JP2010275375A - プリント配線板用エポキシ樹脂組成物、樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔、フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

プリント配線板用エポキシ樹脂組成物、樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔、フレキシブルプリント配線板 Download PDF

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Abstract

【課題】保存安定性、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができると共に、ガラス転移点(Tg)の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性も高めることができるプリント配線板用エポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】プリント配線板用エポキシ樹脂組成物に関する。(A)エポキシ樹脂、(B)エポキシ樹脂硬化剤、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、(D)メラミン系難燃剤が必須成分として含有されている。
【選択図】なし

Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板(FPC)等のプリント配線板の製造に用いられるプリント配線板用エポキシ樹脂組成物、樹脂フィルム、プリプレグ及び樹脂付き金属箔並びにこれらのものを用いて形成されたフレキシブルプリント配線板に関するものである。
小型・薄型の電子機器には多くのフレキシブルプリント配線板が使用されているが、最近では更なる高密度化・薄型の要求からフレキシブルプリント配線板にも多層化のニーズが高まると共に、その要求品質・コストが厳しいものとなっている。従来、フレキシブルプリント配線板の多層化材料としては、ボンディングシートやカバーレイが知られている。絶縁性ビルドアップ材料として用いられるこれらのボンディングシートやカバーレイには保存安定性やスルーホール及び回路充填性等のプレス成形性はもちろん、フレキシブルプリント配線板としての屈曲性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性が求められる。そこで、絶縁性、耐熱性、耐薬品性に優れるエポキシ樹脂に屈曲性に優れるNBRやアクリルゴムをブレンドした樹脂組成物がボンディングシートやカバーレイに用いられている。
しかし、このような樹脂組成物のワニス及びシート保存安定性は不十分であり、これを用いて得られたフレキシブルプリント配線板の電気絶縁性、耐熱性、耐薬品性も満足できるものではなかった。このため、NBRやアクリルゴムなどの合成ゴムよりも、耐薬品性、耐熱性、絶縁性、難燃性、屈曲性に優れるポリアミドイミドやポリアミドをエポキシ樹脂にブレンドした樹脂組成物を用いることも行われているが(例えば、特許文献1参照。)、やはりワニス保存安定性やシート保存安定性、スルーホール及び回路充填性等のプレス成形性は未だ十分ではない。しかも保存安定性やプレス成形性を改善すると、良好であった他の特性が悪化するというジレンマに陥っていた。
他方、電子機器の安全性について、市場から難燃性の向上という強い要求がある。これまでの難燃化技術は、臭素化エポキシ樹脂に代表されるハロゲン系化合物をプリント配線板の材料であるエポキシ樹脂組成物に添加して使用するというものである。しかし、近年においては、地球環境や人体への悪影響を懸念して、電子機器等への有害物質の使用を禁止又は規制するという動きがある。すなわち、ハロゲン系化合物は、焼却時に有毒ガスを発生するおそれがあるものである。そこで、このようなハロゲン系化合物を用いない、ハロゲンフリーでの難燃化技術の開発がトレンドとなっている。具体的には、ハロゲン系化合物に代わるハロゲンフリー難燃剤の一つとしてホスファゼンが挙げられるが、このホスファゼンをエポキシ樹脂組成物に多量に添加して用いると、硬化物のガラス転移点(Tg)が低下してしまうため、耐熱性や耐薬品性等の特性の低下を引き起こすという問題がある。
特開平11−140164号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、保存安定性、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができると共に、ガラス転移点(Tg)の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性も高めることができるプリント配線板用エポキシ樹脂組成物、樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔、フレキシブルプリント配線板を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るプリント配線板用エポキシ樹脂組成物は、(A)エポキシ樹脂、(B)エポキシ樹脂硬化剤、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、(D)メラミン系難燃剤が必須成分として含有されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1において、(C)成分の含有量が(A)(B)(C)成分の合計量に対して20〜70質量%であることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、(A)成分として、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂が用いられていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項3において、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂として、下記構造式(1)〜(3)で表されるもののうちの少なくとも1種類が用いられていることを特徴とするものである。
Figure 2010275375
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、(B)成分として、下記構造式(4)で表されるアミノトリアジンノボラック樹脂、ジシアンジアミドのうちの少なくとも1種類が用いられていることを特徴とするものである。
Figure 2010275375
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項において、フェノキシ樹脂が含有されていることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか1項において、(D)成分として、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン・メラム・メレム及びメラミンシアヌレートのうちの少なくとも1種類が用いられていることを特徴とするものである。
本発明の請求項8に係る樹脂フィルムは、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物がフィルム状に成形されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係るプリプレグは、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物が基材に含浸されて半硬化状態となっていることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係る樹脂付き金属箔は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物が金属箔に塗布されて半硬化状態となっていることを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係るフレキシブルプリント配線板は、請求項8に記載の樹脂フィルム、請求項9に記載のプリプレグ、請求項10に記載の樹脂付き金属箔のうちの少なくとも1種類を用いて形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るプリント配線板用エポキシ樹脂組成物によれば、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、カルボジイミド変性可溶性ポリアミドによって、保存安定性、密着性、屈曲性、充填性をいずれも高めることができると共に、メラミン系難燃剤によって、ハロゲンを含有することなく、難燃性を高めることができるものである。
請求項2に係る発明によれば、屈曲性、耐薬品性をさらに高めることができるものである。
請求項3に係る発明によれば、耐マイグレーション性を高めることができると共に、耐熱性及び耐薬品性をさらに高めることができるものである。
請求項4に係る発明によれば、耐マイグレーション性、耐熱性、耐薬品性をさらに高めることができるものである。
請求項5に係る発明によれば、難燃性、耐薬品性をさらに高めることができると共に、長期間の製品保存安定性も高めることができるものである。
請求項6に係る発明によれば、屈曲性をさらに高めることができるものである。
請求項7に係る発明によれば、難燃性をさらに高めることができるものである。
本発明の請求項8に係る樹脂フィルムによれば、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができるものである。
本発明の請求項9に係るプリプレグによれば、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができるものである。
本発明の請求項10に係る樹脂付き金属箔によれば、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができるものである。
本発明の請求項11に係るフレキシブルプリント配線板によれば、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明においてプリント配線板用エポキシ樹脂組成物は、(A)エポキシ樹脂、(B)エポキシ樹脂硬化剤、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、(D)メラミン系難燃剤を必須成分として含有するものである。
(A)成分であるエポキシ樹脂としては、例えば、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、酸化型エポキシ樹脂等を用いることができる。このうちグリシジルエーテル型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、アルコール型エポキシ樹脂等を例示することができる。またグリシジルエステル型エポキシ樹脂としては、ヒドロフタル酸型エポキシ樹脂、ダイマー酸型エポキシ樹脂等を例示することができる。またグリシジルアミン型エポキシ樹脂としては、芳香族アミン型エポキシ樹脂、アミノフェノール型エポキシ樹脂等を例示することができる。また酸化型エポキシ樹脂としては、脂環型エポキシ樹脂等を例示することができる。さらにナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂、フェノール骨格とビフェニル骨格を有するノボラック型エポキシ樹脂(ビフェニルノボラックエポキシ樹脂)、リン変性エポキシ樹脂等を用いることができるが、ハロゲンは含有しないものを用いるのが好ましい。特に(A)成分としては、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を用いるのが好ましい。このようなエポキシ樹脂を用いると、フレキシブルプリント配線板の耐マイグレーション性、耐熱性、耐薬品性を高めることができるものである。中でもナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂としては、上記構造式(1)〜(3)で表されるもののうちの少なくとも1種類を用いるのが好ましい。このようなエポキシ樹脂を用いると、その他のエポキシ樹脂を用いる場合に比べて、フレキシブルプリント配線板の耐マイグレーション性、耐熱性、耐薬品性をさらに高めることができるものである。
(B)成分であるエポキシ樹脂硬化剤としては、例えば、ポリアミン、変性ポリアミン、酸無水物、ヒドラジン誘導体、ポリフェノール等を用いることができる。このうちポリアミン系の硬化剤としては、脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミン、芳香族ポリアミン等を例示することができる。さらにこのうち脂肪族ポリアミンとしては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、m−キシレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ジエチルアミノプロピルアミン等を例示することができる。また脂環式ポリアミンとしては、イソフォロンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ノルボルネンジアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、ラロミン等を例示することができる。また芳香族ポリアミンとしては、ジアミノジフェニルメタン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルスルフォン等を例示することができる。また酸無水物としては、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルナジック酸無水物、水素化メチルナジック酸無水物、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルシクロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、無水トリメリット酸、無ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、脂肪族二塩基酸ポリ無水物等を例示することができる。またポリフェノール系の硬化剤としては、フェノールノボラック、キシレンノボラック、ビスAノボラック、トリフェニルメタンノボラック、ビフェニルノボラック、ジシクロペンタジエンフェノールノボラック、テルペンフェノールノボラック等を例示することができる。さらにアミノトリアジンノボラック樹脂、ノボラック型フェノール樹脂等を用いることができる。特に(B)成分としては、上記構造式(4)で表されるアミノトリアジンノボラック樹脂、ジシアンジアミドのうちの少なくとも1種類を用いるのが好ましい。このようなエポキシ樹脂硬化剤を用いると、樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔の長期間の製品保存安定性を高めることができると共に、フレキシブルプリント配線板の難燃性、耐薬品性を高めることができるものである。なお、(B)成分の含有量は(A)(B)(C)成分の合計量に対して10〜45質量%であることが好ましい。
(C)成分であるカルボジイミド変性可溶性ポリアミドとしては、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを、溶媒の存在下又は不存在下で、50〜250℃の反応温度で反応させて得られたものを用いることができる。
可溶性ポリアミドは、アルコール及び芳香族系及び/又はケトン系等の有機溶媒の混合物100質量部に対して、1質量部以上、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上が完全に溶解可能なものである。
上記アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等を挙げることができ、上記芳香族系溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン等を挙げることができ、上記ケトン系溶媒としては、例えば、シクロヘキサノン、2−ブタノン、シクロペンタノン等を挙げることができる。これらのアルコール、芳香族系溶媒及びケトン系溶媒は、沸点が130℃以下であるものが好ましい。
可溶性ポリアミドは、ポリアミドを可溶化することによって得ることができる。この可溶化の方法としては、例えば、各種ポリアミドのアミド結合の水素原子をメトキシメチル基で一部置換する方法を挙げることができる。ポリアミドにメトキシ基を導入するとアミド基が有する水素結合能力が失われ、ポリアミドの結晶性が阻害されるため、溶媒への溶解性が増大する。また、上記可溶化の方法としては、例えば、可溶化前のポリアミドの分子中にポリエーテルやポリエステルを導入して共重合体とする方法も挙げることができる。可溶化前のポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46等を挙げることができる。
可溶性ポリアミドの具体例としては、「Zytel 61」(デュポン株式会社製)、「Versalon」(ゼネラルミルズ社製)、「アミランCM4000」(東レ株式会社製)、「アミランCM8000」(東レ株式会社製)、「PA−100」(富士化成工業株式会社製)、「トレジン」(ナガセケムテックス株式会社製)等を挙げることができる。
カルボジイミド化合物とは、分子中に1個以上のカルボジイミド基を有するもので、モノカルボジイミド化合物、ポリカルボジイミド化合物等を挙げることができ、例えば、触媒として有機リン系化合物又は有機金属化合物を用い、各種ポリイソシアネートを約70℃以上の温度で、無溶媒又は不活性溶媒中で、脱炭酸縮合反応させることにより合成することができる。
上記モノカルボジイミド化合物としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、ジメチルカルボジイミド、ジイソブチルカルボジイミド、ジオクチルカルボジイミド、t−ブチルイソプロピルカルボジイミド、ジフェニルカルボジイミド、ジ−t−ブチルカルボジイミド、ジ−β−ナフチルカルボジイミド等を例示することができ、これらの中では、特に工業的に入手が容易であるという面から、ジシクロヘキシルカルボジイミド、あるいはジイソプロピルカルボジイミドが好適である。
また、上記ポリカルボジイミド化合物としては、種々の方法で製造したものを使用することができるが、基本的には、従来のポリカルボジイミドの製造方法(例えば、米国特許第2941956号明細書、J.Org.Chem.28,2069−2075(1963)、Chemical Review 1981,Vol.81No.4、p619−621 参照)により、製造されたものを用いることができる。
ポリカルボジイミド化合物を製造する際の合成原料である有機ジイソシアネートとしては、例えば、芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネートやこれらの混合物を挙げることができ、具体的には、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,6−ジイソプロピルフェニルジイソシアネート、1,3,5−トリイソプロピルベンゼン−2,4−ジイソシアネート等を例示することができる。
中でも、可撓性や耐湿性の向上効果などの観点から、脂肪族系(脂環族を含む)有機ジイソシアネートが好ましく、特にイソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネートやこれらの混合物がより好ましい。
また、上記ポリカルボジイミド化合物を製造する際には、冷却等により重合反応を途中で停止させて適切な重合度に制御することができる。この場合、末端はイソシアネート基となる。さらに、適切な重合度に制御するには、モノイソシアネート化合物等の、ポリカルボジイミド化合物の末端イソシアネート基と反応する化合物を用いて、残存する末端イソシアネート基の全て又は一部を封止する方法もある。重合度を制御することにより、可溶性ポリアミドとの相溶性や保存安定性を高めることができ、品質向上の点で好ましい。
このようなポリカルボジイミド化合物の末端を封止してその重合度を制御するためのモノイソシアネート化合物としては、例えば、フェニルイソシアネート、トリルイソシアネート、ジメチルフェニルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、ブチルイソシアネート、ナフチルイソシアネート等を挙げることができる。
また、ポリカルボジイミド化合物の末端を封止してその重合度を制御する末端封止剤としては、上記モノイソシアネート化合物に限定されるものではなく、イソシアネート基と反応し得る活性水素化合物、例えば、(i)脂肪族、芳香族又は脂環族化合物であって、−OH基を有する、メタノール、エタノール、フェノール、シクロヘキサノール、N−メチルエタノールアミン、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールモノメチルエーテル;(ii)=NH基を有するジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン;(iii)−NH基を有するブチルアミン、シクロヘキシルアミン;(iv)−COOH基を有するコハク酸、安息香酸、シクロヘキサン酸;(v)−SH基を有するエチルメルカプタン、アリルメルカプタン、チオフェノール;(vi)エポキシ基を有する化合物;(vii)無水酢酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸のような酸無水物等を挙げることができる。
上記有機ジイソシアネートの脱炭酸縮合反応は、適当なカルボジイミド化触媒の存在下で行うものであり、使用し得るカルボジイミド化触媒としては、有機リン系化合物、有機金属化合物〔一般式M−(OR)[Mは、チタン(Ti)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、バナジウム(V)、タングステン(W)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、鉛(Pb)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、カルシウム(Ca)やバリウム(Ba)等を示し、Rは、炭素数1〜20までのアルキル基又はアリール基を示し、nはMの価数を示す]で表されるもの〕が好適であり、特に活性の面から、有機リン系化合物ではフォスフォレンオキシド類が好ましく、また、有機金属化合物ではチタン、ハフニウム、ジルコニウムのアルコキシド類が好ましい。
上記フォスフォレンオキシド類としては、具体的には、3−メチル−1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシド、3−メチル−1−エチル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1,3−ジメチル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1−エチル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1−メチル−2−フォスフォレン−1−オキシド又はこれらの二重結合異性体を例示することができ、中でも工業的に入手の容易な3−メチル−1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシドが好ましい。
カルボジイミド化合物としては、上記のような機能を有する分子中に1個以上のカルボジイミド基を有するものであれば、特に限定されるものではないが、反応性や耐加水分解安定性の向上効果などの点から、4,4’−ジシクロヘキシルメタンカルボジイミド等の、分子中に2個以上のカルボジイミド基を有するポリカルボジイミド化合物が好ましく、脂肪族系又は脂環族系ポリカルボジイミド化合物がより好ましい。また、重合度は2〜30が好ましく、2〜20がより好ましい。重合度が2以上であると耐熱性の点で好ましく、重合度が20以下であると相溶性の点で好ましい。
(C)成分であるカルボジイミド変性可溶性ポリアミドは、上記可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを溶媒の存在下又は不存在下で反応させ、可溶性ポリアミドが有するカルボキシル基やアミノ基等の反応性官能基と、これらと反応可能なカルボジイミド化合物のカルボジイミド基やイソシアネート基とが反応することにより得られる。
上記可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを反応させる方法は、特に限定されるものではないが、溶媒の存在下又は不存在下で行うことができる。
溶媒の存在下で反応させる方法としては、例えば、可溶性ポリアミド及びカルボジイミド化合物を溶媒に溶解させた後に反応させる方法を挙げることができ、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを加熱攪拌して反応させる方法が好ましく、可溶性ポリアミドを溶媒に溶解して得られた溶液にカルボジイミド化合物を添加し、リフラックス下で加熱攪拌して反応させる方法がより好ましい。このようにして得られた溶液から溶媒を常圧下ないし減圧下において除去することによって、カルボジイミド変性可溶性ポリアミドを得ることができる。
溶媒の不存在下で反応させる方法としては、例えば、可溶性ポリアミドを融点以上に溶融させた後にカルボジイミド化合物を混合して反応させる方法や、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物を二軸押出機により溶融混練させながら反応させる方法を挙げることができる。
可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを反応させる際には、反応系にカルボジイミド変性を阻害する化合物が存在しないことが好ましく、反応系にカルボジイミド化合物、可溶性ポリアミド及び必要に応じて用いられる溶媒のみが存在することがより好ましい。上記カルボジイミド変性を阻害する化合物の具体例としては、エポキシ樹脂、アミン系樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。
上記可溶性ポリアミドをカルボジイミド化合物と反応させる時間は、使用する可溶性ポリアミドやカルボジイミド化合物の種類、反応方法、反応温度等により異なるが、例えば、1〜500分程度であり、5〜200分であることが好ましい。
上記可溶性ポリアミドをカルボジイミド化合物と反応させる温度も、使用する可溶性ポリアミドやカルボジイミド化合物の種類、反応方法、反応温度等により異なるが、例えば、50〜250℃であり、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを溶媒の存在下で反応させる場合には、50〜150℃であることが好ましく、70〜130℃であることがより好ましい。また、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物とを溶媒の不存在下で反応させる場合には、130〜250℃であることが好ましく、150〜220℃であることがより好ましい。反応温度が50℃未満であると、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物との反応が遅く、可溶性ポリアミドの変性に時間がかかって工業的に好ましくなく、250℃を超えると樹脂の分解などによる劣化が起こりやすくなる。
なお、上述のように可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物を反応させることで、可溶性ポリアミドが変性され、カルボジイミド変性可溶性ポリアミドとなる。例えば、上述の反応が進行するのに伴い、カルボジイミド化合物が有するカルボジイミド基が減少するため、赤外線測定によって反応物と生成物を比較すると、反応物で観測されるカルボジイミド基のピークが生成物では減少している。また、反応物と生成物に対して示差熱熱重量測定を行うと、反応物の吸熱ピークはアミド樹脂起因・カルボジイミド樹脂起因など複数観測されるが、生成物の吸熱ピークは1つに集約される。以上により、可溶性ポリアミドが変性されたことを確認することができる。
上述のようにして得られたカルボジイミド変性可溶性ポリアミドは、可溶性ポリアミドとカルボジイミド化合物からなる組成物と比較して、保存安定性に優れている。すなわち、上記組成物の場合は、溶液化した際に溶液の増粘が起こり、更にはゲル化に至るのに対し、変性をしたものは溶液状態でも増粘などの変化を示さず、その状態で長期間保管することが可能である。
カルボジイミド化合物の添加量は、可溶性ポリアミド100質量部に対して、0.5〜20質量部であることが好ましく、1〜10質量部であることがより好ましい。添加量が0.5質量部未満であると、耐湿性や耐熱性が十分に向上しないおそれがあり、20質量部を超えると、可塑性が高くなり過ぎたり耐衝撃性が損なわれたりするおそれがある。
そして(C)成分であるカルボジイミド変性可溶性ポリアミドの含有量は(A)(B)(C)成分の合計量に対して20〜70質量%であることが好ましい。(C)成分の含有量がこの範囲内であると、フレキシブルプリント配線板の屈曲性、耐薬品性を高めることができるものである。しかし、(C)成分の含有量が20質量%未満であると、屈曲性が低下するおそれがあり、逆に(C)成分の含有量が70質量%を超えると、難燃性や耐熱性が低下するおそれがある。
(D)成分であるメラミン系難燃剤は、熱分解温度が高く、優れた耐熱性を有しているので、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物に含有されていると、その硬化物の難燃性を高めることができるだけではなく、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性も高めることができるものである。そして特にメラミン系難燃剤としては、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン・メラム・メレム(複塩)及びメラミンシアヌレートのうちの少なくとも1種類を用いるのが好ましい。このようなメラミン系難燃剤を用いることによって、他のメラミン系難燃剤を用いる場合に比べて、難燃性をさらに高めることができるものである。
(D)成分の含有量は、(A)(B)(C)成分の合計100質量部に対して、20〜40質量%であることが好ましい。これにより、難燃性をさらに高めることができるものである。しかし、(D)成分の含有量が20質量%未満であると、上記のような効果を十分に得ることができないおそれがあり、逆に(D)成分の含有量が40質量%を超えると、柔軟性、引き剥がし強度及び耐熱性が低下するおそれがある。
さらにプリント配線板用エポキシ樹脂組成物には、(A)(B)(C)(D)成分のほか、フェノキシ樹脂を含有させるのが好ましい。フェノキシ樹脂としては、ビスフェノールA型フェノキシ樹脂、ビスフェノールA/ビスフェノールF型共重合型フェノキシ樹脂、リン変性フェノキシ樹脂等を用いることができる。このフェノキシ樹脂によって、フレキシブルプリント配線板の屈曲性をさらに高めることができるものである。なお、フェノキシ樹脂の含有量はプリント配線板用エポキシ樹脂組成物全量に対して5〜30質量%であることが好ましい。
そして、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物は、(A)(B)(C)(D)成分を必須成分として配合し、さらにフェノキシ樹脂、2−エチル−4−メチルイミダゾール等の硬化促進剤を任意成分として配合することによって調製することができる。
このようにして得られたプリント配線板用エポキシ樹脂組成物にあっては、ポリアミドの未反応基(アミノ基やカルボキシル基)をカルボジイミドと反応させて得られたカルボジイミド変性可溶性ポリアミドをエポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤にブレンドしてあることによって、保存安定性、密着性、屈曲性、充填性をいずれも高めることができるものである。すなわち、ポリアミドの原料に起因する未反応基(アミノ基やカルボキシル基)をカルボジイミドと反応させることにより、ポリアミド樹脂とエポキシ樹脂との低温での反応促進を防ぎ、ワニス保存安定性を保つと共に、塗工・乾燥で得られる各種シート(後述の樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔)の保存安定性及びプレス成形性を満足させることができるものである。そして、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニス及びシート作業性、加工性(保存安定性やプレス成形性)と、フレキシブルプリント配線板の各種特性(密着性、屈曲性、充填性など)とを両立させることができるものである。さらにガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、メラミン系難燃剤によって、ハロゲンを含有することなく、難燃性を高めることができるものである。
上記プリント配線板用エポキシ樹脂組成物を適宜ワニスとして用いて、樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔等のシートを製造することができ、さらにこのシートを用いて、フレキシブルプリント配線板を製造することができる。
すなわち、樹脂フィルムは、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物をフィルム状に成形すると共に、これを半硬化状態(Bステージ状態)となるまで加熱乾燥することによって製造することができる。またプリプレグは、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物をガラスクロス等の基材に含浸させ、これを半硬化状態となるまで加熱乾燥することによって製造することができる。また樹脂付き金属箔は、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物を銅箔等の金属箔に塗布し、これを加熱乾燥して半硬化状態の接着性樹脂層を形成することによって製造することができる。さらにフレキシブルプリント配線板は、樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔のうちの少なくとも1種類を用いて形成されているが、具体的には、例えば、ポリイミドフィルム等をコア材として用い、このコア材の片面又は両面に樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔のうちのいずれかのものを貼り合わせた後、適宜回路形成及び層間接続を行うことによって、フレキシブルプリント配線板を製造することができる。
このようにして得られた樹脂フィルム、プリプレグ、樹脂付き金属箔、フレキシブルプリント配線板にあっては、いずれも上記プリント配線板用エポキシ樹脂組成物を材料として形成されているので、ガラス転移点の低下を抑制して耐熱性及び耐薬品性を高めつつ、密着性、屈曲性、充填性、難燃性をいずれも高めることができるものである。さらに高温プレス成形時にはエポキシ基とカルボジイミド基との反応も進むために、耐熱性及び耐薬品性などがさらに向上したフレキシブルプリント配線板を得ることができる。なお、樹脂付き金属箔はボンディングシートやカバーレイと同様にビルドアップ絶縁シートとして用いることができると共に、シールド機能を持ち合わせたカバーレイとして用いることができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(カルボジイミド化合物の合成)
ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート590g、シクロヘキシルイソシアネート62.6g及びカルボジイミド化触媒(3−メチル−1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシド)6.12gを180℃で48時間反応させることによって、カルボジイミド化合物として4,4’−ジシクロヘキシルメタンカルボジイミド樹脂(重合度=10)を得た。
((C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミドの合成)
1リットルのセパラブルフラスコにエステル共重合アミド樹脂(商品名:「アミランCM8000」、東レ株式会社製)50.0gとイソプロピルアルコールとトルエンとの混合溶媒(質量混合比4:6)450.0gとを加えて撹拌することにより溶解させた。こうして得られた溶液に上記カルボジイミド化合物(4,4’−ジシクロヘキシルメタンカルボジイミド樹脂)5.0gを加え、フラスコを120℃のオイルバスに浸漬させてリフラックス下で3時間加熱撹拌した後に、減圧乾燥して溶媒を除去することにより、(C)成分となるカルボジイミド変性可溶性ポリアミドを得た。
上記のようにして得られた(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミドに対して赤外分光光度測定を行ったところ、2120cm−1にカルボジイミド基の存在を示す吸収ピークが認められた。さらに上記(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミドに対して示差走査熱量測定を行ったところ、1つの吸熱ピークが観測された。なお、上記(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミドのガラス転移温度は120℃、5%重量減温度は320℃、溶液の粘度は860mPa・sであった。
次に下記[表1]に記載の配合組成に従い、実施例1〜12及び比較例1〜3のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。なお、下記[表1]の配合は全て固形分比率である。
(実施例1)
(A)エポキシ樹脂(上記構造式(1)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂)、(B)エポキシ樹脂硬化剤(上記構造式(4)で表されるフェノールノボラック型アミノトリアジンノボラック樹脂)、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、(D)メラミン系難燃剤(ポリリン酸メラミン・メラム・メレム複塩)、フェノキシ樹脂、硬化促進剤を容器に入れて混合することによって、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例2)
(D)メラミン系難燃剤の配合量を変更した以外は、実施例1と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例3)
(D)メラミン系難燃剤の配合量を変更した以外は、実施例1と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例4)
(A)エポキシ樹脂として、上記構造式(2)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を用いるようにした以外は、実施例2と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例5)
(A)エポキシ樹脂として、上記構造式(3)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を用いるようにした以外は、実施例2と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例6)
(A)エポキシ樹脂として、ビフェニルノボラックエポキシ樹脂を用いるようにした以外は、実施例2と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例7)
(B)エポキシ樹脂硬化剤として、上記構造式(4)で表されるクレゾールノボラック型アミノトリアジンノボラック樹脂を用いるようにした以外は、実施例2と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例8)
(B)エポキシ樹脂硬化剤として、ノボラック型フェノール樹脂を用いるようにした以外は、実施例2と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例9)
(D)メラミン系難燃剤として、ポリリン酸メラミンを用いるようにした以外は、実施例1と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例10)
(D)メラミン系難燃剤として、リン酸メラミンを用いるようにした以外は、実施例2と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例11)
(D)メラミン系難燃剤として、メラミンシアヌレートを用いるようにした以外は、実施例1と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(実施例12)
(A)エポキシ樹脂(上記構造式(1)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂)、(B)エポキシ樹脂硬化剤(ジシアンジアミド)、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、(D)メラミン系難燃剤(ポリリン酸メラミン・メラム・メレム複塩)、フェノキシ樹脂、硬化促進剤を容器に入れて混合することによって、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(比較例1)
(A)エポキシ樹脂(上記構造式(1)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂)、(B)エポキシ樹脂硬化剤(上記構造式(4)で表されるフェノールノボラック型アミノトリアジンノボラック樹脂)、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、ホスファゼン、フェノキシ樹脂、硬化促進剤を容器に入れて混合することによって、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(比較例2)
ホスファゼンの配合量を変更した以外は、比較例1と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
(比較例3)
ホスファゼンの配合量を変更した以外は、比較例1と同様に、プリント配線板用エポキシ樹脂組成物のワニスを調製した。
なお、下記[表1]に示す各成分は以下の通りである。
・(A)ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(構造式(1)):ハロゲンを含有せず、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(日本化薬株式会社製「NC−7000L」、上記構造式(1)で表されるもの)
・(A)ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(構造式(2)):ハロゲンを含有せず、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(DIC株式会社製「EXA−9900」、上記構造式(2)で表されるもの)
・(A)ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(構造式(3)):ハロゲンを含有せず、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂(DIC株式会社製「HP−4700」、上記構造式(3)で表されるもの)
・(A)ビフェニルノボラックエポキシ樹脂:ハロゲンを含有せず、フェノール骨格とビフェニル骨格を有するノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬株式会社製「NC−3000」)
・(B)フェノールノボラック型アミノトリアジンノボラック樹脂(構造式(4)、R=H):フェノールノボラック型のアミノトリアジンノボラック樹脂(DIC株式会社製「LA−7052」、上記構造式(4)で表され、RがHであるもの)であって、メチルエチルケトンに溶解したものであり、樹脂固形分は60質量%であった。
・(B)クレゾールノボラック型アミノトリアジンノボラック樹脂(構造式(4)、R=CH):クレゾールノボラック型のアミノトリアジンノボラック樹脂(DIC株式会社製「LA−3018−50P」、上記構造式(4)で表され、RがCHであるもの)であって、プロピレングリコールモノメチルエーテルに溶解したものであり、樹脂固形分は50質量%であった。
・(B)ノボラック型フェノール樹脂:フェノールノボラック樹脂(DIC株式会社製、「TD−2090−60M」)であって、メチルエチルケトンに溶解したものであり、樹脂固形分は60重量%であった。
・(B)ジシアンジアミド
・(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド:既述のように合成したものを使用した。なお、これは、イソプロピルアルコールとトルエンの混合溶媒(質量混合比4:6)に溶解したものであり、固形分濃度は11質量%であった。
・(C)可溶性ポリアミド:エステル共重合アミド樹脂(東レ株式会社製「CM−8000」)であり、これは、イソプロピルアルコールとトルエンの混合溶媒(質量混合比4:6)に溶解したものであり、固形分濃度は10質量%であった。
・(D)ポリリン酸メラミン・メラム・メレム複塩(日産化学工業株式会社製「phosmel200」)
・(D)ポリリン酸メラミン(日産化学工業株式会社製「phosmel100」)
・(D)リン酸メラミン(Ciba製「Melapur MP」)
・(D)メラミンシアヌレート(日産化学工業株式会社製「MC6000」)
・ホスファゼン(大塚化学株式会社製「SPB−100」)
・フェノキシ樹脂:フェノキシ樹脂(東都化成株式会社製「YP−50」)であって、メチルエチルケトンに溶解したものであり、樹脂固形分は65質量%であった。
・硬化促進剤:2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化成工業株式会社製「2E4MZ」)
次に、コンマコーター及びこれに接続された乾燥機を用いて、厚み12μmの銅箔の片面に上記のようにして得られたワニスを塗工・乾燥し、乾燥後の厚みが50μmの接着性樹脂層を形成することによって、樹脂付き銅箔を製造した。
そして、上記各ワニスについて、ワニス保存性を評価すると共に、上記各樹脂付き銅箔について、難燃性、屈曲性、ガラス転移点(Tg)、耐薬品性、銅箔引き剥がし強度、半田耐熱性、回路充填性、耐マイグレーション性を評価した。これらの各評価に用いたサンプルの作製条件及び評価条件を以下に示し、評価結果を下記[表1]に示す。
(1)難燃性は、UL94に準じて94VTMの難燃性の判定基準で評価した。
(2)屈曲性は、MIT法によって試験を行い、測定条件をR=0.38mm、荷重500g、毎分175回の割合で折り曲げるように設定し、回路の導通が取れなくなるまでの折り曲げ回数により評価した。
(3)ガラス転移点(Tg)は、粘弾性スペクトロメータ(エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製)を用いて動的粘弾性を測定することによって、tanδのピーク値として求めた。
(4) ワニス保存性は、初期の粘度と25℃で7日間保存した後の粘度とを測定し、粘度変化が10%未満であったワニスを「合格」、10%以上変化したワニスを「不合格」とした。
(5)耐薬品性は、次のようにして評価した。すなわち、樹脂付き銅箔を2枚用い、これらの接着性樹脂層が形成された面同士を貼り合わせ、180℃で1時間加熱加圧成形することによってサンプルを作製した後、このサンプルの銅箔をエッチングにより除去した。次にこのサンプルを水酸化ナトリウム3質量%、温度40℃の水溶液に3分間浸漬させた後取り出し、水で洗い、乾燥した清浄な布で水分を十分に拭き取った。その後直ちにサンプルの変色、膨れ、はがれ等の外観の変化を目視にて観察した。そして、外観変化のないものを「合格」とし、外観変化のあるものを「不合格」とした。
(6)銅箔引き剥がし強度は、厚み25μmのポリイミドフィルムの両面に樹脂付き銅箔の接着性樹脂層が形成された面を貼り合わせ、180℃で1時間加熱加圧成形することによってサンプルを作製し、このサンプルの銅箔を90°方向に引き剥がしたときの引き剥がし強度により評価した。
(7)半田耐熱性は、厚み25μmのポリイミドフィルムの両面に樹脂付き銅箔の接着性樹脂層が形成された面を貼り合わせ、180℃で1時間加熱加圧成形することによってサンプルを作製し、これを260℃と288℃に加熱した半田浴にそれぞれ60秒間浸漬した後、外観を観察することにより評価した。膨れやはがれ等の外観異常の発生がないものを「合格」とし、これ以外のものを「不合格」とした。
(8)回路充填性は、片面35μm厚みの圧延銅箔のフレキシブルプリント配線板に櫛形パターンを設けて形成した試験片に、樹脂付き銅箔の接着性樹脂層が形成された面を貼り合わせ、180℃で1時間加熱加圧成形することによってサンプルを作製し、このサンプルの外観を目視にて観察することにより評価した。パターン間が全て樹脂で充填されているものを「合格」とし、これ以外のものを「不合格」とした。
(9)耐マイグレーション性は、片面フレキシブルプリント配線板に櫛形電極を設けた試験片に、樹脂付き銅箔の接着性樹脂層が形成された面を貼り合わせ、180℃で1時間加熱加圧成形することによってサンプルを作製し、このサンプルを用いて85℃/85%RHの環境下で10Vの電圧を250時間印加するテストを行うことによって評価した。そしてこのテスト後のマイグレーション度合いを目視にて評価した。マイグレーションが発生していないものを「合格」とし、これ以外のものを「不合格」とした。
Figure 2010275375
上記[表1]にみられるように、各実施例のものは、ガラス転移点が高く、半田耐熱性及び耐薬品性に優れていると共に、難燃性、ワニス保存性、銅箔引き剥がし強度、耐マイグレーションが良好であることが確認された。また、屈曲性が高くフレキシブルプリント配線板などに要求される屈曲性を満足するものであり、さらに回路充填性に優れているものであることが確認された。しかもハロゲン系難燃剤を用いていないので、有毒ガスや発煙の少ない材料となるものである。

Claims (11)

  1. (A)エポキシ樹脂、(B)エポキシ樹脂硬化剤、(C)カルボジイミド変性可溶性ポリアミド、(D)メラミン系難燃剤が必須成分として含有されていることを特徴とするプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
  2. (C)成分の含有量が(A)(B)(C)成分の合計量に対して20〜70質量%であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
  3. (A)成分として、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂が用いられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
  4. ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂として、下記構造式(1)〜(3)で表されるもののうちの少なくとも1種類が用いられていることを特徴とする請求項3に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
    Figure 2010275375
  5. (B)成分として、下記構造式(4)で表されるアミノトリアジンノボラック樹脂、ジシアンジアミドのうちの少なくとも1種類が用いられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
    Figure 2010275375
  6. フェノキシ樹脂が含有されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
  7. (D)成分として、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン・メラム・メレム及びメラミンシアヌレートのうちの少なくとも1種類が用いられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物がフィルム状に成形されていることを特徴とする樹脂フィルム。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物が基材に含浸されて半硬化状態となっていることを特徴とするプリプレグ。
  10. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリント配線板用エポキシ樹脂組成物が金属箔に塗布されて半硬化状態となっていることを特徴とする樹脂付き金属箔。
  11. 請求項8に記載の樹脂フィルム、請求項9に記載のプリプレグ、請求項10に記載の樹脂付き金属箔のうちの少なくとも1種類を用いて形成されていることを特徴とするフレキシブルプリント配線板。
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