JP2010275103A - テープカッター、及び両面テープ貼着方法 - Google Patents

テープカッター、及び両面テープ貼着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】片手で貼着及び切断操作をすることが可能であり、かつ剥離後の剥離紙がゴミとして周囲に飛散することのない、テープカッターを提供することを課題とする。
【解決手段】テープカッター1は、両面テープ7を装着し、回転可能に支持するとともに、両面テープ7を繰出すテープ繰出部8を有するカッター本体9と、両面テープ7の粘着テープ5を貼着対象物12に押着しながら貼着させる加圧面10を有する加圧部11と、貼着の際に両面テープ7から剥離紙6を剥離し、所定の方向に導出する剥離部3と、剥離紙6の除去された粘着テープ5を切断するテープ切断部4とを主に具備する。剥離部3によって貼着操作と同時に両面テープ7を粘着テープ5と剥離紙6とに分離し、剥離紙6を所定方向に導出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープカッター、及び両面テープ貼着方法に関するものであり、特に、貼着対象物に対して両面テープを片手で貼着する貼着操作をすることが可能なテープカッター、及び係るテープカッターを利用した両面テープ貼着方法に関するものである。
従来から、一方の面に粘着層を備え、これをロール状に巻装してなる各種粘着テープ(ガムテープ、セロファンテープ、及びビニールテープ等)を利用し、物品同士を粘着力を利用して固定等することが行われている。このとき、粘着テープは、周知のテープカッター(またはテープディスペンサー)に回転可能に支持された状態に装着され、テープ端を引き出すことにより、テープカッターに装着されたロール状の粘着テープが徐々に回転し、所定の長さ分だけ繰出されるようになっている。
ここで、一般的なテープカッターは、机上に載置され、粘着テープの繰出を行う際に、テープカッター自体が机上を動くことがないように、コンクリート等の錘を内部に包含した重量物として形成されていることが多い。これにより、片手で所望の長さだけ繰出し、さらにテープ切断部で切断することができるため、使用者の作業性が良好なものとなる。なお、携帯用等の比較的小型のテープカッターの場合は、作業者がテープカッターを一方の手で把持し、これらの動きを規制した状態で、他方の手で粘着テープを引く動作を行う必要がある。
さらに、テープカッター自体を片手で把持し、粘着テープを対象物に貼着可能なハンディタイプのものも知られている。これにより、ガムテープ等の比較的広幅の粘着テープを装着し、粘着層側を対象物に押し当てながら、粘着テープを徐々に繰出し、所望の長さに至った場合にテープ切断部によってカットすることができる。係るテープカッターは、各種商品等を梱包した段ボールの蓋を封止する作業等を繰返す生産工場等の出荷作業に多く利用されている。そのため、これらのテープカッターは、主に業務用として用いられるものが多い。
ここで、粘着テープには、両面に粘着層を有し、一方の粘着層に剥離紙を積重するように配した両面テープが含まれている。これにより、両面テープを挟んで二つの対象物を重合わせるようにして接着することが可能であり、上述した一面に粘着層を有しない通常の粘着テープとは異なる用途において利用されている。このとき、両面テープは、上述と同様の基本構成を有するテープカッターに装着され、所定の長さだけ引き出し、剥離紙とともにテープ切断部でカットすることを行っている。そして、切断された両面テープの粘着層側を貼着対象物の対象面に押付け、さらに剥離紙を剥がす作業を行っていた。その後、剥離紙が剥がされたことによって露出した他方の粘着層にもう一方の貼着対象物の対象面を接着させることにより、両面テープによって二つの対象物を接着することができる。
しかしながら、上述したテープカッターは、通常の片面にのみ粘着層を有する粘着テープを主に想定するものであり、両面テープの使用を考慮したものではほとんどなかった。そのため、これらの従来型のテープカッターを両面テープに適用することは、下記に掲げる不都合を生じることがあった。すなわち、上述の場合、粘着テープとそれに積重された剥離紙を同時にテープ切断部(例えば、金属製のギザ刃)で切断していた。ここで、粘着テープを何度も切断することによってテープ切断部の刃先が摩耗し、切れが悪くなることがあった。特に、粘着テープよりも比較的硬質の剥離紙を一緒に切断することは、刃先の摩耗を早めることになっていた。
さらに、剥離紙と一緒に貼着対象物に貼着した後は、その上方の剥離紙をそれぞれ取り除く剥離作業が必要であった。そのため、複数箇所に両面テープを貼着する場合、係る作業を煩雑に感じることがあった。また、剥離後の小片状の剥離紙を回収し、ゴミとして捨てる必要があり、剥離作業時に周囲に飛散した係る剥離紙を集める作業を面倒に思うこともあった。そのため、小片状の剥離紙が飛散しないような機能を有するテープカッター及び両面テープ貼着方法を求める声があった。同時に、両面テープの貼着、剥離紙の剥離、及び粘着テープの切断に係る操作を一連の流れで、かつ片手で行うことにより、作業性を良好にするものが期待されていた。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、刃先の摩耗を抑え、粘着テープのみを切断可能とするとともに、剥離紙が周囲に飛散することのないテープカッター、及び両面テープ貼着方法の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明のテープカッターは、「ロール状に巻装された両面テープを回転可能に支持し、回転に伴って前記両面テープを繰出すテープ繰出部を有するカッター本体と、前記カッター本体に取設され、繰出された前記両面テープの剥離紙側と当接し、前記両面テープの粘着面を貼着対象物に押着しながら力を加える加圧面を有する加圧部と、前記加圧部の前記加圧面に近接して設けられ、前記貼着対象物に前記両面テープを押着した状態で前記カッター本体を貼着方向に移動させることにより、繰出された前記両面テープの前記剥離紙を剥離し、分離させる剥離分離部及び剥離した前記剥離紙を所定方向に導出する剥離ガイド部を有する剥離部と、前記剥離部の前記剥離分離部の近傍に設けられ、前記剥離紙の剥離した前記両面テープの粘着テープを切断するテープ切断部と」を具備するものから主に構成されている。
ここで、カッター本体とは、基本的な構成として、従来から周知のテープカッターを応用することが可能であり、ロール状に巻装された両面テープの芯部を介して回転可能に支持されるものである。なお、両面テープの芯部の内径に合致する回転部を設け、これを回転可能に軸支するものであっても、或いはカッター本体に両面テープの芯部と略一致する外径を有する支持部を設け、回転可能に装着するものであっても構わない。これにより、両面テープのテープ端を所定方向に引っ張ることにより、両面テープ自体が回転し、繰出され、使用者は所望の長さの両面テープを引き出すことができる。さらに、加圧部とは、両面テープの剥離紙側から粘着面を押着するものであり、周囲に対して突出し、押着の際に両面テープの剥離紙との摩擦を小さくするために、滑らかな曲面によって主に構成されているものである。これにより、貼着方向(若しくはその逆方向)に沿って両面テープを押着する場合、スムーズな動きで貼着対象物(例えば、床等)に両面テープの粘着層を確実に押付けることができる。その結果、貼着対象物に両面テープが貼着される。さらに、剥離部の剥離分離部によって貼着操作の際に、繰出された両面テープは、その剥離紙部分が所定方向に導出されながら剥離される。その結果、貼着対象物には、両面に粘着面が形成された粘着テープのみが貼着されている。そのため、テープ切断部は、係る粘着テープだけを切断することとなる。
したがって、本実施形態のテープカッターによれば、加圧部の加圧面によって両面テープの粘着面を貼着対象物に押着しながら貼着方向にカッター本体を移動させることにより、貼着と同時に両面テープの剥離紙の剥離を剥離部の剥離分離部によって行い、さらに剥離ガイド部によって剥離された剥離紙を所定方向に導出することが可能となる。その結果、剥離紙を含んで両面テープを切断することがなく、粘着テープのみを切断することができる。さらに、剥離部によって剥離された剥離紙は、切断されることがない。そのため、貼着操作毎に剥離紙を剥離する動作を行う必要がなく、かつ従来のように小片に分断された剥離紙を回収する必要がない。
さらに、本発明のテープカッターは、上記構成に加え、「前記カッター本体は、前記テープ繰出部に支持された前記両面テープの少なくとも一部を外部に露出させ、前記カッター本体を把持する少なくとも一つの指部を挿入可能に形成され、前記両面テープの回転による繰出を前記指部によって押さえることによって規制する規制開口部を」を具備するものであっても構わない。
したがって、本発明のテープカッターによれば、規制開口部を有し、係る部位から指部を挿入し、両面テープの回転を規制することができる。すなわち、テープ切断部によって粘着テープを把持する際、両面テープの回転を規制しないと、テープ切断の際に粘着テープに加わる力によって両面テープ自体が回転する可能性がある。そのため、新たな両面テープが繰出され、両面テープの切断ができないことが予想される。そのため、テープカッター(カッター本体)を把持した指部を挿入可能な規制開口部を設けることにより、回転を指部を規制することができる。特に、把持した状態を解除することがないため、片手で係る切断操作を行うことができる。なお、規制開口部の位置は特に限定されないが、上記切断操作及び両面テープの一部を押さえる操作を容易とするために、配した指部(例えば、親指、人差し指、中指等)の把持位置に合わせて設けたものが好適である。
一方、本実施形態の両面テープ貼着方法は、「上記記載のテープカッターを使用した両面テープ貼着方法であって、加圧部の加圧面に両面テープの剥離紙側を当接させた状態で前記両面テープの粘着面を貼着対象物に押着する押着工程と、前記粘着面を前記貼着対象物に押着させながら、貼着方向と逆方向に前記カッター本体を移動させ、テープ切断部に接着したテープ端を引剥がすテープ端剥がし工程と、前記カッター本体を前記貼着方向に移動させ、回転によって前記両面テープを繰出しながら前記加圧面で前記粘着面を前記貼着対象物に貼着させるとともに、前記両面テープの前記剥離紙を剥離する貼着剥離工程と、前記貼着剥離工程によって繰出される前記両面テープの回転を規制する回転規制工程と、前記両面テープの回転が規制された状態でテープ切断部を利用して前記剥離紙の剥離された前記両面テープの粘着テープを切断する切断工程と」を具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の両面テープ貼着方法によれば、上記記載のテープカッターを使用することにより、両面テープの粘着テープを貼着対象物に片手で貼着することができる。特に、貼着操作によって両面テープの剥離紙が剥離部によって剥離されるため、直前のテープ切断部には粘着テープのテープ端が接着している。そのため、貼着対象物に粘着面を押着した状態で、貼着方向と逆方向に僅かにカッター本体を移動させることにより、係るテープ端とテープ切断部との接着が解除され、その後、通常の貼着方向に引戻すことにより、貼着操作を容易に完了することが可能となる。これにより、上記記載のテープカッターの奏する作用効果を生じさせ、貼着操作を簡易に行うことが可能となる。
本発明の効果によれば、両面テープを貼着対象物に押着し、さらに貼着する貼着操作と同時に剥離紙を剥離させることができる。これにより、剥離紙が分断されることがなく、長いままの状態でテープカッターから排出されることになる。さらに、従来のように剥離紙の剥離作業を事後的に行う必要がなく、煩雑な作業から作業者を解放することができるとともに、小片状の剥離紙が周囲に飛散することがない。特に、係る一連の操作を片手で行うことができる。加えて、粘着テープのみを切断することにより、テープ切断部の刃先の摩耗を抑えることができる。
本実施形態のテープカッターの構成を示す正面図である。 テープカッターの加圧部、剥離部、及びテープ切断部の構成を示す拡大正面図である。 テープカッターの加圧部、剥離部、及びテープ切断部の構成を示す拡大断面図である。 テープカッターによる両面テープ貼着方法の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態であるテープカッター1及び両面テープ貼着方法について、図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は本実施形態のテープカッター1の構成を示す正面図であり、図2はテープカッター1の加圧部11、剥離部3、及びテープ切断部4の構成を示す拡大正面図であり、図3はテープカッター1の加圧部11、剥離部3、及びテープ切断部4の構成を示す拡大断面図であり、図4はテープカッター1による両面テープ貼着方法の一例を示す説明図である。本実施形態のテープカッター1は、両面に粘着層の形成された粘着テープ5の一方の面に剥離紙6が積重され、これをロール状に巻装してなる両面テープ7を貼着するものについて説明する。
具体的に説明すると、本実施形態のテープカッター1は、図1乃至図3に主として示すように、両面テープ7が装着され、回転可能に支持されるとともに、テープ端5aを引き出すことにより、ロール状の両面テープ7を徐々に繰出すことの可能なテープ繰出部8を有するカッター本体9と、両面テープ7の両面に粘着層が形成された粘着テープ5の一方の粘着層(図1における紙面下側)の面を貼着対象物12に対して押着しながら貼着させる加圧面10を有する加圧部11と、貼着の際に両面テープ7から剥離紙6を剥離し、所定方向に導出する剥離部3と、剥離紙6の除去された粘着テープ5をカットするテープ切断部4とを具備して主に構成されている。
ここで、カッター本体9及び加圧部11は、プラスチック樹脂によって構成されている。さらに、具体的な構成について説明すると、テープ繰出部8は、巻装された両面テープ7の紙製の芯部14と外接する枠径を有する円形状のテープ支持枠15を有し、係る部位に両面テープ7が装着される。ここで、装着の方法は、一般的なテープカッターと同様に、カッター本体9及び加圧部11が、縦方向(図1における紙面上下方向)に沿って分離可能に形成され、分離した間に両面テープ7を挿入し、その両側から両面テープ7を挟込むようにしてカッター本体9及び加圧部11を構成する。このとき、両面テープ7の芯部14の中にテープ支持枠15が位置するように調整する。これにより、両面テープ7は当該テープ支持枠15に支持されるとともに、テープ支持枠15に沿って自由に回転することができる。カッター本体9の構成は、従来のテープカッターに使用されている態様とほとんど同一であるため、それ以外の構成については省略する。さらに、両面テープ7を回転可能に支持する機能を有すれば、両面テープ7の装着方法や外観構成について特に限定されるものではない。
さらに、カッター本体9には、上述の円形状のテープ支持枠15が略中央部に刳り抜くように形成され、全体として略六角形状に類似した一対の外板部16によって主に構成されている。そして、係る外板部16の一辺(図1における左側斜辺)から下方に向かって加圧部11が突出するようにして形成されている。さらに、外板部16の上辺(図1参照)から、テープ支持枠15の方向に切欠きが施され、規制開口部17として形成されている。ここで、規制開口部17を備えることにより、カッター本体9のテープ支持枠15に回転可能に支持された両面テープ7の一部が外部から視認可能となっている。
ここで、加圧部11の先端は、曲面形状を有するように加圧面10が形成され、カッター本体9に支持され、その一部が繰出された両面テープ7の剥離紙6側と加圧面10とが当接するように配されている。すなわち、本実施形態のテープカッター1は、加圧部11の加圧面10は、従来のテープカッターの場合、粘着テープを所望の長さにカットするためのテープ切断部が一般的に配されている箇所であり、係る点において本実施形態のテープカッター1は相違している。これにより、係る特徴によって、両面テープ7の粘着テープ5の粘着層を貼着対象物12に対して強く押着することができ、粘着力によって貼着対象物12と強固に接着することとなる。
さらに、本実施形態のテープカッター1は、上記加圧部11の加圧面10の近傍に設けられ、加圧面10によって貼着対象物12に粘着テープ5が貼着された両面テープ7から、貼着操作に伴って加圧面10から前方に送出される両面テープ7から剥離紙6のみを分離する剥離分離部18及び剥離した剥離紙6をカッター本体9から、加圧部11の加圧部側壁19に沿って所定方向(ここでは、図2等における紙面上方向に相当)に導出させる剥離ガイド部20を有する剥離部3が設けられている。なお、剥離部3は、加圧部側壁19に取設され、剥離紙6の導出方向を決定する扁平の四角枠形状(四角管状)を呈している。ここで、剥離部3の枠厚は、剥離紙6の数枚分の厚みしか有してない。そのため、係る四角枠形状が剥離ガイド部20として機能し、導出方向を図1等における上方に規制することができる。加圧面10によって押着された両面テープ7の粘着テープ5は、粘着層の粘着力によって貼着対象物12に接着し、一方、その上方に積重された剥離紙6は、テープ繰出部8から新たな両面テープ7が順次加圧面10に向かって押出されることによって、当該加圧面10を超えると粘着テープ5から剥がれようとする作用が発生する。そこで、剥離動作をさらに促進するために、剥離紙6及び粘着テープ5が分離するように、剥離部3の枠形状の一部に当該剥離紙6を接触させ、剥離紙6の剥離方向を変化させる(剥離分離部18)。これにより、粘着テープ5と剥離紙6との剥離が促進される。その結果、貼着操作によって、剥離紙6のみを粘着テープ5から剥がすことができる。
加えて、本実施形態のテープカッター1は、その他の構成として、剥離部3の近傍に接続するように設けられたテープ切断部4を具備している。ここで、テープ切断部4は、その刃先22の方向が、加圧部11を挟んでカッター本体9の逆方向に突出して設けられ、さらに換言すると、両面テープ7を貼着する貼着方向(図1において紙面右方向に相当)に対し、相対する方向に突出している。そのため、当該テープ接続部4で粘着テープ5を切断する場合には、テープ接続部4または加圧面10の軸として、テープカッター1を斜めに傾け、貼着対象物12に貼着された粘着テープ5に刃先22が接するような動作を行う必要がある。
次に、本実施形態のテープカッター1を使用した両面テープ貼着方法について、主に図4に基づいて説明する。ここで、図4の(a)から(e)が本実施形態の両面テープ貼着方法の流れを模式的に示す説明図である。そのため、加圧部11及び剥離部3等の主要構成について主に図示し、それ以外の構成については適宜省略している。
始めに、テープカッター1は、初期状態として、両面テープ7の粘着テープ5のテープ端5aが、前回の切断操作によってテープ切断部4の刃先22に接着した状態で、さらに、粘着テープ5から剥離した剥離紙6は剥離部3の剥離ガイド部20を介して上方に導出されている(図4(a)参照)。ここで、剥離部3の近傍で互いに分離した粘着テープ5及び剥離紙6は、加圧部11の加圧面10で積重し、剥離前の状態となっている。さらに、当該加圧面10からテープ支持枠部15に回転可能に支持されたロール状の両面テープ7と連結している。ここで、加圧面10に対し、剥離紙6側が当接するようにテープ支持枠15に両面テープ7の繰出方向が調整されている。また、テープ切断部4の間で両面テープ7がたるんでいる場合には、規制開口部17に指部を挿入し、両面テープ7を操出方向と逆に回転させることにより、係るたるみを解消することができる。
上記の初期状態で、使用者はテープカッター1のカッター本体9の部分を片手で把持し、貼着対象物12に対し、加圧部11の加圧面10を貼着対象物12に対して押着する。このとき、加圧面10は両面テープ7の剥離紙6側と当接しており、両面テープ7の粘着テープ5の粘着層が露出している。そのため、上記押着操作によって貼着対象物12に粘着テープ5が接着する(図4(a)参照)。その後、貼着方向と逆方向(図4における紙面左方向に相当)に把持したテープカッター1を僅かに移動させる(図4(b)参照)。これにより、初期状態においてテープ切断部5の刃先22に接着していた粘着テープ5のテープ端5aが外れ、接着状態が解除される。その後、テープカッター1を貼着方向(図4における紙面右方向に相当)に移動させる。このとき、加圧部11の加圧面10によって両面テープ7の粘着層を貼着対象物12に押着した状態を保持するように移動させる(図4(c)参照)。これにより、カッター本体9に回転可能に支持されたロール状の両面テープ7から、当該移動に基づいて両面テープ7が回転しながら繰出され、加圧面10に向かって引出される。その結果、上記操作(貼着操作)により、貼着対象物12は、テープカッター1の移動に応じた長さの両面テープ7が貼着されることになる。このとき、先に示したように、加圧部11の加圧面10を通過した両面テープ7は、粘着テープ5はそのまま貼着対象物12に接着され、一方、剥離紙6は剥離部3によって粘着テープ5と分離し、剥離ガイド部20によって加圧部側壁19に沿って上方に導かれる(図2、図3等参照)。
そして、所定の長さになるまで粘着テープ5が貼着された後、加圧面10の近傍に設けられたテープ切断部4の刃先22が粘着テープ5に当たるように、テープカッター1を傾ける(図4(d)参照)。このとき、カッター本体9を切欠くようにして設けられた規制開口部17に把持している親指または人差し指等を挿入し、ロール状の両面テープ7の一部に押当て、テープ支持枠15に沿って両面テープ7が回転しないように指で押さえ付ける(図示しない)。これにより、新たに両面テープ7がテープ繰出部8によって繰出されることがない。そのため、切断の為に、粘着テープ5に刃先22を当てながら捻るようにして行う切断動作を確実に行うことができる(図4(e)参照)。
上記操作によって、本実施形態のテープカッター1を使用した両面テープ7の貼着及び切断が完了する。このとき、貼着対象物12には、係る一連の操作によって粘着テープ5のみが貼着されている。すなわち、剥離紙6は、テープカッター1に残存した状態となる。これにより、従来のテープカッターのように、両面テープの貼着後に、剥離紙のみを除去する作業を行う必要がない。その結果、剥離作業を省略し、かつ剥離した剥離紙6がゴミとして周囲に飛散するような問題を生じることがない。さらに、テープ切断部4は粘着テープ5のみを切断するため、比較的硬質の剥離紙6を一緒に切断する必要がなく、刃先22等の摩耗を防ぐことができる。なお、剥離部3から導出された剥離後の剥離紙6は、適当な長さになった段階で手で千切ったり、或いはその他の切断手段を利用して適宜カットすればよい。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態のテープカッター1において、略六角形状を呈するカッター本体9を一例として示したが、これに限定されるものではなく、テープカッターの外観構成は従来のテープカッターと基本的構成を同じくしたものであっても構わない。さらに、規制開口部17として、カッター本体9の一箇所に設けたものを示したがこれに限定されるものではなく、カッター本体9を把持する指の位置に応じて適宜位置の変更及びその数を変更するものであっても構わない。さらに、テープカッター1を構成するカッター本体9としてプラスチック樹脂を成形加工してなるものを示したがこれに限定するものではなく、テープカッター1を構成する材質は金属等の種々の素材を用いてもよい。
1 テープカッター
3 剥離部
4 テープ切断部
5 粘着テープ
5a テープ端
6 剥離紙
7 両面テープ
8 テープ繰出部
9 カッター本体
10 加圧面
11 加圧部
12 貼着対象物
14 芯部
15 テープ支持枠
16 外板
17 規制開口部
18 剥離分離部
19 加圧部側壁
20 剥離ガイド部
22 刃先

Claims (3)

  1. ロール状に巻装された両面テープを回転可能に支持し、回転に伴って前記両面テープを繰出すテープ繰出部を有するカッター本体と、
    前記カッター本体に取設され、繰出された前記両面テープの剥離紙側と当接し、前記両面テープの粘着面を貼着対象物に押着しながら力を加える加圧面を有する加圧部と、
    前記加圧部の前記加圧面に近接して設けられ、前記貼着対象物に前記両面テープを押着した状態で前記カッター本体を貼着方向に移動させることにより、繰出された前記両面テープの前記剥離紙を剥離し、分離させる剥離分離部及び剥離した前記剥離紙を所定方向に導出する剥離ガイド部を有する剥離部と、
    前記剥離部の前記剥離分離部の近傍に設けられ、前記剥離紙の剥離した前記両面テープの粘着テープを切断するテープ切断部と
    を具備することを特徴とするテープカッター。
  2. 前記カッター本体は、
    前記テープ繰出部に支持された前記両面テープの少なくとも一部を外部に露出させ、前記カッター本体を把持する少なくとも一つの指部を挿入可能に形成され、前記両面テープの回転による繰出を前記指部によって押さえることによって規制する規制開口部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のテープカッター。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載のテープカッターを使用した両面テープ貼着方法であって、
    加圧部の加圧面に両面テープの剥離紙側を当接させた状態で前記両面テープの粘着面を貼着対象物に押着する押着工程と、
    前記粘着面を前記貼着対象物に押着させながら、貼着方向と逆方向に前記カッター本体を移動させ、テープ切断部に接着したテープ端を引剥がすテープ端剥がし工程と、
    前記カッター本体を前記貼着方向に移動させ、回転によって前記両面テープを繰出しながら前記加圧面で前記粘着面を前記貼着対象物に貼着させるとともに、前記両面テープの前記剥離紙を剥離する貼着剥離工程と、
    前記貼着剥離工程によって繰出される前記両面テープの回転を規制する回転規制工程と、
    前記両面テープの回転が規制された状態でテープ切断部を利用して前記剥離紙の剥離された前記両面テープの粘着テープを切断する切断工程と
    を具備することを特徴とする両面テープ貼着方法。
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