JP2023001295A - カウンタを備えた靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は安定性能、プロネーション抑制機能およびホールド機能を高めると共に、踵に対するアッパーの足沿いを向上させることができるカウンタを備えた靴を提供することである。【解決手段】履き口20を定義する柔軟なアッパー2と、履き口20の上縁の下方位置において、下方Dに向かって凸の内足側の第1カウンタライン11および外足側の第2カウンタライン12で上縁が定義され、アッパー2を保形するカウンタ1とを備え、第2カウンタライン12上の最下端の第4点O4が第1カウンタライン11上の最下端の第2点O2よりも下方に配置され、第4点O4がアッパー2に収容された中敷7の全長に対して、アッパー2の内部の後端24から15%以内の位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明はカウンタを備えた靴に関する。
アッパーの踵部を保形するカウンタは公知である(特許文献)。走行時や歩行時において、足は踵の外足側から接地した後、内側に倒れるようにプロネーションを呈する。この際、カウンタは安定性能とプロネーションの抑制機能を発揮する。また、その後のヒールライズの際には、アッパー内で踵がソールから浮き上がらないように、踵をホールドするホールド機能を発揮する。
US8,677,656 B2 JP2008-206629 A
しかし、カウンタはアッパーの剛性を大きくする。そのため、足の踵に対するアッパーの足沿いを低下させるおそれがある。
したがって、本発明の目的は安定性能、プロネーション抑制機能およびホールド機能を高めると共に、踵に対するアッパーの足沿いを向上させることができるカウンタを備えた靴を提供することである。
本発明の原理について図6を用いて説明する。
図6(a)は右足を斜め後方の1つの角度から見た斜視図、図6(b)は右足および骨格を斜め後方の別の角度から見た斜視図である。図6(c)および(d)はそれぞれ、右足を斜め前方から見た斜視図である。
足の踝は内足側の内踝Aよりも外足側の外踝Aの方が下方に位置する。図6(b)の踵の内足側には踵骨載距突起Aと呼ばれる突起などがあり、図6(a)の内足側において若干張り出した部分F1がある。一方、図6(a)の踵の外足側には外踝Aの斜め後方において、外踝Aと足裏との間において括(くび)れた括れ部F2がある。前記足裏から括れ部F2まで踵の外足側は上方に向かってテーパ状に細くなっている。
したがって、従来の一般的なカウンタのように、内外で同等の形状および構造とすると、カウンタ部分においてアッパーの足沿いが内外のいずれか一方で低下する要因となるであろう。
本発明に係る靴は、第1の局面において、内足ライン21および外足ライン22により履き口20の上縁が定義されるアッパー2と、カウンタ1とを備える。前記カウンタ1は、前記履き口20の上縁の下方位置において、下方Dに向かって凸の内足側の第1カウンタライン11および外足側の第2カウンタライン12で上縁が定義される。前記内足ライン21上の最下端の第1点O1と前記第1カウンタライン11上の最下端の第2点O2との高さ方向の差で内足高低差Hが定義される。前記外足ライン22上の最下端の第3点O3と前記第2カウンタライン12上の最下端の第4点O4との高さ方向の差で外足高低差Hが定義される。前記外足高低差Hは前記内足高低差Hよりも大きい。
ここで、第1の局面において、外足高低差Hは内足高低差Hよりも大きく、そのため、外足側の第2カウンタライン12が内足側の第1カウンタライン11よりも下方に配置されるだろう。このように第2カウンタライン12が前記下方に配置された外足側のカウンタは、前記外足側の括れ部F2よりも下方の部位に接し易く、踵の外足側に対しアッパーをフィットさせ易くするだろう。
本明細書において、内足ラインおよび外足ラインとは、履き口20を定義するトップラインの内足側および外足側のラインを意味し、両者はアッパーの後端側において互いに連なる。内足側および外足側とは、各々、足の内足および外足を覆う部位でアッパーの内外側面図において視認される部位を意味する。カウンタの上縁を定義する第1カウンタライン11および第2カウンタライン12とは内外のカウンタの横断面において最も上方の点を前後に連ねたラインを意味する。したがって、各カウンタラインの真下にカウンタの部分が存在し、各カウンタラインの真上にはカウンタの部分は存在しない。
本発明に係る靴は、第2の局面において、アッパー2と、前記アッパー2に接合されたソールと、カウンタ1とを備える。前記アッパー2は、内足側および外足側において各々、履き口20の上縁を定義し、下方Dに向かって凸の内足ライン21および外足ライン22を有する。前記カウンタ1は、前記履き口20の後部の下方位置において前記ソール4から上方に延びアッパー2の内足側、背側および前記外足側に配置されたヒール部15を有する。前記カウンタ1は、前記内足側および前記外足側の前記履き口20の前部の下方位置において、各々、前記ヒール部15から斜め前方の上方に延びる内足側および外足側の可動部16を有する。前記カウンタ1の上縁は、前記内足側および前記外足側において内足ライン21および外足ライン22のそれぞれに沿い下方Dに向かって凸の第1カウンタライン11および第2カウンタライン12で定義される。前記内足ライン21上の最下端の第1点O1と前記第1カウンタライン11上の最下端の第2点O2との高さ方向の差で内足高低差Hが定義される。前記外足ライン22上の最下端の第3点O3と前記第2カウンタライン12上の最下端の第4点O4との高さ方向の差で外足高低差Hが定義される。前記最下端の第3点O3は、前記最下端の第1点O1よりも下方Dに配置されている。前記外足高低差Hは前記内足高低差Hよりも大きい。
本局面において、ヒール部は踵をアッパーで捉んだ状態を助け、前記安定性能と前記ホールド機能を発揮するであろう。
一方、ヒール部から斜め前方の上方に延びる可動部は、シューレースなどにより足の側面に沿うように互いに引き寄せられ、カウンタによるアッパーの足沿いを向上させるであろう。
一般的な大人の男性であれば、外踝は7mm以上内踝よりも下方に、12mm以上内踝より後方に位置しているといわれている。本局面において、第3点O3は第1点O1よりも下方Dに配置されていることにより、内踝よりも低い位置にある外踝に外足ライン22が干渉しないようにすることができる。更に内足高低差Hが外足高低差Hよりも小さいことにより、内足側においてカウンタ1の足の側面を支える機能が外足側よりも大きくなる。したがって、足が内側に倒れる前記プロネーションを抑制する機能が高くなるであろう。特に、外足高低差Hが内足高低差Hよりも大きいので、第1点O1よりも下方に配置された第3点O3から更に大きく離れた下方にカウンタの第4点O4が配置されることになる。したがって、外踝から外足側の第2カウンタライン12までの高さが大きくなる。そのため、外踝の膨らみにカウンタが対峙することがなく、したがって、外踝の下方位置の外足側において前記括れ部F2よりも下方の部位にカウンタが更に接し易くなるであろう。その結果、外足側においては、カウンタ1の足沿いが更に良好になるだろう。
これに対し、公知のカウンタは、内外が略同様な形状および大きさで形成されている。したがって、公知のカウンタを運動靴に適用した場合、内足高低差Hが大きくなり、外足高低差Hが小さくなる。このような構造では、内足側においては、カウンタ1にサポートされる部分が不足し、足が内足側に倒れるのを十分に抑制できないだろう。また、外足側においては、第2カウンタライン12が外踝に近すぎて、カウンタ1の足沿いが良くないだろう。
本発明に係る靴は、第3の局面において、履き口20を定義するアッパー2と、カウンタ1とを備える。前記カウンタ1は、前記履き口20の上縁の下方位置において、下方Dに向かって凸の内足側の第1カウンタライン11および外足側の第2カウンタライン12で上縁が定義される。前記第2カウンタライン12上の最下端の第4点O4が前記第1カウンタライン11上の最下端の第2点O2よりも下方に配置されている。前記第4点O4が前記アッパーに収容された中敷7の全長に対して、前記アッパー2の内部の後端24から15%以内の位置に配置されている。
本局面において、外足側のカウンタライン12の最下端の第4点O4は、前記後端から15%以内の位置に配置されており、そのため、足が靴に挿入されたときに外踝よりも後方に位置する。したがって、外踝よりも後方のアッパーの部位が外足側において足に沿い易いであろう。
図1(a)および(b)は、それぞれ、本発明の実施形態1を示す靴の内側面図および外側面図、(c)は中敷きを示す靴の部分縦断面図である。 なお、図1において、カウンタにはドット模様が付されている。 図2(a)および(b)は、それぞれ、靴の後足部を示す内側面図および外側面図である。 図3(a)および(b)は、それぞれ、靴の後足部を示す内側面図および外側面図である。 図4(a)および(b)は、それぞれ、靴の後足部を示す内側面図および外側面図である。 図5(a),(b)および(c)は、それぞれ、カウンタを示す内側面図、外側面図および背面図である。 図6(a)および(b)は、それぞれ、足を斜め後方の別々の角度から見た足の斜視図、図6(c)および(d)は、それぞれ、足を斜め前方の別々の角度から見た足の斜視図である。 図7(a)および(b)は、それぞれ、実施形態2の靴の後足部を示す内側面図および外側面図である。 図8(a)および(b)は、それぞれ、実施形態3の靴の後足部を示す内側面図および外側面図である。 図9(a)および(b)は、それぞれ、実施形態4の靴の内側面図および外側面図である。 図10(a)および(b)は、それぞれ、実施形態5の靴の内側面図および外側面図である。 図11(a)および(b)は、それぞれ、実施形態6の靴の内側面図および外側面図である。
本開示の実施は、以下の任意選択の特徴のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
本発明を実施するための形態において、一部の例では、前記第3点O3が前記第1点01よりも下方Dに配置されている。
一部の例では、前記内足ライン21上の後端側の最上点Oから前記第1点O1までの高さ方向の差で第1高低差H1が定義される。また、内足側において前記第1カウンタライン11および第2カウンタライン12における後端の第5点O5から前記第2点O2までの高さ方向の差で第2高低差H2が定義される。また、外足側において前記第5点O5から前記第4点O4までの高さ方向の差で第3高低差H3が定義される。本例は下記の式(100)を満たしている。
H3>H1>H2 ……(100)
一部の例では、靴の前後方向のサイズをSとしたとき、下記の式(110)を満たす。
S/100<H-H<S/10 ……(110)
前記式(110)によれば前記サイズが27cm用である場合、(H-H)の値は2.7mm~27mmである。また、前記サイズが10インチ用である場合、(H-H)の値は0.1~1.0インチである。
なお、本明細書において、靴の前後方向のサイズSとは、販売される靴やタグに表示された着用者の足のサイズを意味する。
一部の例では、前記カウンタ1の前記第4点O4が、前記アッパー2の前記第3点O3よりも靴の前後方向の後方Bに配置されている。
一部の例では、前記第1点O1から第2点O2までの前後方向の距離で第1距離Dが定義される。また、第3点O3から第4点O4までの前後方向の距離で第2距離Dが定義される。本例において、前記第2距離Dは前記第1距離Dよりも大きい。
一部の例では、前記カウンタ1は、前記内足側の前記ソール上縁における前記カウンタ1の最前端となる内足下端点O6から斜め前方の上方に向かって延びる内前端ライン13が定義される。また、前記カウンタ1は、前記外足側の前記ソール上縁における前記カウンタ1の最前端となる外足下端点O7から斜め前方の上方に向かって延びる外前端ライン14が定義される。
一部の例では、前記外足下端点O7が前記内足下端点O6よりも前記靴の前後方向の後方Bに配置されている。
一部の例では、前記内足側における前記第2点O2から前記内足下端点O6までの距離で第1幅Wが定義される。また、前記外足側における前記第4点O4から前記外足下端点O7までの距離で第2幅Wが定義される。本例において、前記第1幅Wは前記第2幅Wよりも大きい。
一部の例では、前記アッパー2に接合されたソールを更に備える。本例において、前記カウンタ1は、前記履き口20の後部の下方位置において前記ソールから上方に延び前記アッパー2の前記内足側、背側および前記外足側に配置されたヒール部15を有する。前記カウンタ1は、前記内足側および前記外足側の前記履き口20の前部の下方位置において、各々、前記ヒール部15から斜め前方の上方に延びる内足側および外足側の可動部16を有する。
本明細書において、アッパーの背側とは、少なくともアッパーの最後端の部位を含み、前記内足側および外足側の後端部分を含むが、前記内外足側との境界は問題としない。
一部の例では、前記第4点O4が前記第2点O2よりも前記靴の前後方向の後方Bに配置されている。
一部の例では、前記靴は、前記アッパー2の内足部2Mと外足部2Lとを互いに引き寄せるシューレース5を更に備える。本例において、前記内足部2Mおよび外足部2Lは、前記シューレースが係合する複数のハトメHを定義する。前記内足側および外足側の可動部16は、前記内足部2Mおよび外足部2Lのハトメのうち、各々、最後端のハトメHに向かって延びている。
一部の例では、前記第2点O2から前記内足側の前記可動部16の先端までの前後方向の長さで第1長さLが定義される。また、前記第4点O4から前記外足側の前記可動部16の先端までの前後方向の長さで第2長さLが定義される。本例において、前記第2長さLは前記第1長さLよりも長い。
1つの前記各実施態様に関連して説明および/または図示した特徴は、1つまたはそれ以上の他の実施態様または他の実施形態において同一または類似な形で、および/または他の実施態様の特徴と組み合わせて、または、その代わりに利用することができる。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施形態の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかし、実施形態および図面は、単なる図示および説明のための例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図されるべきである。本明細書においては、特に言及しない限り、添付図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。本明細書において前後方向は、つま先側を前方F、踵側を後方Bとする。
(実施形態1)
図1~図5は実施形態1を示す。図1に示すように、本運動靴は、アッパー2、ソール4およびカウンタ1を備える。
図示していないが、アッパー1は外甲材(アウタスキン)と腰裏材(インナスキン)との間に樹脂の発泡体からなるクッション材を備えていてもよい。
アッパー2には図示しない周知のインソールが縫合されていてもよい。図2のアッパー2には脚が上方に延び、かつ、足を挿入するための履き口20が形成されている。アッパー2内には図1(c)に示す中敷き7がインソール上に配置されている。
図1において、アッパー2は例えばシューレース5のような締結具を備える。シューレース5はアッパー2の内足部2Mおよび外足部2Lが足に密着するように内足部2Mと外足部2Lとを互いに引き寄せてアッパー2を締め付ける。内足部2Mおよび外足部2Lはシューレース5が係合する複数のハトメHを定義する。なお、符号6は履き口20の前方に設けられた舌片である。
アッパー2の内足部2Mは足の内足面を覆う。アッパー2の外足部2Lは足の外足面を覆う。アッパー2の内足部2Mと外足部2Lとはアッパー2の背側2Bにおいて互いに連なる。本実施形態においては、図2のように、外踝Aおよび内踝Aは、それぞれ、履き口20の上方に露出している。
本実施形態の場合、図2に示すように、カウンタ1はアッパー2の内足部2Mおよび外足部2Lにおいてアッパー2の外表面に接着されて固着されている。このように外表面にカウンタ1が接着されたアッパー2は曲げ剛性が高く、外反(内足側への足の倒れ)抑制に寄与し易い。
カウンタ1は、例えば熱可塑性の樹脂成分を含む非発泡体の材料で一体に形成されている。カウンタ1は人工皮革など他の素材で形成されていてもよい。
カウンタ1および中底の下方には、ソール4が積層されている。
つぎに、カウンタ1の具体的構造の一例が説明される。図1においては、説明のため、カウンタ1にドット模様が付されている。
図1~図4に示すカウンタ1は、アッパー2を形成する生地の外表面に接着されており、複数層の生地で形成された柔軟なアッパー2の踵部23を保形する。図1のカウンタ1は内足部2Mに配置された内足側と、外足部2Lに配置された外足側とが、図5(c)のように一体に形成されている。
図2に示すように、カウンタ1の内足側と外足側とは互いに非対称に形成されている。カウンタ1は内足側および外足側の各々において、内足ビーム34、外足ビーム35、内足アーム36、外足アーム37、内足ベース38および外足ベース39によって枠状(ループ状)に形成されている。この枠状のカウンタ1には複数の貫通孔19(図1)が設けられている。貫通孔19の部分にシート状の樹脂などを張り付け、踵部23を保護してもよい。
図2に示すように、内足ビーム34および外足ビーム35は、それぞれ内外(内足側および外足側)において、下方に向かって凸形状の帯状に延びる。内足ベース38および外足ベース39は、各々、内外において、アッパー2とソール4の巻上部40との間に一部が挟持された状態で、靴の前後方向に延びる。
図5の内足ビーム34および外足ビーム35はカウンタ1の最上部に配置され背側において互いに連なっている。内足ベース38および外足ベース39は背側において互いに連なっている。
枠状のカウンタ1は内足側において、内足ビーム34と内足ベース38とが、第1および第2ブリッジ31,32で互いに連結されている。また、内足ビーム34と外足ベース39とは背側において第3ブリッジ33で互いに連結されている。さらには、外足ビーム35と外足ベース39とは第4ブリッジ34Bで互いに連結されている。第1ブリッジ31と第4ブリッジ34Bは、第2ブリッジよりも肉薄に形成されている。
図2のカウンタ1はヒール部15および可動部16を有する。ヒール部15は履き口20の後部の下方Dの位置においてソール4から上方に延びアッパー2の内足側、背側および外足側に配置されている。可動部16は内足側および外足側の履き口20の前部の下方Dの位置において、各々、ヒール部15から斜め前方の上方に延びる。
図2の内外の可動部16は内足部2Mおよび外足部2LのハトメHのうち、各々、最後端のハトメHに向かって延びている。内外の可動部16の先端は、挿入された足の踵よりも前方となる位置まで延びている。ハトメHを含む後端側の2つのハトメにはハトメピース8が設けられている。ハトメピース8は長円状に形成されており、可動部16の延びる方向とハトメピース8の長軸の延びる方向とが沿うように斜め方向に配置されている。
つぎに、カウンタ1およびアッパー2の構造の詳細について説明する。
図2において、アッパー2の履き口20は、内足側の内足ライン21と外足側の外足ライン22とで定義される。本実施形態においては、内足ライン21および外足ライン22は、ともに下方に向かって凸のラインで形成され、それぞれ、ライン上の最下端の第1点O1および第3点O3を有する。ただし、内足ライン21および外足ライン22は、下向きに凸に限定されるものではなく、前後方向に傾斜を有する直線状または曲線状でもよいし、傾斜を有しない直線状であってもよい。
図2(b)に示すように、外足側の第3点O3は内足側の第1点O1よりも下方に配置されている。
図2のカウンタ1の上縁は内足側の第1カウンタライン11および外足側の第2カウンタライン12で定義される。これらの第1カウンタライン11および第2カウンタライン12は、それぞれ、カウンタ上部に配置された内足ビーム34および外足ビーム35の上縁のラインである。
図2の第1カウンタライン11はアッパーの内足ライン21に沿い、下方に向かって凸のラインである。一方、第2カウンタライン12はアッパーの外足ライン22に沿い、下方に向かって凸のラインである。後端から前方に向かう第1カウンタライン11の傾斜は、後端から前方に向かう第2カウンタライン12の傾斜よりも緩やかに形成されている。第2カウンタライン12の方が第1カウンタライン11よりも大きく下方に向かって湾曲している。また、第2カウンタライン12の方が、第1カウンタライン11よりも小さい曲率半径を含む部分を有する。
図2の第1カウンタライン11および第2カウンタライン12は、それぞれ、ライン上の最下端の点である第2点O2および第4点O4を有する。したがって、第1カウンタライン11および第2カウンタライン12は、それぞれ、第2点O2および第4点O4よりも前方において斜め前方の上方に延び、一方、第2点O2および第4点O4よりも後方において斜め後方の上方に延びる。内足ライン21と第1カウンタライン11との間の距離はほぼ一定であるが、外足ライン22と第2カウンタライン12との間の距離は、第4点O4の前後で異なっている。具体的には、第4点O4から第2カウンタライン12の後端までの間における前記両者の距離は、第2カウンタライン12の前端から第4点O4までの間における前記両者の距離よりも大きい。これにより、第4点O4よりも後方において、カウンタに覆われずにアッパーが露出する領域が大きくなる。
図3(a)および(b)に示す内足高低差Hおよび外足高低差Hは、以下のように定義される。
内足高低差H:内足ライン21上の最下端の第1点O1と第1カウンタライン11上の最下端の第2点O2との高さ方向の差。
外足高低差H:外足ライン22上の最下端の第3点O3と第2カウンタライン12上の最下端の第4点O4との高さ方向の差。
なお、内足高低差Hおよび外足高低差Hは、内外のそれぞれにおいて、カウンタに覆われずにアッパーが露出する領域の高さでもある。
外足高低差Hは内足高低差Hよりも大きい。したがって、外足側の第2カウンタライン12は内足側の第1カウンタライン11よりも大きく下方に下がった位置に配置される。
図3の第1高低差H1、第2高低差H2および第3高低差H3は以下のように定義される。
第1高低差H1:内足ライン21上の後端側の最上点Oから第1点O1までの高さ方向の差。
第2高低差H2:内足側において、第1カウンタライン11および第2カウンタライン12における後端の第5点O5から第2点O2までの高さ方向の差。
第3高低差H3:外足側において、第5点O5から第4点O4までの高さ方向の差。
第1~第3高低差H1~H3は下記の式(100)を満たす。
H3>H1>H2 ……(100)
すなわち、図3(a)の内足側において、第1カウンタライン11のヒール部15の第2高低差H2はアッパー2の踵部の第1高低差H1よりも小さい。したがって、第1カウンタライン11上の第2点O2が内足ライン21上の第1点O1に近い位置に配置されることになる。
一方、図3(b)の外足側において、第2カウンタライン12のヒール部15の第3高低差H3は図3(a)の内足側の第1高低差H1よりも大きい。したがって、第2カウンタライン12上の第4点O4が外足ライン22上の第3点O3から離れた位置に配置されることになる。
図3の内足高低差Hおよび外足高低差Hは、靴の前後方向のサイズをSとしたとき、下記の式(110)を満たす。
S/100<H-H<S/10 ……(110)
例えば靴のサイズSが27cmである場合、外足高低差Hから内足高低差Hを減算した値(H-H)は1.0cm程度に設定されてもよい。
外足高低差Hと内足高低差Hとの差が小さすぎると、前記各機能の向上が十分でない場合が生じるかもしれない。
外足高低差HはサイズSに対し下記の式(120)を満たすのが好ましいだろう。
S/27<H<S/6 ……(120)
例えば靴のサイズSが27cmである場合、外足高低差Hは1.0~4.5cmに設定されてもよい。
このような範囲に設定される理由は、外足高低差Hが大きすぎる場合、カウンタ本来の機能低下を招き、一方、外足高低差Hが小さすぎる場合、カウンタ部分のアッパーの足沿い向上の効果が得にくいからである。
図2(b)に示す外足側において、カウンタ1の第4点O4は、アッパー2の第3点O3よりも靴の前後方向の後方Bに配置されている。一方、図2(a)に示す内足側においてカウンタ1の第2点O2はアッパー2の第1点O1の略真下の位置に配置されている。第4点O4は第2点O2よりも後方に位置している。さらに、図5に示すように、第4点O4は、カウンタ1の前後方向の全長の中心よりも後方Bに位置している。一方、第2点O2は、カウンタ1の前後方向の全長の中心よりも前方Fに位置していてもよい。
以上のように、第1~第4点O1~O4が配置されているため、図2の第2距離Dは第1距離Dよりも大きい。ここで、第1距離Dおよび第2距離Dは下記のように定義される。
第1距離D:第1点O1から第2点O2までの前後方向(水平方向)の距離。
第2距離D:第3点O3から第4点O4までの前後方向(水平方向)の距離。
図2において、カウンタ1の内足アーム36および外足アーム37は、各々、内前端ライン13および外前端ライン14を定義する。内前端ライン13は内足側のソール上縁におけるカウンタ1の最前端となる内足下端点O6から斜め前方の上方に向かって延びる。外前端ライン14は外足側のソール上縁におけるカウンタ1の最前端となる外足下端点O7から斜め前方の上方に向かって延びる。内前端ライン13と外前端ライン14とは、それぞれ後方に向けて緩やかな凸状を有する湾曲状に形成されている。なお、これらの点O6,O7は各前端ラインとソール4の巻上部40の上縁との交点である。
外足下端点O7は、内足下端点O6よりも靴の前後方向の後方Bに配置されている。
内足アーム36は、内足ベース38の前端部から内足ビーム34の前端部とつながるように斜め上方に向かって延びる。同様に、外足アーム37は外足ベース39の前端部から外足ビーム35の前端部とつながるように斜め上方に向かって延びる。つまり、内足部および外足部それぞれのアームとビームとは、前端部において互いに接続されており、両者のなす角は鋭角である。このことにより、カウンタ(ビーム)の上縁ラインとアームの前端ラインとで囲まれる領域は、前方に向かうにつれて幅が狭くなるように形成されている。
本実施形態において、図4(a)の内足の可動部16の基端部となる第1幅Wは、図4(b)の外足の可動部16の基端部となる第2幅Wよりも大きい。
ここで、各幅W,Wは以下のように定義される。
第1幅W:内足側における第2点O2から内足下端点O6までの距離。
第2幅W:外足側における第4点O4から外足下端点O7までの距離。
図4において、図4(b)の外足の第2長さLは、図4(a)の内足の第1長さLよりも長い。
ここで、各長さL,Lは以下のように定義される。
第1長さL:第2点O2から内足側の可動部16の先端までの前後方向の長さ。
第2長さL:第4点O4から外足側の可動部16の先端までの前後方向の長さ。
図1(c)の外足側の第4点O4は中敷き7の全長を100%としたとき、好ましくはアッパー2の内部の後端(靴内部に配置された状態の中敷の後端に相当する位置)24から第4点O4までの前後方向の長さL4は、前記全長の15%以内の位置に配置されている。より好ましくは5%~15%の位置に配置されていてもよい。なお、中敷がない靴の場合、インソールや靴の内寸の全長を代用することができる。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
走行機能を重視した運動靴では、図3に示すように、外足ライン22上の最下端の第3点O3が内足ライン21上の最下端の第1点O1よりも下方に配置されていることが好ましい。このように第1点O1と第3点O3を配置することで、内踝よりも低い位置にある外踝に対して外足ライン22が干渉しないようにすることができる。
本実施形態の場合、第1点O1よりも下方に配置された第3点O3から更に大きく離れた下方にカウンタの第4点O4が配置されている。したがって、外踝から外足側の第2カウンタライン12までの高さが大きくなる。また、第2のカウンタラインは、外踝の周囲を覆うように下方に向かって凸形状を有している。そのため、外足側において、上方に向かってテーパ状に細い踵の外足面にカウンタが沿い易くなるであろう。また、カウンタに覆われずにアッパーが露出する領域の高さが大きい。その結果、外足側においてアッパーのフィット性が向上するであろう。
また、本実施形態の場合、図3(b)の第2カウンタライン12が低い位置に配置された外足部2Lにおいては、シューレース5に引き寄せられた可動部16を介してヒール部15が外足の括れ部F2の下部側面に沿い易い。したがって、アッパーの足沿いが向上するだろう。
一方、本実施形態の場合、図3の第3点O3よりも上方に配置された第1点O1に近い位置にカウンタの第2点O2が配置されている。したがって、内踝から内足側の第1カウンタライン11までの高さが小さくなる。そのため、内足側において張り出した踵骨載距突起Aなどをカウンタが覆い、足が内足側に倒れるプロネーションを抑制する機能が高いであろう。
また、本実施形態の場合、図3の第1カウンタライン11が高い位置に配置された内足部2Mにおいては、シューレース5に引き寄せられた可動部16およびヒール部15によって足が内足側に倒れるのを抑制し易い。
本実施形態の場合、アッパーの第1高低差H1よりもカウンタの内足側の第2高低差H2が小さい。したがって、内足側において第1カウンタライン11をアッパーの内足ライン21の最下端の第1点O1に近づけることができる。そのため、足が内足側に倒れるプロネーションを更に抑制し易いだろう。
また、本実施形態において、アッパーの第1高低差H1よりもカウンタの外足側の第3高低差H3が大きい。したがって、外足側において第2カウンタライン12をアッパーの外足ライン22の最下端の第3点O3から下方に遠ざけることができる。換言すれば、外足ライン22上の第3点O3から離れた位置に第2カウンタライン12上の第4点O4が配置されることになる。そのため、外足側の括れ部F2の下方において、踵の外側面にカウンタが沿い易い。
本実施形態の場合、外足側においてカウンタの最下端の第4点O4がアッパーの最下端の第3点O3よりも後方に配置されるため、外踝Aよりも後方にカウンタの第4点O4が配置されることになる。そのため、踵の後端に向かって細い部位に外足側のカウンタが更に沿い易い。
本実施形態の場合、第4点O4が第3点O3よりも後方に配置されている。また、第2距離Dが第1距離Dよりも大きい。そのため、外足側においてアッパーの足沿いが更に向上するだろう。
本実施形態の場合、カウンタ1は斜め前方の上方に向かって延びる各前端ラインを有している。また、カウンタ1の上縁の各ラインと各アーム36,37の前端ライン13,14とで囲まれる領域が前方へ向かうにつれて幅が狭くなるように形成されているため、カウンタ1の各ベース38,39の保形性が得られ、さらにシューレースなどによりアッパーが引き上げられ易くなる。その結果、カウンタの足沿い等が向上してカウンタの前記各機能が向上するであろう。また、内前端ライン13と外前端ライン14が、それぞれ後方に向けて緩やかな凸状を有する湾曲状に形成されていることにより、靴の着用時に、各アーム36,37における局所的な変形が起こりにくいだろう。
本実施形態の場合、内足側の第6点O6が外足側の第7点O7よりも前方に配置されているので、内足側においてカウンタを支えるベース部分が長くなり、カウンタが内足側に倒れるのを抑制し易い。また、アッパー2とソール4の巻上げ部40との間にベース部分の一部が挟持されていれば、より効果的に内足側の倒れを抑制できるだろう。したがって、プロネーションの抑制機能が更に高まるであろう。
一方、外足側の第7点O7が内足側の第6点O6よりも後方に配置されているので、外足側においてカウンタを支えるベース部分が短くなる。そのため、カウンタが外足側において足に沿い易い。したがって、アッパーの足沿いが更に高まるであろう。
本実施形態の場合、第1幅Wが第2幅Wよりも大きい。したがって、各前端ライン13,14に沿って斜め前方の上方に向かって延びるカウンタの部分(可動部16)は、内足側において第2点O2から第6点O6までを基端として可動し、一方、外足側において、第4点O4から第7点O7までを基端として可動する。
ここで、本実施形態の場合、内足側の第1幅Wが外足側の第2幅Wよりも大きく、内足側の可動部16が可動しにくい。そのため、足が内足側に倒れようとした場合に、足の倒れを抑制し易いだろう。
例えば、図4(a)の第1幅Wが大きい内足側のヒール部15は、内足を上方まで支え、内足側への足の倒れを抑制し易いだろう。さらに、第1ブリッジ31および第2ブリッジ32がX状に配置されているので、カウンタ1の内足側の変形が抑制されるだろう。この場合、第1ブリッジ31を第2ブリッジ32よりも肉薄に形成すれば、変形を抑制しつつカウンタ1の軽量化が可能となるだろう。
一方、外足側の第2幅Wが内足側の第1幅Wよりも小さく、外足側の可動部16が可動し易い。そのため、可動部16がシューレースなどにより引き寄せられ易く、カウンタが足に沿い易い。
すなわち、図4(b)の第2幅Wが小さい外足側の可動部16は曲げ剛性が小さく、図5(c)の矢印のように足の内外の中央に変形し易いだろう。したがって、アッパーの足沿いが向上するだろう。さらに、図2(b)の第4ブリッジ34Bが、第4点O4近傍から外足ベース39に向かって延びており、外足部における足沿いを向上させつつ、第4点付近の強度を確保しているだろう。この場合、第4ブリッジ34Bを他のブリッジよりも肉薄に形成すれば、強度を確保しつつカウンタ1の軽量化が可能となるだろう。
本実施形態の場合、ヒール部15は前記安定性能やホールド機能を発揮するだろう。一方、可動部16は踵に対するアッパーの足沿いを向上させるだろう。また、ヒール部15と可動部16とが協働してプロネーションの抑制機能を発揮するだろう。
本実施形態の場合、図2に示すように、前記最後端のハトメに向かって延びている内外の可動部16は、シューレース5に引き寄せられて踝よりも前方においてアッパーを足に沿わせるだろう。特に、可動部16の延びる方向とハトメピース8の長軸の延びる方向が沿っている場合、足の内外において可動部の足沿いが更に向上するであろう。
本実施形態の場合、図4の各可動部16の第2長さLが第1長さLよりも大きいことにより、外足側の可動部16は内足側の可動部16よりも斜め方向にも長い。
したがって、外足側の可動部16は、前述のように曲げ剛性が小さいこととも相まって、外足の形状に沿い易く、外足側においてアッパーの足沿いを更に向上させるであろう。
一方、本実施形態のように、第4点O4が中敷の全長の後端から15%以内の位置に設定されていることにより、靴に挿入された足の外踝Aの後端よりも後方Bに第4点O4が位置することになり、アッパーの足沿いが向上するであろう。
(実施形態2)
図7は実施形態2を示す。なお、ここでは上記の実施形態1と異なる点について主に説明し、重複する点については説明を繰り返さない。本実施形態においては、各カウンタライン11,12上の最下端の第2点O2および第4点O4がライン状に表われている。なお、本実施形態の場合、第2高低差H2(図3)の値はゼロである。
例えば、図7(a)の内足側において、第1カウンタライン11つまり内足ビーム34の上縁は、第2点O2から後端の第5点O5まで同じ高さである。一方、図7(b)の外足側において、第2カウンタライン12の外足ビーム35の上縁は、2つの第4点O4,O4の間において同じ高さである。
本実施形態の場合、図7(a)の第2点O2の前後方向の位置は、図7に示した第2点O2から第5点O5までのいずれの位置であると解してもよいが、図7に示すように、第1カウンタライン11における最も前方の位置であると解するのが好ましい。その理由は、内足側では第2点O2が高い位置に配置されていることで、本カウンタが内足の倒れを抑制する機能を狙っているからである。
本実施形態の場合、図7(b)の第4点O4の前後方向の位置は、図7に示す1つの第4点O4から別の第4点O4までのいずれの位置であると解してもよいが、第2カウンタライン12における最も前方の位置であると解するのが好ましい。その理由は、外足側では第4点O4が低い位置に配置されていることで、本カウンタが外足側においてアッパー後端部の足沿いを向上させることを狙っているからである。
本実施形態においては、第1および第2カウンタライン11,12の最下点の範囲を広くとれるので、踵の位置が異なる様々な使用者に対応する靴を提供できる。
なお、本実施形態の場合、図7(b)の第3高低差H3は図7(a)の第1高低差H1よりも小さい。
(実施形態3)
図8は実施形態3を示す。なお、ここでは上記の実施形態1、2と異なる点について主に説明し、重複する点については説明を繰り返さない。本実施形態においては、カウンタ1のヒール部15がアッパー2に内蔵され、カウンタ1の可動部16等が形成された外装カウンタ1が設けられている。外装カウンタ1の上縁ラインは、前方から後方に向かうにつれて高さが低くなるように傾斜状に設けられている。
ヒール部15を構成する内蔵カウンタ1Aは、後端の第5点O5から前方に向かうにつれて下降するように背面視で半球状に形成されている。
本実施形態において、図8(a)の第2点O2は内蔵カウンタ1Aと内足側の外装カウンタ1Mとの交点で定義される。一方、図8(b)の第4点O4は内蔵カウンタ1Aと外足側の外装カウンタ1Lとの交点で定義される。
なお、外装カウンタと内蔵カウンタの形状が逆の組合せでもよく、両部材が共にアッパーに外装されていてもよい。本実施形態においては、カウンタの形状をシンプルにできる。
(実施形態4)
図9は実施形態4を示す。なお、ここでは上記の実施形態1~3と異なる点について主に説明し、重複する点については説明を繰り返さない。本実施形態においては、外足ベース39が前述の各実施形態に比べ前後方向に短い。なお、外足ベース39は設けられていなくてもよい。
また、内足および外足アーム36,37の各前端ライン13,14は、直線状に斜め前後方向に延びていてもよい。
内外のブリッジは、各々1つであってもよい。例えば、内足側において第1ブリッジ31は内足ビーム34と内足ベース38との間に上下に架設されていてもよい。第1ブリッジ31は内足ビーム34および内足ベース38よりも肉薄に形成されていてもよい。
一方、外足側において、第4ブリッジ34Bは外足アーム35と外足ベース39との間に上下に架設されていてもよい。第4ブリッジ34Bは外足アーム35および外足ベース39と同じ厚さに形成されていてもよい。
なお、各貫通孔19は設けられていなくてもよい。
本実施形態においては、ヒール部15の強度を他の実施形態より弱く設定することができるので、着地時のクッション性を靴に付与することができる。
(実施形態5)
図10は実施形態5を示す。なお、ここでは上記の実施形態1~4と異なる点について主に説明し、重複する点については説明を繰り返さない。本実施形態においては、内足ビーム34と外足ビーム35の形状が互いに異なっている以外は、カウンタ1は内足側と外足側とが同じ形状および構造である。本実施形態は、他の実施形態よりも強度が強いアッパーを備えた靴などに適用できる。
本実施形態において、ブリッジは設けられていない。また、内外の貫通孔19は背側において1つに連なって形成されていてもよい。これは、アッパー自体が強度を有しているためである。
また、可動部16は上記の各実施形態の可動部よりも短い。更に、各カウンタライン11,12が下方に向かって凸であれば、可動部16は設けられていなくてもよい。
また、第6点O6と第7点O7とが前後方向に同じ位置であってもよい。
本実施形態においては、実施形態4よりさらに着地時のクッション性を靴に付与することができる。
(実施形態6)
図11は実施形態6を示す。なお、ここでは上記の実施形態1~5と異なる点について主に説明し、重複する点については説明を繰り返さない。本実施形態においては、アッパー2はミドルカットないしハイカットタイプで、内足部2Mが内踝を覆い、外側部2Lが外踝を覆う。
内足ライン21および外足ライン22は、水平方向に延びる。したがって、第1点O1および第3点O3は各ライン21および22上のいずれの点に設定してもよい。
また、本実施形態において、内足ライン21の第1点O1と外足ライン22の第3点O3とは同じ高さに設定されていてもよいし、一方が他方に対して高く設定されていてもよい。本実施形態では、ミドルカットないしハイカットタイプの靴においても他の実施形態と近似した効果を得ることができる。
ところで、上記の実施形態1,2および4~6ではカウンタ1がアッパー2に外装されていたが、カウンタはアッパー内に内蔵されていてもよい。例えば、カウンタはアッパーの外甲材(外装材)と腰裏材(内装材)との間に配置されてもよい。
また、上記の各実施形態において、カウンタはアッパーの後端において内足側と外足側とに2分割されていてもよい。例えば、図8の場合、カウンタ1は内蔵カウンタ1A、外装カウンタ1Mおよび外装カウンタ1Lの3つに分割されていてもよい。
なお、これらの場合、分割されたカウンタは互いに異なる素材で形成されていてもよい。また、内外に分割されたカウンタの間には踵センタにおいて足の幅方向に隙間があってもよい。
また、例えば、図2のカウンタはベース38,39および/またはブリッジ31~33,34Bを設けずにアーム36,37とビーム34,35のみを有する形状であってもよい。また、カウンタは各アームや各ビームが互いに継ぎ目なく一体に形成されるのではなく、ビーム34,35と可動部16,16の間に多少の切れ目があってもよい。可動部16の部分は、カウンタの他の箇所よりも肉薄に形成されていてもよい。可動部の長さは、内足側および外足側で同じであってもよいし、異なっていてもよい。第1カウンタライン11と第2カウンタライン12以外の部分は、内外足側で互いに対称の形状を有していてもよい。最後端のハトメHは、可動部16と一体的に形成されていてもよい。
アッパーの下に配置されるソールは、いわゆるアウトソールおよび/またはミッドソールを有していてもよい。
カウンタが内蔵式である場合、カウンタは熱可塑性の樹脂の他、厚板紙や板紙に樹脂が含浸されたものであってもよい。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
上記の実施形態において、個数、量などに言及したものについては、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、実施形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。したがって、そのような変更および修正は請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
(実施の形態の効果)
以上、本実施の形態によると、カウンタにより内足および外足を安定して支持すると共にホールドすることができる。
また、内足側のカウンタにより内足の倒れを抑制し、プロネーションの抑制機能が高まるだろう。
更に、外足側のカウンタにより外足にアッパーが沿い易く、踵に対するアッパーの足沿いが向上するだろう。
本発明はランニング用などの運動靴の他、ウォーキングなどの種々の用途の靴に適用できる。
1:カウンタ 1A:内蔵カウンタ 1M,1L:外装カウンタ 11:第1カウンタライン 12:第2カウンタライン 13:内前端ライン 14:外前端ライン 15:ヒール部 16:可動部 19:貫通孔
2:アッパー 2M:内足部 2L:外足部 2B:背側
20履き口 21:内足ライン 22:外足ライン 23:踵部 24:後端
31~33,34B:第1~第4ブリッジ 34:内足ビーム 35:外足ビーム
36:内足アーム 37:外足アーム 38:内足ベース 39:外足ベース
4:ソール 40:巻上部
5:シューレース 6:舌片 7:中敷き 8:ハトメピース
O1~O7:第1点~第7点
:踵骨載距突起 A:内踝 A:外踝 F1:部分 F2:括れ部
:第1距離 D:第2距離
:第1幅 W:第2幅
:内足高低差 H:外足高低差
:第1長さ L:第2長さ
B:後方 D:下方 F:前方

Claims (6)

  1. 履き口20を定義する柔軟なアッパー2と、
    前記履き口20の上縁の下方位置において、下方Dに向かって凸の内足側の第1カウンタライン11および外足側の第2カウンタライン12で上縁が定義され、前記アッパー2を保形するカウンタ1とを備え、
    前記第2カウンタライン12上の最下端の第4点O4が前記第1カウンタライン11上の最下端の第2点O2よりも下方に配置され、
    前記第4点O4が前記アッパーに収容された中敷7の全長に対して、前記アッパー2の内部の後端24から15%以内の位置に配置されている、靴。
  2. 請求項1において、
    内足ライン21および外足ライン22により前記履き口20の上縁が定義され、
    前記外足ライン22上の最下端の第3点O3が前記内足ライン21上の最下端の第1点01よりも下方Dに配置されている、靴。
  3. 請求項2において、
    前記カウンタ1の前記第4点O4が、前記アッパー2の前記第3点O3よりも靴の前後方向の後方Bに配置されている、靴。
  4. 請求項1~3のいずれかにおいて、
    前記第4点O4が前記第2点O2よりも後方Bに配置されている、靴。
  5. 請求項1~4のいずれか1項において、
    前記アッパーは、複数層の生地により形成され、前記カウンタ1は、熱可塑性の樹脂成分を含む非発泡体の材料により形成されている、靴。
  6. 請求項5において、
    前記カウンタ1は前記アッパー2の内足部2Mおよび外足部2Lにおいて前記アッパー2の外表面に接着されて固着されている、靴。
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