JP2010274016A - 車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】単一のアクチュエータでランバーサポートを選択的に前後及び上下位置に調整できるアクチュエータを提供する。
【解決手段】第1切替ギヤと第2切替ギヤがソレノイド又は小型モータにより駆動して、電動モータ2による内歯歯車及び円盤状プレートの一方の回転を選択的に阻止又は許容するものであって、単一の電動モータ2で内歯歯車及び円盤状プレートを選択的に回転させることができる車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ1。
【選択図】図1
【解決手段】第1切替ギヤと第2切替ギヤがソレノイド又は小型モータにより駆動して、電動モータ2による内歯歯車及び円盤状プレートの一方の回転を選択的に阻止又は許容するものであって、単一の電動モータ2で内歯歯車及び円盤状プレートを選択的に回転させることができる車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ1。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用シートのランバーサポートを駆動させるアクチュエータに関するものである。
車両用シートのランバーサポートをアクチュエータによって駆動させる構成自体は一般的な技術であり、ランバーサポートの調整を単一のアクチュエータで行う構成についても、例えば特許文献1に記載されているようなものがあり、既に周知の技術である。特許文献1に記載のアクチュエータは、円弧状のスロットが形成された可逆ギヤと、可逆ギヤと噛み合うドライバギヤを有するギヤ組立体を備え、2本のケーブルがスロットの対向端部にある1対のリンクにより可逆ギヤに固定される。駆動モータによりドライバギヤが回転して、可逆ギヤが回転すると、一方のリンクがスロットの端部により移動し、他方のリンクがスロット内を摺動し、逆方向に可逆ギヤが回転すると、リンクの他方がスロットの端部により移動し、リンクの一方がスロット内を摺動し、可逆ギヤの回転方向によりケーブルが互いに異なる方向に移動する。
しかしながら、上述した特許文献1に記載のアクチュエータは、シートフレームに設けられた可撓部材(クッション部)を選択的に弓状に曲げて調整を行うものであり、ケーブルが互いに異なる方向に移動する構成により調整が可能であったが、クッション部を選択的に前後及び上下位置に調整させたい場合には、ケーブルを互いに異なる方向に移動させるアクチュエータでは適用できなかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、単一のアクチュエータでランバーサポートのクッション部を選択的に前後及び上下位置に調整できるアクチュエータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のランバーサポート用アクチュエータにおいては、「車両用シートのランバーサポートを駆動するアクチュエータにおいて、
前記アクチュエータは、正回転及び逆回転可能な電動モータと、前記電動モータの出力を減速するウォームギヤ及びウォームホイールと、前記ウォームホイールの同軸に回転自在に支持される円盤状プレートと、前記ウォームホイールの同軸に直結される太陽歯車と、前記太陽歯車と噛合する遊星歯車と、前記遊星歯車と噛合する内歯を形成した内歯歯車を備え、
前記円盤状プレート及び前記内歯歯車の外周縁に外歯が形成され、前記円盤状プレートの外歯と噛合又は離脱して円盤状プレートの回転を阻止又は許容する第1切替ギヤと、前記内歯歯車の外歯と噛合又は離脱して内歯歯車の回転を阻止又は許容する第2切替ギヤと、前記第1切替ギヤ及び第2切替ギヤを駆動させるソレノイド又は小型モータを設けた」ことを特徴とする。
前記アクチュエータは、正回転及び逆回転可能な電動モータと、前記電動モータの出力を減速するウォームギヤ及びウォームホイールと、前記ウォームホイールの同軸に回転自在に支持される円盤状プレートと、前記ウォームホイールの同軸に直結される太陽歯車と、前記太陽歯車と噛合する遊星歯車と、前記遊星歯車と噛合する内歯を形成した内歯歯車を備え、
前記円盤状プレート及び前記内歯歯車の外周縁に外歯が形成され、前記円盤状プレートの外歯と噛合又は離脱して円盤状プレートの回転を阻止又は許容する第1切替ギヤと、前記内歯歯車の外歯と噛合又は離脱して内歯歯車の回転を阻止又は許容する第2切替ギヤと、前記第1切替ギヤ及び第2切替ギヤを駆動させるソレノイド又は小型モータを設けた」ことを特徴とする。
請求項1に記載の車両用シートのランバーサポート用アクチュエータにおいては、第1切替ギヤと第2切替ギヤがソレノイド又は小型モータにより駆動して、内歯歯車及び円盤状プレートの回転を阻止又は許容するため、単一の電動モータで内歯歯車及び円盤状プレートを選択的に回転させることができ、その内歯歯車及び円盤状プレートの正回転及び逆回転の出力を利用することで、車両用シートのランバーサポートに適用することができる。
本発明の一実施形態について図1から図5を参照して説明する。
本発明のアクチュエータ1は、図1に示すように、アクチュエータ1は、正回転及び逆回転可能な電動モータ2と、減速ギヤ郡を有するギヤボックス3と、ギヤボックス3に組み付けられ減速ギヤの駆動の切り替えを行うソレノイド4と、ギヤボックス3の減速ギヤに接続され動作する2本のケーブル5、6を備えている。
電動モータ2は、図2、3に示すように、後述するウォームホイール8に電動モータ2の回転を伝達するためのウォームギヤ7が出力軸に直結されている。
ギヤボックス3は、電動モータ2によりウォームギヤ7を介して回転するウォームホイール8と、ウォームホイール8の回転軸10に回転自在に支持された円盤状プレート9と、図2、4に示すように、ウォームホイール8の回転軸10に固定支持された太陽歯車11と、太陽歯車11と噛合するように円盤状プレート9の取付軸12に支持された3つの遊星歯車13と、遊星歯車13と噛合するような内歯14を備えた内歯歯車15を備えている。
ソレノイド4は、図5に示すように、ワイヤ19、20を駆動させるものであり、駆動したワイヤ19、20が作動プレート18を押圧し、押圧されて傾動した作動プレート18が、第1切替ギヤ16、17を作動させる。ワイヤ19を駆動させて第1切替ギヤ16を作動させた場合、第1切替ギヤ16が内歯歯車15の外周ギヤ21と噛合して、内歯歯車15の回転を停止させる。ワイヤ20を駆動させて第2切替ギヤ17をさせた場合、第2切替ギヤ17が円盤状プレート9の外周ギヤ22と噛合して、円盤状プレート9の回転を停止させる。なお、ここではソレノイド4を用いてワイヤ19、20を駆動させたが、小型モータを用いてもよい。
2本のケーブル5、6のうち、ケーブル5は一端が内歯歯車15に固定されて、他端がリンク23によりランバーサポートのクッション部(図示なし)に連結される。ケーブル6は一端が円盤状プレート9に固定されて、他端がリンク24によりランバーサポートのクッション部(図示なし)に連結される。
次にアクチュエータ1の動作について説明する。
2本のケーブルのうち、ケーブル5を動作させる場合、ソレノイド4により第2切替ギヤ17を円盤状プレート9の外周ギヤ22に噛合させた状態で、電動モータ2を駆動させる。電動モータ2のトルクは、ウォームギヤ7を介してウォームホイール8に倍力され伝達され、ウォームホイール8の回転軸10と共に太陽歯車11が回転する。ここで、円盤状プレート9が第2切替ギヤ17と噛合しているため、円盤状プレート9の取付軸12に支持された遊星歯車13は公転できず、自転のみをして、太陽歯車11の回転を内歯歯車15に伝達する。
こうして、電動モータ2の出力がウォームギヤ7を介してウォームホイール8に減速されて伝達され、さらに遊星歯車13を介して内歯歯車15に倍力され伝達される。ケーブル5の一端が内歯歯車15に固定されているため、内歯歯車15の正回転又は逆回転によりケーブル5を押し引きされ、ケーブル5の他端に連結されたランバーサポートのクッション部を前後運動又は上下運動させることができる。
一方、ケーブル6を動作させる場合、ソレノイド4により第1切替ギヤ16を内歯歯車15の外周ギヤ21に噛合させた状態で、電動モータ2を駆動させる。電動モータ2のトルクは、ウォームギヤ7を介してウォームホイール8に倍力され伝達され、ウォームホイール8の回転軸10と共に太陽歯車11が回転する。ここで、内歯歯車15が第1切替ギヤ16と噛合しているため、太陽歯車11の回転は内歯歯車15に伝達されず、遊星歯車13の公転により円盤状プレート9へ伝達される。
こうして、電動モータ2の出力がウォームギヤ7を介してウォームホイール8に減速されて伝達され、さらに遊星歯車13を介して円盤状プレート9に減速されて伝達される。ケーブル6の一端が円盤状プレート9に固定されているため、円盤状プレート9の正回転又は逆回転によりケーブル6が押し引きされ、ケーブル6の他端に連結されたランバーサポートのクッション部を上下運動又は前後運動させることができる。
以上に説明したように、本発明のアクチュエータは、ソレノイド4により第1切替ギヤ16、第2切替ギヤ17を作動させることで、選択的に内歯歯車15と円盤状プレート9を回転させることができる。従って、単一の電動モータ2によりケーブル5、6を選択的に一方を押し引きさせることができ、ランバーサポートのクッション部の上下及び前後位置を調整させることができる。
1 アクチュエータ
2 電動モータ
3 ギヤボックス
4 ソレノイド
5 ケーブル
7 ウォームギヤ
8 ウォームホイール
9 プレート
11 太陽歯車
13 遊星歯車
15 内歯歯車
16 第1切替ギヤ
17 第2切替ギヤ
2 電動モータ
3 ギヤボックス
4 ソレノイド
5 ケーブル
7 ウォームギヤ
8 ウォームホイール
9 プレート
11 太陽歯車
13 遊星歯車
15 内歯歯車
16 第1切替ギヤ
17 第2切替ギヤ
Claims (1)
- 車両用シートのランバーサポートを駆動するアクチュエータにおいて、
前記アクチュエータは、正回転及び逆回転可能な電動モータと、前記電動モータの出力を減速するウォームギヤ及びウォームホイールと、前記ウォームホイールの同軸に回転自在に支持される円盤状プレートと、前記ウォームホイールの同軸に直結される太陽歯車と、前記太陽歯車と噛合する遊星歯車と、前記遊星歯車と噛合する内歯を形成した内歯歯車を備え、
前記円盤状プレート及び前記内歯歯車の外周縁に外歯が形成され、前記円盤状プレートの外歯と噛合又は離脱して円盤状プレートの回転を阻止又は許容する第1切替ギヤと、前記内歯歯車の外歯と噛合又は離脱して内歯歯車の回転を阻止又は許容する第2切替ギヤと、前記第1切替ギヤ及び第2切替ギヤを駆動させるソレノイド又は小型モータを設けたことを特徴とする車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009131675A JP2010274016A (ja) | 2009-04-30 | 2009-06-01 | 車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009110217 | 2009-04-30 | ||
JP2009131675A JP2010274016A (ja) | 2009-04-30 | 2009-06-01 | 車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010274016A true JP2010274016A (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=43421511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009131675A Pending JP2010274016A (ja) | 2009-04-30 | 2009-06-01 | 車両用シートのランバーサポート用アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010274016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101862240B1 (ko) * | 2011-11-04 | 2018-07-06 | 주식회사다스 | 단일 모터타입 럼버서포터 모듈 |
-
2009
- 2009-06-01 JP JP2009131675A patent/JP2010274016A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101862240B1 (ko) * | 2011-11-04 | 2018-07-06 | 주식회사다스 | 단일 모터타입 럼버서포터 모듈 |
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