JP2010274153A - 水処理用添加剤の添加装置および水処理装置 - Google Patents
水処理用添加剤の添加装置および水処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010274153A JP2010274153A JP2009126332A JP2009126332A JP2010274153A JP 2010274153 A JP2010274153 A JP 2010274153A JP 2009126332 A JP2009126332 A JP 2009126332A JP 2009126332 A JP2009126332 A JP 2009126332A JP 2010274153 A JP2010274153 A JP 2010274153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- addition
- water
- chamber
- additive
- foaming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
Abstract
【課題】水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく水に混合させる。
【解決手段】添加口13を介して通水路12に連通される添加室14を設け、その添加室14に添加剤11と発泡剤15とを収納する。添加室14は、上端の投入口14bを着脱自在となった蓋14cで密閉する。添加室14に添加剤11と発泡剤15とを投入することにより、添加室14内の水に接触して添加剤11が溶解されるとともに、発泡剤15が発泡し、その発泡した圧力で、添加室14内で溶解した添加剤11の成分を添加口13から通水路12に押し出す。
【選択図】図1
【解決手段】添加口13を介して通水路12に連通される添加室14を設け、その添加室14に添加剤11と発泡剤15とを収納する。添加室14は、上端の投入口14bを着脱自在となった蓋14cで密閉する。添加室14に添加剤11と発泡剤15とを投入することにより、添加室14内の水に接触して添加剤11が溶解されるとともに、発泡剤15が発泡し、その発泡した圧力で、添加室14内で溶解した添加剤11の成分を添加口13から通水路12に押し出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、水処理用添加剤の添加装置およびその添加装置を備えた水処理装置に関する。
従来、水処理用の添加成分を水に混合させる構造として、取水配管に接続した注入ノズルの上流側および下流側に、多孔板からなるオリフィスを設け、このオリフィスで発生した渦流により注入ノズルから添加した成分を水と混合攪拌するようにしたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、かかる従来の添加成分の添加装置は、取水配管内の水がオリフィスを通過することにより発生する渦流によって添加成分を混合攪拌する構造であるため、添加成分の攪拌を専ら取水配管内の流速に頼らざるを得ず、流速が低下した場合には十分な攪拌効果が得られなくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、添加成分を効率よく水に混合させることのできる水処理用添加剤の添加装置および水処理装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、少なくとも1つの添加口を介して通水路に連通し、水処理用の添加剤と発泡剤とを収納する添加室を備え、発泡剤が添加室内で発泡した圧力で、前記添加剤の成分を前記添加口から前記通水路に押し出すことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、少なくとも1つの添加口を介して通水路に連通し、水処理用の添加剤を収納する添加室と、当該添加室に連通し、発泡剤を収納する発泡室と、を備え、発泡剤が発泡した圧力を前記発泡室から前記添加室に導入し、その導入した圧力で前記添加剤の成分を前記添加口から前記通水路に押し出すことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の水処理用添加剤の添加装置において、前記発泡剤の収納部に、前記通水路に連通して当該通水路の水を導入する取水通路を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の水処理用添加剤の添加装置において、前記添加口に、前記添加室と前記通水路との間を開閉制御する第1の開閉制御弁を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、請求項2〜4のうちいずれか1項に記載の水処理用添加剤の添加装置において、前記添加口に、前記通水路の水流によって負圧を発生する負圧発生部を設けるとともに、前記添加室と前記発泡室との連通部に、これら添加室と発泡室との間を開閉制御する第2の開閉制御弁を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の水処理用添加剤の添加装置において、前記発泡剤の収納部に、圧力検知部を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明にかかる水処理用添加剤の添加装置にあっては、少なくとも1つの添加口を介して通水路に連通し、水処理用の添加成分と発泡成分とを一体に成形した発泡性添加剤を収納する添加室を備え、発泡性添加剤の発泡成分が添加室内で発泡した圧力で、当該添加室内で溶解した発泡性添加剤の添加成分を前記添加口から前記通水路に押し出すことを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の添加装置を備えた水処理装置である。
請求項1の発明によれば、添加口を介して通水路に連通した添加室に、添加剤と発泡剤とを投入することにより、発泡剤が添加室内で発泡した圧力で、添加剤の成分を添加口から通水路に押し出すことができる。これにより、通水路の水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく通水路の水に混合させることができる。
請求項2の発明によれば、添加口を介して通水路に連通した添加室に添加剤を投入し、この添加室に連通した発泡室に発泡剤を投入することにより、発泡剤が発泡した圧力を発泡室から添加室に導入し、その導入した圧力で添加剤の成分を添加口から通水路に押し出すことができる。これにより、通水路の水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく通水路の水に混合させることができる。
請求項3の発明によれば、発泡剤の収納部に取水通路を設けたので、取水通路を介して通水路の水を前記収納部に積極的に導入することができる。これにより、発泡剤の発泡を促進して添加剤の成分を通水路に押し出す圧力をより高めることができる。
請求項4の発明によれば、添加口に第1の開閉制御弁を設け、添加室と通水路との間を開閉制御できるようにしたので、第1の開閉制御弁を操作することにより、必要なときだけ添加剤を通水路に添加でき、また、必要に応じて添加量を制御することができる。
請求項5の発明によれば、添加口に負圧発生部を設けたため、通水路の水流によって添加口内に発生させた負圧で添加室内の添加成分を通水路内に吸引できるようになる。したがって、通水路の水流が十分にあるときは、添加室と発泡室との間に設けた開閉制御弁を閉弁したとしても、負圧発生部によって添加成分を効率よく通水路の水に混合させることができる。その結果、発泡室内の発泡剤の消耗を抑制することができる。
請求項6の発明によれば、発泡剤の収納部に圧力検知部を設けたので、発泡剤の消耗を圧力検知部によって検出することができる。これにより、発泡剤を追加するタイミングを逃すことなく、常に添加剤の成分を通水路に安定して供給できるようになる。
請求項7の発明によれば、添加口を介して通水路に連通した添加室に、水処理用の添加成分と発泡成分とを一体に成形した発泡性添加剤を投入することにより、発泡成分が添加室内で発泡した圧力で、添加室内で溶解した添加成分を添加口から通水路に押し出すことができる。これにより、通水路の水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく通水路の水に混合させることができる。このとき、添加室に投入される発泡性添加剤は、添加成分と発泡成分とを一体に成形したものであるため、添加成分と発泡成分とがほぼ同期して消耗される。そのため、発泡成分の消耗を検知することで添加成分の消耗を簡単に検出することができ、発泡性添加剤を滞りなく追加することができるようになる。
請求項8の発明によれば、添加成分を効率よく水に混合させることのできる水処理装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)図1は、本発明にかかる水処理用添加剤の添加装置および水処理装置の第1実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10は、水処理用添加剤(以下、単に添加剤と称する)11の添加成分を、飲用しようとする水に混合して活水化するものであり、水処理装置1は添加装置10を備えて活水を製造する装置として提供される。この水処理装置1は、内部が通水路12となる配管2を備えており、その配管2に添加装置10を取り付けることで構成されている。
添加装置10は、少なくとも1つの添加口13を介して通水路12に連通される添加室14が設けられており、添加室14には、上述した添加剤11と、発泡剤15と、が収納されている。
添加室14は、下端が底部14aで閉止される有底筒状をなしており、上端の投入口14bから添加剤11および発泡剤15が投入される。投入口14bは、着脱自在となった蓋14cによって密閉されている。
添加口13は、添加室14の底部14aの近傍に形成した開口14dと、配管2に形成した開口2aと、を連通する管状に形成されており、添加口13から通水路12の水が添加室14内に導入されて添加剤11および発泡剤15を浸漬するとともに、添加室14内で溶解した添加剤11の添加成分が添加口13を介して通水路12に供給されるようになっている。
添加剤11は、身体にとって有益なカルシウムやマグネシウムおよびナトリウムなどのミネラルを添加成分として含有し、固形状に成形することで形成されており、添加剤11が水に接触することにより添加成分が溶解するようになっている。
発泡剤15は、有機酸(例えば、クエン酸)と、炭酸塩(例えば、炭酸水素ナトリウム)と、を配合して固形状に成形されており、発泡剤15が水に接触することにより発泡するようになっている。
そして、添加室14に添加剤11と発泡剤15とを投入することにより、それらが添加室14内の水に接触し、添加剤11が溶解されるとともに発泡剤15が溶解しつつ発泡し、発泡した圧力で、添加室14内で溶解した添加剤11の成分が添加口13から通水路12に押し出されるようになっている。
以上の本実施形態によれば、添加室14に添加剤11と発泡剤15とを投入することにより、発泡剤15が添加室14内で発泡し、その圧力で添加室14内で溶解した添加剤11の成分を添加口13から通水路12に押し出すことができる。すなわち、通水路12の水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく通水路12の水に混合させることができるようになる。
また、本実施形態の水処理装置1は、配管2に添加装置10を設けることで形成されているため、添加装置10の効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
(第2実施形態)図2は、本発明の第2実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10Aは、少なくとも1つの添加口13を介して通水路12に連通し、添加剤11を収納する添加室14Sと、添加室14Sに連通して発泡剤15を収納する発泡室16と、を備えている。
本実施形態にあっても、添加室14Sは有底筒状に形成されており、底部14aの近傍に添加口13が設けられるとともに、上端の投入口14bは蓋14cによって着脱自在に密閉されている。また、発泡室16は、添加室14Sと同様に下端に底部16aを有する有底筒状に形成され、上端の投入口16bが蓋16cによって着脱自在に密閉されている。
そして、添加室14Sと発泡室16との連通は、それぞれの上端部どうし、つまり、添加室14Sの添加剤11を収納した部分よりも上方と、発泡室16の発泡剤15を収納した部分よりも上方と、が連通管17によって相互に連通されている。
また、添加口13から通水路12の水が添加室14S内に導入されて添加剤11を浸漬するとともに、添加室14S内の水が連通管17を介して発泡室16内に導入されて発泡剤15を浸漬する。
そして、添加室14Sに添加剤11を投入するとともに、発泡室16に発泡剤15を投入することにより、添加剤11が添加室14S内の水に接触して溶解されるとともに、発泡剤15が発泡室16内の水に接触して溶解しつつ発泡する。発泡剤15が発泡することで発泡室16から添加室14Sに圧力が導入され、導入した圧力で添加室14S内で溶解した添加剤11の成分が、添加口13から通水路12に押し出されるようになっている。
本実施形態にあっても水処理装置1Aは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Aを取り付けることで構成されている。
以上の本実施形態によれば、添加室14Sに添加剤11を投入するとともに、発泡室16に発泡剤15を投入することにより、発泡剤15が発泡して生じた圧力が発泡室16から添加室14Sに導入され、その導入した圧力で添加室14S内で溶解した添加剤11の成分を添加口13から通水路12に押し出すことができる。これにより、通水路12の水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく通水路12の水に混合させることができる。
また、本実施形態の水処理装置1Aは、配管2に添加装置10Aを設けることで形成されているため、添加装置10Aの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
(第3実施形態)図3は、本発明の第3実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10Bは、基本的に上記第2実施形態に示した添加装置10A(図2参照)と同様であって、添加剤11を収納する添加室14Sと、発泡剤15を収納する発泡室16と、を備え、添加室14Sが添加口13を介して通水路12に連通されるとともに、添加室14Sと発泡室16とが連通管17を介して相互に連通されている。
ここで、本実施形態が上記第2実施形態と主に異なる点は、発泡剤15の収納部としての発泡室16に、通水路12に連通して、この通水路12の水を導入する取水通路18を設けたことにある。
取水通路18は、配管2に形成した開口2bと、発泡室16の底部16aに形成した開口16dとを連通し、通水路12の水を発泡室16内に取り込むようになっている。このとき、取水通路18の途中には、発泡室16側から通水路12方向への流れを遮断する逆止弁19が設けられている。
また、本実施形態の水処理装置1Bは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Bを取り付けることで形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第2実施形態に示した添加装置10Aと同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、発泡室16に取水通路18を設けたので、この取水通路18を介して通水路12の水を発泡室16に積極的に導入することができる。これにより、発泡剤15の発泡を促進して、添加剤11の成分を通水路12に押し出す圧力をより高めることができる。なお、取水通路18には逆止弁19が設けられているので、発泡室16内で発泡剤15が発泡した圧力が、取水通路18を介して通水路12に逃げるのを阻止することができる。
また、本実施形態の水処理装置1Bは、配管2に添加装置10Bを設けることで形成されているため、添加装置10Bの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
図4は、第3実施形態の変形例を示している。
本変形例にかかる添加装置10Cは、基本的に上記第1実施形態に示した添加装置10(図1参照)と同様であって、添加剤11および発泡剤15を共に収納する添加室14を備え、この添加室14Sが添加口13を介して通水路12に連通されている。
ここで、本変形例が上記第1実施形態と主に異なる点は、発泡剤15の収納部としての添加室14に、通水路12に連通して通水路12の水を導入する取水通路18Aを設けたことにある。
取水通路18Aは、配管2に形成された開口2bと、添加室14の上部側面に形成された開口14eとを連通し、通水路12の水を添加室14内に取り込むようになっている。このとき、取水通路18Aの途中には、添加室14側から通水路12方向への流れを遮断する逆止弁19Aが設けられている。
また、本実施形態の水処理装置1Cは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Cを取り付けることで形成されている。
以上の本変形例によっても、上記第1実施形態に示した添加装置10と同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、添加室14に取水通路18Aを設けたので、この取水通路18Aを介して通水路12の水を添加室14に積極的に導入することができる。これにより、発泡剤15の発泡を促進して、添加剤11の成分を通水路12に押し出す圧力をより高めることができる。また、本変形例にあっても、取水通路18Aに逆止弁19Aが設けられているので、添加室14内で発泡剤15が発泡した圧力が、取水通路18Aを介して通水路12に逃げるのを阻止することができる。
また、本変形例の水処理装置1Cは、配管2に添加装置10Cを設けることで形成されているため、添加装置10Cの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
(第4実施形態)図5は、本発明の第4実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10Dは、基本的に上記第3実施形態に示した添加装置10B(図3参照)と同様であって、添加剤11を収納する添加室14Sと、発泡剤15を収納する発泡室16と、を備え、添加室14Sが添加口13を介して通水路12に連通されるとともに、添加室14Sと発泡室16とが連通管17を介して相互に連通され、かつ、発泡室16に取水通路18が設けられている。
ここで、本実施形態が上記第3実施形態と主に異なる点は、添加口13に、添加室14Sと通水路12との間を開閉制御する第1の開閉制御弁20を設けたことにある。
また、本実施形態の水処理装置1Dは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Dを取り付けることで形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第3実施形態に示した添加装置10Bと同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、添加口13に第1の開閉制御弁20を設け、添加室14Sと通水路12との間を開閉制御できるようにしたので、第1の開閉制御弁20を操作することにより、必要なときだけ添加剤11を通水路12に添加できるようになり、添加量を必要に応じて制御することができるようになる。
また、本実施形態の水処理装置1Dは、配管2に添加装置10Dを設けることで形成されているため、添加装置10Dの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
なお、本実施形態では、上記第3実施形態に第1の開閉制御弁20を設けた構造を例示したが、これ限ることなく、上記第2実施形態(図2参照)に第1の開閉制御弁20を設けた構造とすることも可能である。
図6は、第4実施形態の変形例を示している。
本変形例にかかる添加装置10Eは、基本的に上記第3実施形態の変形例に示す添加装置10C(図4参照)と同様であって、添加剤11および発泡剤15を共に収納する添加室14を備え、この添加室14Sが添加口13を介して通水路12に連通されるとともに、添加室14に取水通路18Aが設けられている。
ここで、本変形例が上記第3実施形態の変形例と主に異なる点は、添加口13に、添加室14と通水路12との間を開閉制御する第1の開閉制御弁20Aを設けたことにある。
また、本実施形態の水処理装置1Eは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Eを取り付けることで形成されている。
以上の本変形例によっても、上記第3実施形態の変形例に示す添加装置10Cと同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、添加口13に第1の開閉制御弁20Aを設けて、添加室14と通水路12との間を開閉制御できるようにしたので、必要なときだけ添加剤11を通水路12に添加できるようになり、添加量を必要に応じて制御することができるようになる。
また、本実施形態の水処理装置1Eは、配管2に添加装置10Eを設けることで形成されているため、添加装置10Eの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
なお、本変形例では、上記第3実施形態の変形例に第1の開閉制御弁20Aを設けた構造を例示したが、これに限ることなく、上記第1実施形態(図1参照)にあっても第1の開閉制御弁20Aを設けた構造とすることも可能である。
(第5実施形態)図7は、本発明の第5実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10Fは、基本的に上記第3実施形態に示した添加装置10B(図3参照)と同様であって、添加剤11を収納する添加室14Sと、発泡剤15を収納する発泡室16と、を備え、添加室14Sが添加口13を介して通水路12に連通されるとともに、添加室14Sと発泡室16とが連通管17を介して相互に連通され、かつ、発泡室16に取水通路18が設けられている。
ここで、本実施形態が上記第3実施形態と主に異なる点は、添加口13に、通水路12の水流によって負圧を発生する負圧発生部21を設けるとともに、添加室14Sと発泡室16との連通部となる連通管17に、これら添加室14Sと発泡室16との間を開閉制御する第2の開閉制御弁22を設けたことにある。
負圧発生部21は、ベンチュリ構造となっており、添加口13を通水路12内に延長し、その先端部を水流の下流方向に沿って折曲し、折曲した先端に開口13aを配置することで構成されている。そして、通水路12の水流によって下流方向に面した開口13aに負圧が発生することになり、その負圧によって添加室14S内の水と共に添加剤11の溶解した成分が通水路12内に吸引される。
したがって、通水路12の水流が十分にあるときは、負圧発生部21による添加室14S内の添加成分の吸引が十分であるため、発泡剤15による圧力を発泡室16から添加室14S内に導入する必要がなくなる。そのため、第2の開閉制御弁22を閉弁しておくことができる。
また、本実施形態では、添加室14Sの上部に逆止弁23を設けた大気導入管24が接続されており、第2の開閉制御弁22を閉弁した際には、大気導入管24から大気圧を添加室14Sに導入して、負圧発生部21により添加室14S内が負圧になるのを緩和するようにしている。したがって、逆止弁23および大気導入管24は、バキュームブレーカーとして機能し、逆止弁23は添加室14S内に流入する流れを許容する一方、添加室14Sから排出される圧力を遮断するようになっている。なお、大気導入管24の先端は通水路12に接続してもよく、この場合は、添加室14S内に円滑に水を補給できるようになる。
また、本実施形態の水処理装置1Fは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Fを取り付けることで形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第3実施形態に示した添加装置10Bと同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、添加口13に設けた負圧発生部21によって添加口13内に負圧を発生し、その負圧で添加室14S内で溶解した添加剤11の成分を通水路12内に吸引するようにしたため、通水路12の水流が十分にあるときは、添加室14Sと発泡室16との間に設けた第2の開閉制御弁22を閉弁した場合であっても、負圧発生部21によって添加成分を効率よく通水路12の水に混合させることができ、発泡室16内の発泡剤15の消耗を抑制できるようになる。
そして、通水路12の水流が不足して負圧発生部21に十分な負圧を発生することができない場合には、第2の開閉制御弁22を開弁して、発泡室16内の発泡圧力を添加室14に導入することにより、添加室14内で溶解した添加剤11の成分を通水路12に供給できる。
また、本実施形態の水処理装置1Fは、配管2に添加装置10Fを設けることで形成されているため、添加装置10Fの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
なお、本実施形態では、添加口13に負圧発生部21を設けるとともに、添加室14Sと発泡室16との連通部に第2の開閉制御弁22を設ける構造を、上記第3実施形態に適用した場合を示したが、これに限ることなく、上記第2実施形態(図2参照)および第4実施形態(図5参照)に、添加口13に負圧発生部21を設けるとともに、添加室14Sと発泡室16との連通部に第2の開閉制御弁22を設ける構造を適用することも可能である。第4実施形態に適用した場合には、添加口13に第1の開閉制御弁20が設けられることとなるが、この第1の開閉制御弁20を開弁したときに本実施形態の効果を発揮することができる。
(第6実施形態)図8は、本発明の第6実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10Gは、基本的に上記第4実施形態に示した添加装置10D(図5参照)と同様に、添加剤11を収納する添加室14Sと、発泡剤15を収納する発泡室16と、を備え、添加室14Sが添加口13を介して通水路12に連通されるとともに、添加室14Sと発泡室16とが連通管17を介して相互に連通され、かつ、発泡室16に取水通路18が設けられるとともに、添加口13に第1の開閉制御弁20が設けられている。
ここで、本実施形態が上記第4実施形態と主に異なる点は、発泡剤15の収納部としての発泡室16に、圧力検知部としての圧力計24Aを設けたことにある。圧力計24Aは、圧力引込み管24Apを介して発泡室16の上部の圧力を検出するようになっている。
また、本実施形態の水処理装置1Gは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Gを取り付けることで形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第4実施形態に示した添加装置10Dと同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、発泡室16に圧力計24Aを設けたので、発泡剤15の消耗による圧力低下をその圧力計24Aによって検出できる。これにより、発泡剤15を追加するタイミングを逃すことなく、常に添加剤11の成分を通水路12に安定して供給することができる。なお、圧力検知部は圧力計24Aに限ることなく、圧力を検知できる手段であればよい。
また、本実施形態の水処理装置1Gは、配管2に添加装置10Gを設けることで形成されているため、添加装置10Gの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
なお、本実施形態では、発泡室16に圧力検知部を設けた構造を上記第4実施形態に適用した場合を示したが、これに限ることなく、上記第2実施形態(図2参照)、第3実施形態(図3参照)および第5実施形態(図7参照)にあっても、発泡室16に圧力検知部を設けた構造を適用することができる。
図9は、第6実施形態の変形例を示している。
本変形例にかかる添加装置10Hは、基本的に上記第4実施形態の変形例に示す添加装置10E(図6参照)と同様に、添加剤11および発泡剤15を共に収納する添加室14を備え、この添加室14が添加口13を介して通水路12に連通されるとともに、添加室14に取水通路18Aが設けられ、かつ、添加口13に第1の開閉制御弁20Aが設けられている。
ここで、本変形例が上記第4実施形態の変形例と主に異なる点は、発泡剤15の収納部としての添加室14に、圧力検知部としての圧力計24Aを設けたことにある。圧力計24Aは、圧力引込み管24Apを介して添加室14の上部の圧力を検出するようになっている。
また、本実施形態の水処理装置1Hは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Hを取り付けることで形成されている。
以上の本変形例によっても、上記第4実施形態の変形例に示した添加装置10E(図6参照)と同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、発泡剤15を収納した添加室14に圧力計24Aを設けたので、発泡剤15の消耗による圧力低下をその圧力計24Aによって検出できる。これにより、発泡剤15を追加するタイミングを逃すことなく、常に添加剤11の成分を通水路12に安定して供給できる。
また、本実施形態の水処理装置1Hは、配管2に添加装置10Hを設けることで形成されているため、添加装置10Hの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
なお、本実施形態では、添加室14に圧力検知部を設けた構造を上記第4実施形態の変形例に適用した場合を示したが、これに限ることなく、上記第1実施形態(図1参照)および第3実施形態の変形例(図4参照)にあっても、添加室14に圧力検知部を設けた構造を適用することができる。
(第7実施形態)図10は、本発明の第7実施形態を示している。
本実施形態にかかる添加装置10Iでは、添加剤11と発泡剤15とを個別に用いるのではなく、水処理用の添加成分と発泡成分とを一体に成形した発泡性添加剤25を用いている。
本実施形態では、この発泡性添加剤25として、硫酸カルシウム剤および硫酸マグネシウム剤に炭酸カルシウムおよびクエン酸を含有させて固形状にしたものを用いている。
また、本実施形態では、上記第6実施形態の変形例に示した添加装置10H(図9参照)の添加室14内に、添加剤11および発泡剤15の代わりに発泡性添加剤25を収納した構成を例示している。
すなわち、添加装置10Iは、発泡性添加剤25を収納する添加室14を備え、この添加室14が添加口13を介して通水路12に連通されており、発泡性添加剤25の発泡成分が添加室14内で発泡した圧力で、添加室14内で溶解した発泡性添加剤25の添加成分を添加口13から通水路12に押し出すようになっている。また、添加室14に取水通路18Aが設けられるとともに、添加口13に第1の開閉制御弁20Aが設けられ、かつ、添加室14に圧力計24Aが設けられた構造となっている。
また、本実施形態の水処理装置1Iは、上記第1実施形態と同様に、内部が通水路12となる配管2を備え、その配管2に添加装置10Iを取り付けることで形成されている。
以上の本実施形態によれば、添加室14に、水処理用の添加成分と発泡成分とを一体に成形した発泡性添加剤25を投入することにより、発泡成分が添加室14内で発泡した圧力で、添加室14内で溶解した添加成分を添加口13から通水路12に押し出すことができる。これにより、通水路12の水の流れに頼ることなく、添加成分を効率よく通水路12の水に混合させることができる。
このとき、添加室14に投入される発泡性添加剤25は、添加成分と発泡成分とを一体に成形したものであるため、添加成分と発泡成分とがほぼ同期して消耗される。これにより、発泡成分の消耗を検知、たとえば、圧力計24Aで添加室14内の圧力を検知することで、添加成分の消耗を簡単に検出でき、発泡性添加剤25を滞りなく追加することができる。
また、本実施形態の水処理装置1Iによれば、配管2に添加装置10Iを設けることで形成されているため、添加装置10Iの効果を発揮しつつ、添加成分が混合された活水を安定的に配管2内の通水路12に供給することができる。
なお、本実施形態では、上記第6実施形態の変形例(図9参照)に発泡性添加剤25を用いた構造を適用した場合を示したが、これに限ることなく、上記第1実施形態(図1参照)、第3実施形態の変形例(図4参照)および第4実施形態の変形例(図6参照)にあっても、発泡性添加剤25を用いた構造を適用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
たとえば、上記第1〜第6実施形態およびその変形例では、固形化した添加剤を溶解させて添加成分を通水路に供給させるものを例示したが、液体の添加剤を用いることも可能である。
また、添加剤と発泡剤との間を移動可能な仕切板で仕切るようにしてもよい。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I 水処理装置
2 配管
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10H、10I 添加装置
11 添加剤(水処理用添加剤)
12 通水路
13 添加口
14 添加室(発泡剤の収納部)
14S 添加室
15 発泡剤
16 発泡室(発泡剤の収納部)
18、18A 取水通路
20、20A 第1の開閉制御弁
21 負圧発生部
22 第2の開閉制御弁
24A 圧力計(圧力検知部)
25 発泡性添加剤
2 配管
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10H、10I 添加装置
11 添加剤(水処理用添加剤)
12 通水路
13 添加口
14 添加室(発泡剤の収納部)
14S 添加室
15 発泡剤
16 発泡室(発泡剤の収納部)
18、18A 取水通路
20、20A 第1の開閉制御弁
21 負圧発生部
22 第2の開閉制御弁
24A 圧力計(圧力検知部)
25 発泡性添加剤
Claims (8)
- 少なくとも1つの添加口を介して通水路に連通し、水処理用の添加剤と発泡剤とを収納する添加室を備え、発泡剤が添加室内で発泡した圧力で、前記添加剤の成分を前記添加口から前記通水路に押し出すことを特徴とする水処理用添加剤の添加装置。
- 少なくとも1つの添加口を介して通水路に連通し、水処理用の添加剤を収納する添加室と、当該添加室に連通し、発泡剤を収納する発泡室と、を備え、発泡剤が発泡した圧力を前記発泡室から前記添加室に導入し、導入した圧力で前記添加剤の成分を前記添加口から前記通水路に押し出すことを特徴とする水処理用添加剤の添加装置。
- 前記発泡剤の収納部に、前記通水路に連通して当該通水路の水を導入する取水通路を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水処理用添加剤の添加装置。
- 前記添加口に、前記添加室と前記通水路との間を開閉制御する第1の開閉制御弁を設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の水処理用添加剤の添加装置。
- 前記添加口に、前記通水路の水流によって負圧を発生する負圧発生部を設けるとともに、前記添加室と前記発泡室との連通部に、これら添加室と発泡室との間を開閉制御する第2の開閉制御弁を設けたことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項に記載の水処理用添加剤の添加装置。
- 前記発泡剤の収納部に、圧力検知部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の水処理用添加剤の添加装置。
- 少なくとも1つの添加口を介して通水路に連通し、水処理用の添加成分と発泡成分とを一体に成形した発泡性添加剤を収納する添加室を備え、発泡性添加剤の発泡成分が添加室内で発泡した圧力で、当該添加室内で溶解した発泡性添加剤の添加成分を前記添加口から前記通水路に押し出すことを特徴とする水処理用添加剤の添加装置。
- 前記請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の添加装置を備えたことを特徴とする水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009126332A JP2010274153A (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 水処理用添加剤の添加装置および水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009126332A JP2010274153A (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 水処理用添加剤の添加装置および水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010274153A true JP2010274153A (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=43421614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009126332A Pending JP2010274153A (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 水処理用添加剤の添加装置および水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010274153A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112158992A (zh) * | 2020-09-26 | 2021-01-01 | 倪洋 | 一种节能环保型市政污水高效处理设备 |
-
2009
- 2009-05-26 JP JP2009126332A patent/JP2010274153A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112158992A (zh) * | 2020-09-26 | 2021-01-01 | 倪洋 | 一种节能环保型市政污水高效处理设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ZA200902699B (en) | Method for mixing liquid in a sealed container and mixture consisting of liquid and a fine-particle solid, ejector jet and use of the latter | |
JP5466817B2 (ja) | オゾン水製造装置 | |
JP2007289903A (ja) | マイクロバブル発生装置及び風呂システム | |
WO2016029682A1 (zh) | 一种无动力承压式二氧化氯自动发生混合消毒装置 | |
WO2006090869A1 (ja) | 次亜塩素酸又は亜塩素酸を主成分とした殺菌水の生成方法及び装置 | |
JP2008006397A (ja) | 微細気泡発生装置 | |
KR101404940B1 (ko) | 오존처리 연고 제조장치 및 연고제조방법 | |
JP2015062891A (ja) | 泡洗浄装置及び泡洗浄方法 | |
JP3163646U (ja) | 泡噴出器における噴出装置 | |
JP2006320899A (ja) | 炭酸ガス含有濃度制御が可能な炭酸ガス含有殺菌水生成方法および装置 | |
JP2010274153A (ja) | 水処理用添加剤の添加装置および水処理装置 | |
JP4631561B2 (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP2006263701A (ja) | 微量吐水可能な炭酸ガス含有殺菌水生成方法および装置 | |
JP2009017987A (ja) | 高膨張泡消火設備 | |
JP2017169798A (ja) | 吐出具 | |
KR20150074622A (ko) | 탄산수 제조장치 | |
JP2010029770A (ja) | 気泡発生装置 | |
JP2007330939A (ja) | 微細気泡発生器 | |
JP2007000546A (ja) | 微細気泡発生浴槽 | |
JP5959860B2 (ja) | 気液分離器およびそれを備えた溶解液生成装置、並びに、それを備えた衛生器具用洗浄装置 | |
CN107304573A (zh) | 一种用于马桶的卫生泡沫器的供液装置和供液方法 | |
JP2009178702A (ja) | 気液混合設備 | |
JP2011092895A (ja) | 炭酸水生成装置 | |
JP2007029400A (ja) | 微細気泡洗浄機能を有する浴槽 | |
JP2008049032A (ja) | 微細気泡発生装置 |