JP2010288138A - 電力増幅器保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力の供給時、非供給時にかかわらず、電力増幅器の出力端子が天絡あるいは地絡などの短絡を起こした場合であっても、電力増幅器を構成する素子を過電流から保護する。
【解決手段】外部の電源からの電力供給を受けて動作するとともに入力信号を増幅して増幅信号出力端子から出力する電力増幅器を、過電流から保護する増幅器保護回路13は、電力増幅器への電源からの電力供給路に設けられ、遮断制御信号SCUTに基づいて電力供給路を遮断するリレー回路15と、増幅信号出力端子および短絡電流路を介して低電位側電源に流出する電源からの電流により遮断信号SCUTを生成し、出力する保護制御回路14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力増幅器保護回路に係り、特に音声出力端子を有する音声出力用パワーICとして構成されている電力増幅器において天絡あるいは地絡などの短絡に起因する過電流から当該電力増幅器を保護するための電力増幅器保護回路に関する。
従来の電力増幅器は使用する回路素子の特性により正負両電源を使用するのが一般的であったため、何らかの故障により負電源が供給されなくなると、回路素子に過大な電流を流し続けることとなり、遂には破壊に至る場合があった。
これを防止するため、従来の電力増幅器においては、当該電力増幅器を過大電流から保護するための保護回路が設けられていた。
例えば、特許文献1記載の保護回路においては、電力増幅器の破壊を防止するために、電力増幅器に供給する負電圧の有無を検出し、負電圧が供給されなかった場合に、電力増幅器への正電圧の供給を停止することにより、電力増幅器を保護する構成を採っていた。
特開平09−181534号公報
ところで、近年においては、単電源で動作する電力増幅器が増加しており、上記従来の正負量電源を用いた電力増幅器保護回路は、これらの単電源で動作する電力増幅器にそのまま適用できるものではなかった。
また、上記従来の電力増幅器保護回路は、当該電力増幅器に電力が供給されている場合にのみ動作可能であり、電力非供給時に生じた短絡には対処できないという問題点もあった。
そこで、本発明の目的は、電力の供給時、非供給時にかかわらず、電力増幅器の出力端子が天絡あるいは地絡などの短絡を起こした場合であっても、電力増幅器を構成する素子を過電流から保護することが可能な電力増幅器保護回路を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様は、外部の電源からの電力供給を受けて動作するとともに入力信号を増幅して増幅信号出力端子から出力する電力増幅器を、過電流から保護する電力増幅器保護回路において、前記電力増幅器への前記電源からの電力供給路に設けられ、遮断制御信号に基づいて前記電力供給路を遮断するリレー回路と、前記電源から前記増幅信号出力端子および短絡電流路を介して低電位側電源に流出する電流により前記遮断信号を生成し、出力する短絡検出回路と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、短絡検出回路は、電源から増幅信号出力端子および短絡電流路を介して低電位側電源に流出する電流により遮断信号を生成し、リレー回路に出力する。
これにより、リレー回路は、入力された遮断制御信号に基づいて電力供給路を遮断して、電源からの電流を遮断する。
この場合において、短絡検出回路は、短絡電流によりにより遮断信号を生成しているので、電力の供給時、非供給時にかかわらず、電力増幅器を保護することができる。
本発明の第2態様は、第1態様において、前記短絡検出回路は、前記電源から前記短絡電流路を介して前記増幅信号出力端子に流れ、当該増幅信号出力端子を介して前記電力増幅器内に流入して低電位側電源に流出する電流により前記遮断信号を生成し、出力する天絡検出回路と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、天絡検出回路は、電源から前記短絡電流路を介して増幅信号出力端子に流れ、当該増幅信号出力端子を介して電力増幅器内に流入して低電位側電源に流出する電流により遮断信号を生成し、リレー回路に出力する。
本発明の第3態様は、第1態様において、前記短絡検出回路は、前記電源から前記電力増幅器の電源入力端子を介して前記電力増幅器内に流入し、前記増幅信号出力端子および前記短絡電流路を介して前記低電位側電源に流出する電流の発生時に、前記電源から前記増幅信号出力端子および前記短絡電流路を介して前記低電位側電源に流れる電流により前記遮断信号を生成し、出力する地絡検出回路を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、地絡検出回路は、電源から前記増幅信号出力端子および前記短絡電流路を介して前記低電位側電源に流れる電流により遮断信号を生成し、リレー回路に出力する。
本発明の第4態様は、第1態様ないし第3態様において、前記電力増幅器は、前記増幅信号出力端子にエミッタ端子が共通接続され、いずれか一方のコレクタ端子が前記電源入力端子に接続され、いずれか他方のコレクタ端子が前記低電位側電源に接続されるようにされている相補型バイポーラトランジスターを備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、相補型バイポーラトランジスターを流れる短絡電流を確実に遮断することができ、ひいては、電力増幅器を保護することができる。
本発明によれば、電力の供給時、非供給時にかかわらず、電力増幅器の出力端子が天絡あるいは地絡を起こした場合であっても、電力増幅器を構成する素子を過電流から保護することができる。
第1実施形態の車載用オーディオアンプ装置の要部概要構成ブロック図である。 車載用オーディオアンプ装置の要部詳細説明図である。 音声出力端子を介して天絡が発生した場合の動作説明図である。 音声出力端子を介して地絡が発生した場合の動作説明図である。 第2実施形態の車載用オーディオアンプ装置の要部概要構成ブロック図である。
次に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の車載用オーディオアンプ装置の要部概要構成ブロック図である。
車載用オーディオアンプ装置10は、大別すると、車載されているバッテリーユニット11から電源入力端子TPSおよびグランド端子TGDを介して電源供給を受けて音声増幅を行って音声出力端子TOUTから増幅音声信号Saauを出力する音声出力用パワーICユニット12と、音声出力端子TOUTを介して音声出力用パワーICユニット12が天絡あるいは地絡を起こしたことを検出し、音声出力用パワーICユニット12を保護するためにバッテリーユニット11からの電源供給を遮断する増幅器保護回路13と、を備えている。
音声出力用パワーICユニット12は、図示しないCDプレーヤーや、MP3プレーヤーなどのディジタルオーディオ装置から音声入力端子TINを介して入力される音声信号Sauを増幅して増幅音声信号Saauとして音声出力端子TOUTを介して外部の図示しないスピーカーユニットに出力する。
増幅器保護回路13は、音声出力用パワーICユニット12が音声出力端子TOUTを介して天絡あるいは地絡を起こしたことを検出し、電源遮断制御信号SCUTを出力する保護制御回路14と、電源遮断制御信号SCUTに基づいてバッテリーユニット11から音声出力用パワーICユニット12への電源供給を遮断するリレー回路15と、を備えている。
図2は、車載用オーディオアンプ装置の要部詳細説明図である。
車載用オーディオアンプ装置10の音声出力用パワーICユニット12は、大別すると、音声入力端子TINを有する前段増幅回路21と、NPNバイポーラトランジスター22とPNPバイポーラトランジスター23のエミッタ端子Eが共通接続された相補型バイポーラトランジスターを有し、共通接続されたエミッタ端子Eに音声出力端子TOUTが接続された後段増幅回路24と、を備えている。
ここで、NPNバイポーラトランジスター22のコレクタ端子Cは、電源入力端子TPSに接続され、ベース端子Bは、前段増幅回路21に接続されている。
一方、PNPバイポーラトランジスター23のコレクタ端子Cは、グランド端子TGDに接続され、ベース端子Bは、前段増幅回路21に接続されている。
保護制御回路14は、大別すると、音声出力端子TOUTを介して音声出力用パワーICユニット12の後段増幅回路24に流入し、低電位側電源(グランド)側に流出する過電流が発生したことを検出する天絡検出回路31と、音声出力用パワーICユニット12の電源入力端子を介して後段増幅回路24に流入し、音声出力端子TOUTを介して低電位側電源(グランド)に流出するバッテリーユニット11からの過電流が発生したことを検出する地絡検出回路32と、を備えている。
天絡検出回路31は、アノード端子が音声出力端子TOUTに接続された整流用ダイオード35と、整流用ダイオード35に逆接続されたツェナーダイオード36と、エミッタ端子が低電位側電源(グランド)に接続されたNPNバイポーラトランジスター37と、ツェナーダイオード36のアノード端子とNPNバイポーラトランジスター37のベース端子との間に設けられ、電流制限およびNPNバイポーラトランジスター37のベース端子に印加される電圧を制御するための抵抗回路38と、を備えている。
地絡検出回路32は、カソード端子が音声出力端子TOUTに接続された整流用ダイオード41と、整流用ダイオード41に逆接続されたツェナーダイオード42と、ツェナーダイオード42に電流制限用抵抗43を介してベース端子が接続され、エミッタ端子−ベース端子間にバイアス抵抗44が接続されたPNPバイポーラトランジスター45と、エミッタ端子が低電位側電源(グランド)に接続されたNPNバイポーラトランジスター46と、PNPバイポーラトランジスター45のコレクタ端子とNPNバイポーラトランジスター46のベース端子との間に設けられ、電流制限およびNPNバイポーラトランジスター46のベース端子に印加される電圧を制御するための抵抗回路47と、を備えている。
リレー回路15は、機械式スイッチ(接点)51と、この機械式スイッチ(接点)51をバッテリーユニット11から電源供給を受けて、電磁力により駆動するためのリレーコイル52と、エミッタ端子が低電位側電源(グランド)に接続され、ベース端子がNPNバイポーラトランジスター37のコレクタ端子およびNPNバイポーラトランジスター46のコレクタ端子に共通接続され、コレクタ端子がリレーコイル52の一端に接続されたリレー駆動用のNPNバイポーラトランジスター53と、リレーコイル52に発生するサージ電流を吸収するためにリレーコイル52に並列に接続されたダイオード54と、を備えている。
上記構成において、リレー回路15の機械式スイッチ51の出力端側には、電源安定化用の電解コンデンサー55およびコンデンサー56が低電位側電源(グランド)との間に並列に接続されている。
次に実施形態の動作ついて説明する。
まず、天絡時の動作について説明する。
図3は、音声出力端子を介して天絡が発生した場合の動作説明図である。
音声出力端子TOUTを介して天絡が発生する条件としては、図3に示すように、電源入力端子TPSが開放(open)状態であり、かつ、バッテリーユニット11の電源供給ラインが音声出力端子TOUTに短絡され、短絡電流路SCを形成してしまった場合である。具体的には、車載用オーディオアンプ装置10を車両に取り付けようとして、低電位側電源(いわゆるグランド)が接続された状態で誤ってバッテリーユニット11からの電源供給線が音声出力用パワーICユニット12の音声出力端子TOUTに触れてしまったような場合である。
短絡電流路SCが形成されると、バッテリーユニット11から音声出力端子TOUT、PNPバイポーラトランジスター23のエミッタ端子E、コレクタ端子Cおよびグランド端子TGDを介して低電位側電源に過電流OCが流れようとする。
これと並行して、過電流OCは、天絡検出回路31の整流用ダイオード35を介して、ツェナーダイオード36に至り、ツェナーダイオード36に印加される電圧がツェナーダイオード36の降伏電圧(ツェナー電圧)を超えることにより抵抗回路38を介してグランドに向かって過電流OCが流れることとなる。
このとき、抵抗回路8により分圧された電圧がNPNバイポーラトランジスター37のベース端子Bに印加され、NPNバイポーラトランジスター37は、オン状態となり、NPNバイポーラトランジスター53のベース電位は、低電位側電源レベルとなり、オフ状態となる。
この結果、リレーコイル52に電流は流れなくなり、機械式スイッチ51は、開状態(オフ状態)となり、バッテリーユニット11からの電流が遮断されることとなる。
これら一連の動作は、瞬時に行われることとなるので、バッテリーユニット11から音声出力端子TOUT、PNPバイポーラトランジスター23のエミッタ端子E、コレクタ端子Cおよびグランド端子TGDを介して低電位側電源に流れる過電流OCも瞬時に遮断されることとなり、PNPバイポーラトランジスター23、ひいては、後段増幅回路24を構成する増幅器が破壊されることを防止することができる。
次に地絡時の動作について説明する。
図4は、音声出力端子を介して地絡が発生した場合の動作説明図である。
音声出力端子TOUTを介して地絡が発生する条件としては、図4に示すように、グランド端子TGDが開放(open)状態であり、かつ、低電位側電源が音声出力端子TOUTに短絡され、短絡電流路SC1を形成してしまった場合である。具体的には、車載用オーディオアンプ装置10を車両に取り付けようとして、低電位側電源(いわゆるグランド)を接続していない状態で、誤って低電位側電源ラインを音声出力端子TOUTに触れさせてしまったような場合である。
短絡電流路SC1が形成されると、バッテリーユニット11から機械式スイッチ51、NPNバイポーラトランジスター22のコレクタ端子C、エミッタ端子Eおよび音声出力端子TOUTを介して低電位側電源に向かって図4に破線で示す過電流OC1が流れようとする。
これと並行して、バッテリーユニット11からバイアス抵抗44および電流制限用抵抗43を介して、過電流OC2がツェナーダイオード42に至り、ツェナーダイオード42に印加される電圧がツェナーダイオード36の降伏電圧(ツェナー電圧)を超えることにより、整流用ダイオード41および音声出力端子TOUTを介してグランドに向かって過電流OC2が流れることとなる。
このとき、PNPバイポーラトランジスター45のエミッタ端子E−ベース端子B間には、所定の電圧が印加されるので、PNPバイポーラトランジスター45はオン状態となり、抵抗回路47には、バッテリーユニット11からの高電位側電源が供給され、抵抗回路47により分圧された電圧がNPNバイポーラトランジスター46のベース端子Bに印加され、NPNバイポーラトランジスター46は、オン状態となる。
この結果、NPNバイポーラトランジスター53のベース電位は、低電位側電源レベルとなり、オフ状態となり、リレーコイル52に電流は流れなくなり、機械式スイッチ51は、開状態(オフ状態)となり、バッテリーユニット11からの電流が遮断されることとなる。
これら一連の動作は、瞬時に行われることとなるので、バッテリーユニット11から機械式スイッチ51、NPNバイポーラトランジスター22のコレクタ端子C、エミッタ端子Eおよび音声出力端子TOUTを介して低電位側電源に向かって流れる過電流OC1も瞬時に遮断されることとなり、NPNバイポーラトランジスター22、ひいては、後段増幅回路24を構成する増幅器が破壊されることを防止することができる。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、後段増幅回路24を構成するNPNバイポーラトランジスター22とPNPバイポーラトランジスター23を過電流が流れることによるトランジスターの破壊、ひいては、音声出力用パワーICユニット12を構成する増幅器を保護することが可能となる。
また、本第1実施形態の増幅器保護回路は、音声出力用パワーICユニットに対して外付け可能であるので、既存の音声出力用パワーICユニットであっても、バッテリーユニットと音声出力用パワーICユニットとの間に本第1実施形態の増幅器保護回路を介在させることにより、容易に当該音声出力用パワーICユニットを天絡あるいは地絡から保護することが可能となる。
[2]第2実施形態
上記第1実施形態は、音声出力用パワーICユニットに外付けで増幅器保護回路を設けるものであったが、本第2実施形態は、音声出力用パワーICユニットに増幅器保護回路を内蔵させた場合の実施形態である。
図5は、第2実施形態の車載用オーディオアンプ装置の要部概要構成ブロック図である。図5において、図1と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
車載用オーディオアンプ装置60は、車載されているバッテリーユニット11から電源入力端子TPSおよびグランド端子TGDを介して電源供給を受けて音声増幅を行って音声出力端子TOUTから増幅音声信号Saauを出力する音声出力用パワーICユニット60Aを備えている。
音声出力用パワーICユニット60Aは、図示しないCDプレーヤーや、MP3プレーヤーなどのディジタルオーディオ装置から音声入力端子TINを介して入力される音声信号Sauを増幅して増幅音声信号Saauとして音声出力端子TOUTを介して外部の図示しないスピーカーユニットに出力する音声出力回路61と、音声出力回路が天絡あるいは地絡を起こしたことを検出し、当該音声出力回路61、ひいては、音声出力用パワーICユニット60Aを保護するためにバッテリーユニット11から音声出力回路61への電源供給を遮断する増幅器保護回路62と、を備えている。
音声出力回路61は、図2で示した前段増幅回路21と、後段増幅回路24と、を備えている。
増幅器保護回路62は、音声出力回路61が天絡あるいは地絡を起こしたことを検出し、電源遮断制御信号SCUTを出力する保護制御回路14と、電源遮断制御信号SCUTに基づいてバッテリーユニット11から音声出力回路61への電源供給を遮断するリレー回路15と、を備えている。
したがって、本第2実施形態においても、天絡が発生した場合には、増幅器保護回路62を構成する保護制御回路14から電源遮断制御信号SCUTがリレー回路15に出力されるため、第1実施形態と同様に、電源遮断制御信号SCUTに基づいてリレー回路15のリレーコイル52に電流が流れなくなる。
この結果、機械式スイッチ51は、開状態(オフ状態)となり、バッテリーユニット11からの電流が遮断され、バッテリーユニット11から音声出力端子TOUT、PNPバイポーラトランジスター23のエミッタ端子E、コレクタ端子Cおよびグランド端子TGDを介して低電位側電源に流れる過電流OCも瞬時に遮断されることとなり、PNPバイポーラトランジスター23、ひいては、音声出力回路61を構成する増幅器が破壊されることを防止することができる。
また、地絡が発生した場合には、増幅器保護回路62を構成する保護制御回路14から電源遮断制御信号SCUTがリレー回路15に出力されるため、第1実施形態と同様に、電源遮断制御信号SCUTに基づいてリレー回路15のリレーコイル52に電流が流れなくなる。
この結果、機械式スイッチ51は、開状態(オフ状態)となり、バッテリーユニット11からの電流が遮断され、バッテリーユニット11から機械式スイッチ51、NPNバイポーラトランジスター22のコレクタ端子C、エミッタ端子Eおよび音声出力端子TOUTを介して低電位側電源に向かって流れる過電流OC1も瞬時に遮断されることとなり、NPNバイポーラトランジスター22、ひいては、音声出力回路61を構成する増幅器が破壊されることを防止することができる。
以上の説明のように、上記各実施形態によれば、音声出力用パワーICユニットあるいは、電力が供給されておらず、音声出力回路が動作していない場合であっても、音声出力用パワーICユニットあるいは音声出力回路を構成する増幅器を保護することが可能となる。
10、60 車載用オーディオアンプ装置
11 バッテリーユニット
12、60A 音声出力用パワーICユニット
13 増幅器保護回路
14 保護制御回路
15 リレー回路
21 前段増幅回路
22 NPNバイポーラトランジスター
23 PNPバイポーラトランジスター
24 後段増幅回路
31 天絡検出回路
32 地絡検出回路
35 整流用ダイオード
36 ツェナーダイオード
37 NPNバイポーラトランジスター
38 抵抗回路
41 整流用ダイオード
42 ツェナーダイオード
43 電流制限用抵抗
44 バイアス抵抗
45 PNPバイポーラトランジスター
46 NPNバイポーラトランジスター
47 抵抗回路
51 機械式スイッチ
52 リレーコイル
53 NPNバイポーラトランジスター
54 ダイオード
61 音声出力回路
OC1、OC2 過電流
SC1 短絡電流路
SCUT 電源遮断制御信号
Saau 増幅音声信号
Sau 音声信号
TGD グランド端子
TIN 音声入力端子
TOUT 音声出力端子
TPS 電源入力端子

Claims (4)

  1. 外部の電源からの電力供給を受けて動作するとともに入力信号を増幅して増幅信号出力端子から出力する電力増幅器を、過電流から保護する電力増幅器保護回路において、
    前記電力増幅器への前記電源からの電力供給路に設けられ、遮断制御信号に基づいて前記電力供給路を遮断するリレー回路と、
    前記増幅信号出力端子および短絡電流路を介して低電位側電源に流出する前記電源からの電流により前記遮断信号を生成し、出力する短絡検出回路と、
    を備えたことを特徴とする電力増幅器保護回路。
  2. 請求項1記載の電力増幅器保護回路において、
    前記短絡検出回路は、前記電源から前記短絡電流路を介して前記増幅信号出力端子に流れ、当該増幅信号出力端子を介して前記電力増幅器内に流入して低電位側電源に流出する電流により前記遮断信号を生成し、出力する天絡検出回路と、
    を備えたことを特徴とする電力増幅器保護回路。
  3. 請求項1記載の電力増幅器保護回路において、
    前記短絡検出回路は、前記電源から前記電力増幅器の電源入力端子を介して前記電力増幅器内に流入し、前記増幅信号出力端子および前記短絡電流路を介して前記低電位側電源に流出する電流の発生時に、前記電源から前記増幅信号出力端子および前記短絡電流路を介して前記低電位側電源に流れる電流により前記遮断信号を生成し、出力する地絡検出回路を備えたことを特徴とする電力増幅器保護回路。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電力増幅器保護回路において、
    前記電力増幅器は、前記増幅信号出力端子にエミッタ端子が共通接続され、いずれか一方のコレクタ端子が前記電源入力端子に接続され、いずれか他方のコレクタ端子が前記低電位側電源に接続されるようにされている相補型バイポーラトランジスターを備えていることを特徴とする電力増幅器保護回路。
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