JP2010288364A - 開閉器の引出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主回路断路部を固定する壁板と絶縁層間に形成される微小ギャップを防止し、部分放電特性の向上を図る。
【解決手段】引出形開閉器が接続あるいは断路する接地電位の壁板3に固定された主回路断路部4aを有する開閉器の引出装置であって、主回路断路部4aは、引出形開閉器の主回路導体が接離する中心導体7aと、中心導体7aの周りに設けられた絶縁層8aと、絶縁層8aの外周に埋め込まれるとともに、壁板3を貫通したボルト5aが螺合する埋め金9aと、壁板3と埋め金9a間に設けられた所定のギャップ長Gを持ち、微小ギャップの形成を防止する微小ギャップ防止手段とを具備し、接地側からの部分放電の発生を防ぐことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、盤側の主回路と接続あるいは断路を行う開閉器の引出装置に係り、特に、部分放電特性を向上し得る開閉器の引出装置関する。
従来、真空遮断器、断路器などの引出形開閉器には車輪などの移動手段が設けられ、水平移動させることにより、盤側の主回路と接続あるいは断路が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
この種の開閉器の引出装置を図5に示すが、図示右側の主回路部1aで構成され、主回路部1aには、図示左側の開閉器部1bが接続あるいは断路されるようになっている。
主回路部1aには、床板2に略垂直に固定された接地電位の壁板3が設けられている。壁板3には、図示上下に開口部3a、3bが設けられ、一方が電源側、他方が負荷側となる三相分が横一列配置された主回路断路部4a、4bがボルト5a、5bによりそれぞれ固定されている。6は、側板である。
それぞれの主回路断路部4a、4bは、中心導体7a、7bと、中心導体7a、7bの両端を露出させるとともに、開閉器部1b側が筒状、反開閉器部1b側が環状のヒダに形成された絶縁層8a、8bと、絶縁層8a、8bの外周部に埋め込まれ、ボルト5a、5bが羅合する埋め金9a、9bで構成されている。
開閉器部1bには、真空バルブ10aを備えた真空遮断器10が設けられている。真空遮断器10には、図示上下に主回路導体11a、11bが設けられ、先端部に中心導体7a、7bと接離する接触子12a、12bが設けられている。また、底部には、回転自在の車輪13が設けられ、握手14を持って操作することにより床板2面を移動自在に移動できるようになっている。
特開平10−336817号公報 (第3ページ、図1)
上記の従来の開閉器の引出装置においては、次のような問題がある。主回路断路部4a、4bは、埋め金9a、9bにボルト5a、5bを締め付けることにより壁板3に固定されるものの、埋め金9a、9bを埋め込んだ絶縁層8a、8bの面が壁板3に接することになる。この絶縁層8a、8bの面、あるいは絶縁層8a、8bが接する壁板3の面にヒケや歪があると、クサビ状の数μmから数100μmの微小ギャップが形成される。
微小ギャップが形成されると電界分布が乱れ、部分放電が発生し、絶縁劣化を起こす。最近の開閉器は、高電圧化や大容量化が要求され、接地電位の壁板3と絶縁層8a、8b間においても、微小ギャップが形成されると容易に部分放電が発生するようになる。例えば、定格電圧6kVのものを12kVに電圧格上げを行うと、数100μm以下の微小ギャップにおいて部分放電が発生することがある。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、主回路断路部を構成する絶縁層と壁板間に形成される微小ギャップを防止し、部分放電特性を向上し得る開閉器の引出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の開閉器の引出装置は、引出形開閉器が接続あるいは断路する接地電位の壁板に固定された主回路断路部を有する開閉器の引出装置であって、前記主回路断路部は、前記引出形開閉器の主回路導体が接離する中心導体と、前記中心導体の周りに設けられた絶縁層と、前記絶縁層の外周に埋め込まれるとともに、前記壁板を貫通したボルトが螺合する埋め金と、前記壁板と前記埋め金間に設けられた微小ギャップ防止手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、主回路断路部を構成する絶縁層と壁板間に微小ギャップ防止手段を設け、微小ギャップの形成を防止しているので、接地部分から発生する部分放電を防止することができる。
本発明の実施例1に係る開閉器の引出装置の構成を示す要部拡大断面図。 本発明の実施例1に係る主回路断路部を真空遮断器側から見た正面図。 本発明の実施例2に係る開閉器の引出装置の構成を示す要部拡大断面図。 本発明の実施例2に係る導電性弾性体を示す正面図。 開閉器の引出装置の構成を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る開閉器の引出装置を図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る開閉器の引出装置の構成を示す要部拡大断面図、図2は、本発明の実施例1に係る主回路断路部を真空遮断器側から見た正面図である。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。開閉器の引出装置は、従来と同様の構成であり、その説明を省略する。また、主回路断路部は、上下同様であるので、上側を用いて説明する。
図1に示すように、主回路部1aに設けられる主回路断路部4aは、中心導体7aと、中心導体7aの両端を露出させるとともに、軸方向の一方側が筒状、他方側が環状の二重ヒダに形成された絶縁層8aと、絶縁層8aの外周部に埋め込まれた埋め金9aから構成されている。絶縁層8aは、エポキシ樹脂などの絶縁材料で成形されている。
壁板3には、開口部3aが設けられ、絶縁層8aの筒状側、即ち、筒部8a1とその外周のヒダ部8a2が貫通している。そして、埋め金9aと壁板3間に金属製で環状のスペーサ20を挟み、ボルト5aを壁板3のボルト孔およびスペーサ20に貫通させ、埋め金9aに羅合させている。主回路断路部4aは、図2に示すように、三相分が横一列配置で一体形成されている。また、開口部3aは、三相分が貫通するように、長方形状となっている。
ここで、スペーサ20は、壁板3と絶縁層8a間のギャップ長Gが所定値になるように高さが定められている。また、外径は、埋め金9aの外径と同等以下になっている。例えば、定格電圧を15kVとすると、ギャップ長Gを2mm程度にすることにより、部分放電の発生を防止することができる。また、埋め金9aよりも外径が同等以下であるので、スペーサ20が絶縁層8a面に接触することがなく、スペーサ20と絶縁層8a間の微小ギャップの形成を防止することができる。
更には、開口部3aの端部を、ヒダ部8a2と所定のギャップ長を有して対向させているので、ヒダ部8a2沿面からの部分放電の発生を抑制することができる。このギャップ長も、上述した壁板3と絶縁層8a間のギャップ長Gと同様でよい。また、サージ電圧のような過電圧に対して、ヒダ部8a2が隔壁効果を発揮し、耐電圧特性を向上させることができる。
なお、ここで用いたスペーサ20は、接地電位となる壁板3と絶縁層8a間に形成される微小ギャップを防ぎ、電界緩和を図るものであるため、これを微小ギャップ防止手段と定義する。
上記実施例1の開閉器の引出装置によれば、主回路断路部4aを構成する絶縁層8aと、これを固定する壁板3間に所定のギャップ長を持たせるスペーサ20を設け、微小ギャップの形成を防止しているので、壁板3と絶縁層8a間の接地部分から発生する部分放電を防止することができる。
次に、本発明の実施例2に係る開閉器の引出装置を図3、図4を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係る開閉器の引出装置の構成を示す要部拡大断面図。図4は、本発明の実施例2に係る導電性弾性体を示す正面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、壁板と絶縁層間に挿入する部材である。各図において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、壁板3と主回路断路部4aを構成する絶縁層8a間には、導電性のゴムからなる導電性弾性体21を挟んで、ボルト5aを埋め金9aに締め付けている。導電性弾性体21は、図4に示すように、開口部3a全周を囲むように三相分が一体成形されており、ボルト5aが貫通する貫通孔21aが設けられている。
これにより、壁板3と絶縁層8a間では、導電性弾性体21が互いに密着し、微小ギャップが形成されることがなく、接地電位に固定されるので、部分放電の発生を防ぐことができる。また、壁板3を境として図示左右が導電性弾性体21で塞がれるので、塵埃などの侵入を防ぐことができる。更には、主回路断路部4aに接離するときの真空遮断器側からの衝撃を導電性弾性体21で吸収することができる。
なお、導電性弾性体21をシリコンゴムのような弾性体で壁板3と絶縁層8aとに良好な密着が期待できるものでは、導電性にする必要はなく、微小ギャップの形成を防ぐことができる。
ここで、導電性弾性体21を接地側の微小ギャップの形成を防ぎ、電界緩和を図るものであるため、これを微小ギャップ防止手段と定義する。
上記実施例2の開閉器の引出装置によれば、実施例1による効果のほかに、導電性弾性体21により、塵埃などの侵入を防ぐことができる。
上記実施例2では、微小ギャップの防止を導電性弾性体21で説明したが、壁板3と対向する絶縁層8aの面に、カーボン塗料のような導電性塗料を塗布し、接地層を設けてもよい。この接地層も微小ギャップ防止手段となる。
1a 主回路部
1b 開閉器部
2 床板
3 壁板
3a、3b 開口部
4a、4b 主回路断路部
5a、5b ボルト
6 側板
7a、7b 中心導体
8a、8b 絶縁層
8a1 筒部
8a2 ヒダ部
9a、9b 埋め金
10 真空遮断器
10a 真空バルブ
11a、11b 主回路導体
12a、12b 接触子
13 車輪
14 握手
20 スペーサ
21 導電性弾性体
21a 貫通孔

Claims (5)

  1. 引出形開閉器が接続あるいは断路する接地電位の壁板に固定された主回路断路部を有する開閉器の引出装置であって、
    前記主回路断路部は、前記引出形開閉器の主回路導体が接離する中心導体と、
    前記中心導体の周りに設けられた絶縁層と、
    前記絶縁層の外周に埋め込まれるとともに、前記壁板を貫通したボルトが螺合する埋め金と、
    前記壁板と前記埋め金間に設けられた微小ギャップ防止手段と、
    を具備したことを特徴とする開閉器の引出装置。
  2. 前記微小ギャップ防止手段は、所定の高さを有する金属製のスペーサであることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の引出装置。
  3. 前記微小ギャップ防止手段は、弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の引出装置。
  4. 前記微小ギャップ防止手段は、前記壁板と接する前記絶縁層面に設けた接地層であることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の引出装置。
  5. 前記壁板に設けた開口部の端部が、前記絶縁層に設けられたヒダ部と所定のギャップを有して対向することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の開閉器の引出装置。
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