JP2010503382A5 - - Google Patents

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図1は、siNA分子の合成のためのスキームに関する非限定的な例を示す。相補的siNA配列鎖である鎖1及び鎖2は、直列で合成され、固体支持体上で固相合成のために使用される開裂可能なリンカーと同一又は別異であり得る、コハク酸ヌクレオチド又は脱塩基コハク酸塩等の開裂可能な連結によって接続される。合成は、固相又は液相の何れかであり得、示されている例において、合成は固相合成である。合成は、ジメトキシトリチル基等の保護基が直列型オリゴヌクレオチドの末端ヌクレオチドにおいて変化しないままであるように実施される。オリゴヌクレオチドの開裂及び脱保護の際、2つのsiNA鎖は、siNA二本鎖を形成するように自発的にハイブリダイズし、これにより、末端保護基の特性を利用することによって、例えば末端保護基を有する二本鎖/オリゴヌクレオチドのみが単離される精製法においてトリチルを適用することによって前記二本鎖を精製できる。 図2は、本発明の方法によって合成される精製されたsiNA二本鎖のMALDI−TOF質量スペクトルを示す。示されている2つのピークは、個別のsiNA配列鎖の推定質量に相当する。本結果は、直列型合成から生じたsiNA二本鎖が、トリチルを適用する単純な精製法を使用して、単一の実体として精製できることを示す。 図3は、RNAiに関与する標的RNA分解に関する非限定的な提唱された機序の提示を示す。外来の一本鎖RNA、例えばウイルス、トランスポゾン、又は他の外因性RNAからRNA依存的RNAポリメラーゼ(RdRP)によって生じる二本鎖RNA(dsRNA)は、ダイサー酵素を活性化し、ダイサー酵素が次にsiNA二本鎖を発生させる。あるいは、合成の又は発現されたsiNAは、適切な手段によって細胞中へ直接導入することができる。標的RNAを認識する活性型siNA複合体が形成し、RISCエンドヌクレアーゼ複合体による標的RNAの分解又はRNA依存的RNAポリメラーゼ(RdRP)による更なるRNAの合成を生じ、これがダイサーを活性化でき、更なるsiNA分子を生じ、これによりRNAi反応を増幅できる。 図4AないしFは、本発明の化学的に修飾されたsiNAコンストラクトの非限定的な例を示す。前記図において、Nは、何れかのヌクレオチド(アデノシン、グアノシン、シトシン、ウリジン、又は場合によってチミジン)を表し、例えばチミジンは、括弧付きの(N N)によって指定される突出領域において置換できる。多様な修飾が、siNAコンストラクトのセンス鎖及びアンチセンス鎖に関して示されている。(N N)ヌクレオチド位置は、本明細書に記載のとおりに化学的に修飾することができ(例えば、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ等)、対応する標的核酸配列から誘導され得、又は誘導されえない(例えば、図6Cを参照されたい。)。更に、図4に示されている配列は、場合によって、センス鎖の5’末端から9番目の位置に又はガイド鎖の5’末端にある11個のヌクレオチド位置を計数することによってガイド鎖の5’末端を基礎とした11番目の位置にリボヌクレオチドを含み得る(図6C参照)。 図4A:センス鎖は、21個のヌクレオチドを含み、この中で、2つの末端の3’ヌクレオチドは、場合によって塩基対形成され、存在する全てのヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除くリボヌクレオチドである。アンチセンス鎖は、場合によって、3’末端グリセリル部分を有する21個のヌクレオチドを含み、ここで、2つの末端の3’ヌクレオチドは場合によって標的RNA配列と相補的であり、存在する全てのヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載されている他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除くリボヌクレオチドである。「s」として示される、ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート又は本明細書に記載されている他の修飾されたヌクレオチド間連結等の修飾されたヌクレオチド間連結は、アンチセンス鎖において(N N)ヌクレオチドを場合によって接続する。 図4B:センス鎖は、21個のヌクレオチドを含み、ここで、2つの末端3’ヌクレオチドは場合によって塩基対形成され、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、2’デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載されている他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−O−メチル修飾されたヌクレオチドである。アンチセンス鎖は、場合によって3’末端グリセリル部分を有する21個のヌクレオチドを含み、ここ中で、2つの末端の3’ヌクレオチドは場合によって塩基対形成され、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、2’デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−O−メチル修飾されたヌクレオチドである。「s」として示される、ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート又は本明細書に記載された他の修飾されたヌクレオチド間連結等の修飾されたヌクレオチド間連結は、センス鎖及びアンチセンス鎖において(N N)ヌクレオチドを場合によって接続する。 図4C:センス鎖は、5’末端及び3’末端のキャップ部分を有する21個のヌクレオチドを含み、ここで、2つの末端3’ヌクレオチドは場合によって塩基対形成され、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−O−メチル又は2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドである。アンチセンス鎖は、場合によって3’末端グリセリル部分を有する21個のヌクレオチドを含み、その中で、2つの末端の3’ヌクレオチドは、場合によって標的RNA配列と相補的であり、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドである。「s」として示される、ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート又は本明細書に記載の他の修飾されたヌクレオチド間連結等の修飾されたヌクレオチド間連結は、アンチセンス鎖において(N N)ヌクレオチドを場合によって接続する。 図4D:センス鎖は、5’末端及び3’末端のキャップ部分を有する21個のヌクレオチドを含み、その中で、2つの末端3’ヌクレオチドは場合によって塩基対形成され、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、2’−デオキシヌクレオチドである。アンチセンス鎖は、場合によって3’末端グリセリル部分を有する21個のヌクレオチドを含み、その中で、2つの末端の3’ヌクレオチドは場合によって標的RNA配列と相補的であり、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−O−メチル修飾されたヌクレオチドである。「s」として示される、ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート又は本明細書に記載の他の修飾されたヌクレオチド間連結等の修飾されたヌクレオチド間連結は、アンチセンス鎖において(N N)ヌクレオチドを場合によって接続する。 図4E:センス鎖は、5’末端及び3’末端のキャップ部分を有する21個のヌクレオチドを含み、その中で、2つの末端3’ヌクレオチドは場合によって塩基対形成され、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドである。アンチセンス鎖は、場合によって3’末端グリセリル部分を有する21個のヌクレオチドを含み、ここで、2つの末端の3’ヌクレオチドは場合によって標的RNA配列と相補的であり、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載されている他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−O−メチル修飾されたヌクレオチドである。「s」として示される、ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート又は本明細書に記載されている他の修飾されたヌクレオチド間連結等の修飾されたヌクレオチド間連結は、アンチセンス鎖において(N N)ヌクレオチドを場合によって接続する。 図4F:センス鎖は、5’末端及び3’末端のキャップ部分を有する21個のヌクレオチドを含み、ここで、2つの末端3’ヌクレオチドは場合によって塩基対形成され、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、2’−デオキシヌクレオチドである。アンチセンス鎖は、場合によって3’末端グリセリル部分を有する21個のヌクレオチドを含み、ここで、2つの末端の3’ヌクレオチドは、場合によって標的RNA配列と相補的であり、1つの3’末端ホスホロチオアートヌクレオチド間連結を有し、存在し得る全てのピリミジンヌクレオチドは、2’−デオキシ−2’−フルオロ修飾されたヌクレオチドであり、存在し得る全てのプリンヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシヌクレオチド、普遍的な塩基、又は本明細書に記載の他の化学的修飾を含み得る(N N)ヌクレオチドを除く2’デオキシヌクレオチドである。「s」として示される、ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート又は本明細書に記載されている他の修飾されたヌクレオチド間連結等の修飾されたヌクレオチド間連結は、アンチセンス鎖において(N N)ヌクレオチドを場合によって接続する。コンストラクトAないしFのアンチセンス鎖は、本発明の何れかの標的核酸配列と相補的な配列を含む。更に、グリセリル部分(L)が、図4AないしFに示される何れかのコンストラクトのためのアンチセンス鎖の3’末端に存在するとき、修飾されたヌクレオチド間連結は場合によって存在する。 図5AないしFは、本発明の化学的に修飾された具体的なsiNA配列の非限定的な例を示す。AないしFは、図4AないしFに記載されている化学的修飾をPCSK9siNA核酸配列に当てはまる。このような化学的修飾は、あらゆるPCSK9配列及び/又はPCSK9多型に対しても適用することができる。更に、図5に示される配列は、場合によって、センス鎖の5’末端から9番目の位置に又はガイド鎖の5’末端にある11個のヌクレオチド位置を計数することによってガイド鎖の5’末端を基礎とした11番目の位置にリボヌクレオチドを含み得る(図6C参照)。更に、図5に示されている配列は、アンチセンス鎖の5’末端の最大約4個の位置における末端リボヌクレオチド(例えば、アンチセンス鎖の5’末端での約1、2、3、又は4個の末端リボヌクレオチド)及び/又は細胞標的配列を場合によって含み得る。 図6AないしCは、本発明の異なるsiNAコンストラクトの非限定的な例を示す。 図6Aに示されている例(コンストラクト1、2、及び3)は、19個の代表的な塩基対を有するが、本発明の別の実施形態は、本明細書に記載されている塩基対の何れかの数を含む。括弧の領域は、例えば長さ約1、2、3、又は4個のヌクレオチド、好ましくは約2個のヌクレオチドを含むヌクレオチドのオーバーハングを表す。コンストラクト1及び2は、RNA干渉活性のために独立して使用できる。コンストラクト2は、生分解性リンカーとして場合によって設計できるポリヌクレオチド又は非ヌクレオチドリンカーを含み得る。ある実施形態において、コンストラクト2に示されているループ構造は、インビボ及び/又はインビトロでのコンストラクト1の形成をもたらす生分解性リンカーを含み得る。別の例において、コンストラクト3は、同一原理の下でコンストラクト2を作製するために使用することが可能であり、ここで、リンカーは、インビボ及び/又はインビトロでの活性型siNAコンストラクト2を作製するために使用され、前記コンストラクト2は、インビボ及び/又はインビトロで活性型siNAコンストラクト1を作製するために、別の生分解性リンカーを場合によって利用できる。このように、siNAコンストラクトの安定性及び/又は活性は、インビボ又はインビトロで及び/又はインビトロで使用するためのsiNAコンストラクトの設計に基づいて調節できる。 図6Bに示されている例は、ミクロRNA等の、突出部、バルジ、ループ及び部分的な相補性から生じるステムループを含み得る、本発明の二本鎖核酸分子の異なる変動を表す。バルジ、ループ、及びステムループを有するこのようなモチーフは一般的に、ミクロRNAの特徴である。バルジ、ループ及びステムループは、本発明の二本鎖核酸分子の1つの鎖又は両方の鎖において約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個又はそれ以上のヌクレオチドのミスマッチ又はバルジ等の部分的な相補性の何れかの程度から生じ得る。 図6Cに示される例は、ジヌクレオチド3’突出部を有する2つの21ヌクレオチド配列の19塩基対二本鎖を含む本発明のモデルの二本鎖核酸分子を表す。上の鎖(1)は、センス鎖(パッセンジャー鎖)を表し、中間の鎖(2)は、アンチセンス(ガイド鎖)を表し、下の鎖(3)は、標的ポリヌクレオチド配列を表す。ジヌクレオチド突出部(NN)は、標的ポリヌクレオチドから誘導された配列を含み得る。例えば、ガイド鎖中の3’−(NN)配列は、標的ポリヌクレオチドの5’−[NN]配列と相補的であり得る。更に、パッセンジャー鎖の5’−(NN)配列は、標的ポリヌクレオチド配列の5’−[NN]配列と同一の配列を含み得る。他の実施形態において、突出部(NN)は、例えばガイド鎖中の3’−(NN)配列が標的ポリヌクレオチドの5’−[NN]配列と相補的ではなく、パッセンジャー鎖の5’−(NN)配列が標的ポリヌクレオチド配列の5’−[NN]配列とは異なる配列を含み得る標的ポリヌクレオチド配列からは誘導されない。更なる実施形態において、全ての(NN)ヌクレオチドは、例えば2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ、及び/又は本明細書の他の修飾のように化学的に修飾される。更に、パッセンジャー鎖は、パッセンジャー鎖のリボヌクレオチド位置Nを含み得る。示されている代表的な19塩基対21塩基長の二本鎖に関して、位置Nは、パッセンジャー鎖の3’末端からの9個のヌクレオチドであり得る。しかしながら、異なる長さの二本鎖において、位置Nは、ガイド鎖の5’末端から11個のヌクレオチド位置を計数し、パッセンジャー鎖中の対応する塩基対形成したヌクレオチドを選ぶことによって、ガイド鎖の5’末端をベースに決定される。Ago2による開裂は、矢印によって示されるように、位置10と位置11との間で生じる。更なる実施形態において、ガイド鎖の5’末端から10個及び11個のヌクレオチド位置を計数し、パッセンジャー鎖中の相当の塩基対形成したヌクレオチドを選ぶことによって、ガイド鎖の5’末端をベースにした位置10及び位置11にある2つのリボヌクレオチドNNが存在する。 図7AないしCは、siNAヘアピン状コンストラクトを作製するための発現カセットを作製する際に利用されるスキームの図を示したものである。 図7A:5’制限部位(R1)配列の後に、所定の標的配列と同一の配列を有する領域(siNAのセンス領域)が続くDNAオリゴマーが合成され、ここで、センス領域は例えば、長さ約19、20、21、又は22個のヌクレオチド(N)を含み、その後に例えば約3ないし約10個のヌクレオチドを含む所定の配列(X)のループ配列が続く。 図7B:次に、合成コンストラクトはDNAポリメラーゼにより伸長され、標的配列に対する特異性を有し、自己相補的なセンス領域及びアンチセンス領域を有するsiNA転写産物を生じる自己相補的配列を有するヘアピン状構造を生じる。 図7C:配列を直鎖化するためにコンストラクトは(例えば約95℃に)加熱し、これにより、プライマーを使用して、相補的な第二DNA鎖を第一鎖の3’制限配列へと伸長することが可能となる。二本鎖DNAは次に、細胞中での発現のために適切なベクター中に挿入される。コンストラクトは、3’末端ヌクレオチド突出部が、例えば制限部位を設計すること及び/又はPaul et al.,2002,Nature Biotechnology,29,505−508に記載されているとおりポリU末端領域を利用することによって転写から生じるように設計できる。 図8AないしCは、二本鎖siNAコンストラクトを作製するための発現カセットを作製する際に利用されるスキームの図を示したものである。 図8A:5’制限(R1)部位配列の後に、所定の標的配列と同一の配列を有する領域(siNAのセンス領域)が続くDNAオリゴマーが合成され、ここでセンス領域は例えば、長さ約19、20、21、又は22個のヌクレオチド(N)を含み、その後に規定された配列(X)のループ配列に隣接する3’制限部位(R2)が続く。 図8B:次に、合成コンストラクトがDNAポリメラーゼによって伸長され、自己相補的配列を有するヘアピン状構造を生じる。 図8C:コンストラクトは、R1及びR2に特異的な制限酵素によって加工され、二本鎖DNAを生じ、次に、前記DNAが細胞中での発現のために適切なベクター中に挿入される。転写カセットは、U6プロモーター領域が、siNAの個別のセンス鎖及びアンチセンス鎖を生じる二本鎖DNAの各側と隣接するように設計される。ポリT末端配列は、前記コンストラクトへ付加でき、得られた転写産物中にU字型突出部を生じ得る。 図9AないしEは、メッセンジャーRNA等の特定の標的核酸配列内でsiNAにより媒介されたRNA干渉のための標的部位を決定するために使用される方法の図を示したものである。 図9A:siNAオリゴヌクレオチドのプールが合成され、ここで、siNAコンストラクトのアンチセンス領域は、標的核酸配列にわたって標的部位との相補性を有し、センス領域は、siNAのアンチセンス領域との配列相補性を含む。 図9BからC:(図9B)配列はプールされ、細胞中へのベクターの形質移入がsiNAの発現を生じる(図9C)ように、ベクター中へと挿入される。 図9D:細胞は、標的核酸配列の調節と関連した表現型の変化に基づいて選択される。 図9E:siNAは、選択された細胞から単離され、標的核酸配列内での有効な標的部位を同定するために配列決定される。 図10は、例えば、(1)[3−3’]逆方向デオキシリボース、(2)デオキシリボヌクレオチド、(3)[5’−3’]−3’−デオキシリボヌクレオチド、(4)[5’−3’]−リボヌクレオチド、(5)[5’−3’]−3’−O−メチルリボヌクレオチド、(6)3’−グリセリル、(7)[3’−5’]−3’−デオキシリボヌクレオチド、(8)[3’−3’]−デオキシリボヌクレオチド、(9)[5’−2’]−デオキシリボヌクレオチド、及び(10)[5−3’]−ジデオキシリボヌクレオチドを含む、本発明のsiNA配列の3’末端を安定化させるために使用できる異なる安定化化学反応(1ないし10)の非限定的な例を示す。図に示されている修飾された及び修飾されていない主鎖の化学反応に加え、これらの化学反応は、本明細書に記載の異なる主鎖の修飾、例えば式Iを有する主鎖修飾と組み合わせられ得る。更に、示されている5’から示された末端の修飾までの2’−デオキシヌクレオチドは、本明細書に記載の、修飾された又は修飾されていない別のヌクレオチド又は非ヌクレオチドであり得、例えば式IないしVIIの何れか又はその何れかの組み合わせを有する修飾であり得る。 図11は、RNA干渉活性を媒介する能力を保存しながら、ヌクレアーゼ耐性を有する本発明の化学的に修飾されたsiNAコンストラクトを同定するために使用される戦略の非限定的な例を示す。化学的修飾は、教育された設計因子(例えば、2’−修飾を導入すること、塩基修飾、主鎖修飾、末端キャップ修飾等)をベースにしたsiNAコンストラクト中へ導入される。修飾したコンストラクトは、適切な系(例えば、示されているヌクレアーゼ耐性のためのヒト血清、又はPK/送達因子のための動物モデル)において検査される。並行して、siNAコンストラクトは、例えばルシフェラーゼリポーターアッセイ等の細胞培養系においてRNA干渉活性に関して検査される。次に、RNA干渉活性を維持しながら特定の特徴を有する先導siNAコンストラクトが同定され、更に修飾することができ、もう一度アッセイできる。この同一アプローチは、改善された薬物動態学的特性、送達、及びRNA干渉活性を有するsiNA−抱合体分子を同定するのに使用できる。 図12は、直鎖及び二本鎖コンストラクト及びその非対称性誘導体を含む、本発明のリン酸化されたsiNA分子の非限定的な例を示す。 図13は、本発明の化学的に修飾された末端リン酸基の非限定的な例を示す。 図14Aは、標的核酸配列中に同定された回文構造核酸配列及び/又は反復核酸配列を利用する自己相補的なDFOコンストラクトを設計するのに使用される方法論の非限定的な例を示している。(i)回文構造配列又は反復配列は、核酸標的配列中で同定される。(ii)標的核酸配列及び回文構造配列と相補的な配列が設計される。(iii)相補的な配列の非回文構造部分/反復部分の逆方向の反復配列が、相補的な配列の3’末端に付加され、核酸標的と相補的な配列を含む自己相補的DFO分子を生じる。(iv)DFO分子は、自己重合して二本鎖オリゴヌクレオチドを形成できる。 図14Bは、二本鎖を形成するオリゴヌクレオチド配列に関する非限定的な代表例を示す。 図14Cは、二本鎖を形成する代表的なオリゴヌクレオチド配列の自己重合模式図の非限定的な例を示す。 図14Dは、二本鎖を形成する代表的なオリゴヌクレオチド配列の模式的な自己重合の後の、遺伝子発現の調節を生じる標的核酸配列との相互作用に関する非限定的な例を示す。 図15は、目的の何れかの標的核酸配列と相補的な配列を有するDFOコンストラクト中へ組み込まれる回文構造核酸配列及び/又は反復核酸配列を利用する自己相補的なDFOコンストラクトのデザインに関する非限定的な例を示す。これらの回文構造配列/反復配列の組み込みによって、各鎖が、例えばRNA干渉による標的遺伝子発現の調節を仲介できる二本鎖を、DFOコンストラクトのデザインが形成できる。第一に、標的配列が同定される。次に、相補的な配列が生じ、その中で、(X又はYとして示される)ヌクレオチド又は非ヌクレオチド修飾が、(図中でXYXYXYとして示される)人工的な回文構造を生じる相補的な配列中に導入される。非回文構造/反復相補的配列の逆方向の反復は、相補的な配列の3’末端へ付加され、核酸標的と相補的な配列を含む自己相補的なDFOを生じる。DFOは、自己重合して二本鎖オリゴヌクレオチドを形成できる。 図16は、異なる標的核酸配列のRNA干渉によって誘導される開裂を各々媒介することができる2つの個別のポリヌクレオチド配列を含む、本発明の多機能性siNA分子の非限定的な例を示す。図16Aは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第一及び第二相補性領域は、多機能性siNA中の各ポリヌクレオチド配列の3’末端に配置されている。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。図16Bは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第一及び第二相補性領域は、多機能性siNA中の各ポリヌクレオチド配列の5’末端に配置される。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。 図17は、異なる標的核酸配列のRNA干渉によって誘導される開裂を各々媒介することができる別個の領域を含む単一ポリヌクレオチド配列を含む、本発明の多機能性siNA分子の非限定的な例を示す。 図17Aは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここでで、第二相補性領域は、多機能性siNA中のポリヌクレオチド配列の3’末端に配置されている。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。 図17Bは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第一相補性領域は、多機能性siNA中のポリヌクレオチド配列の5’末端に配置される。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。ある実施形態において、これらの多機能性siNAコンストラクトは、インビボ又はインビトロで加工され、図16に示されているような多機能性siNAコンストラクトを生じる。 図18は、異なる標的核酸配列のRNA干渉によって誘導された開裂を各々媒介することができる2つの個別のポリヌクレオチド配列を含む、本発明の多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、多機能性siNAコンストラクトは更に、自己相補的領域、回文構造領域、又は反復領域を含み、従って、より短い二機能性siNAコンストラクトが、異なる標的核酸配列に対するRNA干渉を媒介することができる。 図18Aは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第一及び第二相補性領域は、多機能性siNA中の各ポリヌクレオチド配列の3’末端に配置されており、第一及び第二相補性領域は更に、自己相補的領域、回文構造領域、又は反復領域を含む。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。 図18Bは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第一及び第二相補性領域は、多機能性siNA中の各ポリヌクレオチド配列の5’末端に配置され、第一及び第二相補性領域は更に、自己相補的領域、回文構造領域、又は反復領域を含む。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性を有しない。 図19は、異なる標的核酸配列のRNA干渉によって誘導された開裂を各々媒介することができる別個の領域を含む単一ポリヌクレオチド配列を含む、本発明の多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、多機能性siNAコンストラクトは更に、自己相補的領域、回文構造領域、又は反復領域を含み、従って、より短い二機能性siNAコンストラクトが、異なる標的核酸配列に対するRNA干渉を媒介することができる。 図19Aは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第二相補性領域は、多機能性siNA中のポリヌクレオチド配列の3’末端に配置され、第一及び第二相補性領域は更に、自己相補的領域、回文構造領域、又は反復領域を含む。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。 図19Bは、第一標的核酸配列と相補的な第一領域(相補性領域1)及び第二標的核酸配列と相補的な第二領域(相補性領域2)を有する多機能性siNA分子の非限定的な例を示し、ここで、第一相補性領域は、多機能性siNA中のポリヌクレオチド配列の5’末端に配置され、第一及び第二相補性領域は更に、自己相補的領域、回文構造領域、又は反復領域を含む。多機能性siNAコンストラクトの各ポリヌクレオチド配列の点線部分は、siNA二本鎖の相当する部分に関して相補性を有するが、標的核酸配列との相補性は有しない。ある実施形態において、これらの多機能性siNAコンストラクトは、インビボ又はインビトロで加工され、図18に示されるような多機能性siNAコンストラクトを生じる。 図20は、本発明の多機能性siNA分子が、異なるタンパク質(例えば、本明細書のPCSK9標的の何れか)、例えばサイトカイン及びその対応する受容体、異なるウイルス系、ウイルス感染又は複製に関与するウイルス及び細胞内タンパク質、又は疾病の進行の持続に関与する共通の又は異なる生物学的経路に関与する異なるタンパク質をコードする個別のRNA分子等の、2つの個別の標的核酸分子をどのように標的化できるかに関する非限定的な例を示す。多機能性siNAコンストラクトの各鎖は、個別の標的核酸分子との相補性を有する領域を含む。多機能性siNA分子は、siNAの各鎖がRISCによって利用され、その対応する標的のRNA干渉によって媒介される開裂を開始できるように設計される。これらのデザイン因子は、siNAコンストラクトの各末端の脱安定化を含み得る(例えば、Schwarz et al.,2003,Cell,115,199−208を参照されたい。)。このような脱安定化は、例えばグアノシン−シチジン塩基対、代替的な塩基対(例えば、ゆらぎ)を使用することによって、又は本分野で公知のように末端ヌクレオチドの位置で化学的に修飾されたヌクレオチドを脱安定化することによって達成できる。 図21は、本発明の多機能性siNA分子が、RNAの別のコード領域、RNAのコード及び非コード領域、又はRNAの選択的スプライシング変異体領域等の、同一標的核酸分子内の2つの個別の標的核酸配列を標的化する方法に関する非限定的な例を示す。多機能性siNAコンストラクトの各鎖は、標的核酸分子の個別の領域との相補性を有する領域を含む。多機能性siNA分子は、siNAの各鎖がRNA誘導サイレンシング複合体によって利用され、その相当する標的領域のRNA干渉により媒介される開裂を開始できるように設計される。これらのデザイン因子は、siNAコンストラクトの各末端の脱安定化を含み得る(例えば、Schwarz et al.,2003,Cell,115,199−208を参照されたい。)。このような脱安定化は、例えばグアノシン−シチジン塩基対、代替的な塩基対(例えば、ゆらぎ)を使用することによって、又は本分野で公知のように末端ヌクレオチドの位置で化学的に修飾されたヌクレオチドを脱安定化することによって達成できる。 図22(AないしH)は、本発明の繋ぎ止められた多機能性siNAコンストラクトの非限定的な例を示す。示されている例において、リンカー(例えば、ヌクレオチド又は非ヌクレオチドリンカー)は、2つのsiNA領域(例えば、2つのセンス領域、2つのアンチセンス領域、あるいは1つのセンス領域及び1つのアンチセンス領域の両者)を接続する。第一標的配列及び第二標的配列に対応する個別のセンス(又はセンス及びアンチセンス)配列は、多機能性siNA中のそれらの対応するセンス及び/又はアンチセンス配列とハイブリダイズする。更に、多様な抱合体、リガンド、アプタマー、ポリマー又はリポーター分子は、選択的な又は改善された送達特性及び/又は薬物動態学的特性のためのリンカー領域へ結合することができる。 図22(AないしH)は、本発明の繋ぎ止められた多機能性siNAコンストラクトの非限定的な例を示す。示されている例において、リンカー(例えば、ヌクレオチド又は非ヌクレオチドリンカー)は、2つのsiNA領域(例えば、2つのセンス領域、2つのアンチセンス領域、あるいは1つのセンス領域及び1つのアンチセンス領域の両者)を接続する。第一標的配列及び第二標的配列に対応する個別のセンス(又はセンス及びアンチセンス)配列は、多機能性siNA中のそれらの対応するセンス及び/又はアンチセンス配列とハイブリダイズする。更に、多様な抱合体、リガンド、アプタマー、ポリマー又はリポーター分子は、選択的な又は改善された送達特性及び/又は薬物動態学的特性のためのリンカー領域へ結合することができる。 図23は、多様なデンドリマーベースの多機能性siNAデザインの非限定的な例を示す。 図24は、超分子の多様な多機能性siNAデザインの非限定的な例を示す。 図25は、30ヌクレオチドの前駆体のsiNAコンストラクトを使用するダイサーにより可能となった多機能性siNAデザインの非限定的な例を示す。30塩基対の二本鎖は、ダイサーによって何れかの末端から22塩基対及び8塩基対の産物へと開裂される(8塩基対断片は示されていない。)。表示を簡単にするため、ダイサーによって生成された突出部は示されていないが、補うことができる。3つの標的化配列が示されている。必要とされる重なった配列同一性は、灰色の箱型によって示されている。親の30塩基対のsiNAのNは、これが安定化した化学反応において検査される場合、ダイサー開裂を可能にする2’−OH位置の示唆される部位である。ダイサーRNaseIIIによる30塩基長二本鎖の加工は、正確な22+8開裂を付与しないが、むしろ、密接に関連する一連の産物を生じる(22+8が一次的な部位である。)ことに留意されたい。それゆえ、ダイサーによる加工は、一連の活性型siNAを生じる。 図26は、40ヌクレオチドの前駆体のsiNAコンストラクトを使用するダイサーにより可能となった多機能性siNAデザインの非限定的な例を示す。40塩基対の二本鎖は、ダイサーによって何れかの末端から20塩基対の産物へと開裂される。表示を簡単にするために、ダイサーによって生じたオーバーハングは示されていないが、補うことが可能である。4つの標的化配列が示されている。相同性を有する標的配列は、箱型によって囲まれている。このデザインフォーマットは、より大きなRNAへと拡張できる。化学的に安定化されたsiNAがダイサーによって結合される場合、戦略的に配置されたリボヌクレオチド結合によって、多機能性デザインのより大規模なレパートリーを可能とするデザイナー開裂産物が可能となる。例えば、約22ヌクレオチドのダイサー標準物質に限定されない開裂産物によって、例えば約3ないし約15のヌクレオチドに及ぶ標的配列同一性重複を有する多機能性siNAコンストラクトが可能となる。 図27は、本発明の更なる多機能性siNAコンストラクトデザインの非限定的な例を示す。ある実施形態において、抱合体、リガンド、アプタマー、標識又は他の部分が、多機能性siNAの一領域へ結合し、送達特性又は薬物動態学的特性を改善することができる。 図28は、本発明の更なる多機能性siNAコンストラクトデザインの非限定的な例を示す。ある実施形態において、抱合体、リガンド、アプタマー、標識又は他の部分が、多機能性siNAの一領域へ結合し、送達特性又は薬物動態学的特性を改善することができる。 図29は、本発明のコレステロールによって抱合されたsiNA分子を合成するために使用できるコレステロールにより連結されたホスホラミダイトの非限定的な例を示す。コレステロール部分がsiNA分子のセンス鎖の5’末端へ連結された例が示されている。 図30は、PCSK9を安定に発現している細胞及び対照細胞株中でのPCSK9サイレンシングのウェスタンブロット分析の非限定的な例を示す。 図31は、対照細胞株及びPCSK9発現細胞株によるdiI−LDL取り込み(蛍光標識されたLDL粒子)の非限定的な例を示す。 図32は、Hepa1から6細胞中でのPCSK9ShRNAプラスミドのインビトロスクリーニングの非限定的な例を示す。 図33は、Hepa1から6細胞中でのマウスPCSK9のAd−PCSK9ShRNA媒介性ノックダウンを確認するデータの非限定的な例を示す。 図34Aは、C57BL6マウスの肝臓中でのアデノウイルスによって媒介されるPCSK9の阻害の非限定的な例を示している。 図34Bは、血漿LDLレベルに対する肝臓ノックダウンの非限定的な例を示している。 図35は、体重に対するPCSK9の肝臓ノックダウンの非限定的な例を示している。

Claims (48)

  1. センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SIXを有する二本鎖核酸分子
    Figure 2010503382
    (上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖はアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾又は化学的に修飾されているヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しない末端キャップ部分であり;各(N)は非修飾又は化学的に修飾されている非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドであり;各[N]はリボヌクレオチドであり;X1及びX2は、独立に、0から4の整数であり;X3は、9から30の整数であり;X4は、11から30の整数であり、但し、X4とX5の合計は17から36であり;X5は、1から6の整数であり;並びに
    (a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;アンチセンス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも、独立に、2’−O−メチルヌクレオチド、2’−デオキシリボヌクレオチド又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組み合わせであり;
    (b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも、独立に、2’−デオキシリボヌクレオチド、2’−O−メチルヌクレオチド又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組み合わせであり;
    (c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
  2. センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXを有する二本鎖核酸分子
    Figure 2010503382
    (上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖はアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾又は化学的に修飾されているヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しない末端キャップ部分であり;各(N)は非修飾又は化学的に修飾されている非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドであり;各[N]はリボヌクレオチドであり;X1及びX2は、独立に、0から4の整数であり;X3は、9から30の整数であり;X4は、11から30の整数であり、但し、X4とX5の合計は17から36であり;X5は、1から6の整数であり;並びに
    (a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;アンチセンス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
    (b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;並びに
    (c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
  3. センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIを有する二本鎖核酸分子
    Figure 2010503382
    (上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖はアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾又は化学的に修飾されているヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しない末端キャップ部分であり;各(N)は非修飾又は化学的に修飾されている非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドであり;各[N]はリボヌクレオチドであり;X1及びX2は、独立に、0から4の整数であり;X3は、9から30の整数であり;X4は、11から30の整数であり、但し、X4とX5の合計は17から36であり;X5は、1から6の整数であり;並びに
    (a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;アンチセンス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
    (b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;並びに
    (c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
  4. センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIを有する二本鎖核酸分子
    Figure 2010503382
    (上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖はアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾又は化学的に修飾されているヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しない末端キャップ部分であり;各(N)は非修飾又は化学的に修飾されている非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドであり;各[N]はリボヌクレオチドであり;X1及びX2は、独立に、0から4の整数であり;X3は、9から30の整数であり;X4は、11から30の整数であり、但し、X4とX5の合計は17から36であり;X5は、1から6の整数であり;並びに
    (a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;アンチセンス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
    (b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドもデオキシリボヌクレオチドであり;並びに
    (c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
  5. センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIIを有する二本鎖核酸分子
    Figure 2010503382
    (上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖はアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾又は化学的に修飾されているヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しない末端キャップ部分であり;(N)は非修飾又は化学的に修飾されている非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドであり;各[N]はリボヌクレオチドであり;X1及びX2は、独立に、0から4の整数であり;X3は、9から30の整数であり;X4は、11から30の整数であり、但し、X4とX5の合計は17から36であり;X5は、1から6の整数であり;並びに
    (a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドもリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス立体構造を有するヌクレオチドであり;アンチセンス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
    (b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンNヌクレオチドもリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス立体構造を有するヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンNヌクレオチドも2’−O−メチルヌクレオチドであり;並びに
    (c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
  6. X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項1の二本鎖核酸分子。
  7. X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項2の二本鎖核酸分子。
  8. X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項3の二本鎖核酸分子。
  9. X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項4の二本鎖核酸分子。
  10. X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項5の二本鎖核酸分子。
  11. Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に存在する、請求項1の二本鎖核酸分子。
  12. Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に存在する、請求項2の二本鎖核酸分子。
  13. Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に存在する、請求項3の二本鎖核酸分子。
  14. Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に存在する、請求項4の二本鎖核酸分子。
  15. Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に存在する、請求項5の二本鎖核酸分子。
  16. センス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項1の二本鎖核酸分子。
  17. センス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項2の二本鎖核酸分子。
  18. センス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項3の二本鎖核酸分子。
  19. センス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項4の二本鎖核酸分子。
  20. センス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項5の二本鎖核酸分子。
  21. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  22. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  23. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  24. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  25. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  26. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  27. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  28. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  29. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  30. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項5に記載5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  31. 請求項21の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
  32. 請求項22の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
  33. 請求項23の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
  34. 請求項24の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
  35. 請求項25の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子がそれぞれ第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
  36. 式Iの多官能二本鎖核酸分子:
    Figure 2010503382
    (各5’−p−XZX’−3’及び5’−p−YZY’−3’は、独立に、24と38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、XZは、第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YZは第二のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Zは、領域XとYの間で相補的である、1から24ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Xは、領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在である末端のリン酸基を含み、並びに各前記XZ及び前記YZは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
  37. 式IIの多官能二本鎖核酸分子:
    Figure 2010503382
    (各5’−p−XX’−3’及び5’−p−YY’−3’は、独立に、24と38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、Xは第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Yは第二のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Xは領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列をさらに含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在である末端のリン酸基を含み、並びに各前記X及び前記Yは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
  38. 式Iの多官能二本鎖核酸分子:
    Figure 2010503382
    (各5’−p−XZX’−3’及び5’−p−YZY’−3’は、独立に、24と38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、XZは、第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YZはPCSK9経路標的核酸配列の第二の核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Zは、領域XZとYZの間で相補的である、1から24ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Xは、領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記XZ及び前記YZは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
  39. 式IIの多官能二本鎖核酸分子:
    Figure 2010503382
    (各5’−p−XX’−3’及び5’−p−YY’−3’は、独立に、24と38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、Xは第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YはPCSK9経路標的核酸配列の第二の核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Xは領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列をさらに含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である1から21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在である末端のリン酸基を含み、並びに各前記X及び前記Yは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
  40. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項36の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
  41. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項37の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
  42. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項38の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
  43. 医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項39の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
  44. LNP−051、052、053、054、060、061、069、073、077、080、082、083、086、097、098、099、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116又は117の何れかとして調合された請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  45. 脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  46. 脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  47. 脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
  48. 脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
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