JP5047151B2 - 無線lanシステム - Google Patents

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Description

本発明は、無線LANアクセスポイントを備えた無線LANシステムに関するものである。
無線LANアクセスポイント(5.25−5.35GHz、5.47−5.725GHz帯サポート)には、気象レーダや船舶レーダに影響を与えないよう、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能の搭載が必要である。DFSとは気象レーダや船舶レーダ等とアクセスポイントの電波が干渉しないようにするための機能で、アクセスポイントが定められたレーダ波を検知した場合に、アクセスポイントが使用している現在チャネルを直ちに停止させ、他のチャネルを使用する機能である。
このDFS機能は日本や米国、韓国などの国では必須であり、無線LANアクセスポイントを当該国で使用するために電波法関連の認証を受ける際、当該国の登録証明機関でDFS機能の試験認証を受けなければならない。
従来のDFS機能を搭載した無線LANアクセスポイントを備えた無線LANシステムの一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されている無線LANシステムは、DFS機能により無線チャネルの更新を行う無線基地局(無線LANアクセスポイント)において、他の無線基地局で使用されている無線チャネルの選択を回避することができることを目的としている。
前記無線基地局の主要部は、アンテナを介して無線フレームを送受信するフレーム送信部およびフレーム受信部と、フレーム送信部およびフレーム受信部に接続され、送信フレームの誤り率(送信誤り率)および受信フレームの誤り率(受信誤り率)を計測し、計測された送信誤り率を受信誤り率で割った値を計算し、その計算値と所定値を比較する計測部と、DFSによる無線チャネルの選択を行うチャネル設定部とから構成され、チャネル設定部は、使用している無線チャネルと同一のチャネルのレーダ波を検出すると、DFSの動作を開始し、また前記計測部における計算値が所定値よりも大きくなった場合にDFSの動作を開始する。
無線基地局の処理手順の一例を説明する。
無線基地局は自動で無線チャネルを選択して運用を開始する。
フレーム送信部およびフレーム受信部は、選択した無線チャネルでフレームの送受信を行う。
無線基地局の計測部は、運用中に送信フレームの誤り率(送信誤り率)および受信フレームの誤り率(受信誤り率)を計測し、その送信誤り率を受信誤り率で割った値を計算し、その計算値と所定値を比較する。
チャネル設定部は、無線チャネルと同一のチャネルのレーダ波を検出した場合、または計測部における計算値が所定値よりも大きくなった場合に、DFSの動作を開始し、使用していた無線チャネル以外の無線チャネルを選択する。次に、選択した無線チャネルに変更し、以後の運用で使用する。
上記構成および処理手順により、DFS機能により無線チャネルの更新を行う無線基地局において、他の無線基地局で使用されている無線チャネルについて、子局との通信で得られる各種情報を用いて間接的に検知し、その無線チャネル以外の無線チャネルに更新することができ、これにより、無線基地局が他の無線基地局と同一無線チャネルを選択した場合でも変更が可能であるので、配下の子局に与える、帯域を狭めて通信速度の低下を招くなどの悪影響を回避することができる。
特開2007−259040号公報
しかし、従来の無線LANアクセスポイントおよび無線LANシステムは、以下の課題を有している。
(1)従来のDFS機能では、レーダ波を検知した場合にランダムで他のチャネルに移動するため、システム設計者は、移動先のチャネルが判らず、システム設計者の意図に反したチャネルとなることがあり、また移動先のチャネルで再びレーダ検知した場合の移動先チャネルが指定できないことにより、多くの無線LANアクセスポイントを使用する中規模、大規模のシステムでは運用が難しいという問題がある。
(2)DFSの移動先チャネルとなりうるチャネル(周波数)に電波干渉の原因となるノイズ源がある場合、そのチャネルに移動した場合に、電波干渉によって通信速度の低下や通信エラーの増加などの問題が起こる可能性がある。
そこで、本発明は、データ通信の領域の一部が重なる無線LANアクセスポイントで同じチャネルを使用しないように、且つDFS機能によって望ましくないチャネルに移動しないようにでき、システム設計者がDFSが必要な周波数帯を使用する場合でも設計が容易となる無線LANアクセスポイントを備えた無線LANシステムを提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、DFS機能が必須な周波数帯の複数の無線チャネル(周波数)の中から設定された無線チャネルを用いて単数または複数のステーションとデータ通信を行う複数の無線LANアクセスポイントを備え、前記各無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域が、その一部が重なりあって配置された無線LANシステムであって、前記無線LANアクセスポイントは、前記設定された無線チャネルで、前記ステーションとデータ通信を行う無線通信部と、前記無線通信部にて通信可能な単数または複数の無線チャネルが予め格納された記憶部と、前記無線通信部が受信した受信信号から前記設定された無線チャネルと同一の周波数を使用するレーダシステムの目的外電波を検知し、その電波を検知したとき、他の無線アクセスポイントの無線チャネルの情報を必要とせずに、前記記憶部に記憶された無線チャネルのうち、前記設定された無線チャネルとは異なる無線チャネルの一つを選択し、無線通信部で使用する無線チャネルをこの新たに選択した無線チャネルに設定する制御部を備え、前記DFS機能が必須な周波数帯の無線チャネルの数が、予め規定されているとき、前記各無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域がそれぞれ、他の無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域が重なっている数のうち最大数を求め、この最大数あるいはそれより大きい数のグループに、前記各無線LANアクセスポイントを、そのデータ通信の領域が重なることがないように分け、前記予め規定された数の無線チャネルを、前記最大数あるいはそれより大きい数のグループに分けて、各無線LANアクセスポイントのグループに割り当て、前記各無線LANアクセスポイントの記憶部には、各無線LANアクセスポイントが属するグループに割り当てられた無線チャネルのみが格納されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、各無線LANアクセスポイントは、前記各無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域が他の無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域と重なりあっている数のうちの最大数あるいはそれより大きな数のグループに、そのデータ通信の領域が重なる無線LANアクセスポイントと同じグループとならないように分けられ、予め規定された数の無線チャネルは前記最大数あるいはそれより大きな数のグループに分けられて各無線LANアクセスポイントのグループに割り当てられ、各無線LANアクセスポイントの記憶部には、各無線LANアクセスポイントが属するグループに割り当てられた無線チャネルが格納されることにより、データ領域が重なっている他の無線LANアクセスポイントに設定される無線チャネルとは異なるグループの無線チャネルが記憶される。よって、無線LANシステム内でデータ通信の領域の一部が重なる無線LANアクセスポイントが、規定された数の無線チャネルの中で、確実に同一の無線チャネルを使用しないようにされ、同じ無線チャネルの帯域を共有し帯域を狭めて通信速度の低下を招く恐れが回避される。またDFS機能により移動する移動先の無線チャネルが他の無線アクセスポイントの無線チャネルの情報を必要とせずに限定され、よってシステム設計者の意図を反映でき、設計しやすくなり、システム運用がしやすくなる。またシステム設計者は、どこの無線チャネルへ移動したか予想できる。
また請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明であって、前記無線LANアクセスポイントの記憶部に格納される無線チャネルのうち、ノイズ源と干渉する無線チャネルは予め使用が禁止されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、無線LANアクセスポイントの近くに、記憶部に記憶された無線チャネルと干渉するノイズ源があるとき、予め、この無線チャネルの使用は禁止され、DFS機能により移動した無線チャネルがノイズ源と干渉して送受信が出来なくなることが防止される。このように、ノイズ源の情報があれば、システム設計者は、それを見越して、どこの無線チャネルヘ移動するか設定できる。
また請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の発明であって、前記レーダシステムの目的外電波の周波数と同一と検知された無線チャネルは、以後、使用禁止が可能とされることを特徴とするものである。
上記構成によれば、DFS機能が働いた無線チャネルは、以後、使用禁止が可能とされ、この無線チャネルが、再び使用され、DFS機能が働くことが回避される。
本発明の無線LANシステムは、以下の優れた効果を有している。
(1)DFS機能によって望ましくないチャネルに移動しないように移動先のチャネルを限定することによって、複数の無線LANアクセスポイントを備える無線LANシステム内でデータ通信の領域が重なる無線LANアクセスポイントが同じチャネルを使用し、同じ無線チャネルの帯域を共有し帯域を狭めて通信速度の低下を招く恐れを回避できる。
(2)無線LANアクセスポイントの移動先のチャネルを他の無線アクセスポイントの無線チャネルの情報を必要とせずに限定することにより、システム設計者がDFS機能が必要な周波数帯を使用する場合でも設計が容易となり、システムに設計者の意図を反映でき、運用がしやすくなり、またどこの無線チャネルへ移動したか予想出来る。
(3)各無線LANアクセスポイントは、使用している無線チャネルと気象レーダ波、船舶レーダ波の周波数の情報を持っているだけでよく、他の無線LANアクセスポイントの情報は不要である。ノイズ源の情報があれば、システム設計者は、それを見越して、どこヘ移動するか設定できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における無線LANアクセスポイントを備えた無線LANシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、無線LANシステムは、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数(図1では4台)の無線LANアクセスポイント(無線基地局;以下、アクセスポイントと略す)AP1,AP2,AP3,Ap4と、各アクセスポイントAP1,AP2,AP3,Ap4にそれぞれ帰属しデータ通信を行う単数または複数のステーション(LAN端末局)ST1〜ST10とから構成され、また各アクセスポイントAP1,AP2,AP3,Ap4は、ネットワークを形成するLANケーブルNWに接続されている。
また図1および図2(a)に示すように、各アクセスポイントAP1,AP2,AP3,Ap4がそれぞれ、その配下に帰属するステーションST1〜ST10とともに構成する通信領域BSS(BasicService Set)1〜BSS4は、一列に、隣接する通信領域BSSと互いに一部が重なるように配置され、アクセスできないステーションSTがないように配置している。
前記各アクセスポイントAP1,AP2,AP3,Ap4は、図3に示すように、無線通信部11と、制御部12と、有線通信部13と、記憶部14から構成されている。
無線通信部11は、アンテナ16を通して、予め設定された無線チャネルで、ステーションSTとデータの送受信を行い、有線通信部13は、ネットワークNWとデータの送受信を行う。
また記憶部14には、無線通信プログラムの他、各種の制御プログラムが格納され、無線通信部11にて通信可能な、単数または複数の無線チャネルが予め格納されている。
また制御部12は、記憶部14にある各種プログラムの実行により、後述する無線通信部11のDFS処理を行い、無線通信部11の通信制御、有線通信部13の制御等、各種の制御を行う。
前記制御部12のDFS処理について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
無線通信部11が受信した受信信号から前記設定された無線チャネルと同一の周波数を使用するレーダシステムの目的外電波を検知し(ステップ−1)、この目的外電波を検知したとき、現在設定されている無線チャネルにレーダ検知フラグを追加して記憶部14に書き込む(ステップ−2)。
続いて記憶部14に格納されていた無線チャネルを読み込み(ステップ−3)、読み込んだ無線チャネルのうちレーダ検知フラグがない無線チャネルがあるかどうかを確認し(ステップ−4)、確認するとレーダ検知フラグがない無線チャネルの一つを選択する(ステップ−5)。
続いて、DFS規定に基づいて、この選択した無線チャネルと同一の周波数を使用するレーダシステムの目的外電波を60秒間スキャン検知し(ステップ−6)、検知しなければ、選択した無線チャネルを、無線通信部11で使用する無線チャネルとし(設定し)(ステップ−7)、終了する。
前記ステップ−6において、目的外電波を検知すると、ステップ−2へ戻って、選択した無線チャネルにレーダ検知フラグを追加して記憶部14に書き込む。
またステップ−4において、レーダ検知フラグがない無線チャネルが一つもないとき、無線通信部11へ無線停止を指令し(ステップ−8)、終了する。
なお、レーダ検知フラグは、30分間経過すると解除され、再度、その無線チャネルは使用できるようになる。
このように、DFS機能により、設定された無線チャネルと同一の周波数を使用するレーダシステムの目的外電波が検知されると、記憶部14に格納されていた、レーダ検知フラグがない無線チャネルの一つに無線チャネルが変更される。
また無線LANアクセスポイントにおいて、使用可能な周波数帯は、2.4−2.4825GHz帯、5.15−5.35GHz帯、および5.47−5.725GHz帯であり、DFS機能が必須の無線チャネルは、5.25−5.35GHz帯の4つの無線チャネル(52ch,56ch,60ch,64ch)と5.47−5.725GHz帯の11の無線チャネルである。5.47−5.725GHz帯の11の無線チャネルは以下の通りである。
100ch(5500MHz)
104ch(5520MHz)
108ch(5540MHz)
112ch(5560MHz)
116ch(5580MHz)
120ch(5600MHz)
124ch(5620MHz)
128ch(5640MHz)
132ch(5660MHz)
136ch(5680MHz)
140ch(5700MHz)
以下、これら5.47−5.725GHz帯(周波数帯)の11の100ch〜140chに規定された数(規定数)の無線チャネルを使用する例について説明する。
今、通信領域BSS1〜BSS4は、一列に配列されていることから、各アクセスポイントAP1〜AP4の通信領域BSS1〜BSS4がそれぞれ、他のアクセスポイントAPの通信領域BSSと重なりあっている数のうちの最大数は、“2”である。
そこで、各アクセスポイントAP1〜AP4を、“2”のグループに、通信領域BSSが重なるアクセスポイントAPとは同じグループにならないように分け、また無線チャネルを“2”のグループに分け、“2”のアクセスポイントAPのグループにそれぞれ、異なるグループの無線チャネルを指定すれば、隣接する(通信領域BSSの一部が重なる)アクセスポイントAP1〜AP4で同じ無線チャネルを使用することがなくなる。
そこで図2(b)に示すように、隣接しない(通信領域BSSが重ならない)アクセスポイントAP1とAP3をグループAとし、隣接しないアクセスポイントAP2とAP4をグループBとする。
続いて、DFS機能が必須な5.47−5.725GHz帯(周波数帯)の11(規定数)の無線チャネルを2つのグループに分け、例えば、グループAを、100ch、104ch、108ch、112ch、116ch、および120chとし、最初に使用する無線チャネルを100chとし、グループBを、124ch、128ch、132ch、136ch、および140chとし、最初に使用する無線チャネルを124chとし、グループAのアクセスポイントAP1とAP3の記憶部14には、グループAの無線チャネルを設定し、グループBのアクセスポイントAP2とAP4の記憶部14には、グループBの無線チャネルを設定する。
このような、記憶部14への設定により、各アクセスポイントAP1〜AP4の記憶部14には、通信領域BSSが重なる他のアクセスポイントAPの記憶部14に記憶される無線チャネルとは異なるグループの無線チャネルが記憶され、通信領域BSSが重なるアクセスポイントAP1〜AP4で、同一の無線チャネルが重複して使用されることが防止される。
また予め通信領域BSS1〜BSS4にノイズ源があり、このノイズの周波数が記憶部14へ設定された無線チャネルと重なるとき、例えば、通信領域BSS3にノイズ源21があり、112chと重なるとき、アクセスポイントAP3の記憶部14の112chにはレーダ検知フラグが付けられ、アクセスポイントAP3では使用が禁止される。このように、予めノイズ源21があり、周波数が特定され、記憶部14に記憶された無線チャネルと重なるとき、重なる無線チャネルは使用禁止とされる。
上記図1および図2に示す実施の形態では、アクセスポイントAPが4台で、通信領域BSSが直線上に一部が重なるように配列されているが、アクセスポイントAPが8台(AP1〜AP8)で、通信領域BSSの重なっている数の最大数が“4”となるように配列されているときの、グループ分けと、無線チャネルの割り当てを、図5に示す。
図5(a)に示すように、アクセスポイントAPの通信領域BSSは、次のように他のアクセスポイントAPの通信領域BSSと重なっている。
BSS1…BSS2,BSS5
BSS2…BSS1,BSS5,BSS6,BSS3
BSS3…BSS2,BSS6,BSS7,BSS4
BSS4…BSS3,BSS7,BSS8
BSS5…BSS6,BSS2,BSS1
BSS6…BSS7,BSS3,BSS2,BSS5
BSS7…BSS8,BSS4,BSS3,BSS6
BSS8…BSS4,BSS7
そこで、各アクセスポイントAP1〜AP8を、“4”のグループに、通信領域BSSが重なるアクセスポイントAPとは同じグループにならないように分け、5.47−5.725GHz帯(周波数帯)の11(規定数)の無線チャネルを“4”のグループに分け、“4”のアクセスポイントAPのグループにそれぞれ、異なるグループの無線チャネルを指定すれば、隣接する(通信領域BSSの一部が重なる)アクセスポイントAP1〜AP8で同じ無線チャネルを使用することがなくなる。
図5(b)に示すように、通信領域BSSが重ならないアクセスポイントAP1とAP3をグループAとし、通信領域BSSが重ならないアクセスポイントAP2とAP4をグループBとし、通信領域BSSが重ならないアクセスポイントAP5とAP7をグループCとし、通信領域BSSが重ならないアクセスポイントAP6とAP8をグループDとする。
そして、上記11(規定数)の無線チャネルを4つのグループに分け、例えば、グループAを、100ch、104ch、および108chとし、最初に使用する無線チャネルを100chとし、グループBを、112ch、116ch、および120chとし、最初に使用する無線チャネルを112chとし、グループCを、124ch、128ch、および132chとし、最初に使用する無線チャネルを124chとし、グループDを、136ch、および140cとし、最初に使用する無線チャネルを136chとする。
そしてグループAのアクセスポイントAP1とAP3の記憶部14には、グループAの無線チャネルを設定し、グループBのアクセスポイントAP2とAP4の記憶部14には、グループBの無線チャネルを設定し、グループCのアクセスポイントAP5とAP7の記憶部14には、グループCの無線チャネルを設定し、グループDのアクセスポイントAP6とAP8の記憶部14には、グループDの無線チャネルを設定する。
このような記憶部14への設定により、各アクセスポイントAP1〜AP8の記憶部14には、通信領域BSSが重なる他のアクセスポイントの記憶部14に記憶される無線チャネルとは異なるグループの無線チャネルが記憶され、通信領域BSSが重なるアクセスポイントAP1〜AP8で、同一の無線チャネルが重複して使用されることが防止される。
このように、アクセスポイントAPを、予め設定された、通信領域BSSの一部が重なる最大数のグループに、通信領域BSSが重なることがないように分け、さらにDFS機能が必須な周波数帯の規定数の無線チャネルを、前記予め設定された最大数に分けて、各グループに割り当てることにより、通信領域BSSの一部が重なるアクセスポイントAPで、同一の無線チャネルが重複して使用されることが防止される。
また予め通信領域BSS1〜BSS8にノイズ源があり、このノイズの周波数が記憶部14へ設定された無線チャネルと重なるとき、例えば、通信領域BSS7にノイズ源21があり、128chと重なるとき、アクセスポイントAP7の記憶部14の128chにはレーダ検知フラグが付けられ、アクセスポイントAP7では使用が禁止される。このように、予めノイズ源21があり、周波数が特定され、記憶部14に記憶された無線チャネルと重なるとき、重なる無線チャネルは使用禁止とされる。
以上のように本実施の形態によれば、各アクセスポイントAPは、通信領域BSSの一部が重なる最大数のグループに、隣接する通信領域BSSが重なることがないように分けられ、DFS機能が必須な周波数帯の規定数の無線チャネルは、前記最大数のグループに分けられ、各アクセスポイントAPの記憶部14には、通信領域BSSが重なる他のアクセスポイントAPの記憶部14に記憶される無線チャネルとは異なるグループの無線チャネルが記憶され、複数のアクセスポイントAPを使うシステム内で規定数の無線チャネルの中で、確実に、通信領域BSSの一部が重なるアクセスポイントAP同士が同一の無線チャネルを使用しないようにされることにより、複数のアクセスポイントAPを備える無線LANシステム内で通信領域BSSの一部が重なるアクセスポイントAP同士が同じチャネルを使用してしまい、すなわち望ましくないチャネルを使用してしまい、同じ無線チャネルの帯域を共有し帯域を狭めて通信速度の低下を招く恐れを回避できる。
また本実施の形態によれば、無線LANシステムはユーザーが自由に構築するものであるが、各アクセスポイントAPの移動先のチャネルを限定することにより、システム設計者がDFS機能が必須な周波数帯を使用する場合でも設計が容易となり、システムに設計者の意図を反映でき、運用がしやすくなり、またどこの無線チャネルへ移動したか予想出来る。
また本実施の形態によれば、各アクセスポイントAPは、予め設定された無線チャネルと気象レーダ波、船舶レーダ波の周波数の情報を持っているだけでよく、他のアクセスポイントAPの情報を不要にでき、システムを簡易なものとすることができる。
また本実施の形態によれば、アクセスポイントAPの近くに、記憶部14に記憶された無線チャネルと干渉するノイズ源21があるとき、予め、この無線チャネルの使用は禁止され、DFS機能により移動した無線チャネルがノイズ源21と干渉して送受信が出来なくなることが防止される。このように、ノイズ源21の情報があれば、システム設計者は、それを見越して、どこの無線チャネルヘ移動するか設定できる。
なお、本実施の形態では、DFS機能を制御部12に設けているが、無線通信部11に設けるようにしてもよい。
また本実施の形態では、アクセスポイントAPと無線チャネルを、通信領域BSSが重なる最大数にグループ分けしているが、最大数より大きな数のグループに分けるようにしてもよい。
また本実施の形態では、アクセスポイントAPは、5.47−5.725GHz帯の無線チャネルだけを使用するようにしているが、2.4−2.4825GHz帯と5.15−5.35GHz帯の無線チャネルを使用してもよいことは言うまでもなく、このとき、これら無線チャネルを、5.47−5.725GHz帯の無線チャネルと同様に、グループに分けて各グループに割り当てるようにする。これにより、各アクセスポイントAPの記憶部14には、通信領域BSSの一部が重なる他のアクセスポイントAPに設定される無線チャネルとは重複しない無線チャネルが格納される。
また本実施の形態では、レーダシステムの目的外電波が検知されると追加されるレーダ検知フラグは、30分間経過すると解除され、レーダ検知フラグが追加された無線チャネルを再び使用できるようにしているが、レーダ検知フラグを解除せずに、一旦レーダシステムの目的外電波が検知された無線チャネルは、そのまま使用禁止とすることも可能である。このように、DFS機能が働いた無線チャネルにはレーダ検知フラグが付けられ、以後、使用禁止とされ、レーダ検知フラグがない無線チャネルのみが使用されることにより、DFS機能が働いた無線チャネルが、再び使用されてDFS機能が働く可能性を回避でき、アクセスが一旦中断する恐れを回避できる。
本発明の実施の形態における無線LANアクセスポイントを備えた無線LANシステムの構成図である。 同無線LANアクセスポイントが4台で、無線LANシステムを構成している場合の図であり、(a)は無線LANアクセスポイントの通信領域の配置を示し、(b)は無線LANアクセスポイントのグループ分けと、割り当てられた無線チャネルを示す図である。 同無線LANアクセスポイントの構成を示すブロック図である。 同無線LANアクセスポイントの制御部のDFS動作を説明するフローチャートである。 同無線LANアクセスポイントが8台で、無線LANシステムを構成している場合の図であり、(a)は無線LANアクセスポイントの通信領域の配置を示し、(b)は無線LANアクセスポイントのグループ分けと、割り当てられた無線チャネルを示す図である。
符号の説明
AP アクセスポイント
BSS 通信領域
ST ステーション
NW LANケーブル
11 無線通信部
12 制御部
13 有線記憶部
14 記憶部
16 アンテナ
21 ノイズ源

Claims (3)

  1. DFS機能が必須な周波数帯の複数の無線チャネル(周波数)の中から設定された無線チャネルを用いて単数または複数のステーションとデータ通信を行う複数の無線LANアクセスポイントを備え、前記各無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域が、その一部が重なりあって配置された無線LANシステムであって、
    前記無線LANアクセスポイントは、
    前記設定された無線チャネルで、前記ステーションとデータ通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部にて通信可能な単数または複数の無線チャネルが予め格納された記憶部と、
    前記無線通信部が受信した受信信号から前記設定された無線チャネルと同一の周波数を使用するレーダシステムの目的外電波を検知し、その電波を検知したとき、他の無線アクセスポイントの無線チャネルの情報を必要とせずに、前記記憶部に記憶された無線チャネルのうち、前記設定された無線チャネルとは異なる無線チャネルの一つを選択し、無線通信部で使用する無線チャネルをこの新たに選択した無線チャネルに設定する制御部
    を備え、
    前記DFS機能が必須な周波数帯の無線チャネルの数が、予め規定されているとき、前記各無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域がそれぞれ、他の無線LANアクセスポイントのデータ通信の領域が重なっている数のうち最大数を求め、この最大数あるいはそれより大きい数のグループに、前記各無線LANアクセスポイントを、そのデータ通信の領域が重なることがないように分け、
    前記予め規定された数の無線チャネルを、前記最大数あるいはそれより大きい数のグループに分けて、各無線LANアクセスポイントのグループに割り当て、前記各無線LANアクセスポイントの記憶部には、各無線LANアクセスポイントが属するグループに割り当てられた無線チャネルのみが格納されること
    を特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記無線LANアクセスポイントの記憶部に格納される無線チャネルのうち、ノイズ源と干渉する無線チャネルは予め使用が禁止されていること
    を特徴とする請求項1に記載の無線LANシステム。
  3. 前記レーダシステムの目的外電波の周波数と同一と検知された無線チャネルは、以後、使用禁止が可能とされること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線LANシステム。
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