JP2010500470A - Ecrプラズマ源 - Google Patents

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Abstract

本発明は、内部導体(2)と外部導体(3)を備えた同軸型マイクロ波供給部(1)から構成され、アンテナ(7)としての一端を備えた内部導体(2)が、プラズマ室(6)に対する壁面内の開口部を閉鎖する真空フランジ(5)を絶縁された形で貫通するECRプラズマ源に関する。多極磁石機器(8)が、マイクロ波供給部(1)と同軸に配備されており、その磁場が、真空フランジ(5)を貫通して、プラズマ室(6)内にアンテナ(7)と同軸にリングギャップ状磁場(12)を形成している。アンテナ(7)が、プラズマ室(6)内に直に突き出るとともに、内部導体(2)に向かって半径方向に拡大して行くアンテナヘッド(14)を有し、そのアンテナヘッドには、真空フランジ(5)に対して平行な下側(15)が配設されており、真空フランジ(5)とその下側(15)の間にリング状の隙間(16)が形成されるとともに、プラズマ室(6)が、アンテナ(7)と同軸に、かつ半径方向に対してリングギャップ状磁場(12)の外側において、シールド(13)によって境界を画定されており、そのシールドの真空フランジと反対の正面側が、プラズマ放射開口部(25)を規定している。

Description

本発明は、特に、低圧領域での表面処理、例えば、基板の表面活性化、清浄化、浸食又はコーティング用の請求項1の上位概念にもとづくECRプラズマ源に関する。ECRプラズマ源は、プラズマ室に対する壁面内の開口部を閉鎖する真空フランジを絶縁された形で貫通する内部導体と外部導体を備えた同軸型マイクロ波供給部から構成されている。更に、ECRプラズマ源は、真空フランジを絶縁された形で貫通する内部導体の一端としてのアンテナと、磁場が真空フランジを貫通するとともに、プラズマ室内のアンテナの周囲にリング状磁場を形成する、マイクロ波供給部と同軸に配置された多極磁石機器とを有する。
従来技術では、様々なECRプラズマ源とプラズマ及びイオン放射方法が周知である。例えば、特許文献1は、放電室と、放電室内にマイクロ波を入力結合させる機器と、磁石とから成る、磁場によって支持されたマイクロ波放電を発生させるためのマイクロ波プラズマトロンを提示している。表面導波体上には、一つ以上の中空シリンダ形状の磁石が配置されており、その磁石の開いた側面が表面導波体上に置かれているとともに、マイクロ波を入力結合させる機器が中空シリンダ形状の磁石と同心に設置される形で、強磁性材料から成るU字形状に構成された外被によって取り囲まれている。マイクロ波の入力結合地点に対する放電室の真空の隔離は、マイクロ波を透過させる石英ガラス製容器によって保証されている。中空シリンダ形状の磁石は、コイル又は永久磁石とすることができる。
放電と磁場との組合せによって、短縮してECR効果と称する電子サイクロトロン共鳴効果を利用している。そのため、特に、動作圧力範囲を約10-5ミリバールまでの非常に低い圧力に拡大することが可能となっている。
例えば、マイクロ波プラズマトロンは、400Wのマイクロ波電力において、10-2パスカルの圧力範囲で動作し、プラズマを確実に発生させている。ガスの種類に関わらず、3〜10×1010cm-3のイオン密度が達成されている。プラズマからは、直径6インチに渡って3mA/cm2 までの均一な電流密度分布のイオン電流が抽出されている。
そのようなプラズマ源を実際に使用する場合、特に、放電室の過大な保守作業が必要であることが欠点である。即ち、コーティングシステムを頻繁に清掃する必要が有り、それによって、このコーティング法の費用が大幅に上昇している。
特に、プラズマコーティング法では、使用する層材料に応じて、導電性の低い層から導電性の高い層が得られる。その場合、成長する層は、使用しているプローブ本体だけでなく、直ぐ近くの周囲に有るコーティングシステム全体の構成要素の全ての表面も多少とも被覆してしまうこととなる。そのことは、コーティング結果に対して時間に依存した影響を及ぼすか、或いは実現可能なコーティング時間を制限する可能性が有る。
コーティング時間を制限する原因の多くは、電圧又は電流碍子上において短絡を発生させるか、或いは無電極のプラズマ源の入力結合開口部上において電力の一層の入力結合を妨げることとなる導電性の層である。
欧州特許第0448077号明細書
以上のことから、本発明の課題は、従来技術の欠点を簡単に取り除くとともに、ECRプラズマ源の問題の無い長い動作時間を可能とするECRプラズマ源を提供することである。
本課題は、本発明にもとづき、請求項1に記載された特徴によって解決される。本発明の有利な改善構成は、従属請求項に記載されており、以下において、図面を含む本発明の有利な実施形態の記述と共に詳しく説明する。
内部導体と外部導体を備えた同軸型マイクロ波供給部と、そのマイクロ波供給部と同軸に配置された多極磁石機器とから構成され、アンテナとしての一端を備えた内部導体が、プラズマ室に対する壁面内の開口部を閉鎖する真空フランジを絶縁された形で貫通し、多極磁石機器の磁場が、真空フランジを貫通して、プラズマ室内のアンテナの周囲にリングギャップ状磁場を形成する従来技術によるECRプラズマ源を有利な手法で更に改善構成するものである。
本発明では、アンテナは、プラズマ室内に直に突き出している。そのため、従来技術で配備されていた、アンテナを包むための石英ガラス製容器又はセラミック製容器は存在しない。
本発明の意味におけるプラズマ室は、真空フランジと固定されたシールドによって、アンテナ及びリングギャップ状磁場に対して同軸に境界を画定されている。シールドの真空フランジと反対の正面側は、真空室又はプラズマ処理室に対するプラズマ放射開口部を形成している。
更に、アンテナは、真空フランジに対して平行な下側において、真空フランジとその下側の間にリング状の隙間が形成されるように、内部導体に向かって半径方向に拡大して行くアンテナヘッドを有する。
リング状の隙間の高さと半径方向の長さ及びシールドの幾何学的な配置構成は、リング状の隙間の半径方向に対して内側の面が真空室又はプラズマ処理室に対して光学的な影領域内に有るように設定される。
有利な形態では、リング状の隙間の半径方向の長さは、励起周波数の波長λの1/4よりも大きい。リング状の隙間の高さは、暗部シールドのサイズを決定するための周知の制御手法にもとづき、プラズマの影領域がリング状の隙間内に形成されて、プラズマの発生を確実に排除するように設定される。
アンテナヘッドの下側と対向するアンテナの入力結合面は、有利には、少なくとも部分的に円錐、円錐台又は円錐部分の形状に形成される。そのような表面の形態は、マイクロ波電力が多極磁石機器のリング状磁場の方向に有利に放射されるように作用し、それによって、リング状磁場の領域内でECRプラズマを確実に発生させて維持することを保証している。その場合リングギャップ状磁場と同軸にシールドを配置することは、プラズマ室の境界の画定にも有利に作用する。
キャリヤーガスと反応ガスは、周知の手法で真空室内に供給することができる。その場合例えば、キャリヤーガスの供給を内部導体内の軸方向の穿孔を介して行うこともできる。そして、供給したガスの排出口をアンテナのマイクロ波電力を放射する領域内に直接配置することができる。
本発明によるECRプラズマ源は、より大きな面をプラズマ処理するために、多くの個別のECRプラズマ源を行と列の形の配列として平行に配置することもできる。
以下において、二つの実施例により本発明を詳しく説明する。
本発明による実施例IとしてのECRプラズマ源の断面図 図1のECRプラズマ源の全体の斜視図 プラズマコーティング装置における図1の変化形態である実施例IIとしてのECRプラズマ源の図
<実施例I>
図1は、本発明によるECRプラズマ源の基本構成を図示している。このECRプラズマ源は、内部導体2及び内部導体2と同軸の外部導体3を備えた同軸型マイクロ波供給部1から構成されている。内部導体2は、誘電体4によって、外部導体3に対して絶縁されている。この場合、誘電体4は、内部導体2が真空フランジ5を絶縁された形で貫通することを同時に保証しており、そのため内部導体2の対応する端部がプラズマ室内に開放された形で突き出ている。
真空フランジ5は、プラズマ室6に対する壁面内の開口部を真空を保持する形で閉鎖する取付けフランジとして構成されている。
真空フランジ5を貫通してプラズマ室6内に突き出ている内部導体2の端部は、マイクロ波供給部1のアンテナ7を構成する。プラズマ室6の外には、永久磁石を備えた、鉄製外被9を有する多極磁石機器8がマイクロ波供給部1と同軸に配置されている。鉄製外被9の磁極片10と11の領域には、真空フランジ5を貫通してプラズマ室6内にまで達するリングギャップ状磁場12が、アンテナ7の周囲に同軸に生成されている。
アンテナ7と同軸に、かつ半径方向に対してリングギャップ状磁場12の外側には、シールド13が配置されており、そのシールドの真空フランジと逆側の正面は、プラズマ放射開口部25を形成している。シールド13は、プラズマ室6の境界を画定しており、有利には、プラズマ室6内のECRプラズマの生成に影響を及ぼしている。
本発明では、アンテナ7は、内部導体2に向かって半径方向に拡大して行くアンテナヘッド14として構成されており、そのアンテナヘッドは、真空フランジ5と平行な下側15を有し、真空フランジ5とアンテナヘッド14の下側15の間にリング状の隙間16を形成している。アンテナヘッド14は、その下側15を底辺とする円錐台の形状に構成されている。そうすることによって、マイクロ波電力をリングギャップ状磁場12の方向に有利に放射することが実現されている。
実施例Iでは、キャリヤーガス又は反応ガスの供給は、真空フランジ5内の穿孔17を介して行われる。
実施例IのECRプラズマ源の理解を促すために、図2は、ECRプラズマ源の模式図を示している。図1を補完する形で、方形導波管とマイクロ波供給部1間のマイクロ波変換器としての役割又はここでは図示されていないマイクロ波発振器に対してマイクロ波を大まかに整合する役割を果たすマイクロ波アプリケータ18が見て取れる。
<実施例II>
実施例IIに関する図3は、図1と同様のECRプラズマ源の実施形態を図示しているが、基本的に、ポンプ支柱21を備えた真空室20と、処理すべき基板23を上に設置することができる基板支持体22とから構成されるコーティング装置との模式的な概観により図示している。
本発明によるECRプラズマ源では、シールド13の真空フランジ5と反対の正面側に相当するプラズマ放射開口部25は、基板支持体22に対して平行に配置されている。
実施例Iに対応する穿孔17に追加して、内部導体2内の中心に穿孔24が有る。二つの穿孔17と24を介して、キャリヤーガスと反応ガスを真空室20内に選択的に供給することができる。
実施例Iと同様に、内部導体2とアンテナ7は、マイクロ波供給部1の外部導体3内に絶縁された形で配置されている。そのため、内部導体2との追加の電源26をアンテナ7と接続することができる。実施例IIでは、更に、シールド13の内側に絶縁性ライニング27が配備されている。そうすることによって、接地電位に対して、様々な高さの電位にECRプラズマを設定することが可能となっている。
電源供給のために、直流電源と交流電源の両方を選択的に採用することができる。例えば、接地電位に対して正の電位をマイクロ波供給部1に印加した場合、例えば、接地電位に有る基板23の方向へのイオンの抽出が起こる。交流を接続した場合、ECRプラズマの重畳が起こり、そのため交番する表面電位が形成される。基板電位に対するECRプラズマの表面電位の瞬間的な極性と大きさに応じて、様々な密度のイオン又は電子が抽出される。その場合、ECRプラズマ源はプラズマ放射源となる。
本発明による具体的なECRプラズマ源は、例えば、次の構造サイズを持つことができる。その場合真空フランジ5のサイズは、DN160CFに関するISO標準3669に準拠する。プラズマ室6は、45mmの高さと145mmの直径の鉢状のシールド13によって規定される。内側の絶縁性ライニング27は、それに対応する大きさを有する。このライニングは、任意選択により、交換可能な物とすることもでき、その他の材料、例えば、アルミニウム箔から構成することもできる。
円錐台の形状のアンテナヘッド14は、25mmの高さと15〜80mmの下側15の直径とを有し、特殊鋼から製作される。
真空フランジ5と下側15の間のリング状の隙間16は、4mmの高さと30mmの半径方向の長さを有する。そのため、1×10-4〜1×10-2ミリバールの圧力のECRプラズマ源の典型的な動作範囲において、プラズマがリング状の隙間16内に発生することはない。
従って、シールド13との相互作用により、リング状の隙間16の半径方向に対して内側の面は、有利には、真空室又はプラズマ処理室に対して光学的な影領域内に有る。更に、リング状の隙間16の半径方向に対して内側の面は、プラズマの影領域内に有り、そのためリング状の隙間16は、プラズマ内を動く粒子によってコーティングされることもない。
以下において、プラズマ支援式膜蒸着法に採用されたECRプラズマ源を詳しく説明する。
プラズマ室6を備えた真空室20内を所要の雰囲気に設定した後、マイクロ波供給部1のマイクロ波アプリケータ18を介してマイクロ波電力を供給し、アンテナ7のアンテナヘッド14からプラズマ室6内に放射する。シールド13に対するアンテナヘッド14の特別の形状によって、マイクロ波電力がリングギャップ状磁場12と重なり合い、プラズマ室6内では、電子サイクロトロン共鳴効果が発生することとなる、即ち、その領域において、ECRプラズマ19が発生して、維持されることとなる。
本発明によるアンテナ7のアンテナヘッド14の構成によって、アンテナの放射器特性を制限する可能性が有る望ましくないプラズマの発生をアンテナ7において容易に起こすこと無く、マイクロ波電力の放射が驚くべき手法で可能となる。それは、基本的に、ECRプラズマ19が発生するリングギャップ状磁場12の場所に関して、アンテナヘッド14の特別の形状と、プラズマ室6の境界を画定するためのシールド13の幾何学的な配置構成とによって実現されている。
アンテナヘッド14の下側15と真空フランジ5の間におけるリング状の隙間16の簡単な構造は特に有利である。実施例では、アンテナヘッド14を円錐台として構成することによって、リング状の隙間16が簡単に形成されている。アンテナヘッド14の特別な形状は、有利なマイクロ波放射器のための全ての前提条件をも満たしている。
円錐台の高さと直径を変更することによって、アンテナ7の放射器特性とリング状の隙間16の半径方向の長さを簡単に変更することができる。隙間の長さが励起周波数の波長λの少なくとも1/4(波長の1/4)に設定されている場合、それは、アンテナ7の放射器特性に有利に作用する。放電を短絡させることとなるアンテナ近傍での望ましくないプラズマの発生が防止されている。
この場合、導電性に蒸着する際に、リング状の隙間16の半径方向に対して内側の面が、絶縁層と同様にコーティングされず、そのため従来技術による解決策では短い時間間隔で必要であった保守作業が省略されることが特に重要である。
発生するECRプラズマ19の形状は、実験にもとづき、シールド13の高さ及びシールド13とアンテナ7の間隔によって、容易に適合又は制御することができる。
特殊な用途では、ECRプラズマ源が固いアモルファス炭素膜を蒸着させるために用いられる。その場合、コーティング室内の反応ガス及び炭素キャリヤーとして、アセチレンを含む雰囲気が用いられる。プロセス圧力は、約5×10-4ミリバールである。基板23とECRプラズマ源のシールド13のプラズマ放射開口部25の間隔が約100mmである場合、使用するマイクロ波電力に応じて、約20nm/分〜約40nm/分の平均的な成膜速度を実現することができた。
前述したプロセスパラメータによる40時間の成膜時間に渡る成膜試験において、マイクロ波の適合とECRプラズマの安定性における変化は観察することができなかった。その場合、蒸着された炭素膜の膜の厚さは、約100μmであった。これらの結果は、導電性の薄膜を蒸着する際の本発明によるECRプラズマ源の特別な有用性を示している。
1 マイクロ波供給部
2 内部導体
3 外部導体
4 誘電体
5 真空フランジ
6 プラズマ室
7 アンテナ
8 多極磁石機器
9 鉄製外被
10 磁極片
11 磁極片
12 リングギャップ状磁場
13 シールド
14 アンテナヘッド
15 下側
16 リング状の隙間
17 穿孔
18 マイクロ波アプリケータ
19 ECRプラズマ
20 真空室
21 ポンプ支柱
22 基板支持体
23 基板
24 穿孔
25 プラズマ放射開口部
26 電源
27 絶縁性ライニング

Claims (7)

  1. 内部導体(2)と外部導体(3)を備えた同軸型マイクロ波供給部(1)と、そのマイクロ波供給部(1)と同軸に配置された多極磁石機器(8)とから構成され、アンテナ(7)としての一端を備えた内部導体(2)が、プラズマ室(6)に対する壁面内の開口部を閉鎖する真空フランジ(5)を絶縁された形で貫通し、多極磁石機器の磁場が、真空フランジ(5)を貫通して、プラズマ室(6)内にアンテナ(7)と同軸にリングギャップ状磁場(12)を形成するECRプラズマ源において、
    アンテナ(7)が、プラズマ室(6)内に直に突き出るとともに、内部導体(2)に向かって半径方向に拡大して行くアンテナヘッド(14)を有し、そのアンテナヘッドには、真空フランジ(5)に対して平行な下側(15)が配設されており、真空フランジ(5)とその下側(15)の間にリング状の隙間(16)が形成されていることと、
    プラズマ室(6)が、アンテナ(7)と同軸に、かつ半径方向に対してリングギャップ状磁場(12)の外側において、シールド(13)によって境界を画定されており、そのシールドの真空フランジと反対の正面側が、プラズマ放射開口部(25)を規定していることと、
    を特徴とするECRプラズマ源。
  2. リング状の隙間(16)の半径方向に対して内側の面が、プラズマ放射開口部(25)とアンテナヘッド(14)の下側(15)の外縁間の光学的な影の中に有ることを特徴とする請求項1に記載のECRプラズマ源。
  3. リング状の隙間(16)の半径方向の長さは、励起周波数の波長λの1/4よりも大きく、かつリング状の隙間(16)の高さは、リング状の隙間内において、プラズマの影領域を形成して、プラズマの生成を確実に排除する高さに設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のECRプラズマ源。
  4. アンテナヘッド(14)が、その下側(15)を底辺とする、少なくとも部分的に円錐、円錐台又は円錐部分の形状に形成された入力結合面を有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載のECRプラズマ源。
  5. 内部導体(2)内の軸方向に、プロセスガスを供給するための穿孔が有ることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載のECRプラズマ源。
  6. 内部導体(2)が、更に、電源(26)と接続されるとともに、シールド(13)が、絶縁性のライニング(27)を有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載のECRプラズマ源。
  7. より大きな面をプラズマ処理するために、多くの個別のECRプラズマ源が、行と列の形の配列として平行に配置されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載のECRプラズマ源。

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