JP2010501835A - 車両長手方向の瞬時速度を求めるための方法と装置 - Google Patents

車両長手方向の瞬時速度を求めるための方法と装置 Download PDF

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Abstract

車両の少なくとも2つの車輪からそれぞれ車輪回転数(RD)が求められる。各車輪回転数(RD)に関して、移動するばらつき度(VAR)がそれぞれ求められる。それぞれの車輪回転数(RD)の目下の信頼度がばらつき度(VAR)に依存して求められる。車両長手方向の瞬時速度が、目下信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)に依存して求められるか、目下全ての車輪回転数(RD)が信頼度の低いものとして識別されている場合には、事前に信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)に依存する外挿として求められる。

Description

本発明は、車両長手方向の瞬時速度を求めるための方法および相応の装置に関する。
自動車においては走行ダイナミクスアルゴリズムがますます使用されてきている。センサ信号に依存して自動車の瞬時の運転状態が求められる。アクチュエータを駆動制御するための調整量、例えば自動車のブレーキを駆動制御するための調整量が必要に応じて形成され、自動車の不所望な運転状態が抑制される。自動車の瞬時の運転状態に関する重要なパラメータは車両長手方向の瞬時速度である。
本発明の課題は、信頼度の高い、車両長手方向の瞬時速度を求めるための方法および相応の装置を提供することである。
この課題は独立請求項に記載されている特徴によって解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
本発明は、車両長手方向の瞬時速度を求めるための方法および相応の装置によっても特長付けられる。車両の少なくとも2つの車輪からそれぞれ車輪回転数が求められる。各車両回転数に関して、移動するばらつき度がそれぞれ求められる。それぞれの車輪回転数の目下の信頼度がばらつき度に依存して求められる。車両長手方向の瞬時速度は信頼度が高いものとして識別された瞬時車輪回転数に依存して求められるか、全ての車輪回転数は信頼度が低いものとして識別されている場合には、車両長手方向の瞬時速度は事前に信頼度が高いものとして識別された車輪回転数に依存して外挿として求められる。
有利には、これによって車両長手方向の瞬時速度を車輪回転数に依存して確実に求めることができる。車両長手方向の速度を求めるために車輪回転数以外のセンサの別の情報は必要とされない。それぞれの車輪回転数の時間的な経過のばらつきを表すばらつき度を評価することによって、それぞれの車輪回転数の信頼度が求められる。さらには、車両長手方向の瞬時速度を車両の駆動系コンセプトに依存せずに求めることができる。つまり、車両が前輪駆動であるか後輪駆動であるか四輪駆動であるかには依存しない。したがって少なくとも2つの車輪回転数のうちのどの車輪回転数が基本的に車両長手方向の速度を確実に求めるために適しているかを想定する必要はない。車両の全ての車輪の車輪回転数を駆動系コンセプトに依存せずに考慮することができる。これによって本発明による方法および装置を駆動系コンセプトが異なる種々の車両タイプに使用することができる。
有利な実施形態においては、ばらつき度が分散または標準偏差によって形成されている。これは非常に簡単である。
別の有利な実施形態においては、各車輪回転数に関してそれぞれ車輪加速度がそれぞれの車輪回転数に依存して求められる。それぞれの車輪回転数の目下の信頼度がそれぞれの車輪加速度に依存して求められる。このことは、信頼度、したがって車両長手方向の瞬時速度を殊に確実且つ精確に求めることができるという利点を有する。この関係において有利には、ばらつき度が所定のばらつき閾値を下回り、それぞれの車輪加速度が所定の下側車輪加速度閾値を上回り、且つ所定の上側車輪加速度閾値を下回る場合に、それぞれの車輪回転数は目下信頼度が高いものとして識別される。つまり車両長手方向の速度を殊に簡単且つ確実に求めることができる。
別の有利な実施形態においては、各車輪回転数に関してそれぞれ車輪加速度が求められる。全ての車輪加速度が0である場合には車両の停止状態が識別される。車両長手方向の瞬時速度を求めるために、車両が識別された停止状態から運転状態に切り替わると所定の期間にわたり、目下信頼度が高いものとして識別された車輪回転数から最小の値を有する車輪回転数が選択される。有利には、これによって車両の加速時に場合によっては高まっているスリップが車両長手方向の瞬時速度を求める際に不利に作用することはない。したがって求められた車両長手方向の瞬時速度は非常に精確で信頼度が高いものである。
別の有利な実施形態においては、車両長手方向の瞬時速度が、目下信頼度が高いものとして識別されており、且つ必要に応じて選択された車輪回転数の平均値に依存して求められる。これは非常に簡単である。
別の有利な実施形態においては、各車輪回転数に関してそれぞれ車輪加速度が求められる。全ての車輪加速度が0である場合には車両の停止状態が識別される。最小車輪回転数は車両の運転状態が車両の停止状態に切り替わった際に、事前に信頼度が高いものとして識別されており、且つ必要に応じて選択された車輪回転数に依存して求められる。車両長手方向の瞬時速度には最小車輪回転数によって設定された車両長手方向の速度によって下限が設けられる。有利には、これによって最小車輪回転数を簡単且つ確実に自動的に求めることができる。このことは、車両の車輪回転数センサが構造に起因して任意の低い車輪回転数を検出することができない場合、とりわけいずれの車輪回転数も0である場合には殊に有利である。最小車輪回転数が自動的に求められることによってこの最小車輪回転数を設定する必要はない。
別の有利な実施形態においては、車両長手方向の瞬時速度がフィルタリングによって平滑化されて供給される。有利には、求められた車両長手方向の速度は平滑化によって、車両の実際の車両長手方向の速度により良好に対応している。車輪回転数の目下の信頼度は変化するので、車両長手方向の速度は必要に応じて車輪回転数の種々の組み合わせに基づき求められる。このことは跳躍的な変化に繋がる可能性があるが、これは平滑化によって簡単に低減することができる。
以下では概略的な図面に基づき本発明の実施例を説明する。
車輪回転数センサを備えた車両を示す。 ブロック図を示す。
同一の構造または同一の機能を有する要素には全ての図面において同一の参照記号が付されている。
車両1は各車輪に車輪回転数センサ2を有する。車輪回転数センサ2は評価装置3と接続されている。それぞれの車輪回転数センサ2の測定信号に依存して、各車輪に関して車輪回転数RDが時間的に変化する信号として求められる。それぞれの車輪回転数RDは、それぞれの車輪回転数センサ2において求められて評価装置3に供給されるか、評価装置3に供給されたそれぞれの車輪回転数センサ2の測定信号から評価装置3において求められる。評価装置3は車両長手方向の瞬時速度を求めるための装置と称することもできる。
例えば、各車輪はそれぞれ1つのセンサ歯車を有し、このセンサ歯車がそれぞれの車輪と一緒に回転する。車輪回転数センサ2は例えば、センサ歯車の回転を検出し、歯車の上昇縁および下降縁に依存する測定信号を形成するよう構成されている。所定の算出期間内にそれらの縁をカウントすることによって車両1のそれぞれの車輪の車輪回転数RDを求めることができる。しかしながら上記とは異なる構成の車輪回転数センサ2も考えられる。車輪回転数RDを車輪速度として表すこともできる。
それぞれの車輪回転数RDをそのように求める場合、非常に低い車輪回転数RDを求めることはできない。車輪回転数RDが非常に低い場合には、2つの縁が検出されるまでの期間は所定の算出期間よりも長い。これによって任意の低い車輪回転数RDを検出することはできない。殊に、0の車輪回転数RDを求めることはできない。
図2は、車輪回転数RDに依存して車両長手方向の瞬時速度を求めるための方法のブロック図を示す。本方法は例えば、評価装置3によって実行可能なプログラムとして評価装置3において実施される。このブロック図において、車輪回転数RDは車両1の個々の車輪の車輪回転数RDを要素として含むベクトルと解される。ブロック図において車輪回転数RDのこのベクトルは入力量を形成する。
車輪回転数RDはブロックB1に供給される。ブロックB1においては車輪加速度RBが車輪回転数RDに依存して求められる。このために例えば微分商がそれぞれの車輪回転数RDの時間的に連続する車輪回転数値から形成される。有利には、それぞれの車輪に関して求められた車輪加速度RBが、車両1の全ての車輪のそれぞれの車輪加速度RBによって形成されている要素を有する1つのベクトルを形成する。
車輪加速度RBは第2のブロックB2に供給される。第2のブロックB2においては停止状態識別が実施される。例えば、車両1の全ての車輪に関する車輪加速度RBが0である場合には車両1の停止状態SSが識別される。そうでない場合には車両1が運転状態にあることが想定される。
ブロックB3においては、最小車輪回転数RDMINが車輪回転数RDおよび停止状態SSに依存して求められる。車両1の運転状態から車両1の停止状態SSに切り替わると、最小車輪回転数RDMINが例えば、停止状態SSに切り替わる直前に求められた車輪回転数RDに依存して求められる。ブロックB3によって最小車輪回転数RDMINを自動的に求めることができるので、この最小車輪回転数RDMINを設定する必要はない。
例えば、上述したように車輪回転数RDがそれぞれのセンサ歯車の縁の検出を評価することによって求められ、それによって任意の低い回転数RDを求めることができない場合には、例えば0の車両長手方向の速度は車輪回転数センサ2の測定信号によって物理的にサポートされていない。求められた最小車輪回転数RDMINを、本方法によって求められた車両長手方向の速度に関する下限を設定するため、またそれによって、求められた車両長手方向の速度と求められた車輪回転数RDとが物理的に一致することを保証するために使用することができる。
車輪加速度RBは第4のブロックB4にも供給される。ブロックB4においては、それぞれの車輪加速度RBに対応する車両加速度が物理的に有効な所定の値領域外にある場合に、それぞれの車輪加速度RBに属する車輪回転数RDは信頼度が低いものとして識別される。例えば、それぞれの所属の車輪加速度RBが所定の下側車輪加速度閾値USW以下である場合、または所定の上側車輪加速度閾値OSW以上である場合、それぞれの車輪回転数RDは信頼度が低いものとして識別される。例えば、所定の下側車輪加速度閾値USWは−1.5gの車両加速度に対応し、所定の上側車輪加速度閾値OSWは+2gの車両加速度に対応する。ここでgは約9.81m/s2の重力加速度を表す。しかしながらこれとは異なる所定の下側車輪加速度閾値USWおよび所定の上側車輪加速度閾値OSWを設定することもできる。
ブロックB4からは車輪加速度マーカRBMが出力され、この車輪加速度マーカRBMは車輪加速度RBに関するそれぞれの車輪回転数RDの信頼度を表す。例えば車輪加速度マーカRBMは、ブロックB4において信頼度が高いものとして識別された各車輪回転数RDに関しては要素として1を有し、またブロックB4において信頼度が低いものとして識別された車輪回転数RDに関しては要素として0を有するベクトルである。しかしながらこれとは異なる車輪加速度マーカRBMを形成することもできる。
車輪回転数RDはさらにブロックB5においてその信頼度について検査される。このために各車輪回転数RDに関して時間的に移動するばらつき度VARが求められる。ばらつき度VARは例えば分散または標準偏差によって形成されている。有利には、それぞれの車輪回転数RDの値が最小車輪回転数RDMINよりも大きい場合にのみばらつき度VARが求められる。車輪回転数RDが所定の下側車輪回転数閾値を下回る場合には、有利には最小車輪回転数RDのみが信頼度が高いものとして識別される。
所属のばらつき度VARが所定のばらつき閾値VSW以上である場合にはそれぞれの車輪回転数RDは信頼度が高いものとして識別され、所属のばらつき度VARが所定のばらつき閾値VSW以下である場合にはそれぞれの車輪回転数RDは信頼度が低いものとして識別される。車輪加速度マーカRBMに応じてブロックB5からは車輪回転数マーカRDMが出力され、この車輪回転数マーカRDMはばらつき度VARに関するそれぞれの車輪回転数RDの信頼度を表す。
車輪加速度マーカRBMおよび車輪回転数マーカRDMは例えば乗算によって相互に結合され、ブロックB6に供給される。ブロックB6においては、車両1が停止状態SSから運転状態に切り替わっているか否かが検査される。この切り替えが行われている場合、車両1は加速することが仮定される。しかしながら加速時に車両1の駆動輪においては高まったスリップが頻繁に発生する。例えば場合によっては、スリップによってそれらの車輪におけるそれぞれの車輪回転数RDが車両1の車両長手方向の実際の速度に関して許容される回転数よりも高くなる。
この理由から、車両1が停止状態SSから運転状態に切り替わった後の所定の期間、例えば数秒間にわたり、信頼度が高いものとして識別された車輪回転数RDのうち、その時点において最小である車輪回転数RDのみが選択される。車輪加速度マーカRBMおよび車輪回転数マーカRDMに応じて、この車輪回転数RDがブロックB6から出力される車輪マーカRMに表される。例えば、選択された車輪回転数RDに属するベクトルの要素のみが1を有し、ベクトルの他の全ての要素は0を有する。有利には、所定の期間の経過後に車輪マーカRMは車輪加速度マーカRBMと車輪回転数マーカRDMとが結合されたものに対応する。
車輪マーカRMはブロックB3にも供給される。有利には最小車輪回転数RDMINが、事前に信頼度が高いものとして識別され、また必要に応じて選択された車輪回転数RDから、例えばこれらの車輪回転数RDの平均値を形成することによって求められる。これによって最小車輪回転数RDMINを殊に確実且つ精確に求めることができる。
ブロックB7においては、信頼度が高いものとして識別された車輪回転数RDに依存して、または必要に応じて選択された車輪回転数RDに依存して、平均車輪回転数MRDが車輪マーカRMに応じて求められる。平均車輪回転数MRDは例えば算術的な手段により、車輪マーカRMによって信頼度が高いものとしてマークされた、または選択されマークされた車輪回転数RDから求められる。さらには使用される車輪回転数RDの数NUMが車輪マーカRMに依存して求められる。使用される車輪回転数RDの数NUMは例えば車輪マーカRMの全ての要素の和として求められる。使用される車輪回転数RDの数NUMが0である場合、すなわちその時点において平均車輪回転数MRDを求めることができない場合、有利には直前に求められた平均車輪回転数MRDがブロックB7からさらに出力される。
平均車輪回転数MRDおよび使用される車輪回転数RDの数NUMはブロックB8に供給される。ブロックB8においては第1の速度VX1が求められ、このブロックB8から出力される。使用される車輪回転数RDの数NUMが1以上である場合には、第1の速度VX1が求められた平均車輪回転数MRDに依存して、例えば所定の車輪の円周と乗算することによって求められる。
しかしながら使用される車輪回転数RDの数NUMが0である場合には、第1の速度VX1が外挿として事前に信頼度が高いものとして識別された車輪回転数RDおよび時間Tに依存して求められる。有利には第1の速度VX1のさらなる経過が級数展開によって近似される。有利には、級数展開の際に平均車輪回転数MRDから事前に求められた第1の速度VX1、この第1の速度VX1から事前に求められた車両加速度およびこの車両加速度の時間的な導関数が例えば別の微分商の形成によって考慮される。しかしながら、級数展開の代わりに線形の外挿も同様に実施することができる。
有利には、平均車輪回転数MRDから求められていた第1の速度の事前に求められた第1の速度VX1の経過およびこの第1の速度VX1の経過から求められた車両加速度の経過がそれぞれフィルタリングによって平滑化される。これによってこれらの経過を微分できることが保証される。さらに有利にはエラーが補正され、殊に、フィルタリングによってそれぞれの平滑化された経過と平滑化されていない経過との間に時間的なずれが生じることによって惹起される可能性がある振幅のずれが補正される。このために例えば外挿の開始時に、第1の速度VX1の平滑化された経過の最後の値と、第1の速度VX1の平滑化されていない経過の最後の値とから差分値が求められる。この差分値は振幅のずれを形成し、この振幅のずれは第1の速度VX1の後に外挿される値に関して例えばこの振幅のずれを減算することによって考慮される。有利には、車両1が運転状態から停止状態SSに切り替わる際に車両加速度の直前に求められた値が記憶される。この値から、目下の走行路における車輪の瞬時摩擦係数を表すパラメータを導出することができる。例えば凍結路においてブレーキを掛けることによって車輪がブロックされ、したがって停止状態SSが識別される場合には、車両加速度の直前に求められた値は凍結路において考えられる最大加速度に対応する。目下の摩擦係数が走行路のさらなる経過においては実質的に変化せず、他方では第1の速度VX1が外挿によって求められるという仮定のもとでは、この考えられる最大加速度を外挿のために、例えば車両加速度の値領域を相応に制限することによって使用することができる。
第1の速度VX1はブロックB9に供給され、このブロックB9において第1の速度VX1がフィルタリングにより平滑化される。第1の速度VX1は殊にローパスフィルタによって平滑化される。平滑化によって第1の速度VX1の経過における跳躍的な変化を低減することができる。そのような跳躍的な変化は例えば車輪マーカRMに応じる車輪回転数RDの変化によって生じる可能性がある。これにより平均車輪回転数MRDを求めるための変更された計算基礎が得られる。ブロックB9においてフィルタリングされた第1の速度VX1は第2の速度VX2としてブロックB9から出力される。さらにフィルタのフィルタ遅延FVがブロックB9から出力される。フィルタ遅延FVはフィルタリングによって第1の速度VX1と第2の速度VX2との間に生じる位相シフトを表す。
第2の速度VX2およびフィルタ遅延FVが供給されるブロックB10においてはこの位相シフトが補正される。さらにブロックB10には最小車輪回転数RDMINが供給される。ブロックB10から出力される、車両長手方向の瞬時速度を表す第3の速度VX3には、有利には最小車輪回転数RDMINに応じる車両長手方向の速度によって下限が設けられる。これによって、第3の速度VX3が車輪回転数RDによって物理的にサポートされている車両長手方向の瞬時速度のみを表すことが保証されている。
それぞれの車輪回転数RDの2つのサンプリング値間の時間を表す定数Cを設けることができる。定数Cは例えばブロックB5、ブロックB8およびブロックB10に供給される。定数Cは状況に応じてそれぞれの車両において設定可能である。
車両長手方向の瞬時速度を別のやり方で求めることもできる。例えば、実際にはブロックB5は車輪回転数RDの信頼度を求めるためにのみ設けられており、ブロックB7は車輪回転数RDおよび車輪回転数マーカRDMに依存して平均車輪回転数MRDおよび使用される車輪回転数RDの数NUMを求めるためにのみ設けられており、またブロックB8は車両長手方向の瞬時速度を表す第1の速度VX1を求めるためにのみ設けられている。車両長手方向の瞬時速度をさらに確実に求めることができるようにするために、必要に応じて別のブロックを付加的に設けることもできる。最小車輪回転数RDMINは例えば、車輪回転数センサ2が任意の低い車輪回転数RDを検出することができない場合にのみ必要とされる。この場合にはブロックB3の代わりに、最小車輪回転数RDMINを別の定数として設定することもできる。

Claims (9)

  1. 車両長手方向の瞬時速度を求める方法において、
    車両(1)の少なくとも2つの車輪からそれぞれ車輪回転数(RD)を求め、
    各車輪回転数(RD)に関して、移動するばらつき度(VAR)をそれぞれ求め、
    それぞれの車輪回転数(RD)の目下の信頼度を前記ばらつき度(VAR)に依存して求め、
    車両長手方向の瞬時速度を、目下信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)に依存して求める、または目下全ての車輪回転数(RD)が信頼度の低いものとして識別されている場合には、事前に信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)に依存する外挿として求めることを特徴とする、車両長手方向の瞬時速度を求める方法。
  2. 前記ばらつき度(VAR)は分散または標準偏差によって形成されている、請求項1記載の方法。
  3. 各車輪回転数(RD)に関してそれぞれ車輪加速度(RB)をそれぞれの車輪回転数(RD)に依存して求め、
    それぞれの車輪回転数(RD)の目下の信頼度をそれぞれの車輪加速度(RB)に依存して求める、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記ばらつき度(VAR)が所定のばらつき閾値(VSW)を下回り、それぞれの車輪加速度が所定の下側車輪加速度閾値(USW)を上回り、且つ所定の上側車輪加速度閾値(OSW)を下回る場合に、それぞれの車輪回転数(RD)を目下信頼度が高いものとして識別する、請求項3記載の方法。
  5. 各車輪回転数(RD)に関してそれぞれ車輪加速度(RB)を求め、
    全ての車輪加速度(RB)が0である場合に前記車両(1)の停止状態(SS)を識別し、
    前記車両(1)が識別された停止状態(SS)から運転状態に切り替わった際の車両長手方向の瞬時速度を求めるために所定の期間にわたり、目下信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)から最小の値を有する車輪回転数(RD)を選択する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 車両長手方向の瞬時速度を、目下信頼度が高いものとして識別されており、且つ必要に応じて選択された車輪回転数(RD)の平均値に依存して求める、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 各車輪回転数(RD)に関してそれぞれ車輪加速度(RB)を求め、
    全ての車輪加速度(RB)が0である場合に前記車両(1)の停止状態(SS)を識別し、
    前記車両(1)が運転状態から停止状態(SS)に切り替わった際に、事前に信頼度が高いものとして識別されており、且つ必要に応じて選択された車輪回転数(RD)に依存して最小車輪回転数(RDMIN)を求め、
    該最小車輪回転数(RDMIN)によって設定された車両長手方向の速度によって、車両長手方向の瞬時速度に下限を設ける、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 車両長手方向の瞬時速度をフィルタリングによって平滑化して供給する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 車両長手方向の瞬時速度を求める装置において、
    車両(1)の少なくとも2つの車輪からそれぞれ車輪回転数(RD)を求め、
    各車輪回転数(RD)に関して、移動するばらつき度(VAR)をそれぞれ求め、
    それぞれの車輪回転数(RD)の目下の信頼度を前記ばらつき度(VAR)に依存して求め、
    車両長手方向の瞬時速度を、目下信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)に依存して求める、または目下全ての車輪回転数(RD)が信頼度の低いものとして識別されている場合には、事前に信頼度が高いものとして識別された車輪回転数(RD)に依存する外挿として求めるよう構成されていることを特徴とする、車両長手方向の瞬時速度を求める装置。
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