JP2010276846A - 記録媒体のバリ取り装置および画像形成装置 - Google Patents

記録媒体のバリ取り装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像品質の低下を抑制すると共に衝撃音を低減することのできる記録媒体のバリ取り装置を提供する。
【解決手段】駆動源に接続されて回転される第1の回転体(駆動側のバリ取りローラ101)と、該第1の回転体の表面に圧接されて従動回転する第2の回転体(従動側のバリ取りローラ102)と、第1の回転体と第2の回転体との圧接部に、縁部に裁断バリを有する記録媒体を導入する導入手段(用紙搬送装置103)と、記録媒体(印刷用紙)の第1面または第2面の状態および記録媒体の位置に応じて第1の回転体と第2の回転体との間の圧力を変更する圧力変更手段(離間離間カム機構200A、制御部201)とを少なくとも備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体のバリ取り装置および画像形成装置に関するものである。
プリンタ等の画像形成装置に用いられる記録媒体としての印刷用紙は、原紙を裁断して規格化された種々のサイズとされている。
ところで、裁断処理において、印刷用紙の縁部には、紙の繊維がささくれた状態となる裁断バリが必然的に発生する。
このような裁断バリを有する印刷用紙は、プリンタ等の画像形成装置の定着装置において、定着ロールや定着ベルト等を通過する際に、裁断バリと対向する定着ロールや定着ベルト等のエッジ部に傷や磨耗を生じさせる。
特に、厚紙(例えば250〜270gsm)の場合に、縁部のバリによる傷や磨耗は顕著である。
そして、定着ロールや定着ベルト等に傷や磨耗が発生すると、印刷用紙に形成される画像の品質が低下してしまう。
印刷用紙の縁部の裁断バリによる影響を軽減させる技術が種々提案されている。
例えば、特開平10−218459号公報には、搬送方向に平行な一定の凹凸形状を有するロール対の凹凸形状が相対するようにニップ部(圧接部)を形成し、印刷用紙が通過する際に、先端部の裁断バリをロールの凹凸で潰すという技術が開示されている。
特開平10−218459号公報
本発明は、画像品質の低下を抑制すると共に衝撃音を低減することのできる記録媒体のバリ取り装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、駆動源に接続されて回転される第1の回転体と、該第1の回転体の表面に圧接されて従動回転する第2の回転体と、前記第1の回転体と前記第2の回転体との圧接部に、縁部に裁断バリを有する記録媒体を導入する導入手段と、前記記録媒体の第1面または第2面の状態および前記記録媒体の位置に応じて前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を変更する圧力変更手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、請求項1に記載の発明について、前記圧力変更手段は、前記第1の回転体と前記第2の回転体とを離間させる離間手段で構成されることを特徴とする。
請求項3の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、請求項2に記載の発明について、前記離間手段は、前記第2の回転体を押し上げて、前記第1の回転体の表面から離間させるカム機構で構成されることを特徴とする。
請求項4の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、請求項2または請求項3の何れかに記載の発明について、前記離間手段は、前記記録媒体の第1面または第2面の一方にのみ画像形成を行う場合には、前記第1の回転体と前記第2の回転体とを圧接させ、第1面および第2面の両方に画像形成を行う場合には、前記第2面の画像形成時には前記第1の回転体と前記第2の回転体とを離間させるように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
請求項5の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、請求項1に記載の発明について、前記圧力変更手段は、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を増減させる圧力調整手段で構成されることを特徴とする。
請求項6の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、請求項5に記載の発明について、前記圧力調整手段は、前記第1の回転体または第2の回転体を変位させて、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を増減させるカム機構で構成されることを特徴とする。
請求項7の発明に係る記録媒体のバリ取り装置は、請求項5または請求項6の何れかに記載の発明について、前記圧力調整手段は、前記記録媒体の第1面または第2面の一方にのみ画像形成を行う場合には、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を増加させ、第1面および第2面の両方に画像形成を行う場合には、前記第2面の画像形成時には前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を低減させるように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
請求項8の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項7の何れかに記載の記録媒体のバリ取り装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、記録媒体の縁部の裁断バリの高さを効率的に低減することができ、ひいては画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音を低減することができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音をより低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音をより低減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音をより低減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音をより低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音をより低減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音をより低減することができる。
請求項8に記載の発明によれば、記録媒体の縁部の裁断バリの高さを効率的に低減することができ、ひいては画像品質の低下を抑制すると共に、第1の回転体と第2の回転体との間で発生する衝撃音を低減することができるという効果がある。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1から図5を参照して、本発明についての第1の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M1について説明する。
記録媒体としての印刷用紙のバリ取り装置M1は、図1および図2に示すように、駆動モータ100(駆動源の一例)に接続されて回転される駆動側のバリ取りローラ101(第1の回転体の一例)と、駆動側のバリ取りローラ101の表面に圧接されて従動回転する従動側のバリ取りローラ102(第2の回転体の一例)と、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との圧接部(ニップ部)に、縁部に裁断バリを有する印刷用紙を導入する用紙搬送装置103(導入手段の一例)と、印刷用紙の第1面または第2面の状態および印刷用紙の位置に応じて駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間の圧力を変更する圧力変更手段104とを備える。
圧力変更手段104は、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とを離間させる離間手段200で構成される。
より具体的には、離間手段200は、従動側のバリ取りローラ102を押し上げて、駆動側のバリ取りローラ101の表面から離間させる離間カム機構200Aで構成される。
離間カム機構200Aは、印刷用紙の第1面または第2面の一方にのみ画像形成(印刷)を行う場合には、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とを圧接させ、第1面および第2面の両方に画像形成(印刷)を行う場合には、第2面の画像形成時には駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とを離間させるように制御するマイクロコンピュータ等で構成される制御部201(制御手段の一例)を備える。
図2に示すように、従動側のバリ取りローラ102の周面には、衝撃を緩和するクッション材102aが設けられている。
離間カム機構200Aは、図示しない離間用モータで回転されるリトラクトカム250と、リトラクトカム250と摺接してリトラクトカム250の回転に応じて上下動される昇降ローラ251〜253と、昇降ローラ251〜253の昇降に合わせて上下動されるアーム部255と、アーム部255を下方に付勢するバネ260等を備えている。
従動側のバリ取りローラ102は、アーム部255に軸支されており、リトラクトカム250の回転に伴い、予め設定されたタイミングで矢印F方向に上下動される。
これにより、印刷用紙の縁部の裁断バリの高さが効率的に低減され、ひいては画像品質の低下を抑制すると共に、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間で発生する衝撃音が低減される。
なお、昇降ローラ252および253は、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102を介して搬送されて来る印刷用紙を装置外に搬出する役割を果たす。
また、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102の上流側には、用紙搬送装置103(図2は現れない)で搬送されて来た印刷用紙を検知する用紙センサSE2が設けられている。
ここで、図3のタイミングチャートを参照して、用紙センサSE2と離間センサSE1の検知タイミングおよび離間タイミングの例について説明する。
図3に示す例では、離間センサSE1がロー状態において、用紙センサSE2による印刷用紙の検知により、信号がハイからローに変化している間(印刷用紙が駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間を通過中)は、バリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ10は接触状態とされ、離間センサSE1がハイ状態に変化するとバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ10は離間状態とされる。
このタイミングの調整により、印刷用紙の第1面または第2面の一方にのみ画像形成(印刷)を行う場合(いわゆる片面印刷の場合)には、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とを圧接(接触)させ、第1面および第2面の両方に画像形成(印刷)を行う場合(いわゆる両面印刷の場合)には、第2面の画像形成時には駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とを離間させる。
これにより、印刷用紙の縁部の裁断バリの高さが効率的に低減され、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間で発生する衝撃音が低減される。
また、両面印刷の場合には、駆動側のバリ取りローラ101または従動側のバリ取りローラ102の表面がトナー等の色剤で汚れることが防止され、画像品質の低下が抑えられる。
次に、図4から図6のフローチャートを参照して、上記構成の印刷用紙のバリ取り装置M1を搭載した画像形成装置(プリンタ)で実行されるバリ取り処理の処理手順について説明する。
なお、画像形成装置についての詳細な説明は省略するが、記録媒体としての印刷用紙に画像形成を行うプリンタであれば、特には形式等は問わない。
また、バリ取り装置M1の取付位置は特には限定されないが、画像形成手段の上流側に設けることが望ましい。
バリ取り処理が開始されると、ステップS10で電源オンされ、ステップS11でイニシャライズ(初期化)動作を実施してステップS12に移行する。
ステップS12では、プリント要求を受付けてステップS13に移行する。
ステップS13では、ジョブ情報に基づいて、両面プリント動作と片面プリント動作とに振り分ける。
ステップS14では、イニシャライズ(初期化)動作を実施してステップS15に移行する。
ステップS15で、動作トリガーからの規定時間が経過すると、ステップS16で、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とをコンタクト(接触状態)とさせてステップS17に移行する。
ステップS17では、バリ取り装置M1の用紙センサSE2を印刷用紙が通過したか否かが判定され、「No」の場合には、ステップS18に移行する。
ステップS18では、バリ取り装置M1の用紙センサSE2の印刷用紙の通過が終了したか否かが判定され、「No」の場合にはジャムタイマー値経過後にジャム表示を行ってから処理を終了する。
また、ステップS18で「Yes」の場合には、ステップS20に移行して、リトラクト(離間)動作開始までのタイマー値が経過が経過したか否かが判定される。
判定結果が「No」の場合には、ステップS31に移行し、「Yes」の場合にはステップS21に移行する。
ステップS21では、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とをリトラクト(離間状態)としてステップS22に移行する。
ステップS22では、次の用紙は第2面か否かが判定され、「No」の場合にはステップS15に戻り、「Yes」の場合にはステップS23に移行して第2面動作トリガーからの規定時間が経過するとステップS24に移行する。
ステップS24では、リトラクト(離間状態)を維持してステップS25に移行する。
これにより、両面印刷の場合に、駆動側のバリ取りローラ101または従動側のバリ取りローラ102の表面がトナー等の色剤で汚れることが防止され、画像品質の低下が抑えられる。
ステップS25では、バリ取り装置M1の用紙センサSE2を印刷用紙が通過したか否かが判定され、「No」の場合にはステップS26に移行し、「Yes」の場合にはステップS29に移行する。
ステップS26では、バリ取り装置M1の用紙センサSE2の印刷用紙の通過が終了したか否かが判定され、「No」の場合にはジャムタイマー値経過後にジャム表示をしてから処理を終了する。
また、ステップS26で、「Yes」の場合には、ステップS28に移行して、次の印刷用紙がなしか否かが判定され、「Yes」の場合には処理を終了し、「No」の場合にはステップS22に移行する。
また、ステップS29では、次の印刷用紙の動作トリガーからの規定時間が経過しているか否かが判定され、「No」の場合にはステップS25に戻り、「Yes」の場合にはリトラクト(離間状態)を維持してステップS25に戻る。
一方、前記ステップS17で「Yes」の場合には、ステップS31に移行して、次の印刷用紙は第1面か否かが判定される。
判定結果が「No」の場合には、ステップS23に移行し、「Yes」の場合にはステップS32に移行する。
ステップS32では、次の印刷用紙の動作トリガーからの規定時間が経過したか否かが判定され、「No」の場合にはステップS17に移行する。
「Yes」の場合には、コンタクト(接触状態)を維持して、ステップS17に戻る。
一方、ステップS13で片面プリント動作に振り分けられた場合には、ステップS34に移行して、イニシャライズ(初期化)動作を実施してステップS35に移行する。
ステップS35で、動作トリガーからの規定時間が経過するとステップS36に移行する。
ステップS36では、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102とをコンタクト(接触状態)とさせてステップS37に移行する。
ステップS37では、バリ取り装置M1の用紙センサSE2を印刷用紙が通過したか否かが判定され、「No」の場合にはステップS40に移行し、「Yes」の場合にはステップS38に移行する。
ステップS40では、バリ取り装置M1の用紙センサSE2の印刷用紙の通過が終了したか否かが判定され、「No」の場合にはジャムタイマー値経過後にジャム表示をしてから処理を終了する。
また、ステップS40で、「Yes」の場合には、ステップS42に移行して、リトラクト(離間)動作開始までのタイマー値が経過したか否かが判定され、「No」の場合にはステップS38に移行し、「Yes」の場合にはステップS43に移行する。
ステップS43では、リトラクト(離間状態)としてステップS44に移行する。
ステップS44では、次の印刷用紙はなしか否かが判定され、「No」の場合にはステップS35に移行し、「Yes」の場合には処理を終了する。
一方、ステップS38では、次の用紙の動作トリガーから規定時間しているか否かが判定され、「No」の場合にはステップS37に戻り、「Yes」の場合にはコンタクト(接触状態)を維持してステップS37に移行する。
これにより、印刷用紙の縁部の裁断バリの高さが効率的に低減され、ひいては画像品質の低下を抑制すると共に、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間で発生する衝撃音が低減される。
なお、片面印刷時の用紙後端はバリ取りを行わない。また、その用紙が両面印刷としてバリ取り装置M1を通過する時には、先端がバリ取りされていないので、両面印刷時に用紙先端を噛んだ直後に駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102の圧接(ニップ)を離間し、その印刷用紙の画像面に触れないようにする。
これにより、両面印刷の場合に、駆動側のバリ取りローラ101または従動側のバリ取りローラ102の表面がトナー等の色剤で汚れることが防止され、画像品質の低下が抑えられる。
(第2の実施の形態)
図7を参照して、本発明についての第2の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M2について説明する。
記録媒体としての印刷用紙のバリ取り装置M2は、図6に示すように、駆動モータ100(駆動源の一例)に接続されて回転される駆動側のバリ取りローラ101(第1の回転体の一例)と、駆動側のバリ取りローラ101の表面に圧接されて従動回転する従動側のバリ取りローラ102(第2の回転体の一例)と、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との圧接部(ニップ部)に、縁部に裁断バリを有する印刷用紙を導入する用紙搬送装置103(導入手段の一例)と、印刷用紙の第1面または第2面の状態および印刷用紙の位置に応じて駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間の圧力を変更する圧力変更手段500とを備える。
圧力変更手段500は、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間の圧力を変更させる圧力調整手段501で構成される。
より具体的には、圧力調整手段501は、従動側のバリ取りローラ102と駆動側のバリ取りローラ101との間の圧力を変更させる圧力増減カム機構501Aで構成される。
圧力増減カム機構501Aは、印刷用紙の第1面または第2面の一方にのみ画像形成を行う場合には、従動側のバリ取りローラ102と駆動側のバリ取りローラ101との間の圧力を増加させ、第1面および第2面の両方に画像形成を行う場合には、従動側のバリ取りローラ102と駆動側のバリ取りローラ101との間の圧力を低減させるように制御するマイクロコンピュータ等で構成される制御部502(制御手段の一例)を備える。
圧力増減カム機構501Aには、第1の実施の形態に係る印刷用紙のバリ取り装置M1におけるリトラクトカムよりも小径に形成されたカムなどが用いられる。
その他の構成については、第1の実施の形態に係る印刷用紙のバリ取り装置M1と同様である。
これにより、印刷用紙の縁部の裁断バリの高さが効率的に低減され、駆動側のバリ取りローラ101と従動側のバリ取りローラ102との間で発生する衝撃音が低減される。
また、両面印刷の場合には、駆動側のバリ取りローラ101または従動側のバリ取りローラ102の表面がトナー等の色剤で汚れることが防止され、画像品質の低下が抑えられる。
(第3の実施の形態)
図8から図15を参照して、本発明についての第3の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M3を備えるプリンタ(画像形成装置の一例)PR1について説明する。
プリンタPR1は、特には限定されないが、例えばトナーを色剤として用いるレーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機等として構成される。
記録媒体のバリ取り装置M3は、例えば図8に示すように、プリンタPR1の本体の下方に配設される。
なお、図8において、600a〜dは、印刷用紙の搬送路である。
次に、バリ取り装置M3の構成について説明する。
なお、バリ取り装置M3の機能的な構成は、第1の実施の形態に係るバリ取り装置M1(図1参照)または第2の実施の形態に係るバリ取り装置M2(図7参照)と同様である。
記録媒体としての印刷用紙のバリ取り装置M3は、図9に示すように、駆動モータ(図示せず)に接続されて回転される駆動側のバリ取りローラ1101(第1の回転体の一例)と、駆動側のバリ取りローラ1101の表面に圧接されて従動回転する従動側のバリ取りローラ1102(第2の回転体の一例)と、駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102との圧接部(ニップ部)に、縁部に裁断バリを有する印刷用紙を導入する用紙搬送装置1103(導入手段の一例)と、印刷用紙の第1面または第2面の状態および印刷用紙の位置に応じて駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102との間の圧力を変更する圧力変更手段としての離間カム機構手段1200Aとを備える。
離間カム機構1200Aは、印刷用紙の第1面または第2面の一方にのみ画像形成(印刷)を行う場合には、駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102とを圧接させ、第1面および第2面の両方に画像形成(印刷)を行う場合には、第2面の画像形成時には駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102とを離間させるように制御するマイクロコンピュータ等で構成される制御部(図示せず)を備える。
なお、駆動側のバリ取りローラ1101または従動側のバリ取りローラ1102の周面に、衝撃を緩和するクッション材を設けるようにしてもよい。
離間カム機構1200Aは、図示しない離間用モータで回転(図9では時計回り方向)されるリトラクトカム1250と、リトラクトカム1250と摺接してリトラクトカム1250の回転に応じて上下動される昇降ローラ1251、1252と、昇降ローラ1251の昇降に合わせて上下動されるアーム部1255と、アーム部1255を下方に付勢するバネ1260等を備えている。
なお、アーム部1255は、片端(図9上は、左端)がアーム支点軸1500によって支持され、矢印F1、F2方向に回動されるようになっている。
また、従動側のバリ取りローラ1102は、アーム部1255に軸支されており、リトラクトカム1250の回転に伴い、予め設定されたタイミングで矢印F2方向に上下動される。
これにより、印刷用紙の縁部の裁断バリの高さが効率的に低減され、ひいては画像品質の低下を抑制すると共に、駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102との間で発生する衝撃音が低減される。
なお、駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102の上流側には、用紙搬送装置(図9は現れない)で搬送されて来た印刷用紙を検知する用紙センサが設けられている。
また、図10は、バリ取り装置M3の外観を示す斜視図である。
図10において、矢印Bは印刷用紙の搬送方向を示す。
次に、バリ取り装置M3の動作の流れを図11および図12のタイミングチャートに示す。
ここで、図11は片面プリント動作の場合を示し、図12は両面プリント動作の場合を示す。
なお、図11および図12のタイミングチャートにおいて、Teは、リトラクトモータ(離間用モータ)の停止前マージン時間、Tdは、リトラクト(離間)動作マージン時間を示す。
図13は、バリ取り装置M3における先端バリ高さ変化(μm)とバリ取り荷重(kgf)との関係を示すグラフである。
なお、バリ取り荷重50kgfでのバリ取り値を狙い値とし、バリ取り荷重50kgfであれば十分なバリ取り効果を得られた。
図14および図15は、バリ取り装置M3への通紙前と通紙後の先端バリ高さの計測例を示すグラフである。
このように、バリ取り装置M3を備えたプリンタPR1によれば、印刷用紙の縁部の裁断バリの高さが効率的に低減され、駆動側のバリ取りローラ1101と従動側のバリ取りローラ1102との間で発生する衝撃音が低減される。
また、両面印刷の場合には、駆動側のバリ取りローラ1101または従動側のバリ取りローラ1102の表面がトナー等の色剤で汚れることが防止され、画像品質の低下が抑えられる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明による記録媒体のバリ取り装置および画像形成装置は、複写装置、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
第1の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M1の構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M1の構成を示す概略構成図である。 用紙センサSE2と離間センサSE1の検知タイミングおよび離間タイミングの例を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M1を搭載した画像形成装置で実行されるバリ取り処理の処理手順を示すフローチャートである。 バリ取り処理の処理手順を示すフローチャートである。 バリ取り処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M2の構成を示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る記録媒体のバリ取り装置M3を備えたプリンタPR1の概略構成を示す正面図である。 第3の実施の形態における記録媒体のバリ取り装置M3の構成を示す概略構成図である。 第3の実施の形態における記録媒体のバリ取り装置M3の外観を示す斜視図である。 第3の実施の形態における記録媒体のバリ取り装置M3の片面プリント動作の流れを示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態における記録媒体のバリ取り装置M3の両面プリント動作の流れを示すタイミングチャートである。 バリ取り装置M3における先端バリ高さ変化とバリ取り荷重との関係を示すグラフである。 バリ取り装置M3への通紙前と通紙後の先端バリ高さの計測例を示すグラフである。 バリ取り装置M3への通紙前と通紙後の先端バリ高さの計測例を示すグラフである。
M1、M2、M3 記録媒体のバリ取り装置
100 駆動モータ
101 駆動側のバリ取りローラ
102 従動側のバリ取りローラ
102a クッション材
103 用紙搬送装置
104 圧力変更手段
200 離間手段
200A 離間カム機構
201 制御部
250 リトラクトカム
252 昇降ローラ
255 アーム部
260 バネ
500 圧力変更手段
501 圧力調整手段
501A 圧力増減カム機構
502 制御部
1101 駆動側のバリ取りローラ
1102 従動側のバリ取りローラ
1200A 離間カム機構
1250 リトラクトカム
1252 昇降ローラ
1255 アーム部

Claims (8)

  1. 駆動源に接続されて回転される第1の回転体と、
    該第1の回転体の表面に圧接されて従動回転する第2の回転体と、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体との圧接部に、縁部に裁断バリを有する記録媒体を導入する導入手段と、
    前記記録媒体の第1面または第2面の状態および前記記録媒体の位置に応じて前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を変更する圧力変更手段と、
    を少なくとも備えることを特徴とする記録媒体のバリ取り装置。
  2. 前記圧力変更手段は、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体とを離間させる離間手段で構成されることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体のバリ取り装置。
  3. 前記離間手段は、
    前記第2の回転体を押し上げて、前記第1の回転体の表面から離間させるカム機構で構成されることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体のバリ取り装置。
  4. 前記離間手段は、
    前記記録媒体の第1面または第2面の一方にのみ画像形成を行う場合には、前記第1の回転体と前記第2の回転体とを圧接させ、第1面および第2面の両方に画像形成を行う場合には、前記第2面の画像形成時には前記第1の回転体と前記第2の回転体とを離間させるように制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項2または請求項3の何れかに記載の記録媒体のバリ取り装置。
  5. 前記圧力変更手段は、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を増減させる圧力調整手段で構成されることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体のバリ取り装置。
  6. 前記圧力調整手段は、
    前記第1の回転体または第2の回転体を変位させて、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を増減させるカム機構で構成されることを特徴とする請求項5に記載のバリ取り装置。
  7. 前記圧力調整手段は、
    前記記録媒体の第1面または第2面の一方にのみ画像形成を行う場合には、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を増加させ、第1面および第2面の両方に画像形成を行う場合には、前記第2面の画像形成時には前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の圧力を低減させるように制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項5または請求項6の何れかに記載の記録媒体のバリ取り装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れかに記載の記録媒体のバリ取り装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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