控える。
図8は、種々の実施形態に係るピア・ツー・ピア通信をサポートする、例えばモバイルノードといった無線端末というような例示の無線通信装置3000の図である。例示の通信装置3000は、ピア・ツー・ピア通信を行なうWANアップリンク帯域を使用することができ、また時には使用する。例示の無線通信装置3000は、例えば最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルといった、ピア・ツー・ピア送信電力レベル情報を判定する際、及び/又は、基地局のアップリンク帯域へピア・ツー・ピア信号を送信することが許可されているか否かを判定する際に、自身が利用する信号を基地局から受信する。
無線通信装置3000は、種々の要素がデータ及び情報をやり取りし得るバス3012を介して互いに結合される、受信機モジュール3002、送信機モジュール3004、ユーザI/O装置3008、プロセッサ3006、及びメモリ3010を備える。メモリ3010は、ルーチン3018及びデータ/情報3020を含む。
プロセッサ3006、例えばCPUは、ルーチン3018を実行し、メモリ3010のデータ/情報3020を使用して、無線通信装置3000の動作を制御し、且つ、例えば図7のフローチャート800の方法といった方法を実施する。
受信機モジュール3002、例えばOFDM受信機は、無線通信装置3000が基地局から信号を受信する受信アンテナ3014に結合されるが、当該受信される信号はピア・ツー・ピア送信電力レベル情報を判定する際に使用される。受信機モジュール3002はまた、ピア・ツー・ピア通信信号を受信する。送信機モジュール3004、例えばOFDM送信機は、無線通信装置3000が他の無線通信装置にピア・ツー・ピア信号を送信する送信アンテナ3016に結合される。
ユーザI/O装置3008は、例えば、マイクロフォン、キーボード、キーパッド、マウス、カメラ、スイッチ、スピーカー、ディスプレイ等を備える。ユーザI/O装置3008は、無線通信装置3000のユーザに、データ/情報を入力すること、出力データ/情報にアクセスすること、また、例えばピア・ツー・ピア通信セッションを開始しようと試みることといった、無線通信装置3000の機能のうちの少なくとも幾つかを制御することを可能にする。
ルーチン3018は、通信ルーチン3022及び無線端末制御ルーチン3024を備える。通信ルーチン3022は、無線通信装置3000によって使用される種々の通信プロトコルを実施する。無線端末制御ルーチン3024は、測定モジュール3026、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028、サービスレベル識別モジュール3034及びピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール3036を備える。
測定モジュール3026は、基地局からの受信された信号に測定を行なう。受信された基地局信号1 3044は、測定モジュール3026への入力を表わし、信号1測定情報3046は測定モジュール3026の出力を表わす。種々の実施形態において、測定モジュール3026の測定は信号電力測定である。
電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、送信電力レベル制御パラメータを判定する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、送信電力レベル制御パラメータを、検索された制御パラメータ3048に設定する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、検索された制御パラメータ3048の関数として送信電力レベル制御パラメータを判定する。幾つかの実施形態において、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、送信電力レベル制御パラメータを、例えば復号された制御パラメータ3050といった、回復された制御パラメータに設定する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、送信電力レベル制御パラメータを、例えば復号された制御パラメータ3050といった、回復された制御パラメータの関数として判定する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、識別されたサービスレベル3052の関数として送信電力レベル制御パラメータを判定する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、送信電力レベル制御パラメータを、検索された制御パラメータ3048及び例えば復号された制御パラメータ3050といった回復された制御パラメータの関数として判定する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、送信電力レベル制御パラメータを、1)送信電力レベル制御パラメータとして回復された値を使用すること、及び2)回復された制御値及び無線端末に対応するサービスレベルに基づいて送信電力制御部パラメータを計算することのうちの1つを含む動作によって判定する。
サービスレベル識別モジュール3034は、無線通信装置3000に対応する現在のサービスレベルを識別する。例えば、通信装置3000の何人かの異なるユーザは、幾つかの実施形態において、例えば、緊急ユーザ、政府に関連付けられたユーザ、サービスプロバイダユーザ、ティア1(tier 1)企業ユーザ、ティア2(tier 2)企業ユーザ、ティア1個人ユーザ、ティア2個人ユーザ等、異なるサービスレベルに対応する。他の例において、異なるサービスレベルは、異なるタイプの通信装置、通信されるべき異なるタイプのデータ、通信されるべきデータの異なる量及び/又は異なる待ち時間の考慮に対応することができる。識別された現在のサービスレベルは、識別されたサービスレベル3052に指定される(specified)。
電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028は、検索モジュール(retrieval module)3030及び制御パラメータ回復モジュール3032を備える。検索モジュール3030は、無線通信装置3000に対応するサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを検索する。従って、検索モジュール3030は、識別されたサービスレベル3052を入力として使用し、サービスレベル対電力レベル制御パラメータマッピング情報3060にアクセスし、入力サービスレベルに関連付けられた制御パラメータを取得する。検索された制御パラメータ3048は検索モジュール3030の出力である。
制御パラメータ回復モジュール3032は、基地局から通信装置3000によって受信された信号から制御値を回復する。幾つかの実施形態では、制御値は、測定モジュール3026によって測定されるのと同じ信号、例えば受信された基地局信号1 3044から回復される。復号された制御パラメータ3050は制御パラメータ回復モジュール3032の出力である。幾つかの実施形態では、回復された制御値は妨害レベル指標値である。
ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール3036は、受信された基地局信号の測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信についてピア・ツー・ピア送信電力を制御する。ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール3036は、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル判定サブモジュール3038、実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル判定サブモジュール3040及び第1の機能(first function)3042を備える。
最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルサブモジュール3038は、第1の機能3042を使用して、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する。実際のピア・ツー・ピア送信電力レベルサブモジュール3040は、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル、及び第2のピア・ツー・ピア通信装置から受信されたピア・ツー・ピア信号の関数として実際のピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを判定する。種々の実施形態において、サブモジュール3040は、実際の判定されたピア・ツー・ピア送信電力レベルが最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル以下になるように制御する。
ピア・ツー・ピア送信電力レベル制御モジュール3036は、例えば、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル3056を判定する際といった、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する際に、例えば信号1測定情報3046からの、測定された受信された電力レベルに加えて、判定された送信電力レベル制御パラメータ3054を使用する。幾つかの実施形態では、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028の機能のうちの幾つか又は全ては、ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール3036の一部として備えられている。
データ/情報3020は、基地局からの受信された信号、受信された基地局信号1 3044を含むが、これは送信電力レベル情報を判定する際に利用される信号1測定情報3046を取得する測定モジュール3026によって測定される。データ/情報3020はまた、送信電力レベル制御パラメータ3054、判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル3056、判定された実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル3058、サービスレベル対制御パラメータマッピング情報3060、及びタイミング周波数構造(timing frequency structure)情報3070を含む。幾つかの実施形態において、データ/情報3020は、識別されたサービスレベル3052、検索された制御パラメータ3048及び復号された制御パラメータ3050の1つ又は複数を含む。
検索された制御パラメータ3048は検索モジュール3030の出力であり、サービスレベル対電力制御パラメータマッピング情報3060の制御パラメータ値(制御パラメータ値1 3066、...、制御パラメータ値M 3068)のうちの1つに対応する。復号された制御パラメータ3050は、制御パラメータ回復モジュール3032の出力であり、受信された基地局信号から回復された情報を表わす。幾つかの実施形態において、情報が回復される受信された基地局信号は、例えば受信された基地局信号1 3044といった、電力測定されたのと同じ基地局信号である。幾つかの実施形態では、回復された制御値は妨害レベル指標値である。
識別されたサービスレベル3052は、サービスレベル識別モジュール3034の出力であり、検索モジュール3030への入力として使用される。識別されたサービスレベル3052は対応する制御パラメータ値を選択するために使用される。例えば、識別されたサービスレベル3052がサービスレベルM 3064を示す場合、検索モジュール3030は検索された制御パラメータ3048に格納される制御パラメータ値M 3068を検索する。
送信電力レベル制御パラメータ3054は、電力レベル制御パラメータ判定モジュール3028の出力である。送信電力レベル制御パラメータ3054は、識別されたサービスレベル3052、検索された制御パラメータ3048及び復号された制御パラメータ3050のうちの1つ又は複数の関数として判定される。送信電力レベル制御パラメータ3054は、ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュール3036によって入力として使用される。
判定された最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル3056は、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルサブモジュール3038の出力である一方で、判定された実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル3058は、実際のピア・ツー・ピア送信電力レベル判定サブモジュール3040の出力である。
サービスレベル対電力レベル制御パラメータマッピング情報3060は、複数のサービスレベル(サービスレベル1 3062、...、サービスレベルM 3064)及び複数の対応する制御パラメータ値(制御パラメータ値1 3066、...、制御パラメータ値M 3068)を含む。
データ/情報3020の一部として備えられた、タイミング/周波数構造情報3070は、例えば、WANアップリンク帯域幅情報、WANアップリンク搬送波情報及びアップリンクWANトーンセット情報といった、アップリンク周波数帯情報3072と、例えば、WANダウンリンク帯域幅情報、WANダウンリンク搬送波情報及びダウンリンクWANトーン設定情報といった、ダウンリンク周波数帯情報3074と、測定された及び/又は復号された基地局信号の位置を識別する情報3076とを含む。この例示の実施形態では、ピア・ツー・ピア通信シグナリングは、ピア・ツー・ピア信号が基地局へ向けられたWANアップリンク信号への干渉として作用する状態で、基地局によって使用されているWANアップリンク周波数帯を使用する。無線通信装置3000によって受信される信号は測定され、測定は無線通信装置ピア・ツー・ピア送信電力レベルを制御するために利用される。幾つかの実施形態において、この受信された基地局信号はWANアップリンク帯域で通信されるが、他の実施形態において、当該信号はWANダウンリンク帯域で通信される。幾つかの実施形態では、無線通信装置3000によって受信され、例えば干渉指標値を回復して、情報を回復するために復号された信号はまた、無線通信装置ピア・ツー・ピア送信電力レベルを制御するために利用される。幾つかの実施形態では、電力測定のために利用された同じ基地局信号は、情報が回復される復号された信号である。幾つかの他の実施形態では、基地局からの2つの異なった受信された信号があり、一方の信号はその受信電力レベルが測定され且つ利用され、他方の信号は、例えば符号化された干渉指標値といった、符号化された電源制御情報を伝える。情報が回復される基地局信号、例えば妨害レベル指標値は、幾つかの実施形態中では、WANアップリンク帯域で通信される一方で、他の実施形態では、当該信号はWANダウンリンク帯域で通信される。情報3076は、どのWAN帯域が測定された基地局信号を運ぶか、また、どのWAN帯域が情報回復に使用される基地局信号を運ぶかを識別する。幾つかの実施形態において、情報3076は、例えば、1つ又は複数の信号を識別するために使用される特定のトーン情報及び/又は繰り返されるタイミング構造におけるポイントといった、1つ又は複数の信号に対応する、より具体的な情報を識別する。
図9は、通信システム302、周波数帯使用情報について記述するテーブル304、及び例示のピア・ツー・ピア無線端末送信電力レベル情報を例証するテーブル306を備える1つの例示の実施形態を示す図300である。例示の通信システム302は、セル310によって表わされる対応するセルラカバレッジ領域を備えた基地局308を備える。基地局308は、例えば、他の基地局、ルータ、AAAノード、ホームエージェントノード、制御ノード等、他のネットワークノードに、及び/又は、例えば光ファイバーリンクといったネットワークリンク309を介してインターネットに結合される。通信システム302には、セルラ通信(WT 1 312、...、WT N 314)をサポートしている複数の無線端末もある。セルラWT(312、314)は、それぞれ無線リンク(316、318)を介して基地局308に結合される。
通信システム302では、ピア・ツー・ピア通信(WT1’、WT2’328、WT’3、WT’4 340)をサポートしている複数の無線端末もある。WT1’は2つの時点(two points in time)で示され、時間t0におけるエレメント324として、また時間t1におけるエレメント326として表わされる。WT’1の動きは、矢印334によって示される。WT3’は2つの時点で示され、時間t0におけるエレメント336として、また時間t1におけるエレメント338として表わされる。WT’3の動きは、矢印346によって示される。WT1’とWT2’328との間のピア・ツー・ピア通信は、矢印330及び332によって示される。WT3’とWT4’340との間のピア・ツー・ピア通信は、矢印342及び344によって示される。
基地局はアップリンク帯域へビーコン信号320を送信する。ビーコン信号はピア・ツー・ピア無線端末によって検知され測定される。受信されたビーコン信号の電力測定は、ピア・ツー・ピア無線端末によって使用されて、無線端末がピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されているかどうかが判定され、送信が許可される場合は、例えば最大の送信電力レベルといった送信電力レベルが制御される。基地局308の周囲の点線の矢印の円322は、ピア・ツー・ピア無線端末が信号を送信することを制限される、例示のピア・ツー・ピア制限領域を示す。基地局308に近い領域では、ピア・ツー・ピア・シグナリングで利用されたレベルにおけるピア・ツー・ピア無線端末からの送信は、セルラモード(312、...314)で動作している無線端末からのアップリンク信号を回復し復号することを試みようとしている基地局受信機の観点からは、あまりにも多くの干渉を引き起こし得るので、ピア・ツー・ピアの無線端末送信は許可されない。
ここで周波数帯情報テーブル304が記載される。第1の列348は、セルラ無線端末によって受信されることを意図されて基地局から送信された信号のためのセルラダウンリンク帯域として周波数帯Aが使用されることを示す。第2の列350は、周波数帯Bが、(1)基地局によって受信されることを意図されたセルラ無線端末から送信された信号のためのセルラアップリンク帯域として、(2)ピア・ツー・ピア無線端末によって受信され使用されることを意図され、基地局によって送信されるピア・ツー・ピア・ビーコン信号を伝える帯域として、及び(3)ピア・ツー・ピア無線端末から送信され、ピア・ツー・ピア無線端末によって受信されることを意図された信号のために使用されることを意図されたピア・ツー・ピア帯域として、使用されることを示す。
ここでピア・ツー・ピア無線端末電力情報テーブル306が記載されるだろう。第1の列352は、記載されている例示のピア・ツー・ピア無線端末(WT1、WT’2、WT’3、WT’4)を識別する。第2の列354は時点、t0かt1のいずれかを識別する。第3の列356は、同じ行上に示された時間に対応する同じ行上の無線端末に対応する送信電力レベル情報を識別する。テーブル306の情報は、WT1’のための送信電力レベルが時間t0から時間t1まで増加することを示す。この時間の間、WT1’は基地局308から離れるように移動すること、及びWT1’の観点からのビーコン信号320の測定された電力レベルは、この時間の間は減少することを予期することができることに気付き得る。この時間の間は、WT’1が、制限されたゾーン322の外部に残っていることもまた気付き得る。テーブル306の情報はまた、WT3’のための送信電力レベルが時間t1から時間t0までに減少することを示す。この時間の間、WT3’は基地局308の方へ移動すること、及び、WT3’の観点からのビーコン信号320の測定された電力レベルは、この時間の間は増加すると予期することができることに気付き得る。この時間の間は、WT’3が、制限されたゾーン322の外部に残っていることにも気付き得る。テーブル306に記載された電力レベルは、無線端末のための許容できる最大の送信電力レベルであり得る。あるいは、テーブル306に記載された電力レベルは、実際の送信電力レベルであり得る。
幾つかの実施形態において、少なくとも幾つかの無線端末は、複数の動作モード、例えばピア・ツー・ピア動作モード及びセルラ通信動作モードをサポートする。
図10は、種々の実施形態に係る例示の無線通信システム400の図である。例示の無線通信システム400は、少なくとも1つの基地局402、ピア・ツー・ピア通信をサポートする複数の無線端末(無線端末1 404、...、無線端末N 410)、広域ネットワークシグナリングをサポートする複数の無線端末(無線端末2 406、...、無線端末n 412)、並びにピア・ツー・ピア・シグナリングと広域ネットワークシグナリングとの両方をサポートする複数の無線端末、(無線端末3 408、...、無線端末M 414)を備える。
基地局402は、ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール416、干渉信号測定モジュール418、及び送信機モジュール420を備える。ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール416はピア・ツー・ピア送信電力レベル制御値を判定する。送信機モジュール420は、判定されたピア・ツー・ピア送信電力レベル制御値を、例えば、通信された指標値として送信する。干渉信号測定モジュール418は、無効な(null)アップリンク送信期間の信号干渉を測定し、ピア・ツー・ピア干渉管理モジュール416に測定された信号干渉情報を供給する。
無線端末1 404は、受信される信号電力測定モジュール422、ピア・ツー・ピア信号送信電力制御モジュール424、差異更新モジュール426及びメモリ428を備える。メモリ428は、幾つかの実施形態において、格納された所定の差異指標情報430を含む。格納された所定の差異指標情報430は、基地局によって信号で送信する(signaled)ことができる複数の指標(指標1 442、...、指標N 444)及びそれぞれに対応する差異値(差異1 446、...、差異N 448)を含む。
受信される信号電力測定モジュール422は、基地局、例えば基地局402から受信された信号の電力を測定する。ピア・ツー・ピア信号送信電力制御モジュール424は、第1の機能に従って基地局からの信号の測定された電力の関数としてピア・ツー・ピア信号の送信電力レベルを制御する。種々の実施形態では、ピア・ツー・ピア信号の送信電力レベルは、許容できる最大のピア・ツー・ピア信号送信電力レベルである。差異更新モジュール426は、基地局、例えば基地局402から差異指標値を受信し、受信された指標値に基づいて第1の機能を更新する。幾つかの実施形態では、差異は所定の量であり、指標及び対応する所定の差異を格納するメモリ428はアクセスされ、アクセスされた値は第1の機能によって使用される。
無線端末2 406は、受信される信号電力測定モジュール432及び広域ネットワーク信号送信電力制御モジュール434を備える。受信される信号電力測定モジュール432は、基地局、例えば基地局402から受信された信号の電力レベルを測定する。広域ネットワーク信号送信電力制御モジュール434は、第2の機能に従って基地局から受信された信号の測定された電力の関数として、無線端末2 406に関する広域信号送信電力レベルを制御し、第2の機能は第1の機能とは異なる。幾つかの実施形態では、広域信号送信電力レベルは、最大の広域信号送信電力レベルである。種々の実施形態において、第2の機能は、測定された受信された信号電力の所与の値について第1の機能よりも高い送信電力レベルを判定する。幾つかのそのような実施形態では、測定された受信された信号電力の所与の値についての第1及び第2の機能によって判定された送信電力の間のdBsでの差異は、少なくとも10dBsである。
無線端末3 408は、受信される信号電力測定モジュール436、ピア・ツー・ピア信号送信電力制御モジュール438、及び広域ネットワーク信号送信電力制御モジュール440を備える。受信された信号電力測定モジュール436は、基地局から受信された信号の電力レベルを測定する。ピア・ツー・ピア信号送信電力制御モジュール438は、第1の機能に従って基地局からの信号の測定された電力の関数としてピア・ツー・ピア信号の送信電力レベルを制御する。広域ネットワーク信号送信電力制御モジュール440は、第2の機能に従って基地局からの信号の測定された電力の関数として広域信号送信電力レベルを制御するが、第2の機能は第1の機能とは異なる。種々の実施形態では、モジュール440によって使用される第2の機能は、測定された受信された信号電力の所与の値についてモジュール438によって使用された第1の機能よりも高い送信電力レベルを判定する。幾つかのそのような実施形態では、測定された受信された信号電力の所与の値についての第1及び第2の機能によって判定された送信電力の間のdBsでの差異は、少なくとも10dBsである。幾つかの実施形態では、WT3 408のモジュール438によって使用される第1の機能は、WT1 404のモジュール424によって使用される第1の機能と同じである。幾つかの実施形態では、WT3 408のモジュール440によって使用される第2の機能は、WT2 406のモジュール434によって使用される第2の機能と同じである。
図11は、種々の実施形態に係る基地局を動作させる例示の方法のフローチャート500である。例示の方法の動作はステップ502で開始し、ステップ504に進む。ステップ504で、基地局は干渉バジェット(interference budget)情報を格納する。動作はステップ504からステップ506及びステップ508に進む。
進行中に(ongoing basis)行なわれる、ステップ508で、基地局は少なくとも1つの隣接する基地局との同期を維持して、隣接する基地局との間のアップリンクヌル期間(uplink null time periods)の同期を維持するように動作させられる。種々の実施形態において、アップリンクヌル期間は、基地局によって使用されるアップリンク帯域幅の少なくともほんの一部(fraction)が、基地局へアップリンク信号を送信するために意図的に使用されない期間である。
ステップ506に戻ると、ステップ506において、基地局はアップリンクヌル期間にバックグラウンド干渉(background interference)を測定する。次いで、ステップ510で、基地局は、測定されたバックグラウンド干渉の関数として第1のアップリンク送信電力制御値を判定する。ステップ510はサブステップ512を含む。サブステップ512において、基地局は、格納された干渉バジェット情報を測定されたバックグラウンド干渉と組み合わせて使用して、第1のアップリンク送信電力制御値を生成する。サブステップ512は、サブステップ514、516、518及び520を含む。サブステップ514において、基地局は、測定されたバックグラウンド干渉が、格納された干渉バジェット情報によって示される干渉バジェット限度(interference budget limit)を超過するかどうかを判定する。バジェット限度を超過する場合、動作はサブステップ514からサブステップ516に進む。さもなければ、動作はサブステップ514からサブステップ518に進む。
サブステップ516において、基地局は以前の(previous)アップリンク送信電力制御値を変更するが、当該変更された送信電力制御値は、以前のアップリンク送信電力制御値よりもピア・ツー・ピア送信電力レベルを制限する。サブステップ518に戻ると、サブステップ518において、基地局は、測定されたバックグラウンド干渉が、格納された干渉バジェット情報によって示された干渉バジェット限度未満であるかどうか、例えば、少なくとも所定の閾値の分だけ低いかどうかを判定する。サブステップ518で、測定されたバックグラウンド干渉はテスト基準を満足するように干渉バジェット限度未満であると判定される場合、動作はサブステップ518からサブステップ520に進む。サブステップ520において、基地局は以前のアップリンク送信電力制御値を変更するが、当該変更された送信電力制御値は、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを以前の送信電力制御値によって制御されたレベルよりも高いレベルに増加させる。
動作はステップ510からステップ522に進み、基地局は、判定された第1のアップリンク送信電力制御値を送信する。
図12は、種々の実施形態に係る基地局を動作させる例示の方法のフローチャート600である。例示の方法の動作はステップ602で開始し、ステップ604に進む。ステップ604で、基地局は干渉バジェット情報を格納する。動作はステップ604からステップ606及びステップ608に進む。
進行中に(ongoing basis)行なわれる、ステップ608で、基地局は少なくとも1つの隣接する基地局との同期を維持するように動作されて、隣接する基地局との間のアップリンクヌル期間の同期を維持する。種々の実施形態において、アップリンクヌル期間は、基地局によって使用されるアップリンク帯域幅の少なくともほんの一部(fraction)が、基地局へアップリンク信号を送信するために意図的に使用されない期間である。
ステップ606に戻ると、ステップ606において、基地局は第1のアップリンクヌル期間にバックグラウンド干渉を測定する。次いで、ステップ610で、基地局は、測定されたバックグラウンド干渉の関数として第1のアップリンク送信電力制御値を判定する。動作はステップ610からステップ612に進む。ステップ612で、基地局は、判定された第1のアップリンク送信電力制御値を送信する。動作はステップ612からステップ614に進む。
ステップ614で、基地局は第2のアップリンクヌル期間中にバックグラウンド干渉を測定し、次いでステップ616で、基地局は、第1のアップリンクヌル期間及び第2のアップリンクヌル期間に対応する測定値(measurements)からの測定されたバックグラウンド干渉における変化を判定する。動作はステップ616からステップ618に進む。
ステップ618で、基地局は、第2のアップリンクヌル期間に対応する測定されたバックグラウンド干渉及び測定されたバックグラウンド干渉における判定された変化の関数として、第2のアップリンク送信電力制御値を判定し、次いでステップ620で、基地局は判定された第2のアップリンク送信電力制御値を送信する。動作はステップ620からステップ622に進む。
ステップ622で、基地局は、第3のアップリンクヌル期間中にバックグラウンド干渉を測定し、また、ステップ624で、基地局は、第2のアップリンクヌル期間及び第3のアップリンクヌル期間に対応する測定値からの測定されたバックグラウンド干渉における変化を判定する。動作はステップ624からステップ626に進み、基地局は第1のアップリンク送信電力制御値と第2のアップリンク送信電力制御値との間の差異を判定する。動作はステップ626からステップ628に進む。
ステップ628で、基地局は、第3のアップリンク送信電力制御値を、第3のアップリンクヌル期間に対応する測定されたバックグラウンド干渉、第2及び第3のアップリンクヌル期間の間の測定されたバックグラウンド干渉における判定された変化、及び2つの以前に送信された電力制御値の間の判定された差異の関数として、判定する。動作はステップ628からステップ630に進み、基地局は判定された第3のアップリンク送信電力制御値を送信する。
図13は、種々の実施形態に係る例示の基地局2800の図である。例示の基地局2800は、自身の広域ネットワークアップリンク通信に使用されるのと同じ無線リンクリソース(air link resources)へ送信するピア・ツー・ピア無線端末からの干渉受信を管理する。例示の基地局2800は、ピア・ツー・ピア無線端末によって利用されるアップリンク電力制御信号をそれらの送信電力レベルを判定する際に判定し送信する。幾つかの実施形態では、基地局2800によって送信されたアップリンク電力制御信号も、基地局をネットワーク接合のポイントとして使用し、基地局へアップリンク信号を送信する、無線端末によって利用されて、送信電力レベルが制御される。
例示の基地局2800は、種々の要素がデータ及び情報をやり取りし得るバス2812を介して互いに結合される、受信機モジュール2802、送信機モジュール2804、プロセッサ2806、I/Oインターフェース2808、及びメモリ2810を備える。
受信機モジュール2802、例えばOFDM受信機は、基地局2800が無線端末、例えばセルラモードで機能しており、且つ基地局2800をネットワーク接合のポイントとして使用している無線端末から、アップリンク信号を受信する受信アンテナ2814に結合される。受信機モジュール2802はまた、局所的な近隣地(local vicinity)で動作するピア・ツー・ピア通信装置からの干渉を受信する。幾つかの実施形態では、受信機モジュール2802はまた、隣接するセル内のセルラ装置からのアップリンク・シグナリングから干渉を受信する。
送信機モジュール2804、例えばOFDM送信機は、基地局2800をネットワーク結合のポイントとして使用する無線端末へ基地局2800がダウンリンク信号を送信する送信アンテナ2816に結合される。送信機モジュール2804はまた、ピア・ツー・ピア無線端末によって使用されるべきアップリンク送信電力制御値信号を送信して、それらの送信電力レベルを制御するが、ピア・ツー・ピア無線端末は基地局のアップリンク帯域をピア・ツー・ピア・シグナリングに使用するので、基地局受信機モジュール2802の観点からの干渉を引き起こす。
メモリ2810は、ルーチン2818及びデータ/情報2820を含む。プロセッサ2806、例えばCPUは、ルーチン2818を実行し、メモリ2810のデータ/情報2820を使用して、基地局2800の動作を制御し、且つ方法を実施する。ルーチン2818は、通信ルーチン2822、干渉測定モジュール2824、無線端末電力制御モジュール2826、及び無線端末電力制御信号送信モジュール2830を備える。幾つかの実施形態では、ルーチン2818は、1つ又は複数の広域ネットワーク同期モジュール2828と干渉タイプ分離モジュール2832を備える。
通信ルーチン2822は、基地局2800によって使用される種々の通信プロトコルを実施する。干渉測定モジュール2824は、アップリンクヌル期間にバックグラウンド干渉を測定する。無線端末電力制御モジュール2826は、測定されたバックグラウンド干渉の関数としてアップリンク送信電力制御値を判定する。種々の実施形態において、無線端末電力制御モジュール2826は、アップリンク電力制御値を、格納された干渉バジェット情報と測定されたバックグラウンド干渉とを組み合わせて使用して、アップリンク送信電力制御値を生成する。無線端末電力制御信号送信制御モジュール2830は、送信機モジュール2804を制御して、生成されたアップリンク送信電力制御信号、例えば第1のアップリンク送信電力制御値2850を送信する。幾つかの実施形態では、制御モジュール2830は、送信機モジュール2804を制御して、生成されたアップリンク送信電力制御値を、繰り返されるスケジュール(recurring schedule)に従って送信する。幾つかの実施形態では、制御モジュール2830は、送信を干渉レベル情報の関数として制御する。幾つかの実施形態では、無線端末電力制御モジュール2826は、アップリンク送信電力制御値を、測定されたバックグラウンド干渉、及び以前の測定からの測定されたバックグラウンド干渉における変化の関数として、判定する。幾つかの実施形態において、無線端末電力制御モジュール2826は、アップリンク送信電力制御値を、2つの以前に送信された電力制御値の間の差異の関数として判定する。
幾つかの実施形態では、無線端末電力制御モジュール2826は、測定されたバックグラウンド干渉が、格納された干渉バジェット情報によって示された干渉バジェット限度を超過する場合、以前のアップリンク送信電力制御値を変更することを含む動作によってアップリンク送信電力制御値を判定するが、当該変更された送信電力制御値は、以前のアップリンク送信電力制御値よりもピア・ツー・ピア送信電力レベルを制限する。幾つかの実施形態では、無線端末電力制御モジュール2826は、測定されたバックグラウンド干渉が、格納された干渉バジェット情報によって示された干渉バジェット限度未満である場合、以前のアップリンク送信電力制御値を変更することを含む動作によってアップリンク送信電力制御値を判定するが、当該変更された送信電力制御値は、以前のアップリンク送信電力制御値よりもピア・ツー・ピア送信電力レベルを増加させる。種々の実施形態において、測定された干渉が少なくとも所定の閾値の分だけ干渉バジェット限度よりも低い場合、より高いレベルへの変更が行なわれる。
従って、アップリンク送信電力制御値の値は、ピア・ツー・ピア通信の送信電力レベルを規制するために基地局2800によって使用され、それによって、基地局2800へ向けられているアップリンク信号への干渉に強い影響を与える(impacting)。
広域ネットワーク同期モジュール2828は、少なくとも1つの隣接する基地局との同期を維持して、隣接する基地局との間のアップリンクヌル期間の同期を維持するために使用される。
干渉タイプ分離モジュール2832は、ピア・ツー・ピア通信から供給されるアップリンク干渉寄与(uplink interference contribution)の量の推定値を取得するために使用される。幾つかの実施形態において、干渉タイプ分離モジュール2832は、制御された変更レベルをアップリンク送信電力制御値に意図的に入力し、また、ピア・ツー・ピア干渉を他の干渉源、例えば基地局2800について同期されてない隣接するセル中でアップリンク信号を送信するセルラ通信装置から分離する一環として(as part of separating)、次のアップリンクヌル期間中の干渉測定において観測された効果を計算する。
データ/情報2820は、時間/周波数構造情報2834、格納された干渉バジェット情報2840、複数のセットの干渉測定情報(アップリンク干渉測定情報1 2846、...、アップリンク干渉測定情報N 2848)、及び複数の生成されたアップリンク送信電力制御値(第1のアップリンク送信電力制御値2850、...、第Mのアップリンク送信電力制御値2852)を含む。
タイミング/周波数構造情報2834は、繰り返される時間構造情報(recurring time structure information)2836を含む。繰り返される時間構造情報2836は、アップリンクヌル期間を識別する情報2838を含む。幾つかの実施形態において、アップリンクヌル期間は、基地局によって使用されるアップリンク帯域幅の少なくともほんの少しが、基地局へアップリンク信号を送信するために意図的に使用されない期間に対応する。幾つかの実施形態において、アップリンクヌル期間は、基地局2800の結合ポイントを使用する無線端末、例えばセルラ通信装置が、基地局2800へアップリンク信号を送信することを意図的に控える期間である。この期間に、ピア・ツー・ピア無線端末シグナリングはアップリンク周波数帯を使用し続ける。従って、基地局2800は、この期間中にバックグラウンド干渉を測定することができる。隣接する基地局が、アップリンクヌル期間が同時であるように同期される場合、これらの期間中の測定された雑音は、ピア・ツー・ピア・シグナリングに関連付けられ得る。しかしながら、隣接する基地局が同期されず、同じアップリンク帯域が使用される場合、そのようなアップリンクヌル期間中の測定された干渉は、隣接する基地局に対応するセルラ通信装置とピア・ツー・ピア無線端末との両方からの干渉を含む。
格納された干渉バジェット情報2840は、バックグラウンド干渉限度情報2842及び閾値情報2844を含む。
図14は、種々の実施形態に係る周波数帯使用法(frequency band usage)テーブル904及び例示の通信システム902を含む図900である。例示の通信システム900では、広域ネットワークはピア・ツー・ピア通信と帯域幅を共有する。種々の実施形態において、広域ネットワークは配置されたシステム(deployed system)に対応し、また、ピア・ツー・ピア能力はアドオン機能(features)及び/又はアップグレード機能を伴う。幾つかの実施形態では、例示の通信システム902は、最初にWANとピア・ツー・ピア能力との両方を備えて配置される。周波数帯使用法テーブル904は、例示のシステム902に対応することができる2つのタイプの実施形態を示す。最初のタイプの実施形態、タイプAの実施形態では、広域ネットワークは周波数分割複信(FDD)を使用し、広域周波数分割複信アップリンク帯域は、ピア・ツー・ピア通信活動と帯域幅を共有する。第2のタイプの実施形態、タイプBの実施形態では、広域ネットワークは、同じ帯域の時分割複信(TDD)をアップリンクとダウンリンクに使用し、広域帯域(wide area band)はピア・ツー・ピア通信活動とアップリンクタイムスロットを共有する。従って、両方のタイプの実施形態では、広域ネットワーク通信装置からのアップリンク・シグナリングは、ピア・ツー・ピア通信装置によるピア・ツー・ピア通信信号の受信に干渉することがあり、ピア・ツー・ピア通信装置間に向けられたピア・ツー・ピア通信信号は、基地局における広域ネットワークアップリンク信号の受信に干渉することがあり得る。
例示の通信システム902は、基地局906、広域ネットワーク無線端末908、例えばセルラ移動体ノード、第1のピア・ツー・ピア無線端末910、及び第2のピア・ツー・ピア無線端末912を備える。例証の目的のために、広域ネットワーク無線端末908が基地局906へアップリンク信号914を送信することを考慮されたい。基地局906は、この信号を受信し、受信された信号をPC1として測定する。ピア・ツー・ピア無線端末2 912の観点からの信号914は、広域ネットワーク無線端末908からの干渉916として見なされる。ここで第1のピア・ツー・ピア無線端末910がピア・ツー・ピア無線端末2 912に、ピア・ツー・ピア信号918を送信することを考慮されたい。基地局906の観点からの信号918は、第1のピア・ツー・ピア無線端末910からは干渉920として見なされる。基地局906は、この干渉を受信し、受信された信号をPP1として測定する。
種々の実施形態によれば、優先度(priority)は広域システムに与えられ、干渉は基地局で管理される。例えば、電力制御値αは、
Figure 2010504049
といった目標を達成するために選択される。幾つかのそのような実施形態において、αは−10dB、−20dB、又は−30dBsといった値である。例に記載されているが、1つの広域ネットワークの無線端末アップリンク・シグナリングに対応する基地局受信に関して干渉を引き起こす1つのピア・ツー・ピア無線端末に関して、複数のピア・ツー・ピア無線端末が送信し且つ干渉に寄与し得ること、また時には送信し且つ干渉に寄与すること、及び、基地局が回復することを試みている、アップリンク信号を基地局に送信する複数の広域ネットワーク無線端末が存在するかもしれず、また時には存在することが理解されるべきである。従って、干渉を管理するために基地局によって判定される制御因子αは、複数のユーザに依存し得るし、また時には依存する。幾つかの実施形態において、制御因子αは、ユーザの数、例えば、アクティブな広域ネットワークユーザの数、及び/又は、アクティブなピア・ツー・ピア・ユーザの数に依存する。
図15は、基地局がピア・ツー・ピアの雑音をモニタし且つ測定するサイレント期間(silent period)を広域ネットワークが有する、種々の実施形態の特徴を例証する図1002である。例示の図1002は、対応するセルラカバレッジ領域1006を有する基地局1004を備える。幾つかの実施形態では、セルラカバレッジ領域は少なくとも1キロメーターの半径を有する。セル内には、セルラ動作モードで機能している複数の無線端末(WT A 1008、WT B 1010、WT C 1012、WT D 1014)がある。これらの無線端末(1008、1010、1012、1014)は基地局1004からダウンリンク信号を受信し、基地局1004へアップリンク信号を送信する。しかしながら、この時点(point in time)は、広域ネットワーク無線端末(1008、1010、1012、1014)が、如何なるアップリンク信号も送信しない、意図的な広域ネットワークアップリンクサイレント期間に相当する。
セル1006はまた、ピア・ツー・ピア動作モードで機能する複数の無線端末(WT 1 1016、WT 2 1018、WT 3 1020、WT 4 1022)を備える。ピア・ツー・ピア通信はこの期間に制限されない。ピア・ツー・ピアWT 1 1016は、偶然ピア・ツー・ピア無線端末2 1018にピア・ツー・ピア信号1024を送信している。この送信されたピア・ツー・ピア信号1024は、基地局1004の受信機の観点からはピア・ツー・ピア雑音干渉信号1026として見なされる。ピア・ツー・ピアWT 3 1020は、偶然ピア・ツー・ピア無線端末4 1022にピア・ツー・ピア信号1028を送信している。この送信されたピア・ツー・ピア信号1028は、基地局1004の受信機の観点からは、ピア・ツー・ピア雑音干渉信号1030として見なされる。
図16は、種々の実施形態の幾つかの特徴を例証する図1102であり、図15の例の続きである。基地局1004は、測定されたピア・ツー・ピア干渉の関数として電力制御装値αを判定する。基地局は次いで、この制御値αを無線端末によって使用されるべき信号1104を介してブロードキャストする。この例示の実施形態では、基地局は、制御値αについて単一の値をブロードキャストする。しかしながら、値は、ブロードキャスト信号1104を受信する異なる無線通信装置によって別様に使用されることがあり、また時には別様に使用される。この例において、セルラモードで動作する無線端末のセット(WT A 1008、WT B 1010、WT C 1012、WT D 1014)は、第1の電力制御関数、f(α)1106を使用して、送信電力レベル制御パラメータを判定する。一方で、ピア・ツー・ピア・モードで動作する無線端末のセット(WT 1 1016、WT 2 1018、WT 3 1020、WT 4 1022)は、第2の電力制御関数、f(α)1108を使用して、送信電力制御部パラメータを判定する。
図17は、種々の実施形態の特徴を例証する、制御値用の例示の参照テーブル(look-up table)1200の図である。幾つかの実施形態では、無線端末は基地局からブロードキャスト電力制御値を受信し、受信された値及び対応するサービスレベルを関数として使用するそれ自身の電力制御値を判定する。異なるサービスレベルは、異なるトラヒックタイプ、異なるタイプのサービス、及び/又は、サービスの異なるユーザに対応することがあり、また時には対応し、異なるサービスレベルにマッピングすることがあり、また時にはマッピングする。例えば、例示の異なる優先度は、幾つかの実施形態において、異なるトラヒックタイプ、例えば、音声、待ち時間が重大なデータ(latency critical data)、またベストエフォート型のデータに関連付けられる。例示の異なるタイプのサービスは、例えば、緊急通信サービス及び通常の通信を含む。異なるタイプのユーザは、例えば、警察、消防機関、救急サービスといった高い優先度のユーザ、高いサービスレベルプランに加入している中間の優先度のユーザ、及び低いサービスレベルプランに加入している低い優先度のユーザを含む。従って、幾つかの実施形態では、回復された電力制御値は、優先レベルの関数として変更される。
例示のテーブル1200において、第1の列1202は例示の受信された制御値αを示し、第2の列1204は例示の対応するサービスレベル1の制御値αを示し、第3の列1206は例示の対応するサービスレベル2の制御値αを示し、第4の列1208は例示の対応するサービスレベル3の制御値αを示す。第1の行1210は、参照テーブル1200を使用する無線端末が、−10dBを示すブロードキャスト電力制御値を基地局から受信し、その対応するサービスレベルが(サービスレベル1、サービスレベル2、サービスレベル3)である場合、それはそれぞれ(−10dB、−15dB、−20dB)をその電力制御値として使用することを示す。第2の行1212は、参照テーブル1200を使用する無線端末が、−20dBを示すブロードキャスト電力制御値を受信し、その対応するサービスレベルが(サービスレベル1、サービスレベル2、サービスレベル3)である場合、それはそれぞれ(−20dB、−25dB、−30dB)をその電力制御値として使用することを示す。第3の行1214は、参照テーブル1200を使用する無線端末が、−30dBを示すブロードキャスト電力制御値を受信し、その対応するサービスレベルが(サービスレベル1、サービスレベル2、サービスレベル3)である場合、それはそれぞれ(30dB、−35dB、−40dB)をその電力制御装値として使用することを示す。
図18は、種々の実施形態に係る基地局、例えば、そのアップリンク帯域幅もピア・ツー・ピア・シグナリングのために利用される基地局を動作させる例示の方法のフローチャート1300である。基地局は、例えば、隣接する基地局間で動作が同期されるセルラ通信システムの一部として動作する基地局である。隣接した基地局間の同期は、広域ネットワークの無線端末セル・アップリンク・シグナリングが普遍的に(universally)停止するように制御されることができる、普遍的なアップリンクヌル期間の実施を容易にする。これらのヌル期間(null periods)はバックグラウンド干渉の測定のために利用される。そのような実施形態において、バックグラウンド干渉Wは、W=熱雑音+ピア・ツー・ピア雑音によって概算することができる。基地局は、干渉を制御することを望み、また、その付近の無線端末によって受信されるべき電力制御因子(power control factor)αを判定し且つブロードキャストする。
動作はステップ1302で開始し、基地局がパワーオンされ且つ初期化される。幾つかの実施形態において、初期化は電力制御因子αのデフォルト値の使用を含むが、それは無線端末へブロードキャストされる。動作は開始ステップ1302からステップ1304に進む。ステップ1304で、基地局は、バックグラウンド干渉Wを、ヌル期間中、例えば、WAN無線端末がシグナリングを控えるように制御されるアップリンクヌル期間中に測定する。
動作はステップ1304からステップ1306に進む。ステップ1306で、基地局は測定されたバックグラウンド干渉の関数として電力制御因子αを判定する。種々の実施形態において、使用される関数は、Wが増加するにつれて、αがWの少なくとも幾らかの非ヌル範囲(non-null range)については増加するというものである。幾つかの実施形態では、ステップ1306の判定は、格納された干渉バジェット情報との比較を含む。動作はステップ1306からステップ1308に進む。
ステップ1308で、基地局は判定された電力制御因子αをブロードキャストする。動作はステップ1308からステップ1304に進み、バックグラウンド干渉の別の測定が行なわれる。
幾つかの実施形態では、ブロードキャストされる判定された電力制御因子の生成における複数のヌル期間に対応する、バックグラウンド干渉の複数回の測定が行なわれ、且つ使用される。従って、幾つかの実施形態において、基地局は、1セットのバックグラウンド測定、例えば、ステップ1308で判定された電力制御因子をブロードキャストする前の1セットのヌル間隔(null intervals)に対応する、ステップ1304の複数回の反復を行なう。
図19は、種々の実施形態に係る基地局、例えばそのアップリンク帯域幅もピア・ツー・ピア・シグナリングのために利用される基地局を動作させる例示の方法のフローチャート1400である。基地局は、例えば、隣接した基地局間で動作が同期されないセルラ通信システムの一部として動作する基地局である。基地局によって使用されるアップリンク・タイミング構造では、アップリンクヌル期間はバックグラウンド干渉を測定するために基地局によって利用される。しかしながら、近隣のセルの動作が同期されないので、近隣のセルからの妨害レベルは時間とともに変化することがあり、隣接した基地局が同期され、且つ同時に生じる意図的なアップリンクヌル(uplink nulls)を有するようにも制御される場合よりも、バックグラウンド干渉のピア・ツー・ピア成分を抽出することをより困難にする。基地局は、干渉を制御することを望み、また、その近辺の無線端末によって受信されるべき電力制御因子αを判定し且つブロードキャストする。この実施形態の特徴によれば、基地局は、応答を測定するために、基地局がブロードキャストするブロードキャスト電力制御因子を、制御された入力として、意図的に変更する。
動作はステップ1402で開始し、基地局がパワーオンされ且つ初期化され、ステップ1404に進む。ステップ1404で、基地局は電力制御因子αをブロードキャストする。この時点で、αは初期化から得られたデフォルト値である。次いで、ステップ1406で、基地局は、ヌル間隔(null interval)、例えば、基地局を使用する無線通信装置がアップリンク信号を送信することを意図的に制限されるアップリンクWANヌル間隔中に、バックグラウンド干渉Wを測定する。動作はステップ1406からステップ1408に進む。
ステップ1408で、基地局は、第2の電力制御因子αを判定するために電力制御因子を調整する。例えばα=α+Δα、ここでΔαは、0でない値であり、正又は負であってよい。典型的には、Δαは、αの大きさのごく一部分、例えばαの25%以下である大きさを有する。動作は、ステップ1408からステップ1410に進み、基地局は新たな電力制御因子αを送信する。動作はステップ1410からステップ1412に進む。
ステップ1412で、基地局はヌル間隔中にバックグラウンド干渉Wを測定する。動作はステップ1412からステップ1414に進む。ステップ1414で、基地局は、電力制御因子αを、測定されたバックグラウンド干渉における変化、及び送信された電力制御因子における変化の関数として判定する。例えば、αはΔWとΔαの関数として判定されるが、ここでΔW=W−Wである。1つの例示の実施形態では、αは、α=α+Δαとα=α−Δαのうちの1つである。動作はステップ1414からステップ1416に進み、基地局はα=αに設定する。次いで、動作はステップ1404に進み、基地局は電力制御因子αをブロードキャストする。
図20は、縦軸1502が雑音Wに対して横軸1504がαのプロット図1500である。雑音Wは、アップリンク信号を回復することを試みる基地局における受信雑音(receive noise)を表わすが、ピア・ツー・ピアの雑音(peer to peer noise)及び他セル干渉(other cell interference)を含む。変数αは電力制御因子である。曲線1506は、他のセルの妨害レベル1508に対応するα対Wの特性曲線である。第1の基地局に対応する意図的なアップリンクヌル時間間隔(null time interval)中に、第1の基地局は、それをネットワーク結合のポイントとして使用している無線端末が、アップリンク・シグナリングを控えるように意図的に制御する。この意図的なアップリンクヌル時間間隔の間、セル内のピア・ツー・ピア活動は継続することを許可される。従って、ピア・ツー・ピア活動は第1の基地局の受信機によって雑音として扱われ、測定された雑音Wに寄与する。
ここで、隣接した基地局が第1の基地局に関して非同期的に動作していると考慮されたい。隣接した基地局が第1の基地局に関して非同期的であるので、隣接した基地局の意図的なアップリンクヌル時間間隔は、第1の基地局の意図的なヌル時間間隔と必ずしも重複しない。従って、隣接した基地局のアップリンク・シグナリングも、第1の基地局の意図的なアップリンクヌル期間中に第1の基地局によって測定される、測定された雑音Wに寄与する。
W対αの特性曲線1506は、他セル干渉1508の所与のレベルに対応するが、これは干渉の最小限のレベルを表わす。飽和(saturation)に近い曲線1506のポイント上で動作する場合、αの増加は雑音Wの低減における有意な改善を与えない。αの増加はピア・ツー・ピアシグナリングのための送信電力の制限に対応する。従って、そのような条件下では、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを更に制限することは、セルラ無線端末からのアップリンク信号の受信を有意に改善しない。しかしながら、傾斜の高い値を有する曲線1506のポイント上で動作する場合、αの小さな増加は雑音Wのレベルに有意な変化減少(change decrease)を与えることができる。そのような条件下では、時には、セルベースの無線端末からのアップリンク信号の回復を改善するようにαを減少させることは有益であり得る。例えば、ピア・ツー・ピア送信電力レベルの小さな低減(throttling back)は、そのような条件下では、スループット及び/又はアップリンク・シグナリング回復における有意な改善という結果になり得る。
一般に、種々の実施形態において、良好な広域ベースの通信受信、例えばセルラベースの通信受信には、ピア・ツー・ピア・シグナリングへの優先度が与えられる。しかしながら、所望のセルベースのアップリンク受信品質の特定のレベルを考えると、ピア・ツー・ピア通信のスループットは最大限にされることが望ましい。W対αの特性曲線は、他セル干渉の関数として変化するであろうことが観測され得る。他セル干渉は、第1のセル動作とは独立して変化してもよく、また時には変化する。例えば、条件(conditions)、隣接したセル内のセルラベースの無線端末ユーザの数、隣接したセルのアップリンクトラヒック負荷等に起因して、第1の基地局によって経験される他セル干渉は、異なるレベルに変化し得る。図21のプロット1600は、図20の他のセルの妨害レベル1508と比較して、異なるレベルの他セル干渉1608を例証する。また、図21は、特性曲線1506と比較して、異なる特性曲線1606を示す。
図22は、雑音測定に応答して種々の実施形態で使用される電力制御因子αの選択を調整する例示の方法を示す。図22は、特性曲線1506に対応する、縦軸1502の雑音Wに対して横軸1504がαのプロット1700である。動作時には、第1の基地局は、図20の他のセルの妨害レベル1508に対応する特性曲線1506上で第1の基地局が動作していることに気づかないことがあり得るが、曲線1506は、図21の曲線1606と曲線1506を含む曲線族のうちの1つである。
第1の基地局はαを初期値α1702に設定するが、これはブロードキャストされる。値α1702は、第1の基地局のセルの中でピア・ツー・ピア無線端末によって、それらのピア・ツー・ピア送信電力を制御するために使用される。第1の基地局の意図的なアップリンクヌル期間中に、第1の基地局は、受信雑音レベルWをW1706として測定する。次いで、第1の基地局は、αの値をΔα1708の量だけ意図的に変更して、α1710を取得する。これは、受信雑音レベルを特性曲線1506上の異なるポイント(1704から1712まで)に意図的に動かすために使用される制御された入力を表わす。第1の基地局はパラメータα1710をブロードキャストする。α1720は、第1の基地局のセル中のピア・ツー・ピア無線端末によって使用されて、それらのピア・ツー・ピア送信電力が制御される。第1の基地局の意図的なアップリンクヌル期間中に、第1の基地局は、受信雑音レベルWをW1714として測定する。第1の基地局は、Wの変化、ΔW1716を測定する。次いで、第1の基地局は、入力駆動値(input driving value)Δα、測定された応答ΔW、及び何らかの(some)格納された干渉バジェット情報の関数としてαに対する新たな値を決定する。幾つかの実施形態において、第1の基地局は、少なくとも1つの雑音測定ポイント、例えばW又はW、の関数としてαについて新たな値を決定する。この例において、ポイント1718によって示されるように小さい場合、第1の基地局は、α、αについての新たな値をα=α−Δαに設定する。一方で、ΔWがポイント1720によって示されるように大きい場合、第1の基地局は、α、αについての新たな値をα=α+Δαに設定するが、小さいか大きいかの判定は、所定の格納された干渉バジェット情報に関するものである。電力制御因子αは次いで、セル中のピア・ツー・ピア無線端末によって使用されるように第1の基地局によってブロードキャストされて、それらの送信電力レベルが制御される。
図23は、例えばセルラ通信といった、広域ネットワークのために時分割複信(TDD)を利用する幾つかの実施形態における例示の帯域幅使用法を例証する図1800である。例えば基地局に対応する広域ネットワークに関して、同じ周波数帯は、例えばアップリンクとダウンリンクとの間の交替するパターン(alternating pattern)の中で共有される。例えば、セルラ通信といった、広域に使用されるTDD帯域は、タイムライン1802に沿って、ブロック(1804、1806、1808、1810)よって示されるように、それぞれ(アップリンク、ダウンリンク、アップリンク、ダウンリンク)に使用される。典型的なセルラベースの活動(cellular based activities)に加えて、基地局は、ピア・ツー・ピア・ブロードキャスト信号、例えばビーコン信号及び/又は他のブロードキャスト信号を、広域アップリンク・シグナリングのために一般的に確保される間隔に送信する。これは、ブロック(1804、1808)の時間間隔にそれぞれ対応する信号(1812、1814)によって表わされる。また、例えばセルラアップリンクといった、広域ネットワークに使用されるように指定された時間間隔は、ピア・ツー・ピアのブロック(1816、1818)とそれぞれ同時であるセルラアップリンクブロック(1804、1808)によって示されるように、同じTDD帯域が使用されて、ピア・ツー・ピア・シグナリングにも使用される。
図24は、例えばセルラ通信といった、広域ネットワークに周波数分割複信(FDD)を利用する幾つかの実施形態における例示の帯域幅使用法を例証する図1900である。例えば基地局に対応する広域ネットワークに関して、異なる周波数帯がアップリンクとダウンリンクによって使用される。この例示の実施形態では、FDD広域アップリンク帯域はブロック1904によって表わされ、FDD広域ダウンリンク帯域は周波数軸1902に沿ってブロック1906によって表わされる。幾つかの実施形態では、アップリンクの帯域とダウンリンクの帯域は隣接する。幾つかの実施形態において、アップリンク帯域及び/又はダウンリンク帯域は隣接しない部分を含む。幾つかの実施形態では、アップリンク帯域とダウンリンク帯域のうちの一方の少なくとも一部が、アップリンク帯域とダウンリンク帯域のうちの他方の2つの異なる部分の間に含まれる。
FDD広域アップリンク帯域中の典型的なセルラベースのアップリンク・シグナリングに加えて、帯域はピア・ツー・ピア・シグナリングに関連する他の活動に使用される。図24において、FDD広域アップリンク帯域1904はまた、ピア・ツー・ピア・ブロードキャスト信号1908を送信するために基地局によって使用され、例えばビーコン信号及び/又は他のブロードキャスト信号は、ピア・ツー・ピア無線端末によって使用されるように基地局によって送信される。ピア・ツー・ピア無線端末はまた、同じ帯域を、FDD広域アップリンク帯域1904に対応する周波数軸1902上に位置するブロック1910によって示されるようなピア・ツー・ピア・シグナリングに使用する。
図25は、種々の実施形態に従って実装された、例示のマルチモード(multi-mode)無線通信装置2000の図である。マルチモード無線通信装置2000は、広域ネットワーク通信とピア・ツー・ピア通信との両方をサポートする。幾つかの実施形態において、通信装置2000は、広域ネットワーク通信には周波数分割複信を使用し、またピア・ツー・ピア通信には時分割複信を使用する。幾つかのそのような実施形態において、ピア・ツー・ピア通信に使用される周波数帯域は、アップリンクWAN通信に使用されるのと同じ周波数帯域である。無線通信装置2000は、種々の要素がデータ及び情報をやり取りし得るバス2010によって互いに結合される、無線トランシーバ・モジュール2002、ユーザI/O装置2004、プロセッサ2006、及びメモリ2008を備える。
ユーザI/O装置2004は、例えば、マイクロフォン、キーボード、キーパッド、カメラ、スイッチ、マウス、スピーカー、ディスプレイを備える。ユーザI/O装置2004は、無線通信装置2000のユーザに対して、データ/情報を入力すること、出力データ/情報にアクセスすること、及び、通信装置2000の少なくとも幾つかの機能を制御すること、例えば、通信装置をWAN動作モードに設定すること、通信装置をピア・ツー・ピア・動作モードに設定すること、通信装置をWAN通信とピア・ツー・ピア通信との両方を許可する動作モードに設定すること等を許可する。ユーザがピア・ツー・ピア通信を選択する、幾つかの実施形態において、通信装置は、通信されているWANページング信号をモニタすることができるように、WAN動作モードへ繰り返し(on a recurring basis)自動的に切り替える。ユーザが通信装置をWANシグナリングとピア・ツー・ピア・シグナリングとの両方をサポートする動作モードに設定する、幾つかの実施形態において、通信装置は、ハンドオフ考察及び受信優先度考察のうちの少なくとも1つの関数として、モード間で自動的に切り替える。
メモリ2008は、ルーチン2050とデータ/情報2052を含む。プロセッサ2006、例えばCPUは、ルーチン2050を実行し、メモリ2008のデータ/情報2052を使用して、無線通信装置2000の動作を制御し、且つ方法を実施する。
無線トランシーバ・モジュール2002は、デュプレクサ・モジュール2024、送信機鎖(transmitter chain)2001、第1の受信機鎖(receiver chain)2003、第2の受信機鎖2005、スイッチ2032、アナログ・デジタル変換器(ADC)2034及びデジタル信号プロセッサ(DSP)2016を備える。DSP2016は、デジタル送信信号モジュール2042、モード制御モジュール2044、及びデジタル受信信号モジュール2046を備える。送信機鎖2001は、第1のRF周波数、例えばfULによって表わされる周波数を有する、送信信号を生成するために使用される。第1の受信機鎖2003は、第2のRF周波数、例えばfDLによって表わされる周波数を有する、受信された信号を処理するためのものである。第2の受信機鎖2005は、第1のRF周波数、例えばfULによって表わされる周波数を有する、受信された信号を処理するためのものである。
送信機鎖2001は、デジタル・アナログ変換器(DAC)2018、ミキサ2020、及び電力増幅器(PA)2022を備える。デジタル送信信号モジュール2042は、デジタル信号をDAC2018に出力するが、これは当該デジタル信号をアナログ信号に変換する。アナログ信号は、例えば、広域ネットワークアップリンク通信帯域搬送周波数といった、アップリンク周波数(fUL)である入力2026も有する、ミキサ2020へ入力される。ミキサ2020の出力は、電力増幅器2022へ入力されるが、これは受信された信号を増幅し、増幅された信号をデュプレクサ・モジュール2024に出力する。デュプレクサ・モジュール2024は、アンテナ2012に送信されるべき、受信された増幅された信号を結合するが、通信装置2000はアンテナ2012を介して信号を送信する。送信された信号は、無線通信装置2000がWAN動作モードで動作している場合、アップリンク信号を備えており、通信装置がピア・ツー・ピア動作モードで動作している場合、ピア・ツー・ピア信号を備える。
第1の受信機鎖2003は、第1のバンドパスフィルタ(BPF 2028)及びミキサ2030を備える。第2の受信機鎖2005は、第2のバンドパスフィルタ(BPF 2038)及びミキサ2040を備える。無線通信装置2000が、WAN信号を受信するように動作されるべき場合、モード制御モジュール2044は、スイッチ2032を制御して、第1の受信機鎖2030の出力をADC2034に結合する。あるいは、無線通信装置がピア・ツー・ピア信号を受信するように動作されるべき場合、モード制御モジュール2044は、スイッチ2032を制御して、第2の受信機鎖2005の出力をADC2034に結合する。
スイッチ2032は、第1の受信機鎖2003をADC2034に結合するように、モード制御モジュール2044によって制御されたと仮定する。基地局からのダウンリンク信号は、アンテナ2012によって受信され、デュプレクサ・モジュール2024を介して、BPF 2028に結合される。バンドパスフィルタ1 2028の出力は、ミキサ2030へ入力される。ミキサ2030への別の入力は、例えば、広域ネットワークダウンリンク通信帯域搬送周波数といった、ダウンリンク周波数(fDL)2036である。ミキサ・モジュール2030は、搬送周波数を除去し(removes)て、例えば、アナログベースバンド信号を取得する。出力信号、例えばアナログベースバンド信号は、スイッチ2032を介してADCコンバータ2034に供給される。ADCコンバータ2034は、入力信号を処理して、デジタル信号表現(digital signal representation)を取得するが、これはデジタル受信信号モジュール2046に供給される。
ここで、スイッチ2032は、第2の受信機鎖2003をADC2034に結合するように、モード制御モジュール2044によって制御されたと仮定する。ピア・ツー・ピア・モードで動作する無線通信装置からのピア・ツー・ピア信号は、アンテナ2014を介して受信され、BPF 2038に結合される。バンドパスフィルタ2 2038の出力は、ミキサ2040へ入力される。ミキサ2040への別の入力は、例えば、ピア・ツー・ピア・シグナリングにも利用されている、広域ネットワークアップリンク通信帯域搬送波周波数といった、アップリンク周波数(fUL)2026である。ミキサ・モジュール2040は、搬送周波数を除去して、例えばアナログベースバンド信号を取得する。出力信号、例えばアナログベースバンド信号は、スイッチ2032を介してADCコンバータ2034に供給される。ADCコンバータ2034は、入力信号を処理して、デジタル信号表現を取得するが、これはデジタル受信信号モジュール2046に供給される。
モード制御モジュール2044が、第1の動作モード及び第2の動作モードのうちのいずれを所与の時間に使用されるべきと選択するかの関数として、モード制御モジュール2044は、第1及び第2の受信機鎖(2003、2005)間で使用を切り替える。種々の実施形態において、第1の動作モードは、周波数分割複信動作モード、例えば、広域ネットワークFDD動作モードであり、第2の動作モードは、ピア・ツー・ピア通信動作モード、例えば、時分割複信(TDD)ピア・ツー・ピア動作モードである。
幾つかの実施形態において、モード制御モジュール2044は、通信装置2000によって実施される広域ネットワーク受信スケジュールの関数として、切り替えを自動的に制御する。幾つかのそのような実施形態において、スケジューリング情報は、広域ネットワークページング・メッセージがマルチモード通信装置2000によっていつ受信され得るのかを示すが、当該モード制御モジュール2044は、上記装置2000を制御して、広域ネットワークページング・メッセージがマルチモード通信装置2000によって受信され得る時間中に、第1の動作モード、例えば、WAN動作モードで動作させる。幾つかの実施形態において、モード制御モジュール2044は、装置2000に、受信されたユーザ入力選択に応答してモードを切り替えさせる。幾つかの実施形態において、モード制御モジュール2044は、装置2000に、受信優先度情報に応答してモードを切り替えさせる。種々の実施形態において、モード制御モジュール2044は、装置2000に、ハンドオフインジケータ信号(handoff indicator signal)に応答してモードを切り替えさせる。幾つかの実施形態において、モード制御モジュール2044は、装置2000に、スケジュール情報に応答してモードを切り替えさせるが、例えば、干渉を低減するために、予期される高いWANシグナリングの一定の回数の間、ピア・ツー・ピア通信が制限される。幾つかの実施形態において、モード制御モジュール2044は、装置2000に、位置情報に応答してモードを切り替えさせる。例えば、幾つかの位置は、セルラカバレッジ領域の外に位置するかもしれず、あるいは、他の位置は、基地局受信機における干渉考察に起因してアップリンク周波数帯域中でピア・ツー・ピア・シグナリングを許可するには基地局にあまりに接近しているかもしれず、あるいは、サービスプロバイダは、特定の領域においてピア・ツー・ピア・シグナリング若しくはWANシグナリングのうちの1つを使用する権限を有さない。幾つかの実施形態において、モード制御モジュール2044は、装置2000に、維持されているリンク上の検知されたチャネル品質変化に応答してモードを切り替えさせる。
ルーチン2050は、通信ルーチン2054及び無線端末制御ルーチン2056を備える。通信ルーチン2054は、無線通信装置2000によって使用される種々の通信プロトコルを実施する。無線端末制御ルーチン2056は、I/Oモジュール2058、周波数帯域モジュール2060、ページング・モジュール2062、広域ネットワーク制御モジュール2064、ピア・ツー・ピア制御モジュール2066、受信優先度モジュール2068、及びハンドオフ・モジュール2070を備える。データ/情報2052は、スケジュール情報2072、ユーザ・モード選択情報2074、広域ネットワーク信号2076、ピア・ツー・ピア信号2078、ハンドオフインジケータ信号2080、及び現在のモードを識別する情報2082を含む。
I/Oモジュール2058は、ユーザI/O装置2004の動作を制御し、また、ユーザ・モード選択情報2074、例えば、WANシグナリングを使用するためのユーザ選択、ピア・ツー・ピア・シグナリングを可能にするためのユーザ選択、受信優先度情報及び/又はハンドオフ情報の関数として、装置をWAN動作とピア・ツー・ピア動作との間で自動的に切り替えるモードにするためのユーザ選択、を受信する。
周波数帯域モジュール2060は、送信機鎖2001及び第2の受信機鎖2005によって使用される周波数入力信号fUL2026を選択し且つ設定し、また、第1の受信機鎖2003によって使用されるfDL2036を設定する。
ページング・モジュール2062は、ページングと関連する動作を制御する。幾つかの実施形態において、ピア・ツー・ピア動作が有効とされ(enabled)、また無線通信装置2000が主としてピア・ツー・ピア・シグナリングを使用して動作している場合、通信装置2000は、繰り返されるスケジュール(recurring schedule)中のWANページング間隔中にWANページング信号を受信するように切り替えられる。
WAN制御モジュール2064は、WANモードにある場合には動作を制御する。例えば、デジタル送信信号モジュール2042を制御して、ネットワーク結合のポイントとして機能している基地局へ通信されるべきアップリンク信号を生成し、また、デジタル受信信号モジュール2046を制御して、基地局からの受信されたダウンリンク信号を処理する。
ピア・ツー・ピア制御モジュール2066は、ピア・ツー・ピア・モードにある場合、動作を制御する。例えば、デジタル送信信号モジュールを制御して、ピア・ツー・ピア・モードで動作する他の無線端末へ送信されるべきピア・ツー・ピア信号を生成し、また、デジタル受信信号モジュール2046を制御して、ピア・ツー・ピア動作モードで動作する他の無線端末からの受信されたピア・ツー・ピア信号を処理する。
受信優先度モジュール2068は、WANネットワーク通信が優先度を有するべきかどうか、あるいは、ピア・ツー・ピア・シグナリングが所与の時間に優先度を有するべきかどうかを判定する。モジュール2068による判定は、モード制御モジュール2044によって使用されるが、これは、それぞれWAN通信又はピア・ツー・ピア通信を実施する代替の(alternate)受信機鎖(2003、2005)の間で切り替えを制御する。従って、モード制御モジュール2044は、WANモードとピア・ツー・ピア・モードとの間で、受信優先度情報の関数として切り替える。例えば、幾つかの実施形態において、優先度は、通常、ピア・ツー・ピア・シグナリングよりもWANシグナリングに与えられる。しかしながら、少なくとも幾つかのタイプのユーザ、及び/又は、幾つかのタイプのシグナリング、例えば、救急サービスに対応する信号及び/又はユーザについては、優先度は、広域ネットワークシグナリングよりもピア・ツー・ピア・シグナリングに与えられる。別の例としては、競合する遅延時間の考察及び/又はサービスレベルを評価することに基づいて、優先度が与えられる。
ハンドオフ・モジュール2070は、ピア・ツー・ピア・シグナリングあるいはWANシグナリングが、ハンドオフの一部に使用されるべきかどうかを判定する。ハンドオフ・モジュール2070は、ハンドオフインジケータ信号2080を生成するが、これにはモード制御モジュール2044が応答して、モードの切り替えを引き起こす。幾つかのハンドオフ制御信号2080は、ピア・ツー・ピア通信リンクから広域ネットワーク通信リンクへのハンドオフを示して、ピア・ツー・ピア動作モードから広域ネットワーク動作モードへの切り替えを引き起こす。他のハンドオフ制御信号2080は、広域ネットワーク通信リンクからピア・ツー・ピア通信リンクへのハンドオフを示して、広域ネットワーク動作モードからピア・ツー・ピア動作モードへの切り替えを引き起こす。
スケジュール情報2072は、WANスケジュール情報2084及びピア・ツー・ピア・スケジュール情報2086を含む。WANスケジュール情報2084は、アップリンク・タイミング/周波数構造を定義する情報、及びダウンリンク・タイミング/周波数構造を定義する情報を含む。WANスケジューリング情報2084は、WANページング間隔を識別する情報を含む。幾つかの実施形態においては、無線通信装置のWANページング・アクセスをサポートするために、少なくとも幾つかのWANページング間隔中は、ピア・ツー・ピア動作がサスペンドされる。ピア・ツー・ピア・スケジュール情報2086は、繰り返される(recurring)ピア・ツー・ピア・タイミング構造において異なるピア・ツー・ピア間隔を識別する情報、例えば、ピア発見間隔、ピア・ツー・ピア・ページング間隔、及びトラヒック間隔を含む。
ユーザ・モード選択情報2074、例えば、広域ネットワークモード、ピア・ツー・ピア・モード、あるいは通信装置2000にWANモードとピア・ツー・ピア・モードとの間で自動的に交替することを許可するモードといった、ユーザが命じた又は要求したモード嗜好(preference)を識別するI/Oモジュール2058からの情報を、例えば、信号品質、優先度(priority)、ローディング及び/又はハンドオフ情報の関数として、含む。
WAN信号は、送信されるべきアップリンク信号及び受信されるダウンリンク信号を備える。基地局からの受信されるダウンリンク信号は、例えば、ビーコン信号、パイロットチャネル信号、同期信号、電力制御信号、タイミング制御信号、ページング信号、割り当て信号、及びトラヒックチャネル信号を備える。アップリンク信号は、例えば、アクセス信号、タイミング制御信号、チャネル状況報告及び無線リンクリソース要求信号を含む専用の制御チャネル信号、ページ要求信号、並びにアップリンクトラヒックチャネル信号を備える。
ピア・ツー・ピア信号は、ピア・ツー・ピア送信信号及びピア・ツー・ピア受信信号を備える。例示のピア・ツー・ピア送信信号は、例えば、通信装置2000を識別するユーザビーコン信号、ピア・ツー・ピア・ページング信号、ピア・ツー・ピア・トラヒック要求信号、及びピア・ツー・ピア・トラヒック信号を備える。例示のピア・ツー・ピア受信信号は、例えば、その地域の周辺(local vicinity)の他の無線通信装置からのユーザビーコン、ピア・ツー・ピア・ページング信号、ピア・ツー・ピア・トラヒック要求信号、及びピア・ツー・ピア・トラヒック信号を備える。
ハンドオフインジケータ信号2080は、ハンドオフ・モジュール2070から出力され、モード制御モジュール2044によって使用される。現在のモード情報2082は、モード制御信号2048に対応するモード制御モジュール2044によって設定された現在のモードを示す。
幾つかの実施形態において、同じアンテナは、第1の受信機鎖2003あるいは第2の受信機鎖2005が使用されているかどうかに関係なく使用される。幾つかの実施形態において、付加的なスイッチは、第1の受信機鎖2003及び第2の受信機鎖2005のうちの1つにデュプレクサ・モジュール2024を結合するために使用されるが、付加的なスイッチの動作はスイッチ2032の動作と調整される(coordinated)。
種々の実施形態において、デュプレクサ・モジュール2024は使用されず、別個のアンテナが送信機と受信機のために使用される。幾つかの実施形態では、付加的なスイッチは、第1の受信機鎖2003及び第2の受信機鎖2005のうちの1つを、受信アンテナに結合するために使用されるが、付加的なスイッチの動作はスイッチ2032の動作と調整される。
幾つかの実施形態において、第1のバンドパスフィルタ及び第2のバンドパスフィルタは、異なるハードウェア装置である。幾つかの実施形態では、第1のバンドパスフィルタ及び第2のバンドパスフィルタは、プログラム可能であり、異なるフィルタを実装するようにプログラムされる。
別の実施形態においては、周波数入力はモード制御信号の関数としてfDLとfULとの間で制御可能に(controllably)切り替えられ、またバンドパスフィルタはモード制御信号の関数として切り替えられる状態で、単独のミキサがミキサ(2030、2040)の代わりに使用される。
幾つかの実施形態では、DSP2016に備えられた種々のエレメント(elements)、例えばモード制御モジュール2044は、ルーチン2050に備えられる。幾つかの実施形態において、メモリ2008に備えられた種々のエレメントは、無線トランシーバ・モジュール2002に備えられる。幾つかの実施形態においては、個々の無線送信機モジュール及び個々の無線受信機モジュールが、無線トランシーバ・モジュール2002の代わりに実装される。
図26は、種々の実施形態に係る、広域ネットワーク通信使用とピア・ツー・ピア通信使用との間で共有される周波数帯使用法及び例示の周波数帯を示す図2100である。広域ネットワーク通信帯域として使用される帯域はまた、ピア・ツー・ピアTDD受信機帯域として、及び、ピア・ツー・ピアTDD送信機帯域としての使用のために割り当てられる。一例として、図26に提示された帯域は、図25のマルチモード無線通信装置2000によって、例えば、WANアップリンク通信帯域及びWANダウンリンク通信帯域の異なるペアが使用可能であり、及び/又は、異なる時に及び/又は異なる位置で使用される状態で、利用され得る。
横軸2101は、周波数を表わす。周波数fUL12103に対応して、広域ネットワークアップリンク周波数分割複信帯域2102、ピア・ツー・ピア時分割複信送信帯域2106及びピア・ツー・ピア時分割複信受信帯域2108がある。広域ネットワークアップリンク周波数分割複信帯域2102は、広域ネットワークダウンリンク周波数分割複信帯域2104とペアにされる(paired)。周波数fDL12105に対応して、広域ネットワークダウンリンク周波数分割複信帯域2104がある。
同様に、周波数fUL22113に対応して、広域ネットワークアップリンク周波数分割複信帯域2112、ピア・ツー・ピア時分割複信送信帯域2116及びピア・ツー・ピア時分割複信受信帯域2118がある。広域ネットワークアップリンク周波数分割複信帯域2112は、広域ネットワークダウンリンク周波数分割複信帯域2114とペアにされる。周波数fDL22115に対応して、広域ネットワークダウンリンク周波数分割複信帯域2114がある。
同様に、周波数fUL32123に対応して、広域ネットワークアップリンク周波数分割複信帯域2122、ピア・ツー・ピア時分割複信送信帯域2126及びピア・ツー・ピア時分割複信受信帯域2128がある。広域ネットワークアップリンク周波数分割複信帯域2122は、広域ネットワークダウンリンク周波数分割複信帯域2124とペアにされる。周波数fDL32125に対応して、広域ネットワークダウンリンク周波数分割複信帯域2124がある。
図25の例示の装置2000を考慮されたい。通信装置は、図26中の3つのWAN周波数ペアのうちの1つを使用することを決定する。例えば、第2のペアが選択されると考慮されたい。WANシグナリングとピア・ツー・ピア送信シグナリングとの両方に使用される、送信機鎖2001、及び、ピア・ツー・ピア信号受信に使用される、第2の受信機鎖2005は、fUL2に合わせられる。WAN信号を受信するために使用される、第1の受信機鎖2003は、fDL2に合わせられる。
図27は、種々の実施形態に係る、例示のタイミング構造2250情報及びマルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャート2200を含む。例示の方法の動作はステップ2202で開始し、マルチモード無線通信装置がパワーオンされ、且つ初期化される。マルチモード無線通信装置は、例えば、図25の装置2000である。動作は開始ステップ2202からステップ2204に進む。ステップ2204において、無線装置は、その送信機鎖を第1の周波数帯域に合わせるが、当該送信機鎖は、アップリンク信号とピア・ツー・ピア信号との両方を送信するために使用されるべきものである。ステップ2206で、無線装置は、その第1の受信機鎖を第2の周波数帯域に合わせるが、当該第2の周波数帯域は、第1の周波数帯域とは異なり、第1の受信機鎖は、WANダウンリンク信号を受信するために使用されるべきものである。ステップ2208において、無線装置は、その第2の受信機鎖を第1の周波数帯域に合わせるが、当該第2の受信機鎖は、ピア・ツー・ピア信号を受信するために使用されるべきものである。動作はステップ2208からステップ2210に進む。
ステップ2210において、無線装置は、ピア・ツー・ピアにモードを有効にする、オペレータ選択を示す入力を受信する。次いで、ステップ2212で、無線通信装置は、ピア・ツー・ピア・モードを、使用されるべき主要な動作モードとして有効にする(enables)。動作はステップ2212からステップ2214に進む。ステップ2214において、無線装置は、所定のスケジュール中のWANページング間隔の関数として、ピア・ツー・ピア・モードとWAN動作モードとの間で自動的に切り替える。例えば、図25のマルチモード無線通信装置2000を考慮すると、ページング間隔が生じていることをスケジュールが示す場合、モード制御モジュール2044は、スイッチ2032を制御して、第1の受信機鎖2003をADC2034に結合する。しかしながら、ページング間隔が生じていないことをスケジュールが示す場合、モード制御モジュール2044は、スイッチ2032を制御して、第2の受信機鎖2005をADC2034に結合する。
図27の図面2250は、例示の繰り返されるタイミング構造(recurring timing structure)中の時間軸2252に沿って、例示のWANページング間隔(2254、2258)及び例示のピア・ツー・ピアの間隔(2256、2260)を識別する例示のタイミング構造情報を示す。
図28は、種々の実施形態に係る、マルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャート2500である。マルチモード無線通信装置は、例えば、図25の装置2000である。動作はステップ2502において開始し、マルチモード通信装置がパワーオンされ且つ初期化され、ステップ2504に進む。ステップ2504において、無線端末は、第1の周波数分割複信アップリンク/ダウンリンク・ペア、例えば、複数の代替ペアの中から、関連付けられたチューナ周波数設定(tuner frequency settings)を備えたFDD周波数帯域のペアを選択する。図26の図面2100は、3つの例示のFDDアップリンク/ダウンリンク・ペアを例証する。
動作はステップ2504からステップ2506に進み、通信装置は、第1の送信機鎖を、第1のRF周波数を有する送信信号を生成するように合わせ、またステップ2508で、通信装置は、第2のRF周波数を有する受信された信号を処理するように第1の受信機鎖を合わせる(tunes)。動作は、ステップ2508から、通信装置が第2の受信機鎖を第1のRF周波数を有する受信された信号を処理するために合わせる、ステップ2510に進む。幾つかの実施形態において、ステップ2506、2508及び2510のうちの1つ又は複数は、並行して行なわれる。種々の実施形態において、第1のRF周波数は、ステップ2504で選択されたFDDペアのFDDアップリンクに対応し、第2のRF周波数は、ステップ2504で選択されたFDDペアのFDDダウンリンクに対応する。
動作はステップ2510からステップ2512に進む。ステップ2512で、通信装置は、例えば、ピア・ツー・ピア通信モードあるいは広域ネットワーク通信モードといった、ユーザのモードの選択を識別するユーザ入力を受信する。動作はステップ2512からステップ2514に進む。ステップ2514で、通信装置は、ピア・ツー・ピア・モードがステップ2512のユーザ選択によって有効にされたか否かに応じて、異なるパスに沿って進む。
ピア・ツー・ピア・モードが有効にされた(enabled)場合、動作はステップ2514からステップ2516に進む。ピア・ツー・ピア・モードが有効にされない(not enabled)場合、動作はステップ2514からステップ2518に進み、通信装置は、送信機鎖及び第1の受信機鎖を使用して、第2の動作モード、例えば、広域ネットワークFDD動作モードで動作する。
ステップ2516に戻ると、ステップ2516において、通信装置は、モード制御モジュールが第1の動作モードと第2の動作モードのうちのいずれを所与の時間に使用されるべきと選択したかの関数として、第1の受信機鎖と第2の受信機鎖と間で使用を切り替える。この切り替えは、種々の実施形態において、ユーザの介入無しに、自動的な方法で、あるいは半自動的な方法で行なわれる。ステップ2516は、サブステップ2520、2524、2526、2528、2530及び2532を含む。サブステップ2520において、通信装置は、通信装置によって実施されたWAN受信スケジュール中の時間間隔を識別し、次いでサブステップ2524において、通信装置は、WAN受信スケジュール中の識別された時間間隔が、WANページング間隔を示すか否かを判定する。ページング間隔が示される場合、動作はサブステップ2524からサブステップ2526に進む。さもなければ、動作はサブステップ2524からサブステップ2528に進む。
サブステップ2526に戻ると、サブステップ2526において、通信装置のモード制御モジュールは、第1のモード、例えばFDD WAN動作モードを選択し、サブステップ2530において、通信装置は、第1の受信機鎖を使用するように切り替える。サブステップ2528に戻ると、サブステップ2528において、通信装置のモード制御モジュールは、第2のモード、例えばピア・ツー・ピア通信動作モードを選択し、サブステップ2532において、通信装置は、第2の受信機鎖を使用するように切り替える。
動作がサブステップ2530まで進んだ場合、動作はステップ2534に進む。一方で、動作がサブステップ2532まで進んだ場合、動作はステップ2536に進む。ステップ2534において、通信装置は、WANページング信号を受信するために第1の受信機鎖を使用して、第1の動作モード、例えばFDD WANモードで動作される。ステップ2536において、通信装置は、第2の受信機鎖及び送信機鎖を使用して、第2の動作モード、例えばピア・ツー・ピア動作モードで動作される。種々の実施形態において、ユーザがピア・ツー・ピアの動作を有効にする場合、通信装置は、第2の受信機鎖を使用して、第2のモードで顕著に(predominately)動作する。しかしながら、WANタイミング構造の少なくとも幾つかのページング間隔中に、通信装置は第1の受信機鎖を使用して、第1のモードで動作する。動作は、ステップ2534及びステップ2536のうちの1つから、ステップ2516へ進んで、別の時間間隔に関係する切り替え及びモードを識別し且つ考慮する。
図29は、種々の実施形態に係る、マルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャート2600である。マルチモード無線通信装置は、例えば、図25の装置2000である。動作はステップ2602で開始し、マルチモード通信装置がパワーオンされ、且つ初期化され、ステップ2604に進む。ステップ2604において、無線端末は、第1の周波数分割複信アップリンク/ダウンリンク・ペア、例えば、複数の代替ペアの中から、関連付けられたチューナ周波数設定を備えたFDD周波数帯域のペアを選択する。図26の図面2100は、3つの例示のFDDアップリンク/ダウンリンク・ペアを例証する。
動作はステップ2604からステップ2606に進み、通信装置は、第1のRF周波数を有する送信信号を生成するように第1の送信機鎖を合わせ(tunes)、また、ステップ2608において、通信装置は、第2のRF周波数を有する受信された信号を処理するように第1の受信機鎖を合わせる。動作は、ステップ2608から、通信装置が、第1のRF周波数を有する受信された信号を処理するように第2の受信機鎖を合わせるステップ2610に進む。幾つかの実施形態において、ステップ2606、2608及び2610のうちの1つ又は複数は、並行して行なわれる。種々の実施形態では、第1のRF周波数は、ステップ2604で選択されたFDDペアのFDDアップリンクに対応し、また、第2のRF周波数は、ステップ2604で選択されたFDDペアのFDDダウンリンクに対応する。
動作はステップ2610からステップ2612に進む。ステップ2612において、通信装置は、モード制御モジュールが第1のモード、例えば広域ネットワークFDDモードと、第2のモード、例えばピア・ツー・ピア動作モードのうちのいずれを所与の時点に使用されるべきと選択したかの関数として、第1の受信機鎖と第2の受信機鎖との間で使用を切り替える。例えば、マルチモード通信装置は、通信装置が広域ネットワークFDDモード、あるいはピア・ツー・ピア・モードにあるかどうかに関係なく送信機を使用する。しかしながら、受信に関して、マルチモード通信装置は、WAN FDDモードの場合には第1の受信機鎖を使用し、ピア・ツー・ピア動作モードの場合には第2の受信機鎖を使用する。従って、WAN通信はFDDであり、また、ピア・ツー・ピア通信は、WAN FDDアップリンク帯域をピア・ツー・ピア通信が共有するTDDである。
ステップ2612は、サブステップ2614、2616及び2618を含む。サブステップ2614において、通信装置は広域ネットワーク信号を受信することに対応する受信優先度を判定し、また、サブステップ2616において、通信装置は、ピア・ツー・ピア信号を受信することに対応する受信優先度を判定する。次いで、サブステップ2618において、通信装置は相対的な受信優先度の関数として、第1のモードと第2のモードとの間で選択する。
動作は、ステップ2612の出力からステップ2612の入力へ進む。時間の経過と共に、受信優先度は、例えば、通信装置の特定のユーザ、サービスレベル情報、通信されるべきデータのタイプ、通信されるべきデータの量、遅延時間の考慮等に起因して、変化し得るし、また時には変化する。
図30は、種々の実施形態に係る、マルチモード無線通信装置を動作させる例示の方法のフローチャート2700である。マルチモード無線通信装置は、例えば、図25の装置2000である。動作はステップ2702で開始し、マルチモード通信装置がパワーオンされ且つ初期化され、ステップ2704に進む。ステップ2704において、無線端末は、第1の周波数分割複信アップリンク/ダウンリンク・ペア、例えば、複数の代替ペアの中から、関連付けられたチューナ周波数設定を備えたFDD周波数帯域のペアを選択する。図26の図面2100は、3つの例示のFDDアップリンク/ダウンリンク・ペアを例証する。
動作はステップ2704からステップ2706に進み、通信装置は、第1のRF周波数を有する送信信号を生成するように第1の送信機鎖を合わせ、また、ステップ2708において、通信装置は、第2のRF周波数を有する受信された信号を処理するように第1の受信機鎖を合わせる。動作は、ステップ2708から、通信装置が第1のRF周波数を有する受信された信号を処理するように第2の受信機鎖を合わせるステップ2710に進む。幾つかの実施形態では、ステップ2706、2708及び2710のうちの1つ又は複数は並行して行なわれる。種々の実施形態において、第1のRF周波数は、ステップ2704で選択されたFDDペアのFDDアップリンクに対応し、また、第2のRF周波数は、ステップ2704で選択されたFDDペアのFDDダウンリンクに対応する。
動作はステップ2710からステップ2712に進む。ステップ2712において、通信装置はハンドオフインジケータ信号をモニタする。検出されたハンドオフインジケータ信号については、動作はステップ2712からステップ2714に進む。
ステップ2714において、通信装置は、ピア・ツー・ピア通信リンクからWAN通信リンクへのハンドオフであるか否かを判定する。ハンドオフが、ピア・ツー・ピア通信リンクからWANリンクへのものであると判定される場合、動作はステップ2714からステップ2716に進む。さもなければ、動作はステップ2714からステップ2718に進む。
ステップ2718において、通信装置は、WAN通信リンクからピア・ツー・ピア通信リンクへのハンドオフか否かを判定する。ハンドオフが、WAN通信リンクからピア・ツー・ピア・リンクへのものであると判定される場合、動作はステップ2718からステップ2720に進む。さもなければ、リンクのタイプは変わっていないので、例えば、ハンドオフは、WANネットワーク内の異なる基地局セクタ又は異なる基地局の間で発生しており、また、受信機間の切り替えは行なわれないので、動作はステップ2718からステップ2712に進む。
ステップ2716に戻ると、ステップ2716において、通信装置は、第2の動作モード、例えばピア・ツー・ピア動作モードから、第1の動作モード、例えばWAN動作モードに切り替える。ステップ2720に戻ると、ステップ2720において、通信装置は、第1の動作モード、例えばWAN動作モードから、第2の動作モード、例えば、ピア・ツー・ピア動作モードへ切り替える。動作はステップ2716及び2720うちの1つから、ステップ2722へ進む。
ステップ2722において、通信装置は、第1のモード、例えば広域ネットワークFDDモードと、第2の動作モード、例えばピア・ツー・ピア通信動作モードとのうちのいずれが所与の時間に使用されるために選択されるかの関数として、第1受信機鎖と第2の受信機鎖との間の使用を切り替える。例えば、動作がステップ2716に沿って進んだ場合、第2の受信機鎖から第1の受信機鎖へと受信機鎖の使用法が推移するように、切り替えが生じる。例を続けると、動作がステップ2720に沿って進んだ場合、第1の受信機鎖から第2の受信機鎖へと受信機鎖の使用法が推移するように、切り替えが生じる。動作は、ステップ2722からステップ2712へ進んで、付加的なハンドオフインジケータ信号をモニタする。
種々の実施形態において、同じ送信機鎖は、WAN FDD動作モード、例えばセルラ動作モードと、ピア・ツー・ピア動作モード、例えばTDDピア・ツー・ピア動作モードとの両方において、使用される。しかしながら、ピア・ツー・ピア動作モードにある場合と比較して、WAN動作モードにある場合は、異なる受信機鎖が利用される。種々の実施形態において、TDDピア・ツー・ピア動作モードは、WANにおいてアップリンク・シグナリングに使用されるように、同じ周波数帯域を送信と受信との両方に使用する。
幾つかの実施形態において、TDDとFDDのうちの少なくとも1つを使用する、セルラベースの通信システムは、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア・シグナリングが、アップリンク広域ネットワークの、例えばセルベースの、アップリンク・シグナリングにも使用される無線リンクリソースを共有する状態で、ピア・ツー・ピア・シグナリングに適応する(accommodates)。幾つかの実施形態において、TDDとFDDのうちの少なくとも1つを使用する、典型的なセルラベースの通信システムは、少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア・シグナリングが、アップリンク広域ネットワークの、例えばセルベースの、アップリンク・シグナリングのために概して確保される無線リンクリソースを共有する状態で、ピア・ツー・ピア・シグナリングに適応するように変更される。幾つかの実施形態においては、セルベースのシグナリングはサポートするが、ピア・ツー・ピア・シグナリングはサポートしない、多くのレガシーの通信装置が、通信システムにおいて使用され続けることができる。種々の実施形態において、通信システムは、ピア・ツー・ピア通信はサポートするが、セルベースの通信はサポートしない、少なくとも幾つかの通信装置を備える通信装置の混合をサポートする。幾つかの実施形態において、通信システムは、少なくともピア・ツー・ピア通信とセルベースの通信との両方をサポートする、少なくとも幾つかの通信装置を備える通信装置の混合をサポートする。
主としてOFDMシステムとの関連で記載されているが、種々の実施形態の方法及び装置は、多くの非OFDMシステム及び/又は非セルラシステムを含む、広い範囲の通信システムに適用できる。幾つかの例示のシステムは、ピア・ツー・ピア・シグナリングにおいて利用される技術の混合、例えば、幾つかのOFDMタイプの信号と幾つかのCDMAタイプの信号を備える。
種々の実施形態において、本明細書に記載されるノードは、1つ又は複数の方法に対応するステップ、例えば、アップリンク帯域幅の走査(scanning)、基地局信号の評価、送信電力レベル制御パラメータの判定、ピア・ツー・ピア送信電力の制御、干渉の測定、送信電力制御値の判定、送信電力制御パラメータの送信等を行なう、1つ又は複数のモジュールを使用して実施される。幾つかの実施形態において、種々の特徴はモジュールを使用して実施される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアあるいはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを使用して実施されてもよい。上述された方法又は方法のステップのうちの多くは、例えばRAM、フロッピー(登録商標)ディスク等のメモリデバイスといった機械実行可能な媒体に含まれる、ソフトウェアといった機械実行可能な命令を使用して、例えば付加的なハードウェアを備えた汎用プロセッサ若しくは付加的なハードウェアを備えない汎用プロセッサといった機械を制御して、例えば1つ又は複数のノードにおいて、上述された方法の全て又は一部を実装することで、実施することができる。従って、特に、種々の実施形態は、機械、例えばプロセッサ及び関連付けられたハードウェアに、上述された1つ又は複数の方法の1つ又は複数のステップを実行させる、機械実行可能な命令を備える、機械読み取り可能な媒体を対象とする。
上述された方法及び装置に対する多数の付加的なバリエーションは、上記の記載を考慮して当業者には明白になるであろう。そのようなバリエーションは、範囲内と見なされるべきである。種々の実施形態の方法及び装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、及び/又は、アクセスノードとモバイルノードとの間の無線通信リンクを提供するために使用され得る、種々の他のタイプの通信技法と共に使用されてもよく、また種々の実施形態においては、使用される。幾つかの実施形態において、アクセスノードは、OFDM及び/又はCDMAを使用して、移動体ノードと通信リンクを確立する基地局として実施される。種々の実施形態において、モバイルノードは、種々の実施形態の方法を実施するために、ノートブック型コンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、又は、受信機回路/送信機回路並びにロジック及び/又はルーチンを備える他の携帯可能な装置として実施される。

Claims (108)

  1. ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を動作させる方法であって、前記方法は、
    基地局から第1の信号を受信し、
    前記受信された信号に測定を行い、
    前記第1の受信された信号の前記測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御する
    ことを含む、方法。
  2. 前記測定は信号電力測定である、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の信号が受信される時とは異なる時に前記基地局から第2の信号を受信し、
    前記第2の受信された信号に測定を行ない、
    前記第2の受信された信号の前記測定された電力から、前記無線通信装置はピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定する
    ことを更に含む、請求項2記載の方法。
  4. 前記通信装置はピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定した後、前記基地局からの別の信号の電力の測定から、前記無線通信装置はピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されると判定するまで、ピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控える
    ことを更に含む、請求項3記載の方法。
  5. 前記第1の信号は、前記基地局へ信号を送信するために使用されるアップリンク周波数帯である周波数帯で受信され、また、前記ピア・ツー・ピア信号は、前記アップリンク周波数帯で送信される、請求項2記載の方法、
  6. 前記第1の信号は、前記基地局によって使用されるダウンリンク周波数帯である周波数帯で受信され、また、前記ピア・ツー・ピア信号は、別の周波数帯で送信される、請求項2記載の方法。
  7. ピア・ツー・ピア送信電力を制御することは第1の機能を使用することを含み、
    前記第1の機能は、ピア・ツー・ピア送信電力を、第1の受信された信号電力レベルについて、前記第1の受信された信号電力レベルよりも高い第2の受信された信号電力レベルよりも低いレベルに制限する、請求項2記載の方法。
  8. ピア・ツー・ピア送信電力を制御することは、より大きな測定された受信された信号電力レベルに応答して、ピア・ツー・ピア送信電力をより低いレベルに制限することを含む、請求項7記載の方法。
  9. 前記第1の機能は、許可される最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定し、前記方法は、
    実際のピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを、第2のピア・ツー・ピア通信装置から受信されたピア・ツー・ピア信号及び前記許可される最大の送信電力レベルの関数として判定する
    ことを更に含む、請求項7記載の方法。
  10. 前記実際の判定された送信電力レベルは、前記最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル未満である、請求項9記載の方法。
  11. 前記基地局へ送信される信号の送信電力を、前記少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信に使用された前記ピア・ツー・ピア送信電力レベルよりも高い送信電力レベルに制御する、
    ことを更に含む、請求項7記載の方法。
  12. 前記基地局へ送信される信号の送信電力を制御することは、前記第1の機能とは異なる第2の機能を使用して、前記第1の信号の前記測定された受信された電力レベルに基づいて、前記基地局へ送信される前記信号の前記送信電力レベルを判定することを含む、請求項11記載の方法。
  13. 前記ピア・ツー・ピア伝送信号電力レベルは、前記基地局へ送信される前記信号の前記送信電力レベルよりも少なくとも10dBは低い、請求項11記載の方法。
  14. ピア・ツー・ピア送信電力を制御することは、第1の機能に従ってピア・ツー・ピア送信信号電力を制御することを含み、
    前記方法は、
    送信電力レベル制御パラメータを判定することを更に含み、
    第1の機能に従ってピア・ツー・ピア送信信号電力を制御する前記ステップは、
    前記測定された受信された電力レベルに加えて、前記判定された送信電力レベル制御パラメータを前記第1の機能に使用することを含む、請求項2記載の方法。
  15. 前記送信電力レベル制御パラメータを判定することは、
    異なるサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを含むメモリへアクセスし、
    前記無線通信装置に対応するサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを検索する
    ことを含む、請求項14記載の方法。
  16. 前記送信電力レベル制御パラメータを判定することは、
    前記基地局から前記通信装置によって受信された信号から制御値を回復する
    ことを含む、請求項14記載の方法。
  17. 前記制御値が回復される前記信号は、前記第1の信号である、請求項16記載の方法。
  18. 前記送信電力レベル制御パラメータを判定することは、
    1) 前記回復された制御値を、前記送信電力レベル制御パラメータとして使用すること、及び
    2)前記送信電力レベル制御パラメータを、前記無線端末に対応するサービスレベル及び前記回復された制御値に基づいて計算すること
    のうちの1つを含む、請求項16記載の方法。
  19. 前記回復された制御値は、妨害レベル指標値である、請求項16記載の方法。
  20. ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置であって、前記無線通信装置は、
    基地局から信号を受信する無線受信機モジュールと、
    前記受信された信号に測定を行なう測定モジュールと、
    前記受信された信号の前記測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御するピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールと
    を備える、無線通信装置。
  21. 前記測定は、信号電力測定である、請求項20記載の無線通信装置。
  22. 前記受信された信号の前記測定された電力から、前記無線通信装置はピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定する認可モジュール
    を更に備える、請求項21記載の無線通信装置。
  23. 無線送信機モジュールと、
    前記通信装置はピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定した後、前記無線通信装置はピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されると判定するまで、前記無線送信機モジュールが、ピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるように制御する、ピア・ツー・ピア送信制御モジュールと
    を更に備える、請求項22記載の無線通信装置。
  24. 前記認可モジュールは、前記基地局からの信号の電力測定情報から、前記無線通信装置がピア・ツー・ピア信号を送信することを許可されると判定する、請求項23記載の無線通信装置。
  25. 前記信号は、前記基地局へ信号を送信するために使用されるアップリンク周波数帯である周波数帯で受信され、また、前記ピア・ツー・ピア信号は、前記アップリンク周波数帯で送信される、請求項21記載の無線通信装置。
  26. 前記信号は、前記基地局によって使用されるダウンリンク周波数帯である周波数帯で受信され、また、前記ピア・ツー・ピア信号は、別の周波数帯で送信される、請求項21記載の無線通信装置。
  27. 前記ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールは、ピア・ツー・ピア送信電力を、第1の受信される信号電力レベルについて、前記第1の受信される信号電力レベルよりも高い第2の受信される信号電力レベルよりも低いレベルに制限する、第1の機能を使用する、請求項21記載の無線通信装置。
  28. 前記ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールは、ピア・ツー・ピア送信電力を、より大きな測定された受信された信号電力レベルに応答して、より低いレベルに制限する、請求項27記載の無線通信装置。
  29. 前記ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールは、
    前記第1の機能を使用して、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルを判定する、最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル判定サブモジュールと、
    実際のピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを、第2のピア・ツー・ピア通信装置から受信されるピア・ツー・ピア信号及び前記最大のピア・ツー・ピア送信電力レベルの関数として判定する、実際のピア・ツー・ピア送信電力レベルサブモジュールと
    を備える、請求項27記載の無線通信装置。
  30. 前記実際の判定されたピア・ツー・ピア送信電力レベルは、前記最大のピア・ツー・ピア送信電力レベル以下である、請求項29記載の無線通信装置。
  31. 前記基地局へ送信される信号の送信電力を、前記少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信に使用された前記ピア・ツー・ピア送信電力レベルよりも高い送信電力レベルに制御する、広域ネットワーク送信電力制御モジュール
    を更に備える、請求項27記載の無線通信装置。
  32. 前記広域ネットワーク送信電力制御モジュールの、前記基地局へ送信される信号の送信電力の制御は、前記第1の機能とは異なる第2の機能を使用して、前記受信される基地局信号の前記測定された受信された電力レベルに基づいて、前記基地局へ送信された前記信号の前記電力レベルを判定するために行なわれる、請求項31記載の無線通信装置。
  33. 前記ピア・ツー・ピア送信信号電力レベルは、前記基地局へ送信された前記信号の前記送信電力レベルよりも少なくとも10dは低い、請求項31記載の無線通信装置。
  34. 前記ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールは、第1の機能に従ってピア・ツー・ピア送信信号電力を制御し、
    前記無線通信装置は、
    送信電力レベル制御パラメータを判定する電力レベル制御パラメータ判定モジュールを備え、
    前記ピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールは、前記測定された受信電力レベルに加えて、前記第1の機能で前記判定された送信電力レベル制御パラメータを使用する、請求項21記載の無線通信装置。
  35. 前記電力レベル制御パラメータ判定モジュールは、前記送信電力レベル制御パラメータを、識別されたサービスレベルの関数として判定し、
    前記無線通信装置は、
    異なるサービスレベルに対応する格納された異なる送信電力レベル制御パラメータを含むメモリと、
    前記無線通信装置に対応する現在のサービスレベルを識別するサービスレベル識別モジュールと
    を更に備え、
    前記電力レベル制御パラメータ判定モジュールは、前記無線通信装置に対応するサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを検索する、検索モジュールを備える、請求項34記載の無線通信装置。
  36. 前記電力レベル制御パラメータ判定モジュールは、
    前記基地局から前記通信装置によって受信された信号から制御値を回復する制御パラメータ回復モジュール
    を備える、請求項34記載の無線通信装置。
  37. 前記制御値が回復される前記信号は、前記受信された測定された基地局信号である、請求項36記載の無線通信装置。
  38. 前記電力レベル制御パラメータ判定モジュールは、
    1)前記回復された制御値を、前記送信電力レベル制御パラメータとして用いること、及び、2)前記送信電力レベル制御パラメータを、前記無線端末に対応するサービスレベル及び前記回復された制御値に基づいて計算すること、のうちの1つを含む動作によって、前記送信電力レベル制御パラメータを判定する、請求項36記載の無線通信装置。
  39. 前記回復された制御値は、妨害レベル指標値である、請求項36記載の無線通信装置。
  40. ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置であって、前記無線通信装置は、
    基地局から信号を受信する無線受信機手段と、
    前記受信された信号に測定を行なう手段と、
    前記受信された信号の前記測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御する手段と
    を備える、無線通信装置。
  41. 前記測定は、信号電力測定である、請求項40記載の無線通信装置。
  42. 前記制御する手段は、ピア・ツー・ピア送信電力を、第1の受信される信号電力レベルについて、前記第1の受信される信号電力レベルよりも高い第2の受信される信号電力レベルについてよりも低いレベルに制限する、第1の機能を使用する、請求項41記載の無線通信装置。
  43. 前記制御する手段は、第1の機能に従ってピア・ツー・ピア送信信号電力を制御し、前記無線通信装置は、
    送信電力レベル制御パラメータを判定する制御パラメータ判定手段
    を更に備え、
    前記制御する手段は、前記測定された信号電力に加えて、前記第1の機能で前記判定された送信電力レベル制御パラメータを用いる、請求項41記載の無線通信装置。
  44. 前記制御パラメータ判定手段は、
    前記基地局から前記通信装置によって受信された信号から制御値を回復する手段
    を更に備える、請求項43記載の無線通信装置。
  45. 前記回復された制御値は、妨害レベル指標値である、請求項44記載の無線通信装置。
  46. ピア・ツー・ピア通信をサポートする無線通信装置を制御して、方法を実施させるための機械実行可能な命令を具現化するコンピュータ読取り可能な媒体であって、
    前記方法は、
    基地局から第1の信号を受信し、
    前記受信された信号に測定を行ない、
    前記第1の受信された信号の前記測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御する
    ことを含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  47. 前記測定は、信号電力測定である、請求項46記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  48. 前記第1の信号が受信される時とは異なる時に前記基地局から第2の信号を受信し、
    前記第2の受信された信号に測定を行ない、
    前記第2の受信された信号の前記測定された電力から、前記無線通信装置はピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定する
    機械実行可能な命令を更に含む、請求項47記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  49. ピア・ツー・ピア送信電力を制御することは第1の機能を使用することを含み、
    前記第1の機能は、ピア・ツー・ピア送信電力を、第1の受信された信号電力レベルについて、前記第1の受信された信号電力レベルよりも高い第2の受信された信号電力レベルよりも低いレベルに制限する、請求項47記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  50. ピア・ツー・ピア送信電力を制御することは、第1の機能に従ってピア・ツー・ピア送信信号電力を制御することを含み、
    送信電力レベル制御パラメータを判定する、
    ための機械実行可能な命令を更に具現化し、
    前記のピア・ツー・ピア送信信号電力を第1の機能に従って制御するステップは、
    前記測定された受信された電力レベルに加えて、前記第1の機能で前記判定された送信電力レベル制御パラメータを使用する
    ことを含む、請求項47記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  51. 前記送信電力レベル制御パラメータを判定することは、
    異なるサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを含むメモリへアクセスし、
    前記無線通信装置に対応するサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを検索する
    ことを含む、請求項50記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  52. ピア・ツー・ピア通信をサポートするプロセッサであって、
    基地局から第1の信号を受信し、
    前記受信された信号に測定を行い、
    前記第1の受信された信号の前記測定の結果の関数として少なくとも幾つかのピア・ツー・ピア信号送信のためのピア・ツー・ピア送信電力を制御する
    ように構成されたプロセッサを備える、装置。
  53. 前記測定は、信号電力測定である、請求項52記載の装置。
  54. 前記プロセッサは、
    前記第1の信号が受信される時とは異なる時に前記基地局から第2の信号を受信し、
    前記第2の受信された信号に測定を行ない、
    前記第2の受信された信号の前記測定された電力から、前記無線通信装置はピア・ツー・ピア通信信号を送信することを控えるべきであると判定する
    ように更に構成される、請求項53記載の装置。
  55. ピア・ツー・ピア送信電力を制御する前記プロセッサ構成は、第1の機能を使用するように構成されることを更に含み、
    前記第1の機能は、ピア・ツー・ピア送信電力を、第1の受信された信号電力レベルについて、前記第1の受信された信号電力レベルよりも高い第2の受信された信号電力レベルよりも低いレベルに制限する、請求項53記載の装置。
  56. ピア・ツー・ピア送信電力を制御する前記プロセッサ構成は、第1の機能を使用し、また、
    送信電力レベル制御パラメータを判定する
    ように構成されることを更に含み、
    前記の第1の機能に従ってピア・ツー・ピア送信信号電力を制御するステップは、
    前記測定された受信された電力レベルに加えて、前記判定された送信電力レベル制御パラメータを前記第1の機能に使用することを含む、請求項53記載の装置。
  57. 前記送信電力レベル制御パラメータを判定する前記プロセッサ構成は、
    異なるサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを含むメモリへアクセスし、
    前記無線通信装置に対応するサービスレベルに対応する格納された送信電力レベル制御パラメータを検索する
    ように構成されることを更に含む、請求項56記載の装置。
  58. 基地局から受信される信号の電力を測定する受信信号電力測定モジュールと、
    ピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを、第1の機能に従って前記基地局からの前記信号の前記測定された電力の関数として、制御するピア・ツー・ピア送信電力制御モジュールと
    を備える、第1の無線通信装置と、
    前記基地局から受信された信号の電力レベルを測定する受信信号電力測定モジュールと、
    第2の機能に従って前記基地局からの信号の前記測定された電力の関数として広域信号送信電力レベルを制御し、前記第2の機能は前記第1の機能とは異なる、広域ネットワーク信号送信電力制御モジュールと、
    を備える、第2の無線通信装置と、
    を備える、通信システム。
  59. 前記第2の機能は、前記測定された受信された信号電力の所与の値について前記第1の機能よりも高い送信電力レベルを判定する、請求項58記載の通信システム。
  60. 所与の測定された受信された信号電力レベルについて、前記第1及び第2機能によって判定された前記送信電力レベル間のdBでの差異は、少なくとも10dBである、請求項59記載のシステム。
  61. 前記第1の無線通信装置は、
    前記基地局から差異指標値を受信し、前記受信された差異指標値に基づいて前記第1の機能を更新する差異更新モジュール
    を更に備える、請求項60記載のシステム。
  62. 前記差異は予め決定されており、前記第1の無線通信装置は、前記第1の機能によって使用されるべき前記所定の差異の指標を格納するメモリを備える、請求項59記載のシステム。
  63. 前記ピア・ツー・ピア信号送信電力レベルは、許可される最大のピア・ツー・ピア信号送信電力レベルであり、
    前記広域信号送信電力レベルは、最大の広域信号送信電力レベルである、請求項59記載の通信システム。
  64. 第3の無線通信装置を更に備え、前記第3の無線通信装置は、
    前記基地局から受信された信号の電力レベルを測定する受信信号電力測定モジュールと、
    前記第1の機能に従って前記基地局からの前記信号の前記測定された電力の関数としてピア・ツー・ピア信号送信電力レベルを制御するピア・ツー・ピア電力制御モジュールと、
    前記第2の機能に従って前記基地局からの信号の前記測定された電力の関数として広域信号送信電力レベルを制御する広域ネットワーク信号送信電力制御モジュールと
    を備える、請求項59記載の通信システム。
  65. 前記基地局を更に備え、前記基地局は、
    ピア・ツー・ピア送信電力レベル制御値を判定するピア・ツー・ピア干渉管理モジュールと、
    前記ピア・ツー・ピア送信電力レベル制御値を送信する送信機と
    を備える、請求項64記載の通信システム。
  66. 前記基地局は、
    ヌルアップリンク送信期間の間に信号干渉を測定し、前記測定された信号干渉を前記ピア・ツー・ピア干渉管理モジュールへ供給する干渉信号測定モジュール
    を更に備える、請求項65記載の通信システム。
  67. 基地局を動作させる方法であって、
    アップリンクヌル期間中に、アップリンクバックグラウンド干渉を測定し、
    第1のアップリンク送信電力制御値を送信する
    ことを含む、方法。
  68. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を送信する前に、前記第1のアップリンク送信電力制御値を前記測定されたバックグラウンド干渉の関数として判定する
    ことを更に含む、請求項67記載の方法。
  69. 干渉バジェット情報を格納する
    ことを更に備える、請求項68記載の方法。
  70. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定することは、前記格納された干渉バジェット情報を前記測定されたバックグラウンド干渉と組み合わせて使用して、前記第1のアップリンク送信電力制御値を生成することを含む、請求項69記載の方法。
  71. 少なくとも1つの隣接した基地局との同期を維持して、隣接した基地局間のアップリンクヌル期間の同期を維持すること
    を更に含む、請求項68記載の方法。
  72. 前記アップリンクヌル期間は、前記基地局によって使用されるアップリンク帯域幅の少なくとも一部が、前記基地局へアップリンク信号を送信するために意図的に使用されない時間に対応する、請求項69記載の方法。
  73. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定することは、
    前記測定されたバックグラウンド干渉が前記格納された干渉バジェット情報によって示される干渉バジェット限度を超過する場合、以前のアップリンク送信電力制御値を変更することを含み、
    前記変更された送信電力制御値は、前記以前のアップリンク送信電力制御値よりもピア・ツー・ピア送信電力レベルを制限する、請求項70の方法。
  74. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定することは、
    前記測定されたバックグラウンド干渉が前記干渉バジェット限度未満である場合、前記以前のアップリンク送信電力制御値を変更することを含み、
    前記変更された送信電力制御値は、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを、前記以前のアップリンク送信電力制御値によって制御された前記レベルよりも高いレベルに増加させる、請求項73記載の方法。
  75. 前記のより高いレベルへ変更することは、前記測定された干渉が前記干渉バジェット限度よりも少なくとも所定の閾値の分だけ低い場合に行なわれる、請求項74記載の方法。
  76. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を送信する前に、前記測定されたバックグラウンド干渉、及び以前の測定からの前記測定されたバックグラウンド干渉における変化の関数として、前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定する
    ことを更に含む、請求項67記載の方法。
  77. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定することはまた、2つの以前に送信された送信電力制御値間の差異の関数である、請求項76記載の方法。
  78. バックグラウンド干渉の前記以前の測定は、前記2つの以前に送信された送信電力制御値中の第2の以前のアップリンク送信電力制御値の送信に続く、請求項77記載の方法。
  79. アップリンクヌル期間中にアップリンクバックグラウンド干渉を測定する干渉測定モジュールと、
    第1のアップリンク送信電力制御値を送信する送信機モジュールと
    を備える、基地局。
  80. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を前記測定されたバックグラウンド干渉の関数として判定する無線端末電力制御モジュール
    を更に備える、請求項79記載の基地局。
  81. 格納された干渉バジェット情報を含むメモリ
    を更に備える、請求項80記載の基地局。
  82. 前記無線端末電力制御モジュールは、前記格納された干渉バジェット情報を前記測定されたバックグラウンド干渉と組み合わせて使用して、前記第1のアップリンク送信電力制御値を生成して、前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定する、請求項81記載の基地局。
  83. 少なくとも1つの隣接した基地局との同期を維持して、隣接した基地局間のアップリンクヌル期間の同期を維持する広域ネットワーク同期モジュール
    を更に備える、請求項80記載の基地局。
  84. 前記アップリンクヌル期間は、前記基地局によって使用されるアップリンク帯域幅の少なくとも一部が、前記基地局へアップリンク信号を送信するために意図的に使用されない時間に対応し、
    前記メモリは、
    前記アップリンクヌル期間を識別する、格納されたタイミング構造情報
    を更に含む、請求項81記載の基地局。
  85. 前記無線端末電力制御モジュールは、前記測定されたバックグラウンド干渉が前記格納された干渉バジェット情報によって示される干渉バジェット限度を超過する場合、以前のアップリンク送信電力制御値を変更することを含む動作によって、前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定し、前記変更された送信電力制御値は、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを前記以前のアップリンク送信電力制御値よりも制限する、請求項82記載の基地局。
  86. 前記無線端末電力制御モジュールは、前記測定されたバックグラウンド干渉が前記干渉バジェット限度未満である場合、前記以前のアップリンク送信電力制御値を変更することを含む動作によって、前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定し、前記変更された送信電力制御値は、ピア・ツー・ピア送信電力レベルを、前記以前のアップリンク送信電力制御値によって制御された前記レベルよりも高いレベルに増加させる、請求項85記載の基地局。
  87. 前記のより高いレベルへ変更することは、前記測定された干渉が、前記干渉バジェット限度よりも少なくとも所定の閾値の分だけ低い場合に行なわれる、請求項86記載の基地局。
  88. 前記測定されたバックグラウンド干渉及び以前の測定からの前記測定されたバックグラウンド干渉における変化の関数として前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定する無線端末電力制御モジュール
    を更に備える、請求項79記載の基地局。
  89. 前記無線端末電力制御モジュールは、2つの以前に送信された送信電力制御値間の差異の関数として前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定する、請求項88記載の基地局。
  90. ピア・ツー・ピア・シグナリングに関連付けられた測定されたアップリンク干渉の寄与を識別する干渉タイプ分離モジュール
    を更に備える、請求項80記載の基地局。
  91. アップリンクヌル期間中に、アップリンクバックグラウンド干渉を測定する干渉測定手段と、
    第1のアップリンク送信電力制御値を送信する手段と
    を備える、基地局。
  92. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を、前記測定されたバックグラウンド干渉の関数として判定する手段
    を更に備える、請求項91記載の基地局。
  93. 干渉バジェット情報を含む記憶手段
    を更に備える、請求項92記載の基地局。
  94. 少なくとも1つの隣接した基地局との同期を維持して、隣接した基地局間のアップリンクヌル期間の同期を維持する手段
    を更に備える、請求項92記載の基地局。
  95. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を、前記測定されたバックグラウンド干渉、及び以前の測定からの前記測定されたバックグラウンド干渉における変化の関数として判定する手段
    を更に備える、請求項91記載の基地局。
  96. ピア・ツー・ピア・シグナリングに関連付けられた測定されたアップリンク干渉の寄与を識別する手段
    を更に備える、請求項92記載の基地局。
  97. 方法を実施するように基地局を制御するための機械実行可能な命令を具現化するコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
    前記方法は、
    アップリンクヌル期間中に、アップリンクバックグラウンド干渉を測定し、
    第1のアップリンク送信電力制御値を送信する
    ことを含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  98. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を送信する前に、前記第1のアップリンク送信電力制御値を、前記測定されたバックグラウンド干渉の関数として判定する
    ための機械実行可能な命令を更に具現化する、請求項97記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  99. 干渉バジェット情報を格納する
    ための機械実行可能な命令を更に具現化する、請求項98記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  100. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定することは、
    前記格納された干渉バジェット情報を前記測定されたバックグラウンド干渉と組み合わせて使用して、前記第1のアップリンク送信電力制御値を生成することを含む、請求項99記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  101. 少なくとも1つの隣接した基地局との同期を維持して、隣接した基地局間のアップリンクヌル期間の同期を維持する
    ための機械実行可能な命令を更に具現化する、請求項98記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  102. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を送信する前に、前記第1のアップリンク送信電力制御値を、前記測定されたバックグラウンド干渉及び以前の測定からの前記測定されたバックグラウンド干渉における変化の関数として判定する
    ための機械実行可能な命令を更に具現化する、請求項97記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  103. アップリンクヌル期間中に、アップリンクバックグラウンド干渉を測定し、
    第1のアップリンク送信電力制御値を送信する
    ように構成された、プロセッサ
    を備える、装置。
  104. 前記プロセッサは、
    前記第1のアップリンク送信電力制御値を送信する前に、前記第1のアップリンク送信電力制御値を前記測定されたバックグラウンド干渉の関数として判定する
    ように更に構成される、請求項103記載の装置。
  105. 前記プロセッサは、
    干渉バジェット情報を格納する
    ように更に構成される、請求項104記載の装置。
  106. 前記第1のアップリンク送信電力制御値を判定する前記プロセッサ構成は、
    前記格納された干渉バジェット情報を前記測定されたバックグラウンド干渉と組み合わせて使用して、前記第1のアップリンク送信電力制御値を生成するように構成されることを更に含む、請求項105記載の装置。
  107. 前記プロセッサは、
    少なくとも1つの隣接した基地局との同期を維持して、隣接した基地局間のアップリンクヌル期間の同期を維持する
    ように更に構成される、請求項104記載の装置。
  108. 前記プロセッサは、
    前記第1のアップリンク送信電力制御値を送信する前に、前記第1のアップリンク送信電力制御値を、前記測定されたバックグラウンド干渉及び以前の測定からの前記測定されたバックグラウンド干渉における変化の関数として判定する
    ように更に構成される、請求項103記載の装置。
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