JP2010281052A - 赤外線発生材を混入した網状体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】赤外線発生材を含む混合材からなる網状体、該網状体を用いた土壌凍結防止具および落雪防止具とする。
【選択図】図1
Description
本発明の網状体の外形および網目の形状は特に限定されず、用途に応じて適宜設計することができる。なお、本発明の網状体は、網目を備えていることによって、シート状や板状のものに比べて比表面積が大きくなり、外部から熱を得ることができる部分の面積が大きくなるとともに、赤外線を放射できる分部の面積も大きくなる。
本発明の土壌凍結防止具は、上記した本発明の網状体を備えている。上記したように、本発明の網状体は赤外線発生材を含んでおり、外部から熱を得ることで赤外線を放射することができる。したがって、本発明の網状体を地盤に埋設すれば、網状体に含まれる赤外線発生材が周囲の土から熱を得て赤外線を放射することができる。そのため、寒冷地など、土壌が凍結する虞がある場所に本発明の網状体を埋設すれば、土壌の凍結を防止することができる。
1.第一実施形態
図面を参照しつつ、第一実施形態にかかる本発明の落雪防止具100について以下に説明する。
図2(a)に示すように、枠体20は、環状に形成された環部21を複数有しており、それら環部21、21、…の端部21a、21a、…のそれぞれから環部21が備えられる側とは反対側に、平板22、22、…が延在している。環部21と平板22とは、夫々独立して作製した後に溶接などによって連結しても良いが、1本の平板を曲げることによって一体のものとして作製する方が、容易に作製できるため好ましい。環部21が備えられていることによって、後に説明する空洞部30や網状体10の傾斜部13および導水部14(図3参照)を容易に形成することができる。環部21の大きさおよび形状は、空洞部30の大きさ、傾斜部13の角度および導水部14の形状などに応じて適宜決定することができる。
図2(b)に示すように、網状体10は外形が略矩形であり、複数の網目を有する。落雪防止具100を屋根などに設置する際、網状体10は、枠体20の環部21、21、…の外側に沿うようにして配置して(図3参照)、枠体20に固定される。網状体10を枠体20に固定する方法は特に限定されない。例えば、網状体10で環部21、21、…を包むようにして、平板24より平板23側において、網状体10の端部11および端部12を連結することによって、網状体10で環部21、21、…を包んだ姿勢で固定することができる。また、網状体10で環部21、21、…を包むようにして、網状体10の端部11および端部12をそれぞれ平板24に連結させることによっても、網状体10で環部21、21、…を包んだ姿勢で固定することができる。このとき、端部11および端部12の連結方法や、端部11および端部12をそれぞれ平板24に連結させる方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
図3は、図1に示した落雪防止具100を設置した姿勢での鉛直断面を概略的に示す図である。図3に示すように、落雪防止具100は、建築物40の屋根41の端部に固定して用いられる。その際、枠体20は図示しない固定部材によって屋根41の上面(以下、「屋根面」という。)42に固定される。枠体20を屋根面42固定する方法は特に限定されない。例えば、屋根面に設けたフック(不図示)に平板23を引っ掛けるなどして設置することができる。
図面を参照しつつ、第二実施形態にかかる本発明の落雪防止具200について以下に説明する。
枠体60は、屋根面70の山部71と面一になるように谷部72を覆う平面枠部61と、落雪防止具200を屋根面70に設置した際に屋根面70の中央側になる平面枠部61の端部に連設され、谷部72の長手方向を遮蔽するように谷部72内に挿入される傾斜枠部62と、を有している。
落雪防止具200を屋根面70に設置する際、網状体50は、枠体60に沿うようにして設置される。また、網状体50は、傾斜枠部62に沿って配置された部分の先端から谷部72に沿って屋根面70の上に配置される延長網部51を有している。延長網部51は、幅が谷部72の底の幅と同程度であることが好ましく、長さは10cm〜20cm程度とすることができる。この延長網部51に雪解け水が絡むことで雪ずれの加速を抑えることができる。また、排水を誘導して氷塊が形成されることを抑制するので、すが漏れの発生を防止し、さらには積雪の浮力の発生も防止することができる。
落雪防止具200が屋根面70に設置される際、枠体60は図示しない固定部材によって屋根面70に固定される。このとき、枠体60は、上面視において前端60aが屋根面70の先端70aに一致し、後端60bは谷部72の底に接するように設置されることが好ましい。枠体60を屋根面70に設置する方法は特に限定されないが、平面枠部61の平板61a、61bの長さを隣接する山部71、71間の幅(谷部72の幅)より長くして、ネジやビスなどの締結部材(不図示)によって山部71、71に締結固定することができる。このような方法で固定すれば、枠体60の取り付けや取り外しが容易になる。一方、落雪防止具200が屋根面70に設置される際に、網状体50は、図示しない固定部材によって枠体60および/または屋根面70に固定される。網状体50を固定する方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
これまでの本発明の説明では、本発明の網状体を土壌凍結防止具と落雪防止具に適用する場合について説明したが、本発明はかかる形態に限定されない。本発明の網状体は、外部から熱を得られる環境に設置されることによって赤外線を放射し、周囲を暖めることができる。したがって、本発明の網状体は、外部から熱を得られる形態で設置されさえすれば、いかなる場所であっても保温、凍結防止、融雪などの効果を発揮することができる。
10a、50a 網状体の前端
10b、50b 網状体の後端
13、53 傾斜部
14 導水部
20、60 枠体
40 建築物
42、70 建築物の屋外側上面(屋根面)
42a、70a 建築物の屋外側上面の端
71 山部
72 谷部
54 被覆部
100、200 落雪防止具
Claims (7)
- 赤外線発生材を含む混合材からなる網状体。
- 前記混合材が合成樹脂を主原料とする、請求項1に記載の網状体。
- 地盤に埋設された請求項1または2に記載の網状体を備える、土壌凍結防止具。
- 請求項1または2に記載の網状体と、該網状体を建築物の屋外側上面に固定する固定部材と、を備え、
前記網状体は、前記建築物の屋外側上面に固定された姿勢において、前記建築物の屋外側上面の端側または谷側に前端を有するとともに、該前端に対向する側に後端を有し、前記後端側から前記前端側に向かうにつれて前記建築物の屋外側上面との距離が開くように傾斜している傾斜部を有する、落雪防止具。 - 前記網状体が前記傾斜部の前記前端側に連設された導水部を有しており、
長手方向に垂直な方向の断面視において、前記導水部は、弧を描きつつ前記傾斜部の前記前端側から前記建築物の屋外側上面に向けて形成されている、請求項4に記載の落雪防止具。 - 前記建築物の屋外側上面に山部と谷部とが交互に形成されている折板屋根に設置する場合に、
前記網状体の前記傾斜部が、前記谷部の長手方向を遮蔽するように設置され、
前記山部と面一になるように前記谷部を覆う被覆部が設けられ、該被覆部は前記傾斜部の前記前端側から前記建築物の屋外側上面の端側に向かって延設される、請求項4に記載の落雪防止具。 - 前記網状体の設置時の形状を維持することができる枠体を備える、請求項4〜6のいずれかに記載の落雪防止具。
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2009
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