JP2010276417A - 断線検出装置および断線検出方法 - Google Patents

断線検出装置および断線検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010276417A
JP2010276417A JP2009127913A JP2009127913A JP2010276417A JP 2010276417 A JP2010276417 A JP 2010276417A JP 2009127913 A JP2009127913 A JP 2009127913A JP 2009127913 A JP2009127913 A JP 2009127913A JP 2010276417 A JP2010276417 A JP 2010276417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disconnection
magnetoresistive sensor
magnetoresistive
sensor
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009127913A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Taniguchi
幸一 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2009127913A priority Critical patent/JP2010276417A/ja
Publication of JP2010276417A publication Critical patent/JP2010276417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】ロータが一回転し終えなくても、高い信頼性をもって回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを検出することのできる磁気抵抗センサの断線検出装置、および断線検出方法を提供すること。
【解決手段】モータ1に構成した集積回路70(断線検出装置)は、回転制御用センサ50の検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにより、磁気抵抗センサ31の検出パルス数を判定する判定期間を設定する判定期間設定部71と、判定期間内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が、予め設定した下限値以上であるか否かを判定する断線判定部75とを備えている。断線判定部75は、判定期間内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が、予め設定した下限値未満であれば、磁気抵抗センサ31に断線が発生していると判定し、エラー信号発生部77がエラー信号を発生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータの回転を検出する回転制御用センサと、ロータの角度位置を検出する磁気抵抗センサとを有するモータにおける磁気抵抗センサの断線検出装置、および断線検出方法に関するものである。
ブラシレスモータ等のモータにおいては、回転位置検出用の磁気記録媒体、および原点検出用の磁気記録媒体をロータ側に設け、かかる磁気記録媒体に対して、A相およびB相の信号を検出するための回転位置検出用の磁気抵抗センサ、およびZ相の信号を検出するための原点検出用の磁気抵抗センサを対向配置させた構成が採用されている。かかる構成のモータにおいて、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生してA相およびB相の信号が適正にフィードバックされないと、コントローラは、ロータが停止していると認識してしまう。その結果、モータに過大電流が供給され、モータが焼損するという不具合や、モータが過大な動作を行なって従動側において衝突などの事故が発生するおそれがある。
そこで、Z相の信号に基づいて、ロータが一回転する期間を判定期間として設定し、かかる判定期間内における回転位置検出用の磁気抵抗センサの検出パルス数が適正か否かを判定することにより、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを監視する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開平6−288791号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、原点検出用の磁気抵抗センサによって得られたZ相の信号に基づいて、回転位置検出用の磁気抵抗センサの検出パルス数が適正か否かを判定する判定期間として設定しているため、ロータが一回転し終えるまで、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定できないという問題点がある。また、原点検出用の磁気抵抗センサも、回転位置検出用の磁気抵抗センサと同様な故障モードが発生しやすいにもかかわらず、原点検出用の磁気抵抗センサによって判定期間を設定しているため、原点検出用の磁気抵抗センサでの断線に起因して、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定できないという事態が発生するおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ロータが一回転し終えなくても、高い信頼性をもって回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを検出することのできる磁気抵抗センサの断線検出装置、および断線検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ロータの磁極位置を検出する回転制御用センサと、前記ロータと一体回転する磁気記録媒体に対向配置され、前記ロータの角度位置を検出する磁気抵抗センサと、を有するモータにおいて前記磁気抵抗センサでの断線を検出する断線検出装置であって、前記回転制御用センサの検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により、前記磁気抵抗センサの検出パルス数を判定する判定期間を設定する判定期間設定部と、前記判定期間内における前記磁気抵抗センサの検出パルス数の計測を行ない、当該計測の結果に基づいて前記磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定する断線判定部と、当該断線判定部が前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定したときにエラー信号を発生するエラー信号発生部と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ロータの磁極位置を検出する回転制御用センサと、前記ロータと一体回転する磁気記録媒体に対向配置され、前記ロータの角度位置を検出する磁気抵抗センサと、を有するモータにおける磁気抵抗センサの断線検出方法であって、前記回転制御用センサの検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により判定期間を設定するとともに、当該判定期間内における前記磁気抵抗センサでの検出パルス数を計測し、当該計測の結果に基づいて前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定したときにエラー信号を発生することを特徴とする。
本発明において、モータでの磁気抵抗センサの断線を検出するにあたって、回転制御用センサの検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により、磁気抵抗センサの検出パルス数を判定する判定期間を設定するとともに、当該判定期間内における前記磁気抵抗センサでの検出パルス数を計測し、当該計測の結果に基づいて磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定する。そして、磁気抵抗センサに断線が発生していると判定した場合、エラー信号を発生させる。このため、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生した場合には、ロータの回転を停止するなどの処理を行なうことができるので、モータに過大電流が供給されることに起因するモータの焼損や、モータが過大な動作を行なうことに起因する従動側での衝突などの事故などの発生を防止することができる。ここで、磁気抵抗センサの検出パルス数を判定する判定期間は、回転制御用センサがロータの磁極位置を検出する際の検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により設定されるため、判定期間は、ロータの一回転周期よりも短くすることができる。このため、運転開始直後など、ロータが一回転し終わらない期間内でも、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定することができる。また、回転制御用センサは、あくまでロータの磁極を検出するポールセンサや光学式エンコーダであり、磁気抵抗センサと違って断線などが発生しにくい。それ故、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを高い信頼性をもって検出することができる。
本発明において、前記判定期間設定部は、前記立ち上がりエッジおよび前記立ち下がりエッジに基づいて規定可能な最短期間を前記判定期間として設定することが好ましい。かかる構成によれば、モータ運転開始直後などといった短い期間内で回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定することができる。
本発明において、前記回転制御用センサは、前記ロータの磁極位置を3相で検出することが好ましい。かかる構成によれば、ロータの着磁極数が2N極(N=1、2、・・・)とした場合、最短でロータの1回転周期の1/6N倍という短い周期で回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定することができる。
本発明において、前記断線判定部は、例えば、前記判定期間内における前記磁気抵抗センサの検出パルス数が、予め設定した下限値未満であるときに前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定する。かかる構成によれば、今回の判定期間で検出パルス数が下限値未満である時点で磁気抵抗センサに断線が発生していると判定することができ、断線の検出を迅速に行なうことができる。
本発明において、前記断線判定部は、連続する2以上の前記判定期間のいずれにおいても前記磁気抵抗センサの検出パルス数が下限値未満であるときに前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定する構成を採用してもよい。かかる構成によれば、磁気抵抗センサの検出パルスが一時的に欠落した位では磁気抵抗センサに断線が発生していると判定しないので、回転位置検出用の磁気抵抗センサの断線に対する誤検出を防止することができる。
本発明において、前記断線判定部は、連続する2以上の前記判定期間における前記磁気抵抗センサの検出パルス数の差が上限値を越えるときに前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定する構成を採用してもよい。かかる構成によれば、磁気抵抗センサでの検出が断線前の不安定な状態であっても、磁気抵抗センサを断線したと見なすため、磁気抵抗センサが実際に断線する前に適正な対応を行なうことができる。
本発明において、前記断線判定部は、前記磁気抵抗センサから出力される2相のパルス信号の合計パルス数を計測し、当該合計パルス数の計測結果に基づいて前記磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定することが好ましい。かかる構成によれば、簡素な構成で、磁気抵抗センサの各相の磁気的素子に発生した断線を検出することができる。
本発明において、前記モータは、前記磁気抵抗センサを複数備える場合、前記断線判定部は、複数の前記磁気抵抗センサのうち、前記磁気記録媒体との対向距離が最も狭い磁気抵抗センサの断線を監視することが好ましい。磁気記録媒体との対向距離が最も狭い磁気抵抗センサでは断線が発生しやすいが、かかる断線を効率よく検出することができる。
本発明において、前記モータは、前記磁気抵抗センサを複数備える場合、前記断線判定部は、複数の前記磁気抵抗センサのうち、磁気抵抗素子表面に保護層が形成されていない磁気抵抗センサの断線を監視することが好ましい。磁気抵抗素子表面に保護層が形成されていない磁気抵抗センサでは断線が発生しやすいが、かかる断線を効率よく検出することができる。
本発明において、前記判定期間設定部、前記断線判定部、および前記エラー信号発生部は、特定用途用集積回路(ASIC)内に構成されていることが好ましい。かかる構成によれば、モータの他の構成については、本発明に係る断線検出装置を付加しない場合と同一でよく、設計変更を行なう必要がないなどの利点がある。
本発明において、モータでの磁気抵抗センサの断線を検出するにあたって、磁気抵抗センサの検出パルス数を判定する判定期間は、回転制御用センサがロータの磁極位置を検出する際の検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により設定されるため、判定期間は、ロータの一回転周期よりも短くすることができる。このため、運転開始直後など、ロータが一回転し終わらない期間内でも、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定することができる。また、回転制御用センサは、あくまでロータの磁極を検出するポールセンサや光学式エンコーダであり、磁気抵抗センサと違って断線などが発生しにくい。それ故、回転位置検出用の磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを高い信頼性をもって検出することができる。
本発明の実施の形態1に係るモータの全体構成を示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係るモータにおける回転位置検出用の磁気抵抗センサの説明図、および回転位置検出用の磁気抵抗センサに対するセンサ回路部の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るモータの断線検出装置で用いる信号の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るモータの断線検出方法を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
(モータの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータの全体構成を示す説明図である。図1に示すモータ1は、ブラシレスモータである。モータ1において、ロータ11は、従動部材と結合される回転軸13と、この回転軸13に固着されたロータマグネット12とを備えており、ロータマグネット12に対向するようにステータ15が配置される。ロータ11において、回転軸13には、ロータマグネット12の磁極位置に対応する磁極が形成された磁極位置検出用磁気円盤40が連結されており、かかる磁極位置検出用磁気円盤40に対向するように、複数の回転制御用センサ50が配置されている。本形態においては、回転制御用センサ50として、電気的に60°の位相差を有するU相、V相、W相の3つのホール素子50U、50V、50Wが固定された状態で配置されている。
また、回転軸13には、回転位置検出用の磁気ドラム20が連結されており、かかる磁気ドラム20には、モータ軸線方向でずれた位置に、回転位置検出用(分割角度信号生成用)の磁気記録媒体21と、原点検出用(基準位置信号生成用)の磁気記録媒体22とが形成されている。回転位置検出用の磁気記録媒体21は、N極とS極とが円周上に交互に着磁され、原点検出用の磁気記録媒体22では、磁気記録媒体21のN極およびS極と対応する位置にN極およびS極とが1極着磁されている。
また、磁気ドラム20に対しては、回転位置検出用の磁気記録媒体21に対向するように、A相およびB相の信号を検出するための回転位置検出用の磁気抵抗センサ31が配置され、原点検出用の磁気記録媒体22に対向するように、Z相の信号を検出するための原点検出用の磁気抵抗センサ32が配置されている。本形態において、磁気抵抗センサ31および磁気抵抗センサ32は、固定された共通の基板30上に構成されている。
A相およびB相の磁気抵抗センサ31およびZ相の磁気抵抗センサ32には、差動増幅回路などを備えたセンサ回路部61A、61B、61Zが接続されており、かかるセンサ回路部61A、61B、61Zの出力信号は、特定用途用集積回路70および上位の制御部100に出力される。また、U相、V相、W相の3つのホール素子50U、50V、50Wには、増幅回路やA/D変換回路などを備えたセンサ回路部61U、61V、61Wが接続されており、かかるセンサ回路部61U、61V、61Wの出力信号は、特定用途用集積回路70および上位の制御部100に出力される。
制御部100は、定電流回路110やスイッチング回路120を介してステータ15のコイルに接続されており、制御部100は、U相、V相、W相の3つのホール素子50U、50V、50Wを介して、ロータ11の磁極位置を検出し、かかる磁極位置の検出結果に基づいて、スイッチング回路120を制御することにより、コイルへの通電を制御し、ロータ11の回転制御を行なう。
(磁気抵抗センサ31の構成)
図2(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係るモータにおける回転位置検出用の磁気抵抗センサの説明図、および回転位置検出用の磁気抵抗センサに対するセンサ回路部の説明図である。
図2(a)に示すように、回転位置検出用の磁気記録媒体21では、N極とS極がピッチλで交互に配列され、N極からN極までのピッチ、およびS極からS極までのピッチはいずれもλである。これに対して、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31では、4つの磁気抵抗素子R1、R2、R4、R4が、磁気抵抗素子R1、R3、R2、R4の順で並列に配置されており、隣り合う磁気抵抗素子同士のピッチはλ/4である。なお、磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4には、バイアス磁界が加えられている。磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4の一方の端子には、電源ライン33を介してバイアス電圧源Vccが接続されており、磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4の他方の端子からは、各変位検出信号が出力される。本形態では、変位検出信号として、磁気抵抗素子R1からは+b相信号が出力され、磁気抵抗素子R2からは−b相信号が出力され、磁気抵抗素子R3からは+a相信号が出力され、磁気抵抗素子R4からは−a相信号が出力される。
かかる磁気抵抗センサ31において、磁気抵抗素子R1と磁気抵抗素子R2のピッチはλ/2であることから、磁気記録媒体21から受ける磁界によって、両者の抵抗値は180°の位相差をもって変化する。従って、磁気抵抗素子R1から取り出される+b相信号の信号波形と、磁気抵抗素子R2から取り出される−b相信号の信号波形とは、位相が180°ずれたものとなる。また、磁気抵抗素子R3と磁気抵抗素子R4のピッチもλ/2であることから、磁気抵抗素子R3から取り出される+a相信号の信号波形と、磁気抵抗素子R4から取り出される−a相信号の信号波形とは、位相が180°ずれたものとなる。また、隣り合う磁気抵抗素子同士のピッチはλ/4であることから、磁気抵抗素子R1から取り出される+b相信号の信号波形と、磁気抵抗素子R3から取り出される+a相信号の信号波形とは、位相が90°ずれたものとなる。また、磁気抵抗素子R2から取り出される−b相信号の信号波形と、磁気抵抗素子R4から取り出される−a相信号の信号波形とは、位相が90°ずれたものとなる。
かかる磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4は、一般的には、スパッタ等による薄膜素子によって形成され、表面は保護膜で全体が覆われている。
図2(b)に示すように、磁気抵抗素子R3の他端には、センサ回路部61Aの差動増幅器60aの非反転入力端子(+端子)が接続され、磁気抵抗素子R4の他端には差動増幅器60aの反転入力端子(−端子)が接続されている。磁気抵抗素子R1の他端にはセンサ回路部61Bの差動増幅器60bの非反転入力端子(+端子)が接続され、磁気抵抗素子R2の他端には差動増幅器60bの反転入力端子(−端子)が接続されている。かかる差動増幅器60aにおいては、帰還抵抗Raを用いて出力電圧を正帰還し、差動入力に対する適切なA相信号PA(矩形波)を出力する。また、差動増幅器60bにおいては、帰還抵抗Rbを用いて出力電圧を正帰還するとともに、差動入力に対する適切なB相信号PB(矩形波)を出力する。
再び図1において、特定用途用集積回路70と制御部100とは、A相信号およびB相信号のラインドライバ80A、80Bからの出力ライン85A、85/A、85B、85/Bによって接続されている。また、特定用途用集積回路70と制御部100とは、特定用途用集積回路70から制御部100にカウンタ値などを出力するためのシリアル信号線によって接続されている。
(断線検出回路の構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係るモータの断線検出装置で用いる信号の説明図である。本形態において、特定用途用集積回路70は、磁気抵抗センサ31での磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4の断線を検出する断線検出装置7を含んで構成されている。すなわち、本形態では、以下に説明するように、特定用途用集積回路70に構成された判定期間設定部71、断線判定部75、およびエラー信号発生部77によって、断線検出装置7が構成されている。
まず、特定用途用集積回路70には、回転制御用センサ50として用いたU相、V相、W相のホール素子50U、50V、50Wの出力がセンサ回路部61U、61V、61Wで波形整形された信号が入力される。また、特定用途用集積回路70には、各検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により、磁気抵抗センサ31の検出パルス数を判定する判定期間を設定する判定期間設定部71が構成されている。
本形態において、判定期間設定部71は、ホール素子50U、50V、50Wを介して得られた検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに基づいて規定可能な最短期間を判定期間として設定する。このため、判定期間設定部71は、図3に示すように、U相、V相、W相のホール素子50U、50V、50Wの出力がセンサ回路部61U、61V、61Wで波形整形されてなる検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの双方に対応するタイミングで期間指示パルスPCを発生させ、かかる期間指示パルスPCで規定される各期間が、磁気抵抗センサ31の検出パルス数を判定する判定期間Tcである。ここで、回転制御用センサ50は、U相、V相、W相からなる3相分のホール素子50U、50V、50Wからなることから、ロータの着磁極数が2N極(N=1、2、・・・)とした場合、判定期間Tcは、ロータ11の1回転周期の1/6N倍に相当する期間である。
図1および図3において、特定用途用集積回路70には、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数を計測し、かかる計測結果に基づいて、磁気抵抗センサ31での磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4に断線が発生しているか否かを判定する断線判定部75が構成されている。
本形態において、断線判定部75は、カウンタ72、比較部73および記憶部74などを備えており、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が、予め設定した下限値Cd未満であるか否かを比較し、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が下限値Cd未満である場合、磁気抵抗センサ31の磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4のいずれかに断線が発生したと判定する。
断線判定部75において、カウンタ72は、判定期間設定部71で期間指示パルスPCが発生する毎にリセットされる。また、特定用途用集積回路70には、差動増幅器60a、60bからの出力信号として、図3に示すA相信号PA、およびB相信号PBが入力される。従って、断線判定部75のカウンタ72は、期間指示パルスPCによってリセットされた後、次回のリセットまでの期間中、A相信号PAおよびB相信号PBの合計パルス数をカウントする。また、記憶部74には、A相信号PAおよびB相信号PBの合計パルス数の下限値Cdが記憶されており、比較部73は、カウンタ72においてA相信号PAおよびB相信号PBのパルス数をカウントし始めた以降、次の期間指示パルスPCが発生するまでのカウンタ72でのA相信号PAおよびB相信号PBの合計パルス数のカウント結果と、記憶部74が記憶している下限値Cdとを比較し、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が下限値Cd未満である場合、磁気抵抗センサ31の磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4のいずれかに断線が発生したと判定する。
すなわち、図2を参照して説明した磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4のいずれかに断線が発生すると、断線が発生した磁気抵抗素子R1、R2、R3、R4からの出力レベルが低レベルに固定され、A相信号PAおよびB相信号PBのうち、断線が発生した相のパルスが少なくなる。従って、記憶部74にA相信号PAおよびB相信号PBのパルス数の下限値Cdを設定しておき、かかる下限値Cdと、カウンタ72でのカウンタ値とを比較してカウンタ値が下限値Cd未満であれば、断線が発生したことが分る。例えば、ロータ1回転当たりに出力されるA、B相のパルス数を、例えばn個とすると、その1/6倍周期に相当する判定期間Tcでのカウンタ値は、n/6(定格カウンタ値Cs)になる。そこで、本形態では、A、B相のパルス数の下限値Cdとして、例えば、(n/6−k)で求められるパルス数を記憶部74に記憶させておく。なお、定格カウンタ値Csと下限値Cdとの間には、数カウント分の許容差kが設定されており、断線以外の原因でパルスが一時的に抜けた場合には断線と判定しないようになっている。
さらに、特定用途用集積回路70には、断線判定部75が磁気抵抗センサ31に断線が発生していると判定したときにエラー信号を発生するエラー信号発生部77が構成されている。本形態では、A相信号およびB相信号のラインドライバ80A、80Bからの出力ライン85A、85/A、85B、85/Bのうち、出力ライン85B、85/Bとグランドとを接続するグランドライン86B、86/Bが形成されており、かかるグランドライン86B、86/Bには、トランジスタ81、82が介挿されている。そこで、本形態において、エラー信号発生部77は、断線判定部75での判定結果において検出パルス数が下限値Cd未満である場合に、トランジスタ81、82のベースに印加する制御信号を制御してトランジスタ81、82をオフからオンに切り換える。その結果、B相信号PBのラインドライバ80Bからの2つの出力ライン85B、85/Bのいずれもがローレベルとなるので、制御部100において、磁気抵抗センサ31に断線が発生していることを認識することができる。
(断線検出方法)
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態に係る断線検出方法を説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るモータの断線検出方法を示すフローチャートである。
図1〜図4において、ロータ11が回転を始めると、磁極位置検出用磁気円盤40および磁気ドラム20が回転する。その結果、U相、V相、W相のホール素子50U、50V、50Wの出力信号が、センサ回路部61U、61V、61Wによって、図3に示すU相、V相、W相の検出パルスとされる。次に、判定期間設定部71は、U相、V相、W相のホール素子50U、50V、50Wの出力信号がセンサ回路部61U、61V、61Wによって波形整形されてなる検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの少なくとも一方に対応するタイミングで期間指示パルスPCを発生させる。本形態では、判定期間設定部71は、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに基づいて規定可能な最短期間を判定期間Tcとして設定する。このため、判定期間設定部71は、センサ回路部61U、61V、61Wによって波形整形されてなる検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの各々に対応するタイミングで期間指示パルスPCを発生させる。
そして、ステップS1において、期間指示パルスPCが発生した場合には、ステップS2でカウンタ72をリセットする。
次に、ステップS3において、次の期間指示パルスPCが発生するまで待機する。その間、断線判定部75のカウンタ72は、磁気抵抗センサ31のパルス数を計測する。
そして、ステップS3において、次の期間指示パルスPCが発生した場合には、ステップS4において、断線判定部75の比較部73は、その時点でのカウンタ72でのカウンタ値と、記憶部74に記憶されていた下限値Cdとを比較する。かかる比較において、カウンタ72でのカウンタ値が、記憶部74に記憶されていた下限値Cd以上である場合、断線が発生していないとして、再びステップS2に戻り、上記の動作を繰り返す。
これに対して、ステップS4において、カウンタ72でのカウンタ値が、記憶部74に記憶されていた下限値Cd未満である場合、断線が発生しているとして、ステップS5において、エラー信号発生部77により、エラー信号を出力し、その後の動作を停止する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1に構成した断線検出装置7は、回転制御用センサ50の出力信号が、センサ回路部61U、61V、61Wによって波形整形された検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにより、磁気抵抗センサ31の検出パルス数を判定する判定期間Tcを設定する判定期間設定部71と、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が、予め設定した下限値Cd以上であるか否かを判定する断線判定部75とを備えている。このため、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が、予め設定した下限値Cd未満であれば、磁気抵抗センサ31に断線が発生したことを検出することができるので、エラー信号発生部77によって、その旨のエラー信号を発生させることができる。このため、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31に断線が発生した場合には、ロータ11の回転を停止するなどの処理を行なうことができるので、モータ1に過大電流が供給されることに起因するモータ1の焼損や、モータ1が過大な動作を行なうことに起因する従動側での衝突などの事故などの発生を防止することができる。
また、断線判定部75は、判定期間Tc内における磁気抵抗センサ31の検出パルス数が、予め設定した下限値未満であるときに磁気抵抗センサ31に断線が発生していると判定する。このため、検出パルス数が下限値Cd未満である時点で磁気抵抗センサ31に断線が発生していると判定することができ、断線の検出を迅速に行なうことができる。
また、断線判定部75は、磁気抵抗センサ31から出力される2相のパルス信号の合計パルス数を計測し、当該合計パルス数の計測結果に基づいて磁気抵抗センサ31に断線が発生しているか否かを判定する。このため、簡素な構成で、磁気抵抗センサ31の各相の磁気的素子R1、R2、R3、R4に発生した断線を検出することができる。
また、磁気抵抗センサ31の検出パルス数を判定する判定期間Tcは、回転制御用センサ50がロータ11の磁極位置を検出する際の検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにより設定されるため、判定期間Tcは、ロータ11の一回転周期よりも短くすることができる。このため、運転開始直後など、ロータ11が一回転し終わらない期間内でも、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31に断線が発生しているか否かを判定することができる。
また、回転制御用センサ50は、あくまでロータ11の磁極を検出するポールセンサであり、磁気抵抗センサと違って断線などが発生しにくい。それ故、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31に断線が発生しているか否かを高い信頼性をもって検出することができる。
さらに、本形態において、判定期間設定部71は、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに基づいて規定可能な最短期間を判定期間Tcとして設定するため、モータ1の運転開始直後などといった短い期間内で回転位置検出用の磁気抵抗センサ31に断線が発生しているか否かを判定することができる。しかも、回転制御用センサ50は、ロータ11の磁極位置を3相で検出するため、ロータ11の着磁極数が2N極(N=1、2、・・・)とした場合、最短でロータの1回転周期の1/6N倍という短い周期で回転位置検出用の磁気抵抗センサ31に断線が発生しているか否かを判定することができる。
さらに、本形態において、断線検出装置7を構成する判定期間設定部71、断線判定部75、およびエラー信号発生部77は、特定用途用集積回路70内に構成されている。このため、モータ1の他の構成については、断線検出装置7を付加しない場合と同一でよく、設計変更を行なう必要がないなどの利点がある。
[実施の形態2]
上記実施の形態1において、断線判定部75は、1回の判定期間Tcにおいて磁気抵抗センサ31の検出パルス数が下限値Cd未満である場合に断線が発生したと判定したが、連続する2以上の判定期間Tcのいずれにおいても磁気抵抗センサ31の検出パルス数が下限値Cd未満である場合に断線が発生していると判定してもよい。かかる構成によれば、磁気抵抗センサ31の検出パルスが一時的に欠落した場合には磁気抵抗センサ31に断線が発生していると判定しないので、磁気抵抗センサ31の断線に対する誤検出を防止することができる。また、モータ1が定速回転しても回転制御用センサ50やセンサ回路部61U、61V、61Wのオフセットの影響で検出パルスU相、V相、W相のデューティがばらついて判定期間Tcがばらつくことがあっても、誤検出を防止することができる。
[実施の形態3]
上記実施の形態1において、断線判定部75は、1回の判定期間Tcにおいて磁気抵抗センサ31の検出パルス数が下限値Cd未満である場合に断線が発生したと判定したが、連続する2以上の判定期間Tcにおける磁気抵抗センサ31の検出パルス数の差が上限値を越えるときに磁気抵抗センサ31に断線が発生していると判定してもよい。かかる構成によれば、磁気抵抗センサ31が断線前の不安定な状態でのノイズによるパルスをカウントすることがあっても、磁気抵抗センサ31を断線したと見なすため、磁気抵抗センサ31が実際に断線する前に適切な対応を行なうことができる。
(別の実施の形態)
上記実施の形態において、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31は1組形成されているだけであったが、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31として、通常運転時の回転位置を検出するための磁気抵抗センサと、停電時の回転位置を検出するための磁気抵抗センサとが設けられている場合がある。かかる構成の場合、通常運転時用の磁気抵抗センサ、および停電時用の磁気抵抗センサの双方に断線判定部75を設けてもよいが、通常、通常運転時用の磁気抵抗センサは、高速に対応できるように、停電時用の磁気抵抗センサに比して磁気記録媒体21との対向距離が狭い。このため、通常運転時用の磁気抵抗センサでは、磁気記録媒体21との間に入り込んだ異物などにより断線が発生しやすい傾向にあるので、磁気記録媒体21との対向距離が狭い通常運転時用の磁気抵抗センサのみに断線判定部75を設けてもよい。
上記実施の形態において、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31は1組形成されているだけであったが、回転位置検出用の磁気抵抗センサ31として、通常運転時の回転位置を検出するための磁気抵抗センサと、停電時の回転位置を検出するための磁気抵抗センサとを設ける場合、通常運転時用の磁気抵抗センサは、高速に対応できるように、磁気抵抗素子を覆う保護膜を省略して、磁気記録媒体21との対向距離を狭めることがある。このように、磁気抵抗素子が保護膜で覆われた磁気抵抗センサと、磁気抵抗素子が保護膜で覆われていない磁気抵抗センサとが存在する場合、磁気抵抗素子が保護膜で覆われていない磁気抵抗センサの方が、磁気記録媒体21との間に入り込んだ異物などにより断線が発生しやすい傾向にある。従って、磁気抵抗素子が保護膜で覆われていない磁気抵抗センサのみに断線判定部75を設けてもよい。
上記実施の形態において、断線検出装置7の判定期間設定部71、断線判定部75、およびエラー信号発生部77については全て特定用途用集積回路70内に構成したが、その一部については特定用途用集積回路70の外部に構成してもよい。また、センサ回路部61A、61B、61Z、およびセンサ回路部61U、61V、61Wについては、その一部あるいは全体を特定用途用集積回路70に構成してもよい。
さらに、上記実施の形態において、断線検出装置7の判定期間設定部71、断線判定部75、およびエラー信号発生部77については全て特定用途用集積回路70内に構成したが、その一部あるいは全体を、所定のプログラムを実行するマイクロコンピュータによって実現してもよい。
上記実施の形態において、エラー信号発生部77はエラー信号として、B相信号PBのラインドライバ80Bからの2つの出力ライン85B、85/Bの双方をローレベルとしたが、A相信号PAのラインドライバ80Aからの2つの出力ライン85A、85/Aの双方をローレベルとしてもよい。
また、エラー信号発生部77は、カウンタ値を制御部100にシリアル信号線(図示せず)を介して転送する際、エラー信号をシリアル転送してもよい。
上記実施の形態において、判定期間設定部71は、ホール素子50U、50V、50Wを介して得られた検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの双方に対応するタイミングで期間指示パルスPCを発生させたが、検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの一方に対応するタイミングで期間指示パルスPCを発生させてもよい。
1 モータ
7 断線検出装置
11 ロータ
21 回転位置検出用の磁気記録媒体
31 回転位置検出用の磁気抵抗センサ
40 磁極位置検出用磁気円盤
50 回転制御用センサ
50U、50V、50W ホール素子
70 特定用途用集積回路
71 判定期間設定部
72 カウンタ
73 比較部
74 記憶部
75 断線判定部
77 エラー信号発生部
100 上位の制御部
R1、R2、R3、R4 磁気抵抗素子

Claims (11)

  1. ロータの磁極位置を検出する回転制御用センサと、前記ロータと一体回転する磁気記録媒体に対向配置され、前記ロータの角度位置を検出する磁気抵抗センサと、を有するモータにおいて前記磁気抵抗センサでの断線を検出する断線検出装置であって、
    前記回転制御用センサの検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により、前記磁気抵抗センサの検出パルス数を判定する判定期間を設定する判定期間設定部と、
    前記判定期間内における前記磁気抵抗センサの検出パルス数の計測を行ない、当該計測の結果に基づいて前記磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定する断線判定部と、
    当該断線判定部が前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定したときにエラー信号を発生するエラー信号発生部と、
    を有することを特徴とする断線検出装置。
  2. 前記判定期間設定部は、前記立ち上がりエッジおよび前記立ち下がりエッジに基づいて規定可能な最短期間を前記判定期間として設定することを特徴とする請求項1に記載の断線検出装置。
  3. 前記回転制御用センサは、前記ロータの磁極位置を3相で検出することを特徴とする請求項2に記載の断線検出装置。
  4. 前記断線判定部は、前記判定期間内における前記磁気抵抗センサの検出パルス数が、予め設定した下限値未満であるときに前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の断線検出装置。
  5. 前記断線判定部は、連続する2以上の前記判定期間のいずれにおいても前記磁気抵抗センサの検出パルス数が下限値未満であるときに前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の断線検出装置。
  6. 前記断線判定部は、連続する2以上の前記判定期間における前記磁気抵抗センサの検出パルス数の差が上限値を越えるときに前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の断線検出装置。
  7. 前記断線判定部は、前記磁気抵抗センサから出力される2相のパルス信号の合計パルス数を計測し、当該合計パルス数の計測結果に基づいて前記磁気抵抗センサに断線が発生しているか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の断線検出装置。
  8. 前記モータは、前記磁気抵抗センサを複数備え、
    前記断線判定部は、複数の前記磁気抵抗センサのうち、前記磁気記録媒体との対向距離が最も狭い磁気抵抗センサの断線を監視することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の断線検出装置。
  9. 前記モータは、前記磁気抵抗センサを複数備え、
    前記断線判定部は、複数の前記磁気抵抗センサのうち、磁気抵抗素子表面に保護層が形成されていない磁気抵抗センサの断線を監視することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の断線検出装置。
  10. 前記判定期間設定部、前記断線判定部、および前記エラー信号発生部は、特定用途用集積回路内に構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の断線検出装置。
  11. ロータの磁極位置を検出する回転制御用センサと、前記ロータと一体回転する磁気記録媒体に対向配置され、前記ロータの角度位置を検出する磁気抵抗センサと、を有するモータにおける磁気抵抗センサの断線検出方法であって、
    前記回転制御用センサの検出パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのうちの少なくとも一方により判定期間を設定するとともに、当該判定期間内における前記磁気抵抗センサでの検出パルス数を計測し、
    当該計測の結果に基づいて前記磁気抵抗センサに断線が発生していると判定したときにエラー信号を発生することを特徴とする磁気抵抗センサの断線検出方法。
JP2009127913A 2009-05-27 2009-05-27 断線検出装置および断線検出方法 Pending JP2010276417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009127913A JP2010276417A (ja) 2009-05-27 2009-05-27 断線検出装置および断線検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009127913A JP2010276417A (ja) 2009-05-27 2009-05-27 断線検出装置および断線検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010276417A true JP2010276417A (ja) 2010-12-09

Family

ID=43423521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009127913A Pending JP2010276417A (ja) 2009-05-27 2009-05-27 断線検出装置および断線検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010276417A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013093983A1 (ja) * 2011-12-22 2013-06-27 三菱電機株式会社 ブラシレスモータ装置、モータ制御装置および原点学習方法
EP3244528A4 (en) * 2015-01-09 2018-08-01 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Power conversion device and control method for power conversion device
WO2022145721A1 (ko) * 2020-12-28 2022-07-07 엘지이노텍 주식회사 모터 위치 검출 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06239260A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Koyo Seiko Co Ltd 後輪操舵装置
JPH06288791A (ja) * 1993-04-05 1994-10-18 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd エンコーダ装置
JP2001249154A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Yaskawa Electric Corp エンコーダの断線検出装置および断線検出方法
JP2002350184A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Yaskawa Electric Corp Acサーボ用エンコーダの故障検出方法
JP2007232616A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Nidec Sankyo Corp 磁気センサ装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06239260A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Koyo Seiko Co Ltd 後輪操舵装置
JPH06288791A (ja) * 1993-04-05 1994-10-18 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd エンコーダ装置
JP2001249154A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Yaskawa Electric Corp エンコーダの断線検出装置および断線検出方法
JP2002350184A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Yaskawa Electric Corp Acサーボ用エンコーダの故障検出方法
JP2007232616A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Nidec Sankyo Corp 磁気センサ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013093983A1 (ja) * 2011-12-22 2013-06-27 三菱電機株式会社 ブラシレスモータ装置、モータ制御装置および原点学習方法
EP3244528A4 (en) * 2015-01-09 2018-08-01 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Power conversion device and control method for power conversion device
WO2022145721A1 (ko) * 2020-12-28 2022-07-07 엘지이노텍 주식회사 모터 위치 검출 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0313046B1 (en) Motor control apparatus
CN108885125B (zh) 电机系统
JP5036520B2 (ja) 磁気式アブソリュートエンコーダ
JP6398782B2 (ja) モータ制御装置
JP2009124864A (ja) モータ駆動装置
JP2010276417A (ja) 断線検出装置および断線検出方法
JP5358367B2 (ja) エンコーダーシステム
US20140184119A1 (en) Brushless direct contact motor driving device and method of controlling the same
JP6406114B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2005057922A (ja) ブラシレスモータ及びブラシレスモータの駆動方法
JP2008141897A (ja) Dcブラシレスモータの駆動制御方法及び駆動制御装置
JP5690700B2 (ja) ブラシレスdcモータの回転子位置検出方法とその装置
TW201946367A (zh) 用於直流無刷馬達之位置感測系統及其切換方法
JP2010098887A (ja) ブラシレスモータ
JP4164072B2 (ja) モーターおよびその制御方法
JP5406455B2 (ja) 送りモータのロック検出装置
JP5115134B2 (ja) 真空ポンプ装置
WO2012035720A1 (ja) モータ駆動装置
JP7158970B2 (ja) 異常検知装置、モータ装置、異常検知方法、及びモータの駆動制御方法
JP3575895B2 (ja) モータの回転異常検出装置
KR101967459B1 (ko) 3상 모터의 홀센서 에러 검출 방법 및 3상 모터 제어 장치
JP2010276418A (ja) 断線検出装置
KR102477863B1 (ko) 모터 제어 장치 및 모터 제어 방법
KR100470307B1 (ko) 회전자 위치 검출을 이용한 모터 구동 장치
JPH0731183A (ja) ブラシレスモータの駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130806