JP2010275189A - TiO2を含有するシリカガラスおよびEUVリソグラフィ用光学部材 - Google Patents

TiO2を含有するシリカガラスおよびEUVリソグラフィ用光学部材 Download PDF

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Abstract

【課題】面粗さの小さい基板として適当なTiO−SiOガラスの提供。
【解決手段】屈折率の変動幅(Δn)が、少なくとも一つの面内における30mm×30mmの範囲で2×10−4以下であること、または、TiO濃度が1質量%以上であり、かつ脈理ピッチが10μm以下であることを特徴とするTiOを含有するSiOガラス。TiOを含有するシリカガラスからなり、屈折率の変動幅(Δn)が、光の入射方向に垂直な面において2×10−4以下であること、または、TiO濃度が1質量%以上であるTiOを含有するシリカガラスからなり、光の入射方向に垂直な面において、TiO濃度の最大値と最小値との差が、0.06質量%以下である特徴とするEUVリソグラフィ用光学部材。
【選択図】なし

Description

本発明は、TiOを含有するシリカガラス(以下、本明細書では、TiO−SiOガラスと記す)およびその製造方法に関し、特にEUVリソグラフィに使用される露光装置光学材として用いられるTiO−SiOガラスおよびその製造方法に関する。なお、本発明でいうEUV(Extreme Ultra Violet)光とは、軟X線領域または真空紫外域の波長帯の光を指し、具体的には波長が0.2〜100nm程度の光のことである。
従来から、光リソグラフィ技術においては、ウェハ上に微細な回路パターンを転写して集積回路を製造するための露光装置が広く利用されている。集積回路の高集積化および高機能化に伴い、集積回路の微細化が進み、露光装置には深い焦点深度で高解像度の回路パターンをウェハ面上に結像させることが求められ、露光光源の短波長化が進められている。露光光源は、従来のg線(波長436nm)、i線(波長365nm)やKrFエキシマレーザ(波長248nm)から進んでArFエキシマレーザ(波長193nm)が用いられようとしている。また、さらに回路パターンの線幅が100nm以下となる次世代の集積回路に対応するため、露光光源としてFレーザ(波長157nm)を用いることが有力視されているが、これも線幅が70nm世代までしかカバーできないと見られている。
このような流れにあって、露光光源としてEUV光(極端紫外光)のうち代表的には波長13nmの光を用いたリソグラフィ技術が、50nm以降の複数世代にわたって適用可能と見られ注目されている。EUVリソグラフィ(以下、「EUVL」と略する)の像形成原理は、投影光学系を用いてマスクパターンを転写する点では、従来のフォトリソグラフィーと同じである。しかし、EUV光のエネルギー領域では光を透過する材料がないために、屈折光学系は用いることができず、光学系はすべて反射光学系となる。
EUVLに用いられる露光装置光学材はフォトマスクやミラーなどであるが、(1)基材 (2)基材上に形成された反射多層膜 (3)反射多層膜上に形成された吸収体層 から基本的に構成される。多層膜は、Mo/Siが交互に層を形成することが検討され、吸収体層には、成膜材料として、TaやCrが検討されている。基板としては、EUV光照射の下においても歪みが生じないよう低熱膨張係数を有する材料が必要とされ、低熱膨張係数を有するガラス等が検討されている。
TiO−SiOガラスは、石英ガラスよりも小さい熱膨張係数(Coefficient of Thermal Expansion;CTE)を有する超低熱膨張材料として知られ、またガラス中のTiO含有量によって熱膨張係数を制御できるために、熱膨張係数が0に近いゼロ膨張ガラスが得られる。したがって、TiO−SiOガラスはEUVL用露光装置光学材に用いる材料としての可能性がある。
従来のTiO−SiOガラスの作製方法は、まず、シリカ前駆体とチタニア前駆体をそれぞれ蒸気形態に転化させてこれらを混合する。この蒸気形態となった混合物は、バーナーに導入され熱分解することでTiO−SiOガラス粒子となる。このTiO−SiOガラス粒子は耐火性容器中に堆積され、堆積と同時にそこで溶融されてTiO−SiOガラスとなる。
しかしこの方法で作製されるTiO−SiOガラスは、TiO/SiO組成比の周期的変動が発生しており、これが100〜200μmピッチでの縞状の脈理として現れていた。
なお、米国特許出願には、TiO−SiO多孔質ガラス体を形成し、ガラス体にした後、マスク基板を得る方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許出願公開第2002/157421号明細書
TiO−SiOガラスの縞状の脈理は、硝材中のTiO/SiO組成比の周期的変動により屈折率差が大きくなるため発生すると考えられている。EUVL用の露光装置光学材として用いられる場合、TiO−SiOガラスは、ガラス表面が超高平滑性を有するように研磨する必要がある。しかし、TiO−SiOガラスにおいて、TiO/SiO組成比の異なる部位は、組成比によりガラスの機械的および化学的物性が異なるために、研磨レートが一定とならず、研磨後のガラス表面が超高平滑性を有するように仕上げることが困難である。また、100〜200μmピッチで縞状の脈理のあるTiO−SiOガラスを研磨すると、ガラス表面に、脈理ピッチと同程度のピッチをもつ“うねり”が発生し、超高平滑性を得るのが非常に困難である。
近年、EUVL用露光装置光学材の極めて重要な要求特性として、10μm〜1mmのうねりのピッチをもつMSFR(Mid−Spatial Frequency Roughness)を低減させる必要があると言われるようになっている。従来のTiO−SiOガラスを研磨した際には、前記の理由により100〜200μmピッチのうねりを有するため、MSFRを低減させることが非常に困難であった。
したがって、EUVL用露光装置光学材として、研磨後のガラス表面が超高平滑性を有するように仕上げるには、TiO−SiOガラスのTiO/SiO組成比変動幅を小さくし、ガラス表面における研磨レートを一定とすることや脈理のピッチを10μm以下にしてMSFRの低減化することが有効と考えられる。
また、同程度の平滑度(Roughness(rms))を有するTiO−SiOガラス基板であっても、脈理ピッチの小さい方が、大きいものに比べ、短時間で効率良く凸部を研磨できるために、超高平滑性を有するように研磨することが容易となる。
また、TiO−SiOガラス中のTiO/SiO組成比を均一にすることは、ガラス内での熱膨張係数のばらつきを小さくするという点において重要である。従って、脈理と呼ばれるような微小領域のTiO/SiO組成比変動幅を小さくするのに加えて、その部材全域におけるTiO/SiO組成比変動幅を小さくすることが好ましい。
本発明の態様1は、屈折率の変動幅(Δn)が、少なくとも一つの面内における30mm×30mmの範囲で2×10−4以下であることを特徴とするTiOを含有するシリカガラスを提供する。
態様2は、態様1において、屈折率の変動幅(Δn)が、直交する二つの面内における30mm×30mmの範囲でそれぞれ2×10−4以下であるTiOを含有するシリカガラスを提供する。
態様3は、TiO濃度が1質量%以上であり、かつ、TiO濃度の最大値と最小値との差が、少なくとも一つの面内における30mm×30mmの範囲で0.06質量%以下であることを特徴とするTiOを含有するシリカガラスを提供する。
態様4は、態様3において、TiO濃度の最大値と最小値との差が、直交する二つの面内における30mm×30mmの範囲でそれぞれ0.06質量%以下であるTiOを含有するシリカガラスを提供する。
態様5は、TiO濃度が1質量%以上であり、かつ脈理ピッチが10μm以下であるTiOを含有するシリカガラスを提供する。
態様6は、態様1、2、3または4において、脈理ピッチが10μm以下であるTiOを含有するシリカガラスを提供する。
態様7は、TiOを含有するシリカガラスからなり、屈折率の変動幅(Δn)が、光の入射方向に垂直な面において2×10−4以下であるEUVリソグラフィ用光学部材を提供する。
態様8は、態様7において、光の入射方向に垂直な面において2×10−4を超える屈折率の変動幅(Δn)を生じさせる脈理が存在しないEUVリソグラフィ用光学系部材を提供する。
態様9は、TiO濃度が1質量%以上であるTiOを含有するシリカガラスからなり、光の入射方向に垂直な面において、TiO濃度の最大値と最小値との差が、0.06質量%以下であるEUVリソグラフィ用光学部材を提供する。
態様10は、態様9において、光の入射方向に垂直な面において、0.06質量%を超えるTiO濃度の最大値と最小値との差を生じさせる脈理が存在しないEUVリソグラフィ用光学部材を提供する。
態様11は、態様6〜10のいずれかにおいて、脈理ピッチが10μm以下であるEUVリソグラフィ用光学部材を提供する。
態様12は、態様1〜6のいずれかのTiOを含有するシリカガラスを用いたEUVリソグラフィ用光学部材を提供する。
本発明によれば、面粗さの小さいTiO−SiOガラスを得ることができる。したがって、EUVLに使用される光学系を構成する部材の素材としてきわめて好適である。
TiO−SiOガラスは、含有するTiO濃度により、熱膨張係数が変化することが知られており、室温付近ではTiOを約7質量%含むTiO−SiOガラスの熱膨張係数がほぼゼロとなる。
本発明のTiO−SiOガラスとはTiOを1〜12質量%含有するシリカガラスのことが好ましい。TiOの含有量が1質量%未満であるとゼロ膨張にならないおそれがあり、12質量%を超えると熱膨張係数が負となる可能性があるからである。TiOの含有量は、より好ましくは5〜9質量%である。
脈理ピッチは10μm以下にすることが好ましく、7μm以下にすることがさらに好ましい。脈理ピッチが10μmを超えると、研磨面のMSFRを低減させることが困難になるおそれがある。
本明細書では、「TiO濃度のばらつき」を1つの面におけるTiO濃度の最大値と最小値の差と定義する。30mm×30mmの範囲において微小領域のTiO濃度のばらつきが、0.06質量%以下、好ましくは0.04質量%以下にすることが好ましい。TiO濃度のばらつきが0.06質量%を超えると、研磨した際に充分な平滑性を得ることが困難になるおそれがある。
TiO濃度のばらつきを0.06質量%以内にしたTiO−SiOガラスの製造方法としては、スート法により、ガラス形成原料となるSi前駆体とTi前駆体を火炎加水分解もしくは熱分解させて得られるTiO−SiOガラス微粒子(スート)を、基材に堆積、成長させて、多孔質TiO−SiOガラス体を得る。得られた多孔質TiO−SiOガラス体を透明ガラス化温度まで加熱して透明TiO−SiOガラス体を得る製造方法がある。前記基材としては石英ガラス製の種棒などが用いられる。
発明者は、多孔質TiO−SiOガラス体を得る段階においての種棒の回転数と、透明TiO−SiOガラス体の脈理ピッチの関係について詳細な検討を行った結果、種棒の回転数が大きくなるほど、透明TiO−SiOガラス体におけるTiO濃度ばらつきが小さくなり、脈理ピッチが縮小されることを見出した。
具体的には、多孔質TiO−SiOガラス体を形成する際の種棒の回転数を25回転/分以上で行うことが好ましく、50回転/分以上で行うことがより好ましく、100回転/分以上で行うことが特に好ましい。透明TiO−SiOガラス体のTiO濃度ばらつきは0.06質量%以下となり、脈理ピッチは10μm以下となる。
この場合、ガラス形成原料の供給を安定化させると、脈理の強さやピッチを減少させるうえでより好ましい。
TiO−SiOガラスにみられる脈理は、TiO/SiO組成比の変動によるものである。またTiO/SiO組成比が変動するとガラスの絶対屈折率が変動する。例えば、TiO濃度が高い部位は、TiO濃度が低い部位に比べ、屈折率が高くなる。
発明者は、含有するTiO濃度の異なる数種のTiO−SiOガラスの絶対屈折率を測定することにより、TiO濃度が12質量%以下の範囲において、TiO濃度と屈折率との間に次の関係が成り立つことを見出した。
Figure 2010275189
数1を用いることにより、TiO−SiOガラスの屈折率の変動幅(Δn)から、TiO濃度のばらつき(ΔTiO)を算出することが可能になる。具体的には、屈折率の変動幅(Δn)が200ppmのとき、TiO濃度ばらつき(ΔTiO)は0.06質量%である。
脈理ピッチについて被測定面の屈折率の変動幅Δnを測定し、屈折率が高い部位から低い部位への間隔を顕微鏡を用いて計測することにより脈理ピッチを求める。
屈折率の変動幅Δnの測定方法は、以下に示すように微小領域での屈折率の変動幅Δnの場合と広範囲での屈折率の変動幅Δnの場合とで測定方法が異なる。
脈理と呼ばれるような微小領域での屈折率の変動幅Δnは以下のように測定する。透明TiO−SiOガラス体から、例えば40mm×40mm×40mm程度の立方体を切り出し、立方体の各面より厚さ1mmでスライスし、30mm×30mm×1mmの板状TiO−SiOガラスブロックを得る。フィゾー干渉計にて、本ガラスブロックの30mm×30mmの面にヘリウムネオンレーザ光を垂直にあて、例えば2mm×2mmといった脈理が十分観察可能な倍率に拡大して、面内の屈折率分布を調べ、屈折率の変動幅Δnを測定する。
30mm×30mmの範囲を直接測定した場合、干渉計のCCDにおける1画素の大きさが脈理の幅に比べて十分小さくない可能性があり、脈理を検出できない可能性がある。従って、30mm×30mmの範囲全域を例えば2mm×2mm程度の複数の微小領域に分割し、各微小領域での屈折率の変動幅Δnを測定し、その最大値を30mm×30mmの範囲での屈折率の変動幅Δnとする。
例えば512×480の有効画素数を持つCCDを用いた場合、2mm×2mmの視野では1画素が約4μm角に相当することになる。従って、10μm以上のピッチの脈理は十分検出されるが、それ以下の脈理に対しては検出できないおそれがある。従って、10μm以下の脈理を測定する場合には、少なくとも1画素が1〜2μm角程度以下になるようにするのが望ましい。本明細書の実施例では、900×900の有効画素数を持つCCDを用いて2mm×2mmの領域を測定し、1画素が2μm角程度に相当するようにして屈折率の変動幅Δnを測定した。
一方、露光に用いられるEUV光が照射される領域など、広範囲での屈折率の変動幅Δnは次のように測定する。160mm×160mm×150mmに成形した透明TiO−SiOガラス体を、厚さ7mmのブロックにスライスし、160mm×160mm×7mmのTiO−SiOガラスブロックとする。フィゾー干渉計にて、本ガラスブロックの160mm×160mmの面にヘリウムネオンレーザ光を垂直にあて、100mm×100mm面内での屈折率分布を調べ、屈折率の変動幅Δnを測定する。
本明細書の実施例では、320×240有効画素数を持つCCDを用いて100mm×100mmの領域を測定し、1画素が約300〜400μm角に相当するようにして屈折率の変動幅Δnを測定した。この場合、1mm程度の領域の屈折率差について測定出来る。
上述の微小領域での屈折率の変動幅Δnの測定方法は、屈折率の絶対値を測定することはできず、屈折率差を求めるだけであるため、露光に用いられるEUV光が照射される領域全域を測定して直接比較せずに微小領域に分割して測定すると、部材の両端の屈折率を比較することができず、屈折率の変動幅を小さく見積もってしまう可能性がある。したがって、露光に用いられるEUV光が照射される全域で屈折率の変動幅を測定し、その値を入射方向に垂直な面における屈折率の変動幅Δnとする。
同じ面において前述の方法で微小領域の屈折率の変動幅を測定した場合に、微小領域での屈折率の変動幅Δnが全域での屈折率の変動幅Δnより大きい場合は、微小領域での屈折率の変動幅Δnを入射方向に垂直な面における屈折率の変動幅Δnとする。
なお、TiO−SiOガラスをEUVL用露光装置部材として使用するときに、露光に用いられるEUV光が照射される領域など、広範囲におけるTiO/SiO組成比を均一にすることは、部材内での熱膨張係数のばらつきを小さくするという点で極めて重要である。このTiO/SiO組成比の変動は、ガラスの屈折率に影響を及ぼすので、TiO−SiO組成均一性の指標として、屈折率の変動幅を用いることができる。
光の入射方向に垂直な面におけるΔnは2×10−4以内が好ましく、1.5×10−4以内がより好ましく、1.0×10−4以内が特に好ましい。
また、30mm×30mmといった微小領域におけるTiO/SiO組成比を均一にすることは、ガラス表面を研磨により超高平滑にするという点で極めて重要である。30mm×30mmの範囲のΔnは2×10−4以内が好ましく、1.5×10−4以内がより好ましく、1.0×10−4以内が特に好ましく、0.5×10−4以内が最も好ましい。Δnが上記範囲を超えると、場所により研磨レートが一定とならず、研磨後のガラス表面を超高平滑性を有するように仕上げることが困難である。
本発明により得られた脈理ピッチが10μm以下のTiO−SiOガラス、またはTiO濃度ばらつきが0.06質量%以下のTiO−SiOガラスを160mm×160mm×7mmのサイズに切断した後、160mm×160mm面を研磨すると、研磨面において平滑性をあらわす指標である10μm〜1mmの範囲内にうねりのピッチをもつMSFR(Mid−Spatial Frequency Roughness)の値はRoughness(rms)で1.5nm以下となり、EUVL用露光装置光学材として好適である。
また、脈理ピッチが10μm以上のTiO−SiOガラス、またはTiO濃度ばらつきが0.06質量%以上のTiO−SiOガラスでは、研磨面のMSFRを1.5nm以下にすることは困難であり、EUVL用露光装置光学材して不充分になるおそれがある。
なお、脈理の入ったTiO−SiOガラスにおいて、組成変動やΔnは、通常、脈理の入っている部分で最も大きくなる。したがって、このような場合、すくなくとも一つの面における30mm×30mmの範囲で屈折率の変動幅やTiO濃度のばらつきを脈理の強さを減少させることにより減少させれば、同時に直交する二つの面内でそれぞれ屈折率の変動幅やTiO濃度のばらつきを減少させることができることになる。
本発明のTiO−SiOガラスを用いることにより、TiO−SiOガラスからなり、屈折率の変動幅Δnが、光の入射方向に垂直な面において2×10−4以下であるEUVリソグラフィ用光学部材を得ることが容易となる。
また、本発明では脈理の強さ自体を低減するので、TiO−SiOガラスからなり、光の入射方向に垂直な面において、2×10−4を超える屈折率の変動幅Δnを生じさせる脈理が存在しないEUVリソグラフィ用光学部材を容易に得ることができる。
さらに、本発明のTiO−SiOガラスを用いることにより、TiO濃度が1質量%以上であるTiO−SiOガラスからなり、光の入射方向に垂直な面において、TiO濃度の最大値と最小値との差が、0.06質量%以下である、EUVリソグラフィ用光学部材を容易に得ることができる。
また、同様に、TiO濃度が1質量%以上であるTiO−SiOガラスからなり、光の入射方向に垂直な面において、0.06質量%を超えるTiO濃度の最大値と最小値との差を生じさせる脈理が存在しないEUVリソグラフィ用光学部材を容易に得ることができる。
さらに、0〜100℃の広い温度域においてTiO−SiOガラスを熱膨張係数が0±200ppb/℃の範囲内であるゼロ膨張ガラスとなし得る。またTiO−SiOガラスの仮想温度が1100℃以下の場合は、熱膨張係数がほぼゼロを示す温度域がより広くなり、−50〜150℃の範囲において、熱膨張係数を0±200ppb/℃の範囲内となし得る。
なお、EUVL用光学部材を作製する際、パターン描画面に脈理が平行に入るようにすることによって、光の入射方向に垂直な面における屈折率の変動幅やTiO濃度ばらつきを減少させ、MSFRを低減することも可能である。
熱膨張係数は、レーザー干渉式熱膨張計(ULVAC理工社製レーザー膨張計LIX−1)を用いて−150〜+200℃の範囲で測定する。
熱膨張係数のばらつきは以下のように測定する。160mm×160mm×150mmのTiO−SiOガラスブロックを、20mm×20mm×10mmのTiO−SiOガラス小片に分割するよう切断する。この各小片について前述の方法に従い、熱膨張係数の測定を行うことで、160mm×160mm×30mmのTiO−SiOガラスブロックの熱膨張係数のばらつきを求める。
なお、EUVリソグラフィ用光学部材は、熱膨張係数のばらつきが小さいことが要求されている。本発明のTiO−SiOガラスは、TiO濃度の最大値と最小値との差が0.06質量%以下であり、検量線により本発明のTiO−SiOガラスの熱膨張係数のばらつきを求めると、室温で約±5ppb/℃以下となる。したがって、本発明のTiO−SiOガラスは、熱膨張係数のばらつきを例えば室温で±5ppb/℃以下となし得、EUVリソグラフィ用光学部材に好適である。
本発明のTiO−SiOガラスを製造するためには、以下の製法が採用できる。
(a)工程
ガラス形成原料であるSi前駆体およびTi前駆体を火炎加水分解させて得られるTiO−SiOガラス微粒子を、ある一定の速度で、軸を中心として回転する石英ガラス製の種棒(例えば特公昭63−24937号公報記載の種棒)を基材として用い、この基材に堆積、成長させて多孔質TiO−SiOガラス体を形成させる。ガラス形成原料としては、ガス化可能な原料であれば特に限定されないが、Si前駆体としては、SiCl、SiHCl、SiHCl、SiHClなどの塩化物、SiF、SiHF、SiHなどのフッ化物、SiBr、SiHBrなどの臭化物、SiIなどのヨウ化物といったハロゲン化ケイ素化合物、またRSi(OR)4−n(ここにRは炭素数1〜4のアルキル基、nは0〜3の整数)で示されるアルコキシシランが挙げられ、またTi前駆体としては、TiCl、TiBrなどのハロゲン化チタン化合物、またRTi(OR)4−n(ここにRは炭素数1〜4のアルキル基、nは0〜3の整数)で示されるアルコキシチタンが挙げられる。また、Si前駆体およびTi前駆体として、シリコンチタンダブルアルコキシドなどのSiとTiの化合物を使用することもできる。また前記基材としては棒状に限らず板状の基材を使用してもよい。
(b)工程
多孔質TiO−SiOガラス体を透明ガラス化温度まで昇温して透明ガラス化し、透明TiO−SiOガラス体を得る。本明細書では、透明ガラス化とは、光学顕微鏡で空隙が確認できなくなるまで多孔質ガラス体が緻密化した状態をいい、透明ガラス化温度とは、光学顕微鏡で空隙が確認できなくなるまで多孔質ガラス体を緻密化できる温度をいう。透明ガラス化温度は、通常は1400〜1700℃であり、特に1450〜1650℃であることが好ましい。雰囲気としては、ヘリウムなどの不活性ガス100%の雰囲気、またはヘリウムなどの不活性ガスを主成分とする雰囲気であることが好ましい。圧力については、減圧または常圧であればよい。特に常圧の場合はヘリウムガスを用いることができる。また、減圧の場合は13000Pa以下が好ましい。なお、本明細書における「Pa」は、ゲージ圧ではなく絶対圧の意である。
(c)工程
工程(b)で得られた透明TiO−SiOガラス体を軟化点以上の温度に加熱して所望の形状に成形し、成形TiO−SiOガラス体を得る。成形加工の温度としては、1500〜1800℃が好ましい。1500℃以下では、TiO−SiOガラスの粘度が高いため、実質的に自重変形が行われず、またSiOの結晶相であるクリストバライトの成長またはTiOの結晶相であるルチルもしくはアナターゼの成長が起こり、いわゆる失透が生じる。1800℃以上では、SiOの昇華が無視できなくなる。
(d)工程
(c)工程で得られた成形TiO−SiOガラス体を、600〜1200℃の温度にて5時間以上保持した後、10℃/hr以下の降温速度で500℃以下まで降温するアニール処理を行い、TiO−SiOガラスの仮焼温度を制御する。500℃以下まで降温した後は放冷できる。この場合の雰囲気は、ヘリウム、アルゴン、窒素などの不活性ガス100%の雰囲気下、これらの不活性ガスを主成分とする雰囲気下、または空気雰囲気下で、圧力は減圧または常圧が好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、以下の実施例のガラス組成は全てTiO=7.4質量%、SiO=92.6質量%である。
[例1]
TiO−SiOガラスのガラス形成原料であるTiClとSiClを、それぞれガス化させた後に混合させ、酸水素炎中で加熱加水分解(火炎加水分解)させることで得られるTiO−SiOガラス微粒子を、25回転/分の速度で回転する石英ガラス製の種棒に堆積・成長させて、直径約80mm、長さ約100mmの多孔質TiO−SiOガラス体を形成した(工程(a))。
得られた多孔質TiO−SiOガラス体をHe100%雰囲気下で1550℃まで昇温し、この温度で10時間保持し透明ガラス化し、透明TiO−SiOガラス体を得た(工程(b))。
得られた透明TiO−SiOガラス体を、軟化点以上の1650℃に加熱して自重変形を行わせ、50mm×50mm×10mmのブロック形状に成形した後(工程(c))、得られたブロックを電気炉内に設置し、950℃にて100時間保持した後、500℃まで5℃/hrで降温し、その後室温まで放冷し(工程(d))、TiO−SiOガラスを得た。
[例2]
例1における工程(a)において、TiO−SiOガラス微粒子を100回転/分の速度で回転する石英ガラス製の種棒に堆積・成長させた。これ以外は例1と全く同様の方法により、TiO−SiOガラスを得た。
[例3]
例1における工程(a)において、TiO−SiOガラス微粒子を250回転/分の速度で回転する石英ガラス製の種棒に堆積・成長させた。これ以外は例1と全く同様の方法により、TiO−SiOガラスを得た。
[例4]
例1における工程(a)において、TiO−SiOガラス微粒子を5回転/分の速度で回転する石英ガラス製の種棒に堆積・成長させた。これ以外は例1と全く同様の方法により、TiO−SiOガラスを得た。
[例5]
TiO−SiOガラスのガラス形成原料であるTiClとSiClを、それぞれガス化させた後に混合させ、酸水素炎中で加熱加水分解(火炎加水分解)させることで得られるTiO−SiOガラス微粒子を、25回転/分の速度で回転する石英ガラス製の種棒に堆積・成長させて、直径30cm、長さ80cmの多孔質TiO−SiOガラス体を形成した(工程(a))。得られた多孔質TiO−SiOガラス体をHe100%雰囲気下で1430℃まで昇温し、この温度で2時間保持して、透明ガラス体を得た(工程(b))。さらに大気雰囲気で、軟化点以上の1680℃に加熱して自重変形を行わせ、160mm×160mm×150mmのブロック形状に成形した(工程(c))。その後、厚さ7mmのブロックにスライスして得られた160mm×160mm×7mmのブロックを電気炉内に設置し、950℃にて100時間保持した後、500℃まで5℃/hrで降温し、その後室温まで放冷し(工程(d))、TiO−SiOガラスを得た。
評価方法については、それぞれ前述の測定法に従って行った。これら例1から例5の評価結果を表1にまとめる。なお、ここで、例1、例2、例3、例5は実施例、例4は比較例である。
Figure 2010275189
例1および例2は、脈理ピッチが10μm以下であり、少なくとも1つの面内において、微小領域における屈折率の変動幅が200ppm以下であり、かつTiO濃度ばらつきが0.06質量%以下である。この屈折率の変動幅やTiO濃度ばらつきは、脈理に起因するものであり、その脈理の強さは例1および例2では低減されているので、研磨によりMSFRを容易に低減でき、超高平滑性を有することが可能になる。
また、これらのサンプルでは、これと直交する少なくとも一つの面内においてもそれぞれ屈折率の変動幅が200ppm以下であり、TiO濃度ばらつきがそれぞれ0.06質量%以下であることが見て取れる。
例3は目視にて脈理の存在が確認でき、顕微鏡測定により脈理ピッチが1μmであることが確認できたが、前述の方法で屈折率の変動を検出することができなかったので、屈折率の変動幅が50ppm以下であり、TiO濃度ばらつきが0.06質量%以下であると考えることができる。従って、例3はより容易にMSFRを低減でき、超高平滑性を有することが可能となる。
例4は脈理ピッチが10μm以上であり、微小領域における屈折率の変動幅が200ppm以上であり、かつTiO濃度ばらつきが0.06質量%以上である。脈理の強さは非常に強く、研磨によりMSFRを低減することは困難であった。
例5は広範囲での屈折率の変動幅が200ppm以下となっており、屈折率の変動幅Δnが、光の入射方向に垂直な面において2×10−4以下であるEUVリソグラフィ用光学部材を得ることが可能となる。

Claims (8)

  1. EUVリソグラフィ用光学部材用の、TiO濃度が1〜12質量%のシリカガラスであって、屈折率の変動幅(Δn)が、少なくとも一つの面内における30mm×30mmの範囲で2×10−4以下であることを特徴とするTiOを含有するシリカガラス。
  2. 屈折率の変動幅(Δn)が、直交する二つの面内における30mm×30mmの範囲でそれぞれ2×10−4以下である請求項1に記載のTiOを含有するシリカガラス。
  3. EUVリソグラフィ用光学部材用の、TiO濃度が1〜12質量%のシリカガラスであり、かつ、TiO濃度の最大値と最小値との差が、少なくとも一つの面内における30mm×30mmの範囲で0.06質量%以下であることを特徴とするTiOを含有するシリカガラス。
  4. TiO濃度の最大値と最小値との差が、直交する二つの面内における30mm×30mmの範囲でそれぞれ0.06質量%以下である請求項3に記載のTiOを含有するシリカガラス。
  5. TiO濃度が1〜12質量%のTiOを含有するシリカガラスからなり、屈折率の変動幅(Δn)が、光の入射方向に垂直な面内における30mm×30mmの範囲において2×10−4以下であることを特徴とするEUVリソグラフィ用光学部材。
  6. 光の入射方向に垂直な面において2×10−4を超える屈折率の変動幅(Δn)を生じさせる脈理が存在しない請求項5に記載のEUVリソグラフィ用光学部材。
  7. TiO濃度が1〜12質量%のTiOを含有するシリカガラスからなり、光の入射方向に垂直な面内における30mm×30mmの範囲において、TiO濃度の最大値と最小値との差が、0.06質量%以下であることを特徴とするEUVリソグラフィ用光学部材。
  8. 光の入射方向に垂直な面において、0.06質量%を超えるTiO濃度の最大値と最小値との差を生じさせる脈理が存在しない請求項7に記載のEUVリソグラフィ用光学部材。
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