JP2010278131A - 半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体レーザにおいて、高出力化のためのCOD抑制とキンク抑制とを両立する。
【解決手段】半導体レーザ素子100において、第1導電型半導体基板101上に、第1導電型クラッド層102と、量子井戸構造の活性層103と、第1の第2導電型クラッド層104と、第2導電型エッチングストップ層105と、リッジストライプ形状の第2の第2導電型クラッド層106と、第2導電型コンタクト層107とが順次積層されている。前端面140及び後端面141を有する共振器の一対の共振器端面部において、第2の第2導電型クラッド層106から活性層103までZnが拡散された端面窓領域120及び121が形成されている。後端面の端面窓領域121における活性層103の発光波長は、前端面の端面窓領域130における活性層103の発光波長よりも長波長である
【選択図】図1
【解決手段】半導体レーザ素子100において、第1導電型半導体基板101上に、第1導電型クラッド層102と、量子井戸構造の活性層103と、第1の第2導電型クラッド層104と、第2導電型エッチングストップ層105と、リッジストライプ形状の第2の第2導電型クラッド層106と、第2導電型コンタクト層107とが順次積層されている。前端面140及び後端面141を有する共振器の一対の共振器端面部において、第2の第2導電型クラッド層106から活性層103までZnが拡散された端面窓領域120及び121が形成されている。後端面の端面窓領域121における活性層103の発光波長は、前端面の端面窓領域130における活性層103の発光波長よりも長波長である
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体レーザ、特に、端面窓構造を備えた半導体レーザの特性向上及び製造方法に関するものである。
録画再生型DVD、高倍速CD−R/RW等の光ディスクシステムにおける光源として用いられる半導体レーザには、高出力動作が要求されている。特に、録画再生型DVDに用いる光源としては、近年では300mWを超える出力が可能な赤色半導体レーザが商品化されており、今後もこのような高出力化への要望が引き続き求められていくと予想される。
図7(a)〜(c)は、一般的な窓構造を用いた赤色半導体レーザ素子50の断面構造図である。より具体的に、図7(a)は共振器方向の断面構造図、図7(b)は図7(a)におけるb-b 線、つまり窓領域における共振器に対して垂直な方向の断面構造図、図7(c)は図7(a)におけるc-c 線、つまり利得領域における共振器に対して垂直な方向の断面構造図を示す。
赤色半導体レーザ素子50において、n型GaAs基板1上に、n型AlGaInPクラッド層2、量子井戸活性層3、第1p型AlGaInPクラッド層4、エッチングストップ層(ES層)5、第2p型AlGaInPクラッド層6がこの順に積層されている。第2p型AlGaInPクラッド層6は、リッジストライプ30に加工されている。
第2p型AlGaInPクラッド層6上の一部にp型GaAsコンタクト層7が形成され、第2p型AlGaInPクラッド層6上及びp型GaAsコンタクト層7の一部上に電流狭窄層8が形成されている。更に、p型GaAsコンタクト層7上を覆うようにp側電極9、n型GaAs基板1の裏側にn側電極10が形成されている。
また、レーザ素子の前端面40(レーザ出射面)と、その反対側の後端面41とを有する共振器において、一対の共振器端面部の両方に、不純物拡散により窓領域20が形成されている(特許文献1、5参照)。
量子井戸活性層3は、GaInPウェル層(図示せず)とAlGaInPバリア層(図示せず)とにより構成されている。エッチングストップ層5はp型GaInP層により構成されている。
一般に、窓領域20上においてp型GaAsコンタクト層7は除去され、第2p型AlGaInPクラッド層6上が電流狭窄層8により覆われている。このことによって、窓領域20において量子井戸活性層3には電流が注入されないようになっている。
半導体レーザの高出力化を実現する上で重要なのは、(1)共振器端面におけるCOD(Catastrophic Optical damage )による劣化を抑制すること、(2)キンク発生を抑制すること、である。
CODは、発熱により共振器端面部付近の量子井戸活性層のバンドギャップが縮小し、レーザ光が端面で吸収されることによって生じる。
COD劣化抑制の手段として、共振器端面にレーザ光に対して透明な領域を形成した端面窓構造が広く用いられている(例えば特許文献1,2,3及び4)。
この構造は、共振器端面部の量子井戸活性層に不純物を拡散して無秩序化した領域(窓領域)を形成することにより、共振器端面部付近のおける活性層のバンドギャップを増大させているものである。このバンドギャップの増大により、端面部でレーザ光が吸収されるのを防ぐことができる。
一方、キンクは、例えば以下のようなメカニズムによって発生する。
まず、レーザの光強度は、活性層内に注入されるキャリア密度に比例して増大する。そのため、光強度が高くなった際にキャリアが不足するというホールバーニング効果を原因としてキンクが生じる場合がある。また、ストライプ幅が大きくなって横モードが広がり、モードの固定化が弱くなることで複数の横モードが発生することを原因としてキンクが生じる場合もある。
キンク発生を抑制するためには、ストライプ幅を細くする必要がある。これに対し、高出力動作を考慮してある程度広いスポットサイズを持たせるには、ストライプ幅を広くすることが有効である。このため、ストライプ幅が一定の場合、両方の要請に答えるのは困難である。
これに関し、特許文献5及び6では、レーザ光が出射される前端面側のストライプ幅が、反対側に位置する後端面でのストライプ幅よりも広くなるテーパストライプ構造が開示されている。この構造においては、前端面のストライプ幅を広くして光スポットを広げることにより、光密度を低減してCODによる劣化を抑制できる。これと共に、光密度が比較的小さい後端面でストライプ幅を狭くすることにより、横モードの安定化を図り、高出力動作を制限する主要因であるキンクの発生を抑制できる。その結果、横モードが安定な高出力レーザを高信頼性化が実現できる(図11を参照)。
次に、一般的な窓構造を用いた赤色半導体レーザ素子の製造方法について、図面を用いて説明する。
まず、図8(a)に示すように、n型GaAs基板1上に、n型AlGaInPクラッド層2、量子井戸活性層3、第1p型AlGaInPクラッド層4、エッチングストップ層5、第2p型AlGaInPクラッド層6及びp型GaAsコンタクト層7を順次エピタキシャル成長させる。これには、MO−VPE法(metal organic vapar phase epitaxy)を用いる。
次に、図8(b)に示すように、シリコン酸化膜51を堆積させ、所望の領域に開口部54を設ける。その後、スパッタ法によりZnO膜52を堆積し、更にシリコン窒化膜53を堆積する。
次に、図8(c)に示すように、窒素雰囲気中において熱処理によるアニールを行なう。これにより、開口部54上のZnO膜を拡散源として、p型GaAsコンタクト層7からn型AlGaInPクラッド層2まで達するように、Znを固相拡散させる。このようにして不純物拡散領域(窓領域20)が形成される。
窓領域20において、GaInPウェル層とAlGaInPバリア層から構成された量子井戸活性層3は平均組成化される。そのバンドギャップは、平均組成化されていない量子井戸のバンドギャップより大きくなり、端面窓構造として機能する。
その後、シリコン酸化膜51、ZnO膜52、シリコン窒化膜53を除去する。
次に、図8(d)、図9(a)及び(b)に示すように、所望の領域をリソグラフィによりパターンを形成した後、ドライエッチング、ウェットエッチングによって、第2p型AlGaInPクラッド層6の所望の領域を除去し、共振器となるストライプ形状のリッジストライプ30を形成する。
尚、図9(a)及び(b)は、それぞれ、図8(d)の工程断面図の窓領域20及び利得領域における垂直方向の工程断面図である。上記したように、第2p型AlGaInPクラッド層6を加工したリッジストライプ30は、半導体レーザ素子において共振器として働く。
本工程において、ドライエッチングにより第2p型AlGaInPクラッド層6の途中までエッチングし、その後、ウェットエッチングが行なわれる。この際のウェットエッチング溶液としては、第2p型AlGaInPクラッド層6とエッチングストップ層5との間で選択比(第2p型AlGaInPクラッド層のエッチ速度/GaInPエッチングストップ層のエッチ速度)が十分確保できる希塩酸等が適宜選択される。
このようにすると、リッジの形成時にエッチングストップ層5によりエッチングを停止することができる。つまり、n型AlGaInPクラッド層2、量子井戸活性層3、第1p型AlGaInPクラッド層4をエッチングすることなく、第2p型AlGaInPクラッド層6のみをリッジストライプ30に加工することができる。
次に、図8(e)に示すように、窓領域20への電流注入を抑制するために、窓領域20及びその周辺部のp型GaAsコンタクト層7を除去し、電流非注入領域21を形成する。
次に、図8(f)に示すように、電流狭窄層8を堆積した後、電流注入領域22のパターニングを行なう。続いて、図8(g)のようにp側電極9を形成した後、n側電極10を形成する。その後、窓領域20内においてリッジストライプと垂直な面に沿ってへき開を行なうことにより、一対の共振器面を有する半導体レーザ素子が形成される。
また、一般には、窓領域20は半導体レーザ素子の双方の端面部に形成されている(特許文献1、5)
以上に説明した端面窓構造を有するテーパストライプ構造を用いる場合、数百ミリワット級の超高出力の光出力を目指してキンクの発生を安定的に抑制するためには、後端面に極めて狭いストライプ幅を形成すると共に、ストライプ幅をより再現性よく製造することが求められる。
しかしながら、テーパストライプ構造について、レーザ出射面と反対側に位置する後端面におけるストライプ幅は、設計値通り仕上がらず非常にばらつきが大きくなる場合がある。このように後端面におけるストライプ幅を所望通りに制御できない場合、キンク発生を抑制することができなくなる。
また、ストライプ幅が所望の値よりも狭くなることに伴って、コンタクト抵抗が大きくなり、動作電圧の上昇が無視できなくなっている。
以上のような課題に鑑み、本発明の目的は、COD抑制のための窓領域の形成と、キンク発生を抑制するためのストライプ幅、特に後端面の窓領域部分のストライプ幅のばらつきを抑制し、高出力化を実現することのできる半導体レーザ素子とその製造方法を提供することである。
前記の目的を達成するため、本願発明者は、後端面におけるストライプ幅のばらつきが大きくなる原因について検討し、次のような点に着目した。
端面窓構造(窓領域20)は、Znを拡散させることにより形成される。この際、Znの固相拡散により、量子井戸活性層3において平均組成化が進行する。このような平均組成化は、結晶中に固相拡散するZnが多いほど進行する。
窓領域の部分では、量子井戸活性層3に加えて、クラッド層中に配置された極薄膜であるエッチングストップ層5についても同様に平均組成化が進行する。この結果、エッチングストップ層5は混晶化され、エッチング耐性が劣化する。このため、第2p型AlGaInPクラッド層6のリッジ構造を形成するためのウェットエッチング時に、エッチングストップ層5ではエッチングが停止せず、第1p型AlGaInPクラッド層4及び量子井戸活性層3にまでエッチングが進行することになる。
この結果、窓領域20では、エッチングがより深く進行するためにリッジストライプの下部が広がった形となることから、ストライプ幅が所望の設計値よりも広く仕上がってしまう。
また、第2p型AlGaInPクラッド層6自体のエッチング速度も早くなり、リッジのサイドエッチングが発生する。
前記の通り、窓領域20は、レーザ光が出射される前端面とその反対側に位置する後端面の双方に形成されている。このため、窓領域20におけるストライプ幅が制御できなくなると、後端面付近におけるストライプ幅が制御できなくなる。
窓領域20以外の領域では、エッチングストップ層5が平均組成化されていないため、所望の通りエッチングストップ層5でエッチングが停止する。
尚、平均組成化の程度は、カソードルミネセンス波長により知ることができる。
図10に、赤色半導体レーザ素子50について、カソードルミネセンス波長の前端面40から利得領域方向への波長分布を示す。不純物拡散によって形成された窓領域20には、カソードルミネセンス波長が一定となる領域と、該波長が変化する領域(遷移領域)とが存在している。カソードルミネセンス波長が一定となる領域における波長を窓波長と呼ぶ。窓波長及び遷移領域の長さは、前端面とその反対側の端面とにおいてほぼ同程度になるように形成されている。端面窓として機能する不純物拡散領域(窓領域20)のカソードルミネセンス発光波長は、Zn拡散の進行に依存する量子井戸活性層3の平均組成化の程度に依存する。
つまり、窓領域20における第2p型AlGaInPクラッド層6中のZn濃度が高くなると、量子井戸活性層3の平均組成化が進み、バンドギャップが拡大してカソードルミネセンス発光波長は短くなる。逆に、窓領域20における第2p型AlGaInPクラッド層6中のZn濃度が低くなると、量子井戸活性層3の平均組成化が進まず、カソードルミネセンス発光波長は長くなる。
以上の点に基づき、本発明に係る半導体レーザ素子は、第1導電型半導体基板上に、第1導電型クラッド層と、量子井戸構造の活性層と、第1の第2導電型クラッド層と、第2導電型エッチングストップ層と、リッジストライプ形状の第2の第2導電型クラッド層と、第2導電型コンタクト層とが順次積層され、前端面及び後端面を有する共振器の一対の共振器端面部において、第2の第2導電型クラッド層から活性層までZnが拡散された端面窓領域が形成され、後端面の端面窓領域における活性層の発光波長は、前端面の端面窓領域における活性層の発光波長よりも長波長である。
このような半導体レーザ素子は、以下に説明するように、キンク発生及びCODを抑制すると共に高出力化を実現する。
まず、発光波長が長い後端面の端面窓領域では、前端面の端面窓領域に比べて平均組成化が進行しておらず、エッチング速度も遅い。このため、リッジストライプ形状を得るためのエッチングの制御、ひいてはストライプ幅の制御が前端面側に比べて容易であり、ばらつきは抑制される。このため、CODを抑制するための端面窓領域を備えるリッジストライプ型の半導体レーザ素子において、後端面側において幅の狭いリッジストライプが安定して形成されており、高出力化及びキンク発生の抑制が実現可能である。
更に、後端面の窓領域においてストライプ幅を所望の値に制御することができるため、コンタクト面積についても制御でき、コンタクト抵抗及びそれに影響される動作電圧の変動を抑制することもできる。
尚、後端面の端面窓領域における第1の第2導電型クラッド層のZn濃度は、前端面の端面窓領域における第1の第2導電型クラッド層のZn濃度よりも低いことが好ましい。
端面窓領域におけるZn濃度が低いほど、平均組成化の程度は低く、エッチングを制御しやすい。このため、後端面側において、前端面側よりもストライプ幅のばらつきを抑えることができる。
また、リッジストライプ形状の第2の第2導電型クラッド層は、ストライプ幅が前端面の側から後端面の側に向けて減少する領域を有し、後端面の端面窓領域におけるストライプ幅は、前端面の端面窓領域におけるリッジ幅よりも狭いことが好ましい。
キンク発生の抑制及び高出力化に適したこのような構造の半導体レーザ素子において、後端面側のストライプ幅のばらつきを抑制する効果を顕著に得ることができる。
前記の目的を達成するため、本発明の半導体レーザ素子の製造方法は、第1導電型半導体基板上に、第1導電型クラッド層と、量子井戸構造の活性層と、第1の第2導電型クラッド層と、第2導電型エッチングストップ層と、第2の第2導電型クラッド層と、第2導電型コンタクト層とを順次エピタキシャル成長させる工程(a)と、前端面及び後端面を有する共振器の一対の共振器端面部において、第2導電型コンタクト層上に、Znを含む不純物拡散源を形成する工程(b)と、熱処理により、第2の第2導電型クラッド層上部から第1導電型クラッド層にまで達するように不純物拡散源のZnを拡散させて、端面窓領域を形成する工程(c)と、工程(c)の後に、第2導電型コンタクト層及び第2の第2導電型クラッド層をリッジストライプ形状に加工する工程(d)とを備え、工程(c)において、後端面の端面窓領域における第1の第2導電型クラッド層のZn濃度は、前端面の端面窓領域における第1の第2導電型クラッド層のZn濃度よりも低くする。
このような半導体レーザ素子の製造方法によると、工程(c)において後端面の端面窓領域における第1の第2導電型クラッド層のZn濃度を低くすることにより、工程(d)において、後端面の端面窓領域のリッジストライプ形状を安定して形成することができる。つまり、Zn濃度が低いほど平均組成化の程度が低くなり、第2導電型エッチングストップ層のエッチング耐性劣化が起りにくくなると共に、第2の第2導電型クラッド層自体のエッチング速度が遅くなる。この結果、エッチングを制御しやすくなり、ストライプ幅のばらつきを抑制することができる。
この結果、製造される半導体レーザ素子について、キンク発生及びCODを抑制すると共に高出力化を実現する。
尚、工程(b)の前に、前端面側の共振器端面部において、第2導電型コンタクト層の少なくとも一部を除去する工程(e)を更に備えることが好ましい。
また、工程(e)において、後端面側の共振器端面部において、第2の第2導電型クラッド層の一部を除去することが好ましい。
このようにすると、工程(c)において、前端面の端面窓領域についてZnが拡散しやすくなる。結果として、後端面の端面窓領域におけるZn濃度を前端面の端面窓領域におけるZn濃度よりも低くすることができる。
本発明に係る半導体レーザ素子及びその製造方法によると、後端面の端面窓領域において、ストライプ幅のばらつきを抑制することができる。このため、端面窓領域を備えることによりCODを抑制した構造の半導体レーザ素子において、高出力化及びキンク発生の抑制を実現することができる。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。尚、以下はいずれも本発明の構成及びそれによって得られる作用・効果を分かり易く説明するための一例であって、本発明は、効果を得るための本質的部分以外について、例示内容に何ら限定を受けるものではない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態における例示的半導体レーザ素子100について説明する。図1(a)は、半導体レーザ素子100の共振器方向の断面を模式的に示す図である。図1(b)、図1(c)及び図1(d)は、順に、図1(a)におけるb-b 線、c-c 線及びd-d 線による断面であり、前端面の端面窓領域、利得領域及び後端面の端面窓領域における共振器方向に垂直な断面を模式的に示す図である。また、図2は、半導体レーザ素子100の上面の構造を模式的に示す図である。
本発明の第1の実施形態における例示的半導体レーザ素子100について説明する。図1(a)は、半導体レーザ素子100の共振器方向の断面を模式的に示す図である。図1(b)、図1(c)及び図1(d)は、順に、図1(a)におけるb-b 線、c-c 線及びd-d 線による断面であり、前端面の端面窓領域、利得領域及び後端面の端面窓領域における共振器方向に垂直な断面を模式的に示す図である。また、図2は、半導体レーザ素子100の上面の構造を模式的に示す図である。
図1(a)〜(d)に示すように、半導体レーザ素子100において、n型GaAs基板101上に、n型AlGaInPクラッド層102、量子井戸活性層103、第1p型AlGaInPクラッド層104、GaInPエッチングストップ層(ES層)105、第2p型AlGaInPクラッド層106がこの順に積層されている。第2p型AlGaInPクラッド層106はストライプ形状に加工され、リッジストライプ130となっている。
また、第2p型AlGaInPクラッド層106(リッジストライプ130)上の一部にp型GaAsコンタクト層107が形成され、第2p型AlGaInPクラッド層106上及びp型GaAsコンタクト層107の一部上に電流狭窄層108が形成されている。更に、p型GaAsコンタクト層107上を覆うようにp側電極109、n型GaAs基板101の裏側にn側電極110が形成されている。
また、半導体レーザ素子100のレーザ出射面である前端面140と、その反対側の端面である後端面141とを有する共振器において、一対の共振器端面部の両方に、第2p型AlGaInPクラッド層106の上部から量子井戸活性層103にまで達するようにZnが拡散されている。これにより、前端面140側の前端面窓領域120及び後端面141側の後端面窓領域121が形成されている。ここで、第1p型AlGaInPクラッド層104の後端面窓領域121におけるZn濃度は、前端面窓領域120におけるZn濃度よりも低くなっている。
また、図1(b)〜(d)に示すように、少なくとも後端面窓領域121において、第2p型AlGaInPクラッド層106の一部が除去されて形成されたリッジストライプ130の両側の領域に、GaInPエッチングストップ層105が露出した状態になっている。つまり、リッジストライプ130の両側には、エッチングストップ層105上の第2p型AlGaInPクラッド層106は残っていない。
次に、図3(a)及び(b)は、半導体レーザ素子100におけるカソードルミネセンス波長について示すものである。より具体的に、図3(a)は、前端面窓領域120における前端面140から利得領域方向への波長分布、図3(b)は後端面窓領域121における後端面141から利得領域方向への波長分布を示している。いずれについても、カソードルミネセンス波長が一定(この波長を窓波長と呼ぶ)である端面側の領域と、窓波長から利得領域におけるカソードルミネセンス波長まで連続して波長が変化する領域(遷移領域)とを有する。
前記の通り、後端面窓領域121における第1p型AlGaInPクラッド層104のZn濃度は、前端面窓領域120における第1p型AlGaInPクラッド層104のZn濃度よりも低い。この結果、GaInPエッチングストップ層105及び量子井戸活性層103における平均組成化の程度の違いから、後端面窓領域121の量子井戸活性層103におけるカソードルミネセンス波長は、前端面窓領域120の量子井戸活性層103におけるカソードルミネセンス波長よりも長波長化している。
つまり、前端面窓領域120及び後端面窓領域121において、カソードルミネセンス波長が一定となる領域における波長を順に前端面窓波長λ1及び後端面窓波長λ2とすると、
前端面窓波長λ1 < 後端面窓波長λ2
の関係が成立している。
前端面窓波長λ1 < 後端面窓波長λ2
の関係が成立している。
本実施形態の半導体レーザ素子100のような高出力レーザの場合、前端面140には低反射膜コート、後端面141には高反射膜コートが施されている。このため、後端面141における光密度は、前端面140における光密度に比べて格段に小さい。このことから、要求される光出力レベルに応じて適宜後端面窓領域121におけるZn濃度を低減し、量子井戸活性層103における平均組成化を抑制しても、問題にはならない。更に、後端面窓領域121においてZn濃度を低減すると、結晶欠陥の発生及びキャリア吸収を低減する効果があり、半導体レーザ素子100の特性及び信頼性を向上することができる。
以上のように、後端面窓波長λ2の方が前端面窓波長λ1よりも長い場合、GaInPエッチングストップ層105の平均組成化は、後端面窓領域121の方が進行していないことになる。平均組成化が進行すると、GaInPエッチングストップ層105のエッチング耐性が劣化する。このため、平均組成化の進行していない後端面窓領域121において、前端面窓領域120に比べてGaInPエッチングストップ層105のエッチング耐性が高く、エッチング速度が小さい。
例えば、第2p型AlGaInPクラッド層106の一部を除去してリッジストライプ130を形成する際にウェットエッチングを行なったとすると、後端面窓領域121において、エッチングはGaInPエッチングストップ層105によって停止する。つまり、それより下層の第1p型AlGaInPクラッド層104、量子井戸活性層103及びn型AlGaInPクラッド層102がエッチングされることはない。
更に、後端面窓波長λ2の方が前端面窓波長λ1よりも長い場合、第2p型AlGaInPクラッド層106についても同様に、後端面窓領域121において前端面窓領域120よりもZn濃度が低くなっている。このため、第2p型AlGaInPクラッド層106のエッチング速度も小さくなり、サイドエッチ量も低減される。
このように、本実施形態の構成によると、後端面窓領域121における第2p型AlGaInPクラッド層106、第1p型AlGaInPクラッド層104、GaInPエッチングストップ層105に拡散されたZn濃度が低くなっている。このことにより、後端面窓領域121において、リッジストライプ130形成工程におけるGaInPエッチングストップ層105のエッチング耐性を向上させることができる。また、後端面窓領域121において、第2p型AlGaInPクラッド層106のサイドエッチ量が低減され、リッジ加工を所望の通りに仕上げることができ、リッジストライプ130のストライプ幅のばらつきを低減することができる。
以上の結果、窓領域によりCODを抑制した構造の半導体レーザ素100子において、高出力化及びキンク発生の抑制を実現することができる。また、リッジストライプ130のストライプ幅を所望の値に制御することができるために、コンタクト面積についても制御でき、コンタクト抵抗とそれに影響される動作電圧についても制御する(変動を抑制する)ことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態として、第1の実施形態にて説明した半導体レーザ素子100の製造方法について図面を参照しながら説明する。図4(a)〜(f)は、半導体レーザ素子100の製造工程を共振器方向の断面として模式的に示す図である。
次に、第2の実施形態として、第1の実施形態にて説明した半導体レーザ素子100の製造方法について図面を参照しながら説明する。図4(a)〜(f)は、半導体レーザ素子100の製造工程を共振器方向の断面として模式的に示す図である。
まず、図4(a)に示すように、n型GaAs基板101上に、n型AlGaInPクラッド層102、量子井戸活性層103、第1p型AlGaInPクラッド層104、GaInPエッチングストップ層(ES層)105、第2p型AlGaInPクラッド層106及びp型GaAsコンタクト層107を順次積層するようにエピタキシャル成長させる。これには、MO−VPE法(metal organic vapar phase epitaxy)を用いることができる。
次に、前端面窓領域120となる領域において、p型GaAsコンタクト層107の一部領域123をエッチングにより除去する。この例では、p型GaAsコンタクト層107の厚さの二分の一程度の深さまでエッチングを行なっている。
次に、図4(b)の工程を行なう。まず、p型GaAsコンタクト層107上に、シリコン酸化膜151を形成し、前端面窓開口部160及び後端面窓開口部161を開口する。続いて、シリコン酸化膜151上及びp型GaAsコンタクト層107上を覆うように、不純物であるZnの拡散源としてZnO膜152をスパッタ法等により堆積する。更に、ZnO膜152上に、シリコン窒化膜153を形成する。
次に、図4(c)に示す工程を行なう。つまり、窒素雰囲気中において熱処理によるアニールを行なう。これにより、前端面窓開口部160及び後端面窓開口部161上のZnO膜152を拡散源として、p型GaAsコンタクト層107、第2p型AlGaInPクラッド層106、GaInPエッチングストップ層105及び第1p型AlGaInPクラッド層104を介して量子井戸活性層103に達するように、Znを固層拡散させる。
この結果、前端面窓領域120及び後端面窓領域121が形成される。これらの領域において、GaInPウェル層とAlGaInPバリア層から構成された量子井戸活性層103は平均組成化され、平均組成化されていない部分(利得領域)におけるバンドギャップよりも大きくなるため、端面窓構造として機能する。
ここで、前端面窓開口部160において、Znの拡散係数が小さいp型GaAsコンタクト層107の一部が除去されている。このため、前端面側においてZnがn型AlGaInPクラッド層102のより深くまで拡散し、前端面窓領域120は後端面窓領域121に比べて深く形成される。また後端面窓領域121における第1p型AlGaInPクラッド層104及び量子井戸活性層103に拡散されたZnの濃度は、前端面窓領域120の場合に比べて低くなる。よって、後端面窓領域121における量子井戸活性層103の平均組成化は、前端面窓領域120におけるほどには進まない。よって、後端面窓領域121におけるカソードルミネセンス波長は、前端面窓領域120におけるカソードルミネセンス波長よりも長くなる。
次に、図4(d)に示す工程を行なう。まず、シリコン酸化膜151、ZnO膜152及びシリコン窒化膜153を除去する。次に、所望の領域にリソグラフィ等によりレジストパターンを形成した後、ドライエッチング、ウェットエッチングにより、第2p型AlGaInPクラッド層106の所望の領域を除去し、共振器となるリッジストライプ130を形成する(図1(b)〜(d)及び図2を参照)。
この工程において、ドライエッチングにより第2p型AlGaInPクラッド層106の途中までエッチングし、その後、ウェットエッチングを行なう。この際のウェットエッチング液としては、第2p型AlGaInPクラッド層106とGaInPエッチングストップ層105との間の選択比(第2p型AlGaInPクラッド層106のエッチング速度/GaInPエッチングストップ層105のエッチング速度)を十分に確保することのできるエッチング液を適宜選択する。例えば、塩酸水溶液を用いることができる。
前記の通り、後端面窓領域121においては、前端面窓領域120に比べてZnの拡散が進んでいない。
このため、量子井戸活性層103だけではなく、GaInPエッチングストップ層105についても、後端面窓領域121の部分では平均組成化は進行していない。このため、後端面窓領域121におけるGaInPエッチングストップ層105のウェットエッチング速度は、前端面窓領域120におけるエッチング速度よりも小さい。よって、ウェットエッチングの際、後端面窓領域121では、より確実にGaInPエッチングストップ層105においてエッチングを停止することができる。つまり、第1p型AlGaInPクラッド層104及び量子井戸活性層103にまでエッチングが進行するのをより確実に避けることができる。
更に、後端面窓領域121における第2p型AlGaInPクラッド層106のZn濃度についても、前端面窓領域120における第2p型AlGaInPクラッド層106のZn濃度よりも低い。このため、ウェットエッチングの際のエッチング速度自体も小さく、サイドエッチ量を低減することができる。よって、後端面窓領域121におけるストライプ幅のばらつきを低減し、所望のストライプ幅を得ることができる。
図5には、後端面の窓領域におけるストライプ幅のばらつきについてヒストグラムを示す。実線が本実施形態の場合、破線が比較例(前端面及び後端面に同じように窓領域を設けている場合)を示している。図5にも示す通り、本実施形態の半導体レーザ素子100において、ストライプ幅のばらつきは大幅に低減されている。
次に、図4(e)に示す工程を行なう。ここでは、前端面窓領域120及び後端面窓領域121への電流注入を抑制するために、これらの窓領域とその周辺部とにおけるp型GaAsコンタクト層107を除去し、電流非注入領域170及び171を形成する。
次に、図4(f)に示すように、電流狭窄層108を堆積すると共にパターニングし、電流注入領域172を形成する。続いて、p型GaAsコンタクト層107上にp側電極109、n型GaAs基板101の裏側(n型AlGaInPクラッド層102とは反対側)にn側電極110を形成する。
この後、リッジストライプ130と垂直な面に沿って、前端面窓領域120及び後端面窓領域121内にてへき開を行なうことにより、一対の共振器端面を有する半導体レーザ素子100が形成される。
図6に、後端面窓領域121におけるカソードルミネセンス波長と、半導体レーザ素子のキンク特性歩留りとの関係を示す。ここに示す通り、長波長化するに従ってキンク特性歩留りが向上することが分かる。
尚、本実施形態の場合、図4(a)に示す工程において、p型GaAsコンタクト層107の一部領域123について、二分の一程度の深さまでエッチングにより除去した。しかしながら、これには限らず、例えば一部領域123においてp型GaAsコンタクト層107を全て除去しても良い。
また、一部領域123において、p型GaAsコンタクト層107に加え、その下方の第2p型AlGaInPクラッド層106の一部についても除去してもよい。このようにすることによっても、前端面窓領域120と後端面窓領域121との深さを変えることができる。
更に、Znの拡散源であるZnO膜152の膜厚、アニール時のZnO膜152に対するキャップ膜となるシリコン窒化膜153の膜厚を調整することによっても、同様の効果を得ることができる。
以上のように、前端面140におけるストライプ幅W1が後端面141におけるストライプ幅W2よりも広いテーパストライプ構造(図2参照)を備える半導体レーザ素子において、後端面窓領域121におけるリッジストライプ130のストライプ幅を精度良く形成することができる。このため、レーザ素子の高出力化に要求されるCOD抑制とキンク抑制とを両立した半導体レーザ素子を製造することができる。
尚、本実施形態においては、テーパストライプ構造を有するAlGaInP系半導体レーザ素子を説明した。しかし、以上に例示したストライプ構造及び材料に限定されることはない。
本発明に係る半導体レーザ素子とその製造方法は、高出力化に要求されるCOD抑制とキンク抑制の両立することができ、より高出力のレーザとしても有用である。
100 半導体レーザ素子
101 n型GaAs基板
102 n型AlGaInPクラッド層
103 量子井戸活性層
104 第1p型AlGaInPクラッド層
105 GaInPエッチングストップ層
106 第2p型AlGaInPクラッド層
107 p型GaAsコンタクト層
108 電流狭窄層
109 p側電極
110 n側電極
120 前端面窓領域
121 後端面窓領域
123 一部領域
130 リッジストライプ
140 前端面
141 後端面
151 シリコン酸化膜
152 ZnO膜
153 シリコン窒化膜
160 前端面窓開口部
161 後端面窓開口部
170 電流非注入領域
171 電流非注入領域
172 電流注入領域
101 n型GaAs基板
102 n型AlGaInPクラッド層
103 量子井戸活性層
104 第1p型AlGaInPクラッド層
105 GaInPエッチングストップ層
106 第2p型AlGaInPクラッド層
107 p型GaAsコンタクト層
108 電流狭窄層
109 p側電極
110 n側電極
120 前端面窓領域
121 後端面窓領域
123 一部領域
130 リッジストライプ
140 前端面
141 後端面
151 シリコン酸化膜
152 ZnO膜
153 シリコン窒化膜
160 前端面窓開口部
161 後端面窓開口部
170 電流非注入領域
171 電流非注入領域
172 電流注入領域
Claims (6)
- 第1導電型半導体基板上に、第1導電型クラッド層と、量子井戸構造の活性層と、第1の第2導電型クラッド層と、第2導電型エッチングストップ層と、リッジストライプ形状の第2の第2導電型クラッド層と、第2導電型コンタクト層とが順次積層された半導体レーザ素子において、
前端面及び後端面を有する共振器の一対の共振器端面部において、前記第2の第2導電型クラッド層から前記活性層までZnが拡散された端面窓領域が形成され、
前記後端面の端面窓領域における前記活性層の発光波長は、前記前端面の端面窓領域における前記活性層の発光波長よりも長波長であることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項1において、
前記後端面の前記端面窓領域における前記第1の第2導電型クラッド層のZn濃度は、前記前端面の前記端面窓領域における前記第1の第2導電型クラッド層のZn濃度よりも低いことを特徴とする半導体レーザ素子。 - 請求項1又は2において、
前記リッジストライプ形状の第2の第2導電型クラッド層は、ストライプ幅が前記前端面の側から前記後端面の側に向けて減少する領域を有し、
前記後端面の端面窓領域におけるストライプ幅は、前記前端面の端面窓領域におけるリッジ幅よりも狭いことを特徴とする半導体レーザ素子。 - 第1導電型半導体基板上に、第1導電型クラッド層と、量子井戸構造の活性層と、第1の第2導電型クラッド層と、第2導電型エッチングストップ層と、第2の第2導電型クラッド層と、第2導電型コンタクト層とを順次エピタキシャル成長させる工程(a)と、
前端面及び後端面を有する共振器の一対の共振器端面部において、前記第2導電型コンタクト層上に、Znを含む不純物拡散源を形成する工程(b)と、
熱処理により、前記第2の第2導電型クラッド層上部から前記第1導電型クラッド層にまで達するように前記不純物拡散源のZnを拡散させて、端面窓領域を形成する工程(c)と、
前記工程(c)の後に、前記第2導電型コンタクト層及び前記第2の第2導電型クラッド層をリッジストライプ形状に加工する工程(d)とを備え、
前記工程(c)において、前記後端面の前記端面窓領域における前記第1の第2導電型クラッド層のZn濃度は、前記前端面の前記端面窓領域における前記第1の第2導電型クラッド層のZn濃度よりも低くすることを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 請求項4において、
前記工程(b)の前に、前記前端面側の共振器端面部において、前記第2導電型コンタクト層の少なくとも一部を除去する工程(e)を更に備えることを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 請求項5において、
前記工程(e)において、前記後端面側の共振器端面部において、前記第2の第2導電型クラッド層の一部を除去することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
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