JP2010274107A - 上履き用インソール - Google Patents

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Abstract

【課題】子供の足の成長に影響がでなく、かつ安全に上履きを使用できる上履き用インソ
ールを得る。
【解決手段】 最下層2の部材と、中間層3の部材と、表層部材7と、中間層3の部材と
最下層2の部材との間に、樹脂又は樹脂による含浸が施されて踵部12を除いて中足部9
の中央からヒールカップ部Kiに渡って圧着され施された芯材6とで多層の上履き用イン
ソール1を生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、学校、幼稚園、病院等で使用される上履きに使用されるインソールに関する。
例えば、幼稚園、保育園、小学校、中学校等では上履き(ズック)が使用される。
図20は足のトラブルと子供の足についての父母の調査結果を説明する説明図である。
図20(a)は父母の足のトラブルについての調査結果を示したもので、足のトラブルを42%の方が経験していることを示している。図20(b)は子供の足のサイズの認識調査であり、父母の47%が子供の足のサイズを知っていることを示す。
図20(c)は、子供の足の成長についての父母の意識調査結果であり、父母の47%が子供の足について気にしていることを示している。
図21は子供の上履きについての父母の意識調査結果を説明する説明図である。図21(a)に示すように上履きの99%が指定上履きである。そして、図21(b)は91%の父母が上履きについて不満はないと回答している。
このような調査結果から判断するに、我が国の父母は子供の足についての認識が低く、足は全体重を支える重要な部位であり、成長期に履き物が直接的に足の骨格の成長に影響を及ぼすということに気付いていないと思われる。
子供の足骨格の成長において、その骨の数は、出生時から2歳程度までは成人の半分程度であり、8〜10歳程度に至り初めて骨の数は全て出現する。しかし、まだ骨及び骨格は未熟で完成されていない。このため、欧米では、子供の足骨格の成長を確認するために、小児検診の項目に、足の診断が組み入れられている。
しかし、我が国ではこうした足に関する小児検診の診断を組み入れてはいない。このようなわが国の実情も影響して、子供の成長期に履物が直接的に足の骨格の成長に影響を及ぼすということを認識していないと思われる。
一方、近年は靴用の中敷き(インソールともいう)が使用される傾向にある。靴用中敷きは、足の基本骨格を構成する3つのアーチ、すなわち、横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチをサポートする横アーチパッド、内側縦アーチパッド、外側縦アーチパッドを一体型にした靴中敷きである(特許文献1)。
特開平9−224703号公報
しかしながら、幼稚園、保育園、小学校、中学校等では、殆どの時間帯を、底がゴム皮1枚で布切れ1枚で足を覆う構造の上履き(ズック)をはいて過ごしているにもかかわらず、靴用中敷きが使用されることは稀である。これは、子供の足の成長過程に対して大人が無関心であることも原因の一つである。
また、子供は直に成長するので、保護者は大きめの上履きを購入して子供に使用させるのが一般的である。
このため、足がぶかぶかで、かつ布一枚で覆う構造であるから不安定である。従って、成長期の子供の足の骨格に影響を及ぼしたり、危険である。
本発明は、前述の課題を鑑みてなされたもので、子供の健やかな足の成長を促し、かつ
安全に上履きを使用できる上履き用インソールを得ることを目的とする。
本発明は、最下層の部材と、中間層の部材と、表層部材と、前記中間層の部材と最下層
の部材との間に施された芯材とでコーナカップ部を形成した多層構造の上履き用インソールである。
最下層の部材が足の中足部から足の後足部までを被う比較的硬度のある弾性体で、該範囲は前記表層部材及び中間層の部材の足の中足部から後足部に対応した形状であり、
前記最下層の部材と前記中間層との間に施された前記芯材は、
樹脂又は樹脂による含浸が施されて、踵部を除いて前記中足部からコーナカップ部に渡って圧着され、
前記最下層の部材及び中間層の部材は、
足裏の土踏まずの形状に合わせた凸形状を有して形成され、踵部の中央が前記中間層の部材の前足部の厚みと同程度にされ、中足部の両側から踵部周囲に渡ってコーナカップ部が形成されていることを要旨とする。
以上のように本発明によれば、上履き踵部の中央の厚みが薄く、また踵の周囲から中足部の両側にコーナカップ部Kiが施され、かつコーナカップ部Kiと中足部の中央から後足部の踵部12を除いた部分に樹脂又は樹脂による含浸を施した芯材が中間層と最下層の間に設けられているので、コーナカップ部Kiのカップ形状保持力が強化されることになるため足が安定する。
従って、子供の健やかな足の成長を促し、かつ安全に上履きを使用できる。
また、樹脂又は樹脂による含浸が施された芯材は、踵部の中央には施されていないので、踵の足当りがソフトになり踵が痛くなることはない。
本実施の形態の上履き用インソールの斜視図である。 Sサイズ上履き用インソールを説明する説明図である。 Sサイズ上履き用インソールを説明する説明図である。 Sサイズ上履き用インソールの上面図である。 図4のa−a断面図である。 芯材の説明図である。 Sサイズ上履き用インソールの詳細を説明する説明図である。 Sサイズ上履き用インソール1aに子供が足を置いたときの上面図である。 Mサイズ上履き用インソール1bを説明する説明図である。 Mサイズ上履き用インソール1bに子供が足を置いたときの上面図である。 Lサイズ上履き用インソール1cを説明する説明図である。 Lサイズ上履き用インソール1cに子供が足を置いたときの上面図である。 他の実施の形態の上履き用インソールの斜視図である。 他の実施の形態のSサイズ上履き用インソール1e(左足)を説明する説明図である。 他の実施の形態のMサイズ上履き用インソール1f(左足)を説明する説明図である。 他の実施の形態のLサイズ上履き用インソール1g(左足)を説明する説明図である。 上履き用インソールを上履きに使用した場合の効果を説明する説明図である。 上履き用インソールを上履きに使用した場合の効果を説明する説明図である。 履き心地の調査結果を説明する説明図である。 足のトラブルと子供の足についての父母の調査結果を説明する説明図である。 上履きに対しての意識調査の結果を説明する説明図である。
上履きのサイズ毎に、15cm〜16cm(Sサイズ)、17cm〜18cm(Mサイズ)、19〜21cm(Lサイズ)を一例として説明する。
図1は本実施の形態の上履き用インソールの斜視図である。図1に示すように、上履き用インソール1は、ウレタン素材の最下層2(斜線部)と、このウレタン素材より硬度が少し低いウレタン素材の中間層3と、最下層2と中間層3との間に設けた樹脂(スチレン又はクロロプレン;アイオノマー又はABS樹脂を含む)若しくは樹脂が施された芯材6と、表層布材7とを熱圧着形成している。そして、前足部8を除いて、中足部9及び後足部10の周囲に渡ってコーナカップ部Ki(側面側はコーナカップ部KbとKc、踵部はヒールカップ部Ka)を形成している。
但し、踵部12は上履きの底に踵がほぼ水平になるように大きな窪みにされて、かつ芯材6は踵部12には施されていない。
つまり、上履きに本実施の形態の上履き用インソール1を用いると、踵部12が深く、かつコーナカップ部Kiが踵部12の周囲から中足部9に設けられているので足が安定し、また踵部12には芯材6が施されていないので、踵の足当りがソフトになり痛くなることはない。
さらに、図1に示すように、横アーチラインAbを形成させるための凸部C13(以下横アーチ部C13)と、外側縦アーチラインAaを形成させるための凸部C12(以下外側縦アーチ部C12)と、内側縦アーチラインAcを形成するための凸部C11(以下内側縦アーチ部C11)とを形成している。
図2及び図3は15cm〜16cm用の上履き用インソール(以下Sサイズ上履き用インソールという)を説明する説明図である。
図2(a)はSサイズ上履き用インソール1aの平面図であり、図2(b)は側面図である。また、図2(c)はC13の厚みを説明するための拡大図である。
図3(a)は斜視図である。図3(b)は図3(a)のA矢視図である。
これらの図に示すように、内側に近づくにつれて凸部が次第に高くなり(図3(a)、図3(b)参照)、踵部12は足を安定させるために低くなっている。またコーナカップ部Kiが前足部8を除いて周囲に形成されている。また、図2(b)に示すように、ヒールカップKaの外側は大きな丸みが施されないで立ち上がった形にされている。これは、学校等で履かれる上履きは踵に丸みを形成しないで作製されているためである。
さらに、図2(b)に示すように、横アーチ部C13の最大高さは中間層3の先端部の厚み程度の高さから約4〜8(好ましくは6mm)mm程度であり、コーナカップKbは踵部12の底から約14〜18(好ましくは16mm)mm程度にされている。
図4はSサイズ上履き用インソールの上面図であり、図5は図4のa−a断面図である。但し、図4は心材6および中間層3を強調して示しており、実際は図5に示すように最下層2の上に中間層3が形成されている。
図4及び図5に示すようにSサイズ上履き用インソール1aは、中足部9の中央di当たりから踵部12を除いて後足部10の周囲のヒールカップKaまでに芯材6を施している。図5に示すように、この芯材6は、中間層3と最下層2との間に熱圧着されている。
そして、この芯材6は図6に示すようにして形成されている。芯材6は例えば図6(a)、又は図6(b)のようにして形成している。
例えば、図6(a)に示すように、布(横糸6a、縦糸6bとを絡ませている)の樹脂6c(スチレン又はクロロプレンを含む)を含浸させて、ある程度の硬さと形状保持力を持たせている。
また、図6(b)は、布を用いないでABS樹脂で形成している例を示している。
このような芯材6を用いることによってコーナカップ部Kiが形よくある程度の硬さと形状保持力をもって成型される。
図7はSサイズ上履き用インソールの詳細を説明する説明図である。図7(a)は上面図である。図7(b)は側面図である。図7(a)に示すように芯材6を中間層3と最下層2との間に施して(踵部12を除く)いるので、その芯材6のエリアがすなわち樹脂による強化エリアとなる。
なお、図7(a)は芯材6が形成する強化エリアを強調するために強化エリアを斜線で示している。
また、図7(a)に示すように、強化エリアは踵部12のヒールカップ部kaの起点KA(基準にした点)から約45〜80(好ましくは70mm)mmとしている。なお、図7(a)の〇印は、内側縦アーチ部C11、踵部12のヒールカップ部Ka、横アーチ部C13、外側縦アーチ部C12の最も高い点を示し、それぞれを起点と称した。
そして、図7(b)に示すように、踵部12のヒールカップ部Kaの高さが約16〜20(好ましくは18mm)mm程度であり、踵部12の厚みが約2〜4(好ましくは3mm)mm程度としている。また、横アーチ部C13の起点4の高さが約5〜9(好ましくは7mm)mm程度で、外側縦アーチ部C12の起点5の高さが約15〜19(好ましくは17mm)mm程度で、内側縦アーチ部C11の起点11の高さが約13〜17(好ましくは15mm)mm程度であることを示している。
図8はSサイズ上履き用インソール1aに子供が足を置いたときの上面図(右足)である。但し図8は骨格も記載している。図8に示すように、横アーチ部C13と、内側縦アーチ部C11とからなる凸部は、第1中足骨20の第1中足骨骨頭21に近い部分を通り、第2中足骨22と第2中足骨骨頭24の間を通り、第3中足骨23の先端を斜めに通って第3中足骨の中央を通り第3中足骨の骨底を斜めに通って、第1楔状骨32の距骨よりの端を通って内側縁に至る。
そして、外側縦アーチ部C12は、第5中足骨骨底付近の外側縁から立方骨35の当該インソールの外側となる角部を通って外側の縁に至る。
また、含浸布材6は、踵骨33及び距骨30の一部を除いた丸型の開口を有して中足部9及びコーナカップ部Kiに施されている。
図9はMサイズ上履き用インソール1bを説明する説明図である。
図9(a)は上面図である。図9(b)は側面図である。図9(a)に示すように芯材6を中間層3と最下層2との間に施して(踵部12を除く)いるので、その芯材6のエリアがすなわち樹脂による強化エリアとなる。
なお、図9(a)は芯材6が形成する強化エリアを強調するために強化エリアを斜線で示している。
また、図9(a)に示すように、強化エリアは踵部12のヒールカップ部Kaの起点KAから約45〜80(好ましくは70mm)mmとしている。また、図9(b)に示すように、踵部12のヒールカップ部Kaの高さが約17〜21(好ましくは19mm)mm程度であり、踵部12の厚みが約2〜4(好ましくは3mm)mm程度としている。
また、横アーチ部C13の起点4の高さが約6〜10(好ましくは8mm)mm程度で、外側縦アーチ部C12の起点5の高さが約16〜20(好ましくは18mm)mm程度で、内側縦アーチ部C11の起点11の高さが約15〜19(好ましくは17mm)mm程度であることを示している。
図10はMサイズ上履き用インソール1bに子供が足を置いたときの上面図である。但し図10は骨格を記載している。図10に示すように、横アーチ部C13と、内側縦アーチ部C11とからなる凸部は、第1中足骨20の第1中足骨骨頭21に近い部分を通り、第2中足骨22と第2中足骨骨頭24の間を通り、第3中足骨23の第3中足骨骨頭25の端を通って第4中足骨26の中央付近を通って第3中足骨23の端を斜めに通って、第2楔状骨28の端を斜めに通って、舟状骨29の中央を斜めに通って本インソールの内側縁に至る。
そして、外側縦アーチ部C12は、第5中足骨骨底付近の外側縁から立方骨35の当該インソールの外側となる角部を通って外側の縁に至る。
また、芯材6は、踵骨33あたりに丸型の開開を有して中足部9及びコーナカップ部Kiに施されている。
図11はLサイズ上履き用インソール1cを説明する説明図である。
図11(a)は上面図である。図11(b)は側面図である。図11(a)に示すように芯材6を中間層3と最下層2との間に施して(踵部12を除く)いるので、その芯材6のエリアがすなわち樹脂による強化エリアとなる。
なお、図11は芯材6が形成する強化エリアを強調するために強化エリアを斜線で示している。
また、図11(a)に示すように、強化エリアは踵部12のヒールカップKaの起点KAから約45〜80(好ましくは70mm)mmとしている。また、図11(b)に示すように、踵部12のヒールカップ部Kaの高さが約19〜23(好ましくは21mm)mm程度であり、踵部12の厚みが約2〜4(好ましくは3mm)mm程度としている。また、横アーチ部C13の起点4の高さが約8〜12(好ましくは10mm)mm程度で、外側縦アーチ部C12の起点5の高さが約18〜22(好ましくは20mm)mm程度であり、内側縦アーチ部C11の起点11の高さが約19〜23(好ましくは21mm)mm程度であることを示している。
図12はLサイズ上履き用インソール1cに子供が足を置いたときの上面図である。但し図12は骨格を記載している。図12に示すように、横アーチ部C13と、内側縦アーチ部C11とからなる凸部は、子供の足が成長したことにより、第1中足骨20の中央部、第2中足骨22の第2中足骨骨頭24の近くを通り、第3中足骨23の第3中足骨骨頭25の近くを通って第4中足骨26の中央付近を通って第3中足骨23の骨底近くを斜めに通って、第2楔状骨28の角を斜めに通って、舟状骨29の中央を斜めに通って本インソールの内側縁に至る。
そして、外側縦アーチ部C12は、第5中足骨骨底付近の外側縁から立方骨35側の踵骨33に対向する当該インソールの外側に設けられる。
また、芯材6は、踵骨33及び距骨30の一部を除いた丸型の開口を有して中足部9及びコーナカップ部Kiに施されている。
すなわち、Lサイズ用は子供の足の骨格が完成してアーチ部がしっかりと形成されてきているので、凸部の高さを高くしていると共に、コーナカップ部Kiも高くしている。但し、踵部の高さは足の安定を重要視するのでSサイズ、Mサイズ、Lサイズとも約2〜4(好ましくは2mm)mmとしている。
<他の実施の形態>
図13は他の実施の形態の上履き用インソールの斜視図である。図13に示すように、横アーチ部C13の凸部(比較的出ている部分)は、横アーチラインAbを超えないように形成されている。
本実施の形態では左足用を例にして説明する。
図14はSサイズ上履き用インソール1eに子供が足を置いたときの上面図である(左足)。但し図14は骨格も記載している。また、凸部を強調して説明する。
図14に示すように、横アーチ部C13の凸部は、第1中足骨20の骨底(左角)を通って、骨端部の中央、第1楔状骨32の左上を通って、第3中足骨23の骨底付近を通って、第4中足骨26の中央付近を通って、第3中足骨骨頭25及び第2中足骨骨頭24より少し下を通って、第1中足骨20の骨底(左角)に至る。
すなわち、横アーチ部C13の凸部(比較的出ている部分)は、横アーチラインAbを超えないように形成されている。
さらに、内側縦アーチ部C11は、第1中足骨20の第1中足骨骨頭21に近い部分を斜めに通り、第2中足骨22と骨端部との間付近を通り、第1楔状骨32の距骨よりの端を通って内側縁に至る。
また、外側縦アーチ部C12は、第5中足骨骨底付近の外側縁から立方骨35の当該インソールの外側となる角部を通って外側の縁に至る。
図15はMサイズ上履き用インソール1fに子供が足を置いたときの上面図である(左足)。但し、図15は骨格を記載している。凸部を強調して説明する。
図15に示すように、横アーチ部C13の凸部は、第1中足骨20の骨底(左角:Sサイズより小さな領域)及び骨端部の中央(やや第2中足骨22側)を通って、第1楔状骨32の左上を通って、第2楔状骨28及び第2楔状骨34の中央付近を通って第4中足骨26の骨底右側付近を通って、第4中足骨26の中央付近を通って、第3中足骨骨頭25及び第2中足骨骨頭24より少し下(Sサイズより下)を通って、第1中足骨20の骨底(左角)に至る。
すなわち、横アーチ部C13の凸部(比較的出ている部分)は、Sサイズよりも横アーチラインAbを超えないように形成されている。
さらに、内側縦アーチ部C11は、第1中足骨20の第1中足骨骨頭21に近い部分を斜めに通り、第2中足骨22と骨端部との間付近(Sサイズより第2中足骨22側)を通り、第1楔状骨32の距骨よりの端を通って内側縁に至る。
また、外側縦アーチ部C12は、第5中足骨骨底付近の外側縁から立方骨35の当該インソールの外側となる角部を通って外側の縁に至る。
図16はLサイズ上履き用インソール1gに子供が足を置いたときの上面図である(左足)。但し、図16は骨格を記載している。
図16に示すように、横アーチ部C13の凸部は、第1中足骨20の骨底(左角:Mサイズより内側)を通って、骨端部の中央付近(Mサイズより内側)、第1楔状骨32の左上(Mサイズより第2中足骨側)を通って、第2楔状骨28及び第3楔状骨34を通って、第4中足骨26の中央付近を通って、第3中足骨骨頭25及び第2中足骨骨頭24より少し下を通って、第1中足骨20の骨底(左角)に至る。
すなわち、横アーチ部C13の凸部(比較的出ている部分)は、横アーチラインAbを超えないように形成されている。
さらに、内側縦アーチ部C11は、第1中足骨20の第1中足骨骨頭21に近い部分を斜めに通り、第2中足骨22と骨端部との間付近を通り、第1楔状骨32と第2楔状骨28との間付近を斜めに内側縁に至る。
そして、外側縦アーチ部C12は、第5中足骨骨底付近の外側縁から立方骨35側の踵骨33に対向する当該インソールの外側に設けられる。
(効果の説明)
上記の上履き用インソールを上履きに使用した場合の効果を図17及び図18を用いて説明する。
図17(a)は上履きと足裏の接触面積を説明する説明図であり、インソール無しでは足裏との接触面積が低下しているが、インソール有りの場合は接触面積が増加している。
この様子を足裏の画像で示したのが図17(b)であり、上がインソール無しであり、下がインソール有りである。図17(b)に示すように、本インソールを上履きに使用すると接触面積が増えしっかりとサポートできている。
そして、図18は本インソールを使用したときと使用しないときの状態を荷重で説明する説明図である。
図18(a)に示したように、インソール無しでは特に踵に荷重がかかり、インソール有りでは荷重が分散し踵の荷重が低減している。この様子を図18(b)に立体的に示している。高いピークが荷重の量を示している。
図19は上記の上履き用インソールを上履きに使用した場合の、履き心地の調査結果を説明する説明図である。図19(a)に示すように対象者が子供であるのでわからないが32%であったが、約6割は良かったと回答があり、また図19(b)に示すように、「良かった」とする内容の調査結果からふかふかして足裏にフィットしている傾向が強く、足のアーチをサポートして衝撃を和らげている結果が得られた。
なお、上記実施の形態では子供用として説明したが介護センターや、病院等で大人が履いてもよい。大人の場合はアーチが完成しているので凸部を高くしたり、またコーナ部を高くしたりすることが望ましい。
1a Sサイズ上履き用インソール
2 最下層
3 中間層
6 強化エリアの芯材
7 表層布材
12 踵部
20 第1中足骨
21 第1中足骨骨頭
22 第2中足骨
23 第3中足骨
24 第2中足骨骨頭
25 第3中足骨骨頭
26 第4中足骨

Claims (5)

  1. 最下層の部材と、中間層の部材と、表層部材と、前記中間層の部材と最下層の部材との間に施された芯材とでヒールカップ部を形成した多層構造の上履き用インソールであって、
    最下層の部材が中足部から踵部までの範囲を被う形状の比較的硬度のある弾性体で、該範囲は前記表層部材及び中間層の部材の中足部から後足部に対応した形状であり、
    前記最下層の部材と前記中間層との間に施された前記芯材は、
    樹脂又は樹脂による含浸が施されて、前記踵部を除いて前記中足部の中央からコーナカップ部に渡って圧着され、
    前記最下層の部材及び中間層の部材は、
    足裏の土踏まずの形状に合わせた凸形状を有して形成され、踵部の中央が前記中間層の
    部材の前足部の厚みと同程度にされ、中足部の両側から踵部周囲に渡ってコーナカップ部が形成され
    ていることを特徴とする上履き用インソール。
  2. 前記表層部材は、天然皮革、人工皮革或いは布材であることを特徴とする請求項1記載の上履き用インソール。
  3. 前記踵部のヒールカップ部の外側は、
    前記最下層の部材と中間層の部材とで、ほぼ垂直に形成していることを特徴とする請求項1又は2記載の上履き用インソール。
  4. 前記最下層の部材と中間層の部材とで形成する前記踵部の中央の厚さは、約2〜4mm程度であり、
    前記ヒールカップ部の踵部の高さは、16mm〜23mm程度であり、
    横アーチ部は5mm〜12mm程度であり、
    外側縦アーチ部は13mm〜22mm程度であり、
    内側縦アーチ部は15mm〜23mm程度であることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の上履き用インソール。
  5. 足のサイズが15cm〜16cmのSサイズの場合は、
    前記横アーチ部の高さが5〜9mm程度で踵部のヒールカップ部の高さは16〜20mm程度であり、外側縦アーチ部の高さは13〜17mm程度で内側縦アーチ部は15〜19mm程度であり、
    17cm〜18cmのMサイズの場合は、
    前記横アーチ部の高さが6〜10mm程度で踵部のヒールカップ部の高さは17〜21mm程度であり、外側縦アーチ部の高さは16〜20mm程度で内側縦アーチ部の高さは15〜19mm程度であり、
    19cm〜21cmのLサイズの場合は、
    前記横アーチ部の高さが8〜12mm程度で踵部のヒールカップ部の高さは19〜23mm程度であり、外側縦アーチ部の高さは18〜22mm程度であり、内側縦アーチ部の高さは19〜23mm程度であることを特徴とする請求項4記載の上履き用インソール。
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