JP2010272519A - 電池モジュールの位置決め方法及び組電池の組付治具 - Google Patents

電池モジュールの位置決め方法及び組電池の組付治具 Download PDF

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Abstract

【課題】電池モジュールの列方向における電池モジュールの寸法公差を容易に吸収できるようにする。
【解決手段】電池モジュール3の両端部を支持する一対の第1及び第2の柱部材21,22同士を組付治具100に組み付けた状態で、電池の列方向に沿った第1及び第2の柱部材21,22の間隔及びその列方向と直交する直交方向に沿った第1及び第2の柱部材21,22同士の相対位置を調整可能とした。
【選択図】図12

Description

本発明は、電池モジュールの位置決め方法及び組電池の組付治具に関する。
従来、複数の電池(電池セル)が列状に配列されて構成された電池モジュールと、前記電池の列方向に沿った電池モジュールの両端部を支持する板フレームと、を備える組電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−299544号公報
しかしながら、前記従来の組電池では、電池の列方向に沿った電池モジュールの両端部が一枚の板フレームに支持されるので、複数の電池の寸法公差や組み付け公差による電池モジュールにおける電池の列方向に沿った寸法公差を吸収することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、組電池について、電池の列方向に沿った電池モジュールの寸法公差を容易に吸収できるようにすることを目的とする。
本発明に係る電池モジュールの位置決め方法は、電池の列方向に沿った一対の柱部材同士の間隔及び前記列方向と直交する直交方向に沿った前記一対の柱部材同士の相対位置を調整可能にする組付治具に、前記一対の柱部材を組み付ける工程と、前記組付治具に組み付けられた前記一対の柱部材に向けて前記電池を有する電池モジュールを移動させて、前記電池モジュールの被係合部と前記一対の柱部材の係合部とを係合させ、前記柱部材の回転止めをしつつ前記一対の柱部材のうち少なくとも一方の柱部材をスライド可能に支持して、前記柱部材と前記電池モジュールとの相対位置決めを行う工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る組電池の組付治具は、スライド支持部を有するパレットと組電池に設けられた柱部材の回転を阻止する回転止め部材とを備え、電池モジュールの列方向の両端部を一対の柱部材によって支持した組電池について、前記電池モジュールと前記一対の柱部材とを位置決め可能な組電池の組付治具であって、前記一対の柱部材の少なくとも一方の柱部材は、前記回転止め部材が挿通された状態で前記列方向及び前記列方向と直交する直交方向に沿った当該柱部材の移動を許容する挿通孔を有しており、前記列方向に沿った前記一対の柱部材の間隔及び前記直交方向に沿った前記一対の柱部材同士の相対位置を調整可能に、前記スライド支持部にスライド可能に支持されるとともに、前記回転止め部材によって回転が阻止されることを特徴とする。
本発明によれば、電池の列方向に沿った一対の柱部材の間隔及びその列方向と直交する直交方向に沿った一対の柱部材同士の相対位置が調整可能であるので、電池の列方向に沿った電池モジュールの寸法公差を容易に吸収することができる。
本発明の一実施形態にかかる組電池を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電池モジュールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電池モジュールを示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる電池モジュールを示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる電池モジュールを示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる電池モジュールを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電池と第1及び第2の支持部材とを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電池とスペーサとを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる第1の柱部材を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 本発明の一実施形態かかる第2の柱部材を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる組電池の製造過程を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、自動車の一例として電気自動車に適用される。図中のFRは、車両前後方向前方を示し、UPは、車両上下方向上方を示している。
本実施形態の組電池2は、電気自動車に搭載されて、電気自動車の走行用モータに電気を供給する。
図1に示すように、電気自動車(図示せず)に搭載された状態における組電池2は、上下方向に積重された複数の電池モジュール3と制御装置(図示しない)とを有して構成されている。
電池モジュール3は、本実施形態では3個であり、これら電池モジュール3同士は、図示しない接続部材によって例えば直列に接続されている。図2ないし図6に示すように、電池モジュール3は、列状に配列された複数の電池4と、これらの複数の電池4を保持しているフレーム5とを有している。電池4は、図示しない接続部材によって直列接続されている。
電池4は、図7及び図8に示すように、矩形板状に形成されており、その四つの角部のそれぞれに挿通孔4aが板厚方向に沿って貫通形成されている。電池4は、二次電池であって、例えばリチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドニウム二次電池等である。これらの複数の電池4は、列状に(電池4の板厚方向に沿って)並設されている。電池4間には、連結部材としての第1の連結部材7、連結部材としての第2の連結部材8、スペーサ9が介在している。
第1の連結部材7及び第2の連結部材8は、隣り合う電池4間に共に配設されている。即ち、複数の第1の連結部材7が、電池4の列方向に沿って相互に間隔をあけて配置されているとともに、複数の第2の連結部材8も電池4の列方向に沿って相互に間隔をあけて配置されている。
第1の連結部材7は、図7に示すように、隣り合う電池4に挟み込まれる板部7aと、この板部7aを貫通している一対の円筒部7bと、板部7aから折り曲げ形成された一対の取付部7cと、この取付部7cに固定されたボルト部7dと、を有している。この第1の連結部材7は、電池4の前側の挿通孔4aに円筒部7bの端部が嵌合されるとともに、隣り合う電池4に板部7aが挟み込まれて電池4間に配設される。一方、第2の連結部材8は、隣り合う電池4に挟み込まれる板部8aと、この板部8aを貫通している一対の円筒部8bと、板部8aから折り曲げ形成された取付部8cと、この取付部8cに固定されたボルト部8dと、を有している。この第2の連結部材8は、電池4の後側の挿通孔4aに円筒部8bの端部が嵌合されるとともに、隣り合う電池4に板部8aが挟み込まれて電池4間に配設される。このようにして隣り合う電池4間に配設された第1の連結部材7及び第2の連結部材8は、隣り合う電池4同士の位置決めを行うとともに、隣り合う電池4間に隙間を形成する。
スペーサ9は、第1の連結部材7と第2の連結部材8とが配設されていない電池4間に配設されている。スペーサ9は、円筒部9aとこの円筒部9aの周面に設けられたフランジ部9bとから構成されている。スペーサ9は、隣り合う電池4間に電池4の挿通孔4aに対応させて配設されている。スペーサ9は、電池4の挿通孔4aに円筒部9aの端部が嵌合されるとともに、隣り合う電池4にフランジ部9bが挟み込まれて電池4間に配設される。このように配設されるスペーサ9は、隣合う電池4同士の位置決めを行うとともに、隣り合う電池4間に隙間を形成する。また、電池4とエンドプレート11との間には、別のスペーサ10が介在している。
フレーム5は、図2ないし図6に示すように、積層状態の複数の電池4を挟み込む一対のエンドプレート11と、電池4の列方向にエンドプレート11及び複数の電池4に挿通された複数の通しボルト12と、電池4の外側に位置し電池4の列方向に延在する第1の支持部材13及び第2の支持部材14と、を有している。
通しボルト12は、電池4の挿通孔4aに対応させて設けられている。後側の2本の通しボルト12は、第1の連結部材7の円筒部7b及びスペーサ9の円筒部9aにも挿通されている一方、前側の2本の通しボルト12は、第2の連結部材8の円筒部8b及びスペーサ9の円筒部9aにも挿通されている。そして、通しボルト12はナット15と螺合しており、これにより、通しボルト12が複数の電池4を支持するとともに、一対のエンドプレート11が複数の電池4を挟持する。この状態では、後側の2本の通しボルト12と第1の連結部材7が連結されるとともに、前側の2本の通しボルト12と第2の連結部材8とが連結されている。
第1の支持部材13は、図3及び図4に示すように、帯板状に形成されて、電池モジュール3の後側に設けられている。第1の支持部材13の両端部のそれぞれには、取付部13aが形成されている。また、第1の支持部材13には、第1の連結部材7に対応させて複数の第1の挿通孔(図示せず)が形成されている。そして、これらの第1の挿通孔に第1の連結部材7のボルト部7dが挿通されて、ボルト部7dとナット16とが螺合することで、第1の連結部材7が第1の支持部材13に固定されている。つまり、第1の連結部材7は、第1の支持部材13と前側の通しボルト12とを連結している。なお、図3の中心線CLは、電池モジュール3の列方向(長手方向)の中央位置を示す。
第2の支持部材14は、図4及び図5に示すように、帯板状に形成されて、電池モジュール3の前側に設けられている。第2の支持部材14の両端部のそれぞれには、取付部14aが折り曲げ形成されている。この取付部14aには、電池4の列方向に沿って挿通孔14bが貫通形成されているとともに、ナット14cが固定されている。ナット14cは挿通孔14bに連通している。また、第2の支持部材14には、第2の連結部材8に対応させて複数の第2の挿通孔(図示せず)が形成されている。そして、これらの第2の挿通孔に第2の連結部材8のボルト部8dが挿通されて、ボルト部8dとナット17とが螺合することで、第2の連結部材8が第2の支持部材14に固定されている。つまり、第2の連結部材8は、第2の支持部材14と前側の通しボルト12とを連結している。
エンドプレート11には、図2及び図5に示すように、補強プレート18が固定されている。この補強プレート18には、第1の支持部材13側の端部に第1の取付部18aが折り曲げ形成されているとともに、第2の支持部材14側の端部に一対の第2の取付部18bが折り曲げ形成されている。第2の取付部18bのそれぞれには、第1の係合部としての係合孔18cが一つ形成されている。
そして、複数の電池4とフレーム5とによって構成された電池モジュール3では、電池4の列方向で隣り合う連結部材同士(第1の連結部材7同士、第2の連結部材8同士)の間隔が、電池モジュール3の電池4の列方向で端から中央に向かうほど狭くなっている。
電池モジュール3は、電池4の列方向での両端部3bが支持される。また、第1の支持部材13、第2の支持部材14、通しボルト12が両持ち支持されている。このとき、上下で隣り合う電池モジュール3の間には空間が形成されているとともに、最下段の電池モジュール3の下方にも空間が形成されている。これらの空間を流れる空気によって、電池4を冷却できるようになっている。
図外の本体フレームは、電池モジュール3の列方向の端部毎に対応して設けられた一対の柱部材である第1及び第2の柱部材21,22等を有しており、車体に固定されるように構成されている。これらの第1及び第2の柱部材21,22は、それぞれが対応する電池モジュール3の端部を支持している。
第1の柱部材21は、図9(a)(b)に示すように、板部材からなる柱本体23と、この柱本体23に固定された第2の係合部としての複数のピン部材24を有している。
ピン部材24の先端部には、図9(c)に示すように、先端に向かって縮径する円錐台状のテーパ部24aが形成されており、補強部材18の係合孔18cに挿通されてその係合孔18cと係合する。このピン部材24は、具体的にはネジである。なお、図9(c)のように、テーパ部24aをピン部材24に一体形成しても良いが、図9(d)に示すピン部材124のように、ピン部材124の先端にテーパ状の別体のキャップ124aを嵌合させても良い。
柱本体23は、第1の平板部23aと、この第1の平板部23aの側縁から折り曲げ形成された第2の平板部23bと、この第2の平板部23bの側縁から折り曲げ形成された第3の平板部23cと、この第3の平板部23cから折り曲げ形成された第4の平板部23dとから構成されて、断面略W字状を成している。
第1の平板部23aには、ピン部材24が第1の柱部材21の長手方向に沿って相互に間隔をあけて配置されている。また、これらのピン部材24とは別のピン部材26も第1の平板部23aに固定されている。
第4の平板部23dには、挿通孔23eが柱部材21の長手方向に沿って相互に間隔をあけて形成されているとともに、挿通孔23fが柱部材21の長手方向に沿って相互に間隔をあけて形成されている。挿通孔23fは、隣合う挿通孔23e間に位置しており、一方の挿通孔23fに対してはナット25が設けられている。このナット25は、第4の平板部23dに溶接等によって固定されて、一方の挿通孔23fと連通している。
第2の柱部材22は、基本的には第1の柱部材21と同じであり、第1の柱部材に対して略左右対称に形成されている。
第2の柱部材22は、図10に示すように、板部材からなる柱本体28と、この柱本体28に固定された第2の係合部としての複数のピン部材29を有している。
ピン部材29の先端部には、ピン部材24と同様に、先端に向かって縮径するテーパ部29aが形成されており、このテーパ部29aに補強部材18の係合孔18cが挿通されて係合孔18cと係合する。このピン部材29は、ネジである。なお、テーパ部29aをピン部材29に一体形成しても良いが、図9を用いて説明したものと同様に、ピン部材の先端にテーパ状の別体のキャップ(図示せず)を嵌合させても良い。
柱本体28は、第1の平板部28aと、この第1の平板部28aの側縁から折り曲げ形成された第2の平板部28bと、この第2の平板部28bの側縁から折り曲げ形成された第3の平板部28cと、この第3の平板部28cから折り曲げ形成された第4の平板部28dとから構成されて、断面略W字状を成している。
第1の平板部28aには、ピン部材29が第2の柱部材22の長手方向に沿って相互に間隔をあけて配置されている。また、これらのピン部材29とは別のピン部材30も第1の平板部28aに固定されている。
第4の平板部28dには、挿通孔28eが柱部材22の長手方向に沿って相互に間隔をあけて形成されているとともに、挿通孔28fが柱部材22の長手方向に沿って相互に間隔をあけて形成されている。挿通孔28fは、隣合う挿通孔28e間に位置している。この第2の柱部材22には、第1の柱部材21のナット25に対応するナットは設けられていない。
次に、電池モジュールの位置決め方法、および、組電池の製造方法について説明する。電池モジュールの位置決め方法は、複数の電池4を列状に有する電池モジュール3と電池モジュール3の列方向の端部を支持する一対の柱部材である第1及び第2の柱部材21,22との相対的な位置決めを行うものである。電池モジュール3と第1及び第2の柱部材21,22とは、図11に示す組電池の組付治具100を用いて位置決め可能となっている。
組電池の組付治具100は、パレット101と、柱部材21,22の回転止めをする回転止め部材であるボルト104,105と、を有している。なお、以下では、パレット101の横方向(左右方向)及び縦方向を、単に、横方向及び縦方向という。
パレット101は、矩形板状の台部101gと、この台部101gの下部に一体形成された脚部101pとを有して構成されている。
台部101gの上面には、横方向の両縁部に一対の支持部101a,101bが縦方向に沿って形成されているとともに、一対の支持部101a,101b間にブロック部101cが形成されている。台部101gにおける一対の支持部101a,101bとブロック部101cとの間には、一対の溝部101d,101eが形成されており、これら溝部101d,101eは、縦方向に沿って延在しているとともに、横方向に相互に間隔をあけて形成されている。
支持部101a,101bには、横方向に沿った複数の横溝部101f,101iが形成されている。横溝部101f同士、横溝同士101iは、相互に縦方向に間隔をあけて形成されている。また、支持部101a,101bには、複数の挿通孔101h,101kが形成されている。挿通孔101h同士、挿通孔101k同士は、縦方向に相互に間隔をあけて形成されており、各挿通孔101h,101kは、支持部101a,101bを横方向に貫通している。この各挿通孔101h,101kには、ボルト104又は105が挿通される。また、支持部101a,101bの外側面には、補強板101mが設けられており、挿通孔101h,101kは、この補強板101mも貫通して形成されている。右側の支持部101bの上面101rは、電池4の列方向での第1及び第2の柱部材21,22同士の間隔及び電池4の列方向と直交する直交方向での第1及び第2の柱部材21,22同士の相対位置を調整可能に第2の柱部材22をスライド可能に支持するスライド支持部として機能する。
ブロック部101cの両側部には、支持部101a,101bに形成された挿通孔101h,101k,101jと同軸上に位置するネジ孔101nが形成されている。このネジ孔101nは、横方向に延在して形成されている。
そして、組電池の製造方法では、電池4の列方向とパレット101の横方向とが同じ方向となるとともに、電池4の列方向と直交する方向とパレット101の縦方向とが同じ方向となるように、電池モジュール3が第1及び第2の柱部材21,22を介してパレット101に載置される。
この製造方法では、まず、図12に示すように、組付治具100に第1及び第2の柱部材21,22を組み付ける(柱部材の組み付け工程)。
詳細には、第1の柱部材21を一方(左側)の支持部101aに載置するとともに、第2の柱部材22を他方(右側)の支持部101bに載置する。このとき、第1及び第2の柱部材21,22の第3の平板部23c,28cを支持部101a,101bの上面101q,101rに載置するとともに、第1及び第2の柱部材21,22の第4の平板部23d,28dを支持部101a,101bの内側面101s(支持部101bの内周面は図示せず)に当接させる。
そして、一方(左側)の支持部101aの奥側の挿通孔101h及び第1の柱部材21の奥側の挿通孔23fにボルト104を挿通して、そのボルト104をナット25に螺合させる。次に、支持部101aの手前側の挿通孔101h及び第1の柱部材21の手前側の挿通孔23fにボルト105を挿通し、そのボルト105をネジ孔101nに螺合させる。これにより、第1の柱部材21は、パレット101に固定される。
次に、他方(右側)の支持部101bの奥側の挿通孔101h及び第2の柱部材22の奥側の挿通孔28fにボルト105を挿通して、そのボルト105をネジ孔101nに螺合させるとともに、支持部101bの手前側の挿通孔101h及び第2の柱部材21の手前側の挿通孔23fにボルト105を挿通し、そのボルト105をネジ孔101nに螺合させる。この状態では、第2の柱部材22は、支持部101bの上面101rによって、縦方向及び横方向に移動可能に支持されている。より詳細には、第2の柱部材22は、横方向として、第1の柱部材21に近づく方向に移動可能となっている。これにより、横方向(電池4の列方向)での第1及び第2の柱部材21,22同士の間隔及び縦方向(電池4の列方向と直交する直交方向)での第1及び第2の柱部材21,22同士の相対位置を調整可能に、第2の柱部材22が支持部101bの上面101rにスライド可能に支持される。ここで、第1及び第2の柱部材21,22の挿通孔23f,28fの径は、ボルト105の軸部の径よりも大きく形成されており、挿通孔23f,28fは、ボルト105に対して遊びをもっている。したがって、挿通孔28fは、ボルト105が挿通された状態で、横方向(電池4の列方向)及び縦方向(電池4の列方向の列方向と直交する直交方向)に沿った第2の柱部材22の移動を許容している。また、この状態では、第1の柱部材21の回転、具体的には縦方向に沿った仮想軸回りの回転がボルト104,105によって阻止されているとともに、第2の柱部材22の回転、具体的には縦方向に沿った仮想軸回りの回転が、ボルト105によって阻止されている。
次に、図13に示すように、電池モジュール3の両端部にスリンガ106をボルト107,108によって固定する。
次、図14に示すように、クレーン(図示せず)にスリンガ106を引っ掛けて、クレーンによって電池モジュール3を組付治具100の上方に移動させる。そして、図15及び図16に示すように、組付治具100に組み付けられた第1及び第2の柱部材21,22に向けて電池モジュール3を降下(移動)させて、第1及び第2の柱部材21,22のピン部材24,29に電池モジュール3の挿通孔18bを係合させ、第1及び第2の柱部材21,22と電池モジュール3との相対位置決めを行う(相対位置決め工程)。このとき、ピン部材29のテーパ部29aが挿通孔18bに当接しつつ挿通孔18bに挿入されることで、第2の柱部材22が自動的に電池モジュール3に対して位置合わせされる。
このように位置決めをした後に、ピン部材24,29にナット109を螺合させて、電池モジュール3を第1及び第2の柱部材21,22に固定する(固定工程)。上記の工程を繰り返し、残り2つの電池モジュール3を第1及び第2の柱部材21,22に位置決めして固定する(図16参照)。
次に、各電池モジュール3の第2の支持部材13の取付部13aのナット14cにボルト110を螺合させて、取付部13aを第1及び第2の柱部材21,22に固定する(図17参照)。このとき、ボルト110を横溝部101f,101iに挿通させることでそのボルト110をナット14cに螺合させることができる。そして、各電池モジュール群3からスリンガ106を取り外して、第1及び第2の柱部材21,22以外のフレーム部材や制御装置などを電池モジュール3に取り付けることで組電池2が組み上がる。組電池2は、ボルト104,105を取り外すことで、パレット101から離脱させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、電池4の列方向での第1及び第2の柱部材21,22の間隔及びその列方向と直交する直交方向での第1及び第2の柱部材21,22同士の相対位置が調整可能であるので、電池4の列方向での電池モジュール3の寸法公差を容易に吸収することができる。
また、本実施形態では、回転止め部材は、ボルト104,105であり、柱部材である第2の柱部材22は、ボルト105が挿通された状態で電池4の列方向及びこの列方向と直交する直交方向に沿った当該柱部材22の移動を許容する挿通孔28fを有する。したがって、比較的簡素な構成で、第2の柱部材22の移動を許容しつつ、第2の柱部材22の回転止めを行うことができる。
また、本実施形態では、被係合部は、係合孔18cであり、係合部は、先端部に向かって縮径するテーパ部24a,29aが形成されたピン部材24,29であることにより、係合孔18cとピン部材24,29とをスムーズに係合させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、組電池2は、電気自動車に限らず、モータとエンジンとを備えるハイブリッド車などの他の車両に搭載してもよい。
また、スライド支持部としては、他方の支持部101bの上面101rに限ることなく、一方の支持部101aの上面101qであっても良い。この場合には、ナット25を設けずに代わりにネジ孔101nを設ければ良い。この場合、上面101qは、横方向(電池4の列方向)での第1及び第2の柱部材21,22同士の間隔及び縦方向(電池モジュール4の列方向と直交する直交方向)での第1及び第2の柱部材21,22同士の相対位置を調整可能に、第1の柱部材21をスライド可能に支持する。更には、スライド支持部を、両方の支持部101a,101bの上面101q,101rによって構成してもよい。即ち、スライド支持部は、電池モジュールの列方向での一対の柱部材同士の間隔及びその列方向と直交する直交方向での一対の柱部材同士の相対位置を調整可能に一対の柱部材のうち少なくとも一方の柱部材をスライド可能に支持すれば良い。
さらに、前記実施形態では、第1の柱部材21と第2の柱部材22とに向けて電池モジュール3を移動させて組み付けている。しかし、電池モジュ−ル3を固定したまま、該電池モジュ−ル3に向けて第1の柱部材21と第2の柱部材22と移動させても良い。また、第1の柱部材21および第2の柱部材22と、電池モジュ−ル3との双方を同時に近づけて組み付けても良い。
3…電池モジュール
4…電池
18c…係合孔(被係合部)
21…第1の柱部材(柱部材)
22…第2の柱部材(柱部材)
24,29…ピン部材(係合部)
24a,29a…テーパ部
28f…挿通孔
100…組付治具
101r…支持部の上面(スライド支持部)
104,105…ボルト(回転止め部材)

Claims (4)

  1. 複数の電池を列状に有する電池モジュールと前記電池モジュールの列方向の端部を支持する一対の柱部材との相対位置決めを行う電池モジュールの位置決め方法であって、
    前記一対の柱部材同士の前記列方向に沿った間隔及び前記列方向と直交する直交方向に沿った前記一対の柱部材同士の相対位置を調整可能にする組付治具に、前記一対の柱部材を組み付ける工程と、
    前記組付治具に組み付けられた前記一対の柱部材と前記電池モジュールとを相対移動させて、前記電池モジュールの被係合部と前記一対の柱部材の係合部とを係合させ、前記柱部材の間隔および相対位置を調整して前記柱部材と前記電池モジュールとの相対位置決めを行う工程と、
    を含むことを特徴とする電池モジュールの位置決め方法。
  2. 前記組付治具には、前記柱部材の回転止め部材であるボルトが設けられ、
    前記柱部材は、ボルトが挿通された状態で前記列方向及び前記直交方向に沿った当該柱部材の移動を許容する挿通孔を有し、
    これらのボルトと挿通孔によって柱部材の回転を阻止することを特徴とする請求項1に記載の電池モジュールの位置決め方法。
  3. 前記被係合部は、係合孔であり、
    前記係合部は、先端部に向かって縮径するテーパ部が形成されたピン部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池モジュールの位置決め方法。
  4. スライド支持部を有するパレットと回転止め部材とを備え、
    電池モジュールの列方向の両端部を一対の柱部材によって支持した組電池について、前記電池モジュールと前記一対の柱部材とを位置決め可能な組電池の組付治具であって、
    前記一対の柱部材の少なくとも一方の柱部材は、前記回転止め部材が挿通された状態で前記列方向及び前記列方向と直交する直交方向に沿った当該柱部材の移動を許容する挿通孔を有しており、前記列方向に沿った前記一対の柱部材の間隔及び前記直交方向に沿った前記一対の柱部材同士の相対位置を調整可能に前記スライド支持部にスライド可能に支持されるとともに、前記回転止め部材によって回転が阻止されることを特徴とする組電池の組付治具。
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