JP2010272198A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ディスクに向けて出射されたレーザ光の光路上に配置されたホログラム部20は第1〜第6ホログラム領域21〜26を有する。光ディスクのトラックのホログラム部20の中心点(0,0)における接線をy軸、中心点(0,0)を通りy軸に直交する線をx軸としたときに、第2ホログラム領域22は、座標点(−xa,0)と(−xb,yb)とを結ぶ分割線B,座標点(xa,0)と(xb,yb)とを結ぶ分割線C,及びx軸によって分割された領域である。第5のホログラム領域25は、座標点(−xa,0)と(−xb,−yb)とを結ぶ分割線E,座標点(xa,0)と(xb,−yb)とを結ぶ分割線D,及びx軸によって分割された領域である。
【選択図】図2
Description
図8は、従来の光ピックアップ装置におけるホログラム部の平面図であり、図8(a)は例えばDVD再生においてDVDからの戻り光がホログラム部に照射された状態を示し、図8(b)は例えばCD再生においてCDからの戻り光がホログラム部に照射された状態を示し、図8(c)は例えば2層DVDにおけるレーザ光源に近い側の情報記録層の再生において2層DVDからの戻り光がホログラム部に照射された状態を示すものである。
図9は、従来の光ピックアップ装置における受光部の平面図であり、図9(a)は例えばDVD再生においてDVDからの戻り光がホログラム部で回折されて受光部に照射された状態を示し、図9(b)は例えばCD再生においてCDからの戻り光がホログラム部で回折されて受光部に照射された状態を示し、図9(c)は例えば2層DVDにおけるレーザ光源に近い側の情報記録層の再生において2層DVDにおけるレーザ光源から遠い側の情報記録層からの戻り光がホログラム部で回折されて受光部に照射された状態を示すものである。
DVD用のレーザ光源101は、対物レンズ200の光軸上に配置されており、CD用のレーザ光源102はDVD用のレーザ光源101の近傍に配置されている。DVD用のレーザ光源101の発光点とCD用のレーザ光源102の発光点との距離は、各レーザ光源101,102の構造上100μm以上になる。
図8に示すように、ホログラム部120は6つのホログラム領域121〜126を有する。なお、図8では光ディスクD1〜D3のトラックを二点鎖線で模式的に示している。
図9に示すように、受光部130は4つの受光領域131〜134を有する。
戻り光Lb101は、さらにホログラム部120の6つのホログラム領域121〜126毎に回折されて受光部130に到達する。図9(a)に示すスポット141〜146は、各ホログラム領域121〜126で回折された戻り光Lb101が受光部130に照射される領域であり、スポット141〜146とホログラム領域121〜126とはそれぞれ対応するものである。
戻り光Lb102は、さらにホログラム部120の6つのホログラム領域121〜126毎に回折されて受光部130に到達する。図9(b)に示すスポット151〜156は、各ホログラム領域121〜126で回折された戻り光Lb102が受光部130に照射される領域であり、スポット151〜156とホログラム領域121〜126とはそれぞれ対応するものである。
図9(a)の破線部は、DVD再生の場合に各光学部品の実装位置のばらつきによってスポット145及び142がずれた状態を模式的に示すものである。また、図9(b)の破線部は、CD再生の場合に各光学部品の実装位置のばらつきによってスポット155及び152がずれた状態を模式的に示すものである。
光ピックアップ装置100に近い側の情報記録層d3aの再生を行う場合、図8(c)に示すように、光ディスクD3における情報記録層d3aからの戻り光Lb103のホログラム部120上における光束Lb113は、ホログラム部120の中心部である、フォーカス誤差検出用に非点収差を付与した領域に位置する。
このとき、再生しない側の情報記録層d3bからの反射光Lb104もホログラム部120に照射される。この再生しない側の情報記録層d3bからの反射光Lb104は不要光である。図9(c)では、反射光Lb104のホログラム部120上における光束をLb114として示している。
この反射光Lb104は、ホログラム部120の6つのホログラム領域121〜126毎に回折されて受光部130に到達する。図9(c)に示すスポット161〜166は、各ホログラム領域121〜126で回折された反射光Lb104が受光部130及びその近傍に照射される領域であり、スポット161〜166とホログラム領域121〜126とはそれぞれ対応するものである。
図9(c)に示すように、受光部130の各受光領域131〜134におけるスポット161〜166の面積の和、即ち各受光領域131〜134におけるスポット161〜166の受光量の和が受光領域131〜134ごとに異なる。不要光である反射光Lb104の受光量が受光領域131〜134ごとに異なるため、受光領域131〜134の受光感度に与える反射光(不要光)Lb104の影響が受光領域131〜134ごとに異なる。その結果、受光素子105としてのフォーカス誤差検出信号にノイズが加わり、合焦ずれの状態で記録再生することになる。この結果、記録再生信号のジッター劣化が発生するため、その改善が望まれている。
1)光ディスク(D1〜D3)に向けてレーザ光を出射する光源(1,2)と、前記レーザ光の光路上に配置され、前記光ディスクで反射されたレーザ光(Lb1〜Lb3)を回折するホログラム部(20)が所定の領域に形成されたホログラム素子(3)と、前記ホログラム部で回折されたレーザ光を受光する受光素子(5)と、を備え、前記所定の領域における所定の位置を中心座標点(0,0)とし、前記中心座標点(0,0)を通る第1の線をx軸とし、前記中心座標点(0,0)を通り前記第1の線に直交する第2の線をy軸としたときに、前記ホログラム部は、前記所定の領域が、前記第1の線である第1の分割線(A)と、xy座標点(−xa,0)とxy座標点(−xb,yb)とを結ぶ第2の分割線(B)と、によって分割された第1のホログラム領域(21)と、前記所定の領域が、前記第1の分割線と、前記第2の分割線と、xy座標点(xa,0)とxy座標点(xb,yb)とを結ぶ第3の分割線(C)と、によって分割された第2のホログラム領域(22)と、前記所定の領域が、前記第1の分割線と前記第3の分割線とによって分割された第3のホログラム領域(23)と、前記所定の領域が、前記第1の分割線と、xy座標点(xa,0)とxy座標点(xb,−yb)とを結ぶ第4の分割線(D)と、によって分割された第4のホログラム領域(24)と、前記所定の領域が、前記第1の分割線と、前記第4の分割線と、xy座標点(−xa,0)とxy座標点(−xb,−yb)とを結ぶ第5の分割線(E)と、によって分割された第5のホログラム領域(25)と、前記所定の領域が、前記第1の分割線と前記第5の分割線とによって分割された第6のホログラム領域(26)と、を有し、前記xa及び前記xbは、xa<xbの関係式を満たし、前記−xa及び前記−xbは、−xb<−xaの関係式を満たし、前記第2のホログラム領域及び前記第5のホログラム領域は、前記第2の線に対して所定の角度をなす非点収差が付与され、前記第1のホログラム領域,前記第3のホログラム領域,前記第4のホログラム領域,及び前記第6のホログラム領域は、前記第2の線に対して前記所定の角度とは異なる角度をなす非点収差が付与されていることを特徴とする光ピックアップ装置(90)。
2)前記第2の分割線から前記第5の分割線のうちの少なくともいずれかは、直線,曲線,または折れ線であることを特徴とする1)記載の光ピックアップ装置。
図1は、本発明に係る光ピックアップ装置の実施例と、対物レンズ及び光ディスクとの位置関係を示す模式的断面図であり、図1(a)は例えばDVDを再生する場合、図1(b)は例えばCDを再生する場合、図1(c)は例えば2層DVDを再生する場合をそれぞれ示すものであり、図1(a),(b),及び(c)は前述した図7(a),(b),及び(c)にそれぞれ対応するものである。
図2は、本発明に係る光ピックアップ装置の実施例におけるホログラム部の平面図である。
図3(a)は例えばDVD再生においてDVDからの戻り光がホログラム部に照射された状態を示し、図3(b)は例えばCD再生においてCDからの戻り光がホログラム部に照射された状態を示し、図3(c)は例えば2層DVD再生において2層DVDからの戻り光がホログラム部に照射された状態を示すものであり、図3(a),(b),及び(c)は前述した図8(a),(b),及び(c)にそれぞれ対応するものである。
図4は、本発明に係る光ピックアップ装置の実施例における受光部の平面図であり、図4(a)は例えばDVD再生においてDVDからの戻り光がホログラム部で回折されて受光部に照射された状態を示し、図4(b)は例えばCD再生においてCDからの戻り光がホログラム部で回折されて受光部に照射された状態を示し、図4(c)は例えば2層DVD再生において2層DVDからの戻り光がホログラム部で回折されて受光部に照射された状態を示すものであり、図4(a),(b),及び(c)は前述した図9(a),(b),及び(c)にそれぞれ対応するものである。
例えば、図1(a)に示すD1は所定の情報記録密度を有する光ディスク(例えばDVD)であり、図1(b)に示すD2は光ディスクD1よりも情報記録密度が低い光ディスク(例えばCD)であり、図1(c)に示すD3は2層の情報記録層を有する光ディスク(例えば2層DVD)である。
そして、レーザ光源1は、所定の発振波長を有するレーザ光源(例えばDVD用のレーザ光源)であり、対物レンズ200の光軸上に配置されている。
レーザ光源2は、レーザ光源1よりも発振波長が短いレーザ光源(例えばCD用のレーザ光源)であり、レーザ光源1の近傍に対物レンズ200の光軸とは離間して配置されている。
レーザ光源1の発光点とレーザ光源2の発光点との距離は、各レーザ光源1,2の構造上100μm以上になる。
図2に示すように、ホログラム部20をx−y座標で表すと、ホログラム部20は、(−xb,yb)、(xb,yb)、(xb,−yb)、及び(−xb,−yb)の4つの座標点を結ぶ線で囲まれた領域で表すことができる。なお、図2では光ディスクD1〜D3(図1参照)のトラックを二点鎖線で模式的に示しており、y軸は光ディスクD1〜D3のトラックの座標点(0,0)における接線に相当する。
ホログラム領域21は、座標点(0,0)を通りy軸に直交する分割線A(x軸に相当する)と、座標点(−xa,ya)を通り座標点(−xa,0)と座標点(−xb,yb)とを結ぶ分割線Bと、によって分割された領域である。
ホログラム領域22は、分割線Aと、分割線Bと、座標点(xa,ya)を通り座標点(xa,0)と座標点(xb,yb)とを結ぶ分割線Cと、によって分割された領域である。
ホログラム領域23は分割線Aと分割線Cとによって分割された領域である。
ホログラム領域24は、分割線Aと、座標点(xa,−ya)を通り座標点(xa,0)と座標点(xb,−yb)とを結ぶ分割線Dと、によって分割された領域である。
ホログラム領域25は、分割線Aと、分割線Dと、座標点(−xa,−ya)を通り座標点(−xa,0)と座標点(−xb,−yb)とを結ぶ分割線Eと、によって分割された領域である。
ホログラム領域26は分割線Aと分割線Eとによって分割された領域である。
ここで、xa及びxbは、xa<xbの関係式を満たし、−xa及び−xbは、−xb<−xaの関係式を満たし、ya及びybは、ya<ybの関係式を満たし、−ya及び−ybは、−yb<−yaの関係式を満たす。実施例では、xa=0.15mm、xb=0.5mm、−xa=−0.15mm、−xb=−0.5mm、ya=0.15mm、yb=0.5mm、−ya=−0.15mm、−yb=−0.5mmとした。
受光部30は、ホログラム領域22及び25によって非点収差を付与された戻り光Lb1〜Lb3に対応するそれぞれ2つの焦線の間で戻り光Lb1〜Lb3をそれぞれ受光するように配置されており、ホログラム領域21〜26でそれぞれ回折された回折光(戻り光Lb1〜Lb3)を回折する方向と略同じ方向の分割線により、少なくとも2つの領域に分割された受光領域で受光するように構成されている。
図4に示すように、実施例では、受光部30は、分割線x30とこの分割線x30に直交する分割線y30とによって分割された4つの受光領域31〜34を有し、後述するスポット45,42及び55,52が分割線x30でそれぞれ分割されるように配置されている。
戻り光Lb1は、さらにホログラム部20の6つのホログラム領域21〜26毎に回折されて受光部30に到達する。図4(a)に示すスポット41〜46は、各ホログラム領域21〜26で回折された戻り光Lb1が受光部30に照射される領域であり、スポット41〜46とホログラム領域21〜26とはそれぞれ対応するものである。
図4(a)の破線部は、光ディスクD1を再生する場合に各光学部品の実装位置のばらつきによってスポット45及び42がずれた状態を模式的に示すものである。
図4(a)に示すように、光ディスクD1の再生において、スポット45,42が破線で示す位置にずれた場合でも、スポット45,42と分割線x30と重なる長さは変化しないため、従来{図9(a)の破線部参照}よりも受光素子5としての光ディスクD1に対するフォーカス誤差検出感度が、上述した光学部品の実装位置のばらつき(搭載ずれ)の影響を受けにくくなる。
戻り光Lb2は、さらにホログラム部20の6つのホログラム領域21〜26毎に回折されて受光部30に到達する。図4(b)に示すスポット51〜56は、各ホログラム領域21〜26で回折された戻り光Lb2が受光部30に照射される領域であり、スポット51〜56とホログラム領域21〜26とはそれぞれ対応するものである。
図4(b)の破線部は、光ディスクD2を再生する場合に各光学部品の実装位置のばらつきによってスポット55及び52がずれた状態を模式的に示すものである。
図4(b)に示すように、光ディスクD2の再生において、スポット55,52が破線で示す位置にずれた場合、受光領域31,32におけるスポット55,52の面積がさらに小さくなるものの、スポット55,52と分割線x30との重なり長さは変化しないので、上述した理由と同様の理由により、従来よりも受光素子5としての光ディスクD2に対するフォーカス誤差検出感度が上述した光学部品の実装位置のばらつき(搭載ずれ)の影響を受けにくくなる。
光ピックアップ装置90に近い側の情報記録層d3aの再生を行う場合、図3(c)に示すように、光ディスクD3からの戻り光Lb3のホログラム部20上における光束Lb13は、ホログラム部20の中心部に位置する。
このとき、再生しない側の情報記録層d3bからの反射光Lb4もホログラム部20に照射される。この再生しない側の情報記録層d3bからの反射光Lb4は不要光である。図3(c)では、反射光Lb4のホログラム部20上における光束をLb14として示している。
例えば、戻り光Lb3のホログラム部20上における光束Lb13の直径は約0.5mmであり、反射光Lb4のホログラム部20上における光束Lb14の直径は0.1mm以下である。
不要光である反射光Lb4のホログラム部20上における光束Lb14は、ホログラム部20の2つのホログラム領域22及び25のみに照射されるので、反射光Lb4はこれら2つのホログラム領域22及び25で回折されて受光部30に到達する。図4(c)に示すスポット62及び65は、2つのホログラム領域22及び25で回折された反射光Lb4が受光部30及びその近傍に照射される領域であり、スポット62及び65とホログラム領域22及び25とはそれぞれ対応するものである。
従来は、図9(c)に示すように、各受光領域161〜166におけるスポット161〜166の受光量の和が受光領域161〜166ごとに異なっていたため、反射光(不要光)Lb104の影響によって正しいフォーカスのずれ量を導き出すことが困難であった。
それに対して、本発明では、図4(c)に示すように、例えば、スポット62は受光領域33及び34に照射され、スポット65は受光領域31及び32に照射されるため、互いに対角の位置関係にある、受光領域31及び33の受光量の和と受光領域32及び34の受光量の和とが同じになるので、反射光(不要光)Lb4の影響が相殺されて正しいフォーカスのずれ量を導き出すことができる。
従って、従来と比較してフォーカスのずれによる再生信号の劣化を抑制することができる。
図5は、本発明に係る光ピックアップ装置の実施例の第1変形例を説明するための平面図であり、前述した図2に対応するものである。
第1変形例は、実施例の光ピックアップ装置90に対してホログラム部における6つのホログラム領域の形状が異なり、他の構成部については実施例と同じなのでその説明を省略する。なお、説明をわかりやすくするために実施例と同じ部位には同じ符号を付す。
ホログラム領域71は、座標点(0,0)を通りy軸に直交する分割線A(x軸に相当する)と、座標点(−xa,0)と座標点(−xc,yb)とを結ぶ分割線Fと、によって分割された領域である。
ホログラム領域72は、分割線Aと、分割線Fと、座標点(xa,0)と座標点(xc,yb)とを結ぶ分割線Gと、によって分割された領域である。
ホログラム領域73は分割線Aと分割線Gとによって分割された領域である。
ホログラム領域74は、分割線Aと、座標点(xa,0)と座標点(xc,−yb)とを結ぶ分割線Hと、によって分割された領域である。
ホログラム領域75は、分割線Aと、分割線Hと、座標点(−xa,0)と座標点(−xc,−yb)とを結ぶ分割線Jと、によって分割された領域である。
ホログラム領域76は分割線Aと分割線Jとによって分割された領域である。
ここで、xa,xb,及びxcは、xa<xc<xbの関係式を満たし、−xa,−xb,及び−xcは、−xb<−xc<−xaの関係式を満たす。第1変形例では、xa=0.15mm、xb=0.5mm、xc=0.3mm、−xa=−0.15mm、−xb=−0.5mm、−xc=−0.3mm、yb=0.5mm、−yb=−0.5mmとした。
図6は、本発明に係る光ピックアップ装置の実施例の第2変形例を説明するための平面図であり、前述した図2に対応するものである。
第2変形例は、実施例の光ピックアップ装置90に対してホログラム部の6つのホログラム領域の形状が異なり、他の構成部については実施例と同じなのでその説明を省略する。なお、説明をわかりやすくするために実施例と同じ部位には同じ符号を付す。
ホログラム領域81は、座標点(0,0)を通りy軸に直交する分割線A(x軸に相当する)と、座標点(−xa,0)と座標点(−xd,yb)とを結ぶ分割曲線Kと、によって分割された領域である。
ホログラム領域82は、分割線Aと、分割線Kと、座標点(xa,0)と座標点(xd,yb)とを結ぶ分割曲線Mと、によって分割された領域である。
ホログラム領域83は分割線Aと分割線Mとによって分割された領域である。
ホログラム領域84は、分割線Aと、座標点(xa,0)と座標点(xd,−yb)とを結ぶ分割曲線Nと、によって分割された領域である。
ホログラム領域85は、分割線Aと、分割線Nと、座標点(−xa,0)と座標点(−xd,−yb)とを結ぶ分割線Pと、によって分割された領域である。
ホログラム領域86は分割線Aと分割線Pとによって分割された領域である。
ここで、xa,xb,及びxdは、xa<xd<xbの関係式を満たし、−xa,−xb,及び−xdは、−xb<−xd<−xaの関係式を満たす。第2変形例では、xa=0.15mm、xb=0.5mm、xd=0.3mm、−xa=−0.15mm、−xb=−0.5mm、−xd=−0.3mm、yb=0.5mm、−yb=−0.5mmとした。
3 ホログラム素子
4 コリメータレンズ
5 受光素子
20 ホログラム部
21〜26 ホログラム領域
30 受光部
31〜34 受光領域
Claims (2)
- 光ディスクに向けてレーザ光を出射する光源と、
前記レーザ光の光路上に配置され、前記光ディスクで反射されたレーザ光を回折するホログラム部が所定の領域に形成されたホログラム素子と、
前記ホログラム部で回折されたレーザ光を受光する受光素子と、
を備え、
前記所定の領域における所定の位置を中心座標点(0,0)とし、前記中心座標点(0,0)を通る第1の線をx軸とし、前記中心座標点(0,0)を通り前記第1の線に直交する第2の線をy軸としたときに、
前記ホログラム部は、
前記所定の領域が、前記第1の線である第1の分割線と、xy座標点(−xa,0)とxy座標点(−xb,yb)とを結ぶ第2の分割線と、によって分割された第1のホログラム領域と、
前記所定の領域が、前記第1の分割線と、前記第2の分割線と、xy座標点(xa,0)とxy座標点(xb,yb)とを結ぶ第3の分割線と、によって分割された第2のホログラム領域と、
前記所定の領域が、前記第1の分割線と前記第3の分割線とによって分割された第3のホログラム領域と、
前記所定の領域が、前記第1の分割線と、xy座標点(xa,0)とxy座標点(xb,−yb)とを結ぶ第4の分割線と、によって分割された第4のホログラム領域と、
前記所定の領域が、前記第1の分割線と、前記第4の分割線と、xy座標点(−xa,0)とxy座標点(−xb,−yb)とを結ぶ第5の分割線と、によって分割された第5のホログラム領域と、
前記所定の領域が、前記第1の分割線と前記第5の分割線とによって分割された第6のホログラム領域と、
を有し、
前記xa及び前記xbは、xa<xbの関係式を満たし、前記−xa及び前記−xbは、−xb<−xaの関係式を満たし、
前記第2のホログラム領域及び前記第5のホログラム領域は、前記第2の線に対して所定の角度をなす非点収差が付与され、前記第1のホログラム領域,前記第3のホログラム領域,前記第4のホログラム領域,及び前記第6のホログラム領域は、前記第2の線に対して前記所定の角度とは異なる角度をなす非点収差が付与されていることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記第2の分割線から前記第5の分割線のうちの少なくともいずれかは、直線,曲線,または折れ線であることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
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