JP2010274192A - 吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法 - Google Patents

吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010274192A
JP2010274192A JP2009128872A JP2009128872A JP2010274192A JP 2010274192 A JP2010274192 A JP 2010274192A JP 2009128872 A JP2009128872 A JP 2009128872A JP 2009128872 A JP2009128872 A JP 2009128872A JP 2010274192 A JP2010274192 A JP 2010274192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
parallel
reference plane
moving
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009128872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5374237B2 (ja
Inventor
Yuya Inoue
祐也 井上
Takumi Namekawa
巧 滑川
Megumi Baba
恵 馬場
Koji Hane
功二 羽根
Hiromi Maekawahara
博実 前川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2009128872A priority Critical patent/JP5374237B2/ja
Publication of JP2010274192A publication Critical patent/JP2010274192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374237B2 publication Critical patent/JP5374237B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】大型基板又は二個の小型基板とヘッドとの位置合わせが可能に構成された吐出装置を提供する。
【解決手段】本発明の吐出装置10は、第一、第二の載置台24a、24bを有している。第一の載置台24aは第二の載置台24bより大きく、第一の載置台24a上に第二の載置台24bが配置される。基板50を第一、第二の載置台24a、24bの両方に係るように載せると、第一の基板回転機構42によって第一の載置台24aを基準面に平行に回転させ、ヘッド移動機構45によってヘッド32を移動することにより、基板50とヘッド32が位置合わせできる。第一、第二の基板50a、50bを第一、第二の載置台24a、24b上にそれぞれ載せると、第一の基板50aを基板50と同様に位置合わせした後、第二の基板位置合わせ機構によって第二の載置台24bを基準面に平行に回転し、かつ移動することにより、第二の基板50bとヘッド32が位置合わせすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法に関する。
近年の情報化社会の伸展に伴い、より大型の液晶表示装置の需要が高まり、その生産性の向上が望まれている。カラー液晶表示装置では、表示画像をカラー化するためにカラーフィルターを用いている。カラーフィルターは、基板上の所定の領域に、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のインクを所定のパターンで配置することにより作成される。インクの吐出にはインクジェット方式が多く採用されている。
多くの吐出装置は、基準面に対して静止された台座と、台座上を第一の方向(Y方向)に移動可能な基板移動部と、前記第一の方向と垂直で基準面に平行な第二の方向(X方向)に移動可能なヘッドを有している。
従来、基板は基板移動部の載置台上にロボットにより搬送されるが、吐出装置のXY軸に完全に揃えて載置することは難しい。Y方向(載置台の移動方向)のずれは、基板移動部の移動やインクジェットの吐出タイミングで調整することが可能だが、X方向のずれは、基板もしくはヘッドの移動により調整する必要がある。さらに基板のθ方向(基準面に平行な回転方向)のずれは、基板回転又はヘッドの回転又は吐出しながらのXY方向のヘッド移動制御などにより調整する必要がある。
ヘッドを複数方向に移動させることや、吐出しながら移動させることは、ヘッドの移動機構が複雑になるとともに、ヘッド位置の精度を維持することが難しい。このため、ヘッドはできるだけ移動機構を少なくし、かつ吐出しながらヘッドが移動しないことが好ましい。
特許文献1記載の装置では、ヘッドを基板上を走査するようにXY方向に移動させてインクを吐出するヘッド移動方式を採用している。ヘッド移動方式では、基板の大型化に比例してインクの吐出に長い時間がかかり、また、ムラなく所定の間隔でインクを着弾させるにはヘッドの移動制御が難しいという課題があった。
ヘッド移動方式に対し、台座に対して静止したヘッド保持部が複数の吐出口を有し、その下を通過する基板にインクを吐出するヘッド据え置き方式は、上記の課題を解決している。
ただし、ヘッド据え置き方式では、基板がヘッド保持部の下を通過する間に、基板上の各着弾位置が少なくとも一つの吐出口の下を通過するように、基板の幅方向の長さがヘッドの幅方向の長さ以下である必要がある。
特許文献2記載のヘッド据え置き方式の吐出装置では、基板の幅方向の長さがヘッドの幅方向の長さ以下であれば、異なるサイズの基板であっても載置可能な吐出装置を提供しているが、幅方向の長さがヘッドの幅方向の長さの半分以下である小型基板に吐出する場合には、特許文献2記載の装置では、載置台上に1つの小型基板を載置すると吐出効率が悪く、2つの小型基板を載置するとヘッドに対して両方の基板を位置合わせすることができないという不都合があった。
特開平11−248925 特開2006−13088
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、基板をヘッドの下を通過させて吐出液を吐出する吐出装置であって、基板移動部上に載置された大型基板又は二個の小型基板と、ヘッドとの位置合わせが可能に構成された吐出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、基準面に対して静止された台座と、前記台座に固定されたヘッド保持部と、前記ヘッド保持部に保持された複数のヘッドと、各前記ヘッドに設けられた複数の吐出口と、前記台座に対し、前記基準面に平行な第一の方向に移動可能な基板移動部と、を有し、前記吐出口から前記基板移動部上に配置された基板に向かって吐出液を吐出し、前記吐出液の液滴を前記基板に着弾させる吐出装置であって、前記基板移動部は、前記基板を載置可能な第一、第二の載置台と、前記第一の載置台は、前記基準面に平行に、かつ前記台座に対して回転移動する第一の基板回転機構を有し、前記第二の載置台は、前記基準面に平行に、かつ前記台座に対して回転移動する機能と、少なくとも前記基準面に平行な一方向に移動する機能とを有する第二の基板位置合わせ機構を有する、吐出装置である。
本発明は吐出装置であって、前記第二の載置台は前記第一の載置台上に設けられる吐出装置である。
本発明は吐出装置であって、前記第一の載置台は前記第二の載置台より大きい吐出装置である。
本発明は吐出装置であって、前記ヘッドを、前記基準面に平行でかつ前記基板移動部の移動方向に垂直に移動するヘッド移動機構を有する吐出装置である。
本発明は、基準面に対して静止された台座と、前記台座に固定されたヘッド保持部と、前記ヘッド保持部に保持された複数のヘッドと、各前記ヘッドに設けられた複数の吐出口と、前記台座に対し、前記基準面に平行な第一の方向に移動可能な基板移動部と、を有し、前記吐出口から前記基板移動部上に配置された基板に向かって吐出液を吐出し、前記吐出液の液滴を前記基板に着弾させる吐出装置であって、前記基板移動部上に配置され、第一、第二の基板をそれぞれ載置可能な第一、第二の載置台と、前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向に離間して前記ヘッド保持部に固定された複数の固定カメラと、複数の前記固定カメラが撮影した画像を処理し、前記画像内の所望位置の前記基準面に対する座標が測定できる制御装置と、前記ヘッド保持部の中で複数の前記ヘッドが取り付けられた取付板と、前記取付板と前記ヘッド保持部の間に配置され、前記取付板を前記ヘッド保持部に対して前記第二の方向に移動可能にしたヘッド移動機構と、前記第一の載置台と前記基板移動部の間に配置され、前記第一の載置台を前記基板移動部に対して前記基準面に平行に回転可能にした第一の基板回転機構と、を有する吐出装置である。
本発明は、基準面に対して静置された台座と、前記台座に固定されたヘッド保持部と、前記ヘッド保持部に保持された複数のヘッドと、各前記ヘッドに設けられた複数の吐出口と、前記台座に対し、前記基準面に平行な第一の方向に移動可能な基板移動部と、を有し、前記吐出口から前記基板移動部上に配置された基板に向かって吐出液を吐出し、前記吐出液の液滴を前記基板に着弾させる吐出装置であって、前記基板移動部上に配置され、第一、第二の基板をそれぞれ載置可能な第一、第二の載置台と、前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向に離間して前記ヘッド保持部に固定された複数の固定カメラと、複数の前記固定カメラが撮影した画像を処理し、複数の前記固定カメラが撮影した前記画像内の所望位置の前記基準面に対する座標が測定できる制御装置と、前記ヘッド保持部の中で複数の前記ヘッドが取り付けられた取付板と、前記取付板と前記ヘッド保持部の間に配置され、前記取付板を前記ヘッド保持部に対して前記第二の方向に移動可能にしたヘッド移動機構と、前記第一の載置台と前記基板移動部の間に配置され、前記第一の載置台を前記基板移動部に対して前記基準面に平行に回転可能にした第一の基板回転機構と、前記第二の載置台と前記基板移動部の間に配置され、前記第二の載置台を前記基板移動部又は前記第一の載置台のいずれか一方の回転移動基準に対して、前記基準面に平行に回転可能にし、前記第二の方向に移動可能にした第二の基板位置合わせ機構と、を有し、前記制御装置には、前記第一、第二の基板にそれぞれ設けられた2個の基板基準点を前記固定カメラで撮影した画像から、前記第一、第二の基板を前記第二の方向に移動させて前記ヘッドの下方を通過させたときに、前記第一、第二の基板上の着弾位置が前記吐出口の真下位置を通過するように、前記第一、第二の基板と前記取付板とを移動させて位置合わせを行う位置合わせ手順が設けられた吐出装置である。
本発明は吐出装置であって、前記制御装置には、2個の前記固定カメラが前記第一の基板上の2個の基板基準点を撮影した画像を処理して、前記第一の基板上の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、前記第一の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が前記第二の方向と平行になるように、前記第一の基板を前記基準面に平行に回転させ、所定の前記吐出口の前記第二の方向の位置と、前記第一の基板上の所定の着弾位置の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記取付板を前記第二の方向に移動させ、2個の前記固定カメラが前記第二の基板上の2個の基板基準点を撮影した画像を処理して、前記第二の基板上の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、前記第二の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が、前記第二の方向と平行になるように前記第二の基板を前記基準面に平行に回転させ、前記第二の基板上の所定の着弾位置の前記第二の方向の位置と、所定の前記吐出口の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記第二の基板を前記第二の方向に移動させて位置合わせを行う位置合わせ手順が設けられた吐出装置である。
本発明は吐出装置の位置合わせ方法であって、第一、第二の基板にそれぞれ2個の基板基準点を設けておき、前記第一、第二の基板を基板移動部上に載置し、前記基板移動部を基準面に平行な第一の方向に移動させ、位置合わせを行う位置で一旦静止させ、前記第一の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、前記第一の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が、前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向と平行になるように前記第一の基板を前記基準面に平行に回転させ、吐出口の前記第二の方向の位置と、前記第一の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、ヘッドを前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部をヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第一の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにし、前記第二の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、前記第二の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が前記第二の方向と平行になるように前記第二の基板を前記基準面に平行に回転させ、前記第二の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置と、前記吐出口の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記第二の基板を前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部を前記ヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第二の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにする位置合わせ方法である。
本発明は吐出装置の位置合わせ方法であって、第一、第二の基板にそれぞれ2個の基板基準点を設けておき、前記第一、第二の基板を基板移動部上に載置し、前記基板移動部を基準面に平行な第一の方向に移動させ、位置合わせを行う位置で一旦静止させ、前記第一の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、前記第一の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が、前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向と平行になるように前記第一の基板を前記基準面に平行に回転させ、吐出口の前記第二の方向の位置と、前記第一の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、ヘッドを前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部をヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第一の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにし、前記第二の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、前記第二の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が前記第二の方向と平行になるように前記第二の基板を前記基準面に平行に回転させ、前記第二の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置と、前記吐出口の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記第二の基板を前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部を前記ヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第二の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにする位置合わせ方法である。
大型基板と小型基板の両方のサイズの基板に吐出ができるので、設備コストの削減になる。
小型基板に対しては二個並行して吐出液を吐出できるので、吐出効率が向上できる。
本発明の吐出装置の一例の側面図 本発明の吐出装置の一例の平面図 (a):第一、第二の固定カメラの画像を一つの平面座標に載せたときの固定カメラの画像の模式図(b):第三、第四の固定カメラの画像を一つの平面座標に載せたときの固定カメラの画像の模式図 ヘッドと吐出口の配置を説明する図 複数の吐出口が千鳥配列に並んで一つの吐出口列を形成している場合のヘッドと吐出口の配置を説明する図 (a),(b):吐出装置のA−A切断断面図 第一、第二の基板を載置したときの吐出装置の平面図
吐出装置をRGBカラーフィルターの製造で使用する場合を一例として以下で説明する。
本発明はRGBカラーフィルターの製造に限定されるものではなく、例えばEL(エレクトロルミネッセンス)表示素子や液晶表示装置の製造も含まれる。
<吐出装置の構造>
図1は本発明で用いる吐出装置10の側面図を示しており、図2は平面図を示している。
吐出装置10は、水平な基準面に対して静置された台座70と、長いレール71と、基板移動部20と、ヘッド保持部30を有している。レール71は台座70上に、その上方を向いた面が基準面に平行になるように、配置されている。基板移動部20はレール71上に配置されている。ヘッド保持部30は、台座70に固定された支柱72に支えられて、レール71上の基板移動部20の高さより高い位置に固定されている。
基板移動部20はレール上移動機構41を有している。基板移動部20はレール上移動機構41上に配置される。
レール上移動機構41にはモーターが設けられており、制御装置92から伝送される信号を受けると、基板移動部20をレール71上で移動させる。
基板移動部20はレール71上を移動することにより、ヘッド保持部30の下を往復移動することができるように構成されている。
以後、レール71に沿って移動する基板移動部20の移動方向(第一の方向)をy軸方向、それと垂直で基準面に平行な方向(第二の方向)をx軸方向と呼ぶ。
ヘッド保持部30は、取付板33と、取付板33に取り付けられた複数のヘッド32を有している。
図4はヘッド32と吐出口35の配置を説明する模式図である。
各ヘッド32は、吐出口35を複数有している。一個のヘッド32の複数の吐出口35は、そのヘッド32の一面に、一列に並んで吐出口列を形成し、又は、互いに平行な複数列に並んで、互いに平行な複数の吐出口列を形成している。
一個のヘッド32中の吐出口35は一の方向に等間隔で配置されており、その間隔を吐出口間隔(吐出口の中心間距離)Dとすると、各ヘッド32の吐出口間隔D同士も同じ値にされている。
本発明では、一個のヘッド32の複数の吐出口35が、一の方向に等間隔で配置されている限りでは、必ずしも一直線上に並ぶ必要はなく、例えば図5に示すように千鳥配列に並んで、一吐出口列を形成してもよい。
ここでは、各ヘッド32は、前記一の方向がx軸方向と平行になるような向きで取付板33に取り付けられている。
各ヘッド32は、ヘッドの前記一の方向の長さが、吐出口列の長さ(端部の吐出口の中心間の前記一の方向の距離)に吐出口間隔Dを加算した長さよりも大きく形成されており、従って、複数のヘッド32をx軸と平行な一列に並べ、y軸上の位置を同一にすると、一のヘッドの吐出口列端部に位置する吐出口と、隣接するヘッドの吐出口列端部に位置する吐出口の間のx軸方向の距離は、吐出口間隔Dよりも大きな距離で離間してしまう。
本発明では、x軸方向に沿って並ぶ複数のヘッド32が、異なるヘッド32の端部の吐出口間でもx軸方向の距離が吐出口間隔Dになるように、隣接するヘッド32の吐出口35はy軸上では異なる位置に配置されており、隣接するヘッド32の端部がx軸上で重なって、異なるヘッド32の吐出口35間を含めて、各吐出口35がx軸上で吐出口間隔Dで並ぶように配置されている。
この場合、x軸に沿って並ぶ複数のヘッド32の吐出口35は、y軸上で二種類の位置に配置することができ、隣接するヘッド32の吐出口列が、二種類の位置に交互に配置されると、そのように配置された一組の複数のヘッド32は、千鳥配列され、1つのヘッド組38を構成する。
ヘッド組38は、複数の組が取付板33に配置されている。
所定の数nのヘッド組38はヘッドグループを構成し、1個のヘッドグループ中では、1つのヘッド組38中の隣接する2個の吐出口35の間に、他のヘッド組38の吐出口35が、x軸方向に等間隔D/nになるように1個ずつ配置されている。
ヘッド保持部30は不図示のインクタンクを有し、インクタンクにはR、G、Bの3色のうちの一色のインクが貯蔵されている。各ヘッド32はインクタンクに接続されている。
各吐出口35はそれぞれ内部にインク(吐出液)の詰まったインク室を有し、各インク室には圧力発生装置がそれぞれ配置される。各圧力発生装置は外部の制御装置92から電送される信号を受けて、各インク室に所定の圧力を発生させ、各吐出口35から所定の量のインクを吐出させる。
ヘッド保持部30が3個以上のヘッドグループを有する場合は、各ヘッド32がヘッドグループ毎に異なる色のインクタンクに接続されることにより、1つのヘッド保持部30は3色のインクを吐出できる。
図6(a)、(b)は吐出装置10のA−A切断断面図である。
基板移動部20は第一、第二の載置台24a、24bを有している。第一の載置台24aは第二の載置台24bより大きく、第一の載置台24aは基板移動部20上に配置され、第二の載置台24bは第一の載置台24a上に配置される。
第二の載置台24bの上方を向いた面は、第一の載置台24aの上方を向いた面と同じ高さになるように形成されている。
第一、第二の載置台24a、24bの上方を向いた面はどちらも不図示の吸引口を有し、吸引口は不図示の真空ポンプに接続されている。図6(a)に示すように、基板50を第一、第二の載置台24a、24b上に両載置台に係るように配置したのち、真空ポンプで排気を行うと、基板50は第一、第二の載置台24a、24b上に真空吸着されて保持される。
本発明の吐出装置は、図6(b)と図7に示すように、第一、第二の基板50a、50bを第一、第二の載置台24a、24b上にそれぞれ配置してもよい。第一、第二の基板50a、50bを配置したのち、真空ポンプで排気を行うと、第一、第二の基板50a、50bは第一、第二の載置台24a、24b上にそれぞれ真空吸着されて保持される。
基板50と第一、第二の基板50a、50b上には、R、G、Bの各色が着弾されるべき領域(着弾位置)がそれぞれ定められている。基板50と第一、第二の基板50a、50bは一の方向に対して平行な方向と垂直な方向に格子状をしたブラックマトリクスをそれぞれ有し、各着弾位置はブラックマトリクスで区画された領域に配置されている。
基板50と第一、第二の基板50a、50bの各基板上で一の方向に隣り合う着弾位置の間隔は、1個のヘッドグループ中のx軸方向に隣接する吐出口間隔D/nと同じ、又はx軸方向に隣接する吐出口間隔D/nの整数倍の長さに形成されている。
<インクの吐出工程>
後述する第一の位置合わせ工程での位置合わせ作業により、各ヘッド32は台座70上の座標に対して予め位置合わせがされているものとする。
先ず、基板50上へのインクの吐出工程を説明する。
基板移動部20を移動開始位置に移動させて静止させる。第一、第二の載置台24a、24b上に両載置台に係るように基板50を載せ、真空吸着して、基板50を第一、第二の載置台24a、24b上に吸着保持する。
次いで、基板移動部20と共に基板50を移動させ、基板50上の各着弾位置と所定の吐出口35との位置合わせを行う位置で一旦静止させる。ここでは、後述する第二の位置合わせ工程での位置合わせ作業のように、基板50上の各着弾位置と所定の吐出口35とを、移動カメラ21と固定カメラ31とによって位置合わせして、基板50をヘッド保持部30の下方を通過させる。
基板50がヘッド保持部30の下方を通過する間に、基板50上の各着弾位置が少なくとも一個の吐出口35の真下を通過するようになっており、制御装置92により、一個の着弾位置に対して、一個の吐出口35からインクが吐出され、各着弾位置には、一色のインクが着弾する。
基板50がヘッド保持部30の下方を通過して取り外し位置に到着すると、基板50上の各着弾位置にはインクが着弾しており、取り外し位置で乾燥させた後、真空吸着を解除して第一、第二の載置台24a、24b上から基板50を取り外す。
次に、第一、第二の基板50a、50b上へのインクの吐出工程を説明する。
基板移動部20を移動開始位置に移動させて静止させる。第一、第二の載置台24a、24b上に、第一、第二の基板50a、50bをそれぞれ載せ、真空吸着して、第一、第二の基板50a、50bを第一、第二の載置台24a、24b上に吸着保持する。
次いで、基板移動部20と共に第一、第二の基板50a、50bを移動させ、第一の基板50a上の各着弾位置と所定の吐出口35との位置合わせを行う位置で一旦静止させる。ここでは、後述する第二の位置合わせ工程での位置合わせ作業のように、第一の基板50a上の各着弾位置と所定の吐出口35とを、移動カメラ21と固定カメラ31とによって位置合わせする。次に、後述する第三の位置合わせ工程での位置合わせ作業のように、第二の基板50b上の各着弾位置と所定の吐出口35とを、固定カメラ31によって位置合わせして、第一、第二の基板50a、50bをヘッド保持部30の下方を通過させる。
第一、第二の基板50a、50bがヘッド保持部30の下方を通過する間に、第一、第二の基板50a、50b上の各着弾位置が少なくとも一個の吐出口35の真下を通過するようになっており、制御装置92により、一個の着弾位置に対して、一個の吐出口35からインクが吐出され、各着弾位置には、一色のインクが着弾する。
第一、第二の基板50a、50bがヘッド保持部30の下方を通過して取り外し位置に到着すると、第一、第二の基板50a、50b上の各着弾位置にはインクが着弾しており、取り外し位置で乾燥させた後、真空吸着を解除して第一、第二の載置台24a、24b上からそれぞれ第一、第二の基板50a、50bを取り外す。
<第一の位置合わせ工程>
以下では原点位置合わせ作業と、ヘッドアレイ位置合わせ作業と、固定カメラ31のカメラ基準点の位置測定作業とから成る第一の位置合わせ工程を説明する。
基板移動部20は、移動カメラ21を有している。移動カメラ21は、基板移動部20のy軸方向の端に配置されている。移動カメラ21は上端にレンズを有し、移動カメラ21で撮影された画像は外部の制御装置92で画像処理される。制御装置92には例えばコンピュータが使用される。
基板移動部20に対して基板移動部20の移動方向と垂直で基準面に平行な方向をX方向と呼ぶと、基板移動部20は移動カメラ21をX方向に移動可能なカメラ移動機構(不図示)を有している。カメラ移動機構にはモーターが設けられており、制御装置92から伝送される信号を受けると、移動カメラ21をX方向に移動させる。
<原点位置合わせ作業>
先ず、移動カメラ21によって撮影した画像上の一点の基準面に対するxy座標が分かるように、移動カメラ21と基準面上の原点との位置合わせを行う。
外部の測定装置93には、移動カメラ21のx座標上の移動量を±符号付きで測定するx軸方向距離測定装置と、y座標上の移動量を±符号付きで測定するy軸方向距離測定装置が設けられており、移動カメラ21が二点間を移動したときに、移動の始点と終点を結ぶベクトルのx成分とy成分が分かるようになっている。測定する距離は符号付きであるから、往復移動して始点に戻った場合の測定値はゼロである。
移動カメラ21が撮影できる範囲である視野内には、視野内で不動の移動基準点が定められている。
この吐出装置10では、基準面に対して静止したxy座標の原点が定められている。
移動カメラ21を移動させ、原点、又は原点を通る垂線が移動カメラ21で撮影されると仮定したときは原点を通る垂線、を撮影し、原点の画像、又は原点を通る垂線の画像が移動基準点と一致したときに、x軸方向距離測定装置とy方向距離測定装置の値をゼロにする。
その状態から移動カメラ21が移動すると、移動カメラ21で撮影した画像上の、移動基準点と重なる位置の基準面に対するxy座標が分かることになる。
<ヘッドアレイ位置合わせ作業>
次に、基板移動部20のy軸方向の移動と、移動カメラ21のX方向の移動により、移動カメラ21を1つの吐出口35の下に位置させる。
移動カメラ21の画像を見て、移動基準点と、その吐出口35の画像の中心が一致したとき、測定装置93の値から、その吐出口35の基準面に対するxy座標が求まる。
このような吐出口35の基準面に対するxy座標の測定作業を、全ての吐出口35で繰り返す。
各吐出口35の基準面に対するxy座標は、予め設定値がそれぞれ定められている。基準面に対するxy座標の測定値が設定値と誤差がある場合、それぞれのヘッド32が有する個別ヘッド位置修正手段(微動ネジ)は、人の手又は制御装置92から伝送される信号により制御され、吐出口35の基準面に対するxy座標が設定値と一致するように修正される。修正後の各吐出口35の基準面に対するxy座標は制御装置92に記憶しておく。
<固定カメラのカメラ基準点の位置測定作業>
ヘッド保持部30は、第一、第二、第三、第四の固定カメラ31a、31b、31c、31dを有している。第一、第二、第三、第四の固定カメラ31a、31b、31c、31dは、ヘッド保持部30のy軸方向の一旦に固定されている。第一、第二、第三、第四の固定カメラ31a、31b、31c、31dは、下端にレンズを有しているので、下を移動する基板50と第一、第二の基板50a、50bを撮影することができる。
第一、第二の固定カメラ31a、31bの配置は、第一、第二の固定カメラ31a、31bにそれぞれ設定された第一、第二のカメラ基準点の間の距離が基板50と第一の基板50aの両基板がそれぞれ有する第一、第二の基板基準点51a、51bの間の距離と同じであり、第一、第二のカメラ基準点を結ぶ線分はx軸方向と平行になるように、設計されている。
第三、第四の固定カメラ31c、31dの配置は、第三、第四の固定カメラ31c、31dにそれぞれ設定された第三、第四のカメラ基準点の間の距離が第二の基板50bの有する第三、第四の基板基準点51c、51dの間の距離と同じであり、第三、第四のカメラ基準点を結ぶ線分はx軸方向と平行になるように、設計されている。
ただし実際は、第一、第二、第三、第四の固定カメラ31a、31b、31c、31dは、ヘッド保持部30に固定される際の取付誤差のために、設計値からズレた位置に取付られている。
第一、第二、第三、第四の固定カメラ31a、31b、31c、31dは、それぞれのレンズ上のカメラ基準点の位置に、外から移動カメラ21で撮影できるような固定マークを有している。移動カメラ21を移動させ、第一の固定カメラ31aの下に位置させる。移動カメラ21で撮影した画像上で、第一の固定カメラ31aの固定マークの画像が移動基準点と一致したとき、測定装置93の値から、第一の固定カメラ31aのカメラ基準点の基準面に対するxy座標が測定される。第二、第三、第四の固定カメラ31b、31c、31dのカメラ基準点の基準面に対するxy座標も同様に測定して、それぞれ記憶しておく。
本発明は基板50の第一、第二の基板基準点51a、51bの間の距離が、第一、第二のカメラ基準点の間の距離と同じであり、第一、第二の固定カメラ31a、31bで撮影する場合に限定されず、4個の固定カメラのカメラ基準点のうち異なる2個のカメラ基準点の間の距離と同じであり、対応する2個の固定カメラで撮影できればよい。
<第二の位置合わせ工程>
以下では、基板50又は第一の基板50aのいずれか一方(以下の説明では第一の基板50aで代表する)がヘッド保持部30の下方を通過する間に、基板上の各着弾位置が少なくとも一個の吐出口35の真下を通過するように位置合わせ作業を行う第二の位置合わせ工程を説明する。
第一、第二の固定カメラ31a、31bで撮影された画像は制御装置92で画像処理され、画像内の所望位置の基準面に対するxy座標が分かるようになっている。
先ず、基板移動部20をy軸方向に移動させて、第一の基板50aが有する第一、第二の基板基準点51a、51bを、第一、第二の固定カメラ31a、31bの下にそれぞれ位置させる。
図3(a)は第一、第二の固定カメラの画像85a、85bを一つの平面座標に載せたときの固定カメラ画像の模式図を示している。
図3(a)の符号81a、81bは第一、第二の固定カメラ31a、31bのカメラ基準点を示し、符号82a、82bはそれぞれの設計値(第一、第二の設計値)を示している。符号83a、83bは第一、第二の固定カメラ31a、31bがそれぞれ撮影した第一、第二の基板基準点51a、51bの画像を示している。
制御装置92は、第一、第二の設計値82a、82bの2点を通る直線と、第一、第二の基板基準点の画像83a、83bの2点を通る直線の成す角度θ1の値を、各点の座標から計算により求める。
制御装置92は画像内のx軸方向とy軸方向が分かるので、第一、第二の基板基準点の画像83a、83bの2点を通る直線とx軸方向又はy軸方向との成す角度を計算により求めてもよい。
基板移動部20は、第一の載置台24aを基板移動部20に対して基準面に平行に回転可能な第一の基板回転機構42を有している。第一の基板回転機構42には例えば圧搾空気で回転駆動を行うエアスピンドルが用いられる。
制御装置92は、第一の基板50a上の第一、第二の基板基準点51a、51bを結ぶ線分がx軸方向と平行になるように、第一の載置台24aを基板移動部20に対して基準面に平行に所定角度だけ回転させる信号を、第一の基板回転機構42に伝送する。
第一の基板回転機構42は、制御装置92から伝送される信号を受けると、第一の載置台24aと、第一の載置台24a上に保持された第一、第二の基板50a、50bを、基板移動部20に対して基準面に平行に所定角度だけ回転させる。
回転移動後の第一、第二の基板基準点51a、51bは、制御装置92で画像処理されて、それぞれの基準面に対するxy座標が制御装置92に記憶される。
第一の基板50a上で第一、第二の基板基準点51a、51bと各着弾位置との相対位置は予め設定されているので、第一、第二の基板基準点51a、51bのxy座標から、各着弾位置の基準面に対するxy座標が求まる。
各吐出口35は、前述の第一の位置合わせ工程により位置合わせされていて、基準面に対するxy座標は制御装置92に記憶されている。
ヘッド保持部30は、取付板33をヘッド保持部30に対してx軸方向に移動可能なヘッド移動機構45を有している。ヘッド移動機構45にはヘッド移動モーターが設けられている。
制御装置92は、所定の吐出口35のx座標と、第一の基板50a上の第一、第二の基板基準点51a、51bのx座標とから誤差を求め、誤差がゼロになるように取付板33をx軸方向に所定距離だけ移動させる信号を、ヘッド移動機構45に伝送する。
ヘッド移動機構45は、制御装置92から伝送される信号を受けると、取付板33と、取付板33に取り付けられたヘッド32を、ヘッド保持部30に対してx軸方向に所定距離だけ移動させる。
以上の手順で第二の位置合わせ工程が完了する。この状態では、第一の基板50aがヘッド保持部30の下方を通過する間に、第一の基板50a上の各着弾位置が少なくとも一個の吐出口35の真下を通過するようになっている。
<第三の位置合わせ工程>
以下では、第二の基板50bがヘッド保持部30の下方を通過する間に、第二の基板50b上の各着弾位置が少なくとも一個の吐出口35の真下を通過するように位置合わせ作業を行う第三の位置合わせ工程を説明する。
第三、第四の固定カメラ31c、31dで撮影された画像は制御装置92で画像処理され、画像内の所望位置の座標が分かるようになっている。
先ず、基板移動部20をy軸方向に移動させて、第二の基板50bが有する第三、第四の基板基準点51c、51dを、第三、第四の固定カメラ31c、31dの下にそれぞれ位置させる。
図3(b)は第三、第四の固定カメラの画像85c、85dを一つの平面座標に載せたときの固定カメラ画像の模式図を示している。
図3(b)の符号81c、81dは第三、第四の固定カメラ31c、31dのカメラ基準点を示し、符号82c、82dはそれぞれの設計値(第三、第四の設計値)を示している。符号83c、83dは第三、第四の固定カメラ31c、31dがそれぞれ撮影した第三、第四の基板基準点51c、51dの画像を示している。
制御装置92は、第三、第四の設計値82c、82dの2点を通る直線と、第三、第四の基板基準点の画像83c、83dの2点を通る直線の成す角度θ2の値を、各点の座標から計算により求める。
制御装置92は画像内のx軸方向とy軸方向が分かるので、第三、第四の基板基準点の画像83c、83dの2点を通る直線とx軸方向又はy軸方向との成す角度を計算により求めてもよい。
基板移動部20は、第二の載置台24bを第一の載置台24aに対して、基準面に平行に回転移動する機能と、少なくとも前記基準面に平行な一方向(例えばx軸方向)に移動する機能とを有する第二の基板位置合わせ機構80を有している。第二の基板位置合わせ機構80には、例えばxyθステージ又はUVWステージのいずれか一方が用いられる。本発明では、UVWステージを用いると、高さを抑えて機構を構成できるので、第二の載置台24bの安定性を確保できて都合がよい。
制御装置92は、第二の基板50b上の第三、第四の基板基準点51c、51dを結ぶ線分がx軸方向と平行になるように、第二の載置台24bを第一の載置台24aに対して基準面に平行に所定角度だけ回転させる信号を、第二の基板位置合わせ機構80に伝送する。
第二の基板位置合わせ機構80は、制御装置92から伝送される信号を受けると、第二の載置台24bと、第二の載置台24b上に保持された第二の基板50bを、基板移動部20に対して基準面に平行に所定角度だけ回転させる。
回転移動後の第三、第四の基板基準点51c、51dは、制御装置92で画像処理されて、それぞれの基準面に対するxy座標が制御装置92に記憶される。
第二の基板50b上で第三、第四の基板基準点51c、51dと各着弾位置との相対位置は予め設定されているので、第三、第四の基板基準点51c、51dのxy座標から、各着弾位置の基準面に対するxy座標が求まる。
各吐出口35は、前述の第一、第二の位置合わせ工程により位置合わせされていて、基準面に対するxy座標は制御装置92に記憶されている。
制御装置92は、第二の基板50b上の第三、第四の基板基準点51c、51dのx座標と、所定の吐出口35のx座標とから誤差を求め、誤差がゼロになるように第二の載置台24bをx軸方向に所定距離だけ移動させる信号を、第二の基板位置合わせ機構80に伝送する。
第二の基板位置合わせ機構80は、制御装置92から伝送される信号を受けると、第二の載置台24b上に保持された第二の基板50bを、第一の載置台24aに対してx軸方向に所定距離だけ移動させる。
以上の手順で第三の位置合わせ工程が完了する。この状態では、第二の基板50bがヘッド保持部30の下方を通過する間に、第二の基板50b上の各着弾位置が少なくとも一個の吐出口35の真下を通過するようになっている。
10……吐出装置
20……基板移動部
21……移動カメラ
24a、24b……第一、第二の載置台
30……ヘッド保持部
31a、31b、31c、31d……第一、第二、第三、第四の固定カメラ
32……ヘッド
33……取付板
35……吐出口
42……第一の基板回転機構
45……ヘッド移動機構
50……基板
50a、50b……第一、第二の基板
51a、51b、51c、51d……第一、第二、第三、第四の基板基準点
70……台座
80……第二の基板位置合わせ機構
92……制御装置

Claims (9)

  1. 基準面に対して静止された台座と、
    前記台座に固定されたヘッド保持部と、
    前記ヘッド保持部に保持された複数のヘッドと、
    各前記ヘッドに設けられた複数の吐出口と、
    前記台座に対し、前記基準面に平行な第一の方向に移動可能な基板移動部と、
    を有し、
    前記吐出口から前記基板移動部上に配置された基板に向かって吐出液を吐出し、前記吐出液の液滴を前記基板に着弾させる吐出装置であって、
    前記基板移動部は、前記基板を載置可能な第一、第二の載置台と、
    前記第一の載置台は、前記基準面に平行に、かつ前記台座に対して回転移動する第一の基板回転機構を有し、
    前記第二の載置台は、前記基準面に平行に、かつ前記台座に対して回転移動する機能と、少なくとも前記基準面に平行な一方向に移動する機能とを有する第二の基板位置合わせ機構を有する、
    吐出装置。
  2. 前記第二の載置台は前記第一の載置台上に設けられる請求項1記載の吐出装置。
  3. 前記第一の載置台は前記第二の載置台より大きい請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の吐出装置。
  4. 前記ヘッドを、前記基準面に平行でかつ前記基板移動部の移動方向に垂直に移動するヘッド移動機構を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の吐出装置。
  5. 基準面に対して静止された台座と、
    前記台座に固定されたヘッド保持部と、
    前記ヘッド保持部に保持された複数のヘッドと、
    各前記ヘッドに設けられた複数の吐出口と、
    前記台座に対し、前記基準面に平行な第一の方向に移動可能な基板移動部と、
    を有し、
    前記吐出口から前記基板移動部上に配置された基板に向かって吐出液を吐出し、前記吐出液の液滴を前記基板に着弾させる吐出装置であって、
    前記基板移動部上に配置され、第一、第二の基板をそれぞれ載置可能な第一、第二の載置台と、
    前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向に離間して前記ヘッド保持部に固定された複数の固定カメラと、
    複数の前記固定カメラが撮影した画像を処理し、前記画像内の所望位置の前記基準面に対する座標が測定できる制御装置と、
    前記ヘッド保持部の中で複数の前記ヘッドが取り付けられた取付板と、
    前記取付板と前記ヘッド保持部の間に配置され、前記取付板を前記ヘッド保持部に対して前記第二の方向に移動可能にしたヘッド移動機構と、
    前記第一の載置台と前記基板移動部の間に配置され、前記第一の載置台を前記基板移動部に対して前記基準面に平行に回転可能にした第一の基板回転機構と、
    を有する吐出装置。
  6. 基準面に対して静止された台座と、
    前記台座に固定されたヘッド保持部と、
    前記ヘッド保持部に保持された複数のヘッドと、
    各前記ヘッドに設けられた複数の吐出口と、
    前記台座に対し、前記基準面に平行な第一の方向に移動可能な基板移動部と、
    を有し、
    前記吐出口から前記基板移動部上に配置された基板に向かって吐出液を吐出し、前記吐出液の液滴を前記基板に着弾させる吐出装置であって、
    前記基板移動部上に配置され、第一、第二の基板をそれぞれ載置可能な第一、第二の載置台と、
    前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向に離間して前記ヘッド保持部に固定された複数の固定カメラと、
    複数の前記固定カメラが撮影した画像を処理し、複数の前記固定カメラが撮影した前記画像内の所望位置の前記基準面に対する座標が測定できる制御装置と、
    前記ヘッド保持部の中で複数の前記ヘッドが取り付けられた取付板と、
    前記取付板と前記ヘッド保持部の間に配置され、前記取付板を前記ヘッド保持部に対して前記第二の方向に移動可能にしたヘッド移動機構と、
    前記第一の載置台と前記基板移動部の間に配置され、前記第一の載置台を前記基板移動部に対して前記基準面に平行に回転可能にした第一の基板回転機構と、
    前記第二の載置台と前記基板移動部の間に配置され、前記第二の載置台を前記基板移動部又は前記第一の載置台のいずれか一方の回転移動基準に対して、前記基準面に平行に回転可能にし、前記第二の方向に移動可能にした第二の基板位置合わせ機構と、
    を有し、
    前記制御装置には、前記第一、第二の基板にそれぞれ設けられた2個の基板基準点を前記固定カメラで撮影した画像から、前記第一、第二の基板を前記第二の方向に移動させて前記ヘッドの下方を通過させたときに、前記第一、第二の基板上の着弾位置が前記吐出口の真下位置を通過するように、前記第一、第二の基板と前記取付板とを移動させて位置合わせを行う位置合わせ手順が設けられた吐出装置。
  7. 前記制御装置には、
    2個の前記固定カメラが前記第一の基板上の2個の基板基準点を撮影した画像を処理して、前記第一の基板上の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、
    前記第一の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が前記第二の方向と平行になるように、前記第一の基板を前記基準面に平行に回転させ、
    所定の前記吐出口の前記第二の方向の位置と、前記第一の基板上の所定の着弾位置の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記取付板を前記第二の方向に移動させ、
    2個の前記固定カメラが前記第二の基板上の2個の基板基準点を撮影した画像を処理して、前記第二の基板上の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、
    前記第二の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が、前記第二の方向と平行になるように前記第二の基板を前記基準面に平行に回転させ、
    前記第二の基板上の所定の着弾位置の前記第二の方向の位置と、所定の前記吐出口の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記第二の基板を前記第二の方向に移動させて位置合わせを行う位置合わせ手順が設けられた請求項6記載の吐出装置。
  8. 第一、第二の基板にそれぞれ2個の基板基準点を設けておき、
    前記第一、第二の基板を基板移動部上に載置し、
    前記基板移動部を基準面に平行な第一の方向に移動させ、位置合わせを行う位置で一旦静止させ、
    前記第一の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、
    前記第一の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が、前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向と平行になるように前記第一の基板を前記基準面に平行に回転させ、
    吐出口の前記第二の方向の位置と、前記第一の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、ヘッドを前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部をヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第一の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにし、
    前記第二の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、
    前記第二の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が前記第二の方向と平行になるように前記第二の基板を前記基準面に平行に回転させ、
    前記第二の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置と、前記吐出口の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記第二の基板を前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部を前記ヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第二の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにする位置合わせ方法。
  9. 第一、第二の基板にそれぞれ2個の基板基準点を設けておき、
    前記第一、第二の基板を基板移動部上に載置し、
    前記基板移動部を基準面に平行な第一の方向に移動させ、位置合わせを行う位置で一旦静止させ、
    前記第一の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、
    前記第一の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が、前記第一の方向に垂直で前記基準面に平行な第二の方向と平行になるように前記第一の基板を前記基準面に平行に回転させ、
    吐出口の前記第二の方向の位置と、前記第一の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、ヘッドを前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部をヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第一の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにし、
    前記第二の基板の2個の基板基準点の前記基準面に対する座標を測定し、
    前記第二の基板の2個の基板基準点を結ぶ線分が前記第二の方向と平行になるように前記第二の基板を前記基準面に平行に回転させ、
    前記第二の基板の2個の基板基準点の前記第二の方向の位置と、前記吐出口の前記第二の方向の位置とから求めた誤差がゼロになるように、前記第二の基板を前記第二の方向に移動させて、前記基板移動部を前記ヘッド保持部の下を通過させる間に、前記第二の基板上の着弾位置が、前記吐出口の真下位置を通過できるようにする位置合わせ方法。
JP2009128872A 2009-05-28 2009-05-28 吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法 Active JP5374237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009128872A JP5374237B2 (ja) 2009-05-28 2009-05-28 吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009128872A JP5374237B2 (ja) 2009-05-28 2009-05-28 吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010274192A true JP2010274192A (ja) 2010-12-09
JP5374237B2 JP5374237B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=43421649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009128872A Active JP5374237B2 (ja) 2009-05-28 2009-05-28 吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5374237B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213739A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616285A (ja) * 1992-07-01 1994-01-25 Nikon Corp 基板位置ずれ検出装置
JP2006167704A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Samsung Electronics Co Ltd インクジェット配向膜印刷装置及び方法
WO2006118089A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Shibaura Mechatronics Corporation 溶液の塗布装置及び塗布方法
JP2009011892A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Toray Eng Co Ltd 塗布装置
JP2010194386A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616285A (ja) * 1992-07-01 1994-01-25 Nikon Corp 基板位置ずれ検出装置
JP2006167704A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Samsung Electronics Co Ltd インクジェット配向膜印刷装置及び方法
WO2006118089A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Shibaura Mechatronics Corporation 溶液の塗布装置及び塗布方法
JP2009011892A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Toray Eng Co Ltd 塗布装置
JP2010194386A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213739A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5374237B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060292291A1 (en) System and methods for inkjet printing for flat panel displays
JP6296699B2 (ja) 印刷装置
US20070222817A1 (en) Methods and apparatus for inkjet printing using multiple sets of print heads
TWI784937B (zh) 用以處理基體之噴墨列印系統及方法
JP2006240015A (ja) パターン形成装置、アライメント装置、基板処理装置、パターン形成方法、基板処理方法
JP2010017683A (ja) 液滴塗布装置及び液滴塗布方法
JP5317844B2 (ja) 吐出装置
JP2006239976A (ja) パターン形成装置、位置補正方法
JP2006239570A (ja) パターン形成装置、位置決め装置、位置決め方法、及び吐出部
JP5374237B2 (ja) 吐出装置及び吐出装置の位置合わせ方法
JP2010026181A (ja) 液滴塗布装置及び液滴塗布方法
KR100718465B1 (ko) 잉크젯 장비의 헤드정렬장치
JP5439049B2 (ja) 吐出装置及び吐出方法
JP2006289322A (ja) 複合型インクジェットヘッド
JP2011000535A (ja) 吐出装置
JP5475957B2 (ja) 塗布装置
JP4534546B2 (ja) 液滴吐出装置、位置調整方法、電気光学装置の製造方法
JP2011069997A (ja) アライメント装置
JP2006167559A (ja) 複合型のインクジェットヘッド
JP2007244941A (ja) インクジェット塗工装置
JP2011197232A (ja) アライメント装置
JP2007263990A (ja) カラーフィルタの製造方法
JP2009090175A (ja) 液滴塗布装置及び液滴塗布方法
JP2010230859A (ja) 塗布装置、塗布装置の組み立て方法、塗布装置システム及びヘッド体作製用の架台
JP2008145762A (ja) 基板処理装置および基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130809

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5374237

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250