JP2010281749A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】計量ホッパからブースタホッパの外部への物品の落下、計量ホッパのゲートとブースタホッパとの干渉、及び、落下に起因する物品の損傷を防止することが可能な組合せ計量装置を得る。
【解決手段】組合せ計量装置1Aは、上下方向に複数段に配置されたホッパ群をそれぞれ有する複数のヘッドHA1〜HA9を備え、ホッパ群から排出された物品を、ホッパ群よりも下方でかつヘッドHA1〜HA9の配列の略中央部に設けられた物品排出口10Aから排出し、ホッパ群のうち最下段に配置されたブースタホッパ6Aは、側壁20間の間隔が上端部から下端部に向かって徐々に狭くなるように、側壁20が傾斜した形状を有し、ブースタホッパ6Aの上端部における側壁20間の間隔は、直上に配置された計量ホッパ5Aの下端部における側壁間の間隔より広い。
【選択図】図10

Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
例えば下記特許文献1に開示された組合せ計量装置において、計量対象である物品は、装置本体の上方から分散テーブル上に落下投入される。分散テーブルの周囲には、複数の供給トラフが円形配列されている。分散テーブル上に投入された物品は、分散テーブルによって放射状に分散されて、複数の供給トラフに供給される。各供給トラフの先端部下方には、プールホッパが配置されている。供給トラフから排出された物品は、プールホッパに供給され、プールホッパ内に貯留される。プールホッパの下方には、計量ホッパが配置されている。プールホッパから排出された物品は、計量ホッパに供給され、その重量が計量される。計量ホッパの下方には、ブースタホッパが配置されている。計量ホッパから排出された物品は、ブースタホッパに供給され、ブースタホッパ内に貯留される。ブースタホッパの下方には、集合シュートが配置されている。全ての計量ホッパ及びブースタホッパのうち、目標重量に一致又は最も近似する計量値を実現する計量ホッパ及びブースタホッパの組合せが選択される。そして、選択されたホッパから排出された物品が、集合シュートによって集合されて、集合シュートの下部の排出口から装置外部に排出される。
特開2005−77177号公報(図1)
上記特許文献1に開示された組合せ計量装置によると、計量ホッパからブースタホッパへの物品の受け渡しの際に、計量ホッパから排出された物品がブースタホッパの外部に落下する可能性がある。また、計量ホッパとブースタホッパとを近付けて配置した場合には、計量ホッパが有するゲートの開閉動作において、ブースタホッパが障害となる可能性もある。さらに、計量ホッパから排出された物品はブースタホッパのゲート上に直接的に落下し、その落差が大きいため、物品が損傷する可能性もある。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、計量ホッパからブースタホッパの外部への物品の落下、計量ホッパのゲートとブースタホッパとの干渉、及び、落下に起因する物品の損傷を防止することが可能な組合せ計量装置を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る組合せ計量装置は、上下方向に複数段に配置されたホッパ群をそれぞれ有する複数のヘッドを備え、前記ホッパ群から排出された物品を、前記ホッパ群よりも下方でかつ前記複数のヘッドの配列の略中央部に設けられた排出口から排出し、前記ホッパ群のうち最下段に配置されたホッパは、側壁間の間隔が上端部から下端部に向かって徐々に狭くなるように、前記側壁が傾斜した形状を有し、前記最下段に配置されたホッパの上端部における側壁間の間隔は、直上に配置されたホッパの下端部における側壁間の間隔より広いことを特徴とするものである。
第1の態様に係る組合せ計量装置によれば、最下段に配置されたホッパは、側壁間の間隔が上端部から下端部に向かって徐々に狭くなるように、側壁が傾斜した形状を有している。そして、最下段に配置されたホッパの上端部における側壁間の間隔は、直上に配置されたホッパの下端部における側壁間の間隔より広く設定されている。従って、直上のホッパから最下段のホッパへの物品の受け渡しの際に、直上のホッパから排出された物品が最下段のホッパの外部に落下する事態を防止できる。また、直上のホッパが有するゲートの開閉動作において、最下段のホッパが障害となることを回避できる。さらに、側壁が傾斜していることにより、直上のホッパから側壁部に供給された物品を、最下段のホッパ内において側壁の斜面上を滑落させることができる。これにより、物品の損傷を抑制することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記最下段に配置されたホッパの上端部は、前記直上に配置されたホッパの下端部より上方に位置することを特徴とするものである。
第2の態様に係る組合せ計量装置によれば、最下段に配置されたホッパの上端部は、直上に配置されたホッパの下端部より上方に位置している。これにより、最下段のホッパの外部への物品の落下を効果的に防止できるとともに、最下段のホッパの上部を、直上のホッパの底部に関する風防カバーとして機能させることができる。しかも、最下段のホッパの上部と直上のホッパの底部とが互いに干渉しないことにより、最下段のホッパを直上のホッパに近付けて配置できるため、装置全体の高さを抑えることができる。
本発明の第3の態様に係る組合せ計量装置は、第1又は第2の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記最下段に配置されたホッパは、前記排出口に向かって前記外周壁が傾斜した形状を有することを特徴とするものである。
第3の態様に係る組合せ計量装置によれば、最下段に配置されたホッパは、排出口に向かって外周壁が傾斜した形状を有している。外周壁が傾斜していることにより、直上のホッパから供給された物品を、最下段のホッパ内において外周壁の斜面上を滑落させることができる。これにより、物品の損傷を抑制することが可能となる。
本発明の第4の態様に係る組合せ計量装置は、第3の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記直上に配置されたホッパから排出された物品は、前記外周壁上に落下することを特徴とするものである。
第4の態様に係る組合せ計量装置によれば、直上に配置されたホッパから排出された物品は、最下段のホッパのゲート上に直接的に落下するのではなく、最下段のホッパの外周壁上に落下する。従って、物品の落下距離が小さくなるため、物品の損傷を効果的に抑制することが可能となる。また、最下段のホッパ内においては、排出口により近い位置で物品を貯留することができるため、最下段のホッパから排出された物品を、素早く排出口から装置外部に排出することができる。その結果、組合せ計量装置の動作を高速化することが可能となる。
本発明によれば、直上のホッパから最下段のホッパの外部への物品の落下、直上のホッパのゲートと最下段のホッパとの干渉、及び、落下に起因する物品の損傷を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示した矢印X1の方向から組合せ計量装置を眺めた上面図である。 図2から一方の組合せ計量装置を抜き出して示す上面図である。 一つのヘッドの構成を模式的に示す側面図である。 物品排出口とヘッドとの位置関係を説明するための図である。 分散テーブルの具体的な構成を示す斜視図である。 図6に示した矢印Y1の方向から分散テーブルを眺めた上面図である。 図6に示した矢印Y2の方向から分散テーブルを眺めた側面図である。 分散テーブル上の物品の流れを示す図である。 ブースタホッパの具体的な構造を示す斜視図である。 図10に示した矢印R1の方向からブースタホッパの外周壁を眺めた平面図である。 プールホッパ、計量ホッパ、及びブースタホッパから成るホッパ群を模式的に示す平面図である。 プールホッパ、計量ホッパ、及びブースタホッパから成るホッパ群を模式的に示す平面図である。 図1,2に示した電磁フィーダの具体的な構造を示す側面図である。 図14に示した矢印Z1の方向から電磁フィーダを眺めた上面図である。 分散テーブル上に電磁フィーダを重ねて示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した矢印X1の方向から組合せ計量装置1を眺めた上面図である。図1,2に示すように、組合せ計量装置1は、互いに連結された組合せ計量装置1Aと組合せ計量装置1Bとを備えて構成されている。組合せ計量装置1Aは分散テーブル2Aを備えており、組合せ計量装置1Bは分散テーブル2Bを備えている。分散テーブル2Aは、組合せ計量装置1Aの装置本体の中央(ほぼ中央を含む)に配置されており、分散テーブル2Bは、組合せ計量装置1Bの装置本体の中央(ほぼ中央を含む)に配置されている。また、分散テーブル2A,2B間の隙間領域には、分散テーブル2A,2Bに物品を供給するための電磁フィーダ90が配置されている。電磁フィーダ90は、組合せ計量装置1A,1Bによって共有される。図2に示すように、組合せ計量装置1Aは、複数個(この例では9個)のヘッドHA1〜HA9を有している。同様に、組合せ計量装置1Bは、複数個(この例では9個)のヘッドHB1〜HB9を有している。つまり、組合せ計量装置1A,1Bは、それぞれ9ヘッド構成の組合せ計量装置である。
図3は、図2から組合せ計量装置1Aを抜き出して示す上面図である。ヘッドHA1〜HA9は、分散テーブル2Aの周囲の円周50上に並んで配置されている。円周50は、真円の円周のみならず、真円に近い楕円の円周であってもよい。本実施の形態において、円周50上には最大14個のヘッドを並べて配置することが可能であるが、この例では、14個のヘッドのうち、円周50の一部である円弧領域51に対応する5個のヘッドが切り欠かれている(つまり配設が省略されている)。そして、ヘッドHA1〜HA9は、円周50のうち円弧領域51以外の領域に、密集して配置されている。なお、切り欠かれるヘッドの個数は、上記の5個に限らず、1個以上の任意の個数である。
図2を参照して、組合せ計量装置1Aと同様に組合せ計量装置1Bにおいても、ヘッドHB1〜HB9は、分散テーブル2Bの周囲の円周上に並んで配置されており、また、最大14個のヘッドのうち5個のヘッドが切り欠かれている。そして、組合せ計量装置1Aと組合せ計量装置1Bとは、それぞれのヘッドが切り欠かれた領域同士を対向させ、かつ、当該領域を相互に共有するような格好で、互いに連結されている。
図4は、代表的にヘッドHA5の構成を模式的に示す側面図である。ヘッドHA5は、供給トラフ3A5、プールホッパ4A5、計量ホッパ5A5、及びブースタホッパ6A5を備えて構成されている。計量ホッパ5A5は、ロードセル等の計量手段8A5に連結されている。ブースタホッパ6A5の下方には上部シュート7AUが配置されており、上部シュート7AUの下方には下部シュート7ALが配置されている。下部シュート7ALの底部には、物品排出口10が形成されている。また、下部シュート7ALの下方には、タイミングホッパ9Aが配置されている。プールホッパ4A5、計量ホッパ5A5、ブースタホッパ6A5、及びタイミングホッパ9Aは、図示しない駆動機構によって開閉自在なゲート4A5G,5A5G,6A5G,9AGをそれぞれの底部に有する。
図示は省略するが、他のヘッドHA1〜HA4,HA6〜HA9も、ヘッドHA5と同様の構成を有している。以下、ヘッドHA1〜HA9がそれぞれ有する供給トラフ3A1〜3A9、プールホッパ4A1〜4A9、計量ホッパ5A1〜5A9、ブースタホッパ6A1〜6A9、計量手段8A1〜8A9を総称して、それぞれ「供給トラフ3A」、「プールホッパ4A」、「計量ホッパ5A」、「ブースタホッパ6A」、「計量手段8A」とも称する。
図5は、物品排出口10Aとプールホッパ4A1〜4A9との位置関係を説明するための図である。組合せ計量装置1Aにおいて、平面視上、物品排出口10Aは、プールホッパ4A1〜4A9(又は計量ホッパ5A1〜5A9)が並ぶ円周50の中心(中心近傍を含む)に位置している。従って、各ヘッドHA1〜HA9のブースタホッパ6Aから物品排出口10Aまでの距離は、全てのヘッドに関してほぼ等しくなる。その結果、複数のヘッドが直線状に配列されたタイプの組合せ計量装置と比較すると、組合せ計量装置から物品を高速に排出できるため、全体として動作速度の高速化が可能となる。なお、図示は省略するが、組合せ計量装置1Bについても同様であり、組合せ計量装置1Bの物品排出口は、平面視上、各ヘッドHB1〜HB9のプールホッパ(又は計量ホッパ)が並ぶ円周の中心(中心近傍を含む)に位置している。
以下、図1,4,5を参照して、組合せ計量装置1(特に組合せ計量装置1A)の動作について説明する。計量対象である食品等の物品は、バケットコンベア又はベルトコンベア等の任意の供給装置から電磁フィーダ90の中央部に落下投入された後、電磁フィーダ90によって搬送されて、分散テーブル2A,2B上に供給される。ここで、組合せ計量装置1においては、二つの組合せ計量装置1A,1Bによって単一の供給装置を共有することができる。
分散テーブル2A上に供給された物品は、分散テーブル2Aによってその円周方向に沿って搬送されつつ、放射状に分散される。そして、分散テーブル2Aの外周縁から排出されて、各ヘッドHA1〜HA9の供給トラフ3Aの内端部に供給される。
図4を参照して、供給トラフ3A5は、分散テーブル2Aから供給された物品を、振動によってその内側から外側に向けて搬送する。供給トラフ3A5の外端部から排出された物品は、プールホッパ4A5に供給され、プールホッパ4A5内で一時的に貯留される。ゲート4A5Gが開くことによってプールホッパ4A5から排出された物品は、計量ホッパ5A5に供給され、計量ホッパ5A5内で一時的に貯留されるとともに、計量手段8A5によってその重量が計量される。
ゲート5A5Gが開くことによって計量ホッパ5A5から排出された物品は、ブースタホッパ6A5に供給され、その計量値と関連付けられて、ブースタホッパ6A5内で一時的に貯留される。そして、物品を貯留している全ての計量ホッパ5A及びブースタホッパ6Aのうち、目標重量に一致又は最も近似する重量値を実現するホッパの組合せが演算によって求められ、選択された複数のホッパから物品が排出される。ブースタホッパ6Aから排出された物品は、上部シュート7AU及び下部シュート7ALによって集合されて、下部シュート7ALの底部の物品排出口10Aから排出される。物品排出口10Aから排出された物品は、タイミングホッパ9Aに供給され、タイミングホッパ9A内で一時的に貯留される。そして、下流機器(例えば包装機)の動作と同期した所定のタイミングでゲート9AGが開かれることによって、タイミングホッパ9Aから下流機器に向けて物品が排出される。
図6は、分散テーブル2Aの具体的な構成を示す斜視図である。また、図7は、図6に示した矢印Y1の方向から分散テーブル2Aを眺めた上面図であり、図8は、図6に示した矢印Y2の方向から分散テーブル2Aを眺めた側面図である。
図6〜8に示すように、分散テーブル2Aは、中央部が高く周縁部が低い円錐状の傾斜面2A1と、傾斜面2A1を取り囲むように形成された水平面2A2とを有している。水平面2A2の内周は、傾斜面2A1の外周に連続している。水平面2A2の外周のうちの一部領域上には、壁部材2A3が取り付けられている。支持具2A5によって、壁部材2A3の背面と水平面2A2の裏面とが互いに固定されている。壁部材2A3の端部2A4は、物品の引っ掛かりや、衝突による物品の損傷を回避すべく、外側に向けての曲げ加工が施されている。水平面2A2の外周のうちの一部領域上に壁部材2A3が取り付けられることにより、当該一部領域は、分散テーブル2Aから物品が排出されない非排出領域30Aとして規定される。図1に示すように、分散テーブル2Aの非排出領域30Aは、ヘッドが切り欠かれた領域に一致している。なお、図示は省略するが、分散テーブル2Bも分散テーブル2Aと同様の構造を有している。また、図6〜8には、傾斜面と水平面とによって上面が構成されたタイプの分散テーブルの例を示したが、水平面を有さず、傾斜面のみによって上面が構成されたタイプの分散テーブルであっても良い。あるいは、傾斜面を有さず、水平面のみによって上面が構成されたタイプの分散テーブルであっても良い。
図9は、分散テーブル2A上の物品の流れを示す図である。分散テーブル2Aをその円周方向に沿って振動させることにより、物品は、図9中の矢印で示すように、分散テーブル2A上を反時計回りの方向に循環しながら放射状に分散されて、各ヘッドHA1〜HA9に供給される。また、壁部材2A3が形成されている非排出領域30Aにおいては、分散テーブル2A上から物品は排出されない。ヘッドHA9に向かって分散テーブル2A上を上流から搬送されてきた物品のうち、ヘッドHA9の供給トラフ3A9に供給されなかった余剰の物品は、非排出領域30Aを介してヘッドHA1に向かって搬送される。つまり、非排出領域30Aは、ヘッドHA9に関する物品排出経路としての機能と、ヘッドHA1に関する物品供給経路としての機能を有することから、ヘッドHA9からヘッドHA1に向けての物品の循環路として機能する。なお、図9では分散テーブル2Aについて説明したが、分散テーブル2Bについても同様である。
図10は、ブースタホッパ6A5の具体的な構造を示す斜視図である。また、図11は、図10に示した矢印R1の方向からブースタホッパ6A5の外周壁21を眺めた平面図である。ブースタホッパ6A5は、左右一対の側壁20と、外周壁21と、内周壁22と、ゲート25とを備えている。ブースタホッパ6A5の開口上面は、計量ホッパ5A5から物品が投入される物品投入口23として規定される。側壁20は、上端部から下端部に向かって側壁20間の間隔が徐々に狭くなるように、傾斜した形状を有している。また、図4,10に示すように、外周壁21は、物品排出口10Aに向かって前傾姿勢で傾斜した形状を有している。図4の位置関係で模式的に示すように、計量ホッパ5A5から排出された物品は、ゲート6A5G上に直接的に落下するのではなく、外周壁21上に落下した後、外周壁21上を滑落してゲート6A5Gに到達する。
図10を参照して、内周壁22は、ブースタホッパ6A5を装置本体に取り付けた際に装置本体に対向する側の面である。内周壁22には、ブースタホッパ6A5を装置本体に取り付けるための一対の取付部材24が、水平方向に並んで固定されている。各取付部材24には、2個のフック構造が上下方向に並んで形成されている。ブースタホッパ6A5の4個のフック構造を、装置本体に形成されている4個の突起(図示しない)に上方から引っ掛けることにより、ブースタホッパ6A5が装置本体に係止される。
ゲート25は、取付部材24の下端部に回動自在に固定されている。ゲート25には、回転自在なコロ26が固定されている。図示しない駆動アームの先端のフック構造をコロ26に引っ掛けることにより、駆動アームとゲート25とが互いに連結され、これにより、ゲート駆動部によるゲート25の開閉駆動が可能な状態となる。なお、図10,11にはブースタホッパ6A5の構造を代表的に示したが、他のブースタホッパ6A,6Bも図10,11と同様の構造を有する。
図12,13は、代表的にプールホッパ4A5、計量ホッパ5A5、及びブースタホッパ6A5から成るホッパ群を模式的に示す平面図である。計量ホッパ5A5の側壁間の間隔は、プールホッパ4A5の側壁間の間隔にほぼ等しい。また、上述した側壁20の傾斜形状に起因して、ブースタホッパ6A5の上端部における側壁20間の間隔は、計量ホッパ5A5の下端部における側壁間の間隔より広い。図12に示した例では、ブースタホッパ6A5の上端部は計量ホッパ5A5の下端部より下方に位置している。一方、図13に示した例では、ブースタホッパ6A5の上端部は計量ホッパ5A5の下端部より上方に位置しており、これにより、計量ホッパ5A5のゲート5A5Gの少なくとも一部が、ブースタホッパ6A5の上端部によって覆われている。
図14は、図1,2に示した電磁フィーダ90の具体的な構造を示す側面図である。また、図15は、図14に示した矢印Z1の方向から電磁フィーダ90を眺めた上面図である。電磁フィーダ90は、その中央部において互いに連結されたトラフ92A,92Bと、トラフ92A,92Bを振動させる振動体としての駆動部91とを備えている。二つのトラフ92A,92Bに対して一つの駆動部91が共通して設けられている。
駆動部91は、分散テーブル2A,2B間の隙間領域の中央部(ほぼ中央部を含む)に配置されている。図2に示したように、分散テーブル2A,2B間の隙間領域にはヘッドHA1〜HA9,HB1〜HB9が存在しない。従って、組合せ計量装置1を上方から眺めた場合に、駆動部91は、各ヘッドHA1〜HA9,HB1〜HB9が有するロードセル等の計量手段に対して、平面視上離間した箇所に配置されている。
トラフ92Aは、分散テーブル2Aに向かって前傾姿勢で傾斜した底面94Aと、底面94Aにおいて互いに対向する側辺から起立した一対の側壁95Aとを有している。底面94Aと側壁95Aとの交差部には、側壁95Bに向かって進行してきた物品をトラフ92Bの中央領域に戻すための湾曲部96Aが、側壁95Aに沿って設けられている。同様に、トラフ92Bは、分散テーブル2Bに向かって前傾姿勢で傾斜した底面94Bと、底面94Bの対向側辺から起立した一対の側壁95Bとを有している。底面94Bと側壁95Bとの交差部には湾曲部96Bが設けられている。トラフ92Aとトラフ92Bとの連結部には、隔壁93が形成されている。
図15を参照して、矢印P1で示すように、駆動部91は、水平面内における円周方向に沿ってトラフ92A,92Bを振動させる。上方から電磁フィーダ90の中央部に投入された物品は、駆動部91によってトラフ92A,92Bが加振されることにより、分散テーブル2Aに向かって底面94A上を搬送されるとともに、分散テーブル2Bに向かって底面94B上を搬送される。ここで、図14に示したように底面94A,94Bは前傾姿勢で傾斜しているため、図15において矢印P2A,P2Bで示すように、物品は底面94A,94Bの傾斜方向に沿ってほぼ直線的に分散テーブル2A,2Bに向かって搬送される。トラフ92Aにおいては、物品は略円弧状の物品排出端97Aから排出され、トラフ92Bにおいては、物品は略円弧状の物品排出端97Bから排出される。
図16は、分散テーブル2A,2B上に電磁フィーダ90を重ねて示す上面図である。電磁フィーダ90は、物品排出端97A,97Bが非排出領域30A,30B上にそれぞれ位置するように配置される。その結果、トラフ92Aから排出された物品は非排出領域30A上に供給され、トラフ92Bから排出された物品は非排出領域30B上に供給される。
なお、以上の説明では、二つのトラフ92A,92Bによって一つの駆動部91を共有する例について述べたが、トラフ92A,92Bごとに個別に駆動部91を設けても良い。例えば、分散テーブル2Aに物品を供給するための直進フィーダ又はベルトコンベアと、分散テーブル2Bに物品を供給するための直進フィーダ又はベルトコンベアとを、分散テーブル2A,2B間の隙間領域に個別に配置しても良い。
また、以上の説明では、二つの組合せ計量装置1A,1Bが連結された例について述べたが、本発明においては、必ずしも複数の組合せ計量装置が連結されている必要はない。また、複数の組合せ計量装置を連結させる場合には、連結させる組合せ計量装置は三つ以上であっても良い。
このように本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、ホッパ群の最下段に配置されたブースタホッパ6Aは、側壁20間の間隔が上端部から下端部に向かって徐々に狭くなるように、側壁20が傾斜した形状を有している。そして、ブースタホッパ6Aの上端部における側壁20間の間隔は、直上に配置された計量ホッパ5Aの下端部における側壁間の間隔より広く設定されている。従って、計量ホッパ5Aからブースタホッパ6Aへの物品の受け渡しの際に、計量ホッパ5Aから排出された物品がブースタホッパ6Aの外部に落下する事態を防止できる。また、計量ホッパ5Aが有するゲートの開閉動作において、ブースタホッパ6Aが障害となることを回避できる。さらに、側壁20が傾斜していることにより、計量ホッパ5Aから側壁20に向かって落下供給された物品を、ブースタホッパ6A内において側壁20の斜面上を滑落させることができる。これにより、物品の損傷を抑制することが可能となる。
また、図13に示した構成によれば、ブースタホッパ6Aの上端部は、計量ホッパ5Aの下端部より上方に位置している。これにより、ブースタホッパ6Aの外部への物品の落下を効果的に防止できるとともに、ブースタホッパ6Aの上部を、計量ホッパ5Aの底部に関する風防カバーとして機能させることができる。しかも、ブースタホッパ6Aの上部と計量ホッパ5Aの底部とが互いに干渉しないことにより、ブースタホッパ6Aを計量ホッパ5Aに近付けて配置できるため、装置全体の高さを抑えることができる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、ブースタホッパ6Aは、物品排出口10Aに向かって外周壁21が傾斜した形状を有している。外周壁21が傾斜していることにより、計量ホッパ5Aから供給された物品を、ブースタホッパ6A内において外周壁21の斜面上を滑落させることができる。これにより、物品の損傷を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1Aによれば、計量ホッパ5Aから排出された物品は、ブースタホッパ6Aのゲート25上に直接的に落下するのではなく、ブースタホッパ6Aの外周壁21上に落下する。従って、物品の落下距離が小さくなるため、物品の損傷を効果的に抑制することが可能となる。また、ブースタホッパ6A内においては、物品排出口10Aにより近い位置で物品を貯留することができるため、ブースタホッパ6Aから排出された物品を、素早く物品排出口10Aから装置外部に排出することができる。その結果、組合せ計量装置1Aの動作を高速化することが可能となる。
1,1A,1B 組合せ計量装置
2A,2B 分散テーブル
4A5 プールホッパ
5A5 計量ホッパ
6A5 ブースタホッパ
10A 物品排出口
20,95A,95B 側壁
21 外周壁
25 ゲート
30A,30B 非排出領域
90 電磁フィーダ
91 駆動部
92A,92B トラフ
94A,94B 底面
HA1〜HA9,HB1〜HB9 ヘッド

Claims (4)

  1. 上下方向に複数段に配置されたホッパ群をそれぞれ有する複数のヘッドを備え、
    前記ホッパ群から排出された物品を、前記ホッパ群よりも下方でかつ前記複数のヘッドの配列の略中央部に設けられた排出口から排出し、
    前記ホッパ群のうち最下段に配置されたホッパは、側壁間の間隔が上端部から下端部に向かって徐々に狭くなるように、前記側壁が傾斜した形状を有し、
    前記最下段に配置されたホッパの上端部における側壁間の間隔は、直上に配置されたホッパの下端部における側壁間の間隔より広い、組合せ計量装置。
  2. 前記最下段に配置されたホッパの上端部は、前記直上に配置されたホッパの下端部より上方に位置する、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記最下段に配置されたホッパは、前記排出口に向かって前記外周壁が傾斜した形状を有する、請求項1又は2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記直上に配置されたホッパから排出された物品は、前記外周壁上に落下する、請求項3に記載の組合せ計量装置。




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