JP2010284257A - 車椅子の昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることのできる車椅子の昇降装置を提供する。
【解決手段】車椅子の昇降装置は、車椅子を搭載するための本体部と、前脚3と、後脚5とを備えている。前脚3は、内周面にねじ山が形成されたねじ山部分41と、ねじ山部分41に接続された前輪43とを含んでいる。後脚5は、内周面にねじ山が形成されたねじ山部分51と、ねじ山部分51に接続された後輪53とを含んでいる。昇降装置はさらに、ねじ山部分11と、ねじ山部分13と、ねじ山部分11を回転させるための回転部15と、ねじ山部分13を回転させるための回転部17とを備えている。ねじ山部分13は、ねじ山部分41と噛合うねじ山部分13aを外周面に含んでいる。ねじ山部分11は、ねじ山部分51と噛合うねじ山部分11aを外周面に含んでいる。
【選択図】図13

Description

本発明は、車椅子の昇降装置に関し、より特定的には、搭乗装置を装備していない一般的な自動車に、車椅子に乗った状態で人が搭乗するために用いられる車椅子の昇降装置に関する。
身体障害者や老人が搭乗することができるように改造された自動車として、福祉改造車両が広く知られている。このうち、下肢が不自由な人が車椅子に乗った状態で車に搭乗するための搭乗装置として、車室内に車椅子の昇降装置が取り付けられたものや、車室の床と車外の地面との間に車椅子が通るためのレールが設けられたものが提案されている。車室内に車椅子の昇降装置が取り付けられた搭乗装置は、たとえば特開2003−231437号公報(特許文献1)に開示されている。また、車室の床と車外の地面との間に車いすが通るためのレールが設けられた搭乗装置は、たとえば特開2004−290282号公報(特許文献2)に開示されている。
しかし、これらの搭乗装置を使用するためには、自動車を改造してこれらの搭乗装置を装備する必要があった。このため、搭乗装置を装備していない一般的な自動車に、車椅子に乗った人が搭乗することは困難であった。
そこで、たとえば実用新案登録第3077814号公報(特許文献3)には、搭乗装置を装備していない一般的な自動車に、車椅子に乗った人が搭乗可能とするための電動リフト車椅子が開示されている。特許文献3の電動リフト車椅子は、車椅子と、車椅子に取り付けられた前脚および後脚と、前脚および後脚を独立してリフト動作するための昇降電動機と、後脚の後輪を回転させるための走行電動機とを備えている。前脚および後脚を上下する際には、昇降電動機の回転力がウオーム減速機を通じて減速され、チェーンを介して前脚および後脚に伝えられる。
特開2003−231437号公報 特開2004−290282号公報 実用新案登録第3077814号公報
しかし、特許文献3の技術では、昇降電動機の回転力を前脚および後脚へ伝えるためのウオーム減速機およびチェーンが必要であった。このため、装置が大型化するという問題があった。特に車椅子を自動車へ搭載するためには、前脚および後脚を大きく伸ばして車椅子を高く持ち上げる必要がある。前脚および後脚を長くすると、上記のウオーム減速機およびチェーンの占める体積が増大し、車室内に車椅子を搭載しに難くなる。
したがって、本発明の目的は、小型化を図ることのできる車椅子の昇降装置を提供することである。
本発明の車椅子の昇降装置は、車椅子を搭載するための本体部と、前脚と、後脚とを備えている。前脚は、内周面にねじ山が形成された第1のねじ山部分と、第1のねじ山部分に接続された前輪とを含んでいる。後脚は、内周面にねじ山が形成された第2のねじ山部分と、第2のねじ山部分に接続された後輪とを含んでいる。昇降装置はさらに、第3のねじ山部分と、第4のねじ山部分と、第3のねじ山部分を回転させるための前脚用回転部と、第4のねじ山部分を回転させるための後脚用回転部とを備えている。第3のねじ山部分は、第1のねじ山部分と噛合うねじ山を外周面に含んでいる。第4のねじ山部分は、第2のねじ山部分と噛合うねじ山を外周面に含んでいる。
本発明の車椅子の昇降装置によれば、前脚用回転部からの動力を受けて第3のねじ山部分が回転すると、第3のねじ山部分における第1のねじ山部分との噛合せ位置が上昇または下降し、第1のねじ山部分と連動して前輪が上昇または下降する。同様に、後脚用回転部からの動力を受けて第4のねじ山部分が回転すると、第4のねじ山部分における第2のねじ山部分との噛合せ位置が上昇または下降し、第2のねじ山部分と連動して後輪が上昇または下降する。その結果、昇降装置の回転力を前脚および後脚へ伝えるためのウオーム減速機およびチェーンが不要となり、装置の小型化を図ることができる。
本発明の車椅子の昇降装置において好ましくは、前脚用回転部は第3のねじ山部分と噛み合う前脚用ねじ山部分を外周面に含んでいる。これにより、前脚用ねじ山部分と第3のねじ山部分との噛合せにより前脚用回転部の動力が第3のねじ山部分に伝えられる。
本発明の車椅子の昇降装置において好ましくは、後脚用回転部は第4のねじ山部分と噛み合う後脚用ねじ山部分を外周面に含んでいる。これにより、後脚用ねじ山部分と第4のねじ山部分との噛合せにより後脚用回転部の動力が第4のねじ山部分に伝えられる。
本発明の車椅子の昇降装置において好ましくは、本体部は車椅子を搭載するための搭載部と、第3および第4のねじ山部分とを収納する収納部とをさらに含んでいる。搭載部における車椅子の搭載面の法線が第3および第4のねじ山部分の延在方向に対して平行である開いた状態から、法線が延在方向と交差する閉じた状態へ移行するように、搭載部が回転軸を中心として収納部に対して相対的に回転可能である。これにより、車椅子の搭載時には開いた状態とされ、装置を収納時には閉じた状態とされる。その結果、収納時の専有面積を減じることができる。
本発明の車椅子の昇降装置において好ましくは、搭載部は、車椅子の底部に配置された棒状の底部部材を収納可能な溝と、底部部材を溝内で保持するための前部押え部材と、前部押え部材よりも後部において底部部材を溝内で保持するための後部押え部材とを含んでいる。前部押え部材および後部押え部材の各々は、回転軸を中心として回転することにより底部部材を保持した状態と底部部材を開放した状態との間で移行可能である。昇降装置はさらに、前部押え部材の回転と後部押え部材の回転とが連動するように、前部押え部材と後部押え部材とを接続する接続部材を備えている。これにより、前部押え部材の回転と後部押え部材の回転とが接続部材の作用によって連動するので、前部押え部材と後部押え部材とのうちいずれかを回転させることにより、車椅子の底部部材の保持および開放を容易に行うことができる。
本発明の車椅子の昇降装置によれば、小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態1における車椅子の昇降装置を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1における車椅子の昇降装置に車椅子を搭載した状態を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1の車椅子の昇降装置における収納部内部の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1の車椅子の昇降装置における収納部内部の構成を模式的に示す背面図である。 本発明の実施の形態1の車椅子の昇降装置における収納部内部の構成を模式的に示す正面図である。 前脚および後脚の上部の構成を模式的に示す斜視図である。 ワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の第1動作を模式的に示す側面図である。 ワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の第2動作を模式的に示す側面図である。 第2動作の際の前脚および後脚の状態を模式的に示す側面図である。 ワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の第3動作を模式的に示す側面図である。 ワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の第4動作を模式的に示す側面図である。 第4動作の際の前脚および後脚の状態を模式的に示す側面図である。 第4動作の際の前脚および後脚の状態を模式的に示す背面図である。 ワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の第5動作を模式的に示す側面図である。 ワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の第6動作を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1における車椅子の昇降装置において、搭載部が折り畳まれた状態を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2における車椅子の昇降装置において、車椅子の底部部材を開放した状態の搭載部の構成を模式的に示す上面図である。 本発明の実施の形態2における車椅子の昇降装置において、車椅子の底部部材を保持した状態の搭載部の構成を模式的に示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における車椅子の昇降装置を模式的に示す側面図である。図2は、本発明の実施の形態1における車椅子の昇降装置に車椅子を搭載した状態を模式的に示す側面図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態における車椅子の昇降装置100は、本体部1と、2つの前脚3と、2つの後脚5とを備えている。なお、図1および図2では、正面から見て左側にある前脚3および後脚5のみが見えている。
本体部1は、その側面がL字型の形状を有しており、搭載部19と、収納部21とを含んでいる。搭載部19は水平方向(図1中横方向)に延在しており、収納部21は鉛直方向(図1中縦方向)に延在している。搭載部19は、収納部21に対して回転軸23を中心として回転可能となるように固定されている。特に図2を参照して、搭載部19には車椅子101が搭載され、収納部21は車椅子101の背もたれの後方に位置している。
前脚3および後脚5の各々は、その一部が収納部21の内部に収納されている。前脚3は棒状部分45と、前輪43とを含んでいる。棒状部分45は搭載部19の両側部から前方(図1中右方向)に延在しており、前輪43は棒状部分45の先端に取り付けられている。後脚5は、収納部21の下端部から後方へ突出した後輪53を含んでいる。前輪43は車椅子101の前輪101aと後輪101bとの間に位置しており、後輪53は車椅子101の後輪101bよりも後方に位置している。
図3〜図5は、本発明の実施の形態1の車椅子の昇降装置における収納部内部の構成を模式的に示す図である。図3は側面図、図4は背面図、図5は正面図である。図6は、前脚および後脚の上部の構成を模式的に示す斜視図である。なお、図3では、正面から見て左側の前脚3、後脚5、ねじ山部11、および回転部15のみが見えている。図4では前脚3が省略されており、図5では後脚5が省略されている。
図3〜図6を参照して、前脚3は、ねじ山部分41(第1のねじ山部分)と、棒状部分47と、板状部分49とを収納部21内にさらに含んでいる。棒状部分47は、棒状部分45と接続されており、鉛直方向に延在している。板状部分49は、2つの棒状部分45を接続している。特に図6に示すように、ねじ山部分41は、環状の形状を有しており、その内周面にねじ山が形成されている。ねじ山部分41は、板状部分49に固定されており、板状部分49、棒状部分47、および棒状部分45を通じて前輪43に接続されている。
後脚5は、ねじ山部分51(第2のねじ山部分)と、棒状部分55と、板状部分57とを収納部21内にさらに含んでいる。棒状部分55は、後輪53と接続されており、鉛直方向に延在している。板状部分57は、2つの棒状部分55を接続している。特に図6に示すように、ねじ山部分51は、環状の形状を有しており、その内周面にねじ山が形成されている。ねじ山部分51は、板状部分57に固定されており、板状部分57および棒状部分55を通じて後輪53に接続されている。
昇降装置100は、さらに、ねじ山部分13(第3のねじ山部分)と、ねじ山部分11(第4のねじ山部分)と、回転部17(前脚用回転部)と、回転部15(後脚用回転部)とを収納部21内に備えている。ねじ山部分13は正面から見て右側に配置されており、ねじ山部分11は正面から見て左側に配置されている。回転部17はねじ山部分13の下部に配置されており、回転部15はねじ山部分11の下部に配置されている。
ねじ山部分13は、ねじ山部分41と噛合う螺旋状のねじ山部分13aと、テーパ状の形状を有するねじ山部分13bとをその外周面に含んでいる。回転部17は、その先端にテーパ状の形状を有するねじ山部分17aを含んでおり、ねじ山部分17aは回転部17自身の動力により回転可能である。ねじ山部分13aとねじ山部分17aとは互いに噛み合っている。
同様に、ねじ山部分11は、ねじ山部分51と噛合う螺旋状のねじ山部分11aと、テーパ状の形状を有するねじ山部分11bとをその外周面に含んでいる。回転部15は、その先端にテーパ状の形状を有するねじ山部分15aを含んでおり、ねじ山部分15aは回転部15自身の動力により回転可能である。ねじ山部分11aとねじ山部分15aとは互いに噛み合っている。
続いて、本実施の形態における昇降装置を用いてワゴン車などの段差上に車椅子を昇らせる際の動作を説明する。
始めに図7を参照して、昇降装置100に搭載された車椅子101は、たとえば地面などの下部床110上において、ワゴン車の車内の床である上部床111に近づけられる。車椅子101は、それ自身の前輪101aおよび後輪101bによって下部床110上を走行可能である。図7の状態では、昇降装置100の前輪43および後輪53は、下部床110に着いていても着いていなくてもよい。
次に図8を参照して、前脚3および後脚5の各々を伸ばすことにより前輪43および後輪53の各々を下方へ移動させ、車椅子101を上昇させる。この状態では、車椅子101の前輪101aおよび後輪101bは空中に浮いており、車椅子101は前輪43および後輪53によって下部床110上に位置づけられる。
図9は、図8の動作の際の前脚および後脚の状態を模式的に示す側面図である。図9を参照して、前脚3および後脚5の各々を伸ばす際には、回転部15のねじ山部分15aおよび回転部17のねじ山部分17a(図4)の各々がたとえば右回転される。これにより、ねじ山部分15aおよびねじ山部分17aの各々の回転がねじ山部分11および13の各々に伝えられ、ねじ山部分11および13の各々が右回転する。ねじ山部分11および13の各々が右回転すると、ねじ山部分11と噛合うねじ山部分51と、ねじ山部13と噛合うねじ山部分41(図5)との各々が下方へ移動する。その結果、前脚3および後脚5の各々が伸び、前輪43および後輪53の各々が下方へ移動する。
次に図10を参照して、車椅子101の前輪101aが上部床111に乗る位置まで車椅子101が前方(図10中右方向)へ進められる。車椅子101は前輪43および後輪53によって移動される。この状態では、前輪43は下部床110と上部床111との段差部分に近接している。
次に図11を参照して、前脚3を縮ませることにより前輪43を上方へ移動させ、前輪43を元の位置(図7に示す位置)に戻す。この状態では、車椅子101は前輪101aおよび後輪53によって支えられている。
図12および図13は、図11の動作の際の前脚および後脚の状態を模式的に示す図である。図12は側面図であり、図13は背面図である。図12および図13を参照して、前脚3を縮ませる際には、回転部17のねじ山部分17aがたとえば左回転される。これにより、ねじ山部分17aの回転がねじ山部13に伝わり、ねじ山部13が左回転する。ねじ山部13が左回転すると、ねじ山部13と噛合うねじ山部分41が上方へ移動する。その結果、前脚3が縮み、前輪43が上方へ移動する。
次に図14を参照して、車椅子101の後輪101bが上部床111に乗る位置まで車椅子101が前方(図14中右方向)へ進められる。車椅子101は前輪101a、後輪101b、および後輪53によって移動される。この状態では、昇降装置100の後輪53は下部床110と上部床111との段差部分に近接している。
次に図15を参照して、後脚5を縮ませることにより後輪53を上方へ移動させ、後輪53を元の位置(図7に示す位置)に戻す。図3を参照して、後脚5を縮ませる際には、回転部15のねじ山部分15aがたとえば左回転される。これにより、ねじ山部分15aの回転がねじ山部分11に伝わり、ねじ山部分11が左回転する。ねじ山部分11が左回転すると、ねじ山部分11と噛合うねじ山部分51が上方へ移動する。その結果、後脚5が縮み、後輪53が上方へ移動する。以上の動作により車椅子が段差上に昇る。
なお、ワゴン車などの段差上から車椅子を降ろす際には、上述とは逆の順序で昇降装置および車椅子が操作されればよい。
本実施の形態における車椅子101の昇降装置100によれば、回転部17からの動力を受けてねじ山部分13が回転すると、ねじ山部分13におけるねじ山部分41との噛合せ位置が上昇または下降し、ねじ山部分41と連動して前輪43が上昇または下降する。同様に、回転部15からの動力を受けてねじ山部分11が回転すると、ねじ山部分11におけるねじ山部分51との噛合せ位置が上昇または下降し、ねじ山部分51と連動して後輪53が上昇または下降する。その結果、昇降装置の回転力を前脚および後脚へ伝えるためのウオーム減速機およびチェーンが不要となり、装置の小型化を図ることができる。
また、回転部17はねじ山部分13bと噛み合うねじ山部分17aを外周面に含んでいるので、ねじ山部分17aとねじ山部分13bとの噛合せにより回転部17の動力がねじ山部分13に伝えられる。
また、回転部15はねじ山部分11bと噛み合うねじ山部分15aを外周面に含んでいるので、ねじ山部分15aとねじ山部分11bとの噛合せにより回転部15の動力がねじ山部分11に伝えられる。
なお、本発明は、本実施の形態に示す構成のものに限定されるものではない。本発明において、前脚は、内周面にねじ山が形成された第1のねじ山部分と、第1のねじ山部分に接続された前輪とを含んでいればよい。後脚は、内周面にねじ山が形成された第2のねじ山部分と、第2のねじ山部分に接続された後輪とを含んでいればよい。第3のねじ山部分は、第1のねじ山部分と噛合うねじ山を外周面に含んでいればよい。第4のねじ山部分は、第2のねじ山部分と噛合うねじ山を外周面に含んでいればよい。
また、本実施の形態においては、回転部15とねじ山部分11との噛合いによってねじ山部分11に回転部15から駆動力が与えられ、回転部17とねじ山部分13との噛合いによってねじ山部分13に回転部17から駆動力が与えられる場合について示したが、本発明においては、前脚用回転部が第3のねじ山部分を回転させ、後脚用回転部が第4のねじ山部分を回転さればよい。
さらに、本実施の形態における昇降装置100は、搭載部19の折畳みが可能であってもよい。具体的には、図1に示す「開いた状態」から図16に示す「閉じた状態」へと移行するように、搭載部19が回転軸23を中心として収納部21に対して相対的に回転可能であってもよい。この回転は図1において矢印Bで示されている。図16に示すような閉じた状態へと移行可能とすることにより、収納時の専有面積を減じることができる。
図1を参照して、「開いた状態」とは、搭載部19における車椅子101の搭載面の法線Nがねじ山部分11および13(図4)の延在方向Dに対して平行である状態である。図16を参照して、「閉じた状態」とは、法線Nが延在方向Dと交差する状態である。法線Nは延在方向Dと直角に交差してもよい。
(実施の形態2)
図17および図18は、本発明の実施の形態2における車椅子の昇降装置における、搭載部の構成を模式的に示す上面図である。図17は車椅子の底部部材を開放した状態を示しており、図18は車椅子の底部部材を保持した状態を示している。図17を参照して、車椅子の昇降装置100の搭載部19は、溝31aおよび31bと、2つの前部押え部材33と、2つの後部押え部材35と、接続部材37a〜37cと、2つのレバー39とを含んでいる。
溝31aは搭載部19の前側(図17中下側)の両側部に設けられており、溝31bは搭載部19の後側(図17中上側)の両側部に設けられている。前部押え部材33の各々は溝31aの各々に近接する位置に設けられており、回転軸33aを中心として回転可能である。同様に、後部押え部材35の各々は、前部押え部材33よりも後部における溝31bの各々に近接する位置に設けられており、回転軸35aを中心として回転可能である。
接続部材37aの各々は、前部押え部材33と後部押え部材35との間に接続されており、回転軸33bおよび35bの各々を中心として回転可能である。回転軸33bおよび35bの各々は、回転軸33aおよび35aの各々よりも内側(搭載部19の中心側)に設けられている。レバー39の各々は、前部押え部材33よりも前方に設けられており、回転軸39aを中心として回転可能である。接続部材37bは、前部押え部材33とレバー39との間に接続されており、回転軸33aおよび39aの各々を中心として回転可能である。同様に、接続部材37cは、前部押え部材33とレバー39との間に接続されており、回転軸33bおよび39bの各々を中心として回転可能である。回転軸39bは回転軸39aよりも内側に設けられている。
本実施の形態における昇降装置100においては、以下の方法により車椅子が搭載される。
始めに図17を参照して、レバー39を開いた状態(レバー39の延在方向が図17中横方向と角度をなす状態)で、車椅子の車椅子101の底部に配置された棒状の底部部材101cを溝31aおよび31bに収納する。この状態が底部部材101cを開放した状態である。次に、レバー39の各々を図17中矢印A1で示す方向へ回転させる。これにより、レバー39の各々の回転が接続部材37bおよび37cによって前部押え部材33の各々に伝えられ、前部押え部材33の各々もレバー39の各々の回転に連動して矢印A2で示す方向に回転する。さらに、前部押え部材33の各々の回転が接続部材37aによって後部押え部材35の各々に伝えられ、後部押え部材35の各々も前部押え部材33の各々の回転に連動して矢印A3で示す方向に回転する。その結果、図18に示すように、前部押え部材33および後部押え部材35が溝31aおよび31b内に底部部材101cを保持した状態となる。この状態では、レバー39、前部押え部材33、および後部押え部材35がいずれも図18中横方向に延在している。
なお、上記以外の昇降装置100の構成は、実施の形態1における昇降装置の構成と同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
本実施の形態における昇降装置100において、搭載部19は、車椅子101の底部に配置された棒状の底部部材101cを収納可能な溝31aおよび31bと、底部部材101cを溝31a内で保持するための前部押え部材33と、前部押え部材33よりも後部において底部部材101cを溝31b内で保持するための後部押え部材35とを含んでいる。前部押え部材33および後部押え部材35の各々は、回転軸33aおよび35の各々を中心として回転することにより底部部材101cを保持した状態と底部部材101cを開放した状態との間で移行可能である。昇降装置100はさらに、前部押え部材33の回転と後部押え部材35の回転とが連動するように、前部押え部材33と後部押え部材35とを接続する接続部材37aを備えている。これにより、前部押え部材33の回転と後部押え部材35の回転とが接続部材37aの作用によって連動するので、前部押え部材33と後部押え部材35とのうちいずれかを回転させることにより、車椅子101の底部部材101cの保持および開放を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態においては、レバーを回転させることによって前部押え部材を回転させる場合について示したが、レバーを用いずに直接前部押え部材を回転させてもよい。
また、実施の形態1および2の車椅子の昇降装置においては、車椅子を駆動するための駆動装置がさらに備えられていてもよい。これにより、車椅子に乗った人や介護者が車椅子を動かす必要がなくなる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体部、3 前脚、5 後脚、11,11a、11b,13,13a、13b,15a,17a,41,51, ねじ山部分、15,17 回転部、19 搭載部、21 収納部、23 回転軸、31a,31b 溝、33 前部押え部材、33a,33b,35a,39a,39b 回転軸、35 後部押え部材、37a〜37c 接続部材、39 レバー、43,101b 前輪、45,47,55 棒状部分、49,57 板状部分、53,101b 後輪、100 昇降装置、101 車椅子、101c 底部部材、110 下部床、111 上部床。

Claims (5)

  1. 車椅子を搭載するための本体部と、
    内周面にねじ山が形成された第1のねじ山部分と、前記第1のねじ山部分に接続された前輪とを含む前脚と、
    内周面にねじ山が形成された第2のねじ山部分と、前記第2のねじ山部分に接続された後輪とを含む後脚と、
    前記第1のねじ山部分と噛合うねじ山を外周面に含む第3のねじ山部分と、
    前記第2のねじ山部分と噛合うねじ山を外周面に含む第4のねじ山部分と、
    前記第3のねじ山部分を回転させるための前脚用回転部と、
    前記第4のねじ山部分を回転させるための後脚用回転部とを備える、車椅子の昇降装置。
  2. 前記前脚用回転部は前記第3のねじ山部分と噛み合う前脚用ねじ山部分を外周面に含む、請求項1に記載の昇降装置。
  3. 前記後脚用回転部は前記第3のねじ山部分と噛み合う後脚用ねじ山部分を外周面に含む、請求項1または2に記載の昇降装置。
  4. 前記本体部は前記車椅子を搭載するための搭載部と、前記第3および前記第4のねじ山部分を収納する収納部とをさらに含み、
    前記搭載部における前記車椅子の搭載面の法線が前記第3および前記第4のねじ山部分の延在方向に対して平行である開いた状態から、前記法線が延在方向と交差する閉じた状態へ移行するように、前記搭載部が回転軸を中心として前記収納部に対して相対的に回転可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の昇降装置。
  5. 前記搭載部は、前記車椅子の底部に配置された棒状の底部部材を収納可能な溝と、前記底部部材を前記溝内で保持するための前部押え部材と、前記前部押え部材よりも後部において前記底部部材を前記溝内で保持するための後部押え部材とを含み、
    前記前部押え部材および前記後部押え部材の各々は、回転軸を中心として回転することにより前記底部部材を保持した状態と前記底部部材を開放した状態との間で移行可能であり、
    前記前部押え部材の回転と前記後部押え部材の回転とが連動するように、前記前部押え部材と前記後部押え部材とを接続する接続部材をさらに備える、請求項4に記載の昇降装置。
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