JP2010280245A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性に優れ、しかも部品点数が少ない車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】操舵用の電動モータの制御装置としてのECUを収容する収容室100を区画する第2の側壁82を含む第1のハウジング23と、第2の側壁82に形成された開口87を通して収容室100の内側から外側に延びるハウジング135aを含み、ECUに接続される電源コネクタ135と、を備える。第2の側壁82と電源コネクタ135のハウジング135aの互いの対向部152,142aは、互いに嵌合する凸部154と凹部155を含んでいる。凸部154と凹部155との間にラビリンス隙間158が形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両用操舵装置に関する。
例えば、電動モータを用いて操舵を行う電動パワーステアリング装置等の車両用操舵装置は、電動モータを制御する制御装置を有している(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1,2では、制御装置を収容するハウジングからコネクタが突出している。このコネクタには、トルクセンサ等に接続されたコネクタが結合されており、制御装置に各種信号等を伝達できるようになっている。
特開平8−258730号公報 特開2000−203437号公報
特許文献1のように、制御装置のハウジングとコネクタとを別体に形成した場合、ハウジングとコネクタのハウジングとの間の隙間から水滴等の異物が侵入しないよう、この隙間をシールする必要がある。しかしながら、特許文献1のように、シール部材を用いる場合、部品点数が多くなってしまう。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、シール性に優れ、しかも部品点数が少ない車両用操舵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、操舵用モータ(18)の制御装置(12)を収容する収容室(100)を区画する区画壁(82;82C)を含むモータ制御装置ハウジング(H)と、上記区画壁に形成された開口(87)を通して上記収容室の内側から外側に延びるコネクタハウジング(135a;135aC)を含み、上記制御装置に接続されるコネクタ(135;135C)と、を備え、上記区画壁と上記コネクタハウジングの互いの対向部(142a,152;142aA,152A;142aB,152B;141aC,151C,142aC,152C,143aC,153C,)は、互いに嵌合する嵌合部(154,155)を含み、各上記嵌合部間にラビリンス隙間(158)が形成されていることを特徴とする車両用操舵装置(1)を提供するものである(請求項1)。
本発明によれば、区画壁とコネクタハウジングの互いの嵌合部間にラビリンス隙間が形成されていることにより、これらの嵌合部間をシールすることができる。これにより、区画壁とコネクタハウジングとの間のシール性を優れたものにできる。また、区画壁とコネクタハウジングの互いの嵌合部間にシール部材等のシールのための別の部材を介装する必要がない。その結果、部品点数をより少なくできる。
また、本発明において、各上記嵌合部の一方は凹部(155)を含み、他方は凸部(154)を含み、上記ラビリンス隙間は、上記凹部および上記凸部の互いの凹凸嵌合により形成されている場合がある(請求項2)。この場合、凹部と凸部の互いの凹凸嵌合により、異物の侵入を抑制する効果の高いラビリンス隙間を形成できる。また、嵌合部の一方に凹部を形成し、他方に凸部を形成するとともに、これらの凹部と凸部とを互いに嵌合させるという簡易な構成により、ラビリンス隙間を容易に形成できる。
また、本発明において、上記コネクタハウジングに結合される相手側コネクタ(146)のハウジング(146a)を上記コネクタハウジングに対して挿抜するときの挿抜方向(A1)に関して、上記凹部は、上記凸部を挟む一対の内側面(155a,155b)を含む場合がある(請求項3)。
この場合、コネクタに対して相手方コネクタを挿抜するとき、コネクタは、相手方コネクタから挿抜方向の力を受け、制御装置ハウジングに対して挿抜方向に変位しようとする。しかしながら、凹部と凸部との嵌合により、コネクタが区画壁に対して挿抜方向に変位することが規制される。これにより、例えば、コネクタハウジングが、コネクタハウジングを固定する固定部材に対して無理に変位することを防止でき、コネクタハウジングと固定部材との連結部分が破損することをより確実に防止できる。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施の形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の一実施形態に係る車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 操舵補助機構の概略斜視図である。 図2の操舵補助機構の断面図である。 図3の一部拡大図である。 操舵補助機構の第1のハウジングと第2のハウジングとを分割した状態における第1のハウジング側の斜視図である。 図5の一部を電動モータの軸方向と平行な方向に見た図である。 図6のVII−VII線に沿う要部の断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う要部の断面図である。 (A)は、電源コネクタに相手方電源コネクタを挿入するときの動作を説明するための要部の断面図であり、(B)は、電源コネクタから相手方電源コネクタを引き抜くときの動作を説明するための要部の断面図である。 本発明の別の実施の形態の要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の要部の一部を破断して示す斜視図である。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、ステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する操舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と操舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
本実施の形態では、操舵補助機構5がステアリングシャフト6にアシスト力(操舵補助力)を与える例に則して説明するが、本発明を、操舵補助機構5が後述するピニオン軸にアシスト力を与える構造や、操舵補助機構5が後述するラック軸にアシスト力を与える構造に適用することが可能である。
ステアリングシャフト6は、直線状に延びている。また、ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。すなわち、ステアリングホイール2に一定値以上の操舵トルクが入力されると、入力軸8および出力軸9は、互いに相対回転しつつ同一方向に回転するようになっている。
ステアリングシャフト6の周囲に配置されたトルクセンサ11は、入力軸8および出力軸9の相対回転変位量に基づいて、ステアリングホイール2に入力された操舵トルクを検出する。トルクセンサ11のトルク検出結果は、制御装置としてのECU12(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に入力される。また、車速センサ90からの車速検出結果がECU12に入力される。中間軸7は、ステアリングシャフト6と操舵機構4とを連結している。
操舵機構4は、ピニオン軸13と、転舵軸としてのラック軸14とを含むラックアンドピニオン機構からなる。ラック軸14の各端部には、タイロッド15およびナックルアーム(図示せず)を介して転舵輪3が連結されている。
ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
ラック軸14は、自動車の左右方向に沿って直線状に延びている。ラック軸14の軸方向の途中部には、上記ピニオン16に噛み合うラック17が形成されている。このピニオン16およびラック17によって、ピニオン軸13の回転がラック軸14の軸方向移動に変換される。ラック軸14を軸方向に移動させることで、転舵輪3を転舵することができる。
ステアリングホイール2が操舵(回転)されると、この回転が、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して、ピニオン軸13に伝達される。そして、ピニオン軸13の回転は、ピニオン16およびラック17によって、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを操舵機構4に伝達するための伝達機構としての減速機構19とを含む。減速機構19としては、例えばウォームギヤ機構などの食い違い軸歯車機構や、平行軸歯車機構などを用いることができる。本実施形態では、減速機構19として、ウォームギヤ機構が用いられている。すなわち、減速機構19は、駆動ギヤ(伝達機構の駆動側部材)としてのウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合う従動ギヤ(伝達機構の従動側部材)としてのウォームホイール21とを含む。減速機構19は、伝達ハウジングとしてのギヤハウジング22内に収容されている。
ウォーム軸20は、図示しない継手を介して電動モータ18の回転軸(図示せず)に連結されている。ウォーム軸20は、電動モータ18によって回転駆動される。また、ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6とは同行回転可能に連結されている。ウォームホイール21は、ウォーム軸20によって回転駆動される。
電動モータ18がウォーム軸20を回転駆動すると、ウォーム軸20によってウォームホイール21が回転駆動され、ウォームホイール21およびステアリングシャフト6が同行回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、電動モータ18によってウォーム軸20を回転駆動することで、転舵輪3が転舵されるようになっている。
電動モータ18は、ECU12によって制御される。ECU12は、トルクセンサ11からのトルク検出結果、車速センサ90からの車速検出結果等に基づいて電動モータ18を制御する。具体的には、ECU12では、トルクと目標アシスト量との関係を車速毎に記憶したマップを用いて目標アシスト量を決定し、電動モータ18の発生するアシスト力を目標アシスト量に近づけるように制御する。
図2は、操舵補助機構5の概略斜視図である。図3は、図2の操舵補助機構5の断面図である。図2および図3を参照して、制御装置としてのECU12を収容するためのモータ制御装置ハウジングとしてのハウジングHは、互いに突き合わされた第1のハウジング23および第2のハウジング24によって構成されている。
第1のハウジング23および第2のハウジング24は、一端が開放した概ね四角箱形に形成されている。第1および第2のハウジング23,24の互いの端部は、突き合わされており、図示しない固定ねじにより互いに締結されている。
一方、電動モータ18のモータハウジング25は、筒状のモータハウジング本体26と、上記の第1のハウジング23とにより構成されている。具体的には、ECU12を収容するためのハウジングHの一部である第1のハウジング23が、電動モータ12のモータハウジング25の少なくとも一部とは単一の材料で一体に形成されている。換言すると、モータハウジング25の少なくとも一部と、ECU12を収容するためのハウジングHの一部とが兼用されている。
また、ギヤハウジング22は、ウォーム軸20が収容された筒状の駆動ギヤ収容ハウジング27と、ウォームホイール21が収容された筒状の従動ギヤ収容ハウジング28と、上記の第2のハウジング24とにより構成されている。具体的には、ECU12を収容するためのハウジングHの一部である第2のハウジング24が、ギヤハウジング22の駆動ギヤ収容ハウジング27および従動ギヤ収容ハウジング28とは単一の材料で一体に形成されている。換言すると、ギヤハウジング22の一部と、ECU12を収容するためのハウジングHの一部とが兼用されている。
従動ギヤ収容ハウジング28は、ステアリングシャフト6が嵌合するウォームホイール21を取り囲んでいる。
図3を参照して、モータハウジング本体26は、円筒状の周壁29と、周壁29の一端を閉塞する底壁30と、周壁29の他端からその径方向外方に張り出した環状のフランジ31とを含む。
モータハウジング本体26と第1のハウジング23とは、図示しない固定ねじを用いて互いに固定されている。
電動モータ18のモータハウジング25である第1のハウジング23とこの第1のハウジング23に接触する第2のハウジング24とによって、制御装置としてのECU12を収容する収容室100が形成されている。
電動モータ18の回転軸37およびウォーム軸20が同軸上に並べて配置されており、回転軸37およびウォーム軸20は、互いの間に介在する継手38を介して同軸的に動力伝達可能に連結されている。継手38は、電動モータ18の回転軸37と同行回転する環状の入力部材39と、ウォーム軸20と同行回転する環状の出力部材40と、入力部材39および出力部材40の間に介在し入力部材39および出力部材40を動力伝達可能に連結する環状の弾性部材41とを有している。
ウォーム軸20は、ギヤハウジング22の駆動ギヤ収容ハウジング27の駆動ギヤ収容孔42に収容されている。ウォーム軸20は第1の端部20aおよび第2の端部20bを有しており、ウォーム軸20の軸方向の中間部にウォーム20cが形成されている。
ウォーム軸20の第1の端部20aは、駆動ギヤ収容孔42の一端(電動モータ18側の端部)の内周の軸受保持部44に保持された第1の軸受45によって、回転可能に支持されている。ウォーム軸20の第2の端部20bは、駆動ギヤ収容孔42の他端の内周の軸受保持部46に保持された第2の軸受47によって、回転可能に支持されている。
第1の軸受45は、内輪48と、外輪49と、内輪48および外輪49の間に介在する複数の転動体50とを有する転がり軸受からなる。内輪48は、ウォーム軸20の第1の端部20aに同行回転可能に保持されている。内輪48の一方の端面は、ウォーム軸20の外周に設けられた位置決め段部に当接している。ウォーム軸20の第1の端部20aには、小径の突軸51が延設されており、その突軸51には、継手38の出力部材40が同行回転可能に且つ軸方向移動不能に嵌合されている。出力部材40は内輪48の他方の端面に当接しており、ウォーム軸20の上記位置決め段部と出力部材40の間に、内輪48が挟持されている。これにより、ウォーム軸20に対する内輪45の軸方向移動が規制されている。
外輪49の一方の端面が、駆動ギヤ収容孔42の軸受保持部44の一側に隣接する段部に、所定の隙間を隔てて対向している。また、駆動ギヤ収容孔42の軸受保持部44の他側に隣接するねじ部に、環状の固定部材52がねじ込まれており、固定部材52が外輪49の他方の端面を押圧している。これにより、外輪49の軸方向移動が規制されている。 固定部材52は、外周にねじが形成された筒状の本体52aと、本体52aの一端から径方向内方に延びる内方フランジ52bと、本体52aの他端から径方向外方に延びる外方フランジ52cとを有している。内方フランジ52bが、外輪49の他方の端面を押圧している。また、外方フランジ52cは、ECU12の収容室100を区画する第2のハウジング24の第2の内壁面102に押圧されており、これにより、固定部材52の緩み止めが達成されている。
固定部材52の筒状の本体52a内には、継手38の一部が収容されている。これにより、回転軸37の軸方向X1に関しての、電動パワーステアリング装置1の小型化が達成されている。
第2の軸受47は、内輪53と、外輪54と、内輪53および外輪54の間に介在する複数の転動体55とを有する転がり軸受からなる。内輪53は、ウォーム軸20の第2の端部20bに同行回転可能に保持されている。内輪53の一方の端面は、ウォーム軸20の外周に設けられた位置決め段部に当接している。これにより、ウォーム軸20に対する内輪53の軸方向移動(第1の軸受45側への移動)が規制されている。
駆動ギヤ収容孔42の軸受保持部46に隣接する、駆動ギヤ収容孔42の入口部に、ねじ部56が形成されており、そのねじ部56に、第1および第2の軸受45,47に一括して予圧を付与するための予圧付与部材57がねじ込まれている。予圧付与部材57は、円板状の本体58を有しており、本体58の外周には、上記ねじ部56に螺合するねじ部59が形成されている。また、本体58の一方の端面に、第2の軸受47の外輪54の一方の端面を押圧する環状凸部60が形成されている。
本体58の他方の端面には、当該予圧付与部材57を回動操作するための工具を係合する、例えば断面多角形形状の工具係合孔61が形成されている。また、本体58のねじ部59に螺合されたロックナット32によって、予圧付与部材57が止定されるようになっている。
ウォーム軸20の第1および第2の端部20a,20bを支持する第1および第2の軸受45,47は、何れも公知のシール軸受により構成されている。具体的には、転動体の軸方向X1の両側において、内輪と外輪の間を密封するシール部材62を備えており、そのシール部材62は、内輪または外輪の何れか一方に固定される。また、シール部材62は他方に摺接するリップを有している。
ウォーム軸20の両端を支持する第1および第2の軸受45,47がシール軸受により構成されているので、ギヤハウジング22内のグリース等の潤滑剤が、ECU12を収容する収容室100側へ漏れ出ることがない。ただし、収容室100内の密封性を高めるために、例えば、固定部材52の本体52aの外周のねじ部とこれに螺合するねじ部との間に、液体パッキンを介在させてもよい。
本実施形態では、電動モータ18としてブラシレスモータが用いられている。電動モータ18は、上記モータハウジング25と、このモータハウジング25内に収容されたロータ64およびステータ65を含む。
ロータ64は、回転軸37の外周に同行回転可能に取り付けられた環状のロータコア66と、ロータコア66の外周に同行回転可能に取り付けられた例えば環状の永久磁石からなるロータマグネット67とを有している。ロータマグネット67には、複数の磁極が周方向に並べて配置されている。これらの磁極は、ロータ64の周方向に関して、N極およびS極が交互に入れ替わるようにされている。
ステータ65は、モータハウジング25のモータハウジング本体26の内周に固定されている。ステータ65は、モータハウジング本体26の内周に固定されたステータコア68と、複数のコイル69とを含む。ステータコア68は、環状のヨークと、このヨークの内周から径方向内方へ突出する複数のティースとを含む。各コイル69は対応するティースに巻回されている。
また、モータハウジング25のモータハウジング本体26と第1のハウジング23とにより区画されるモータ室70内には、環状またはC形形状をなすバスバー71が収容されている。各ティースに巻回されたコイル69は、バスバー71と接続されている。バスバー71は、各コイル69と電流印加線との接続部に用いられる導電接続材であり、バスバー71は、各コイル69に、図示しない電力供給源からの電力を配電するための配電部材として機能する。
また、モータ室70内には、ロータ64の回転位置を検出するための回転位置検出装置72が収容されている。回転位置検出装置72は、第1のハウジング23に固定されたステータ73と、回転軸37とは同行回転可能に取り付けられたロータ74とを有している。回転位置検出装置72としては、例えばレゾルバを用いることができる。また、ホール素子を用いることもできる。
回転軸37は、モータハウジング25の一部とECU12を収容するハウジングHの一部とを兼用する第1のハウジング23によって保持された第3の軸受75および第4の軸受76によって、回転可能に支持されている。第3および第4の軸受75,76は、第1および第2の軸受45,47と同じ構成のシール軸受により構成されている。
図4は、図3の一部拡大図である。図4を参照して、前述したように、ハウジングHは、第1のハウジング23と第2のハウジング24とによって形成されている。
第1のハウジング23は、一端が開放した概ね四角箱型の本体33を備えている。本体33は、底壁としての仕切り壁77と、仕切り壁77の外周縁部から突出し概ね四角環状をなす外周壁78と、仕切り壁77から突出し外周壁78に囲まれる筒状部79と、を含んでいる。
仕切り壁77は、ECU12を収容する収容室100とモータ室70とを仕切るための環状の部分である。仕切り壁77のうち、ウォーム軸20の中心軸線C3に対してウォームホイール21側に位置している部分は、相対的に薄肉の薄肉部77aとされている。一方、仕切り壁77のうち、ウォーム軸20の中心軸線C3に対してウォームホイール21とは反対側に位置している部分は、相対的に厚肉の厚肉部77bとされている。
仕切り壁77の一側面は、第1の内壁面101とされている。第1の内壁面101は、薄肉部77aに形成された第1の部分101aと、厚肉部77bに形成された第2の部分101bと、を含んでいる。回転軸37の軸方向X1に関して、第2の部分101bは、第1の部分101aに対してウォーム軸20側に配置されている。
図5は、操舵補助機構5の第1のハウジング23と第2のハウジング24とを分割した状態における第1のハウジング23側の斜視図である。図5を参照して、第1のハウジング23の外周壁78は、全体として四角環状をなしている。外周壁78の一端面78aは、回転軸37の軸方向X1とは直交している。この外周壁78は、第1の側壁81と、区画壁としての第2の側壁82と、第3の側壁83と、第4の側壁84とを含んでいる。
第1の側壁81および第3の側壁83には、それぞれ、ねじ挿通孔85が形成された結合凸部86が形成されている。第2の側壁82のうち、当該第2の側壁82の長手方向L1の一端には、後述する電源コネクタ135のハウジング135aが挿通される開口87が形成されている。この開口87は、電源コネクタ135のハウジング135aの外形形状に対応して矩形形状に形成されている。
図4を参照して、仕切り壁77は、上記の第3の軸受75の外輪を保持するための保持孔105を有している。また、仕切り壁77からモータハウジング本体26側に向けて延びる筒状突起106が形成されている。筒状突起106は上記保持孔105とは同軸的に形成されている。この筒状突起106の内周には、回転位置検出装置72のステータ73が固定されている。
筒状部79は、仕切り壁77から第2のハウジング24側に向けて延びており、保持孔105とは同軸的に形成されている。筒状部79の内周には、上記の第4の軸受76の外輪が保持されている。筒状部79の一端には、径方向内方に延びる環状フランジ107が延設されている。第4の軸受76の外輪の一端が環状フランジ107に当接することにより、筒状部79に対する第4の軸受76の外輪の軸方向移動が規制されている。
一方、第4の軸受76の内輪は、回転軸37の外周に形成された環状の位置決め段部と、継手38の入力部材39の端面との間に挟持されており、これにより、回転軸37に対する第4の軸受76の内輪の軸方向移動が規制されている。
図2および図4を参照して、第2のハウジング24は、一端が開放した概ね四角箱型の本体108を備えている。本体108は、底壁109と、底壁109の外周縁部から突出し概ね四角環状をなす外周壁110と、を含んでいる。
底壁109の一側面は、第2の内壁面102とされている。第2の内壁面102は、第1の内壁面101に対して、電動モータ18の回転軸37の軸方向X1に対向している。
第2のハウジング24の外周壁110の一端面110aは、回転軸37の軸方向X1とは直交している。外周壁110の一端面110aと、第1のハウジング23の外周壁78の一端面78aとは、互いに突き合わされており、両端面110a,78a間がOリング等の環状のシール部材91によって封止されている。
この外周壁110は、第1の側壁111と、第2の側壁112と、第3の側壁113と、第4の側壁114とを含んでいる。第1の側壁111は、第1のハウジング23の第1の側壁81に突き合わされている。同様に、第2の側壁112は、第1のハウジング23の第2の側壁82に、第3の側壁113は、第1のハウジング23の第3の側壁83に、第4の側壁114は、第1のハウジング23の第4の側壁84に、それぞれ突き合わされている。
第1の側壁111および第3の側壁113には、それぞれ、ねじ孔115が形成された結合凸部116が形成されており、第1のハウジング23の対応する結合凸部86と突き合わされている。結合凸部86と対応する結合凸部116とが図示しないねじ部材を用いて固定されている。
上記の構成により、仕切り壁77、筒状部79、第1のハウジング23の外周壁78、第2のハウジング24の外周壁110および底壁109によって、ECU12を収容する収容室100が区画されている。
図4および図5を参照して、ECU12は、パワー基板118と、制御基板119と、を含んでいる。また、ECU12に関連して、電源モジュール120が設けられている。
パワー基板118は、矩形の板状に形成されている。パワー基板118は、第1のハウジング23の仕切り壁77の第1の内壁面101の第2の部分101bに配置されている。この第2の部分101bが設けられている厚肉部77bは、パワー基板118を受ける座部を構成している。厚肉部77bは、後述する発熱要素としてのFET123を有するパワー基板118に、熱伝導可能に接触している。発熱要素の熱は、パワー基板118から、ヒートシンクを構成する厚肉部77bに伝わり、第2のハウジング24とは一体のギヤハウジング22側へ逃がされる。
パワー基板118には、電動モータ18を駆動するためのモータ駆動回路としてのパワー回路122が実装されている。パワー回路122には、スイッチング素子としての複数のFET123(電解効果型トランジスタ)が含まれている。
各コイル69と接続されたバスバー71は、第1のハウジング23の仕切り壁77を挿通して収容室100内に進入するバスバー端子124を介して、パワー回路122に接続されるようになっている。
制御基板119は、矩形の板状に形成されている。制御基板119は、電動モータ18の回転軸37の軸方向X1に関して、第2のハウジング24の第2の内壁面102とパワー基板118との間に配置されている。制御基板119の中央には、挿通孔119aが形成されており、この挿通孔119aに、継手38の入力部材39が挿通されている。
制御基板119には、パワー回路122を制御するための制御回路125が実装されている。制御回路125は、パワー回路122の各FET123を制御するCPUを含んでいる。制御回路125は、回転位置検出装置72のステータ73と接続されている。具体的には、第1のハウジング23の仕切り壁77を挿通して収容室100内に進入するバスバー端子126を介して、回転位置検出装置72のステータ73と制御基板119の制御回路125とが接続されている。また、制御回路125は、パワー基板118のパワー回路122と接続されるようになっている。
電源モジュール120は、車両の電源としてのバッテリ127に接続された相手方電源コネクタ146からパワー基板118への電力供給回路を構成している。この電源モジュール120は、第1のハウジング23に対して一括して着脱できるようにされており、合成樹脂製のホルダ131と、第1および第2のコンデンサ132,133と、チョークコイル134と、電源コネクタ135と、を含んでいる。
ホルダ131の樹脂成形時に、第1のコンデンサ132、第2のコンデンサ133、チョークコイル134、および電源コネクタ135の後述する第1および第2の端子135b,135cがそれぞれインサートされるようになっている。
ホルダ131は、第1のハウジング23の外周壁78の内周に沿って配置される矩形の枠部136を含んでいる。枠部136は、第1の内壁面101の第1の部分101aと第2の部分101bの双方に跨って配置されており、複数の固定ねじ137を用いて、これら第1の部分101aおよび第2の部分101bに固定されている。
第1および第2のコンデンサ132,133は、電動モータ18への電力ラインに配置され、電動モータ18に流れる電流のリップルを除去する平滑用の電解コンデンサである。通例、この種のコンデンサ85は、大容量であり大型である。第1および第2のコンデンサ132,133は、第1のハウジング23の第3の側壁83および第4の側壁84のそれぞれに近接して配置されている。第1および第2のコンデンサ132,133のそれぞれの円柱状の主体部138は、回転軸37の軸方向X1とは直交する方向と平行に延びている。
また、第1および第2のコンデンサ132,133は、第1の内壁面101の第1の部分101a、すなわち薄肉部77aに対向するように配置されている。収容室100内において、薄肉部77aと制御基板119との間に形成される収容空間S1は、電動モータ18の回転軸37の軸方向X1に関して、十分な高さを有している。この収容空間S1には、各コンデンサ132,133等の比較的大型で背の高い部品が収容されるようになっており、収容室100内の空間の有効利用が図られている。
チョークコイル134は、電動モータ18への電力ラインに配置される高周波減衰用のコイルである。このチョークコイル134は、第1の内壁面101の第1の部分101aと対向するように配置されている。また、チョークコイル134は、第2のコンデンサ133と電源コネクタ135とに挟まれるように配置されている。
電源コネクタ135は、ホルダ131とは単一の材料を用いて一体に形成されたコネクタハウジングとしてのハウジング135aと、このハウジング135aに保持されハウジング135a内に配置された第1および第2の端子135b,135cと、を含んでいる。
図6は、図5の一部を電動モータ18の軸方向X1と平行な方向に見た図である。図5および図6を参照して、電源コネクタ135のハウジング135aは、一端が開放された箱形形状とされている。このハウジング135aは、第2の側壁82に形成された開口87を挿通しており、収容室100の内側から外側に延びている。
このハウジング135aは、周壁としての第1の壁141、第2の壁142、第3の壁143および第4の壁144を含んでいる。各壁141〜144は、それぞれ、矩形形状に形成されている。
ハウジング135aのうち、基端側の略半部は、収容室100内に配置されている。ハウジング135aの先端側の残りの略半部は、収容室100から突出している。
図7は、図6のVII−VII線に沿う要部の断面図である。図6および図7を参照して、ホルダ131の枠部136は、第2の側壁82に近接する位置に形成された連結部136aを含んでいる。この連結部136aには、ハウジング135aの第2の壁142が連結されている。より具体的には、ハウジング135aの第2の壁142の外側面に形成された被連結部142aに、枠部136の連結部136aが連結されている。
図5を参照して、第1および第2の端子135b,135cは、それぞれ、図示しない導電部材としてのバスバーを介して、ECU12のパワー回路122に接続されている。これらのバスバーに上記第1のコンデンサ132、第2のコンデンサ133およびチョークコイル134が接続されている。
電源コネクタ135には、相手方電源コネクタ146が連結される。具体的には、相手方電源コネクタ146は、電源コネクタ135のハウジング135aに嵌合される合成樹脂製の箱形形状のハウジング146aと、ハウジング146a内に設けられた第3および第4の端子146b,146cと、を含んでいる。
第3および第4の端子146b,146cは、バッテリ127の対応する電極147,148にそれぞれ接続されている。
相手方電源コネクタ146のハウジング146aを電源コネクタ135のハウジング135aに対して、第2の側壁82と直交する挿抜方向A1の一方A11に動かす。これにより、相手方電源コネクタ146のハウジング146aを、電源コネクタ135のハウジング135aに挿入して両者を結合することができる。これにより、第1および第2の端子135b,135cと、対応する第3および第4の端子146b,146cがそれぞれ接続される。
一方、相手方電源コネクタ146のハウジング146aを電源コネクタ135のハウジング135aに対して、挿抜方向A1の他方A12に動かす。これにより、ハウジング135aに結合された相手方電源コネクタ146のハウジング146aを、電源コネクタ135のハウジング135aから引き抜いて両者の結合を解除することができる。
本実施の形態の特徴の1つは、電源コネクタ135のハウジング135aと第1のハウジング23の開口87との間のシール性を、少ない部品点数で確保している点にある。また、本実施の形態の特徴の1つは、電源コネクタ135に相手方電源コネクタ146を挿抜することに起因する、電源コネクタ135のハウジング135aの破損をより確実に防止するようになっている点にある。以下、これらの特徴に関する構成を説明する。
図8は、図6のVIII−VIII線に沿う要部の断面図である。図7および図8を参照して、第1のハウジング23の第2の側壁82に形成された開口87の縁部150は、ハウジング135aの第1の壁141に対向する第1の対向部151と、ハウジング135aの第2の壁142に対向する第2の対向部152と、ハウジング135aの第3の壁143に対向する第3の対向部153と、を含んでいる。
ハウジング135aの第1の壁141のうち、第1の対向部151と対向する部分が第1の対向部141aとされている。また、ハウジング135aの第2の壁142のうち、第2の対向部152と対向する部分が第2の対向部142aとされている。また、ハウジング135aの第3の壁143のうち、第3の対向部153と対向する部分が第3の対向部143aとされている。
電源コネクタ135の第2の対向部142aおよび第2の側壁82の第2の対向部152には、互いに嵌合する嵌合部としての凸部154および凹部155が形成されている。
凸部154は、第2の対向部152に形成された凸条であり、第2の側壁142の長手方向L1に沿って延びており、長手方向L1に関して、第2の対向部152の全域に亘って形成されている。この凸部154は、長手方向L1と直交する断面形状が矩形となっている。
凸部154は、挿抜方向A1に並ぶ一対の端面154a,154bを含んでいる。一対の端面154a,154bは、挿抜方向A1とは直交している。
凹部155は、電源コネクタ135のハウジング135aの第2の対向部142aに形成された凹条であり、凸部154と平行に延びており、長手方向L1に関して、第2の対向部142aの全域に亘って形成されている。この凹部155は、挿抜方向A1に並ぶ一対の内側面155a,155bを含んでいる。一対の内側面155a,155bは、挿抜方向A1とは直交している。凹部155の一対の内側面155a,155bは、凸部154の一対の端面154a,154bを挿抜方向A1に挟むように配置されている。
第2の対向部142aと第2の対向部152との間には、隙間157が形成されている。この隙間157は、凸部154と凹部155の互いの凹凸嵌合により形成されたラビリンス隙間158と、ラビリンス隙間158に対して第2の側壁82の外側面側にある平坦な外側隙間159と、ラビリンス隙間158に対して第2の側壁82の内側面側にある平坦な内側隙間160と、を含んでいる。ラビリンス隙間158は、長手方向L1と直交する断面において、クランク形形状に形成されている。
図8を参照して、前述したように、第1のハウジング23の第2の側壁82と第2のハウジング24の第2の側壁112とが互いに突き合わされている。これにより、シール部材91は、電源コネクタ135のハウジング135aの第4の壁144の外側面144bに当接している。シール部材91によって、電源コネクタ135のハウジング135aの第4の壁144と、第2のハウジング24の第2の側壁112との間がシールされている。
図9(A)を参照して、前述したように、相手方電源コネクタ146のハウジング146aを電源コネクタ135のハウジング135aに挿入するとき、電源コネクタ135のハウジング135aは、相手方電源コネクタ146のハウジング146aから挿抜方向A1の一方A11を向く力F1を受ける。このとき、凸部154の一方の端面154aと凹部155の一方の内側面155aとの係合により、電源コネクタ135のハウジング135aは、挿抜方向A1の一方A11側への移動が規制される。
図9(B)を参照して、一方、前述したように、相手方電源コネクタ146のハウジング146aを電源コネクタ135のハウジング135aから抜くとき、電源コネクタ135のハウジング135aは、相手方電源コネクタ146のハウジング146aから挿抜方向A1の他方A12を向く力F2を受ける。このとき、凸部154の他方の端面154bと凹部155の他方の内側面155bとの係合により、電源コネクタ135のハウジング135aは、挿抜方向A1の他方A12側への移動が規制される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第2の側壁82の凸部154と、電源コネクタ135のハウジング135aの凹部155との間にラビリンス隙間158が形成されている。これにより、これらの凸部154および凹部155間をシールすることができる。これにより、第2の側壁82と電源コネクタ135のハウジング135aとの間のシール性を優れたものにできる。また、第2の側壁82の第2の対向部152と電源コネクタ135のハウジングの第2の対向部142aとの間にシール部材等のシールのための別の部材を介装する必要がない。その結果、部品点数をより少なくできる。
さらに、凹部155と凸部154の互いの凹凸嵌合により、異物の侵入を抑制する効果の高いラビリンス隙間158を形成できる。また、第2の対向部142aに凹部155を形成し、第2の対向部152に凸部154を形成するとともに、これらの凹部155と凸部154とを互いに嵌合させるという簡易な構成により、ラビリンス隙間158を容易に形成できる。
また、電源コネクタ135に対して相手方電源コネクタ146を挿抜するとき、電源コネクタ135は、相手方電源コネクタ146から挿抜方向A1の力を受け、第1のハウジング23の第2の側壁82に対して挿抜方向A1に変位しようとする。しかしながら、凹部155と凸部154との嵌合により、電源コネクタ135が第2の側壁82に対して挿抜方向A1に変位することが規制される。これにより、電源コネクタ135のハウジング135aが、このハウジング135aを固定するホルダ131の枠部材136に対して無理に変位することを防止でき、電源コネクタ135のハウジング135aとホルダ131との連結部136a,142cが破損することをより確実に防止できる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。なお、以下では、図1〜図8に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には図に同様の符号を付してその説明を省略する。
例えば、図10に示すように、第2の対向部152Aに、挿抜方向A1に並ぶ複数(例えば、2つ)の凹部155を設けるとともに、第2の対向部142aAに、対応する凹部155に嵌合する複数の凸部154を設けてもよい。この場合、第2の対向部152Aと第2の対向部142aAとの間のシール性をより高めることができる。
さらに、図11に示すように、第2の対向部152Bに、凹部155と凸部154の双方を形成するとともに、第2の対向部142aBに、凸部154と凹部155の双方を形成してもよい。この場合、第2の対向部152Bの凹部155と、第2の対向部142aBの凸部154とが凹凸嵌合される。また、第2の対向部152Bの凸部154と、第2の対向部142aBの凹部155とが凹凸嵌合される。
また、図12に示すように、電源コネクタ135Cのハウジング135aCの4つの壁141C,142C,143C,144Cのそれぞれに凹凸嵌合構造を設けることにより、電源コネクタ135Cのハウジング135aCの全周に亘ってラビリンス隙間を形成してもよい。
具体的には、電源コネクタ135Cのハウジング135aCの第1の壁141Cの第1の対向部141aCに凹部155を設けるとともに、これに対向する第1のハウジング23Cの第2の側壁82Cの第1の対向部151Cに凸部154を設け、これらの凸部154と凹部155を互いに凹凸嵌合する。同様に、電源コネクタ135Cのハウジング135aCの第3の壁143Cの第3の対向部143aCに凹部155を設けるとともに、これに対向する第1のハウジング23Cの第2の側壁82Cの第3の対向部153Cに凸部154を設け、これらの凸部154と凹部155を互いに凹凸嵌合する。また、電源コネクタ135Cのハウジング135aCの第4の壁144Cのうち、第2のハウジング24Cの第2の側壁112Cに対向する第4の対向部144aCに凹部155を設け、さらに、第2の側壁112の一端面112aCに凸部154を設け、これらの凸部154と凹部155を互いに凹凸嵌合する。
なお、図12に示す場合において、何れか1つ、2つまたは3つの凹凸嵌合構造を廃止してもよい。
また、各上記実施の形態において、凸部154は、長手方向L1に延びる条ではなく、単なる突起でもよい。また、互いに嵌合される凸部154と凹部155の配置を入れ換えてもよい。
さらに、上述の実施形態では、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に本発明が適用された例について説明したが、これに限らず、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置や、いわゆるラックアシスト式の電動パワーステアリング装置に、本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が、電動モータの出力を操舵補助力として出力する電動パワーステアリング装置に適用された例について説明したが、これに限らない。例えば、操舵部材の操舵角に対する転舵輪の転舵角の比を変更可能な伝達比可変機構を備え、伝達比可変機構を駆動するために電動モータの出力を用いる伝達比可変式の車両用操舵装置や、操舵部材と転舵輪との機械的な連結が解除され、転舵輪を電動モータの出力で操向するステア・バイ・ワイヤ式の車両用操舵装置等に、本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、電動モータ18として、ブラシレスモータを用いる例について説明したが、これに限らず、ブラシレスモータ以外のモータを、電動モータ18として用いてもよい。
1…電動パワーステアリング装置(車両用操舵装置)、12…ECU(制御装置)、18…電動モータ(操舵用モータ)、82,82C…第2の側壁(区画壁)、87…開口、100…収容室、135a,135aC…(電源コネクタの)ハウジング(コネクタハウジング)、135,135C…電源コネクタ(コネクタ)、141aC…(コネクタハウジングの)第1の対向部(対向部)、142a,142aA,142aB,142aC,…(コネクタハウジングの)第2の対向部(対向部)、143aC…(コネクタハウジングの)第3の対向部(対向部)、146…相手側電源コネクタ(相手側コネクタ)、146a…(相手側コネクタの)ハウジング、151C…(区画壁の)第1の対向部(対向部)、152,152A,152B,152C…(区画壁の)第2の対向部(対向部)、153C…(区画壁の)第3の対向部(対向部)、154…凸部(嵌合部)、155…凹部(嵌合部)、155a,155b…(凹部の)内側面、158…ラビリンス隙間、A1…挿抜方向、H…ハウジング(モータ制御装置ハウジング)。

Claims (3)

  1. 操舵用モータの制御装置を収容する収容室を区画する区画壁を含むモータ制御装置ハウジングと、
    上記区画壁に形成された開口を通して上記収容室の内側から外側に延びるコネクタハウジングを含み、上記制御装置に接続されるコネクタと、を備え、
    上記区画壁と上記コネクタハウジングの互いの対向部は、互いに嵌合する嵌合部を含み、
    各上記嵌合部間にラビリンス隙間が形成されていることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 請求項1において、各上記嵌合部の一方は凹部を含み、他方は凸部を含み、
    上記ラビリンス隙間は、上記凹部および上記凸部の互いの凹凸嵌合により形成されていることを特徴とする車両用操舵装置。
  3. 請求項2において、上記コネクタハウジングに結合される相手側コネクタのハウジングを上記コネクタハウジングに対して挿抜するときの挿抜方向に関して、上記凹部は、上記凸部を挟む一対の内側面を含むことを特徴とする車両用操舵装置。
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