JP2010281416A - 回転軸受付き直動軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が容易で、そして回転軸受と直動軸受との同軸度にも優れる回転軸受付き直動軸受を提供すること。
【解決手段】両端部12a、12aの外径が相対的に小さくされた外筒12の内周面に複数の転動体13、13、〜を装着してなる直動軸受11と、直動軸受の外筒の各端部12aの外周面に配設された一対の環状回転軸受21、21とからなる回転軸受付き直動軸受であって、上記外筒の両端部12a、12aがその間の外筒本体部12bに別体として備えられ、この各端部12aの内径が前記本体部12bの内径よりも小さくされていて、そして上記各回転軸受21が、外筒12の各端部12aの外周面に形成された周溝22と、この周溝に底部が収容された複数の転動体23、23、〜と、各転動体の頂部を収容する周溝24を内周面に備える環状体25とから構成されていることを特徴とする回転軸受付き直動軸受。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸受を備える直動軸受に関する。
特許文献1には、両側の端部の外径が相対的に小さくされた外筒の内周面に複数の転動体を装着してなる直動軸受と、前記外筒の各端部の外周面に配設された一対の環状回転軸受とからなる回転軸受付き直動軸受が開示されている。
上記の各回転軸受は、内周側環状体(内輪)と外周側環状体(外輪)との間に複数の転動体が配置された構成を有している。
この回転軸受付き直動軸受は、複合モータが備える回転と直動とが可能な軸体(モータ出力軸)の支持に用いられている。
前記のように、直動軸受の外筒の各端部の外径を小さくすることにより、外径の小さな回転軸受を用いること、すなわち回転軸受付き直動装置の小型化が可能になる。
特開2000−14115号公報(第2図)
従来の回転軸受付き直動軸受を更に小型化するため、外筒の端部の外径を更に小さくすると、この端部の厚み(肉厚)が小さくなる。このため、軸体から付与される荷重によって、外筒がその端部(回転軸受で支持される部位)にて変形し易くなる。このような変形が発生すると、直動軸受の外筒の各端部が回転軸受に不安定に支持されるため、回転軸受と直動軸受との同軸度が低下する。このような同軸度の低下は、軸体の偏心した回転を生じさせるため好ましくない。
また、外筒の端部の外周面に備えられた回転軸受のサイズ(外径)が大きいため、前記のように外筒の端部の外径を小さくした場合であっても、装置全体のサイズを十分に小型化することは難しい。
本発明の課題は、小型化が容易で、そして回転軸受と直動軸受との同軸度にも優れる回転軸受付き直動軸受を提供することにある。
本願発明者は、直動軸受と回転軸受とを組み合わせる際に、この組み合わせにより得られる装置を、回転軸受と直動軸受との同軸度を良好に維持した状態で小型化することについて検討を行なった。そして、前記の直動軸受として、滑り軸受ではなく、これと比較して高精度での軸体の支持が可能な転がり軸受を用いる場合、この直動軸受(転がり軸受)は、その外筒の内周面に装着された複数の転動体を介して支持対象の軸体を支持する構成を有しているため、外筒と軸体とが互いに間隔をあけて配置されることに注目した。そして、このような直動軸受の外筒と軸体との間に形成される空間部に、回転軸受が装着される外筒の端部を配置して、更に前記端部の外周面に形成された周溝を利用して回転軸受を構成することにより、小型化が容易で、そして回転軸受と直動軸受との同軸度にも優れる回転軸受付き直動軸受の提供が可能となることを見出し、本発明に到達した。
従って、本発明は、両端部の外径が相対的に小さくされた外筒の内周面に複数の転動体を装着してなる直動軸受と、直動軸受の外筒の各端部の外周面に配設された一対の環状回転軸受とからなる回転軸受付き直動軸受であって、上記外筒の両端部がその間の外筒本体部に別体として備えられ、この各端部の内径が該本体部の内径よりも小さくされていて、そして上記各回転軸受が、前記外筒の各端部の外周面に形成された周溝と、この周溝に底部が収容された複数の転動体と、各転動体の頂部を収容する周溝を内周面に備える環状体とから構成されていることを特徴とする回転軸受付き直動軸受にある。
本発明の回転軸受付き直動軸受の好ましい態様は、次の通りである。
(1)外筒の各端部の厚みが、外筒本体部の厚みの0.7〜2.5倍の範囲内の値にある。
(2)外筒の各端部に外筒本体部の内周面に嵌め合いとなる接続部が備えられている。更に好ましくは、外筒の各端部の外周面に外筒本体部の端面に接触するフランジが備えられている。
(3)外筒本体部の内側に各転動体を回転可能に保持する筒状転動体保持器が備えられている。
(4)外筒の各端部と各回転軸受の環状体との間に、前記端部の周溝に配置された各転動体を回転可能に保持する環状転動体保持器が備えられている。
本発明はまた、前記本発明の回転軸受付き直動軸受の外筒に、軸体をその外周面が上記各転動体と接触した状態で収容してなる回転軸受付き直動案内装置にもある。
本発明の回転軸受付き直動案内装置においては、外筒の内周面と軸体の外周面との各々に長さ方向に延びる複数本の溝が形成されていて、上記各転動体が外筒の各溝と軸体の各溝とに係合していることが好ましい。
なお、本願明細書において、前記の「外筒本体部の内径」とは、この本体部の端部における内径を意味する。
本発明の回転軸受付き直動軸受は、外筒の各端部の周囲に前記端部の外周面に形成された周溝を利用した回転軸受が装着されていて、そして前記端部がその外径が小さくても十分に大きな機械的強度を示すため、装置全体を容易に小型化することができ、そして回転軸受と直動軸受との同軸度にも優れている。
本発明の回転軸受付き直動軸受の構成例を示す部分断面図である。 図1の回転軸受付き直動軸受10の左側面図である。 本発明の回転軸受付き直動軸受の別の構成例を示す部分断面図である。 本発明の回転軸受付き直動軸受の更に別の構成例を示す部分断面図である。 本発明の回転軸受付き直動軸受の更に別の構成例を示す部分断面図である。 本発明の回転軸受付き直動軸受の更に別の構成例を示す部分断面図である。
本発明の回転軸受付き直動軸受を、添付の図面を用いて説明する。
図1は、本発明の回転軸受付き直動軸受の構成例を示す部分断面図であり、そして図2は、図1の回転軸受付き直動軸受10の左側面図である。
図1及び図2に示す回転軸受付き直動軸受10は、両端部12a、12aの外径が相対的に小さくされた外筒12の内周面に複数の転動体13、13、〜を装着してなる直動軸受11と、直動軸受11の外筒12の各端部12aの外周面に配設された一対の環状回転軸受21、21などから構成されている。
本発明の回転軸受付き直動軸受10は、外筒12の両端部12a、12aがその間の外筒本体部12bに別体として備えられ、この各端部12aの内径が本体部12bの内径よりも小さくされていて、そして各回転軸受21が、外筒12の各端部12aの外周面に形成された周溝22と、この周溝22に底部が収容された複数の転動体23、23、〜と、各転動体23の頂部を収容する周溝24を内周面に備える環状体25とから構成されていることに主な特徴がある。
このような構成の採用により、各回転軸受21が装着される外筒12の端部12aの外径を小さくした場合であっても、この端部12aの内径が外筒12の本体部12bの内径よりも小さくされているため、従来の装置のように外筒に一体に形成された両端部の外径を小さくする場合と比較して、前記端部12aの厚みが大きくなる。これにより、外筒12の各端部12aの機械的強度が大きくなり、この端部12aが軸体19から荷重が付与された際に変形し難くなる。
従って、本発明の回転軸受付き直動軸受10は、外筒12の端部12aに小さなサイズの回転軸受21を装着して装置全体を小型化することが容易なだけでなく、この回転軸受21が装着される外筒12の端部12aに変形を生じ難いため、回転軸受21と直動軸受11との同軸度にも優れている。
そして、本発明の回転軸受付き直動軸受10が備える外筒12の端部12aは、その厚みが大きいため、外周面に周溝22が形成されていても十分に大きな機械的強度を示す。この周溝22を利用して、各回転軸受21を、前記周溝22と、複数の転動体23、23、〜と、環状体25とから構成することにより、回転軸受21と直動軸受11との同軸度を良好に維持したまま、装置全体を小型に構成することができる。このような周溝を利用することなく、外筒の各端部の外周面に公知の回転軸受、すなわち内周側環状体(内輪)と外周側環状体(外輪)との間に複数の転動体が配置された構成の回転軸受を装着すると、回転軸受21と直動軸受11との同軸度は良好に維持されるものの、内側環状体を備えるために装置全体のサイズが大きくなる。
以下、本発明の回転軸受付き直動軸受が備える直動軸受、そして回転軸受の構成について詳しく説明する。
本発明に用いる直動軸受の構成は、その外筒の構成が異なること以外は、外筒の内周面に複数の転動体(例、球体、コロ)が装着された公知の直動軸受(転がり軸受)と同様である。言い換えれば、本発明に用いる直動軸受は、前記の公知の直動軸受の外筒の構成を変更することによって容易に作製することができる。
図1に示す直動軸受11は、外筒12、そして外筒12の内周面に装着された複数の転動体(球体)13、13、〜などから構成されている。この外筒12の両端部12a、12aの外径は、その間の外筒本体部12bの外径よりも相対的に小さくされている。図1に示すように、各端部12aの外径を、外筒本体部12bの内径よりも小さくすることもできる。
外筒12の両端部12a、12aは、その間の外筒本体部12bに別体として備えられていて、各端部12aの内径は、前記本体部12bの内径よりも小さくされている。各端部12aの内径は、外筒12に収容される軸体19との接触を防止するため、軸体19の外径よりも大きな値に設定される。
外筒12の各端部12aの厚み(端部12aの外径と内径との差の値)は、外筒本体部の厚みの0.7〜2.5倍(特に、0.8〜2倍)の範囲内の値にあることが好ましい。このような端部12aの厚みの設定により、従来の装置のように外筒に一体に形成された両端部の外径を小さくする場合と比較して、前記端部12aの機械的強度を十分に大きくすることができる。
外筒12の各端部12aには、外筒本体部12bの内周面に嵌め合いとなる接続部14が備えられていることが好ましい。接続部14を、外筒本体部12bの内周面に、例えば、接着、あるいは圧入することにより、各端部12aを外筒本体部12bに容易に固定することができる。
外筒12の各端部12aの外周面には、外筒本体部12bの端面に接触するフランジ15が備えられていることが更に好ましい。フランジ15が外筒本体部12bの端面に接触した状態で、各端部12aを外筒本体部12bに固定することにより、各端部12aの位置決め、すなわち回転軸受21の位置決めを容易に行なうことができる。
外筒本体部12bの内側には、各転動体13を回転可能に保持する筒状転動体保持器16が備えられていることが好ましい。各転動体13が筒状転動体保持器16に保持されていると、軸体19を外筒12から抜き出した際の各転動体13の脱落を防止することができる。
複数の転動体13、13、〜は、筒状転動体保持器16の外周面に形成された環状の転動体収容溝(転動体の軌道)の内部を循環移動する。
筒状転動体保持器16は、外筒12の内周面に形成された周溝に収容配置された止め輪(スナップリング)17、17により、その長さ方向への移動が防止されている。
直動軸受11の外筒12や転動体13は、例えば、鋼に代表される金属材料から形成され、そして筒状転動体保持器16や止め輪17は、例えば、鋼に代表される金属材料あるいは樹脂材料から形成される。これらの部品を形成する材料は、公知の直動軸受の場合と同様であるため、これ以上の詳しい説明は行なわない。但し、本発明では、外筒本体部12bと各端部12aとが別体として構成されるため、外筒本体部12bと各端部12aとを互いに異なる材料から形成することもできる。
回転軸受21は、外筒12の各端部12aの外周面に形成された周溝22と、この周溝22に底部が収容された複数の転動体23、23、〜と、各転動体23の頂部を収容する周溝24を内周面に備える環状体25とから構成されている。
外筒12の各端部12aと環状体25との間には、端部12aの周溝22に配置された各転動体23を回転可能に保持する環状転動体保持器26が備えられていることが好ましい。各転動体23が環状転動体保持器26に保持されていると、互いに隣接する転動体同士の接触(衝突)が防止されるため、回転軸受21、21に支持された直動軸受11の円滑な回転が可能になる。
回転軸受21は、例えば、以下のようにして外筒12の各端部12aの周囲に装着することができる。
先ず、外筒の各端部12aの外周側に環状体25を配置する。次に、前記端部12aの周溝22と環状体25の周溝24との間に転動体23、23、〜を配置する。そして、環状体25の一方の端部(フランジ15の側とは逆側の端部)から、環状体25と外筒12の端部12aとの間に環状転動体保持器26を挿入する。
環状転動体保持器26には、各転動体23を収容する開口26aと、開口26aに接続する転動体の通路(転動体23の直径よりも僅かに狭い幅のスリット)26bが形成されている。
従って、前記のように環状転動体保持器26を環状体25と外筒12の端部12aとの間に挿入する際に、各々の転動体23が、転動体の通路26bを通って保持器26の開口26aに収容保持される。
以上のようにして、各回転軸受21を、接着剤や工具を用いることなく、外筒12の各端部12aの周囲に簡単に装着することができる。
回転軸受21の環状体(公知の回転軸受の外周側環状体に相当する)25、そして転動体23は、例えば、鋼に代表される金属材料から形成され、そして環状転動体保持器26は、例えば、鋼に代表される金属材料あるいは樹脂材料から形成される。これらの部品の構成や材料は、公知の回転軸受の場合と同様であるため、これ以上の詳しい説明は行なわない。
図1の回転軸受付き直動軸受10の組み立ては、例えば、次のようにして行なわれる。
先ず、外筒本体部12bに、筒状転動体保持器16を、その外周面に形成された転動体収容溝(転動体の軌道)の端部が前記本体部12bの外部に露出されるように部分的に挿入する。この状態で、筒状転動体保持器16の転動体収容溝に転動体13、13、〜を収容したのち、この保持器16の全体を外筒本体部12bに収容する。次に、外筒本体部12bの内周面に形成された周溝に、止め輪17、17を収容配置する。そして、外筒12の各端部12aの周囲に回転軸受21を装着したのち、各端部12aの接続部14を、例えば、接着剤を用いて外筒本体部12bの内周面に固定することにより、回転軸受付き直動軸受10を作製することができる。
なお、従来の装置のように、外筒に一体に形成された両端部の内径を、外筒の本体部の内径よりも小さくすると、外筒の内周面への転動体の装着、特に、前記のように筒状転動体保持器に保持された転動体の装着が極めて困難になる。
図1に示すように、回転軸受付き直動軸受10の外筒12に、軸体19をその外周面が上記各転動体13と接触した状態で収容することにより、本発明の回転軸受付き直動案内装置を構成することができる。
そして、外筒12の内周面と軸体19の外周面との各々に長さ方向に延びる複数本の溝を形成して、上記各転動体13を外筒12の各溝18と軸体19の各溝19aとに係合させることにより、外筒12と軸体19との周方向への相対的な回転移動を防止することができる。
このように、外筒12と軸体19との周方向への相対的な回転移動が防止された直動案内装置は、以下に説明するように、電子部品をプリント配線板の表面に装着する装置(以下「電子部品装着装置」という)に有利に用いることができる。
この回転軸受付き直動案内装置は、回転軸受21、21を介して電子部品装着装置に支持される。また、直動軸受11の外筒12の周囲には回転駆動装置が接続され、そして軸体19には直動駆動装置が接続される。
軸体19には、その中心軸上に透孔19bが形成される。軸体19の透孔19bの内部の空気を、軸体19の一方の端部に接続したポンプを用いて排気することにより、軸体19の他方の端部に電子部品を吸着することができる。
そして、直動軸受11の外筒12に接続された回転駆動装置を作動させて、外筒12を電子部品を吸着した軸体19と共に回転移動させることにより、この電子部品を所定の向き(角度)に配置することができる。次いで、直動駆動装置を作動させて、軸体19を長さ方向に滑動させることにより、電子部品を所定の向きに配置した状態で、プリント配線板の表面の所定の位置に移動することができる。
図1に示すように、直動軸受11の外筒12の左側の端部12aには、回転軸受21よりも左側に延びる延長部20が備えられている。この延長部20の周囲に、歯車やプーリ等の部品を介して、回転駆動装置を接続することができる。これにより、回転駆動装置との接続に用いる部品として、サイズの小さな歯車やプーリ等を用いることが可能になる。
図3は、本発明の回転軸受付き直動軸受の別の構成例を示す部分断面図である。
図3の回転軸受付き直動軸受30の構成は、外筒32の端部32aにフランジが備えられていないこと、そして接続部34を備える端部32aが円筒状に形成されていること以外は図1の回転軸受付き直動軸受10と同様である。
このように、接続部34を備える端部32aが円筒状に形成されていると、これを作製する際の機械加工が極めて容易になる。また、接続部34を備える端部32aの外周面を研削(あるいは研磨など)することにより、外筒本体部32bの内周面の中心軸と、接続部34の外周面の中心軸、すなわち端部32aの外周面の中心軸とを極めて正確に一致させることができる。このため、回転軸受21と直動軸受31との同軸度が更に良好になる。
図4は、本発明の回転軸受付き直動軸受の更に別の構成例を示す部分断面図である。
図4の回転軸受付き直動軸受40の構成は、直動軸受41の外筒42の端部42aの外径が、接続部44の外径よりも小さくされていること以外は図3の回転軸受付き直動軸受30と同様である。
このように、外筒42の端部42aの外径を、外筒本体部42bの内周面に固定された接続部44の外径よりも小さくすることにより、回転軸受付き直動軸受の更なる小型化が可能になる。
図5は、本発明の回転軸受付き直動軸受の更に別の構成例を示す部分断面図である。
図5の回転軸受付き直動軸受50の構成は、直動軸受51の外筒52、そして筒状転動体保持器56の構成が異なること以外は図1の回転軸受付き直動軸受10と同様である。
筒状転動体保持器56には、各転動体13が保持器56の内周面側と外周面側との各々に部分的に突き出た状態で保持されている。このような筒状転動体保持器56は、例えば、樹脂材料や金属材料から形成された筒体に、前記の各転動体13を収容する透孔を形成することによって簡単に作製することができる。
また、各転動体13を、外筒52の各溝58と軸体19の各溝19aとに係合させることにより、外筒52と軸体19との周方向への相対的な回転移動を防止することができる。
図6は、本発明の回転軸受付き直動軸受の更に別の構成例を示す部分断面図である。
図6の回転軸受付き直動軸受60の構成は、直動軸受61の外筒62の端部62aに備えられた接続部64が、外筒本体部62bの外周面に固定されていること、そして外筒62の左側の端部62aに延長部が備えられていないこと以外は図1の回転軸受付き直動軸受10と同様である。
このように、接続部64を外筒本体部62bの外周面に固定することによっても、回転軸受付き直動軸受の小型化は可能である。
また、接続部64を外筒本体部62bの外周面に固定すると、前記本体部62bの長さを短くすることができる。
なお、外筒の各端部(接続部を持たないもの)を、外筒本体部の端面に固定(例、接着固定)することもできる。
10 回転軸受付き直動軸受
11 直動軸受
12 外筒
12a 外筒の端部
12b 外筒本体部
13 転動体
14 接続部
15 フランジ
16 筒状転動体保持器
17 止め輪
18 溝
19 軸体
19a 溝
19b 透孔
20 延長部
21 回転軸受
22 周溝
23 転動体
24 周溝
25 環状体
26 環状転動体保持器
26a 開口
26b 転動体の通路
30、40 回転軸受付き直動軸受
31、41 直動軸受
32、42 外筒
32a、42a 外筒の端部
32b、42b 外筒本体部
34、44 接続部
50 回転軸受付き直動軸受
51 直動軸受
52 外筒
52a 外筒の端部
52b 外筒本体部
56 筒状転動体保持器
58 溝
60 回転軸受付き直動軸受
61 直動軸受
62 外筒
62a 外筒の端部
62b 外筒本体部
64 接続部

Claims (8)

  1. 両端部の外径が相対的に小さくされた外筒の内周面に複数の転動体を装着してなる直動軸受と、該直動軸受の外筒の各端部の外周面に配設された一対の環状回転軸受とからなる回転軸受付き直動軸受であって、
    上記外筒の両端部がその間の外筒本体部に別体として備えられ、この各端部の内径が該本体部の内径よりも小さくされていて、そして上記各回転軸受が、前記外筒の各端部の外周面に形成された周溝と、該周溝に底部が収容された複数の転動体と、各転動体の頂部を収容する周溝を内周面に備える環状体とから構成されていることを特徴とする回転軸受付き直動軸受。
  2. 外筒の各端部の厚みが、外筒本体部の厚みの0.7〜2.5倍の範囲内の値にある請求項1に記載の回転軸受付き直動軸受。
  3. 外筒の各端部に外筒本体部の内周面に嵌め合いとなる接続部が備えられている請求項1もしくは2に記載の回転軸受付き直動軸受。
  4. 外筒の各端部の外周面に外筒本体部の端面に接触するフランジが備えられている請求項3に記載の回転軸受付き直動軸受。
  5. 外筒本体部の内側に各転動体を回転可能に保持する筒状転動体保持器が備えられている請求項1乃至4のうちのいずれかの項に記載の回転軸受付き直動軸受。
  6. 外筒の各端部と各回転軸受の環状体との間に、当該端部の周溝に配置された各転動体を回転可能に保持する環状転動体保持器が備えられている請求項1乃至5のうちのいずれかの項に記載の回転軸受付き直動軸受。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれかの項に記載の回転軸受付き直動軸受の外筒に、軸体をその外周面が上記各転動体と接触した状態で収容してなる回転軸受付き直動案内装置。
  8. 外筒の内周面と軸体の外周面との各々に長さ方向に延びる複数本の溝が形成されていて、上記各転動体が外筒の各溝と軸体の各溝とに係合している請求項7に記載の回転軸受付き直動案内装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103335025A (zh) * 2013-06-14 2013-10-02 北京航空航天大学 一种三层嵌套的轴系结构

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CN103335025A (zh) * 2013-06-14 2013-10-02 北京航空航天大学 一种三层嵌套的轴系结构

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