JP5284316B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

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本発明は、複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムにおいて、各基地局が分散制御的に当該基地局と同じ時間で同じ周波数帯域を使用する1次隣接基地局および2次隣接基地局により形成される「多重パターン」を選択し、当該多重パターンに属する1次隣接基地局および2次隣接基地局が送信停止要求や送信電力低減要求を相互に通知し合う無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
IEEE802.16で規格化されているIEEE802.16e-2005の通信方式(いわゆる Mobile WiMAX(Worldwide interoperability for microwave access))では、高速なデータサービスに加えて、VoIPやストリーミング配信など、様々なアプリケーションに幅広く対応できるように設計されている。
さらに、 Mobile WiMAXでは、周波数利用効率を向上させるために、FFR(Fractional Frequency Reuse) と呼ばれる柔軟性の高い周波数再利用の仕組みが利用できるように設計されている。図10は、FFRを用いた一般的なフレーム構成の一例であり、フレームは周波数再利用係数(以下、FRF)が異なる2つのゾーン(セルエッジゾーン、セル中心ゾーン)に分割される。基地局(以下、BS)は、各端末(以下、SS)に対するデータ割当領域として、当該BSの近傍のSSに対しては、隣接BSと同じ周波数を使用するFRF=1のゾーン(以下、セル中心ゾーン)の中で割り当てる。BS近傍に位置するSSは受信電力が大きく干渉波の影響が小さいため、BSはこのSSに対して、隣接するBSと同じ時間かつ同じ周波数を用いた通信が可能となる。一方、セルエッジに位置するSSに対しては、隣接BSと異なる周波数を使用するFRF=3のゾーン(以下、セルエッジゾーン)の中に割り当てる (非特許文献1)。BSのセルエッジに位置するSSは、受信電力が小さく干渉波の影響が大きいため、BSは隣接するBSと異なる時間または異なる周波数で送信するなどの干渉回避が行われる。 Mobile WiMAXにおけるFFRでは、セルエッジゾーンとセル中心ゾーンは一般的に時分割されるため、BSは各SSのデータを割り当てるゾーンを適切に判断する必要がある。
本明細書では、隣接する複数のBSが同じ時間で同じ周波数を用いて異なるSSと通信することを、多重またはリソース多重と呼ぶ。
非特許文献2では、単一の信号対干渉雑音電力比(SINR)または搬送波対干渉雑音電力比(CINR)の閾値によって、各SSの割り当てるゾーンを決定する方法が示されている。BSとSSとのSINRまたはCINRが閾値以上であれば、SSはBS近傍に位置すると判別し、セル中心ゾーンに割り当てる。一方、閾値以下であれば、SSはセルエッジに位置すると判別し、 セルエッジゾーンに割り当てる。
このようなFFRでは、全てのBSが一律に多重するか否かとなるところ、非特許文献3では、図11のようなフレームを構成し、隣接する複数のBSのうち一部のBSが多重する組み合わせを時分割的に導入し、そのスケジューリング方法により、システム容量が改善されることが明らかにされている。このフレーム構成は、隣接する3つのBSのうち、いずれのBSも多重しないセルエッジゾーン(多重数1)と、2つのBSが多重する多重ゾーン(多重数2)と、3つ全てのBSが多重する多重ゾーン(多重数3)とに分割されている。この方式では、集中制御局となるBSが必要であり、当該BSは各BSと各SSとの間の伝搬路情報の全ての組合せを収集し、それらの伝搬路情報に基づいて、各SSが通信するBSとゾーン(多重数) を決定する。例えば図12に示す構成例では、BS1から信号を受信するSS1に対して、BS2からの干渉波の影響は大きいが、BS3からの干渉波の影響が小さいため、セルエッジゾーン(多重数1)に割り当てるよりも、BS1とBS3の多重ゾーン(多重数2)に選択することで、システム容量の改善が図られる。
非特許文献3に示されている無線通信システムとスケジューリング方法では、例えば3つのBSのみで構成されるような小規模な無線通信システムの場合にシステム容量の改善効果が期待できる。しかし、集中制御的にスケジューリングする方法であるため、BS数やSS数が増大するごとに、スケジューリングの計算の複雑性が増す。また、このスケジューリング方法では、各BSと各SSとの伝搬路情報の全ての組合せを収集する必要があるが、セルラーなどの大規模システムにおいてはそれらの伝搬路情報の全てを収集することは困難である。
そこで、非特許文献4では、各BSは隣接BSとのみ協調することによって当該BSと同じ時間で同じ周波数帯域を使用する適切な隣接BSの組合せ(多重パターン)を決定する分散制御型のアプローチをとることで、非特許文献3におけるスケジューリング方法の課題を解決している。非特許文献4では、セルエッジゾーンおよびセル中心ゾーンの区別は存在しない。各BSは、一定の優先帯域(周波数帯)を有し、その優先帯域において多重パターンを決定すると共に、干渉となる隣接BS(多重パターンに含まれないBS) に対して優先帯域の一部の送信停止を要求する。また、隣接BSから非優先帯域の一部の送信停止が要求される。
ここで、図13に示すように各BSの優先帯域は、隣接BSの優先帯域とは異なって設定される、すなわち各BSの優先帯域は隣接BSの非優先帯域となるため、各BSが分散制御的に決定する多重パターンが不整合を生じることはない。具体的なスケジューリング処理は図14に示すように、優先帯域でのスケジューリング(S1301 〜S1306 )と非優先帯域のスケジューリング(S1307 〜S1310 )の2段階に分かれる。各BSは、まず優先帯域に対して、データバッファ部に蓄積されたデータを割り当てる。ここで、当該BSとデータの宛先となるSSx とのSNRおよび隣接BSと当該SSx とのSNRを把握し、これらのSNRに基づいて、送信時に多重できるか否かを判断する。送信時に多重できる場合には、多重パターンも併せて決定する。
一方、優先帯域の全てに対する割当が終了するか、バッファに蓄積されたデータの全てに対する割当が終了した場合には、隣接BSに対して、送信停止を要求するための通知を行う(S1306 )。帯域を割り当てられていないデータがバッファにある場合には、他のBSにより送信停止を要求されていない非優先帯域で割り当てを行う。
割当が完了した後、BSは、優先帯域については各SSに対して定めた多重パターンで通信する。このとき所望の多重パターンを実現するために、上記の通知により隣接BSに所定の領域における多重または送信停止を命令している。一方、非優先帯域については、隣接基地局から送信停止を命令されていない非優先帯域において各SSと通信することとなる。
庄納崇 他、「WiMAX教科書」、インプレスR&D、 pp.107-108 藤井啓正 他、「Fractional Frequency Reuseを用いるOFDMAセルラシステムの特性解析 通信容量およびアウテージレート」、無線通信システム研究会、 RCS2007-161、2007年 大野陽平 他、「集中制御型FFRにおけるリソース制御を適用したシステム容量善効果」、2009年電子情報通信学会総合大会、B-5-140 、2009年 大野陽平 他、「分散制御による周波数リユース可変方法の提案」、2009年電子情報通信学会ソサイエティ大会、B-5-116 、2009年
非特許文献4に記載の技術によって、セルラーなどの大規模システムにおける多重パターンの制御が可能となるが、多重パターンを制御できるBS範囲は1次隣接BSまでであり、2次隣接BSとは協調することができない。すなわち、非特許文献4に記載の技術では、図12のように各BSの優先帯域は当該BSの隣接BSの優先帯域とは異なって設定されているが、当該BSの2次隣接BSの優先帯域とは同一である場合があり、その優先帯域において当該BSが決定するリユースパターンと2次隣接BSとが決定する多重パターンが一致しないことがあると考えられる。
したがって、各基地局がその2次隣接BSからの干渉を回避できず、それ故にスループットが向上しないことがあると考えられる。
本発明は、各基地局が分散制御的に当該基地局と同じ時間で同じ周波数帯域を使用する1次隣接基地局および2次隣接基地局により形成される多重パターンを選択し、大規模な無線通信システムでもシステム容量を改善することができる無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間で1つの他の基地局を挟む位置関係にあるそれぞれの基地局を互いに2次隣接基地局として、各基地局が1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(1次隣接優先帯域)が設定される無線通信システムにおいて、各基地局の1次隣接優先帯域は1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、各基地局の1次隣接優先帯域の一部に各基地局が2次隣接基地局間でも自らが優先的に使用できる周波数帯域(2次隣接優先帯域)が設定され、各基地局の2次隣接優先帯域は2次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、基地局は、配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接基地局および2次隣接基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局を特定する第1の手段と、2次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局に対して、2次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2の手段と、第2の手段の後に、1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接基地局に対して、1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3の手段と、第3の手段の後に、非優先帯域(1次隣接基地局および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4の手段とを備える。
第2の発明は、複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間がn−1次隣接するそれぞれの基地局を互いにn次隣接基地局として(nは2以上の整数)、各基地局がn−1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(n−1次隣接優先帯域)が設定される無線通信システムにおいて、各基地局のn−1次隣接優先帯域は、n−1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、各基地局のn−1次隣接優先帯域の一部に各基地局がn次隣接基地局間でも自らが優先的に使用できる周波数帯域(n次隣接優先帯域)が設定され、各基地局のn次隣接優先帯域はn次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、基地局は、配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接からn次隣接までの基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局を特定する第1の手段と、n次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局に対して、n次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2の手段と、第2の手段の後に、n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接からn−1次隣接までの基地局に対して、n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3の手段と、第3の手段の後に、非優先帯域(1次隣接からn次隣接までの基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4の手段とを備える。
第3の発明は、複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間で1つの他の基地局を挟む位置関係にあるそれぞれの基地局を互いに2次隣接基地局として、各基地局が1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(1次隣接優先帯域)が設定される無線通信方法において、各基地局の1次隣接優先帯域は1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、各基地局の1次隣接優先帯域の一部に各基地局が2次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(2次隣接優先帯域)が設定され、各基地局の2次隣接優先帯域は2次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、基地局は、配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接基地局および2次隣接基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局を把握する第1のステップと、2次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局に対して、2次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2のステップと、第2のステップの後に、1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接基地局に対して、1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3のステップと、第3のステップの後に、非優先帯域(1次隣接基地局および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4のステップとを有する。
第4の発明は、複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間がn−1次隣接するそれぞれの基地局を互いにn次隣接基地局として(nは2以上の整数)、各基地局がn−1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(n−1次隣接優先帯域)が設定される無線通信方法において、各基地局のn−1次隣接優先帯域は、n−1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、各基地局のn−1次隣接優先帯域の一部に各基地局がn次隣接基地局間でも自らが優先的に使用できる周波数帯域(n次隣接優先帯域)が設定され、各基地局のn次隣接優先帯域はn次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、基地局は、配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接からn次隣接までの基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局を特定する第1のステップと、n次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局に対して、n次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2のステップと、第2のステップの後に、n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、配下の端末局との通信時に、当該基地局から干渉となる1次隣接からn−1次隣接までの基地局に対して、n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3のステップと、第3のステップの後に、非優先帯域(1次隣接からn次隣接までの基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4のステップとを有する。
本発明は、複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムにおいて、各基地局が分散制御的に当該基地局と同じ時間で同じ周波数帯域を使用する1次隣接基地局および2次隣接基地局(多重パターン) を選択し、当該多重パターンに基づいて1次隣接基地局および2次隣接基地局と送信停止要求や送信電力低減要求を相互に通知する。すなわち、各基地局の優先帯域をさらに分割し、同じ帯域を優先帯域とする2次隣接基地局との間でも優先帯域を設け、2次隣接基地局からの干渉を考慮して多重送信が可能になる。また、2次隣接基地局について干渉を許容できないものは、分割した後の優先帯域での送信を禁止し、隣接基地局について干渉を許容できないものについては、分割する前の優先帯域での送信を禁止し、それ以外の基地局には多重送信することを許容する。これにより、2次隣接基地局まで考慮した多重送信が可能となり、スループットの向上、システム容量を向上することが可能となる。
また、2次隣接、3次隣接と拡張することにより、さらに遠くの基地局の干渉までを考慮した緻密な設計が可能となる。
本発明の無線通信システムの実施例構成を示す図である。 BS連携情報部12およびスケジューラ13の構成例を示す図である。 実施例1におけるフレーム構成例および周波数配置例を示す図である。 実施例1におけるスケジューリング処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。 実施例1におけるスケジューリング処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。 多重パターン(1次隣接BSおよび2次隣接BS)の決定手段S104の一例を示すフローチャートである。 他のBSへの要求生成手順S107の一例を示すフローチャートである。 多重パターン(1次隣接BS)の決定手順S110の一例を示すフローチャートである。 実施例2における他のBSへの送信電力低減要求生成手順の一例を示すフローチャートである。 FFRを用いた一般的なフレーム構成例を示す図である。 複数のBSと連携したFFRによるフレーム構成例を示す図である。 基地局と端末局の構成例を示す図である。 非特許文献4における優先帯域の割当例を示す図である。 非特許文献4におけるスケジューリング処理手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の無線通信システムの実施例構成を示す。
図1において、実施例1の無線通信システムは、バックボーンネットワーク1に接続される複数(m個)のBS10(1) 〜10(m) と、複数(n個) のSS20(1) 〜20(n) から構成される。以下、実施例1のBS構成とスケジューリング方法について説明する。
BS10(1) 〜10(m) のデータバッファ部11には、バックボーンネットワーク1からデータが入力する。データバッファ部11では、入力された時間順にデータが保存されている。なお、データの送信先となるSSのQoSクラスなどに応じて、保存されているデータの順番を入れ換える構成としてもよい。BS連携情報部12では、バックボーンネットワーク1を介して他のBSからの要求が入力する。また、BS連携情報部12は、他のBSへの要求を作成してバックボーンネットワーク1へ出力する。スケジューラ13は、受信部18から入力する伝搬路情報やBS連携情報部12に保存されている情報を基に、スケジュール情報を構築する。そして、そのスケジュール情報に従ってデータバッファ部11に保存されているデータを先頭から取り出し、送信データ生成部14へ出力する。送信データ生成部14は、スケジューラ13から入力するデータと、スケジュール情報から構成される当該データに対するスケジューリング情報(優先帯域/非優先帯域等)を用いてフレームを生成する。送信部15は、送信データ生成部14で作成されたフレームを変調および周波数変換により無線信号に変換し、スケジュール情報に基づいて送受信の切り替えが制御されるTDDスイッチ16を介してアンテナ17からBS配下のSSに送信する。
また、BS10(1) 〜10(m) のアンテナ17で受信する無線信号は、TDDスイッチ16を介して受信部18に入力する。受信部18は、無線信号を周波数変換および復調し、復調した受信データをデータバッファ部11に出力し、さらにバックボーンネットワーク1に出力する。
SS20(1) 〜20(n) は、アンテナを介してそれぞれ対応するBS10(1) 〜10(m) が送信するスケジュール情報を取得し、それに従ってデータの送受信を行う。
(BS連携情報部12とスケジューラ13の構成例とそのスケジューリング処理)
図2は、BS連携情報部12およびスケジューラ13の構成例を示す。
図2において、BS連携情報部12は、優先帯域情報記憶部121、他のBSへの要求生成部122、他のBSからの要求記憶部123から構成される。スケジューラ13は、受信部13から入力する伝搬路情報を記憶する伝搬路情報記憶部132、スケジュール情報構築部131から構成される。
スケジュール情報構築部131は、伝搬路情報記憶部132、優先帯域情報記憶部121、他のBSからの要求記憶部123の情報を参照して、図3に示すフレーム構成例および周波数配置例に従ってスケジュール情報を構築する。図3に示すフレーム構成例では、優先帯域(本発明においては1次隣接優先帯域という) と非優先帯域から構成され、さらに1次隣接優先帯域の一部に2次隣接優先帯域を有する。図3に示すように、各BSの1次隣接優先帯域は1次隣接BSのそれと異なって設定されており、2次隣接優先帯域は2次隣接BS(当該BSと同一の1次隣接優先帯域を使用するBSに限る) のそれと異なって設定される。これらの優先帯域の情報は、BS設置時に設定されても良いし、バックボーンネットワーク1からの情報により動的に設定されても良い。
伝搬路情報記憶部132には、当該BSとその配下のSSとのSNRおよびSINRと、1次隣接BSおよび2次隣接BSと前記SSとのSNRが保存されている。当該BSとその配下のSSとのSNRは、SSは当該BSからの信号を受信することでSNRを把握し、その値が当該BSへフィードバックされることによって伝搬路情報記憶部132に保存される。1次隣接BSおよび2次隣接BSと前記SSとのSNRは、SSがその1次隣接BSおよび2次隣接BSから干渉波を受信することでSNRを把握し、その値と干渉波を送信するBSの情報が当該BSへフィードバックされることによって伝搬路情報記憶部132に保存される。また、全てのBSが多重したときの当該BSと前記SSとのSINRについても、SSによって当該BSからの制御信号を受信することで併せて把握され、その値が当該BSにフィードバックされる。なお、上記のSNR等を把握する手段はこの限りではない。例えば、各BSは前記SSが送信する信号を受信することによって、各BSと前記SSとのSNRおよびSINRを把握し、それを1次隣接BSおよび2次隣接BSと相互に通知する事によっても可能である。
図4は、実施例1におけるスケジューリング処理手順の一例(その1)を示す。図5は、実施例1におけるスケジューリング処理手順の一例(その2)を示す。
スケジュール情報構築部131におけるスケジューリング処理は、図4に示す2次隣接優先帯域でのスケジューリング(S101〜S107)および1次隣接優先帯域でのスケジューリング(S108〜S113)、図5に示す非優先帯域でのスケジューリング(S114〜S117)に分類され、この順で処理が実行される。
(2次隣接優先帯域でのスケジューリング)
図4において、スケジュール情報構築部131は、データバッファ部11からデータを取り出し(S101)、取り出したデータの宛先をSSx として把握する(S102)。続いて、伝搬路情報記憶部132を参照し、BSとSSx とのSNRおよび全てのBSが多重したときのSINR、その1次隣接BSおよび2次隣接BSとSSx とのSNRを把握する(S103)。続いて、これらのSNR等に基づき、BSとSSx との通信時において多重する1次隣接BSおよび2次隣接BS(多重パターン) を決定する(S104)。
多重パターン(1次隣接BSおよび2次隣接BS)の決定手段S104の一例を図6に示す。伝搬路情報記憶部132を参照し、SS毎に、当該BS(BSx)とのSNR(SNRx)および全てのBSが多重したときの当該BS(BSx)とSSとのSINR(SINRx)、SSに対して干渉となる1次隣接BSおよび2次隣接BS(BSy(i)) とSSとのSNR(SNRy(i)) を把握する(S201)。これらのSNRx ,SINRx ,SNRy(i)から、当該BSが1次隣接BSおよび2次隣接BSと多重したときのSINRを、多重するBSの組合せ(group) 毎に
Figure 0005284316
と計算し、それにより伝送レートrate(group) を推定する(S202)。上式でnotgroupとは多重するBSの組合せに含まれないBSの組合せを示し、notgroupに含まれるBSは1次隣接BSおよび2次隣接BSに限られる。ここで、伝送レートrate(group) は、多重するBSの組合せ(group) 毎にSINR(group) を計算し、テーブル等により管理されているSINR(group) と伝送レートの対応表から一意に伝送レートが決定される。
次に、α(group) ・rate(group) を計算し、その値が最も大きいgroup を選択する(S203)。ここで、α(group) は、任意に設定することができるが、一例として、そのgroup における多重数、つまりgroup に含まれるBS数に1を加算したものとすることができる。group を選択した後、当該BSは、選択されたgroup に含まれていないBS(notgroup に含まれるBSであり、1次隣接BSおよび2次隣接BSに限られる) に対して、当該SSとの通信時において、BSx の2次隣接優先帯域の全てまたは一部の使用を停止させるための通知をするために、これらのBSを当該SSと関連付けて記憶する(S204)。このように、2次隣接優先帯域を当該BSが独占的に利用するのではなく、他のBSの利用を容認しつつ、システム全体の容量が最大化するように、group を定めることによって、チャネル利用効率が向上する。
次に、図4において、SSx のデータを2次隣接優先帯域に割り当て、2次隣接優先帯域の全てにデータが割り当てられるか、データバッファにデータがなくなるまで上記のステップS101からS105を繰り返す(S106)。
次に、当該SSの情報と送信停止すべきBSについての情報を関連付けて、他のBSへの要求生成部122へ通知し、当該送信停止すべきBSに対して特定の時間や周波数で送信停止の要求を生成する(S107)。
他のBSへの要求生成部122における要求生成手順S107の一例を図7に示す。他のBSへの要求生成部122は、スケジュール情報構築部131から優先帯域に割り当てたSSの情報を取得し(S301)、前記SSを割り当てた時間と周波数(以下スロット) を把握する(S302)。次に、前記スロットにおいて送信を停止させるBSを把握する(S303)。このBSは図5の多重パターン選択におけるステップS204において送信を停止させるBSである。次に、前記BSに対して前記スロットで送信を停止する要求を生成する(S304)。この要求はバックボーンネットワーク1を介して前記BSへ通知される。
(1次隣接優先帯域でのスケジューリング)
1次隣接優先帯域は、同一周波数を使用する2次隣接BSの2次隣接優先帯域である。したがって、当該BSは、2次隣接BSとの多重化を前提としてスケジューリングを行うこととなる。
図4において、スケジュール情報構築部131は、2次隣接優先帯域に割り当てたSSの情報を他のBSへの要求生成部122に通知した後、他のBSからの要求記憶部123を参照する。他のBSからの要求記憶部123には、他のBSから送信停止を要求されたスロットが記憶されており、スケジュール情報構築部131は1次隣接優先帯域において送信停止を要求されている領域を把握する(S108)。次に、スケジュール情報構築部131は、データバッファ部11からデータを取り出し(S109)、BSとSSx との通信時において多重する1次隣接BS (多重パターン) を決定する(S110)。ステップS104の多重パターンの選択では、2次隣接BSまでの組合せを考慮していたのに対し、ステップS110では1次隣接BSまでの組合せを考慮する点が異なる。各BSの1次隣接優先帯域は、その2次隣接BSの1次隣接優先帯域と同一である場合があるが、その1次隣接BSの1次隣接優先帯域とは異なって設定されるからである。したがって、各BSが、一次隣接優先帯域において多重パターンを分散制御しても、その多重パターンが1次隣接BSの決定するそれと不整合を生じることはないからである。
多重パターン(一次隣接BS)の決定手順S110の一例を図8に示す。伝搬路情報記憶部132を参照し、SS毎に、当該BS(BSx)とSSとのSNR(SNRx)、全てのBSが多重したときに当該BS(BSx)とSSとのSINR(SINRx)、SSに対して干渉となる1次隣接BS(BSy(i)) とSSとのSNR(SNRy(i)) を把握する(S401)。これらのSNRx ,SINRx ,SNRy(i)から、当該BSが1次隣接BSと多重したときのSINRを、多重するBSの組合せ(group) 毎に
Figure 0005284316
と計算し、それにより伝送レートrate(group) を推定する(S402)。上式でnotgroupとは多重するBSの組合せに含まれないBSの組合せを示し、notgroupに含まれるBSは1次隣接BSに限られる。
次に、α(group) ・rate(group) を計算し、その値が最も大きいgroup を選択する(S403)。ここで、α(group) は、任意に設定することができるが、一例として、そのgroup における多重数、つまりgroup に含まれるBS数に1を加算したものとすることができる。group を選択した後、当該BSは、選択されたgroup に含まれていないBS(notgroup に含まれるBSであり、1次隣接BSに限られる) に対して、BSx と当該SSとの通信時において、BSx の1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および送信停止を要求されている領域を除く) の全てまたは一部の使用を停止させるための通知をするために、これらのBSを当該SSと関連付けて記憶する(S404)。
次に、図4において、SSx のデータを1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および送信停止を要求されている領域を除く) に割り当て(S111)、1次隣接優先帯域の全てにデータが割り当てられるか、データバッファにデータがなくなるまで上記のS109からS111を繰り返す(S112)。
次に、SSの情報を他のBSへの要求生成部113へ通知し、他のBSへ特定の時間や周波数で送信停止の要求を生成する(S113)。
他のBSへの要求生成部122における要求生成手順S113は、図7に示す要求生成手順S107と同様である。要求はバックボーンネットワーク1を介して前記BSへ通知される。
(非優先帯域でのスケジューリング)
図5において、スケジュール情報構築部131は、1次隣接優先帯域に割り当てたSSの情報を他のBSへの要求生成部122に通知した後、他のBSからの要求記憶部123を参照する。他のBSからの要求記憶部123には、他のBSから送信停止を要求されたスロットが記憶されており、スケジュール情報構築部131は非優先帯域において送信停止を要求されている領域を把握する(S114)。次に、スケジュール情報構築部131は、データバッファ部11からデータを取り出し(S115)、そのデータを非優先帯域(送信停止を要求されていない領域に限る)に割り当てる(S116)。非優先帯域の全てにデータが割り当てられるか、データバッファにデータがなくなるまで上記のステップS115からS116を繰り返す(S117)。
このように、1次隣接優先帯域の一部において2次隣接優先帯域を設定し、各BSにおける2次隣接優先帯域は同一の1次隣接優先帯域を有する2次隣接BSのそれと異なって設定することにより、各BSが2次隣接優先帯域において2次隣接BSとの多重パターンを分散制御的に決定しても、多重パターンの不整合が発生することはない。さらに、2次隣接優先帯域のスケジュール、1次隣接優先帯域でのスケジュール、非優先帯域でのスケジュールと順に実行することにより、各BSは1次隣接BSとの干渉に加えて、2次隣接BSとの干渉をも回避しつつ、無線リソースを有効活用することが可能である。各BSは、2次隣接優先帯域でのスケジューリングにおいては、1次隣接BSおよび2次隣接BSからの干渉を回避する多重パターンを選択でき、2次隣接優先帯域でのスケジューリングで送信停止を受けていない1次隣接優先帯域では非特許文献4の技術と同様に1次隣接BSとの多重パターンの制御が可能となるからである。
実施例2では、他のBSへの要求生成部122は、送信停止の要求に代わって、送信電力の低減を要求しても良い。この実施例2における他のBSへの送信電力電源要求生成手順の一例を図9に示す。
スケジュール情報構築部131から優先帯域に割り当てたSSの情報を取得し(S501)、前記SSを割り当てた時間と周波数(以下スロット) を把握する(S502)。次に、前記スロットにおいて送信を停止させるBSを把握する(S503)。このBSは、図6の多重パターン選択におけるステップS204で送信を停止させるBS、または図8の多重パターン選択におけるステップS404で送信を停止させるBSである。次に、前記BSの前記スロットにおける送信電力を設定する(S504)。この送信電力は、前記BSが前記送信電力で送信したとしても、図6のステップS201-S204(S104) または図8のステップS401-S404(S110) で選択した多重グループにおける伝送レート(rate(group)) を満たすように設定される。次に、前記BSがステップS504で設定した送信電力で通信するように、前記BSに対して前記スロットにおいて送信電力を低減する要求を生成する(S505)。
上記の実施例1,2では、2次隣接BSまでと協調する方法であるが、これをn次隣接BSまでと協調する方法に拡張することが可能である。この場合、フレームにおいてn−1次隣接優先帯域の一部がn次隣接優先帯域に設定される。各BSのn次隣接優先帯域は、n次隣接BSのそれと異なって設定される。
スケジューリング処理は、n次隣接優先帯域のスケジューリングから1次隣接優先帯域のスケジューリングまで順番に実行し、続いて非優先帯域のスケジューリングが実行される。n次隣接優先帯域とn−1次隣接優先帯域のスケジューリングは、図4のスケジューリング処理おける「1次隣接BSおよび2次隣接BS」を「1次隣接からn次隣接までのBS」と、「1次隣接BS」を「1次隣接からn−1次隣接までのBS」と、「2次隣接優先帯域」を「n次隣接優先帯域」と、「1次隣接優先帯域」 を「n−1次隣接優先帯域」と読み替えて適用することが可能である。
また、上記の実施例1,2は、 Mobile WiMAXの仕様に基づいたものであるが、必ずしも Mobile WiMAXに限定するものではなく、他の無線通信方式についても適用可能である。
1 バックボーンネットワーク
10 BS
11 データバッファ部
12 BS連携情報部
121 優先帯域情報記憶部
122 他のBSへの要求生成部
123 他のBSからの要求記憶部
13 スケジューラ
131 スケジュール情報構築部
132 伝搬路情報記憶部
14 送信データ生成部
15 送信部
16 TDDスイッチ
17 アンテナ
18 受信部
20 SS

Claims (4)

  1. 複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間で1つの他の基地局を挟む位置関係にあるそれぞれの基地局を互いに2次隣接基地局として、各基地局が1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「1次隣接優先帯域」という)が設定される無線通信システムにおいて、
    前記各基地局の1次隣接優先帯域は1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記各基地局の1次隣接優先帯域の一部に各基地局が2次隣接基地局間でも自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「2次隣接優先帯域」という)が設定され、
    前記各基地局の2次隣接優先帯域は2次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記基地局は、
    配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接基地局および2次隣接基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局を特定する第1の手段と、
    前記2次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局に対して、前記2次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2の手段と、
    前記第2の手段の後に、前記1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接基地局に対して、前記1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3の手段と、
    前記第3の手段の後に、非優先帯域(1次隣接基地局および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4の手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間がn−1次隣接するそれぞれの基地局を互いにn次隣接基地局として(nは2以上の整数)、各基地局がn−1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「n−1次隣接優先帯域」という)が設定される無線通信システムにおいて、
    前記各基地局のn−1次隣接優先帯域は、n−1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記各基地局のn−1次隣接優先帯域の一部に各基地局がn次隣接基地局間でも自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「n次隣接優先帯域」という)が設定され、
    前記各基地局のn次隣接優先帯域はn次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記基地局は、
    配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接からn次隣接までの基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局を特定する第1の手段と、
    前記n次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局に対して、前記n次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2の手段と、
    前記第2の手段の後に、前記n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接からn−1次隣接までの基地局に対して、前記n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3の手段と、
    前記第3の手段の後に、非優先帯域(1次隣接からn次隣接までの基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4の手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  3. 複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間で1つの他の基地局を挟む位置関係にあるそれぞれの基地局を互いに2次隣接基地局として、各基地局が1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「1次隣接優先帯域」という)が設定される無線通信方法において、
    前記各基地局の1次隣接優先帯域は1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記各基地局の1次隣接優先帯域の一部に各基地局が2次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「2次隣接優先帯域」という)が設定され、
    前記各基地局の2次隣接優先帯域は2次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記基地局は、
    配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接基地局および2次隣接基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局を把握する第1のステップと、
    前記2次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接基地局および2次隣接基地局に対して、前記2次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2のステップと、
    前記第2のステップの後に、前記1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接基地局に対して、前記1次隣接優先帯域(2次隣接優先帯域および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3のステップと、
    前記第3のステップの後に、非優先帯域(1次隣接基地局および2次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4のステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  4. 複数の基地局と複数の端末局によって構成され、基地局間が隣接するそれぞれの基地局を互いに1次隣接基地局とし、基地局間がn−1次隣接するそれぞれの基地局を互いにn次隣接基地局として(nは2以上の整数)、各基地局がn−1次隣接基地局間で自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「n−1次隣接優先帯域」という)が設定される無線通信方法において、
    前記各基地局のn−1次隣接優先帯域は、n−1次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記各基地局のn−1次隣接優先帯域の一部に各基地局がn次隣接基地局間でも自らが優先的に使用できる周波数帯域(以下、「n次隣接優先帯域」という)が設定され、
    前記各基地局のn次隣接優先帯域はn次隣接基地局間で互いに異なる設定であり、
    前記基地局は、
    配下の端末局との通信時に、当該基地局の1次隣接からn次隣接までの基地局が当該基地局の通信と同じ時間で同じ周波数帯域を用いたときに、当該基地局の通信に対して干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局を特定する第1のステップと、
    前記n次隣接優先帯域において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接からn次隣接までの基地局に対して、前記n次隣接優先帯域の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第2のステップと、
    前記第2のステップの後に、前記n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定し、前記配下の端末局との通信時に、当該基地局から前記干渉となる1次隣接からn−1次隣接までの基地局に対して、前記n−1次隣接優先帯域(n次隣接優先帯域およびn次隣接基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) の全部または一部の送信停止または送信電力の低減を要求する第3のステップと、
    前記第3のステップの後に、非優先帯域(1次隣接からn次隣接までの基地局から送信停止または送信停止を要求されている領域を除く) において当該基地局と通信する配下の端末局を決定する第4のステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
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