JP2010500003A5 - - Google Patents

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本発明はさらに、被験化合物をPBK/TOPポリペプチドを発現する細胞と接触させる段階、ならびに細胞間接合部を長い細胞間架橋に変化させるおよび/またはG2/Mの細胞集団を増加させる被験化合物を選択する段階を含む、乳癌の治療に有用な化合物のスクリーニング方法も提供する。
[請求項1001]
以下のものからなる群より選択される、実質的に純粋なポリペプチド:
(a)SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;ならびに
(c)SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80のいずれか1つのアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド。
[請求項1002]
請求項1001記載のポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
[請求項1003]
請求項1002記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
[請求項1004]
請求項1002記載のポリヌクレオチドまたは請求項1002記載のポリヌクレオチドを含むベクターを保有する宿主細胞。
[請求項1005]
請求項1001記載のポリペプチドを生成するための方法であって、
(a)請求項1001記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはそのポリヌクレオチドを含むベクターを保有する宿主細胞を培養する段階;
(b)宿主細胞にポリペプチドを発現させる段階;および
(c)発現されたポリペプチドを収集する段階
を含む方法。
[請求項1006]
請求項1001記載のポリペプチドと結合する抗体。
[請求項1007]
請求項1002記載のポリヌクレオチドまたはその相補鎖に対して相補的であって、少なくとも15ヌクレオチドを含むポリヌクレオチド。
[請求項1008]
請求項1002記載のポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNA。
[請求項1009]
そのセンス鎖がSEQ ID NO:34および35のヌクレオチド配列からなる群より選択される、請求項1008記載の低分子干渉RNA。
[請求項1010]
乳癌を診断するための方法であって、
(a)検体生物試料における、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列をコードする遺伝子の発現レベルを検出する段階;および
(b)発現レベルの上昇を乳癌と関連づける段階
を含む方法。
[請求項1011]
発現レベルが、
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列をコードするmRNAを検出する段階、
(b)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むタンパク質を検出する段階、および
(c)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むタンパク質の生物活性を検出する段階
からなる群より選択される方法のいずれか1つによって検出される、請求項1010記載の方法。
[請求項1012]
乳癌の治療において有用な化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)被験化合物を、以下のもの:
(1)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(3)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドと接触させる段階;
(b)ポリペプチドと被験化合物との間の結合活性を検出する段階;ならびに
(c)ポリペプチドと結合する被験化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1013]
乳癌の治療において有用な化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)候補化合物を、SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列を含む1つまたは複数のポリヌクレオチドを発現する細胞と接触させる段階;および
(b)被験化合物の非存在下で検出される発現レベルに比してSEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列を含む1つまたは複数のポリヌクレオチドの発現レベルを低下させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1014]
乳癌の治療において有用な化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)被験化合物を、以下のもの:
(1)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(3)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドと接触させる段階;
(b)段階(a)のポリペプチドの生物活性を検出する段階;ならびに
(c)被験化合物の非存在下で検出される生物活性に比してポリペプチドの生物活性を抑制する化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1015]
生物活性が細胞増殖活性である、請求項1014記載の方法。
[請求項1016]
乳癌の治療において有用な化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)候補化合物を、A7322またはF3374V1遺伝子の転写調節領域およびその転写調節領域の制御下で発現されるレポーター遺伝子を含むベクターが導入された細胞と接触させる段階;
(b)該レポーター遺伝子の発現または活性のレベルを測定する段階;および
(c)被験化合物の非存在下で検出される該レポーター遺伝子の発現または活性のレベルに比して該レポーター遺伝子の発現または活性のレベルを低下させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1017]
F3374V1またはその機能的同等物のリン酸化レベルに対するインヒビター用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(3)SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞を、被験化合物と接触させる段階;
(b)ポリペプチドのリン酸化レベルを検出する段階;
(c)ポリペプチドのリン酸化レベルを、化合物の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた化合物を、F3374V1のリン酸化レベルに対するインヒビターとして選択する段階
を含む方法。
[請求項1018]
F3374V1またはその機能的同等物のリン酸化レベルに対するインヒビターのスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(3)SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチド、
またはリン酸化部位を含むその断片を、ポリペプチドのリン酸化を可能にする条件下で被験化合物と接触させる段階;
(b)ポリペプチドまたはその断片のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)基質のリン酸化レベルを、被験化合物の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた化合物を、F3374V1のリン酸化レベルに対するインヒビターとして選択する段階
を含む方法。
[請求項1019]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(3)SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞を、被験化合物と接触させる段階;
(b)ポリペプチドのリン酸化レベルを検出する段階;
(c)ポリペプチドのリン酸化レベルを、化合物の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた化合物を、乳癌を治療または予防するための化合物として選択する段階
を含む方法。
[請求項1020]
乳癌を予防または治療するための作用物質のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(3)SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチド、
またはリン酸化部位を含むその断片を、ポリペプチドのリン酸化を可能にする条件下で被験化合物と接触させる段階;
(b)ポリペプチドまたはその断片のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)基質のリン酸化レベルを、被験化合物の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた化合物を、乳癌を治療または予防するための化合物として選択する段階
を含む方法。
[請求項1021]
乳癌を治療するための組成物であって、有効成分として、以下のもの:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNAの薬学的有効量、ならびに薬学的に許容される担体を含む、組成物。
[請求項1022]
低分子干渉RNAが、SEQ ID NO:34、35、37、38、67、および68からなる群より選択されるヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列を標的配列として含む、請求項1021記載の組成物。
[請求項1023]
低分子干渉RNAが、一般式
5'-[A]-[B]-[A']-3'
を有し、式中、[A]がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]が3〜23ヌクレオチドからなるリボヌクレオチド配列であり、かつ[A']が[A]に対して相補的なリボヌクレオチド配列である、請求項1022記載の組成物。
[請求項1024]
乳癌を治療するための組成物であって、有効成分として、以下のもの:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドに対する抗体の薬学的有効量、ならびに薬学的に許容される担体を含む、組成物。
[請求項1025]
乳癌を治療するための組成物であって、有効成分として、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドのリン酸化を阻害する化合物の薬学的有効量、および薬学的に許容される担体を含む、組成物。
[請求項1026]
乳癌を治療するための方法であって、以下のもの:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNAの薬学的有効量を投与する段階を含む、方法。
[請求項1027]
低分子干渉RNAが、SEQ ID NO:34、35、37、38、67、および68からなる群より選択されるヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列を標的配列として含む、請求項1026記載の方法。
[請求項1028]
低分子干渉RNAが一般式
5'-[A]-[B]-[A']-3'
を有し、式中、[A]がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]が3〜23ヌクレオチドからなるリボヌクレオチド配列であり、かつ[A']が[A]に対して相補的なリボヌクレオチド配列である、請求項1027記載の方法。
[請求項1029]
乳癌を治療するための方法であって、以下のもの:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドに対する抗体の薬学的有効量を投与する段階を含む、方法。
[請求項1030]
乳癌を治療するための方法であって、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドのリン酸化を阻害する化合物の薬学的有効量を投与する段階を含む、方法。
[請求項1031]
乳癌を治療または予防するための方法であって、以下の(a)〜(c)からなる群より選択されるポリペプチド、またはそのようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの薬学的有効量を投与する段階を含む、方法:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド、またはその断片;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド、またはその断片;
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド、またはその断片。
[請求項1032]
乳癌に対する抗腫瘍免疫を誘導するための方法であって、以下の(a)〜(c)からなる群より選択されるポリペプチドを抗原提示細胞と接触させる段階、またはそのようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチドもしくはそのようなポリヌクレオチドを含むベクターを抗原提示細胞に導入する段階を含む、方法:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド、またはその断片;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド、またはその断片;
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド、またはその断片。
[請求項1033]
対象に対して抗原提示細胞を投与する段階をさらに含む、請求項1032記載の抗腫瘍免疫を誘導するための方法。
[請求項1034]
乳癌を治療または予防するための薬学的組成物であって、有効成分として、以下の(a)〜(c)からなる群より選択されるポリペプチド、または該ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの薬学的有効量、および薬学的に許容される担体を含む、組成物:
(a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド、またはその断片;
(b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド、またはその断片;
(c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド、またはその断片。
[請求項1035]
ポリヌクレオチドが発現ベクター中に組み入れられている、請求項1034記載の薬学的組成物。
[請求項1036]
センス鎖およびアンチセンス鎖を含む二本鎖分子であって、センス鎖がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68からなる群より選択される標的配列に対応するリボヌクレオチド配列を含み、アンチセンス鎖が該センス鎖に対して相補的なリボヌクレオチド配列を含み、該センス鎖および該アンチセンス鎖が互いにハイブリダイズして該二本鎖分子を形成し、A7322、F3374V1、またはAURKB遺伝子を発現する細胞に導入された場合に該遺伝子の発現を阻害する、二本鎖分子。
[請求項1037]
約100ヌクレオチド長未満のオリゴヌクレオチドである、請求項1036記載の二本鎖分子。
[請求項1038]
約75ヌクレオチド長未満のオリゴヌクレオチドである、請求項1037記載の二本鎖分子。
[請求項1039]
約50ヌクレオチド長未満のオリゴヌクレオチドである、請求項1038記載の二本鎖分子。
[請求項1040]
約25ヌクレオチド長未満のオリゴヌクレオチドである、請求項1039記載の二本鎖分子。
[請求項1041]
標的配列が、SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列由来の約19〜約25個の連続したヌクレオチドを含む、請求項1036記載の二本鎖分子。
[請求項1042]
一本鎖リボヌクレオチド配列を介して連結しているセンス鎖およびアンチセンス鎖を含む単一のリボヌクレオチド転写産物である、請求項1041記載の二本鎖分子。
[請求項1043]
請求項1036記載の二本鎖分子をコードするベクター。
[請求項1044]
二次構造を有する転写産物をコードし、かつセンス鎖およびアンチセンス鎖を含む、請求項1043記載のベクター。
[請求項1045]
転写産物がさらに、センス鎖とアンチセンス鎖を連結させる一本鎖リボヌクレオチド配列を含む、請求項1043記載のベクター。
[請求項1046]
センス鎖核酸およびアンチセンス鎖核酸の組み合わせを含むポリヌクレオチドを発現するベクターであって、該センス鎖核酸がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列を含み、該アンチセンス鎖核酸がセンス鎖に対して相補的な配列からなる、ベクター。
[請求項1047]
ポリヌクレオチドが一般式
5'-[A]-[B]-[A']-3'
を有し、式中、[A]がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列であり、[B]が3〜23ヌクレオチドからなるヌクレオチド配列であり、かつ[A']が[A]に対して相補的なヌクレオチド配列である、請求項1046記載のベクター。
[請求項1048]
F3374V1とAURKBとの結合に対するインヒビター用のスクリーニング方法であって、
(a)AURKBポリペプチドまたはその機能的同等物を、被験化合物の存在下で、F3374V1ポリペプチドまたはその機能的同等物と接触させる段階;
(b)段階(a)のポリペプチド間の結合を検出する段階;および
(c)AURKBポリペプチドとF3374V1ポリペプチドとの間の結合を阻害する被験化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1049]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)AURKBポリペプチドまたはその機能的同等物を、被験化合物の存在下で、F3374V1ポリペプチドまたはその機能的同等物と接触させる段階;
(b)段階(a)のポリペプチド間の結合を検出する段階;および
(c)AURKBポリペプチドとF3374V1ポリペプチドとの間の結合を阻害する被験化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1050]
F3374V1ポリペプチドの機能的同等物がAURKB結合ドメインのアミノ酸配列を含む、請求項1048または1049記載の方法。
[請求項1051]
F3374V1ポリペプチドの機能的同等物がSEQ ID NO:82のC末端領域(591〜730アミノ酸)(SEQ ID NO:122)のアミノ酸配列を含む、請求項1050記載の方法。
[請求項1052]
AURKBポリペプチドの機能的同等物がF3374V1結合ドメインのアミノ酸配列を含む、請求項1048または1049記載の方法。
[請求項1053]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニングのためのキットであって、以下の構成要素を含むキット:
(a)AURKBポリペプチドまたはその機能的同等物、および
(b)F3374V1ポリペプチドまたはその機能的同等物。
[請求項1054]
AURKBを介したF3374V1のリン酸化に対するインヒビター用のスクリーニング方法であって、
(a)F3374V1およびAURKBを、被験化合物の存在下で、AURKBによるF3374V1のリン酸化に適した条件下でインキュベートする段階であって、F3374V1が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである段階:
(1)SEQ ID NO:82(F3374V1)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(b)F3374V1のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)F3374V1のリン酸化レベルを対照レベルと比較する段階;および
(d)被験化合物の非存在下で検出される対照レベルに比してF3374V1のリン酸化レベルを低下させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1055]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)F3374V1およびAURKBを、被験化合物の存在下で、AURKBによるF3374V1のリン酸化に適した条件下でインキュベートする段階であって、F3374V1が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである段階:
(1)SEQ ID NO:82(F3374V1)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(b)F3374V1のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)F3374V1のリン酸化レベルを対照レベルと比較する段階;および
(d)対照レベルに比してF3374V1のリン酸化レベルを低下させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1056]
F3374V1のリン酸化レベルが、SEQ ID NO:82のC末端領域(591〜730アミノ酸)(SEQ ID NO:122)で、またはそのポリペプチドの相同な位置で検出される、請求項1054または1055記載の方法。
[請求項1057]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニングのためのキットであって、以下の構成要素を含むキット:
(a)以下のものからなる群より選択されるポリペプチド:
(1)SEQ ID NO:82(F3374V1)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(b)以下のものからなる群より選択されるポリペプチド:
(1)SEQ ID NO:88(AURKB)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:88のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:88のアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:88のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:87のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(c)F3374V1のリン酸化レベルを検出するための試薬。
[請求項1058]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニングのためのキットであって、以下の構成要素を含むキット:
(a)以下のものからなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞:
(1)SEQ ID NO:82(F3374V1)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;および
(b)F3374V1のリン酸化レベルを検出するための試薬。
[請求項1059]
細胞がさらに、以下のものからなる群より選択されるポリペプチドを発現する、請求項1058記載のキット:
(a)SEQ ID NO:87(AURKB)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)ポリペプチドがSEQ ID NO:88のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:88のアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(c)ポリペプチドがSEQ ID NO:88のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:87のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド。
[請求項1060]
細胞が乳癌細胞である、請求項1058記載のキット。
[請求項1061]
F3374V1のリン酸化レベルを検出するための試薬が、SEQ ID NO:82のC末端領域(591〜730アミノ酸)(SEQ ID NO:122)でのリン酸化を認識する抗体である、請求項1057または1058記載のキット。
[請求項1062]
SEQ ID NO:82のC末端領域(437〜730アミノ酸)(SEQ ID NO:93)でのリン酸化を認識する抗体。
[請求項1063]
対象における乳癌を治療または予防するための方法であって、以下からなる群より選択される少なくともいずれか1つの機能を有するインヒビターを投与する段階を含む、方法:
(a)F3374V1とAURKBとの間の結合を阻害する;
(b)AURKBによるF3374V1のリン酸化を阻害する;ならびに
(c)A7322、F3374V1、およびAURKBからなる群より選択されるいずれか1つの遺伝子の発現を阻害する。
[請求項1064]
乳癌を治療または予防するための組成物であって、以下からなる群より選択される少なくともいずれか1つの機能を有するインヒビターの薬学的有効量を含む、組成物:
(a)F3374V1とAURKBとの間の結合を阻害する;
(b)AURKBによるF3374V1のリン酸化を阻害する;ならびに
(c)A7322、F3374V1、およびAURKBからなる群より選択されるいずれか1つの遺伝子の発現を阻害する。
[請求項1065]
TOPKを発現する細胞のアポトーシスを誘導する作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞を、作用物質と接触させる段階;
(b)ポリペプチドのキナーゼ活性を検出する段階;
(c)ポリペプチドのキナーゼ活性を、作用物質の非存在下で検出されるポリペプチドのキナーゼ活性と比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのキナーゼ活性を低下させた作用物質を、乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1066]
乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞を、作用物質と接触させる段階;
(b)ポリペプチドのリン酸化レベルを検出する段階;
(c)ポリペプチドのリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1067]
TOPKを発現する細胞のアポトーシスを誘導する作用物質のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、ポリペプチドによってリン酸化される基質および作用物質と、基質のリン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
(b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、細胞のアポトーシスを誘導する作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1068]
乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、ポリペプチドによってリン酸化される基質および作用物質と、基質のリン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
(b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出される基質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1069]
基質がヒストン、または少なくともそのリン酸化部位を含むその断片である、請求項1067または1068記載の方法。
[請求項1070]
リン酸化部位がヒストンH3のSer10である、請求項1069記載の方法。
[請求項1071]
TOPKのキナーゼ活性を阻害する作用物質のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、基質としてのヒストンH3、または少なくともそのリン酸化部位を含むその断片と接触させる段階;
(b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出される基質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、インヒビターとして選択する段階
を含む方法。
[請求項1072]
リン酸化部位がヒストンH3のSer10である、請求項1071記載の方法。
[請求項1073]
乳癌を予防または治療するための作用物質のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞を、作用物質と接触させる段階;
(b)ポリペプチドのリン酸化レベルを検出する段階;
(c)ポリペプチドのリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1074]
乳癌を予防または治療するための作用物質のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、ポリペプチドによってリン酸化される基質および作用物質と、基質のリン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
(b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出される基質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1075]
基質がヒストン、または少なくともそのリン酸化部位を含むその断片である、請求項1074記載の方法。
[請求項1076]
リン酸化部位がヒストンH3のSer10である、請求項1075記載の方法。
[請求項1077]
乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニング方法であって、
(a)A7322を、被験化合物の存在下で、PHB2/REAまたはその機能的同等物と接触させる段階であって、A7322が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである段階:
(1)SEQ ID NO:80(A7322)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(b)段階(a)のポリペプチド間の結合を検出する段階;および
(c)A7322ポリペプチドとPHB2/REAポリペプチドとの間の結合を阻害する被験化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1078]
PHB2/REAの細胞局在を指標とする、A7322とPHB2/REAとの間の結合のインヒビター用のスクリーニング方法であって、
(a)候補化合物を、A7322およびPHB2/REAタンパク質を発現する細胞と接触させる段階であって、A7322が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである段階:
(1)SEQ ID NO:80(A7322)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(3)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(b)PHB2/REAタンパク質の細胞内局在を検出する段階;および
(c)被験化合物の非存在下で検出されるPHB2/REAタンパク質のレベルに比して核内のPHB2/REAタンパク質のレベルを低下させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1079]
ERαの転写活性を指標とする、A7322とPHB2/REAとの間の結合のインヒビター用のスクリーニング方法であって、
(a)候補化合物を、A7322およびPHB2/REAを発現し、かつエストロゲン応答性転写調節領域および該転写調節領域の制御下で発現されるレポーター遺伝子を含むベクターが導入された細胞と、E2処理下で接触させる段階;
(b)該レポーター遺伝子の発現または活性のレベルを測定する段階;ならびに
(c)被験化合物の非存在下で検出される該レポーター遺伝子の発現または活性のレベルに比して該レポーター遺伝子の発現または活性のレベルを低下させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1080]
A7322ポリペプチドとPHB2/REAポリペプチドとの結合を阻害する化合物の薬学的有効量を投与する段階を含む、乳癌を治療するための方法であって、A7322が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである、方法:
(a)SEQ ID NO:80(A7322)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド。
[請求項1081]
PHB2/REAタンパク質の核移行を阻害する化合物の薬学的有効量を投与する段階を含む、乳癌を治療するための方法であって、A7322が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである、方法:
(a)SEQ ID NO:80(A7322)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(c)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド。
[請求項1082]
TOPKのリン酸化レベルを阻害するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、CDK1(SEQ ID NO:95)、サイクリンB1(SEQ ID NO:97)、および作用物質と、リン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
(b)(a)に記載したタンパク質のトレオニン9残基でのリン酸化レベルを検出する段階;
(c)タンパク質におけるトレオニン9残基のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるタンパク質におけるトレオニン9残基のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列におけるトレオニン9残基のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、インヒビターのための作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1083]
乳癌を予防または治療するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、CDK1(SEQ ID NO:95)、サイクリンB1(SEQ ID NO:97)、および作用物質と、リン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
(b)(a)に記載したタンパク質のトレオニン9残基でのリン酸化レベルを検出する段階;
(c)タンパク質におけるトレオニン9残基のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるタンパク質におけるトレオニン9残基のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列におけるトレオニン9残基のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1084]
SEQ ID NO:92からなるペプチドの生物機能を阻害する、SEQ ID NO:98を含むポリペプチド、または該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドのアミノ酸配列。
[請求項1085]
生物機能が細胞増殖活性である、請求項1084記載のポリペプチド。
[請求項1086]
8〜50残基からなる、請求項1084記載のポリペプチド。
[請求項1087]
細胞膜透過性物質によって修飾されている、請求項1084記載のポリペプチド。
[請求項1088]
以下の一般式を有するポリペプチドであって、SEQ ID NO:92からなるペプチドの生物機能を阻害する、請求項1084記載のポリペプチド:
[R]-[D]
式中、[R]が細胞膜透過性物質を表し、かつ[D]がSEQ ID NO:98を含む断片配列のアミノ酸配列または該断片配列を含むポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドのアミノ酸配列を表し、[R]および[D]が直接的またはリンカーによって間接的に連結している。
[請求項1089]
リンカーがアミノ酸配列Gを有する、請求項1088記載のポリペプチド。
[請求項1090]
細胞膜透過性物質が以下のものからなる群より選択されるいずれか1つである、請求項1088記載のポリペプチド:
ポリ-アルギニン;
Tat/RKKRRQRRR/SEQ ID NO:100;
ペネトラチン/RQIKIWFQNRRMKWKK/SEQ ID NO:101;
ブフォリンII(Buforin II)/TRSSRAGLQFPVGRVHRLLRK/SEQ ID NO:102;
トランスポータン(Transportan)/GWTLNSAGYLLGKINLKALAALAKKIL/SEQ ID NO:103;
MAP(両親媒性ペプチドモデル)/KLALKLALKALKAALKLA/SEQ ID NO:104;
K-FGF/AAVALLPAVLLALLAP/SEQ ID NO:105;
Ku70/VPMLK/SEQ ID NO:106;
プリオン/MANLGYWLLALFVTMWTDVGLCKKRPKP/SEQ ID NO:107;
pVEC/LLIILRRRIRKQAHAHSK/SEQ ID NO:108;
Pep-1/KETWWETWWTEWSQPKKKRKV/SEQ ID NO:109;
SynB1/RGGRLSYSRRRFSTSTGR/SEQ ID NO:110;
Pep-7/SDLWEMMMVSLACQY/SEQ ID NO:111;
HN-1/TSPLNIHNGQKL/SEQ ID NO:112;および
Ku70/PMLKE/SEQ ID NO:114。
[請求項1091]
ポリ-アルギニンがArg 11(SEQ ID NO:113)である、請求項1090記載のポリペプチド。
[請求項1092]
アミノ酸配列SEQ ID NO:99を含む、請求項1091記載のポリペプチド。
[請求項1093]
SEQ ID NO:98を含むポリペプチド、該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、またはそれらのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを有効成分として含む、乳癌の治療および予防のいずれかまたは両方のための作用物質であって、ポリペプチドがSEQ ID NO:92からなるペプチドの生物機能を阻害する、作用物質。
[請求項1094]
生物機能が細胞増殖活性である、請求項1093記載の作用物質。
[請求項1095]
ポリペプチドが8〜50残基からなる、請求項1093記載の作用物質。
[請求項1096]
有効成分がポリペプチドであり、該ポリペプチドが細胞膜透過性物質によって修飾されている、請求項1093記載の作用物質。
[請求項1097]
ポリペプチドが以下の一般式を有し、ポリペプチドがSEQ ID NO:2からなるペプチドの生物機能を阻害する、請求項1096記載の作用物質:
[R]-[D]
式中、[R]が細胞膜透過性物質を表し、かつ[D]がSEQ ID NO:98を含む断片配列のアミノ酸配列または該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドを表し、[R]および[D]が直接的またはリンカーによって間接的に連結している。
[請求項1098]
リンカーがアミノ酸配列Gを有する、請求項1097記載の作用物質。
[請求項1099]
細胞膜透過性物質が以下のものからなる群より選択されるいずれか1つである、請求項1098記載のポリペプチド:
ポリ-アルギニン;
Tat/RKKRRQRRR/SEQ ID NO:100;
ペネトラチン/RQIKIWFQNRRMKWKK/SEQ ID NO:101;
ブフォリンII/TRSSRAGLQFPVGRVHRLLRK/SEQ ID NO:102;
トランスポータン/GWTLNSAGYLLGKINLKALAALAKKIL/SEQ ID NO:103;
MAP(両親媒性ペプチドモデル)/KLALKLALKALKAALKLA/SEQ ID NO:104;
K-FGF/AAVALLPAVLLALLAP/SEQ ID NO:105;
Ku70/VPMLK/SEQ ID NO:106;
プリオン/MANLGYWLLALFVTMWTDVGLCKKRPKP/SEQ ID NO:107;
pVEC/LLIILRRRIRKQAHAHSK/SEQ ID NO:108;
Pep-1/KETWWETWWTEWSQPKKKRKV/SEQ ID NO:109;
SynB1/RGGRLSYSRRRFSTSTGR/SEQ ID NO:110;
Pep-7/SDLWEMMMVSLACQY/SEQ ID NO:111;
HN-1/TSPLNIHNGQKL/SEQ ID NO:112;および
Ku70/PMLKE/SEQ ID NO:114。
[請求項1100]
ポリ-アルギニンがArg 11(SEQ ID NO:113)である、請求項199記載の作用物質。
[請求項1101]
ポリペプチドがアミノ酸配列SEQ ID NO:99を含む、請求項1100記載の作用物質。
[請求項1102]
SEQ ID NO:98を含むポリペプチド、該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、またはこれらのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを投与する段階を含む、乳癌の治療および予防のいずれかまたは両方のための方法であって、ポリペプチドがSEQ ID NO:92からなるペプチドの生物機能を阻害する、方法。
[請求項1103]
乳癌の治療および予防のいずれかまたは両方のための薬学的組成物の製造における、SEQ ID NO:98を含むポリペプチド、該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、またはそれらのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの使用であって、ポリペプチドがSEQ ID NO:92からなるペプチドの生物機能を阻害する、使用。
[請求項1104]
SEQ ID NO:98を含むポリペプチド、または該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物であって、ポリペプチドがSEQ ID NO:92からなるペプチドの生物機能を阻害する、組成物。
[請求項1105]
乳癌を予防または治療するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)候補作用物質を、プロテインホスファターゼ1α(SEQ ID NO:116)と、以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞と接触させる段階;
(b)(a)に記載したタンパク質のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)タンパク質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるタンパク質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)タンパク質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階
を含む方法。
[請求項1106]
乳癌を予防または治療するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、p47(SEQ ID NO:118)、p97(SEQ ID NO:120)、および作用物質と接触させる段階;
(b)ポリペプチド間の結合またはp97(SEQ ID NO:120)のリン酸化を検出する段階;ならびに
(c)ポリペプチド間の結合またはp97のリン酸化を阻害する被験化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1107]
乳癌を予防または治療するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)候補作用物質を、PBK/TOPKを発現する細胞と接触させる段階;
(b)細胞構造および/または細胞周期上のG2/M集団を観察する段階;ならびに
(c)細胞間結合を長い細胞間架橋へ変化させる、および/または細胞のG2/M集団を増加させる化合物を選択する段階
を含む方法。
[請求項1108]
ホスファターゼ1αを介したTOPKの脱リン酸化を増強するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)候補作用物質を、プロテインホスファターゼ1α(SEQ ID NO:116)と、以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞と接触させる段階;
(b)(a)に記載したタンパク質のリン酸化レベルを検出する段階;
(c)タンパク質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるタンパク質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
(d)タンパク質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階。
[請求項1109]
TOPKを介したp97リン酸化を阻害するための作用物質用のスクリーニング方法であって、
(a)以下のもの:
(1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
(3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
(4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
からなる群より選択されるポリペプチドを、p47(SEQ ID NO:118)、p97(SEQ ID NO:120)および作用物質と接触させる段階;
(b)ポリペプチド間の結合またはp97(SEQ ID NO:120)のリン酸化を検出する段階;ならびに
(c)ポリペプチド間の結合またはp97のリン酸化を阻害する被験化合物を選択する段階
を含む方法。
さらに、AURKBを介したF3374V1のリン酸を阻害するため、または乳癌を治療もしくは予防するための化合物をスクリーニングするためのキットは、以下のものからなる群より選択されるポリペプチドをさらに発現する細胞を含む:
(a)SEQ ID NO:88(AURKB)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)ポリペプチドがSEQ ID NO:88のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:88のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)SEQ ID NO:88のアミノ酸配列を含むポリペプチドに対して少なくとも90%、93%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するポリペプチドであって、SEQ ID NO:88のアミノ酸配列のポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド;および
(d)ポリペプチドがSEQ ID NO:88のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:87のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド。
乳癌発生におけるPBK/TOPKのThr9でのリン酸化の生物学的意義を検討するために、合成ペプチドの使用によってそのリン酸化を阻害することを試みた。本発明者らは、細胞透過性を高めるためにアルギニン(R)反復配列と結合させた、PBK/TOPKペプチドのN末端(pp1-18);SEQ ID NO:98を設計した。図16Cは、CDK1-サイクリンB1組換えタンパク質による組換えPBK/TOPKタンパク質のリン酸化が、pp1-18ペプチドの添加によって用量依存的な様式で減少したことを示す。さらに、癌および正常ヒト乳腺上皮細胞(HMEC)をこのペプチドで処理することによって、このペプチドが癌細胞の増殖を阻害できる否かについても検討した。pp1-18ペプチド処理は、T47D乳癌細胞の増殖を用量依存的な様式で明らかに抑制したが、HMEC細胞の増殖に対しては効果を示さず(5μmol/mL、スチューデントt検定;p=0.0096)、このペプチドのオフターゲット効果の可能性は否定された(図16D)。次に、本発明者らは、このペプチドが有糸分裂細胞におけるPBK/TOPKのリン酸化を阻害するか否かについてもさらに検討した。T47D細胞をノコダゾールで処理し、その後にpp1-18ペプチドを添した。図16Eは、10μMのpp1-18ペプチドの処理により、有糸分裂細胞におけるPBK/TOPKのリン酸化が時間依存的に劇的に低下したことを示す。さらに、このペプチドの処理は、ノコダゾール処理から24時間後の時点でのG2/M期への細胞周期の移行を阻止した(図16E、下のパネル)。さらに、PBK/TOPKをノックダウンしたT47D細胞と同様に、pp1-18で処理した(50μM)T47D細胞(図16F)では、以前の記載の通りに、異常な細胞質分裂による長く伸びた中央体が観察された(Park JH et al., Cancer Res 66: 9186-95 (2006))。以上を総合すると、これらの知見は、CDK1-サイクリンB1によるPBK/TOPKのThr9でのリン酸化が乳癌の細胞増殖において決定的な役割を果たしている可能性を示唆するが、このペプチドはそのN末端領域を通じて他のPBK/TOPK相互作用パートナーとの相互作用を阻害している可能性もある。

Claims (36)

  1. TOPKのキナーゼ活性を阻害する作用物質のスクリーニング方法であって、
    (a)以下のもの:
    (1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
    (3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
    (4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドを、基質としてのヒストンH3、または少なくともそのリン酸化部位を含むその断片と接触させる段階;
    (b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
    (c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出される基質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
    (d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、インヒビターとして選択する段階
    を含む方法。
  2. リン酸化部位がヒストンH3のSer10である、請求項1記載の方法。
  3. TOPKを発現する細胞のアポトーシスを誘導する作用物質のスクリーニング方法であって、
    (a)以下のもの:
    (1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
    (3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
    (4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドを、ポリペプチドによってリン酸化される基質および作用物質と、基質のリン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
    (b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
    (c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
    (d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、細胞のアポトーシスを誘導する作用物質として選択する段階
    を含む方法。
  4. 乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質のスクリーニング方法であって、
    (a)以下のもの:
    (1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
    (3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
    (4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドを、ポリペプチドによってリン酸化される基質および作用物質と、基質のリン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
    (b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
    (c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出される基質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
    (d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌細胞のアポトーシスを誘導する作用物質として選択する段階
    を含む方法。
  5. 基質がヒストン、または少なくともそのリン酸化部位を含むその断片である、請求項3または4記載の方法。
  6. リン酸化部位がヒストンH3のSer10である、請求項5記載の方法。
  7. 乳癌を予防または治療するための作用物質のスクリーニング方法であって、
    (a)以下のもの:
    (1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
    (3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
    (4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドを発現する細胞を、作用物質と接触させる段階;
    (b)ポリペプチドのリン酸化レベルを検出する段階;
    (c)ポリペプチドのリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出されるポリペプチドのリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
    (d)ポリペプチドのリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階
    を含む方法。
  8. 乳癌を予防または治療するための作用物質のスクリーニング方法であって、
    (a)以下のもの:
    (1)SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (2)1つまたは複数のアミノ酸が付加、置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有する、ポリペプチド;
    (3)SEQ ID NO:92に対して少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
    (4)SEQ ID NO:91のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:92のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドを、ポリペプチドによってリン酸化される基質および作用物質と、基質のリン酸化を可能にする条件下で接触させる段階;
    (b)基質のリン酸化レベルを検出する段階;
    (c)基質のリン酸化レベルを、作用物質の非存在下で検出される基質のリン酸化レベルと比較する段階;ならびに
    (d)基質のリン酸化レベルを低下させた作用物質を、乳癌を治療または予防するための作用物質として選択する段階
    を含む方法。
  9. 基質がヒストン、または少なくともそのリン酸化部位を含むその断片である、請求項8記載の方法。
  10. リン酸化部位がヒストンH3のSer10である、請求項9記載の方法。
  11. 以下のものからなる群より選択される、実質的に純粋なポリペプチド:
    (a)SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;ならびに
    (c)SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80のいずれか1つのアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド。
  12. 請求項11記載のポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
  13. 請求項12記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
  14. 請求項12記載のポリヌクレオチドまたは請求項12記載のポリヌクレオチドを含むベクターを保有する宿主細胞。
  15. 請求項11記載のポリペプチドを生成するための方法であって、
    (a)請求項11記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはそのポリヌクレオチドを含むベクターを保有する宿主細胞を培養する段階;
    (b)宿主細胞にポリペプチドを発現させる段階;および
    (c)発現されたポリペプチドを収集する段階
    を含む方法。
  16. 請求項11記載のポリペプチドと結合する抗体。
  17. 請求項12記載のポリヌクレオチドまたはその相補鎖に対して相補的であって、少なくとも15ヌクレオチドを含むポリヌクレオチド。
  18. 請求項12記載のポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNA。
  19. そのセンス鎖がSEQ ID NO:34および35のヌクレオチド配列からなる群より選択される、請求項18記載の低分子干渉RNA。
  20. 乳癌細胞検出する方法であって、
    (a)対象から採取された検体生物試料における、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列をコードする遺伝子の発現レベルを検出する段階;および
    (b)発現レベルの上昇を乳癌細胞と関連づける段階
    を含む方法。
  21. 発現レベルが、
    (a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列をコードするmRNAを検出する段階、
    (b)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むタンパク質を検出する段階、および
    (c)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むタンパク質の生物活性を検出する段階
    からなる群より選択される方法のいずれか1つによって検出される、請求項20記載の方法。
  22. 乳癌を治療するための組成物であって、有効成分として、以下のもの:
    (a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
    (c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNAの薬学的有効量、ならびに薬学的に許容される担体を含む、組成物。
  23. 低分子干渉RNAが、SEQ ID NO:34、35、37、38、67、および68からなる群より選択されるヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列を標的配列として含む、請求項22記載の組成物。
  24. 低分子干渉RNAが、一般式
    5'-[A]-[B]-[A']-3'
    を有し、式中、[A]がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]が3〜23ヌクレオチドからなるリボヌクレオチド配列であり、かつ[A']が[A]に対して相補的なリボヌクレオチド配列である、請求項23記載の組成物。
  25. 乳癌を治療するための薬学的組成物を製造するための、
    (a)SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (b)1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加された、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列を含みかつSEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるタンパク質と同等な生物活性を有する、ポリペプチド;および
    (c)SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドであって、SEQ ID NO:80または82のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するポリペプチド
    からなる群より選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNAの使用
  26. 低分子干渉RNAが、SEQ ID NO:34、35、37、38、67、および68からなる群より選択されるヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列を標的配列として含む、請求項25記載の使用
  27. 低分子干渉RNAが一般式
    5'-[A]-[B]-[A']-3'
    を有し、式中、[A]がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]が3〜23ヌクレオチドからなるリボヌクレオチド配列であり、かつ[A']が[A]に対して相補的なリボヌクレオチド配列である、請求項26記載の使用
  28. センス鎖およびアンチセンス鎖を含む二本鎖分子であって、センス鎖がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68からなる群より選択される標的配列に対応するリボヌクレオチド配列を含み、アンチセンス鎖が該センス鎖に対して相補的なリボヌクレオチド配列を含み、該センス鎖および該アンチセンス鎖が互いにハイブリダイズして該二本鎖分子を形成し、A7322、F3374V1、またはAURKB遺伝子を発現する細胞に導入された場合に該遺伝子の発現を阻害する、二本鎖分子。
  29. 標的配列が、SEQ ID NO:79または81のヌクレオチド配列由来の約19〜約25個の連続したヌクレオチドを含む、請求項28記載の二本鎖分子。
  30. 一本鎖リボヌクレオチド配列を介して連結しているセンス鎖およびアンチセンス鎖を含む単一のリボヌクレオチド転写産物である、請求項29記載の二本鎖分子。
  31. 請求項28記載の二本鎖分子をコードするベクター。
  32. 二次構造を有する転写産物をコードし、かつセンス鎖およびアンチセンス鎖を含む、請求項31記載のベクター。
  33. 転写産物がさらに、センス鎖とアンチセンス鎖を連結させる一本鎖リボヌクレオチド配列を含む、請求項31記載のベクター。
  34. センス鎖核酸およびアンチセンス鎖核酸の組み合わせを含むポリヌクレオチドを発現するベクターであって、該センス鎖核酸がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列を含み、該アンチセンス鎖核酸がセンス鎖に対して相補的な配列からなる、ベクター。
  35. ポリヌクレオチドが一般式
    5'-[A]-[B]-[A']-3'
    を有し、式中、[A]がSEQ ID NO:34、35、37、38、67、または68のヌクレオチド配列であり、[B]が3〜23ヌクレオチドからなるヌクレオチド配列であり、かつ[A']が[A]に対して相補的なヌクレオチド配列である、請求項34記載のベクター。
  36. 乳癌を治療または予防するための化合物用のスクリーニング方法であって、
    (a)A7322を、被験化合物の存在下で、PHB2/REAまたはその機能的同等物と接触させる段階であって、A7322が以下のものからなる群より選択されるポリペプチドである段階:
    (1)SEQ ID NO:80(A7322)のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (2)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、または挿入された、SEQ ID NO:80のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
    (3)ポリペプチドがSEQ ID NO:80のアミノ酸配列からなるポリペプチドと同等な生物活性を有するという条件で、SEQ ID NO:79のヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
    (b)段階(a)のポリペプチド間の結合を検出する段階;および
    (c)A7322ポリペプチドとPHB2/REAポリペプチドとの間の結合を阻害する被験化合物を選択する段階
    を含む方法。
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