JP2010282022A - キャップホルダ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラに取り付けられたグリップベルトにキャップホルダを通す必要があったため、キャップホルダの付け外し作業が容易でなく、キャップホルダの取付け、取外しに手間がかかるという問題があった。
【解決手段】レンズキャップ9を係止するキャップ紐10が挿通されるキャップ紐用穴32と、ハンドストラップ20のストラップ紐25が挿通されるストラップ紐用穴32と、を設けたブロック体31からなる。ブロック体31の中央部に、表裏面間を貫通するキャップ紐用穴32が配置され、ブロック体31のキャップ紐用穴32を挟んで両側に、表裏面間を貫通すると共に側方に開口されたスリット34を有する一対のストラップ紐用穴33,33が配置されている。ブロック体31のスリット34を形成する部分に、ストラップ紐用穴33に挿通されたストラップ紐25の抜け出しを防止する爪部35を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影時以外のときに対物レンズを蓋ってレンズ部を保護するレンズキャップを保持するためのキャップホルダ、及び、そのキャップホルダを備えた撮像装置に関する。
一般に、レンズキャップを備えたデジタルカメラの場合には、二つ折りしたキャップ紐の一端にレンズキャップを取り付け、そのキャップ紐の他端をデジタルカメラ本体に縛り付けて一体化している。これにより、デジタルカメラ本体からレンズキャップが一定距離以上離れないようにして、レンズキャップの紛失防止や、撮影時に手で持ち続ける手間を無くしている。
しかしながら、この一般例の場合には、キャップ紐の他端をデジタルカメラ本体に直接縛り付けていた。そのため、キャップ紐に結び目ができることから、キャップ紐の付け外しに手間がかかり、使用者にレンズキャップを取付け、取外すための手間を掛けているという問題があった。
特開2000−194035号公報
従来の、この種の撮像装置のキャップホルダとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、この特許出願人が先に特許出願したもので、レンズキャップホルダに関するものが記載されている。この特許文献1に係るレンズキャップホルダは、撮像装置のグリップベルトに取り付けられ、グリップベルトより突出する凸部に形成されたキャップ保持部と、キャップストリング通し穴を有している。凸部にはレンズキャップに設けられた係合片が係合されてレンズキャップを収納保持するキャップ保持部が形成され、キャップストリング通し穴にはレンズキャップを撮像装置に繋ぐキャップストリングが一定の抵抗をもって移動可能に挿通されている。このキャップストリングを引っ張ることによっても、レンズキャップを収納保持できる、ことを特徴としている。
このような構成を有するレンズキャップホルダによれば、レンズキャップが垂れ下がって撮影の邪魔にならないようにレンズキャップを簡単に収納状態に保持することができる。そのため、キャップストリングを引っ張るだけでレンズキャップを収納保持することができ、撮影時にレンズキャップが自由になってしまう不具合を防ぎ、使い易いものとなる、等の効果が得られる。
しかしながら、上述した特許文献1に係るレンズキャップホルダでは、撮像装置本体に取り付けられたグリップベルトにキャップホルダを通す必要があった。そのため、キャップホルダの付け外し作業が容易でなく、キャップホルダの取付け、取外しに手間がかかるという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来のキャップホルダでは、撮像装置本体に取り付けられたグリップベルトにキャップホルダを通す必要があったため、キャップホルダの付け外し作業が容易でなく、キャップホルダの取付け、取外しに手間がかかるという点である。
本発明のキャップホルダは、レンズキャップを係止するキャップ紐が挿通されるキャップ紐用穴と、ハンドストラップのストラップ紐が挿通されるストラップ紐用穴と、を設けたブロック体からなる。そのブロック体の中央部に、表裏面間を貫通するキャップ紐用穴が配置され、そのブロック体のキャップ紐用穴を挟んで両側に、表裏面間を貫通すると共に側方に開口されたスリットを有する一対の前記ストラップ紐用穴が配置されている。そして、ブロック体のスリットを形成する部分に、ストラップ紐用穴に挿通されたストラップ紐の抜け出しを防止する爪部を設けた。
また、本発明の撮像装置は、撮像素子を有する撮像装置本体と、その撮像装置本体に取り付けられたレンズ部と、レンズキャップと、キャップ紐と、ハンドストラップと、キャップホルダと、を備えている。レンズキャップはレンズ部を保護するために着脱可能に装着され、そのレンズキャップにはキャップ紐が取り付けられている。また、ハンドストラップは撮像装置本体に取り付けられ、そのハンドストラップのストラップ紐とキャップ紐とがキャップホルダによって着脱可能且つ長さ調整可能に連結されている。キャップホルダは、キャップ紐が挿通されるキャップ紐用穴と、ストラップ紐が挿通されるストラップ紐用穴と、を設けたブロック体からなる。そのブロック体の中央部に、表裏面間を貫通するキャップ紐用穴が配置され、そのブロック体のキャップ紐用穴を挟んで両側に、表裏面間を貫通すると共に側方に開口されたスリットを有する一対のストラップ紐用穴が配置されている。そして、ブロック体のスリットを形成する部分に、ストラップ紐用穴に挿通されたストラップ紐の抜け出しを防止する爪部を設けた。
本発明のキャップホルダ及び撮像装置によれば、撮像装置本体にハンドストラップを取り付け、レンズキャップにキャップ紐を取り付けておき、そのキャップ紐にキャップホルダを取り付ける。このキャップホルダに対して、ハンドストラップのストラップ紐を引っ掛けることによってストラップ紐とキャップ紐を簡単に連結させることができ、また、その引っ掛けを解除することによって両紐の連結を簡単に解除することができる。従って、ストラップ紐とキャップ紐との連結及びその解除を簡単に行うことができ、2つの紐間の取付け・取外しを容易に行うことができる。
本発明の撮像装置の第1の実施の形態の例を示すデジタルカメラの全体構成の外観斜視図である。 図1のデジタルカメラの使用状態を示すもので、キャップ紐を引き込んで短くした外観斜視図である。 図1のデジタルカメラの使用状態を示すもので、キャップ紐を繰り出して長くした外観斜視図である。 図1のデジタルカメラの使用状態を示すもので、キャップホルダの一方のストラップ紐用穴からストラップ紐を引き出した外観斜視図である。 本発明のキャップホルダとキャップ紐とレンズキャップの取付状態を示す斜視図である。 本発明のキャップホルダの第1の実施の例を示す外観斜視図である。 本発明のキャップホルダの第1の実施の例を示すもので、図7Aは正面図、図7Bは平面図、図7Cは左側面図である。 本発明のキャップホルダとストラップ紐とキャップ紐との関係を説明するものである。即ち、図8Aは各部の寸法関係を説明する図、図8Bはストラップ紐用穴の内側凹部にストラップ紐が位置している状態の説明図、図8Cはストラップ紐用穴の外側凹部にストラップ紐が位置している状態の説明図である。 本発明の撮像装置に係るレンズキャップの第1の実施の例を示す斜視図である。 本発明の撮像装置に係るキャップ紐の第1の実施の例を示す斜視図である。 本発明の撮像装置に係るハンドストラップの第1の実施の例を示す斜視図である。 本発明のキャップホルダの第2の実施の例を示す正面図である。 図12のキャップホルダとキャップ紐及びストラップ紐との係合状態を示す説明図である。
ブロック体にキャップ紐用穴と一対のストラップ紐用穴を設け、ストラップ紐用穴のスリットに、ストラップ紐の抜け出しを防止する爪部を設ける構成とする。これにより、ストラップ紐の取付け・取外しが容易であって、撮像装置本体からレンズキャップまでの長さ調整を簡単に行うことができるキャップホルダを、比較的簡単な構成によって実現した。
図1は、本発明の撮像装置の実施の形態の一例を示すスチルカメラであり、このスチルカメラは、情報記録媒体として半導体記録媒体を用いたデジタルスチルカメラ(以下単に「デジタルカメラ」という。)である。このデジタルカメラ1は、撮像装置本体の一具体例を示すカメラ本体2と、このカメラ本体2に一体的に設けられたレンズ部3と、同じくカメラ本体2に一体的に設けられたフラッシュ装置4等を備えて構成されている。
カメラ本体2は、内部に空間が設けられた横長の筐体からなり、その内部空間には、図示しないが、各種の電子部品が実装された回路基板、記憶装置、バッテリー電源、その他各種の装置、部品等が収納されている。このカメラ本体2の正面の、中央よりやや右寄りにレンズ部3が配置され、カメラ本体2の左端に把持部5が設定されている。レンズ部3は、カメラ本体2に固定された固定鏡筒6と、この固定鏡筒6に進退動作可能に支持された可動鏡筒7を有している。これら固定鏡筒6及び可動鏡筒7に、レンズ部3のレンズユニットを構成する複数のレンズが固定又は移動可能に支持されている。可動鏡筒7の前面の中央には、レンズユニットの最前列に配置された対物レンズ8が露出されている。この可動鏡筒7の先端にレンズキャップ9が着脱可能に装着され、このレンズキャップ9の装着により、撮影時以外のときに対物レンズ8を蓋ってレンズ部3の保護を図っている。
レンズキャップ9は、図10に示すような形状、構造を有している。即ち、レンズキャップ9は、レンズ部3の可動鏡筒7の先端部の形状、大きさに対応した形状、大きさを有する円盤状の部材からなっている。レンズキャップ9の一面は閉じられているが、図に表れない他面側は円形の凹陥部として形成されており、可動鏡筒7の先端部に嵌まり合う構成となっている。レンズキャップ9の凹陥部には、例えば、抜け止め用のストッパ爪が一又は二以上設けられており、着脱操作は比較的容易に行えるが、ある程度の力を加えないとレンズキャップ9を取り外すことができないようになっている。
このレンズキャップ9の外周縁には、キャップ紐10を取り付けるための紐止め部11が設けられている。紐止め部11は、レンズキャップ9の半径方向外側に突出する取手状の部分からなり、その中央に、キャップ紐10が挿通される通し穴12が設けられている。レンズキャップ9の材質としては、例えば、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)等のエンジニアリングプラスチックが好適である。
キャップ紐10は、図11に示すような形状、構造を有している。即ち、キャップ紐10は、適当な太さ及び長さを有する紐体からなり、その紐体を二つ折りして、重ね合わせた開口端を止め具14で締結することにより、全体として環状に構成されている。止め具14は、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)等のエンジニアリングプラスチックでもよく、また、ステンレス鋼その他の金属であってもよい。
図4に示すように、カメラ本体2の上部には、フラッシュ装置4が、その発光部を開閉可能な状態で取り付けられている。更に、カメラ本体2の上部には、露光開始を指示する機能を有するシャッタボタン15と、モード切換ダイヤル16とが設けられている。シャッタボタン15は、半押し状態と全押し状態の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。シャッタボタン15の半押し状態では被写体に関する記録用静止画像を取得するための準備動作が行われ、全押し状態になると本撮影画像の撮影動作が行われる。モード切換ダイヤル16は、このカメラに付与された各種機能モード、例えば、静止画撮影、動画撮影、高感度撮影、人物撮影、風景撮影、再生モード等の機能を切り換えることができるものである。
カメラ本体2の背面には、モード選択スイッチ17と平面モニタ18とが設けられている。モード選択スイッチ17は、このカメラに付与された各種機能モード、例えば、フラッシュ撮影、接写撮影、タイマ撮影等をワンタッチ操作で選択できるものである。平面モニタ18は、例えば、カラー液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ等によって構成される。この平面モニタ18は、撮影条件を設定するためのメニュー画面を表示したり、被写体の画像を表示したり、撮影して記憶装置に記憶した画像を再生して表示したりすることが可能である。撮影者は、この平面モニタ18に表示される画像を視認して、撮影画像の構図を決定することができる。
このカメラ本体2の背面の左側部に、ハンドストラップ20を取り付けるためのストラップ用取付部21が設けられている。ストラップ用取付部21は、カメラ本体2に設けた半円状の凹みからなる凹部22と、その凹部22の上面と下面との間に掛け渡すように設けた軸部23とを有している。このストラップ用取付部21に対するハンドストラップ20の取付手順は、後に説明する。
ハンドストラップ20は、図12に示すような形状、構造を有している。即ち、ハンドストラップ20は、ストラップ紐25と、連結紐26と、両紐25,26間を連結する固定具27とによって構成されている。ストラップ紐25は、後述するキャップホルダに対して着脱可能に係合される部分であり、適当な太さ及び長さを有する紐体からなっている。このストラップ紐25は、二つ折りした両側の開口端が固定具27の一側に固定されている。この固定具27の他側に、連結紐26の二つ折りした両側の開口端が固定され、全体として一体に構成されている。ストラップ紐25と連結紐26は、適当な太さ及び長さを有する紐体からなり、これらの太さについては、後に説明する。
このハンドストラップ20とキャップ紐10とを着脱可能であって、しかも、長さ調整可能に連結するキャップホルダ30は、図6〜図8に示すような形状、構造を有している。即ち、キャップホルダ30は、適当な厚みを有する1個の横長のブロック体31からなり、そのブロック体31の中央部にキャップ紐用穴32が設けられている。そして、キャップ紐用穴32を挟んでブロック体31の長手方向両側に一対のストラップ紐用穴33,33が設けられている。キャップ紐用穴32及び一対のストラップ紐用穴33,33は、共にブロック体31を厚み方向に貫通している。
キャップホルダ30のキャップ紐用穴32は、ブロック体31の幅方向に延在された長穴からなり、このキャップ紐用穴32が延在する方向と直交する方向の両側に、それぞれストラップ紐用穴33が配置されている。各ストラップ紐用穴33は、ブロック体31の長手方向に延在するスリット34によって長手方向の両端から、それぞれ側方に開口されている。ブロック体31のスリット34を形成する部分には、ストラップ紐用穴33に挿通されたストラップ紐25の抜け出しを防止するための爪部35がそれぞれ設けられている。
爪部35は、スリット34を形成するブロック体31の先端部分に、左右対称をなすように設けられている。各爪部35は、その先端側がキャップ紐用穴32側を向くように内向きに形成されている。本発明では、一対の爪部35,35を、スリット34を挟んで左右対称に配置すると共に、その形状を鉤爪のように先端側を細くして内向きに形成している。これにより、ストラップ紐25に対する食い込みが容易となり、長さ調整等の通常の使用状態におけるストラップ紐用穴33からの抜け出しを確実に防止し、又は、抜け出しを効果的に抑制することができる。
また、ストラップ紐用穴33の、スリット34が延在する方向と平行する方向に展開された二面のほぼ中央部に、それぞれ内側に突出する側部突起36,36が設けられている。この一対の側部突起36,36により、各ストラップ紐用穴32は、キャップ紐用穴32に近い内側凹部33aと、スリット34に近い外側凹部33bとの二段構造となっている。更に、ストラップ紐用穴33の、スリット34が延在する方向と直交する方向に展開された一面のほぼ中央部に、スリット34側に向いて突出する底部突起37が設けられている。側部突起36と底部突起37は、この実施例では半円形の突条として形成したが、三角形の突条として形成してもよい。
図8A〜8Cに示すように、キャップ紐用穴32にはキャップ紐10の2本が挿通され、1つのストラップ紐用穴33には1本のストラップ紐25が挿通される。キャップ紐10とストラップ紐25は、ともに糸を寄り合わせる等により形成され、弾性変形可能に構成されている。キャップ紐用穴32は、キャップ紐10の直径をDBとすると、2本のキャップ紐10を弾性変形させて挿通した状態において、互いの接触部に適度な摩擦抵抗を生じる程度の大きさに設定している(図8B、図8Cを参照)。これにより、レンズキャップ9の自重程度ではキャップ紐10はキャップ紐用穴32に保持されて移動することはないが、ある程度の力をキャップ紐10に加えると、キャップ紐用穴32の保持力に打ち勝ってキャップ紐10の移動が可能となっている。
ストラップ紐25の直径をDAとすると、その直径DAは、キャップ紐10の直径DBよりも適度に大きく(太く)設定されている(DA>DB)。このストラップ紐25に対してストラップ紐用穴33は、図8B及び図8Cに示すように、内側凹部33a及び外側凹部33bの各部において、ストラップ紐25の容積と同程度か又は少し大き目の容積を占める大きさに形成されている。このとき、2つの側部突起36,36間の隙間(間隔)をE1とすると、その隙間E1は、ストラップ紐25の直径DAよりも適度に小さく設定されている(DA>E1)。また、隙間E1と2つの爪部35,35間の隙間(間隔)E0を比べると、隙間E0が隙間E1よりも適度に小さく設定されている(E1>E0)。
図8Bは、ストラップ紐25が、ストラップ紐用穴33のうち内側凹部33a内に係合されている状態を示すものである。この状態では、ストラップ紐25は、2つの側部突起36,36と1つの底部突起37とに適度に押し付けられていて、これらの間に生じる摩擦力によってその位置に保持されている。この場合、2つの側部突起36,36間の隙間E1が比較的大きく、移動の障害となっているストラップ紐25の係合部分が比較的少ないため、内側凹部33aから外側凹部33bへのストラップ紐25の移動は、比較的容易に行うことができる。また、ストラップ紐25を、その長手方向にスライドさせることも、比較的容易に行うことができる。
図8Cは、ストラップ紐25が、ストラップ紐用穴33のうち外側凹部33b内に係合されている状態を示すものである。この状態では、ストラップ紐25は、2つの爪部35,35に強く押し付けられ、これら爪部35との間に生じる摩擦力によってその位置に保持されている。この場合、2つの爪部35,35間の隙間E0が比較的小さく、その爪部35がストラップ紐25の内部に深く食い込んでいる。そのため、ストラップ紐25の移動の障害となっている係合部分が大きいために、外側凹部33bからスリット34を経て外部へ飛び出すまでのストラップ紐25の移動には、比較的大きな力を要することになる。一方、ストラップ紐25を、その長手方向にスライドさせることは、比較的容易に行うことができる。
キャップホルダ30の材質としては、例えば、ABSが好適であるが、POM(ポリアセタール)その他のエンジニアリングプラスチックを用いることもでき、また、シリコンゴムやアクリルゴムその他のゴムを用いることもできる。なお、図6〜図8に示す符号38は、キャップホルダ30の移動方向を表示する方向表示部である。この方向表示部38は、ブロック体31の幅方向両面に設定されており、キャップホルダ30を移動することができる方向を指し示している。
このような構成を有するキャップホルダ30は、例えば、次のようにして使用することができる。レンズキャップ9にはキャップ紐10を取り付け、ハンドストラップ20はカメラ本体2に取り付ける。そして、このハンドストラップ20とキャップ紐10をキャップホルダ30によって係合することにより、キャップホルダ30を介してハンドストラップ20とキャップ紐10とを長さ調整可能に連結することができる。
レンズキャップ9に対するキャップ紐10の取り付けは、例えば、次のようにして行うことができる。まず、キャップ紐10の止め具14と反対側の先端部10aを、キャップホルダ30のキャップ紐用穴32に挿通し、そのキャップホルダ30をキャップ紐10の中途部まで移動させる。この場合、キャップ紐10の先端部10a側には止め具14のような障害物が無く、また、キャップ紐用穴32はキャップ紐10の面積と同程度の大きさに設定されているため、容易に刺し通すことができる。
次に、キャップ紐10の先端部10aを、レンズキャップ9の紐止め部11の通し穴12に挿通する。この先端部10aを紐止め部11から適度に突出させたところで、その先端部10aを環状に開き、その環内に止め具14側を通過させ、先端部10aを締め付ける。これにより、図5に示すように、キャップホルダ30がキャップ紐10に取り付けられ、そのキャップ紐10がレンズキャップ9に取り付けられる。
一方、ハンドストラップ20は、予めカメラ本体2に取り付けておく。このハンドストラップ20の取り付けは、例えば、次のようにして行うことができる。まず、カメラ本体2のストラップ用取付部21の凹部22にハンドストラップ20の連結紐26の先端部26aを挿通し、その先端部26aを凹部から適度に突出させる。次に、連結紐26の先端部26aを環状に開き、その環内にストラップ紐25及び固定具27を通過させ、先端部26aを軸部23に締め付ける。これにより、図4に示すように、ハンドストラップ20がカメラ本体2に取り付けられる。
次に、キャップホルダ30にハンドストラップ20のストラップ紐25を結び付ける。このストラップ紐25の結び付けは、例えば、次のようにして行うことができる。図4に示すように、ストラップ紐25の先端部25aより内側部分にキャップホルダ30を臨ませる。そして、キャップホルダ30の一対のストラップ紐用穴36,36のうち、一方のストラップ紐用穴36にストラップ紐25の一方を係合させ、他方のストラップ紐用穴36にストラップ紐25の他方を係合させる。
このストラップ紐用穴36に対するストラップ紐25の係合作業は、ストラップ紐25をスリット34から差し込むことによって行われる。この場合、図8A〜図8Cに示すように、ストラップ紐25の直径DAに対してスリット34の隙間E0は十分に小さいが、ストラップ紐25が繊維で形成されていて十分な弾性を有している。しかも、スリット34を形成している一対の爪部35,35は、その鉤状の先端が内側を向いている。そのため、ストラップ紐25をストラップ紐用穴36に挿入する作業は、比較的容易に行うことができる。
また、ストラップ紐用穴36内において、ストラップ紐25を外側凹部33bから内側凹部33aに移動する作業は、一対の側部突起36,36間の隙間E1がスリット34の隙間E0よりも大きいため、これも比較的容易に行うことができる。このような係合作業をストラップ紐25の2箇所で行うことにより、図1に示すように、キャップホルダ30を介してハンドストラップ20とストラップ紐25とを長さ調整可能に結び付けることができる。
次に、レンズキャップ9の保持位置の調整(長さ調整)について説明する。
この長さ調整は、2種類の方法を取ることができる。第1の長さ調整は、ストラップ紐25に対してキャップホルダ30を固定しておき、そのキャップホルダ30に対してキャップ紐10を出し入れして長さを調整する方法である。第2の長さ調整は、キャップホルダ30に対してキャップ紐10を固定しておき、そのキャップホルダ30をストラップ紐25に対してスライドさせて長さを調整する方法である。なお、第1の長さ調整と第2の長さ調整を合わせて全体の長さ調整を行うことができることは勿論である。
第1の長さ調整は、例えば、次のようにして行うことができる。図2は、キャップホルダ30に対してキャップ紐10を引き込み、カメラ本体2からレンズキャップ9までの長さを短くした状態を示している。このように、キャップ紐10をキャップホルダ30に引き込んでレンズキャップ9を近づけることにより、カメラ本体2からレンズキャップ9までの距離を短くして、カメラ本体2に近い位置でレンズキャップ9を保持することができる。
これに対して、図3は、キャップホルダ30からキャップ紐10を引き出し、カメラ本体2からレンズキャップ9までの長さを長くした状態を示している。このように、キャップ紐10をキャップホルダ30から引き出してレンズキャップ9を遠ざけることにより、カメラ本体2からレンズキャップ9までの距離を長くして、カメラ本体2から遠い位置でレンズキャップ9を保持することができる。
第2の長さ調整は、例えば、次のようにして行うことができる。図3に示す状態において、片手でストラップ紐25の先端部25aを持ち、もう一方の手(通常、この手はカメラ本体2を保持する。)でキャップホルダ30を持ってスライドさせる。これにより、ストラップ紐25に対するキャップホルダ30の位置が、図3に示す状態から図1に示す状態に変化する。その結果、キャップホルダ30の移動距離だけ、カメラ本体2からレンズキャップ9までの長さを短くすることができる。なお、これとは逆に、キャップホルダ30をカメラ本体2から遠ざける方向へスライドさせることにより、カメラ本体2からレンズキャップ9までの長さを長くすることができる。
図12及び図13は、本発明のキャップホルダの第2の実施の例を示すものである。この実施例で示すキャップホルダ40は、ブロック体41の構造を簡素化し、ストラップ紐用穴42を一つの凹部として構成したものである。この実施例のキャップホルダ40が前記実施例のキャップホルダ30と異なる点は、ストラップ紐用穴42のみであり、その他の形状・構造は同一又は略同様である。そのため、図12及び図13において、前記実施例のキャップホルダ30と同一部分には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
キャップホルダ40は、適当な厚みを有する1個のやや横長のブロック体41からなり、そのブロック体41の中央部にキャップ紐用穴32が設けられている。そして、ブロック体41のキャップ紐用穴32を挟んでブロック体41の長手方向両側に一対のストラップ紐用穴42,42が設けられている。
ストラップ紐用穴42は、ブロック体41の長手方向両端に設けたスリット34によって長手方向両側に開口されている。このスリット34を形成するブロック体41の長手方向両側部には、ストラップ紐用穴42に挿通されたストラップ紐25の抜け出しを防止するための一対の爪部35がそれぞれ設けられている。この一対の爪部35は、前記実施例と同様であり、左右対称をなしていて、それぞれの先端側がキャップ紐用穴32側を向くよう内向きに形成されている。
また、ストラップ紐用穴42の、スリット34と対向する面のほぼ中央部には、スリット34側に向いて突出する底部突起37が設けられている。底部突起37の形状は、この実施例では半円形の突条として形成したが、三角形の突条として形成してもよい。ストラップ紐用穴42の大きさは、ストラップ紐25の容積と同程度か又は少し大き目の容積を占める大きさに形成されている。2つの爪部35,35間の隙間(間隔)E0は、ストラップ紐25の直径DAよりも適度に小さいことは、前記実施例と同様である(DA>E0)。
図13は、ストラップ紐25が、ストラップ紐用穴42内に係合されている状態を示すものである。この状態では、ストラップ紐25は、2つの爪部35,35と1つの底部突起37とに適度に押し付けられていて、これらの間に生じる摩擦力によってその位置に保持されている。この場合、2つの爪部35,35間の隙間E0が比較的小さいため、ストラップ紐用穴42からスリット34を経て外部へ飛び出すまでのストラップ紐25の移動には、比較的大きな力を要することになる。その一方、ストラップ紐25の長手方向への移動は、その外形に沿って摺動するだけであるため、比較的容易にスライドさせて移動することができる。
このような構成を有するキャップホルダ40の使用方法は、前記第1の実施例で説明したキャップホルダ30の場合と同様である。そして、このような構成を有するキャップホルダ40によっても、前記実施例と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、キャップ紐とストラップ紐の連結、解除を容易に行うことができ、使用者の使用方法に合わせて、レンズキャップを取り付けたり、取り外したりすることが容易となり、利便性を向上させることができる。更に、キャップホルダの内部に紐を通す部分が設けられているため、キャップホルダを小型化することが可能となり、障害物となり易い突起部を生ずることがない。
以上説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを適用した例について説明したが、アナログスチルカメラは勿論のこと、ビデオカメラ(デジタルビデオカメラ、アナログビデオカメラ)、監視カメラ、その他各種の撮像装置に適用できるものである。
また、前記実施例では、ブロック体の長手方向両端にスリット34を設けた例について説明したが、長手方向両端近傍の側方にスリット34を設ける構造とすることもできる。更に、前記実施例では、ストラップ紐用穴の内側に1つの底部突起を設け、一対の側部突起と底部突起の3点でストラップ紐を支持する構造について説明したが、支持部を増やして4点支持構造や5点支持構造等とすることもできる。例えば、各側部突起の奥に突起をそれぞれ1個ずつ設けることによって4点支持構造とすることができ、また、この4点支持構造に更に底部突起を加えることによって5点支持構造とすることができる。
1…デジタルカメラ(撮像装置)、 2…カメラ本体(撮像装置本体)、 3…レンズ部、 8…対物レンズ、 9…レンズキャップ、 10…キャップ紐、 10a…先端部、 11…紐止め部、 12…通し穴、 14…止め具、 20…ハンドストラップ、 21…ストラップ用取付部、 22…凹部、 23…軸部、 25…ストラップ紐、 25a…先端部、 26…連結紐、 26a…先端部、 27…固定具、 30,40…キャップホルダ、 31,41…ブロック体、 32…キャップ紐用穴、 33,42…ストラップ紐用穴、 33a…内側凹部、 33b…外側凹部、 34…スリット、 35…爪部、 36…側部突起、 37…底部突起

Claims (6)

  1. レンズキャップを係止するキャップ紐が挿通されるキャップ紐用穴と、ハンドストラップのストラップ紐が挿通されるストラップ紐用穴と、を設けたブロック体からなり、
    前記ブロック体の中央部に、表裏面間を貫通する前記キャップ紐用穴が配置され、
    前記ブロック体の前記キャップ紐用穴を挟んで両側に、表裏面間を貫通すると共に側方に開口されたスリットを有する一対の前記ストラップ紐用穴が配置され、
    前記ブロック体の前記スリットを形成する部分に、前記ストラップ紐用穴に挿通された前記ストラップ紐の抜け出しを防止する爪部を設けた
    キャップホルダ。
  2. 前記ストラップ紐用穴の、前記スリットが延在する方向と直交する方向に配置された二面に、それぞれ内側に突出する側部突起を設け、前記ストラップ紐用穴を内側凹部と外側凹部との二段構造とした
    請求項1記載のキャップホルダ。
  3. 前記内側凹部内に、内側に突出する一以上の突起を設けた
    請求項2記載のキャップホルダ。
  4. 前記ストラップ紐用穴の二面に設けた前記側部突起の間の隙間を、前記ストラップ紐の直径よりも小さくした
    請求項2記載のキャップホルダ。
  5. 前記爪部は、その先端側が前記キャップ紐用穴側に向いている
    請求項1記載のキャップホルダ。
  6. 撮像素子を有する撮像装置本体と、
    前記撮像装置本体に取り付けられたレンズ部と、
    前記レンズ部を保護するために着脱可能に装着されるレンズキャップと、
    前記レンズキャップに取り付けられたキャップ紐と、
    前記撮像装置本体に取り付けられたハンドストラップと、
    前記ハンドストラップのストラップ紐と前記キャップ紐とを着脱可能且つ長さ調整可能に連結するキャップホルダと、を備え、
    前記キャップホルダは、
    前記キャップ紐が挿通されるキャップ紐用穴と、前記ストラップ紐が挿通されるストラップ紐用穴と、を設けたブロック体からなり、
    前記ブロック体の中央部に、表裏面間を貫通する前記キャップ紐用穴が配置され、
    前記ブロック体の前記キャップ紐用穴を挟んで両側に、表裏面間を貫通すると共に側方に開口されたスリットを有する一対の前記ストラップ紐用穴が配置され、
    前記ブロック体の前記スリットを形成する部分に、前記ストラップ紐用穴に挿通された前記ストラップ紐の抜け出しを防止する爪部を設けた
    撮像装置。
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EP3051340A1 (de) 2015-01-29 2016-08-03 Britta Böhmer Rückzugsrolle mit einem Gehäuse für Objektivdeckel

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