JPH10229056A - スパッタ堆積用誘導結合プラズマ源rf透過改良型ダークスペースシールド - Google Patents

スパッタ堆積用誘導結合プラズマ源rf透過改良型ダークスペースシールド

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JPH10229056A
JPH10229056A JP9312571A JP31257197A JPH10229056A JP H10229056 A JPH10229056 A JP H10229056A JP 9312571 A JP9312571 A JP 9312571A JP 31257197 A JP31257197 A JP 31257197A JP H10229056 A JPH10229056 A JP H10229056A
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dark space
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エーデルシュタイン セルジオ
Mani Subramani
スブラマニ マニ
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シー. フォースター ジヨン
O Stimson Bradley
オー. スティムソン ブラッドリー
Zheng Xu
シュー ジェン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバ内のプラズマ生成及び層のスパッタ
堆積のための方法及び装置。 【解決手段】 プラズマ生成装置は、プラズマへ電磁エ
ネルギーを誘導結合するアクティブシールドと、ターゲ
ット側壁を遮蔽するためのダークスペースシールドとを
備え、ダークスペースシールドはスロット又はその他の
不連続部分を有してダークスペースシールドへの渦電流
の流入を防止する。このような構成により、スロットの
ないダークスペースシールドの場合ではその中に流入し
てしまう渦電流によるRF電力の損失を防止することが
見出された。RF電力の損失を低減することにより、R
F結合の効率も向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマジェネレ
ータ(プラズマ生成器)に関し、更に具体的には、半導
体デバイスの製造において材料層をスパッタ堆積させる
ためのプラズマ生成の方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低密度プラズマは、表面処理、堆積、エ
ッチング処理といった様々な半導体デバイス製造プロセ
スに用いることができるエネルギーイオンや励起原子の
簡易な発生源となってきた。例えば、スパッタ堆積プロ
セスを用いて半導体ウエハ上に材料を堆積させるため、
負のバイアスを与えたスパッタターゲット材料の近傍に
プラズマを生成する。ターゲットの近隣で生成したイオ
ンがターゲット表面を叩き、ターゲットから材料を追い
出す(即ち「スパッタする」)。スパッタされた材料
は、半導体ウエハの表面に移動してそこに堆積する。
【0003】スパッタ材料は、ターゲットから堆積しよ
うとする基板へ、基板表面に対して射角となる直線経路
を進む傾向がある。その結果、深さ対幅のアスペクト比
が大きなトレンチやホールを有する半導体デバイスで、
エッチングで形成したトレンチやホールの中に堆積した
材料は、ブリッジングを起こして、堆積層の中に望まな
い空洞が生じることがある。このような空洞を防止する
ため、スパッタ材料がプラズマにより十分イオン化され
ている場合は、基板に負の電荷を与えて基板に隣接する
電界を垂直に配向させることにより、スパッタ材料をタ
ーゲットと基板の間で実質的に垂直な経路に再配向させ
ることができる。しかし、低密度プラズマにおいてスパ
ッタされた材料のイオン化の程度がしばしば1%未満で
あることがあり、これは通常、形成されるキャビティの
数が増大することを防止するには不充分である。従っ
て、堆積層に望まないキャビティが形成されることを低
減するためには、プラズマの密度を高めてスパッタ材料
のイオン化の速度を高めることが望ましい。ここで用い
られたように、「密度の高いプラズマ」は電子とイオン
の密度が高いプラズマを意味するものである。
【0004】RF場を用いてプラズマを励起する技術に
は、容量結合、誘導結合及びウェーブヒーティングを始
めとして様々なものがある。標準的な誘導結合プラズマ
(ICP:inductively coupled plasma)ジェネレータ
では、プラズマを取り囲むコイルを介して流れるRF電
流が、プラズマ中に電磁流を誘起する。この電磁流が抵
抗加熱により導電性のプラズマを加熱するため、定常状
態に維持されるようになる。例えば米国特許第4,36
2,632号では、コイルを流れる電流は、インピーダ
ンス整合回路網を介してコイルに結合するRFジェネレ
ータに供給されるため、コイルはトランスの1次巻き線
として作用する。プラズマは、トランスの単巻きの2次
巻き線として作用する。
【0005】堆積が均一でなくなる事に対して、ターゲ
ットのエッジからスパッタされた材料が寄与しているこ
とが見出された。均一な堆積を促進するためには、「ダ
ークスペース」シールドと呼ばれるものをターゲットの
エッジに近接して配置させる事がしばしば好ましい。こ
のダークスペースシールドは、ターゲットのエッジをプ
ラズマから遮蔽することにより、ターゲットエッジのス
パッタリングを低減する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】物理気相堆積チャンバ
等の様々なチャンバにおいては、チャンバ壁はステンレ
ス鋼等の導電性材料で形成されることが多い。チャンバ
壁が導電性であるため、導電性のチャンバ壁がアンテナ
から発せられるエネルギーを遮断ないし大幅に低減する
ことから、アンテナコイルないし電極はチャンバ自身の
中に配置させることがしばしば好ましい。その結果、コ
イルとその支持構造体は、堆積物の流束やエネルギーを
有するプラズマ粒子に直接さらされることになる。これ
がウエハ上の堆積膜に対する汚染物の発生源となる可能
性があり、これは望ましいことではない。
【0007】コイルを保護するため、セラミック等の非
導電性材料でできたシールドをコイルの前に配置させる
ことができる。しかし、多くの堆積プロセスでは、製造
しようとする電子デバイスにアルミニウム等の導電性材
料を堆積させている。そして、導電性材料がセラミック
もコーティングすることから、これを導電性にしてしま
うため、プラズマへの電磁放射の浸透を大幅に低減する
こととなる。従って、シールド壁をコイルの背後に置
き、堆積チャンバの内側を堆積材料から保護することが
しばしば好ましい。しかし、このデザインのスパッタチ
ャンバには、粒子発生の問題が残ることが多い。
【0008】出願中の米国特許出願第08/559,3
45号、標題 "Method and Apparatus for Generating
a Plasma" 及び米国特許出願第08/730,722
号、標題 "Active Shield for Generating a Plasma fo
r Sputtering" では、アクティブシールドのデザインが
開示されており、そこでは、改良型導電性シールドがR
Fソースに結合し、シールド自身がプラズマへRFエネ
ルギーを結合するコイルとして機能するようになってい
る。本発明は、このようなアクティブシールドのデザイ
ンを更に改良して、エネルギー伝達の効率を高めること
に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、チャン
バ内のプラズマ生成及び層のスパッタ堆積のための方法
及び装置であり、これは上述の問題点を、実用目的につ
いて、取り除くものである。
【0010】本発明の特徴の1つに従ったプラズマ生成
装置により、このような目的や利益等が得られるが、こ
のプラズマ生成装置は、プラズマへ電磁エネルギーを誘
導結合するアクティブシールドと、ターゲット側壁を遮
蔽するためのダークスペースシールドとを備え、ダーク
スペースシールドはスロット又はその他の不連続部分を
有してダークスペースシールドへの渦電流の流入を防止
する。このような構成により、スロットのないダークス
ペースシールドの場合ではその中に流入してしまう渦電
流によるRF電力の損失を防止することが見出された。
RF電力の損失を低減することにより、RF結合の効率
も向上させることができる。
【0011】好ましい具体例では、半導体製造システム
内でワークピース上に材料をスパッタさせるためプラズ
マにエネルギーを与える装置は、スロットを有するダー
クスペースシールドとこのスロット入りダークスペース
シールドに隣接するプラズマ生成領域とを有する半導体
製造チャンバを有していてもよい。チャンバに備えられ
るコイルシールドは、プラズマ生成領域内にエネルギー
を結合させるように配置される一方、スロット入りダー
クスペースシールドは、プラズマ生成領域に結合される
エネルギーに応じたダークスペースシールドへの渦電流
の流入を防止する。その結果、RFエネルギーはコイル
シールドにより、プラズマ生成領域に更に効率良く結合
する。ターゲット及びコイルシールドは共に、チタン、
アルミニウム又はその他の適当な材料を有していてもよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず図1〜3を参照すれば、本発
明の具体例に従ったプラズマジェネレータは、真空チャ
ンバ102(図2に模式的に図示)に受容される略円筒
形の堆積システム100を備えている。この具体例の堆
積システム100は内側シールド104を有し、この内
側シールドは、単巻きコイルを成し外側シールド106
によって内側に絶縁状態で保持される。シールド104
及び106は、堆積システム100の内部で堆積する材
料から真空チャンバ102の内部壁107を保護する。
【0013】イオン流束が真空チャンバ102の頂部に
配置された、負のバイアスが与えられたターゲット11
0に衝突する。ターゲット110は、DC電源111に
より負のバイアスが与えられる。このイオンは、ターゲ
ット110から材料を基板112へと放出させるが、こ
こで基板は、堆積システム100の底部のペデスタル1
14によって支持されるウエハ又はその他のワークピー
スである。ターゲット110の上方に与えられた回転す
るマグネトロン磁石組立体116により磁界が発生し、
この磁界がターゲット110の面の上を掃引してターゲ
ットが均一に消費されるようにする。ターゲット110
の周縁に隣接して配置される略環状のダークスペースシ
ールド130は通常接地され、ターゲット110のエッ
ジ部分をターゲットに衝突するイオン流から保護する。
ターゲットのエッジからのスパッタリングを低減するこ
とにより、ワークピース上への堆積の均一性を向上させ
ることができる。
【0014】RFジェネレータ108からの高周波(R
F)エネルギーは、コイルシールド104から堆積シス
テム100の内部へと発せられ、堆積システム100の
中でプラズマにエネルギーを与える。ターゲット110
から放出された材料の原子は、プラズマに誘導結合した
コイルシールド104によりエネルギーが与えられたプ
ラズマによって、イオン化される。本発明の特徴の1つ
では、ダークスペースシールド130の軸方向のスロッ
ト1300により、スロット入りダークスペースシール
ド130内への渦電流の流入を低減又は防止することが
でき、またこのため、スロットのないダークスペースシ
ールドの場合ではその中に流入してしまう渦電流により
生ずるRF電力の損失を防止することが見出された。
【0015】RFジェネレータ108は、増幅器及び整
合回路網118を介してコイルシールド104に結合す
る事が好ましい。コイルシールド104の他方の端はア
ースに結合し、このときキャパシタ120を介している
ことが好ましく、またキャパシタは可変キャパシタであ
ってもよい。イオン化した堆積材料は基板112に引き
つけられ、その上に堆積層を形成する。基板112に外
的にバイアスを与えられるよう、ペデスタル114に
は、AC電源(又はDC電源やRF電源)により負のバ
イアスが与えられてもよい。米国特許出願第08/67
7,588号、標題 "Method for Providing Full-face
High Density Plasma Depositon" に詳細に説明したよ
うに、基板112の外的なバイアス印加は随意使用しな
くてもよい。
【0016】図1及び3に最もよく表されているよう
に、スロット入りダークスペースシールド130は、負
のバイアスが与えられた上記のターゲット110に対し
てのグラウンドプレーン(接地面)を与える。図4に
は、スロット1300の反対側の単一接地点1305で
シールドが接地している様子が示される。
【0017】更に、米国特許出願第08/647,18
2号、標題 "Recessed Coil for Generating a Plasma"
に詳細に記載されるように、ダークスペースシールド
130はターゲット110の外側エッジもプラズマから
遮蔽して、ターゲット110の外側エッジのスパッタリ
ングを低減する。ダークスペースシールド130は、タ
ーゲット110からスパッタされる材料からコイルシー
ルド104を遮蔽するように配置されるという、また別
の機能を実現する。スパッタされる材料の一部はプラズ
マチャンバの縦軸に対して斜角で進むため、ダークスペ
ースシールド130はスパッタされる材料の全てからコ
イルシールド104を完全に遮蔽するわけではない。し
かし、スパッタ材料の多くはチャンバの縦軸に平行に
(若しくは縦軸に対して比較的小さな斜角で)進むた
め、コイルシールド104上方にオーバーラップする状
態で配置されるダークスペースシールド130は、スパ
ッタ材料のかなりの量を、コイルシールド104への堆
積から防止する。コイルシールド104上に堆積される
おそれのある材料の量を低減することにより、コイルシ
ールド104上に堆積する材料による粒子の発生は大幅
に低減する。
【0018】ここに例示した具体例では、ダークスペー
スシールド130は、略逆錐台形状を有するチタン(堆
積システム100内でチタンの堆積が行われる場合)、
アルミニウム(アルミニウムの堆積に対し)又はステン
レス鋼の略不連続なリングである。図3に最も良く図示
されるように、スロット入りダークスペースシールド1
30は、プラズマチャンバ100の中心に向かって内側
に伸びて、コイルシールド104と約1/4インチ(6
mm)の距離だけオーバーラップし、スロット入りダー
クスペースシールド130の底部が約1/4インチ(6
mm)だけコイルシールド104の壁から離れるように
なる。無論、オーバーラップ部分の程度は、コイルシー
ルドの相対的サイズや配置、その他の因子により変えて
もよい。例えば、オーバーラップを大きくして、コイル
シールド104のスパッタ材料に対する遮蔽を促進して
もよいが、オーバーラップを増やせばターゲット110
をプラズマから更に遮蔽してしまい、用途によっては望
ましくない。
【0019】本発明の特徴の1つに従えば、ダークスペ
ースシールド130のスロット1300は、RF電力が
与えられたコイルシールド104とプラズマの間のRF
結合効率を高める。スロットのないダークスペースシー
ルドとRF電力が与えられたコイルシールド104の間
にオーバーラップがあれば、方位的な渦電流がスロット
のないダークスペースシールドに流入するため、RF電
力の損失が生じることがあることが見出された。スロッ
ト1300により、スロット入りダークスペースシール
ド130内へのこのような方位的な渦電流の流入が低減
ないし排除される。
【0020】図2に模式的に示されるピックアップルー
プ1400を用い、これをプラズマチャンバ100内に
挿入してその中の電磁界を検出し、RF結合の効率が改
善されたことが見出された。ネットワークアナライザ1
410を用い、コイルシールド104に印加するRF電
力にピックアップループ1400を同調させて、RF電
磁界を検出する。図2に示されるように、ネットワーク
アナライザ1410は、ピックアップループ1400と
整合回路網1420の両方に接続され、整合回路網はコ
イルシールド104に接続される。ピックアップループ
1400により検出されるRF電力とコイルシールド1
04に入力されるRF電力との伝達比S12は理論上次式
で与えられる。
【0021】
【数1】 ここで、ωはRFジェネレータ402の角周波数(RF
ジェネレータ404の周波数vに2πを乗じたもの)、
coilはコイルシールド104のインダクタンス、L
pick-upはピックアップループ1400のインダクン
ス、kはコイルシールド104とピックアップループ1
400の間の結合効率、Rcoilはコイルシールド104
の抵抗、Ranalyzerはネットワークアナライザ1400
の抵抗(例えば50Ω)である。スロットのないダーク
スペースシールドの場合、伝達比S12は−69.5dB
(1.12x10-7の値に相当)であることが見出され
た。対称的に、スロット入りダークスペースシールド1
30の場合は、伝達比S12が−64.3dB(3.72
x10-7の値に相当)であり、RF結合の効率は3倍以
上も上昇し、RF結合効率が大幅に向上したことが見出
された。
【0022】また、図5に示すように、それぞれがスロ
ット1300から90゜の角をなしそれぞれが直径上で
ほぼ正反対の位置に配置される2つの点1310及び1
315のところでスロット入りダークスペースシールド
130を接地した場合、図4に示されるようにスロット
1300と直径上でほぼ正反対の位置に配置される点1
305の1点でスロット入りダークスペースシールド1
30を接地する場合と比較して、伝送比S12が約0.9
dB劣化する(ほんの0.9倍減少したことに相当)こ
とが見出された。図5に示されるような2つの点131
0及び1315で接地されるスロット入りダークスペー
スシールド130は、1点ではなく2点で支持されるた
め、図4に示される1点1305で接地されるダークス
ペースシールド130よりも機械的安定性が大幅に優れ
ており、また、伝送比S12−64.8dBを与えつつ
も、スロットなしダークスペースシールドと比較してR
F結合効率を大幅に向上(約3倍も)させることができ
る。この伝送比S12の僅かな劣化は、RF電力が与えら
れたチャンバシールド106において発生した過渡的な
RF電流(図5に矢印Bで指示)によって、スロット入
りダークスペースシールド130の2つの点1310及
び1315の間の接続部分で発生した過渡的渦電流(図
5に矢印Aで指示)が原因となって生じたものと考えら
れる。
【0023】コイルシールド104は、前出のIvo Raai
jmakers, Bradley Stimson 及び John Foster による米
国特許出願第08/559,345号、標題 "Method a
nd Apparatus for Generating a Plasma"に記載される
コイルシールドのように、材料の堆積から真空チャンバ
壁107(図3)を保護する。しかし、前述の用途にお
いて説明したように、コイルシールド104はスロット
を有するデザインを有しており、これによりコイルシー
ルド104が単巻きのコイルとして機能することにな
る。
【0024】ここに例示した具体例では、コイルシール
ド104は導電材料製であり、この導電材料は堆積しよ
うとする材料と同じタイプの材料であることが好まし
い。従って、ターゲット110が、基板112への堆積
のためのチタンでできている場合は、コイルシールド1
04もチタンでできていることが好ましく、例えば直径
10〜12インチ(25〜30cm)の略円筒形に形成
した耐久性の高い、ビードブラスト研磨した固体高純度
(好ましくは純度99.995%)のチタン等である。
しかし、スパッタしようとする材料やその他の因子によ
っては、他の導電性の高い材料を用いてもよい。例え
ば、スパッタしようとする材料がアルミニウムの場合
は、ターゲットとコイルシールド104の両方を高純度
アルミニウム製としてもよい。
【0025】コイルシールド104を単巻きコイルとし
て機能させるようにするため、シールド104の壁を貫
通して切断する薄いチャンネル122(好ましくは幅1
/4〜1/8インチ(6〜3mm))を縦方向のスロッ
ト状に形成する。ここに例示した具体例のコイルシール
ド104全体形状は略円筒状であるが、用途によっては
他の形状を用いてもよい。
【0026】コイルシールド104は、複数のコイルシ
ールド支柱124(図3)により外側シールド106の
上に保持されるが、このコイルシールド支柱はスパッタ
リングシールド106からコイルシールド104を電気
絶縁する。米国特許出願第08/647,182号、標
題 "Recessed Coil for Generating a Plasma" にコイ
ル支柱について詳細に記載されるように、絶縁性のコイ
ルシールド支柱124は内部に迷路を有する構造を有
し、これにより、コイルシールド104からシールド1
06(通常は接地している)へのショートを発生させる
ような、堆積材料による内側のコイルシールド104か
ら外側のシールド106への完全な導電性経路の形成を
防止しつつ、ターゲット110からの導電材料をコイル
シールド支柱124に繰り返し堆積させることができる
ようになる。
【0027】絶縁性のフィードスルー支柱128により
支持されるフィードスルー126によって、RF電力が
コイルシールド104に印加される。図2に示されるよ
うに、フィードスルー126はコイルシールド104の
端部127に配置されることが好ましい。フィードスル
ー支柱128はコイルシールド支柱124と同様に、コ
イルシールド104からシールド106へのショートの
原因となる導電経路を形成させずに、ターゲットから導
電材料を繰り返し堆積することが可能となる。従って、
コイルシールドフィードスルー支柱128は、コイルシ
ールド支柱124の迷路と同様の内部迷路構造を有する
ことにより、コイルシールド104と外側シールド10
6の壁140の間がショートすることを防止する。
【0028】チャンバ122の幅がギャップ125で与
えられるように比較的小さいため、外側シールド106
に達する堆積材料の量は比較的少ない。これら支柱に堆
積する材料が少ないことから、図3に図示される比較的
複雑な迷路のデザインに対して、支柱のデザインをもっ
と簡略化してもよいだろう。例えば、迷路構造のチャン
ネルの数を少なくしてもよい。
【0029】支持支柱124の配置をギャップ122か
ら遠ざけて支柱に堆積材料が到達する可能性を低減又は
排除した場合は、このような離れた支柱について更に簡
単にすることが可能である。例えば、支柱を、セラミッ
ク等の絶縁材料でできた単純なポストとして製造しても
よい。
【0030】ここに例示した具体例のコイルシールド1
04が縦スロットを1つしか有さず、また、ダークスペ
ースシールド130がスロット1300を1つしか有さ
ないため、外側シールド106のサイズを大幅に小さく
できることが期待される。シールド106はセグメント
ウォールとして形成することができ、セグメントの1つ
はスロット122の背後にあり、もう一方のセグメント
はシールドスロット1300の背後にありコイルシール
ド104を取り囲むのではない。しかし、コイルシール
ド104が1996年10月8日出願の米国特許出願第
08/730,722号に記載されるように、コイルシ
ールドに外接するスロットを有する多巻きコイルである
場合は、フルサイズの外側シールド106を用いてもよ
い。
【0031】代替的な具体例では、出願中の米国特許出
願、標題 "Powered Shield Sourcefor High Density Pl
asma" に詳細に説明されるように、シールドスロット1
300の中かあるいは背後の位置でシールド130に絶
縁部材を取り付けてもよい。同様の形態では、絶縁部材
をコイルシールド104のスロット122の中に配置さ
せてもよい。この絶縁部材によりプラズマ及びスパッタ
材料を閉じ込め、シールド106等、外側シールドを分
ける必要がなくなる。
【0032】チャンバシールド106は、ほぼボウル状
であり(図3)、コイルシールド104を絶縁状態で支
持するために支柱124、128を取り付けた略円筒形
の縦方向の壁140を有している。このシールドは更
に、チャックないしペデスタル114を包囲する略環状
の床壁142を有しており、ここに例示の具体例ではペ
デスタル114は直径8インチ(20cm)のワークピ
ース112を支持するものである。クランプリング15
4を用いることにより、ウエハをチャック114にクラ
ンプし、また、シールド106の床壁とチャック114
の間のギャップをカバーしてもよい。
【0033】堆積システム100は、真空チャンバ壁1
07の上環状フランジ150に係合するアダプタリング
組立体152によって支持される。外側シールド106
は、アダプタリング組立体152を介してシステムグラ
ウンドに接地される。スロット入りダークスペースシー
ルド130は、外側シールド106と同様に、アダプタ
リング組立体152を介して接地される。
【0034】また、スロット入りダークスペースシール
ド130は、アダプタリング組立体152の水平フラン
ジに固定される上フランジ170を有している。スロッ
ト入りダークスペースシールド130はチャンバシール
ド106と同様に、アダプタリング組立体152を介し
て接地される。あるいは、スロット入りダークスペース
シールド130は、セラミックを始めとする様々な絶縁
材料製とすることができる絶縁性のアダプタリング組立
体152で保持されていてもよく、また、スロット13
00の正反対の位置の点1305の1点で接地される
(図4)か、又は、それぞれがスロット1300から9
0゜の角をなしそれぞれが直径上でほぼ正反対の位置に
配置される2つの点1310及び1315のところで接
地されて(図5)いてもよい。
【0035】ターゲット110は略ディスク状であり、
またアダプタリング組立体152に支持されている。し
かし、ターゲット110には負のバイアスが与えられて
おり、このため、接地されているアダプタリング組立体
152から絶縁されているべきである。従って、ターゲ
ット110の下側に形成された円形のチャンネル176
の中にはセラミック絶縁リング組立体172が置かれ、
これはアダプタリング組立体152上側の対応するチャ
ンネル174の中にも置かれる。絶縁リング174はセ
ラミック等様々な絶縁材料製であってもよく、これによ
りアダプタリング組立体152からターゲット110が
隔てられ、ターゲット110に適切な負のバイアスが与
えられるようにする。ターゲット、アダプタ及びセラミ
ックリング組立体には、Oリングシール面178が具備
され、真空チャンバ102からターゲット110への真
空機密組立体を与える。
【0036】ターゲット110の均一な消費を促進する
ため、マグネトロン116(図2)をターゲット110
の上方に与えてもよい。しかし、プラズマのRFイオン
化を促進するため、マグネトロンを用いなくてもよい。
【0037】上述の具体例のそれぞれでは、プラズマチ
ャンバ内で単一のコイルを用いていた。本発明は、2つ
以上のRF印加コイルを有するプラズマチャンバにも適
用可能であることが認識されるべきである。例えば、本
発明は、出願中の米国特許出願第08/559,345
号、標題 "Method and Apparatus for Generating aPla
sma"に説明されるタイプのヘリコン波発生のためのマル
チコイル型チャンバに適用してもよい。
【0038】適切なRFジェネレータ及び整合回路は、
従来技術において周知である。例えば、整合回路とアン
テナにより最も適切な周波数の整合を行うための能力を
有するENIジェネシスシリーズ等のRFジェネレータ
が適している。RF電力をコイルシールド104に発生
させるためのジェネレータの周波数は、好ましくは2M
Hzであるが、この範囲は変化してもよいことが考えら
れ、例えば1MHz〜100MHzとしてもよい。RF
電力は4.5kWに設定することが好ましいが、1.5
〜5kWの範囲にあれば満たされると考えられる。用途
によっては、プラズマへのエネルギーの伝達は、コイル
その他のエネルギー伝達部材にAC又はDCの電力を印
加することにより行ってもよい。ターゲット110にバ
イアスを与えるためのDC電力は、3kWに設定するこ
とが好ましいが、これを2〜5kWとしてペデスタルバ
イアス電圧をDC−30ボルトとすれば、多くの用途に
対して満たされると考えられる。
【0039】ここに例示した具体例では、外側シールド
106は直径13.5 インチ(34cm)であるが、
ターゲット、基板支持体及び基板の外径を超えて広がり
プラズマからチャンバを遮蔽するよう、十分な直径をシ
ールドが有していれば、良好な結果が得られると考えら
れる。外側シールド106は、セラミックやクオーツ等
の絶縁材料を始めとする様々な材料から作られていても
よい。しかし、ターゲット材料でコーティングされるこ
とが予想されるシールド及び全てのメタル面は、スパッ
タされるターゲット材料と同じ材料でできていることが
好ましいが、ステンレス鋼や銅等の材料でできていても
よい。シールドやその他の構造体からスパッタ材料がウ
エハに剥がれ落ちるのを低減するため、コーティングを
受けるだろう構造体の材料の熱膨張係数が、スパッタさ
れるべき材料のそれとほぼ適合するようにあるべきであ
る。加えて、被コーティング材料はスパッタ材料と良好
な接着性を有しているべきである。従って、例えば堆積
材料がチタンの場合は、シールド、ブラケットやその他
のコーティングを受けるだろう構造体に好ましい材料
は、ビードブラスト処理のチタンである。スパッタする
だろうあらゆる表面は、ターゲット(例えば高純度チタ
ン)と同じタイプの材料でできていることが好ましい。
無論、堆積されるべき材料がチタン以外の材料の場合
は、好ましい材料はこの堆積材料、ステンレス鋼又は銅
である。ターゲットのスパッタに先立ち、構造体をモリ
ブデンでコーティングすることにより、接着性を改善す
ることができる。しかし、コイルからモリブデンがスパ
ッタされればワークピースを汚染し得るため、コイル
(その他のスパッタする可能性のある表面)をモリブデ
ンその他の材料でコーティングしない方が好ましい。
【0040】ウエハとターゲットの間隔は、約140m
mであることが好ましいが、約1.5〜8インチ(4c
m〜20cm)の範囲にあってもよい。このウエハとタ
ーゲットの距離に対して、コイルの直径は約11.5イ
ンチ(29cm)であることが好ましい。コイル直径を
大きくすればワークピースのエッジからコイルを遠ざけ
ることとなるため、底部のカバレージに対して悪影響を
与えることがある。他方、コイルの直径を小さくしてコ
イルをウエハエッジに近づければ、層の均一性に悪影響
を与え得る。コイルの直径を小さくすれば、コイルがタ
ーゲットに対して更に近い位置が与えられるため、ター
ゲットからコイルへの材料の堆積量が増え、これによ
り、コイルからスパッタされる材料の均一性に悪影響を
与え得る。
【0041】様々なスパッタガスを用いて、H2、N
3、CF4等の様々な反応性ガスとArを含むプラズマ
を生成するために、様々なスパッタガスを利用してもよ
く、その他のガスを用いてもよい。0.1〜50ミリト
ールの圧力を始めとして、様々な前駆体ガスの圧力が適
切である。イオン化PVDに対しては、10〜50ミリ
トールの圧力であれば、スパッタ材料のイオン化を適正
に行うことができる。
【0042】無論、本発明の様々な特徴における変形
は、当業者には自明なものであると、あるいは、ルーテ
ィン的な機械的又は電気的なデザインの問題であるその
他の検討の後に自明となるものもあると、理解されるべ
きである。また、この他の具体例も可能であり、その特
定のデザインは用途に依存するものである。このよう
に、本発明の範囲はここに記載した特定の具体例に限定
されるものではなく、添付の請求の範囲及びこれと均等
な事項によってのみ限定されるべきである。
【0043】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例の1つに従ったプラズマ生成チ
ャンバの斜視的な部分断面図である。
【図2】図1のプラズマ生成チャンバへの電気的な相互
接続の模式的な線図である。
【図3】真空チャンバ内に設置された図1のプラズマ生
成チャンバの模式的な部分断面図である。
【図4】スロット付きダークスペースシールドと電力印
加コイルシールドの具体例の模式的な斜視図である。
【図5】スロット付きダークスペースシールドと電力印
加コイルシールドの別の具体例の模式的な斜視図であ
る。
【符号の説明】
100…堆積システム、102…真空チャンバ、104
…コイルシールド、106…シールド、112…ワーク
ピース、114…ペデスタル、122…スロット、13
0…スロット入りダークスペースシールド、1300…
スロット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マニ スブラマニ アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン ノゼ, リンクフィールド ウェイ 3098 (72)発明者 ジヨン シー. フォースター アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン フランシスコ, ハラム 41 (72)発明者 ブラッドリー オー. スティムソン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン ノゼ, ハンチェット アヴェニュ ー 1257 (72)発明者 ジェン シュー アメリカ合衆国, カリフォルニア州, フォースター シティー, ハドソン ベ イ ストリート 279

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットから基板の上に材料をスパッ
    タするため、半導体製造システムの中でプラズマにエネ
    ルギーを与えるための装置であって、 スロット入りダークスペースシールドと、前記ターゲッ
    トに近隣するプラズマ生成領域と、を有する半導体製造
    チャンバと、 前記プラズマ生成領域内へエネルギーを結合しイオンを
    生成してスパッタ材料をイオン化するような配置が与え
    られるコイルシールドとを備え、前記スロット入りダー
    クスペースシールドは、前記プラズマ生成領域内に結合
    される前記エネルギーに応じた前記ダークスペースシー
    ルドへの渦電流の流入を、実質的に防止するに十分なサ
    イズの不連続部分を有する装置。
  2. 【請求項2】 基板の上に材料をスパッタするため、半
    導体製造システムの中でプラズマにエネルギーを与える
    ための装置であって、 ターゲットと、前記ターゲットの周縁を遮蔽するように
    配置されるダークスペースシールドと、前記ターゲット
    及び前記ダークスペースシールドに近隣するプラズマ生
    成領域と、を有する半導体製造チャンバと、 前記チャンバに保持され、前記プラズマ生成領域内へエ
    ネルギーを結合しイオンを生成してスパッタ材料をイオ
    ン化するように前記ダークスペースシールドに近隣して
    配置が与えられる、コイルシールドとを備え、前記ダー
    クスペースシールドは、前記プラズマ生成領域内に結合
    される前記エネルギーに応じた前記ダークスペースシー
    ルドへの渦電流の流入を、実質的に防止するスロットを
    画成する装置。
  3. 【請求項3】 前記スロット入りダークスペースシール
    ドが、前記ダークスペースシールドに沿って間隔をおい
    て配置される複数の点で接地される請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ダークスペースシールドが、錐台状
    である請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 基板上に材料を堆積する方法であって、 コイルシールドからプラズマにRFエネルギーを結合し
    イオンを生成してターゲットからスパッタ材料をイオン
    化するステップと、 前記プラズマに近隣してスロット入りダークスペースシ
    ールドを与えることにより、渦電流RFエネルギー損失
    を防止するステップとを有する方法。
  6. 【請求項6】 前記ダークスペースシールドと前記コイ
    ルシールドとが、間隔を置いた配置関係にあって少なく
    とも一部がオーバーラップする請求項2に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ダークスペースシールドが、不連続
    なリングであり、前記スロットにより隔てられる2つの
    端部を有する請求項2に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記リングが中心軸を画し、また、前記
    スロットが前記中心軸と略平行に配向される請求項7に
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記コイルシールドが、間隔を有する2
    つの端部を有する略不連続な円筒部分を有し、前記端部
    と前記端部の間でスロットが画成される請求項2に記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 前記コイルシールドがRFジェネレー
    タに結合される請求項2に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記コイルシールドが中心軸を画し、
    また、前記コイルシールドスロットが前記中心軸と略平
    行に配向される請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記スロットの背後に間隔をおいて絶
    縁状態で配置される第2のシールドを更に備える請求項
    2に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ダークスペースシールドが、前記
    スロットに対して直径について実質的に反対の位置に配
    置される一点で接地される請求項2に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記ダークスペースシールドが、互い
    に直径について実質的に反対の位置に配置される二点で
    接地される請求項2に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記スロットが、前記ダークスペース
    シールドの周縁に沿って前記二点の接地点から約90゜
    の位置に配置される請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記ダークスペースシールドが、少な
    くともその一部が前記ターゲットと前記コイルシールド
    との間に介在する請求項2に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ダークスペースシールドを、前記
    スロットに対して直径について実質的に反対の位置に配
    置される一点で接地するステップを更に有する請求項5
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ダークスペースシールドに沿って
    間隔をおいて配置される複数の点で前記ダークスペース
    シールドを接地するステップを更に有する請求項5に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ダークスペースシールドにより前
    記ターゲットの周縁を遮蔽するステップを更に有する請
    求項5に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ダークスペースシールドと前記コ
    イルシールドとが、間隔を置いた配置関係にあって少な
    くとも一部がオーバーラップする請求項5に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 前記ダークスペースシールドが、不連
    続なリングであり、前記スロットにより隔てられる2つ
    の端部を有する請求項5に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記リングが中心軸を画し、また、前
    記スロットが前記中心軸と略平行に配向される請求項2
    1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記コイルシールドが、間隔を有する
    2つの端部を有する略不連続な円筒部分を有し、前記端
    部と前記端部の間でスロットが画成される請求項5に記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 前記コイルシールドが、RFジェネレ
    ータに結合される請求項5に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記コイルシールドが中心軸を画し、
    また、前記コイルシールドスロットが前記中心軸と略平
    行に配向される請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記スロットの背後に間隔をおいて絶
    縁状態で配置される第2のシールドを更に備える請求項
    5に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ダークスペースシールドが、前記
    スロットに対して直径について実質的に反対の位置に配
    置される一点で接地される請求項5に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ダークスペースシールドが、互い
    に直径について実質的に反対の位置に配置される二点で
    接地される請求項5に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記スロットが、前記ダークスペース
    シールドの周縁に沿って前記二点の接地点から約90゜
    の位置に配置される請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記ダークスペースシールドが、少な
    くともその一部が前記ターゲットと前記コイルシールド
    との間に介在する請求項5に記載の方法。
  31. 【請求項31】 半導体製造チャンバの内側に配置され
    たRF印加コイルと前記コイルによりエネルギーが与え
    られる前記チャンバ内のプラズマとの間のRF結合効率
    を決定するための方法であって、 前記チャンバ内にピックアップループを挿入して、その
    中のRF電磁界を検出するステップと、 前記RFコイルに接続される整合回路網を与えるステッ
    プと、 ネットワークアナライザを前記ピックアップループと前
    記整合回路網とに結合するステップと、 前記ピックアップループによりRF電力を測定するステ
    ップと、 該測定RF電力を一部用いて、RF結合効率を決定する
    ステップとを有する方法。
JP9312571A 1996-10-08 1997-10-08 スパッタ堆積用誘導結合プラズマ源rf透過改良型ダークスペースシールド Withdrawn JPH10229056A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/730722 1996-10-08
US08/730,722 US6254737B1 (en) 1996-10-08 1996-10-08 Active shield for generating a plasma for sputtering
US08/856421 1997-05-14
US08/856,421 US6190513B1 (en) 1997-05-14 1997-05-14 Darkspace shield for improved RF transmission in inductively coupled plasma sources for sputter deposition

Publications (1)

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JPH10229056A true JPH10229056A (ja) 1998-08-25

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JP9312571A Withdrawn JPH10229056A (ja) 1996-10-08 1997-10-08 スパッタ堆積用誘導結合プラズマ源rf透過改良型ダークスペースシールド

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JP (1) JPH10229056A (ja)
KR (1) KR19980032632A (ja)
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