JP2010503357A - パッチアンテナおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比誘電率の低い誘電体(低誘電体)を用いて小型化および大量生産を図るために、パッチと接地板との間の誘電体層を一つの誘電体膜で形成するが、一つ以上の孔を単一のパンチングによって該誘電体膜に形成させたパッチアンテナおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】このような構成の本発明によれば、誘電体層として低誘電率の誘電体を用いても既存の高誘電率のアンテナと同じ共振周波数特性を有するアンテナを実現することができ、従来の高誘電体を用いたパッチアンテナとは異なり、低誘電体を用いて孔/スロットによって共振周波数および小型化の比率を変化させることができるため、所望のサイズおよび周波数を充足できる小型化したアンテナを製造することができる。

Description

本発明はパッチアンテナに関し、より詳しくは、低誘電率の誘電体を用いて小型化を図るようにしたパッチアンテナに関する。
無線通信技術が発達するに伴い、携帯電話、PDA、GPS受信機などのような情報通信端末の大衆化が可能になった。これらの情報通信端末には、小型軽量で、平面型に薄く製造可能なパッチアンテナが主に使われる。
図1は従来のパッチアンテナの一例を示す図である。図1のパッチアンテナはセラミック誘電体基板を使うためにセラミックパッチアンテナともいう。図1のパッチアンテナは、所定厚さで形成される誘電体基板10を間に置き、一面(上面)にはアンテナの役割をする平面形状のパッチが設けられ、他面(底面)には接地板14が設けられる。
ここで、パッチ12の形状は四角形、円形、楕円形、三角形、環型などの様々な形状であり得るが、主に四角形または円形のものが用いられる。
パッチ12への給電は、マイクロストリップラインを設けて給電する方式またはプローブ(Probe)を設けて給電する方式がある。マイクロストリップライン(Microstrip line)を用いる給電方式は、給電位置により、アンテナの特性および入力インピーダンス(Impedance)が変わる。よって、給電線とパッチとの間のマッチングが重要な要素として作用するが、製作が容易であるという利点がある。また、プローブを用いる給電方式は、最もマッチングがうまくなされる地点を探してその位置に給電することができるために別途の整合回路が必要ない。
一般的に、パッチアンテナの大きさは設計周波数の波長に比例する。同一周波数に対してパッチアンテナの大きさを減らして小型化するためには、比誘電率の高い誘電体基板を使わなければならない。
しかし、比誘電率の高い誘電体を使えば、アンテナの放射特性が低下し、その結果、利得(Gain)が低下する限界がある。
また、誘電体における比誘電率が高くなれば、相対的に製造原価が上昇することは勿論、生産収率が急激に低下する。よって、比誘電率の高い誘電体を用いてアンテナの大きさを短縮するにも限界がある。
このような問題を解決するためのパッチアンテナが様々な構造で提示されている。その一例として、韓国登録特許第10−0562788号に提示されたパッチアンテナがある。
上記韓国登録特許第10−0562788号のアンテナは、一つ以上の端部を「コ」形状または「E」形状で形成するパッチと;該パッチから所定間隔をおいて設けられ、一つ以上の端部を、該パッチの端部を囲むように「コ」形状で形成する接地板と;該接地板とパッチとの間に設けられる誘電体層とを含む。該パッチは、所定の平面形状を有するパッチ本体と該パッチ本体の端部を2回折り曲げて「コ」形状または「E」形状で形成する垂直部および水平部からなる。該接地板は、所定の平面形状を有する板本体と該板本体の端部から延長して折り曲げられる垂直部および水平部からなる。該接地板の水平部は該パッチを間に置き、該板本体の反対側に位置する。
上記韓国登録特許第10−0562788号は折り畳み(Folded)式のアンテナパッチであり、該誘電体層を空気層として利用する場合には製作および製造工程を簡便にすることができる。しかし、小型化という目的を達成するために、誘電体層を空気以外の比誘電率の高い誘電体を用いれば、製作および製造工程が複雑になる短所がある。
そこで、その代案として、誘電体積層工程を用いたパッチアンテナ(韓国登録特許第10−0562786号)がある。
上記韓国登録特許第10−0562786号のパッチアンテナは、接地板と;該接地板から所定間隔をおいて設けられるパッチと;該接地板とパッチとの間に設けられる誘電体層と;該パッチおよび/または接地板に所定間隔で配列され、所定高さで設けられる複数の突出片とを含んでなる。
上記韓国登録特許第10−0562786号のパッチアンテナは、図2に示すように、薄肉に形成される誘電体薄膜50を積層する。最も上側に位置する誘電体薄膜50にパッチ20を印刷(コーティング)する。パッチ20が印刷された誘電体薄膜50および他の誘電体薄膜50に所定パターンで突出片孔54を複数形成して所定高さで誘電体薄膜50を積層する。その次、前記突出片孔54に導電材料を充填し加熱して溶融焼成することにより、複数の突起が連続してなされる突出片を形成する。参照符号22は接地板であり、参照符号56は給電のために形成された孔である。
図2に示されたパッチアンテナは、必要とする複数の誘電体膜50を準備し、それぞれの誘電体膜50に突出片孔54を形成した後、所望の厚さで積層させる構造である。これは、従来パッチアンテナの製作工程に比べて複雑な工程になる。
特に、一般的なパッチアンテナが一定以上の利得特性を有するためには、パッチ面と接地面との間に置かれている誘電体層の厚さが一定厚さ以上に形成されなければならない。しかし、誘電体積層工程を利用して完成させた図2のパッチアンテナを見てみれば、積層させた誘電体膜50の全体厚さを所望の厚さに作る工程および突出片の形成工程が必要である。このような工程は高価の製造装置を用いなければ不可能である。そのため、製造原価が上昇し、商用市場におけるPDA端末および車両用GPSアンテナの要求事項である低価の製品を満足することが難しくなる。
本発明は前記従来の問題点を解決するために導き出されたものであり、比誘電率の低い誘電体を用いて小型化および大量生産を図るようにしたパッチアンテナおよびその製造方法を提供することをその目的とする。
前記のような目的を達成するための本発明に係るパッチアンテナは、給電線が連結されるパッチ;前記パッチから所定間隔をおいて設けられる接地板;および前記パッチと前記接地板との間に設けられ、所定深さを有する一つ以上の孔が形成された単一誘電体層を含む。
特に、前記誘電体層に形成されるそれぞれの孔の内側面は導電材で塗布されることが好ましい。
また、前記孔の上部開口部は前記パッチの底面縁部と接することが好ましい。
一方、本発明に係るパッチアンテナは、給電線が連結されるパッチ;前記パッチから所定間隔をおいて設けられる接地板;および前記パッチと接地板との間に設けられた単一誘電体層を含み、前記パッチと誘電体層には所定深さを有する一つ以上の孔が形成され、前記孔には導電材が挿入されることを特徴とする。
一方、本発明に係るパッチアンテナの製造方法は、一つの誘電体膜からなる所定厚さの誘電体層を準備するステップ;前記誘電体層に一つ以上の孔を単一のパンチングによって形成するステップ;前記孔の内側面を導電材で塗布するステップ;および前記孔が形成された誘電体層の上面にパッチを設け、前記誘電体の下面に接地板を設けるステップを含む。
特に、前記孔が形成された誘電体層の上面にパッチを設ける場合、前記孔の上部開口部が前記パッチの底面縁部と接することが好ましい。
一方、本発明に係るパッチアンテナの製造方法は、一つの誘電体膜からなる所定厚さの誘電体層を準備するステップ;前記誘電体層の上面にパッチを設けるステップ;前記パッチと誘電体層を一体にして、一つ以上の孔を単一のパンチングによって前記パッチと誘電体層に形成するステップ;前記孔に導電材を挿入するステップ;および前記誘電体層の底面に接地板を設けるステップを含む。
一方、本発明に係るパッチアンテナは、上部パッチ;複数のパッチ群に分離され、それぞれのパッチ群は複数のスロットによって複数のパッチ薄片に分離された下部パッチ;前記上部パッチと下部パッチとの間に設けられた第1誘電体層;および前記下部パッチの底部に設けられた第2誘電体層を含み、前記上部パッチと前記下部パッチは前記第1誘電体層を貫通する孔によって互いに電気的に接続されることを特徴とする。
特に、前記第2誘電体層の底部に設けられる接地板をさらに含むことが好ましい。
また、前記孔は第1誘電体層の縁部を貫通するように形成されることが好ましい。
また、前記孔には導電材が挿入されることが好ましい。
また、前記孔の内側面は導電材で塗布されることが好ましい。
また、前記下部パッチの複数のパッチ群は互いに対向するパッチ群同士で対称形状に形成されることが好ましい。
また、前記第1誘電体層の厚さが前記第2誘電体層の厚さに比べて厚いことが好ましい。
また、前記第2誘電体層の比誘電率が前記第1誘電体層の比誘電率に比べて高いことが好ましい。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
第1実施形態の場合、一つの薄膜からなる低誘電率の誘電体層に複数の孔をパンチングで形成してアンテナを実現する。よって、既存の誘電体積層方式に比べ、遥かに簡単にアンテナを製造できるだけでなく、低価の製造工程によって大量生産が可能である。
第2実施形態の場合、パッチと低誘電率の誘電体層に各々孔を形成した後、そのそれぞれの孔をメッキせず、金属ピン等を利用してパッチと連結する。よって、簡便に小型化および低価のパッチアンテナを大量に生産することができる。
第3実施形態の場合、パッチを複数の孔が開口された上部パッチと下部パッチとし、二つの低誘電率の誘電体層を用いて該下部パッチにスロットを形成する。よって、既存の折り畳み式パッチアンテナに比べて放射効率および利得特性などに優れる。また、既存の折り畳み式パッチアンテナより小さいサイズで実現しようとする共振周波数の実現が可能である。
第4実施形態の場合、接地板を除去して放射利得は向上し、所望の周波数は満足させながらも小型化したパッチアンテナを提供することができる。よって、低価の製造工程によって大量生産が可能である。
また、第1〜第4実施形態は、低誘電率の誘電体を用いても既存の高誘電率のアンテナと同一の共振周波数を有するアンテナの実現が可能になる。
また、第1〜第4実施形態は、従来の高誘電体を用いたパッチアンテナとは異なって低誘電体を用い、孔およびスロットによって共振周波数および小型化の比率を変化させることができるため、所望のサイズおよび周波数を充足できる小型化したアンテナを製造することができる。
従来アンテナの構成を説明するための斜視図である。 従来のアイリスパッチアンテナにおいて、誘電体膜を利用してパッチアンテナを形成する方法を概略的に説明するための分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるパッチアンテナの分解斜視図である。 図3の結合斜視図である。 図4のA−A線の断面図である。 図5の平面図である。 本発明の第2実施形態によるパッチアンテナの構成を説明するための分解斜視図である。 図7の変形例を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態または第2実施形態によるパッチアンテナによって従来のような反射損失を得ることができるということを説明するためのグラフである。 本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの分解斜視図である。 図10の結合状態図である。 (a)は図11に示された第1誘電体層の上面部を示す図である、(b)は図11に示された第1誘電体層の底面部を示す図である。 従来のパッチアンテナと本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの帯域幅を比較するためのグラフであり、(a)は従来パッチアンテナの帯域幅を示すグラフ、(b)は本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの帯域幅を示すグラフである。 従来の折り畳み式パッチアンテナと本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの反射損失を比較したグラフであり、(a)は従来の折り畳み式パッチアンテナの反射損失を示すグラフ、(b)は本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの反射損失を示すグラフである。 従来のパッチアンテナと本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの利得特性を比較するためのグラフであり、(a)は従来のパッチアンテナの利得特性を示すグラフ、(b)は本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの利得特性を示すグラフである。 従来の折り畳み式パッチアンテナと本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの利得特性を比較するためのグラフであり、(a)は従来の折り畳み式パッチアンテナの利得特性を示すグラフ、(b)は本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの利得特性を示すグラフである。 本発明の第4実施形態によるパッチアンテナの分解斜視図である。 図17の結合状態図である。 図18に示された第1誘電体層の底面部を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明のパッチアンテナを説明すれば次の通りである。
(第1実施形態)
図3は本発明の第1実施形態によるパッチアンテナの分解斜視図であり、図4は図3の結合斜視図であり、図5は図4のA−Aの断面図であり、図6は図5の平面図である。
第1実施形態のパッチアンテナは、貫通孔70aが形成され、給電線96が貫通孔70aを介して給電点(図示せず)に連結されるパッチ70;貫通孔80aが形成され、パッチ70から所定間隔をおいて設けられる接地板80;およびパッチ70と接地板との間に設けられ、少なくとも一つ以上の孔(92,94)がパンチングによって形成された誘電体層(または誘電体基板)90を含む。
ここで、パッチ70は銅、アルミニウム、金、銀などのように電気伝導度の高い金属材質の薄板である。
接地板80の貫通孔80aの直径は給電線96の直径に比べて大きい。これは、給電線96との短絡を防止するためである。
また、誘電体層90は複数のシート(誘電体膜)で所望の厚さの層を作ることもでき、第1実施形態では一つのシートで所望の厚さの層を作ることにする。
また、誘電体層90には貫通孔90aが形成され、貫通孔90aを介してパッチ70に電源を供給するための給電線96が挿設される。挿設された給電線96の一端はパッチ70の給電点(図示せず)に連結される。給電線96の他端は接地板80の貫通孔80aを貫通して通常的にPCB基板(図示せず)に連結される。
また、誘電体層90に形成された孔(92,94)は誘電体層90の縁部(より詳しくは、パッチ70と対面する時、その対面した部位のうちの最外郭に該当する部位)に形成される。これはパンチングによって簡単に形成される。第1実施形態では、誘電体層90の上面左側部分に複数の孔(92a〜92n;92)をパンチングによって直下方向に形成する。また、誘電体層90の上面右側部分に複数の孔(94a〜94n;94)をパンチングによって直下方向に形成する。
図3では誘電体層90の上面左側/右側に孔(92,94)を形成させたが、誘電体層90の上面縁部(より詳しくは、パッチ70と対面する時、その対面した部位のうちの最外郭に該当する部位)に沿って全体的に孔を形成してもよい。孔(92,94)は誘電体層90に所定深さを有するように形成される。
また、孔(92,94)の内側面はパッチ70との電気的な接続のために導電材で塗布される。
孔(92,94)の形状としては円形、三角形、四角形、五角形など、様々な形状で構成することができる。
また、孔(92,94)の直径および個数などは所望する共振周波数に応じて異なり得る。言い換えれば、孔(92,94)の大きさ、個数、長さの変化によって共振周波数の変化も可能である。よって、孔(92,94)の直径および個数などは実現しようとする共振周波数によって変わる。また、孔(92,94)の数が多いほど、孔(92,94)の間隔が狭いほど、孔(92,94)の直径が大きいほど、パッチアンテナの小型化比率は高くなる。また、孔(92,94)が貫通するように形成されない場合、すなわち、所定深さで形成された場合には、孔(92,94)の深さを深く形成すればするほど、小型化比率が高くなる。
このように構成される本発明の第1実施形態のパッチアンテナを製造するためには多様な方法を採択することができるが、以下ではその中の一つの方法を説明する。
先ず、比誘電率が、例えば、7.5であり、サイズが25*25mmであり、厚さが4mである誘電体層90を準備する。
次に、前記で準備した誘電体層90の縁部に孔(92,94)を通常のパンチング機(例えば、PCB基板の製造工程に用いられるパンチング機;図示せず)またはドリルを利用して形成する。この時、形成される孔(92,94)は誘電体層90を貫通してもよく、一定深さ(例えば、3.2mm)で形成してもよい。
その次、孔(92,94)の内側面は導電材で塗布される。
また、孔(92,94)が形成された誘電体層90の上面にはパッチ70を設け、誘電体層90の下面には接地板80を設ける。孔(92,94)が形成された誘電体層90の上面にパッチ70を設ける場合、孔(92,94)の上部開口部がパッチ70の底面縁部と接するようにする。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態によるパッチアンテナの構成を説明するための分解斜視図である。
上述した本発明の第1実施形態では、誘電体層90の縁部に孔(92,94)を形成し、孔(92,94)の内側面を導電材で塗布した。しかし、本発明の第2実施形態では、パッチ70と誘電体層90に所定直径の孔95を形成し、孔95に金属ピン100を挿入した。
すなわち、図7ではパッチ70の縁部に沿って所定直径の孔95が穿孔される。また、誘電体層90の縁部(すなわち、パッチ70の孔位置と対応する位置)にもパッチ70の孔と同一直径の孔95が所定深さで形成される。
ここで、誘電体層90に形成されたそれぞれの孔95は誘電体層90を貫通してもよく、所定深さを有してもよい。また、誘電体層90に形成されたそれぞれの孔95の深さは互いに同一なものとみなす。
孔95を形成する時には、誘電体層90の上にパッチ70を積層させた後、通常のパンチング機を利用して孔を形成することがより低価の製品(パッチアンテナ)を作るのに好ましい。
また、金属ピン100が孔95に挿入される。該金属ピン100は中央部が空洞であってもよい。また、該金属ピン100は前記パッチ70と直接連結されるか、はんだ付け(Soldering)等で連結される。
図8は図7の変形例を示す分解斜視図である。図8は図7の変形例であって、孔95の深さおよび金属ピン100の長さに差がある。
すなわち、図7では誘電体層90に形成されたそれぞれの孔95の深さが互いに同一であったが、図8では差が出るようにした。それにより、金属ピン100の深さにも差が出る。
図8では誘電体層90が四角形の平面を有するものとして示されている。それに基づいて説明すれば、誘電体層90のそれぞれの辺には7個ずつの孔95が形成され、その7個の孔95のうちの中央の孔の深さが最も深く、その中央の孔から遠くなるほど深さが浅くなるようにした。これは、各孔95の深さを異にして給電部から放射体までの長さを異にすることにより、円形偏波を実現するためである。勿論、必要によっては該孔95の深さを逆にしてもよい。このように誘電体層90の各辺に孔95を形成する理由はその部位の電界の強さが最も強いためである。よって、その部位に変形を加えれば、共振周波数をするように調整することができる。所望の共振周波数を得るための一つの方便として、該孔95の深さを調整すれば良いのである。これにより、該孔95に挿入される金属ピン100の長さもまた挿入される孔95の深さに対応するように互いに差が出る。
特に、上述した図7および図8では金属ピン100を利用するために孔95の内側面をメッキする必要がなくなる。言い換えれば、本発明の第1実施形態では孔の内側面をメッキしたが、本発明の第2実施形態およびその変形実施形態では金属ピンを利用した。孔の内側面を導電材で塗布しなくても良いため、本発明の第1実施形態より簡便に低価のパッチアンテナを実現することができる。
このように構成される本発明の第2実施形態およびその変形実施形態のパッチアンテナを製造するために様々な方法を採択することができるが、以下ではその中の一つの方法を説明する。
先ず、比誘電率が、例えば、7.5であり、サイズが25*25mmであり、厚さが4mmである誘電体層90を準備する。
次に、前記誘電体層90の上面にパッチ70を設ける。
その次、前記パッチ70と誘電体層90を一体にして、縁部に複数の孔95を通常のパンチング機(例えば、PCB基板の製造工程に用いられるパンチング機;図示せず)またはドリルを利用して形成する。この時、その形成される孔95は前記誘電体層90を貫通してもよく、所定深さ(例えば、3.2mm)で形成してもよい。勿論、前記誘電体層90に形成されるそれぞれの孔95の深さを互いに異なるようにしてもよい。
また、前記孔95に金属ピン100のような導電材を挿入させる。
最後に、前記誘電体層90の底面に接地板80を設ける。
図9は、本発明の第1実施形態または第2実施形態によるパッチアンテナにより、従来のような反射損失を得ることができるということを説明するためのグラフである。
図9において、aは既存GPSアンテナ(例えば、誘電体層のサイズが25*25mmであり、誘電体層の厚さが4mmであり、比誘電率が20であるアンテナ)の反射損失を示すグラフであり、bは従来誘電体積層およびアイリス(Iris)を用いたGPSアンテナ(例えば、誘電体層のサイズが25*25mmであり、誘電体層の厚さが4mmであり、比誘電率が20であるアンテナ)の反射損失を示すグラフである。
図9を見てみれば、同一のサイズと幅および比誘電率を用いた場合、従来誘電体積層およびアイリスを用いたGPSアンテナの共振周波数(b)が既存のGPSアンテナの共振周波数(a)から約500MHz以上低周波側に移動したことが分かる。これは、アイリスによってアンテナの長さが長くなった効果を示すということを意味する。
したがって、本発明の第1実施形態または第2実施形態によるパッチアンテナは既存GPSアンテナの共振周波数帯域において共振するが、その大きさはより小型化することができる。例えば、第1実施形態のパッチアンテナの場合、パッチ70のサイズを22*22mm、誘電体層90のサイズを25*25*4mm、誘電体層90の比誘電率を7.5、誘電体層90の孔(92,94)を各々7個ずつ、孔(92,94)の深さを3.2mmにしてパッチアンテナを実現する場合、既存GPSアンテナの共振周波数帯域で共振するようになる。
すなわち、該誘電体層90の孔(92,94)の個数および長さなどによって共振周波数の変化が可能である。よって、比誘電率の低い誘電体(低誘電体)を採用しても比誘電率の高い誘電体(高誘電体)を採用するのと同じ放射特性および電気的特性を満足させることができる。これは、生産収率の低下およびそれによる製品単価の上昇などの問題を解決できるということを意味する。
(第3実施形態)
図10は本発明の第3実施形態によるパッチアンテナの分解斜視図であり、図11は図10の結合状態図であり、図12aは図11に示された第1誘電体層の上面部を示す図であり、図12bは図11に示された第1誘電体層の底面部を示す図である。
第3実施形態によるパッチアンテナは、上部パッチ110、下部パッチ120、第1誘電体層130、第2誘電体層140、および接地板150を含む。
上部パッチ110は銅、アルミニウム、金、銀などのような電気伝導度の高い金属材質の薄板であり、貫通孔112が形成されている。貫通孔112を介して給電線(図示せず)が給電点(図示せず)に連結される。また、上部パッチ110の縁部(例えば、4ヶ所)には所定直径の孔132が穿孔される。
下部パッチ120は上部パッチ110と同一材質の薄板である。該下部パッチ120は複数のパッチ群(図11においては4個のパッチ群)に分離形成され、それぞれのパッチ群は複数のスロット122によって複数のパッチ薄片121に分離される。下部パッチ120の複数のパッチ群は互いに離隔するように形成される。図10では互いに対向するパッチ群同士で対称形状に形成されたが、非対称形状に形成されてもよい。また、下部パッチ120のそれぞれのパッチ群の最外郭部(すなわち、パッチ薄片121の最外側)には所定直径の孔132が穿孔される。
ここで、スロット122間の間隔が狭ければ狭いほど、その間に形成されるキャパシタ値が大きくなるため、より低い共振周波数特性を得るようになる。
第1誘電体層130は上部パッチ110と下部パッチ120との間に設けられる。該第1誘電体層130の縁部(例えば、上部パッチ110と下部パッチ120の孔132の位置と対応する位置)には所定直径の孔132が直下方向に穿孔される。この時、孔132は第1誘電体130を貫通することが好ましいが、所定深さを有するように形成してもよい。
ここで、上部パッチ110と下部パッチ120および第1誘電体層130に形成された孔132は互いに同一位置に形成される。また、上部パッチ110と下部パッチ120を電気的に接続させるために、孔132には金属ピン160のような導電材が挿入される。前記金属ピン160は中央部が空洞であってもよい。
すなわち、図10の場合には金属ピン160を利用して前記上部パッチ110と下部パッチ120を電気的に接続させたが、金属ピン160がなくても該上部パッチ110と下部パッチ120との間の連結が可能である。例えば、孔132を導電材で塗布して、該上部パッチ110と下部パッチ120を連結させることもできる。これは、別途の図面を提示しなくても当業者であれば十分に理解できるはずである。第3実施形態の場合、金属ピン160を追加するよりは、パンチング後、孔を導電材で塗布することが製造工程数を減らすという面でより好ましい。
このように第1誘電体層130を間に置いて上部パッチ110と下部パッチ120を各々分離すれば、物理的には既存の折り畳み式パッチアンテナ(韓国登録特許第10−0562788号)と同じパッチ面積を有する。しかし、下部パッチ120に形成されたスロット122によってパッチ薄片121同士のカップリング現象によって広帯域特性を有するようになる。よって、図13のように、本発明の第3実施形態によるパッチアンテナのバンド幅((b)参照)は40MHzであり、既存の折り畳み式パッチアンテナのバンド幅((a)参照)の20MHzに比べて広帯域特性を示す。
また、図14を見てみれば、既存の折り畳み式パッチアンテナの共振周波数(1.79196875GHz;(a)参照)と第3実施形態のパッチアンテナの共振周波数(1.575GHz;(b)参照)が異なることが分かる。これは、既存の折り畳み式パッチアンテナに共振周波数1.575GHzの特性を持たせるためには、既存の折り畳み式パッチアンテナのパッチサイズを本発明の第3実施形態のパッチサイズより大きくすべきであることが分かる。
一方、図10において、第1誘電体層130の厚さは第2誘電体層140の厚さより厚い。例えば、第1誘電体層130の厚さが3.2mmであれば、前記第2誘電体層140の厚さは約0.8mm程度である。第2誘電体層140にも貫通孔112が形成される。一定厚さで上部に位置した誘電体層が厚いほど共振周波数が低くなる現象が発生するが、小型化のために、第3実施形態では上部に位置した第1誘電体層130の厚さを下部に位置した第2誘電体層140の厚さより厚くした。
第3実施形態では第2誘電体層140の比誘電率を第1誘電体層130の比誘電率より高くする。第1誘電体層130と第2誘電体層140の比誘電率を同一にしてもよいが、異にすることが好ましい。その理由は、パッチアンテナをより小型化するためである。言い換えれば、第2誘電体層140の比誘電率を高くすることにより、下部パッチ120の物理的な長さを電気的に長くする効果を得ることができる。よって、アンテナをより小型化することができる。また、利得特性の場合、比誘電率を高くしつつ小型化を実現する既存の構造に比べて向上する長所を有する。
また、第1誘電体層130と第2誘電体層140の厚さを合わせたものが既存パッチアンテナの厚さとなる。
接地板150には給電線(図示せず)の直径に比べて大きい直径の貫通孔112が形成される。貫通孔112を介して上部パッチ110の給電点(図示せず)に連結される給電線(図示せず)が挿設される。その挿設された給電線(図示せず)の一端は上部パッチ110の給電点(図示せず)に連結され、前記給電線(図示せず)の他端は接地板150の貫通孔112を貫通して通常的にPCB基板(図示せず)に連結される。
図15は第3実施形態のパッチアンテナの利得特性と既存のパッチアンテナの利得特性を互いに比較した図である。図15に示すように、第3実施形態のパッチアンテナの利得特性((b)参照)が既存パッチアンテナの利得特性((a)参照)に比べて多少落ちる。しかし、既存の折り畳み式パッチアンテナと比較してみれば、図16に示すように、既存の折り畳み式パッチアンテナの利得特性((a)参照)は−0.09dBiであり、第3実施形態によるパッチアンテナの利得特性((b)参照)は2.97dBiである。約3dBiの利得特性の差がある。よって、第3実施形態のパッチアンテナによれば、既存の折り畳み式パッチアンテナにおける放射特性の低下問題が改善されたことが分かる。
(第4実施形態)
図17は本発明の第4実施形態によるパッチアンテナの分解斜視図であり、図18は図17の結合状態図であり、図19は図17に示された第1誘電体層の底面部を示す図である。
第4実施形態によるパッチアンテナは、上部パッチ210、下部パッチ220、第1誘電体層230、および第2誘電体層240を含む。
上部パッチ210、第1誘電体層230、および第2誘電体層240は、第3実施形態における上部パッチ110、第1誘電体層130、および第2誘電体層140と同じ構成および機能を有すると見てもよい。よって、上部パッチ210、第1誘電体層230、および第2誘電体層240に対する説明は第3実施形態の内容に代替する。このような代替は当業者には明らかな事実である。
以下では、第3実施形態によるパッチアンテナと比較し、第4実施形態によるパッチアンテナが有する他の構成および機能を中心に説明する。
市場では常に放射利得(Gain)が良く、サイズは小型化したパッチアンテナを要求する。このような要求に応じるためにアンテナ製作企業等は多くの努力を傾けている。
一般的に、パッチアンテナから接地板を除去すればパッチアンテナの放射利得が向上する。そのため、接地板を除去してパッチアンテナを実現することがアンテナの特性を良くするのに好ましい。しかし、接地板を除去する場合、パッチアンテナの共振周波数帯域も増加するため、パッチアンテナのサイズを大きくせずには所望の共振周波数を実現し難かった。すなわち、従来には放射利得の良いパッチアンテナを実現しようとすれば、パッチアンテナのサイズを大きくしてパッチサイズを大きく形成することにより、所望の共振周波数に下げなければならなかった。
しかし、本発明の第4実施形態によるパッチアンテナは、下部パッチ220の構造および形状の変更により、パッチアンテナのサイズを大きくしなくても所望の共振周波数および放射利得を満足するパッチアンテナを提供することができる。
下部パッチ220は第1誘電体層230の底面に形成される。また、下部パッチ220は上部パッチ210と同一材質の薄板である。下部パッチ220は複数のパッチ群(図19では4個のパッチ群)に分離形成され、それぞれのパッチ群は複数のスロット222によって複数のパッチ薄片221に分離される。下部パッチ220の複数のパッチ群は互いに離隔するように形成される。ここで、スロット222および下部パッチ220の複数のパッチ群間の間隔が狭ければ狭いほど、その間に形成されるキャパシタ値が大きくなるため、より低い共振周波数で共振するようになる。よって、本発明の第4実施形態によるパッチアンテナは、本発明の第3実施形態におけるパッチアンテナよりスロット222および下部パッチ220の複数のパッチ群間の間隔を狭くして、その間に形成されるキャパシタ値を増加させる。これは、パッチアンテナのサイズを大きくしなくてもより低い共振周波数で共振することができるということを意味する。したがって、本発明の第4実施形態は放射利得が向上しつつ、所望の周波数を満足する小型化したパッチアンテナを提供することができる。
図19において、下部パッチ220は互いに対向するパッチ群同士で対称形状に形成されているが、非対称形状に形成されてもよい。また、下部パッチ220の形状は、図19に示された形状に限定されず、当業者が本明細書通じて容易に類推できる全ての形状を含む。
また、下部パッチ220のそれぞれのパッチ群の最外郭部(すなわち、パッチ薄片221の最外側)には所定直径の孔232が穿孔される。
一方、高誘電率の誘電体層(例えば、比誘電率20以上)を採用するパッチアンテナの場合、接地板が形成されていなければ生産ステップで共振周波数を正確に測定することが容易ではない。高誘電体が採用されたパッチアンテナの場合、接地程度に応じて測定される共振周波数が大きく変わるためである。言い換えれば、パッチアンテナに接地板が形成されていなければ、ジグ(Jig)を利用してパッチアンテナを接地面に完全に接地させることが容易ではない。接地が完全になされていなければ、高誘電体の特性上、正確な共振周波数の測定が難しい。したがって、高誘電率の誘電体層(高誘電体)を採用するパッチアンテナは一般的に誘電体層の底面に接地板が形成される。
しかし、本発明の第4実施形態によるパッチアンテナは、低誘電体(例えば、比誘電率5)の誘電体層(230,240)を採用する。低誘電体が採用されたパッチアンテナの場合には、接地程度とは関係なく、測定される共振周波数がほぼ一定である。したがって、生産時、測定ステップで接地が完全になされなくても比較的に正確な共振周波数の測定が可能である。このような理由により、低誘電体を採用する本発明の第4実施形態によるパッチアンテナは誘電体層の底面に接地板が形成されなくてもよい。
一方、本発明は、上述した実施形態だけに限定されず、本発明の要旨を逸脱いない範囲内で修正および変形して実施することができ、また、このような修正および変形が加えられた技術思想も以下の特許請求の範囲に属すると見るべきである。
70:パッチ
80:接地板
90:誘電体層
92,94,95,132,232:孔
100,160,260:金属ピン
110,210:上部パッチ
112,212:貫通孔
120,220:下部パッチ
121,221:パッチ薄片
122,222:スロット
130,230:第1誘電体層
140,240:第2誘電体層
150:接地板

Claims (15)

  1. 給電線が連結されるパッチ;
    前記パッチから所定間隔をおいて設けられる接地板;および
    前記パッチと前記接地板との間に設けられ、所定深さを有する一つ以上の孔が形成された単一誘電体層を含むことを特徴とするパッチアンテナ。
  2. 前記誘電体層に形成されるそれぞれの孔の内側面は導電材で塗布されることを特徴とする、請求項1に記載のパッチアンテナ。
  3. 前記孔の上部開口部は前記パッチの底面縁部と接することを特徴とする、請求項1に記載のパッチアンテナ。
  4. 給電線が連結されるパッチ;
    前記パッチから所定間隔をおいて設けられる接地板;および
    前記パッチと接地板との間に設けられた単一誘電体層を含み、
    前記パッチと誘電体層には所定深さを有する一つ以上の孔が形成され、前記孔には導電材が挿入されることを特徴とするパッチアンテナ。
  5. 一つの誘電体膜からなる所定厚さの誘電体層を準備するステップ;
    前記誘電体層に一つ以上の孔を単一のパンチングによって形成するステップ;
    前記孔の内側面を導電材で塗布するステップ;および
    前記孔が形成された誘電体層の上面にパッチを設け、前記誘電体層の下面に接地板を設けるステップを含むことを特徴とするパッチアンテナの製造方法。
  6. 前記孔が形成された誘電体層の上面にパッチを設ける場合、前記孔の上部開口部が前記パッチの底面縁部と接することを特徴とする、請求項5に記載のパッチアンテナの製造方法。
  7. 一つの誘電体膜からなる所定厚さの誘電体層を準備するステップ;
    前記誘電体層の上面にパッチを設けるステップ;
    前記パッチと誘電体層を一体にして、一つ以上の孔を単一のパンチングによって前記パッチと誘電体層に形成するステップ;
    前記孔に導電材を挿入するステップ;および
    前記誘電体層の底面に接地板を設けるステップを含むことを特徴とするパッチアンテナの製造方法。
  8. 上部パッチ;
    複数のパッチ群に分離され、それぞれのパッチ群は複数のスロットによって複数のパッチ薄片に分離された下部パッチ;
    前記上部パッチと下部パッチとの間に設けられた第1誘電体層;および
    前記下部パッチの底部に設けられた第2誘電体層を含み、
    前記上部パッチと前記下部パッチは前記第1誘電体層を貫通する孔によって互いに電気的に接続されることを特徴とするパッチアンテナ。
  9. 前記第2誘電体層の底部に設けられる接地板をさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
  10. 前記孔は第1誘電体層の縁部を貫通するように形成されることを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
  11. 前記孔には導電材が挿入されることを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
  12. 前記孔の内側面は導電材で塗布されることを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
  13. 前記下部パッチの複数のパッチ群は互いに対向するパッチ群同士で対称形状に形成されることを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
  14. 前記第1誘電体層の厚さが前記第2誘電体層の厚さに比べて厚いことを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
  15. 前記第2誘電体層の比誘電率が前記第1誘電体層の比誘電率に比べて高いことを特徴とする、請求項8に記載のパッチアンテナ。
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