JP2010286187A - 扁平管熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品寸法を高精度にすることなしに、板状フィンのフィンカラーを有する挿入孔に、扁平管を挿入し接着剤で接合しても、接着剤の膜厚を非常に薄くでき、板状フィンと扁平管との間の伝熱性能を向上させることである。
【解決手段】板状フィンが、その平板面に扁平管が挿入される挿入孔とスリットとが設けられ、挿入孔は、扁平状形状であり、その縁に板状フィンの平板面から略垂直方向に突出したフィンカラーを有しており、且つ板状フィンの挿入孔の短軸方向に複数が設けられており、スリットは、短軸方向に形成された複数の挿入孔の間に設けられ、隣接するスリットが切込みで接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒と空気等の流体間で熱交換を行うための、伝熱管にフィンが取り付けられた熱交換器に関するものであり、特に、伝熱管に扁平管を用いた扁平管熱交換器に関するものである。
伝熱管に扁平管を用いた熱交換器(扁平管熱交換器と記す)は、一定間隔で配置され、その間を空気が流れる板状フィンと、これら板状フィンの面に対して直角に挿入され、内部に冷媒が流れる扁平形状の伝熱管(扁平管と記す)からなっている。そして、板状フィンへ直角に挿入する扁平管は、複数個あり、その扁平面を対向させて段状に配置されている。
また、段状に配置された扁平管の間の板状フィン部には、スリット群が設けられている。そして、スリット群は、各スリットの側端部が、風向に対向するように位置しており、且つ風向に対してある角度をもって配置されている。
そして、扁平管熱交換器は、適宜間隔をおいて、多数重ねて配置された各板状フィンに、扁平管が挿入される孔(挿入孔と記す)が設けられており、この挿入孔に挿入された扁平管は板状フィンと、ろう材や、接着剤によって接合されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の扁平管熱交換器は、板状フィンにおける扁平管の列方向が2分割されており、一方の積層された片側分割板状フィンにおけるフィンカラーを有する分割挿入孔と、他方の積層された片側積層分割板状フィンにおけるフィンカラーを有する分割挿入孔とに、同じ扁平管が挿入されており、挿入された扁平管は、板状フィンと、ろう材や、接着剤によって接合されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−262485号公報(第3頁、第23図、第24図)
特許文献1に記載の扁平管熱交換器では、板状フィンと伝熱管である扁平管との接合が、ろう材や接着剤によって行われている。特に、接着材による板状フィンと扁平管との接合は、生産設備のコストを低減できるとのメリットがあった。
ただし、接着剤は、熱伝導率が低く、一般的にろう材の約1/1000であるので、接着材による接合で、ろう材と同等の伝熱性能を出すには、接着剤の膜厚を、例えば10μm以下と非常に薄くする必要があった。
しかし、単なる圧入で、扁平管を板状フィンの挿入孔に挿入して、接着剤で接合するのでは、接合部の接着剤の膜厚を薄くすることができないとの問題があった。
板状フィンと扁平管との接合部における接着剤の膜厚を10μm以下にする手段として、各部品の仕上がり寸法精度を10μm以下にすることが、挙げられる。しかし、板状フィンは、厚さが0.1mm程度の薄板であるため、板状フィンを10μm以下の寸法精度で成型するのは、非常に困難であるとの問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、部品の寸法精度を10μm以下にすることなしに、板状フィンのフィンカラーを有する挿入孔に、扁平管を挿入し、接着剤で板状フィンと扁平管とを接合しても、接着剤の膜厚を、例えば10μm以下と非常に薄くでき、板状フィンと扁平管との間の伝熱性能が優れた扁平管熱交換器を得ることである。
本発明に係わる扁平管熱交換器は、所定の間隔で平行に配置され、且つ平板面に挿入孔とスリットとが設けられた複数の板状フィンと、板状フィンの挿入孔に挿入され、接着剤で接合された複数の扁平管とを備えた扁平管熱交換器であって、扁平管は、断面が扁平状形状の伝熱管であり、挿入孔は、扁平管の断面と同様な扁平状形状であり、その縁に板状フィンの平板面から略垂直方向に突出したフィンカラーを有しており、且つ板状フィンの少なくとも挿入孔の短軸方向に複数が設けられており、スリットは、挿入孔の短軸方向に形成された複数の挿入孔の間に設けられ、少なくとも隣接するスリットが切込みで接続されたものである。
本発明に係わる扁平管熱交換器は、所定の間隔で平行に配置され、且つ平板面に挿入孔とスリットとが設けられた複数の板状フィンと、板状フィンの挿入孔に挿入され、接着剤で接合された複数の扁平管とを備えた扁平管熱交換器であって、扁平管は、断面が扁平状形状の伝熱管であり、挿入孔は、扁平管の断面と同様な扁平状形状であり、その縁に板状フィンの平板面から略垂直方向に突出したフィンカラーを有しており、且つ板状フィンの少なくとも挿入孔の短軸方向に複数が設けられており、スリットは、挿入孔の短軸方向に形成された複数の挿入孔の間に設けられ、少なくとも隣接するスリットが切込みで接続されたものであり、接着剤の膜厚を非常に薄くでき、接着剤接合であっても、板状フィンと扁平管との間の伝熱性能が優れている。
本発明の実施の形態1に係わる扁平管熱交換器の部分側面模式図(a)とこの部分側面模式図におけるA−A断面の正面模式図(b)とである。 本発明の実施の形態1に係わる扁平管熱交換器の板状フィンに形成された挿入孔部を示す部分正面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる扁平管熱交換器における、図1(b)に示す正面模式図のB領域の拡大部分模式図(a)と、この拡大部分模式図(a)のC−C断面の模式図(b)とD−D断面の模式図(c)とである。 従来の扁平管熱交換器における、実施の形態1の扁平管熱交換器の図3(a)に相当する拡大部分模式図(a)と、この拡大部分模式図(a)のE−E断面の模式図である。 本発明の実施の形態2に係わる扁平管熱交換器の部分正面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わる扁平管熱交換器の部分正面模式図である。 本発明の実施の形態4に係わる扁平管熱交換器の板状フィンにおけるスリット近傍の形状を示す断面模式図(a)と、板状フィンの挿入孔に扁平管が挿入された場合における板状フィンの変形モードを示す図(b)とである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わる扁平管熱交換器の部分側面模式図(a)とこの部分側面模式図におけるA−A断面の正面模式図(b)とである。
図1に示すように、本実施の形態の扁平管熱交換器100は、所定の間隔で平行に配置された複数層の板状フィン1と、板状フィン1に接合された複数の扁平管2とを備えている。そして、扁平管2は、被熱交流体の媒体が流れる、断面が扁平状形状の伝熱管である。
また、図1(b)の矢印で示すように扁平管熱交換器100に側面部から入った空気は、板状フィン1の間を扁平管2の断面における長軸方向(列方向と記す)に流れ、扁平管2に流れる媒体と熱交換する。
図2は、本発明の実施の形態1に係わる扁平管熱交換器の板状フィンに形成された挿入孔部を示す部分正面模式図である。
本実施の形態において、板状フィン1には、所定の間隔をあけて平行に配列され、扁平管2が挿入される挿入孔6が、挿入孔6の短軸方向(段方向と記す)に複数設けられている。そして、図1(a)に示すように、挿入孔6の縁には、板状フィン1の平板面から、略垂直方向に突出したフィンカラー3が形成されている。また、図2に示すように、挿入孔6の形状は、扁平管2の断面と同様な扁平形状である。
また、板状フィン1には、段方向に所定の間隔をあけて平行に配列した挿入孔6の間に、スリット4が設けられており、図1(a)に示すように、スリット4も、フィンカラー3が突出した方向に、板状フィン1の平板面から突出している。
本実施の形態では、スリット4は、1つの挿入孔間に、空気が流れる方向、すなわち、列方向に4個が設けられている。そして、各スリット4は平行に配列されており、隣接する一対のスリット間が、切込み5で接続されている。
本実施の形態の扁平管熱交換器100は、図1(a)に示すように、板状フィン1の各挿入孔6に扁平管2が挿入されて形成されている。すなわち、各扁平管2が、平行に配列した複数の板状フィン1を、板状フィン1の平板面に対して略垂直な方向から挿通するとともに、板状フィン1の挿入孔6に接着剤(図示せず)で接着されて扁平管熱交換器100を形成している。
また、本実施の形態の扁平管熱交換器100は、図1(b)に示すように、板状フィン1は、図1(b)において、左側に位置する第1の板状フィン部1aと右側に位置する第2の板状フィン部1bとでなっている。
そして、図2に示すように、第1の板状フィン部1aは、図2における右端の一辺に開口を有するU字状の第1の挿入部6aを備えており、第2の板状フィン部1bは、図2における左端の一辺に開口を有するU字状の第2の挿入部6bを備えている。そして、第1の板状フィン部1aの開口を有する一辺と第2の板状フィン部1bの開口を有する一辺とが突き合わされ、第1の挿入部6aと第2の挿入部6bとで形成された扁平形状の挿入孔6を備えた板状フィン1となっている。
本実施の形態の扁平管熱交換器100は、板状フィン1の対向する挿入孔間に設けられた各2個のスリット4間に、これらのスリット4を接続する切込み5が設けられているので、板状フィン1の挿入孔6に圧入された扁平管2と板状フィン1のフィンカラー3とがなじんでおり、扁平管2と板状フィン1とを接着する接着剤の膜厚を十分に薄くでき、板状フィン1と扁平管2との間の伝熱性能が優れている。
次に、本実施の形態の扁平管熱交換器100と従来の扁平管熱交換器とを比較することにより、本実施の形態の扁平管熱交換器100が、扁平管2と板状フィン1とを接合する接着剤の膜厚を十分に薄くできる機構を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係わる扁平管熱交換器における、図1(b)に示す正面模式図のB領域の拡大部分模式図(a)と、この拡大部分模式図(a)のC−C断面の模式図(b)とD−D断面の模式図(c)とである。
図4は、従来の扁平管熱交換器における、実施の形態1の扁平管熱交換器の図3(a)に相当する拡大部分模式図(a)と、この拡大部分模式図(a)のE−E断面の模式図とである。
図4(a)は、従来の扁平管熱交換器の第1の板状フィン部1aにおける、扁平管が挿入される平行に並んだ2個のU字状の部分、すなわち、U字状の第1の挿入部6aと、この2個のU字状の第1の挿入部6a間に形成された一対のスリット4とを示している。但し、図4(a)では、扁平管および接着剤は図示されていない。
この従来の扁平管熱交換器では、U字状の第1の挿入部6aに扁平管2を圧入すると、図4(b)に示すように、第1の板状フィン部1aから突出したフィンカラー3の、矢印で示される先端側に平均荷重が加わる。
そのため、第1の板状フィン部1aにおける、2個のU字状の第1の挿入部6aの間(挿入部間と記す)7bを、フィンカラー3が突出した方向とは逆の方向に撓ませるモーメントが働き、フィンカラー3が扁平管2から離れる方向に倒れ、フィンカラー3と扁平管2とに隙間を生じ接着剤(図示せず)の膜厚が厚くなる。
図3(a)は、本実施の形態の扁平管熱交換器100の第1の板状フィン部1aにおける、平行に並んだ2個のU字状の第1の挿入部6aと、この2個のU字状の第1の挿入部6a間に形成され、且つ切込み5で接続された一対のスリット4とを示したものである。但し、図3(a)では、扁平管および接着剤は図示されていない。
本実施の形態の扁平管熱交換器100も、U字状の第1の挿入部6aに扁平管2を圧入すると、図3(b)に示すように、比較例にある従来の扁平管熱交換器と同様、第1の板状フィン部1aから突出したフィンカラー3の、矢印で示される先端側に平均荷重が加わる。
しかし、本実施の形態の扁平管熱交換器100では、比較例である従来の扁平管熱交換器とは異なり、スリット4間に切り込み5が設けられているので、挿入部間7bは、フリーとなり、モーメントを受けず、撓まない。すなわち、挿入部間7bが撓まないので、フィンカラー3が倒れることがない。
また、本実施の形態の扁平管熱交換器100における、スリット4が設けられた部分(スリット形成部と記す)7aでは、図3(c)に示すように、第1の板状フィン部1aから突出したフィンカラー3の、矢印で示されたスリット4の上板面4aとほぼ位置に、平均荷重が加わる。そのため、スリット形成部7aを撓ませるモーメントがほとんど発生せず、スリット形成部7aも撓まない。それに加え、スリット4がバネ性を有するので、板状フィン1に働くひずみをスリット4で受け持つので、フィンカラー3が倒れることがない。
すなわち、本実施の形態の扁平管熱交換器100は、上記のような機構により、板状フィン1に扁平管2を圧入しても、フィンカラー3が倒れることがなく、フィンカラー3と扁平管2とが隙間なく接しているので、接着剤(図示せず)の膜厚を非常に薄くでき、接着剤接合であっても、板状フィン1と扁平管2との間の伝熱性能が優れている。
本実施の形態の扁平管熱交換器100の、扁平管2と板状フィン1とを接着する接着剤の膜厚を十分に薄くできる機構を、説明するのに、第1の板状フィン部1aの部分を例示して説明したが、第2の板状フィン部1bの部分も、同様な構造であり、扁平管2と板状フィン1とを接合する接着剤の膜厚を十分に薄くできる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係わる扁平管熱交換器の部分正面模式図である。
図5に示すように、本実施の形態の扁平管熱交換器200は、1層の板状フィンが分割されていない一体の板状フィン21である以外、実施の形態1の扁平管熱交換器100と同様である。
図5では、各隣接した1対のスリット4間が切込み5で接続されているが、隣接した全てのスリット間を切込み5で接続しても良い。
本実施の形態の扁平管熱交換器200は、スリット4間に切込み5が設けられているので、実施の形態1の扁平管熱交換器100と同様な効果を有するとともに、各層の板状フィンが分割されていない一体の板状フィン21であるので、組み立て工程が少なくでき、製造コストを低減できる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係わる扁平管熱交換器の部分正面模式図である。
図6に示すように、本実施の形態の扁平管熱交換器300は、1層の板状フィンが、図6において左側に位置し、右端の一辺に開口を有するU字状の第1の挿入部を備えた第1の板状フィン部1aと、図6において右側に位置し、左端の一辺に開口を有するU字状の第2の挿入部を備えた第2の板状フィン部1bと、図6において中央部に位置し、左端の一辺に開口を有するU字状の第3の挿入部と左端の一辺に対向する右端の他辺に開口を有するU字状の第4の挿入部とを備えた第3の板状フィン部1cとで形成された板状フィン31である以外、実施の形態1の扁平管熱交換器100と同様である。
本実施の形態の扁平管熱交換器300は、第1の板状フィン部1aの右端の開口を有する一辺に第3の板状フィン部1cの左端の開口を有する一辺を突き合わせ、第1の挿入部と第3の挿入部とで挿入孔を形成し、第2の板状フィン部1bの左端の開口を有する一辺に第3の板状フィン1cの右端の開口を有する他辺を突き合わせ、第2の挿入部と第4の挿入部とで挿入孔を形成している。
本実施の形態の扁平管熱交換器300も、スリット4間に切込み5が設けられているので、実施の形態1の扁平管熱交換器100と同様な効果を有する。また、本実施の形態の扁平管熱交換器300は、扁平管2を、段方向のみならず、列方向にも設けることができるので、熱交換容量の大きな扁平管熱交換器として用いることができる。
本実施の形態では、扁平管の配列が2列であるが、第3の板状フィン部1cの数を増やすことにより、扁平管の配列数を増やすことができる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係わる扁平管熱交換器の板状フィンにおけるスリット近傍の形状を示す断面模式図(a)と、板状フィンの挿入孔に扁平管が挿入された場合における板状フィンの変形モードを示す図(b)とである。
図7(a)に示すように、本実施の形態の扁平管熱交換器は、第1の板状フィン部1a等の板状フィン1における、フィンカラー3の突出長さ(L)が、板状フィン1の平板面からスリットの上板面4aまでの距離であるスリット4の高さ(H)の2倍以下、すなわち、2H≧Lの関係である以外、実施の形態1の扁平管熱交換器100と同様である。
本実施の形態の扁平管熱交換器は、板状フィン1における、フィンカラー3の突出長さ(L)とスリット4の高さ(H)との関係が、2H≧Lであるので、板状フィン1の挿入孔に扁平管が圧入されると、図7(a)に示されるように、スリットの上板面4aよりフィンカラー3の根元側の、矢印で示される位置に平均荷重が加わる。
そのため、図7(b)に示すように、板状フィン1におけるスリット4の上板面4aが、フィンカラー3が突出した側に撓み、フィンカラー3の先端部側が挿入孔の短軸方向で狭くなる方向に変形する。
しかし、本実施の形態の扁平管熱交換器は、実際には、この挿入孔の部分には、扁平管があるので、フィンカラー3を扁平管に強く密着させることとなり、接着剤の膜厚を非常に薄くでき、板状フィン1と扁平管2との間の伝熱性能が優れている。
本実施の形態の、板状フィン1における、フィンカラー3の突出長さ(L)とスリット4の高さ(H)との関係を、2H≧Lとすることは、実施の形態2と実施の形態3との扁平管熱交換器にも適用でき、同様な効果が得られる。
本発明に係わる扁平管熱交換器は、扁平管が板状フィンのフィンカラーに密着するものであり、この部分の接着剤の膜厚を非常に薄くでき、板状フィンと扁平管との間の伝熱性能が優れているので、製造コストが低く、且つ高効率な扁平管熱交換器として利用できる。
1 板状フィン、1a 第1の板状フィン部、1b 第2の板状フィン部、
1c 第3の板状フィン部、2 扁平管、3 フィンカラー、4 スリット、
4a スリットの上板面、5 切込み、6 挿入孔、6a 第1の挿入部、
6b 第2の挿入部、7a スリット形成部、7b 挿入部間、
21,31 板状フィン、100,200,300 扁平管熱交換器。

Claims (5)

  1. 所定の間隔で平行に配置され、且つ平板面に挿入孔とスリットとが設けられた複数の板状フィンと、上記板状フィンの上記挿入孔に挿入され、接着剤で接合された複数の扁平管とを備えた扁平管熱交換器であって、上記扁平管は、断面が扁平状形状の伝熱管であり、上記挿入孔は、上記扁平管の断面と同様な扁平状形状であり、その縁に上記板状フィンの平板面から略垂直方向に突出したフィンカラーを有しており、且つ上記板状フィンの少なくとも上記挿入孔の短軸方向に複数が設けられており、上記スリットは、上記挿入孔の短軸方向に形成された複数の上記挿入孔の間に設けられ、少なくとも隣接する上記スリットが切込みで接続された扁平管熱交換器。
  2. 板状フィンが、第1の板状フィン部と第2の板状フィン部とで形成され、上記第1の板状フィン部には、一辺に開口を有するU字状の第1の挿入部が設けられ、上記第2の板状フィン部には、一辺に開口を有するU字状の第2の挿入部が設けられ、上記第1の板状フィン部の開口を有する一辺と上記第2の板状フィン部の開口を有する一辺とが突き合わされ、上記第1の挿入部と上記第2の挿入部とで挿入孔が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の扁平管熱交換器。
  3. 板状フィンが、一体の板状フィンであることを特徴とする請求項1に記載の扁平管熱交換器。
  4. 板状フィンが、第1の板状フィン部と第2の板状フィン部と第3の板状フィン部とで形成され、上記第1の板状フィン部の一辺には、開口を有するU字状の第1の挿入部が設けられ、上記第2の板状フィン部の一辺には、開口を有するU字状の第2の挿入部が設けられ、上記第3の板状フィン部の一辺には、開口を有するU字状の第3の挿入部が設けられ、上記第3の板状フィン部の一辺と対向する他辺には、開口を有するU字状の第4の挿入部が設けられ、上記第1の板状フィン部の開口を有する一辺と上記第3の板状フィン部の開口を有する一辺とが突き合わされ、上記第1の挿入部と上記第3の挿入部とで挿入孔が形成され、上記第2の板状フィンの開口を有する一辺と上記第3の板状フィン部の開口を有する他辺とが突き合わされ、上記第2の挿入部と上記第4の挿入部とで挿入孔が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の扁平管熱交換器。
  5. フィンカラーの突出長さ(L)がスリットの高さ(H)の2倍以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の扁平管熱交換器。
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