JP2010285820A - コンクリート型枠の固定用コーン - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートにより建築用や土木用の壁、土台等を形成する際に、コーンの取り外し後において出現する空洞孔部に後詰めする充填部材の落下防止を図るためのコンクリート型枠の固定用コーンを提供する。
【解決手段】円錐台形状からなるコーン本体1の上底部をセパレータ21の先端に固定し、下底部をコクリート型枠20に当接する。また、前記下底部と桟部材との間でコンクリート型枠20を挟持してコンクリート型枠20を固定する。このようにしたコンクリート型枠の固定用コーンであって、前記コーン本体1を外側コーン2と内側コーン3に分離可能な2部材からなるものとし、この外側コーン2の外周面にネジ状部5を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物を形成する際に用いるコンクリート型枠の固定用コーンに関するものである。更に詳述すれば、前記固定用コーンを取り外した後にコンクリート表面に出現する空洞孔部に充填部材を後詰めした場合に、該充填部材の落下を防止するための落下防止溝を形成することができるコンクリート型枠の固定用コーンに関するものである。
従来から、壁や土台や橋梁等のコンクリート構造物を形成する場合、流し込んだコンクリートが固まるまでは板状のコンクリート型枠により固定しておき、固化した後はコンクリート型枠およびプラスチック製の固定用コーンを取り外し、その後、出現する空洞孔部にモルタルやコンクリート等の充填部材を後詰めして孔部を塞ぐ施工方法が広く一般に行われている。
例えば、特許文献1〜特許文献3には、前記一対のコンクリート型枠が一定の間隔を確保するよう対峙してセットされており、セパレータと称される棒部材がコンクリート型枠間に配置されて、このセパレータの先端部に取り付けたセパレータコーンと称される固定用コーンを利用してコンクリート型枠を連結・固定する構造と、これを用いた施工方法が記載されている。
なお、前記空洞孔部を塞ぐのは、コンクリート中に埋設されている金属製セパレータの先端部が空洞孔部内に突出して露呈した状態にあるため、風雨に曝されてこのセパレータが腐食するのを防止する必要があるからであり、一般的には空洞孔部にモルタルやコンクリート等の充填部材を後詰めして塞いでいる。
しかしながら、いずれの従来技術においても、出現する空洞孔部の形状は固定用コーンの取り外し操作の都合上、表面から奥に向けて徐々に外径が細くなる円錐台形状となっているのが普通であり、この孔部にモルタルやコンクリート等の充填部材を後詰めした場合は、乾燥後における充填部材の接着強度を十分に保持することができず、自然にあるいは振動等の影響を受けて落下する現象が発生していた。この結果、何度も充填部材を詰め直す作業を強いられるという問題点や、セパレータの腐食を進行させてしまうという問題点があった。
特開2004−324276号公報 特開2002−121892号公報 特開平11−311022号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、コンクリートにより土木用の壁や土台等を形成する場合に、固定用のコーンの取り外し後においてコンクリート表面に出現する空洞孔部に後詰めした充填部材の落下現象を確実に防止することでき、またこれにより充填部材の詰め直し作業やセパレータの腐食の進行をなくすことができるコンクリート型枠の固定用コーンを提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のコンクリート型枠の固定用コーンは、円錐台形状からなるコーン本体の上底部をセパレータの先端に固定し、下底部をコクリート型枠に当接するとともに、この下底部と桟部材との間でコンクリート型枠を挟持してコンクリート型枠を固定するようにしたコンクリート型枠の固定用コーンであって、前記コーン本体を外側コーンと内側コーンに分離可能な2部材からなるものとし、この外側コーンの外周面にネジ状部を形成したことを特徴とするものである。
また、内側コーンにはコンクリート型枠を貫通して外側へ突出する固定ボルトが設けてあることや、またセパレータ先端の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成してあることが好ましく、それぞれ請求項2、3に係る発明とする。
更に、円柱状の内側コーンに、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーンを被せて一体化し円錐台形状のコーン本体としたものや、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーンの内側に、円錐台形状の内側コーンを装入して一体化し円錐台形状のコーン本体としたものが好ましく、それぞれ請求項4、5に係る発明とする。
請求項1に係る発明では、コーン本体を外側コーンと内側コーンに分離可能な2部材からなるものとし、この外側コーンの外周面にネジ状部を形成したので、固定用コーンを取り外した後に出現する空洞孔部にはネジ状部が形成されることとなり、後詰めした充填部材はこのネジ状部の引っ掛かりにより落下することがなくなる。
また、請求項2に係る発明では、内側コーンにコンクリート型枠を貫通して外側へ突出する固定ボルトが設けてあるので、この固定ボルトを用いてコーン本体の下底部と桟部材との間でコンクリート型枠を挟持し、コンクリート型枠をしっかりと固定することが可能となる。
また、請求項3に係る発明では、内側コーンにセパレータ先端の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成してあるので、コーン本体をセパレータに下端かつ確実に固定することができる。
また、請求項4に係る発明では、円柱状の内側コーンに、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーンを被せて一体化し円錐台形状のコーン本体としてあるので、先ず内側コーンをセパレータに固定後、この内側コーンに外側コーンを被せれば円錐台形状のコーン本体に簡単に一体化することができる。
また、請求項5に係る発明では、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーンの内側に、円錐台形状の内側コーンを装入して一体化し円錐台形状のコーン本体としてあるので、内側コーンとして市販のセパレートコーンをそのまま利用することができ、コスト削減を図ることができる。
本発明の使用状態を示す概略断面図である。 図1の要部の断面図である。 外側コーンを示す正面図である。 内側コーンを示す正面図である。 本発明のコーンを示す分解斜視図である。 その他の実施の形態を示す要部の断面図である。 図6の外側コーンを示す正面図である。 図6の内側コーンを示す正面図である。 その他のコーンを示す分解斜視図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は、本発明の固定用コーンを使用してコンクリート型枠を固定した状態を示す概略断面図、図2は要部の断面図である。図において、20は板状のコンクリート型枠、21はこの型枠内に配置されている金属製のセパレータ、22はこの型枠内に流し込まれたコンクリートであり、このコンクリートが固化するまでの間、コンクリート型枠20を固定するのに固定用コーンが一般的に用いられている。この固定用コーンは、円錐台形状からなるコーン本体1からなるものであり、上底部をセパレータ21の先端にネジ止め固定し、下底部をコクリート型枠20に当接するようにセットされている。
前記コーン本体1の下底部には、コンクリート型枠20を貫通して外側へ突出する固定ボルト4が突設してあり、これにフォームタイ30がネジ止めして延長されている。また、前記コンクリート型枠20の外側には縦桟31と横桟32が格子状に組まれ、この横桟32を座金33で覆うとともに、この座金33をナット34でもってフォームタイ30に締め付けることにより前記コンクリート型枠20をコーン本体1の下底部に当接させてしっかりと固定している。
前記コーン本体1は、図3〜図5に示すように、外側コーン2と内側コーン3に分離可能な2部材からなるものであり、この外側コーン2の外周面にはネジ状部5が形成された構造となっている。なお、このネジ状部5の形状は一条ネジでも多条ネジでもよく、またネジ長さは一巻き以上あることが好ましい。
2部材とすることにより、コンクリート型枠20を取り除いた後でコーン本体1を除去する際に、先ず内側コーン3を除去し、次いで外側コーン2を除去することで効率よく作業が行えることとなる。また、ネジ状部5を形成することにより、コーン本体1の除去後に出現する空洞孔部にモルタルやコンクリート等の充填部材を後詰めして塞いだ場合に、ネジ状部5の引っ掛かりにより充填部材の落下防止を図ることが可能となる。
図3〜図5に示すものでは、円柱状の内側コーン3に、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーン2を被せて一体化し円錐台形状のコーン本体1とした構造となっている。
前記内側コーン3の下底部側の中心部には、コンクリート型枠20を貫通して外側へ突出する固定ボルト4が設けられており、上底部側の中心部にはセパレータ21の先端の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成してある。また、内側コーン3の上底部側の外周縁には環状突起3aが形成されており、外側コーン2を被せた場合に両者を位置決め固定できる構造となっている。
なお、前記外側コーン2及び内側コーン3は、ポリプロピレン樹脂などの比較的硬度の高い合成樹脂からなるものであるが、内側コーン3にあっては固定ボルト4及びセパレータ21の先端と螺合する雌ネジ部は金属や硬質樹脂で形成されて一体化した構造となっている。
図6〜図9に、その他の外側コーン2と内側コーン3の構造を示す。
この例では、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーン2の内側に、円錐台形状の内側コーン3を装入・一体化して円錐台形状のコーン本体1とした構造となっている。この場合は、前記内側コーン3として従来の市販品である円錐台形状のコーンを用いることができる。
この内側コーン3の下底部側の中心部には、コンクリート型枠20を貫通して外側へ突出する固定ボルト4が設けられており、また上底部側の中心部にはセパレータ21の先端の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成してある。また、この内側コーン3を外側コーン2に密着するように装入して両者を一体化するが、図6および図9に示すように、外側コーン2がコンクリート型枠20の内部側へ脱落しないように、外側コーン2の上底部側には脱落防止用のワッシャー6が組み合わされている。
以上のように構成された固定用コーンは、上底部をセパレータ21の先端にネジ止め固定し、下底部をコクリート型枠20に当接するようにセットする。次いで、コンクリート型枠20を貫通して外側へ突出している固定ボルト4にフォームタイ30をネジ止めする。更に、前記コンクリート型枠20の外側に縦桟31と横桟32を格子状に組んで、この横桟32を座金33で覆うとともに、この座金33をナット34でもってフォームタイ30に締め付けることにより、前記コンクリート型枠20をコーン本体1の下底部に当接させしっかりと固定する。この状態で、コンクリート型枠20内にコンクリートを流し込み、固まるまで待つ。
コンクリートが固化した後は、前述の組立手順と逆の操作により縦桟31と横桟32を解体してコンクリート型枠20を除去し、最後にコーン本体1を取り外す。
このコーン本体1の取り外しは、図2のものでは、先ず外側コーン2を取り外し、次いで内側コーン3をセパレータ21の先端から取り外す。図5に示すように、前記外側コーン2の内周面には4本の縦溝7,7が均等に設けられているので、この縦溝7内に例えばフォーク状の冶具(図示せず)を差し込みネジ状部5が緩む方向へ回動すれば、外側コーン2を簡単に取り外すことができる。次に、内側コーン3をセパレータ21との螺合を解くように回動して取り外し、解体を終了する。
また、図6のものでは、縦桟31と横桟32を解体してコンクリート型枠20を除去し、最後にコーン本体1を取り外す点は前述のものと同じであるが、この場合は、先ず内側コーン3をセパレータ21の先端から取り外し、次いで外側コーン2を取り外すことになる。外側コーン2の取り外しについては、外側コーン2の内周面に4本の縦溝7、7が均等に設けられているので、この縦溝7内に例えばフォーク状の冶具や板状の冶具(図示せず)を差し込みネジ状部5が緩む方向へ回動して取り外す。
このようにしてコーン本体1を取り外すと、コンクリートの表面には金属製セパレータ21の先端部が突出して露呈した状態の空洞孔部が出現するので、この空洞孔部内に一般に用いられているモルタルやコンクリート等の充填部材を詰めることによりこの空洞孔部を塞いで工事を終了する。
前記空洞孔部には、外側コーン2のネジ状部5に対応した凹溝部が形成されており、充填部材はこの凹溝部に引っ掛かった状態で孔部内に保持されるため、従来のように充填部材が落下するのを確実に防止することでき、またこれにより充填部材の詰め直し作業やセパレータ2の腐食の進行も防止できることとなる。
1 コーン本体
2 外側コーン
3 内側コーン
4 固定ボルト
5 ネジ状部
6 ワッシャー
7 縦溝
20 コンクリート型枠
21 セパレータ
22 コンクリート
30 フォームタイ
31 縦桟
32 横桟
33 座金
34 ナット

Claims (5)

  1. 円錐台形状からなるコーン本体の上底部をセパレータの先端に固定し、下底部をコクリート型枠に当接するとともに、この下底部と桟部材との間でコンクリート型枠を挟持してコンクリート型枠を固定するようにしたコンクリート型枠の固定用コーンであって、前記コーン本体を外側コーンと内側コーンに分離可能な2部材からなるものとし、この外側コーンの外周面にネジ状部を形成したことを特徴とするコンクリート型枠の固定用コーン。
  2. 内側コーンに、コンクリート型枠を貫通して外側へ突出する固定ボルトが設けてある請求項1に記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  3. 内側コーンに、セパレータ先端の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成してある請求項1または2に記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  4. 円柱状の内側コーンに、外形状が円錐台形状である筒状の外側コーンを被せて一体化し円錐台形状のコーン本体としてある請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  5. 外形状が円錐台形状である筒状の外側コーンの内側に、円錐台形状の内側コーンを装入して一体化し円錐台形状のコーン本体としてある請求項1〜4のいずれかに記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
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