JP6436555B2 - シューズのアッパー構造 - Google Patents
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Description
図1ないし図4は本発明の一実施例によるアッパー構造が採用されたシューズを示している。ここでは、ランニングシューズを例にとって説明する。なお、以下の説明文中、前方(前側/前)および後方(後側/後)とは、シューズにおける前後方向の位置関係を表し、上方(上側/上)および下方(下側/下)とは、シューズにおける上下方向の位置関係を表すものとする。
図5ないし図7に示す足の骨格図において、符号F、M、Hはそれぞれ足の前足部、中足部、踵部を示している。また、図5ないし図9に示すアッパー構造体2において、符号20b、22b、23bは、それぞれアッパー部20、22、23の後端縁部を示している。すなわち、アッパー部20の後端縁部20bには、アッパー部22の前端縁部22aが上からオーバラップしており、アッパー部22の後端縁部22bには、アッパー部23の前端縁部23aが上からオーバラップしており、アッパー部23の後端縁部23bには、アッパー部21の前端縁部21aが上からオーバラップしている。そのため、アッパー部20、22、23の各後端縁部20b、22b、23bは、アッパー構造体2の外側からは見えないようになっている(図1ないし図4参照)。
上述したアッパー構造においては、アッパー部23の前端縁部23aおよびアッパー部22の後端縁部22bが各上下端の間の領域において固着されることなく互いに分離しているため、各上下端の間の領域においてアッパー部23の前端縁部23aおよびアッパー部22の後端縁部22bの間隔が変化し得る。これにより、足囲や足形状等の足の個体差に応じてアッパー部23の前端縁部23aおよびアッパー部22の後端縁部22bが互いの間隔が変化するように変形する(つまり前後方向にずれたり、外側に膨らんだりする)ので、静的フィット性を向上できる。また、運動時の足の屈曲動作時においても、アッパー部23の前端縁部23aおよびアッパー部22の後端縁部22bの前後方向の間隔が変化するように前後方向にずれるので、動的フィット性をも向上できる。
前記実施例では、アッパーが、足の中足趾節関節MPの位置(またはその近傍位置)、足のリスフラン関節LFの位置(またはその近傍位置)、ならびに第1趾基節骨PP1と交差しかつ第4趾基節骨PP4と交差する位置という3個所の位置でいずれも分離された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。これらのいずれか一つまたは二つの位置で分離されるようにしてもよい。
前記実施例および前記第1の変形例では、後側に配置されたアッパー部の前端縁部が前側のアッパー部の後端縁部の上にオーバラップした例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。これとは逆に、前側に配置されたアッパー部の後端縁部が後側のアッパー部の前端縁部の上にオーバラップするようにしてもよい。
前記実施例および前記第1、第2の変形例では、各アッパー部が上下端の間の領域でオーバラップした例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。本発明は、各アッパー部が上下端の間の領域でオーバラップしていないものにも同様に適用できる。
前記実施例および前記第1ないし第3の変形例では、前後方向に隣り合う各アッパー部の前端縁部および後端縁部の間に何ら部材が介在していない例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。
前記実施例および前記各変形例では、アッパー構造が、足の中足趾節関節MPに対応する位置、リスフラン関節LFに対応する位置、または第1趾基節骨PP1および第4趾基節骨PP4と交差する位置を挟んで2つのアッパー部から構成された例を示したが、本発明は、これらの位置を挟んで単一のアッパー部から構成されたアッパー構造にも同様に適用できる。この場合には、アッパー構造の所望の分離位置(たとえば中足趾節関節の位置)で、実質的に上下方向に延びる切込み(つまり、一端が足甲側に向かいかつ他端がソール側に向かうように延びる切込み)を単一のアッパー部に入れるようにすればよく、このとき、切込みが当該アッパー部の上端縁部および下端縁部まで通じないように上端縁部および下端縁部の内側に切込みを配置するようにする。このとき、切込みの上端とアッパー部の上端縁部との間の領域は一体に連設されて固定され、切込みの下端とアッパー部の下端縁部との間の領域は一体に連設されて固定されており、単一のアッパー部は、切込みの形成個所で前後に分離されることになる。
上述した実施例および各変形例はあらゆる点で本発明の単なる例示としてのみみなされるべきものであって、限定的なものではない。本発明が関連する分野の当業者は、本明細書中に明示の記載はなくても、上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神および本質的な特徴部分から外れることなく、本発明の原理を採用する種々の変形例やその他の実施例を構築し得る。
前記実施例では、本発明によるアッパー構造がランニングシューズに適用された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、本発明はウォーキングシューズ等の他のスポーツシューズにも同様に適用可能である。
2: アッパー構造体
U1: 第1のアッパー部
U2: 第2のアッパー部
U3: 第3のアッパー部
U4: 第4のアッパー部
U5: 第5のアッパー部
U6: 第6のアッパー部
U1b: 後端縁部
U2a: 前端縁部
U3b: 後端縁部
U4a: 前端縁部
U5b: 後端縁部
U6a: 前端縁部
MP: 中足趾節関節
PP1: 第1趾基節骨
PP4: 第4趾基節骨
PP5: 第5趾基節骨
MT1: 第1趾中足骨
MT5: 第5趾中足骨
LF: リスフラン関節
F: 前足部
M: 中足部
H: 踵部
Claims (9)
- シューズのアッパー構造であって、
足の中足趾節関節またはその近傍から前方側領域を覆う第1のアッパー部と、
前記第1のアッパー部の後方側領域を覆う第2のアッパー部とを備え、
前記第1のアッパー部の後端縁部の上端と前記第2のアッパー部の前端縁部の上端とが直接固着されるとともに、前記第1のアッパー部の前記後端縁部の下端と前記第2のアッパー部の前記前端縁部の下端とが直接固着されており、前記各上下端の間の領域において前記第1のアッパー部の前記後端縁部および前記第2のアッパー部の前記前端縁部が互いに分離している、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - 請求項1において、
前記第1のアッパー部の前記後端縁部または前記第2のアッパー部の前記前端縁部が補強されている、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - 請求項1において、
前記各上下端の間で前記第1のアッパー部の前記後端縁部および前記第2のアッパー部の前記前端縁部が互いに分離している前記領域は、当該シューズの内部空間に連通している、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - 請求項1において、
前記第1のアッパー部の前記後端縁部と前記第2のアッパー部の前記前端縁部が前記各上下端の間の前記領域において互いにオーバラップしている、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - 請求項1において、
前記第1のアッパー部の前記後端縁部が中足趾節関節に沿って足囲方向に延びている、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - 請求項1において、
前記第1のアッパー部の前記後端縁部が少なくとも第1趾ないし第5趾基節骨骨底部の位置まで延設されている、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - 請求項1において、
前記第1または第2のアッパー部の内部には、前記第1のアッパー部の前記後端縁部および前記第2のアッパー部の前記前端縁部を連結するとともにこれら後端縁部および前端縁部の前後方向のずれ変形を許容し得る部材が収容されている、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - シューズのアッパー構造であって、
足のリスフラン関節またはその近傍から前方側領域を覆う第3のアッパー部と、
前記第3のアッパー部の後方側領域を覆う第4のアッパー部とを備え、
前記第3のアッパー部の後端縁部の上端と前記第4のアッパー部の前端縁部の上端とが直接固着されるとともに、前記第3のアッパー部の前記後端縁部の下端と前記第4のアッパー部の前記前端縁部の下端とが直接固着されており、前記各上下端の間の領域において前記第3のアッパー部の前記後端縁部および前記第4のアッパー部の前記前端縁部が互いに分離している、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。 - シューズのアッパー構造であって、
足のつま先部を覆うとともに、その後端縁部が内甲側では第1趾基節骨と交差する方向に延びかつ外甲側では第4趾基節骨と交差する方向に延びる第5のアッパー部と、
前記第5のアッパー部の後方側領域を覆う第6のアッパー部とを備え、
前記第5のアッパー部の前記後端縁部の上端と前記第6のアッパー部の前端縁部の上端とが直接固着されるとともに、前記第5のアッパー部の前記後端縁部の下端と前記第6のアッパー部の前記前端縁部の下端とが直接固着されており、前記各上下端の間の領域において前記第5のアッパー部の前記後端縁部および前記第6のアッパー部の前記前端縁部が互いに分離している、
ことを特徴とするシューズのアッパー構造。
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