JP4935896B2 - 移動通信システムで使用される基地局及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般に移動通信の技術分野に関連し、特に移動通信システムで使用される基地局及び方法に関連する。本発明は特に、TDMA/FDMA併用方式におけるチャネルリソース割当方法、WiMAX等における直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式を使用するシステムにおける干渉低減方法等に用いると好適である。また本発明は、周波数及び時間で指定される単位リソースブロックを各ユーザ装置(UE)に割り当てる際のスケジューリング方法に用いる好適である。
セルラー方式の移動通信システムでは、ある程度の広さを持ったサービス対象エリアで不感地が生じないようにセルが設計される。セル構成としては、無指向性アンテナを用いたオムニセルでエリアを構成する方法や、指向性アンテナを用いて基地局エリアを構成する3セクタセルや6セクタセルがよく知られている。
これらのセルをくまなく配置し、限られた周波数資源を効率よく使用しながら品質を確保するためには、隣接や近接するセルからの干渉を適切に抑制する必要がある。即ち、同一周波数を利用する他セルからの干渉レベルが、許容値以下になるように周波数配置方式(周波数繰り返し方式)が決定されなければならない。符号分割多元接続(CDMA)方式では、拡散コードによる分離が行えるため、同一周波数が隣接するセルで同時に使用されてもよい。しかしながら、周波数分割多元接続(FDMA)方式では、少なくとも隣接セルで同一周波数を使用することはできない。非隣接セルなら使用されてよいかもしれないが、その場合、セル間及びユーザ間の干渉が許容レベルに低減できるように、同一周波数を使用するセル間の距離は十分に離間される必要がある。そうすることで周波数の再利用が可能になり、周波数利用効率の向上を図ることができる。つまり、許容値以上の干渉をもたらす程度に近接しているセル間では同一の周波数は使用されず異なる周波数が使用されるようにセルがグループ化される。そのグループ内では同一周波数は使用されないが、距離的に離れた別のグループでは同じ周波数が繰り返し使用されるようにすることで、限りある周波数の有効利用を図ることができる。
同一グループ内のセル数で、当該システムオペレータへの全割り当て周波数を分割することで、セル当りの周波数幅が決定される。従って、分割数を小さくする、即ち繰り返し距離を小さくすると、基地局当りの割り当て周波数を多く確保でき、多くのトラフィックを収容でき、ひいては周波数の有効利用に大きく貢献できる。
図1は3セル繰り返しの例を示す。A,B,Cはそれぞれ異なる中心周波数の帯域を利用する。図1は、隣接する3つのセルではそれぞれ異なる周波数を割り当て、隣接セルでは同一の周波数が使用されないようにすることで干渉を防ぐ様子を示す。さらに図1は、基地局間の距離がセル半径の3倍離れていれば、干渉レベルが許容値以下になり、同一周波数が割り当てられてよい場合の周波数配置図でもある。
WiMAXなどのシステムでは、マルチチャネルアクセス方法として、直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式が使用され、周波数帯域は複数のサブチャネルに分割され、隣接する基地局間では及び同一基地局のセクタ間では、同一のサブチャネルが同時には割り当てられないように制御される。これにより同一周波数帯域(ある帯域を持った一つの中心周波数の周波数帯域)を全セルで共通に使用しながら、セル間の干渉を防ぎ、周波数利用効率を高めることができる。OFDMA方式でシステム帯域を複数のクラスタに分割することについては、例えば特許文献1に説明されている。
例えば、干渉が許容値以下に収まるような配置をあらかじめ求めて固定的に割り当てる方法が考えられる。WiMAXにおいては、このサブチャネルの分割はセグメンテーション(Segmentation)と呼ばれ、システムに割当てられた帯域は3つのSegmentation(サブチャネルの集合)に分割される。
図2に示されるように、例えば隣接する3セルで1つのグループが構成される。seg1,seg2,seg3は同一の中心周波数を持つ周波数帯域を細分したサブチャネル群にそれぞれ対応する。1つグループ内では同一のサブチャネル群は使用されず、異なるサブチャネル群3つが各セル(3つのセル)で使用される。またグループ間で隣接するセル間でも、同一のサブチャネルが割当てられないように配慮され、干渉を防ぎながら運用することができるようになっている。
WiMAXにおいては、ある時点におけるリソース割当要求に対して、次のフレームで割当てることが可能なリソースが決定される。リソース割当要求は、実際に信号として移動局(移動局MS)からアクセス要求信号が送信された場合だけでなく、移動局が送信すべきデータを有している場合も含まれる。例えば、送信すべきデータが貯まっていくキューにデータが貯まっていることで「要求」が表現されてもよい。
図3に示されるように、リソースの割当計画は、周波数軸(サブキャリアの並ぶ軸)と時間軸のマトリクス(リソース表)を用いて表現されてもよい。リソースの割当計画内容を示す情報は、適宜移動局に通知される。
図4は無線通信に使用されるフォーマット例を示す。「Preamble(プリアンブル)」は移動局が同期をとるために使用され、「DL MAP」は下りリンクのリソース割当計画を示す情報であり、「UL MAP」は上りリンクのリソース割当計画を示す情報である。各移動局はDL MAP及び/又はUL MAPの情報を確認することで、自局に割り当てられたリソースブロックを用いたバースト通信を行うことができる。図示の例では、時分割複信(TDD)方式が使用され、下りリンク(DL)の通信が行われた後に上りリンク(UL)の通信が行われる。以後、図示されていないが、再び「Preamble」に続く信号が移動局に届き、同様な手順が反復される。この手法は、リソース割当要求を受け付けた時点ごとに、その瞬間での空きリソースの中からいずれかを選んで割当てるというようなチャネル割り当て法ではなく、将来のリソースの予約割当が行われる。
また、WiMAXでは、移動局(移動局MS)の無線状態に応じて、チャネルリソースの割り当てと同時に、データ変調方式及び符号化コードが適応的に選択される。つまり、基地局近くに在圏し、受信品質の良い移動局MSには伝送レートの高い64QAMのような変調方式が割り当てられる。他方、セル境界に位置する移動局(基地局から離れており、受信品質の悪い移動局)には、伝送レートの低いQPSKのような変調方式が割当てられる。チャネル状態の良否に応じて適切なデータ変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせを適宜選択することで、移動局各自の環境で達成可能なスループットをなるべく高くすることができる。
特開2004−529524号公報
ところで、六角形セルの理想的な配置では、同一サブチャネルを使用するセル間の干渉は、所要の信号対干渉比(SIR)以下に収まる場合であっても、実際には、基地局配置の不規則性、セル形状の不規則性、現実の電波伝播環境の不規則性等に起因して、同一周波数を利用する他セル干渉が机上設計値以上になり、所要品質SIRを確保しにくくなり、結果的にスループットが低下したり、カバレッジホールが発生するおそれが生じる。
図5は、実際のセル形状が理想的な六角形からずれた形状になる様子を示す。セル形状が理想的である場合に、同一周波数を使用する他セルからの干渉波は、許容値以下に抑制されている。その様子を図6に示す。セル形状が理想的な六角形からずれた場合に、同一周波数を利用する他セルからの干渉波は、許容値を上回り、その様子は図7に示される。
また、WiMAXでは、論理的なチャネル分割に相当するサブチャネル番号と、実際の物理的なチャネル分割にあたるサブキャリア番号が1対1に対応せず、セル毎に、ある程度ランダム化される方法も用いられる。これにより、同一の周波数帯域を利用するセル間で、同時に同じサブチャネルが異なる移動局に割り当てられてしまう「サブキャリアの衝突」の確率を減らすことができる。トラフィックが少なければ、確率的に干渉が少なくなり、伝送品質が或る程度確保できる。つまり、使用するサブチャネル数が少なくて済む場合には、同一の周波数帯域(サブキャリア群)を使用するセル間であっても、基地局ごとにランダムにサブキャリア番号が選択されるので、サブキャリアの衝突に起因する干渉は統計的に低くなることが期待できる。
しかしながら、この方法ではトラフィックが多くなるとサブキャリアの使用率が増加すると共に衝突確率は大きくなり、フルロード(各セルで分割された3分の1の周波数帯域を全て使用する必要があるように輻輳したトラフィック状態)の場合には、必ず衝突及び干渉が生じてしまい、品質が劣化してしまうことが懸念される。
一般的なリソース割当て方法では、セル毎にリソース割り当て要求のあった移動局MSに対して、それぞれのフレームにおいてどの移動局MSへの割り当てを実施するかは、いくつかの判断基準に基づいて決定される。判断基準の一例によれば、移動局MSごとの品質に応じて、より高いスループットが期待できる移動局MSが選ばれる。判断基準の別の例によれば、特定の移動局MSばかりがいつも優先的にリソースの割り当てを受けないように、ある程度平均的に割当てチャンスがあるように配慮される。選択された移動局MSに割当てる変調方式を適応的に設定することは行われるが、割当てリソースの場所(時間軸と周波数軸のマトリックスの場所)は、ランダムに選択される。というのは、先に示したサブチャネル分割を行って干渉低減を考慮しているという観点から、その各セルに割当てられたリソースの中から任意のリソースを移動局MSに割当てれば、所要品質は満たされやすくなると考えられるからである。任意に選ばれた移動局MSとそのリソース場所は、各セルで独立して割り当てられるので、周辺セルでの割当て状況は考慮されておらず、場合によってはセル間の相互干渉が大きいかもしれない。例えば、同一のサブチャネルを使用するセル間(隣接セル同士ではないが、次隣接セルである)で、同時に同じサブキャリアが割り当てられる2つの移動局MSの位置が、各自のセルで最も干渉を受けやすく且つ最も干渉を与えやすい位置(典型的には、セル端)であった場合が懸念される。このような場合には、実際のフィールドの干渉は許容値以上になる確率が高い。
他セル干渉を低減するために、サブチャネルのグループ分割数を増やし、グループで使用する周波数帯域を狭くすることも考えられるかもしれない。しかしながらそのようにすると、狭帯域化に起因して伝送遅延が大きくなり、スループットの低下を招いてしまうことが懸念される。
従って、WiMAX等において周波数分割数を増やさずに、トラフィック負荷が多いときの干渉の影響を抑制し、品質劣化を防ぐサブキャリア割当て方法が望まれている。また、干渉の影響が大きいと、実際の基地局設計時やシステム運用開始前の走行試験等によるシステム品質確認及び基地局諸元の調整は、非常に厳密に行われることを要する。従ってその検討工数、調整工数が多くなってしまうことが懸念される。そのような厳密な周波数配置設計の制約を緩和し、最適化工数の低減を図ることも望まれている。
本発明の課題は、周波数分割多重(FDM)方式を使用する移動通信システムにおいて、同一周波数を使用する他セルからの干渉を軽減することである。
本発明で使用される基地局は、システム帯域の同じ一部分を使用する複数のセルの何れかに属する。基地局は、所定の帯域幅及び所定の期間を有し且つ複数のセルで共通する共通リソース番号で特定される単位リソースブロックの1つ以上を、在圏するユーザ装置の内どのユーザ装置に割り当てるかを決定する手段と、決定されたユーザ装置各々の無線伝搬状況の良否を示す量に基づいてユーザ装置を格付けし、ユーザ装置各自に対応するランキング番号を決定する手段と、共通リソース番号及びランキング番号の所定の対応関係に従って、どのユーザ装置にどの単位リソースブロックを割り当てるかを示す割当情報を作成する手段と、割当情報を各ユーザ装置に通知する手段とを有する。所定の対応関係は、同一の周波数帯域を使用する複数のセルで異なるように決定されている。
本発明によれば、周波数分割多重(FDM)方式を使用する移動通信システムにおいて、同一周波数を使用する他セルからの干渉を軽減することができる。
セル構成の一例を示す図である。 WiMAXでのサブチャネル配置例を示す図である。 ユーザA〜Jに割り当てられるリソース配置例を示す図である。 フレームフォーマット例を示す図である。 実際のセル形状が理想的なセル形状からずれている様子を示す図である。 理想的なセル形状における他セル干渉の様子を示す図である。 実際のセル形状に起因する他セル干渉の様子を示す図である。 本発明の一実施例で使用される共通リソース番号の一例を示す図である。 共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係の一例を示す図である。 共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係の別の例を示す図である。 本発明の一実施例による基地局の機能ブロック図を示す。 本実施例で想定されるサブグループ配置例を示す。 本発明の一実施例による動作例を示すフローチャートである。 受信レベルの一例を示す図である。 共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係に従ってリソースが割り当てられた様子を示す図である。 共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係に従ってリソースが割り当てられた様子を示す図である。 AMCの概念図を示す。
符号の説明
101 無線送受信部
102 制御部
103 MS品質測定結果報告受信部
104 有線連結部
105 記憶部
106 グループ番号設定部
107 サブグループ番号設定部
108 リソース番号・MS品質順序番号対応設定部
109 MS並べ替え順序番号付与部
(概 要)
以下、本発明の動作原理が概説される。
図8に示されるように、本発明の一形態では、周波数軸及び時間軸を用いて指定されるマトリックス形式のリソース(単位リソースブロック)に対して、全セルで共通の共通リソース番号が設定される。図中、t1,t2,...t8はリソース割当における単位時間をそれぞれ示し、単位時間は適切な如何なる長さに設定されてよい(例えば、単位時間の整数倍で1つの無線フレームが構成されてもよい。)。
概して本発明の一形態では、リソースを割り当てて良い程度に無線伝搬状況の良い移動局MSが選別され、それらは無線伝搬状況の良否を示す量(例えば、SIR、SINR、CQI等)に基づいて格付けされ、その品質順に並べられる。各移動局にはMS品質順序番号(ランキング番号)が付与される。一連の共通リソース番号と一連のMS品質順序番号は予め定められた関係で対応付けられている。この対応関係(対応テーブル)は、或る条件に従ってセル毎に異なるように決められる。
例えば、移動局MSから報告される品質情報に相当するSINR情報またはRSSI情報に基づき、基地局は、割当て対象の移動局MSのSINR値またはRSSI値の低い順に、移動局のMS品質順序番号を順に割り当てる。例えば、割り当て対象の移動局MS数が3台のとき、RSSI値が最も低い移動局MSにはMS品質順序番号1が、次に低い移動局MSにはMS品質順序番号2が、そして最もRSSI値が高い移動局MSにはMS品質順序番号3が割り当てられる。
セグメンテーション(Segmentation)によりシステム中のセルが3グループ(Seg1,Seg21,Seg3とする)に分けられ、1つのグループ(例えば、Seg1)に含まれる複数のセル各々で使用される周波数帯域は、サブグループ番号で区別される。例えば、或るグループが4つのサブグループを含む場合、その各々はサブグループ1、サブグループ2、サブグレープ3及びサブグループ4で区別される。各サブグループで使用される周波数帯域(サブキャリア群)は同じであるが、共通リソース番号とMS品質順序番号との対応関係はサブグループごとに異なる。或る共通リソース番号に対応するMS品質順序番号は、サブグループが異なれば異なるし、サブグループが同じなら同じになる。さらに、サブグループ番号は、近い基地局では異なるように割り当てられ、ある程度離れた基地局では同じになるように繰り返えされてもよい。
図9に示されるように、例えば、表1のマトリクス表において、或る周波数帯域を利用するサブグループが4種類用意される。
サブグループ1では時間軸t1周波数f1に最悪SINR値の移動局MSが、
サブグループ2では時間軸t3周波数f1に最悪SINR値の移動局MSが、
サブグループ3では時間軸t5周波数f1に最悪SINR値の移動局MSが、
サブグループ4では時間軸t7周波数f1に最悪SINR値の移動局MSが割当てられる。図中、各単位リソースブロックに示されている番号はランキング番号に対応し、その番号に等しいランキング番号のユーザにそのリソースブロックが割り当てられる。サブグループ1のセル(BS1)では、リソースの割当対象のユーザの内、相対的にチャネル状態の悪い下位4ユーザは時間スロットt1にマッピングされる。サブグループ2のセル(BS2)では、リソースの割当対象のユーザの内、相対的にチャネル状態の悪い下位4ユーザは時間スロットt3にマッピングされる。従ってチャネル状態の悪いユーザが同時に同じ周波数を利用することは必ず回避される。
サブグループ1で9番目に悪いチャネル状態のユーザと、サブグループ2で最もチャネル状態の悪いユーザは、同じ単位リソースブロックt3f1を使用し、互いに干渉の影響を及ぼし合うかもしれない。しかしながらサブグループ1に属するユーザのチャネル状態は最悪ではなく、むしろ比較的良いかもしれないので、例えば基地局により近いことが予想される。サブグループ2に属するユーザはセル端に近いことが予想される。従って、両者に起因する干渉は、両者がセル端に近い場合に比べて少なくて済む。
このように、配下の移動局の無線環境をパラメータとして用いて区分判定を行い、無線環境が最も悪いグループに属する移動局(品質順序1)に第1のタイミング(t1)で第1の無線周波数(f1)を優先的に割り当てる隣接基地局(BS1)と同じ周波数帯を利用可能な基地局(BS2)において、配下の移動局の無線環境をパラメータとして用いて区分判定を行い、無線環境が最も悪いグループに属する移動局(品質順序1)には、前記第第1のタイミングとは異なる第2のタイミング(t3)で前記1の無線周波数(f1)を優先的に割り当て、該無線環境が最も悪いグループに比べて無線環境がより良いグループに属する移動局(例えば、品質順序25)に対して、前記第1のタイミング(t1)で第1の無線周波数(f1)を優先的に割り当てることとしたので、最も受信環境が悪い移動局同士(即ち、最もセル端に存在する可能性が高い移動局同士)に対して、同じタイミングかつ同じ周波数を割り当ててしまうリスクを下げることができるのである。
(詳細な説明)
以下、本発明の一形態が詳細に説明される。
移動局から基地局に報告されるSINR値またはRSSI値は、常時固定の送信電力で各セルから送信されている制御信号(又はパイロット信号)の受信電力(RSSI値)または所望信号受信電力と他セルからの干渉電力の比(SINR値)であるから、それは当該セル内での移動局MSの位置に依存する。つまり、SINR値が高い(またはRSSI値が高い)移動局MSは、セル中心部近くに在圏する移動局MSに対応付けられ、SINR値等が低い移動局MSは、セル中心部から遠い位置(当該セルからの受信電力が低く、さらに他セルからの干渉を受けやすい場所−典型的にはセル境界付近)に位置する移動局MSに対応付けられる。説明の便宜上、移動局に割り当てられるデータ変調方式及びチャネル符号化率の組み合わせは不変であるように仮定される。
移動通信システムでは、送信電力制御が行われている場合とそうでない場合があり、それぞれの条件下で動作が異なる。そこで、送信電力制御が行われていない場合が先ず説明され、その後に送信電力制御が行われている場合が説明される。さらに、移動局MSから基地局への通信(UL:上り)及び基地局から移動局MSへの通信(DL:下り)それぞれについては、説明の便宜上、時分割多重(TDD)方式であることが前提とされる。リソース割り当ては上り及び下りが独立して行われるので、それらに応じて以下の説明も行われる。但し、TDDが使用されることは本発明に必須ではない。
(1)下りで送信電力制御が行われていない場合
この場合、セル中心近くに在圏する移動局MSへの基地局の送信電力と、セル端に在圏する移動局MSへの基地局の送信電力は、同じである。基地局から移動局MSが離れるにしたがって伝搬損失が大きくなるため、距離が離れるほど移動局MSにおける受信レベルは低くなる。一方、干渉基地局(同一サブチャネルを使用している他セルの基地局)からの干渉レベルは、セル端に在圏する移動局MSで最も大きくなり(干渉を与える基地局からの距離が近いので)、逆にセル中心付近に在圏する移動局MSでの干渉レベルは最も小さくなる(干渉を与える基地局からの距離が離れるからである)。基地局の送信電力は一定なので、他セルに干渉を与える影響度に着目した場合、その影響度は移動局がどこに位置するかによらない。移動局基地局が干渉を被る影響度に着目した場合は、先に示したように、移動局が基地局近くに位置するほど、希望信号の受信レベルは高く、しかも干渉基地局からの距離がより離れるため干渉レベルは小さい。つまり、基地局に近い場所にいる移動局MSほど干渉を被る影響度は小さい。
よって、基地局からの距離が遠い順序に並べられた移動局MS順序は、そのまま、干渉を受けやすい移動局MSの順序になる。(干渉を与えやすさは先に述べたように場所に依存せず)。したがって、サブグループが異なる場合に、同じ周波数の単位リソースブロックが異なる時間に使用されるように、共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係が設定されていれば、干渉に最も敏感な移動局MS同士を同時に同じサブチャネルに割り当てずに済む。
(2)下りで送信電力制御が行われている場合
この場合、移動局MSで信号が所要品質で受信できるように基地局の送信電力は制御される。セル中心近くに在圏する移動局MSに対しては、伝搬損失が小さいために、その移動局MSへの基地局の送信電力は小さくてよい。つまり、基地局付近に在圏する移動局MSほど、その移動局MSに送信する基地局の送信電力は小さいので、基地局が干渉を与える影響度は小さい。一方、そのような基地局付近に在圏する移動局MSほど、干渉源となる他セルの基地局から遠く離れるので、干渉レベルも小さくなる。
つまり、基地局近くにいる移動局MSほど、当該移動局MSへの基地局の送信電力は小さく、その移動局MSでの受信干渉レベルも小さいので、干渉を与える影響度も受ける影響度も小さい。よって、基地局からの距離が遠い順序に並べられた移動局MS順序は、そのまま、干渉を受けやすい移動局MSの順序であり、かつ干渉を与えやすい移動局MSの順序でもある。
したがって、サブグループが異なる場合に、同じ周波数の単位リソースブロックが異なる時間に使用されるように、共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係が設定されていれば、干渉に最も敏感な移動局MS同士を同時に同じサブチャネルに割り当てずに済む。
(3)上りで送信電力制御が行われていない場合
この場合、セル中心近くに在圏する移動局MSからの送信電力と、セル端に在圏する移動局MSからの送信電力は、同じである。したがって、基地局から移動局MSの位置が離れるにしたがって、基地局における受信レベルは低くなる。一方、干渉を受ける基地局(同一サブチャネルを使用している他セルの基地局)での干渉レベルは、移動局MS(干渉局)との距離に応じて異なり、セル端に在圏する移動局MSからの干渉が最も大きく、セル中心付近に在圏する移動局MSからの干渉は最も小さくなる。
つまり、移動局が基地局に干渉を与える影響度は、在圏する移動局MSの位置によって異なり、基地局近くに在圏する移動局MSほど干渉を与える影響度は低い。基地局で干渉を被る影響度は、移動局MSが基地局近くにいるほど希望信号の受信レベルは高く、また干渉局MSからの距離はより離れるため干渉レベルは小さい。つまり、基地局に近い場所にいる移動局MSからは、小さな干渉しか被らずに済む。よって、基地局からの距離が遠い順序に並べられた移動局MSの順序は、そのまま、干渉を受けやすく且つ干渉を与えやすい移動局MSの順序になる。
したがって、サブグループが異なる場合に、同じ周波数の単位リソースブロックが異なる時間に使用されるように、共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係が設定されていれば、干渉に最も敏感な移動局MS同士を同時に同じサブチャネルに割り当てずに済む。
(4)上りで送信電力制御が行われている場合
この場合、移動局の位置によらず同程度の品質で上り信号が基地局で受信されるように、移動局MSの送信電力は制御される。セル中心近くに在圏する移動局MSからの基地局における受信レベルは、伝搬損失が小さいので、その移動局MSの送信電力は小さくてよい。基地局付近に在圏する移動局MSほど、その移動局MSの送信電力は小さいので、移動局が干渉を与える影響度は小さい。一方、基地局付近に在圏する移動局MSほど、他セルの基地局との距離も離れるので、他セルの基地局での干渉レベルも小さくなる。送信電力制御が行われる場合、基地局における受信レベルは移動局MSの位置に依存せずに同じになる。従って基地局が干渉を被る影響度は移動局MSの位置に依存しない。
つまり、基地局近くにいる移動局MSほど、送信電力が小さく、当該移動局MSからの基地局での干渉レベルも小さいので、他局に干渉を与える影響度は小さい。基地局が干渉を被る度合いは、移動局MSの場所には依存しない。よって、基地局からの距離が遠い順序に並べられた移動局MSの順序は、そのまま、干渉を受けやすい移動局MSの順序になる。
したがって、サブグループが異なる場合に、同じ周波数の単位リソースブロックが異なる時間に使用されるように、共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係が設定されていれば、干渉に最も敏感な移動局MS同士を同時に同じサブチャネルに割り当てずに済む。
以上の考察全てを総合すると、相互の干渉の影響が大きいのは、セル境界付近に在圏する移動局MS同士が、同時に同一周波数を使用した場合である。従って、そのような事態が生じにくくなるようにリソースが割り当てられたならば、他セル干渉を効果的に抑制できる。
SINR値やRSSI値の低い移動局MSはセル境界に居る可能性が高いので、そのような移動局同士が同時に同じリソースを使わないように、共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係が本発明により決定される。
例えば、共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係が図9に示されるように用意され、同じ周波数帯域f1〜f4を使用するサブグループが4つ用意されていたとする。f1,f2,...の各々は例えばOFDMA方式におけるサブキャリア1つ分に対応させてもよいし、サブキャリアの帯域幅とは別の周波数帯帯域に設定されていてもよい。いずれにせよ、f1,f2,...の各々は周波数軸方向におけるリソースの割当単位に相当する。図示の例では、サブグループ1のセル(BS1)で最悪SINR値の移動局にはt1f1で指定される単位リソースブロックが割り当てられる。この単位リソースブロックは、サブグループ2のセル(BS2)では、25番目に悪い(言い換えれば、かなり品質の良い)SINR値の移動局に割り当てられる。サブグループ2のセル(BS2)に在圏するユーザ数が25に満たない場合は、t1f1の単位リソースブロックはサブグループ2のセルでは空きリソースになる。あるサブグループ(セル)で最低SINR値の移動局MS(つまり、そのセルの中で、最もセル境界に近いと思われる移動局MS)と、別のサブグループで最低SINR値の移動局とが同時に同じリソース(t1f1又はt3f1)を使用することを禁止するように、番号の対応関係が決定されている。単位リソースブロックt1f1を最低SINR値の移動局が使用してよいのは、別のグループ(BS1〜BS4以外の基地局)であり、そのような基地局は4セルに1つの割合でしか存在できず、それはかなり遠方に位置する。同一のグループ内(例えばSeg1内)の残りの3個のセルでは、単位リソースブロックt1f1を最低SINRの移動局に割り当てることは禁止されるので、単位リソースブロックt1f1を使用する移動局が複数存在したとしても、生じる干渉は、セル端に位置する移動局同士の干渉よりかなり小さく抑制できる。互いに影響を及ぼし合うのは、最もセル境界に近い移動局MS同士ではなく、少なくとも一方はある程度セル境界から離れた移動局MSだからである。在圏ユーザ数が少なければ、単位リソースブロックt1f1を使用する移動局数自体が1台になることさえあり得る。
言い換えれば、単位リソースブロックt1f1を同時に使用するのは、最も干渉に弱いゾーン端の移動局MS1(セル1内に在圏する移動局MS)と、その移動局MS1に干渉を及ぼす影響が最大ではない位置にいる移動局MS2(セル2内に在圏する移動局MSであり、図9の例では25番目に悪いSINR値を報告する移動局)である。逆に、移動局MS2にとっては、他局に干渉を与える影響度が最も大きな移動局MS1からの干渉を受けることになるが、この移動局MS2は悪いSINR値しか報告できない移動局ではなく、むしろ比較的良いSINR値を報告する移動局である。従って移動局MS2は、MS1から若干の干渉を受けたとしても、所要品質を維持できることが十分に予想できる。
従来は、同一周波数帯域を利用するサブグループ毎に、単位リソースブロックがランダムに独立に選択されていたので、最も近いセル同士で同じ単位リソースブロックが割り当てられる可能性があり、場合によっては呼切断やデータが受信できなくなることも懸念される。この点、そのような懸念を払拭できる本手法と大きく異なる。
ところで、共通リソース番号とMS品質順序番号との対応関係は、図9に示されるものに限定されない。同一のグループに属するサブグループ間で異なる適切な如何なる対応関係が使用されてもよい。干渉が生じないように又は生じたとしてもそれがなるべく小さくなるように、実際の割当に使用するリソースが様々に設定されるように、リソース表全体にわたって移動局が分散してばらつくように、リソース割当の対応関係が予め決定されていればよいからである。
図10は共通リソース番号とMS品質順序番号との対応関係の別の例を示す。図示の例でも、MS品質順序番号はSINR値の悪い順番を表す。同一グループ(Seg1とする)に属する4つのサブグループ(セル)において、1つの共通リソース番号に対応する4つのMS品質順序番号の合計値が、どの共通リソース番号についても同じ値になるように、対応関係が決められている。
例えば、単位リソースブロックt1f1について、サブグループ1でのMS品質順序番号は「1」、サブグループ2では「32」、サブグループ3では「9」及びサブグループ4では「24」なので、それらの合計値は「66」になる。同様に、単位リソースブロックt1f2について、サブグループ1でのMS品質順序番号は「2」、サブグループ2では「31」、サブグループ3では「10」及びサブグループ4では「23」なので、それらの合計値も「66」になる。このように合計値を一定にすると、単位リソースブロック各々で生じる干渉の影響が同程度になることを期待できる。
以上に説明したように、同一周波数帯域を利用する複数のセルで1つのグループを構成し、そのグループを複数のサブグループに細分化し、各サブグループで異なるリソース割当を実現することで、実質的な干渉低減効果を期待できる。このため、セル設計において、その配置や、基地局諸元の微調整(例えば、各セルのアンテナチルトの調整や、パワーの微調整等)等を精密に行う必要性を緩和できる。その結果、運用開始前の走行試験等でもパラメータ調整を比較的簡易に行うことができる。
以下、本発明による第1実施例が説明される。説明の便宜上、上りの場合の割り当て方法に着目しており、データ変調方式及びチャネル符号化方式は適応的には変えられないが、送信電力制御は行われているものとする。但し、本発明にそのような限定は必須ではない。
図11は本発明の一実施例による基地局の機能ブロック図を示す。図11には、無線送受信部101、制御部102、MS品質測定結果報告受信部103、有線連結部104、記憶部105、グループ番号設定部106、サブグループ番号設定部107、リソース番号・MS品質順序番号対応設定部108及びMS並べ替え順序番号付与部109が描かれている。
無線送受信部101はアンテナを通じて通信される無線信号を送信するための処理及び受信後の処理を行う。そのような処理には、OFDM方式に基づくシンボルの処理、ディジタルアナログ変換、周波数変換、帯域制限、電力増幅、アナログディジタル変換等の処理が含まれてよい。
制御部102は、送信電力制御、送受切り替えその他の信号処理を制御する。
MS品質測定結果報告受信部103は、移動局から報告された測定値(例えば、SINR値)を、受信信号中のMS品質情報から抽出する。
有線連結部104は、例えば無線ネットワークコントローラ(RNC)や、アクセスゲートウエー装置(aGW)等のような上位装置との有線通信を行うためのインターフェース機能を提供する。
記憶部105は、各種の情報を記憶する。特に本実施例に関しては、共通リソース番号がどのように設定されているか、共通リソース番号とMS品質順序番号との対応関係、リソース割当におけるスケジューリングの判断基準等の情報が記憶されている。
グループ番号設定部106は、自セルのグループ番号を例えば起動時に判定し、特定する機能を有する。
サブグループ番号設定部107は、同一の周波数帯域を使用するグループの中で、自セルがどのサブグループに属するかを判定する。
リソース番号・MS品質順序番号対応設定部108は、自局がどのサブグループに属するかに依存して、自セルで使用する所定の対応関係(共通リソース番号とMS品質順序番号との対応関係)がどのようであるかを決定する。
MS並べ替え順序番号付与部109は、移動局から報告された品質(SINR値等)に基づいて、各移動局にMS品質順序番号を割り当てる。典型的には、リソースの割当対象になった移動局の中で、各自のSINR値の悪い順に並ぶようにMS品質順序番号が決定される。
概して、無線送受信部101で受信された情報中のMS品質情報は、MS品質測定結果報告受信部103にて抽出及び判定され、その情報はリソース割り当て制御部(スケジューラ機能を含む)102に通知される。スケジューラはそれに基づいてリソース割り当てを行う。リソース割当に使用されるリソースは、グループ番号設定部107に設定されている、自基地局(自セル)のセグメンテーションによる分割番号の周波数(サブチャネル)の中から選択される。
本実施例では、MS品質測定結果報告受信部103から、各移動局MSからの報告値が、MS並べ替え・順序番号付与部109に送られる。そこでは、移動局MSの品質情報の低い順に移動局MSが並べ替えられ、MS品質順序番号が、それぞれのMSに付与される。但し、MS品質順序番号の付与される移動局は、後続のサブフレームで無線リソースが割り当てられてよい程度にチャネル状態が良好な移動局であり、例えばMS品質測定結果の良い上位何台かの移動局である。そのような上位何台かの移動局が、相対的に品質情報の悪い順に並べられ、MS品質順序番号が付与される。
サブグループ設定部107では、新たに、グループ番号内でのサブグループ番号が設定される。そして、所定の対応関係に従って、リソース番号・MS品質順序番号対応設定部108により、サブグループ番号と各MSに付与された順序番号との関連付けが行われる。関連付けの結果はリソース割当て制御部102に送られ、それに基づいて、リソース割り当てが行われる。
図12は本実施例で想定されるサブグループ配置例を示す。セルはオムニ構成で構成され、3ゾーン繰り返しでサブチャネルが配置されるものとする。システム帯域はセグメンテーションによりA,B,Cに分割され、各セグメンテーション(各グループ)には4つのサブグループが含まれているものとする。例えば、セグメンテーションAにはA-1,A-2,A-3,A-4の4つのサブグループが含まれており、これら4つのサブグループは同一の周波数帯域を使用する。
図13は本発明の一実施例による動作例を示すフローチャートである。ステップS1では、リソースの割当を求める各移動局MS1,MS2,MS3が基地局に対して、要求を起こす(割当要求信号を送信する)。
ステップS2では自セルのグループ番号が認識され、図12の例ではA,B,Cの何れに属するかが確認される。
ステップS3ではサブグループ番号が確認される。一例として、図13の基地局は図12のA-1に対応するものとする。
ステップS4では、各移動局MS1,MS2,MS3が無線品質を測定する。無線品質は、例えば移動局で測定されたRSSI値で表現されてよい。測定値は基地局に報告される。
ステップS5では、報告されたRSSI値から、次回の無線フレームで通信可能な程度に良好な移動局を選別する。説明の簡明化のため、図示の全ての移動局がそのように選別されたものとする。基地局は、RSSI値を悪い順に並べ替え、その順序で移動局にMS品質順序番号を付与する。一般に、RSSI値と移動局MSの位置(基地局との距離の遠近)との間には一意な関係があるので(例えば、線形に近似できるかもしれない)、そのような関係から、移動局MSを距離の遠い順に並べることができる。一例として、距離の遠い移動局MSから若番順にMS品質順序番号が割り当てられてもよい。移動局の位置情報を知ることが可能であれば、より直接的に移動局を基地局から遠い順に並べることができる。
例えば、図12の中心セル(A-1)の中に移動局が3台在圏し、それら移動局MS1,MS2,MS3の受信レベルが、それぞれ−90dBm、−100dBm、−80dBm であったとする(図14に示される図表の第1行及び第2行)。その場合、受信レベルが最も高い移動局MS3は基地局に一番近く、受信レベルが次に高い移動局MS1は移動局MS3よりは遠くに位置し、受信レベルが最も低い移動局MS2は3台の移動局の中では最もセル境界に近いことになる。MS品質順序番号は、RSSI値の低い順序で順に割り当てられ、移動局MS2,MS1,MS3の順に、MS品質順序番号1,2,3が割り当てられる。
また、同一のセグメンテーション番号に属するが、異なるサブグループ番号に属するセル(例えば、A-2)にも移動局が3台在圏し、それら移動局MS4,MS5,MS6の受信レベルが、それぞれ−95dBm、−85dBm、−80dBm であったとする(図14に示される図表の第3行及び第4行)。この場合も、受信レベルの関係から移動局は基地局に遠い順に、MS4、MS5、MS6 のように並んでいることが予想される。従って、移動局MS4,MS5,MS6の順にMS品質順序番号1,2,3が割り当てられる。
このようにして各基地局で移動局各自についてMS品質順序番号が用意される。
図13のステップS6では、サブグループ毎に決められた対応関係に従って、MS品質順序番号が共通リソース番号に対応付けられ、リソース割当が実行される。リソース割当内容を示すスケジューリング情報は、ステップS7で各移動局に通知され、以後ステップS8で通信が実行される。
一例として、セル1での共通リソース番号及びMS品質順序番号の対応関係は、図9のサブグループ1に関するもののように、セル2での対応関係は図9のサブグループ2に関するもののように決められているものとする。更に、どの移動局も単位リソースブロック4つを用いる通信を希望していたとする。この場合、図15に示されるようなリソース割当が実現される。
図15に示されるように、セル1ではt1のタイムスロットに移動局MS2が、t2に移動局MS1が、t3に移動局MS3が割り当てられる。それに対してセル2ではt3のタイムスロットに移動局MS4が、t4に移動局MS5が、t5に移動局MS6が割り当てられる。それぞれのセルの中で、最もゾーン端に近い場所に位置し、干渉に弱い移動局であるMS2とMS4は、異なる時間軸上に割り当てられるので、それらが同時に同じリソースブロックを使用したときに発生する最大の干渉は回避される。
図示の例では、セル1の移動局MS3と、セル2の移動局MS4とが同時に同じ単位リソースブロックに割り当てられており、互いに干渉を及ぼし合うことになる。移動局MS4はセル2では最もゾーン端に位置するので、送信電力制御によりかなり大きな送信電力で送信されており、それにより所要品質が保たれている。一方、移動局MS3は、セル1の中では比較的セル中心付近に位置するので、少なくともフルパワーでは送信されていな。しかも、MS3はセル2とかなり離れているので、セル1のゾーン端の移動局が受ける干渉より少ない干渉しか受けない。よって、移動局MS4の信号品質は保証されることが予想される。MS4が、少なくともセル1のゾーン端からの干渉に耐えることができるならば、MS4は移動局MS3からの干渉にも当然に耐えられると推定できる。
逆に、移動局MS3はセル1の中心付近にいるので、セル2のゾーン端にいる移動局MS4からの距離は、セル1のゾーン端にいる移動局よりは離れている。セル1の基地局での受信レベルは、送信電力制御が行われていたとすると、一定に保たれる。万一干渉が大きくなったとしても、対応策として送信電力をいくらか上昇させれば品質を維持することができる。よって、移動局MS3も、セル1内でゾーン端にいる移動局MSに同一リソースが割当てられる場合よりも、品質は良いはずである。
以下同様に図12に示されるように、中心セル1に対して左上のセルをセル3とし、また左隣のセルをセル4、右隣のセルをセル5とし、それぞれのセルに在圏する移動局の番号と受信レベルが図14に示されるようであったとする。
これらの移動局MS1-MS16にMS品質順序番号を付与し、これにサブグループ番号毎のリソース位置を対応させると、図16に示されるようなリソース割当表が得られる。この場合も、最悪のケース(干渉に対する影響度が最も大きい移動局同士が同時に同じリソースを使用すること)は、確実に回避されていることが分かる。
セル4とセル5はそれぞれのセルの中で最も干渉に対する影響度が大きいMS13とMS16が同時に同じリソースを使用しているが、これは、図12を見て分かるように、最も近い同じ周波数Aを使用するセル同士ではなく、一つ同じ周波数Aを使用するセル1を間に挟んでいることが分かる。つまり、4つのサブグループで繰り返しているので、4つ毎には同じサブグループが繰り返されるが、サブグループの配置を適切に行うことで、セル間を離すことができる。つまり、近接するセル同士では、干渉に対する影響度が最も大きい移動局同士が、同時に同じリソースを使うことがないように制御されている。
なお、MS品質順序番号をRSSIの良い順に決定しても、MS品質順序番号及び共通リソース番号の対応関係をセル毎に変えることはできるかもしれない。例えば図9に示されるような番号が仮にRSSI値の良い順であったとする。この場合、MS品質順序番号が1,2,3...のようなチャネル状態の良いユーザ(例えば、基地局近傍のユーザ)は、同じ単位リソースブロックを同時に使用しないように配慮される。しかしながら、MS品質順序番号の大きなユーザ(この想定例では、例えばセル端のユーザ)同士が、同じ単位リソースブロックを同時に使用しないことを確実に回避することはできない。例えば、サブグループ1,2のセル端ユーザ同士がt8f1の単位リソースブロックを使用する羽目になってしまうかもしれない。従って、MS品質順序番号は品質の悪い順に並べられることが好ましい。
本発明では適応変調及びチャネル符号化(AMC)が併用されてもよい。説明の便宜上、送信電力制御が行われない場合を説明する。適用変調方式では、移動局MSの受信品質状況に応じて、その移動局MSの無線回線に使用するデータ変調方式等が、適応的に変更される。受信品質が良い場合、例えば移動局MSが基地局付近に位置し、SINR値が高い場合、伝送速度の大きい64QAM方式等が使用される。受信品質が悪い場合、例えばセル境界付近に移動局MSが位置し、SINR値が低い場合は、伝送速度の小さいQPSK方式等が使用される。このように、使用される変調方式が異なる場合は、先に説明したような、セル中心付近にいる移動局MSとセル境界付近にいる移動局MSで、所要品質が異なることになる。
図17に示されるように、セルの中心付近に位置し、高レートの期待できる変調方式(例えば64QAM)を使用することが可能な移動局MS位置から、徐々にセル中心から離れるにつれて移動局MSの受信品質は劣化し、64QAM変調方式では品質が満たされなくなる限界地点に達する。さらに基地局から離れた場所に移動すると、使用する変調方式は、より低レートのもの(例えば16QAM)に変更され、所要品質を満たすようにする。さらに基地局からの距離が遠くなり、16QAMでの品質維持が可能な限界距離に達すると、変調方式はさらに低レートのもの(例えば、QPSK)に変更され、所要品質を満たすようにする。
AMC方式が使用される場合には、基地局からの距離に応じて干渉に対する耐力が一律に劣化するとは限らない。例えば、64QAM変調方式の限界距離の場所では、必要な受信レベル等が64QAM変調方式を維持する程度に十分な耐力(余裕)がなくなってしまう。しかしながら、その限界距離より遠い場所では、低速の16QAM変調方式が使用され、所要品質を容易に達成できるようになり、耐力(余裕)が大きくなるからである。
従って固定変調方式の場合とは異なり(または、同一の変調方式における基地局からの距離と影響度の関係とは異なり)、干渉を受けたり与えたりする影響度が基地局からの距離に応じて一律減少するとは言えなくなる。この場合、MS品質順序番号の順序を並べ替えることも考えられるが、制御が複雑化してしまうことが懸念される。
一例として、最も伝送レートが低い変調方式(つまり、最も受信レベル等が低くてよい変調方式)に対する耐力(余裕)を判断の基礎にすることで、上記の問題に簡易に対処できる。このようにすると、実際に使用される適応変調方式では所要品質が満たせなかったとしても、例えばレートを一段階落とした変調方式を使用すれば、所要品質を満たす通信は継続できるので、第1実施例で説明された方法をそのまま適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。説明の便宜上、本発明は幾つかの例に分けて説明されたが、それらの区分けは本発明に本質的ではなく、それらが必要に応じて同時に使用されてよい。

Claims (11)

  1. システム帯域の同じ一部分を使用する複数のセルの何れかに属する基地局であって、
    所定の帯域幅及び所定の期間を有し且つ複数のセルで共通する共通リソース番号で特定される単位リソースブロックの1つ以上を、在圏するユーザ装置の内どのユーザ装置に割り当てるかを決定する手段と、
    決定されたユーザ装置各々の無線伝搬状況の良否を示す量に基づいてユーザ装置を格付けし、ユーザ装置各自に対応するランキング番号を決定する手段と、
    前記共通リソース番号及び前記ランキング番号の所定の対応関係に従って、どのユーザ装置にどの単位リソースブロックを割り当てるかを示す割当情報を作成する手段と、
    前記割当情報を各ユーザ装置に通知する手段と、
    を有し、前記所定の対応関係は、同一の周波数帯域を使用する複数のセルで異なるように決定されている
    ことを特徴とする基地局。
  2. 一連のランキング番号が、無線伝搬状況の悪い順序を表す
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  3. 同じランキング番号のユーザ装置には、同じ周波数で異なる時間の単位リソースブロックが割り当てられるように、前記所定の対応関係が決定されている
    ことを特徴とする基地局。
  4. 一連のランキング番号が、ユーザ装置との距離の遠近を表す
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  5. 同一の周波数帯域を利用する複数のセルの中で、或る共通リソース番号に対応する或るセルでのランキング番号と別のセルでのランキング番号間の差分が、別の共通リソース番号に対応する前記或るセルでのランキング番号と前記別のセルでのランキング番号間の差分に等しくなるように、前記所定の対応関係が決められている
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  6. 同一の周波数帯域を利用する2つのセルの一方では昇順のランキング番号と一連の共通リソース番号とが対応付けられ、他方では降順のランキング番号と一連の共通リソース番号とが対応付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  7. 同一の周波数帯域を利用する複数のセルの中で、或る共通リソース番号に対応する複数のランキング番号の合計値は、別の共通リソース番号に対応する複数のランキング番号の合計値に等しくなるように、前記所定の対応関係が決められている
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  8. 当該基地局は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式の移動通信システムで使用される
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  9. 適応変調及びチャネル符号化(AMC)方式が使用される場合に、前記無線伝搬状況の良否を示す量は、データ変調方式及びチャネル符号化方式の所定の組み合わせが使用された場合に予想される、所要品質に対する余裕度で表現される
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局。
  10. システム帯域の同じ一部分を使用する複数のセルの何れかに属する基地局で使用される方法であって、
    所定の帯域幅及び所定の期間を有し且つ複数のセルで共通する共通リソース番号で特定される単位リソースブロックの1つ以上を、在圏するユーザ装置の内どのユーザ装置に割り当てるかを決定するステップと、
    決定されたユーザ装置各々の無線伝搬状況の良否を示す量に基づいてユーザ装置を格付けし、ユーザ装置各自に対応するランキング番号を決定するステップと、
    前記共通リソース番号及び前記ランキング番号の所定の対応関係に従って、どのユーザ装置にどの単位リソースブロックを割り当てるかを示す割当情報を作成するステップと、
    前記割当情報を各ユーザ装置に通知するステップと、
    を有し、前記所定の対応関係は、同一の周波数帯域を使用する複数のセルで異なるように決定されている
    ことを特徴とする方法。
  11. 配下の移動局の無線環境をパラメータとして用いて区分判定を行い、無線環境が最も悪いグループに属する移動局に第1のタイミングで第1の無線周波数を優先的に割り当てる隣接基地局と同じ周波数帯を利用可能な基地局において、
    配下の移動局の無線環境をパラメータとして用いて区分判定を行い、無線環境が最も悪いグループに属する移動局には、前記第第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで前記1の無線周波数を優先的に割り当て、該無線環境が最も悪いグループに比べて無線環境がより良いグループに属する移動局に対して、前記第1のタイミングで第1の無線周波数を優先的に割り当てる、
    ことを特徴とする基地局。
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