JP2010271298A - 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置 - Google Patents

角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010271298A
JP2010271298A JP2009263719A JP2009263719A JP2010271298A JP 2010271298 A JP2010271298 A JP 2010271298A JP 2009263719 A JP2009263719 A JP 2009263719A JP 2009263719 A JP2009263719 A JP 2009263719A JP 2010271298 A JP2010271298 A JP 2010271298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
magnet
rotating body
magnetism
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009263719A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Shimizu
勝 清水
Koji Oike
幸司 御池
Kenji Jinbo
賢二 仁保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009263719A priority Critical patent/JP2010271298A/ja
Publication of JP2010271298A publication Critical patent/JP2010271298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】主に自動車のアクセルペダルやブレーキペダル等の回転角度検出に用いられる角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置に関し、簡易な構成で、高精度な回転角度の検出が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】磁石15をばね14に付勢された回転体12の回転中心に装着すると共に、この磁石15の水平方向の磁気を、磁気検出素子17が検出することによって、ヨークやコアといった磁性材料製の部品を用いず、磁石15とこれに対向配置された磁気検出素子17のみで、回転体の回転角度の検出を行うことができるため、使用部品数が少なく簡易な構成で、安価で高精度な回転角度の検出が可能な角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に自動車のアクセルペダルやブレーキペダル等の回転角度の検出に用いられる角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置に関するものである。
近年、自動車の高機能化が進むなか、様々な角度センサや回転角度検出装置を用いてアクセルペダルやブレーキペダル等の回転角度を検出し、車両の多様な制御を行うものが増えている。
このような、従来の角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置について、図6を用いて説明する。
図6は従来の回転角度検出装置の分解斜視図であり、同図において、1は下面開口で略箱型の絶縁樹脂製の上ケース、2は略円筒状で絶縁樹脂製の回転体で、回転体2が上ケース1内に回転可能に収納されると共に、回転体2の一端には、上ケース1の側面開口部から外方へ突出するレバー2Aが設けられている。
そして、回転体2の他端には、上ケース1内に延出する駆動軸2Bが設けられると共に、この駆動軸2B先端と上ケース1内側壁の間には、コイル状のばね3がやや撓んだ状態で装着され、回転体2が所定角度に付勢されて、レバー2Aが所定の位置に保持されている。
また、4は略円弧状で磁性材料製のヨーク、5は略直方体状の磁石で、一対のヨーク4が回転体2下面に装着されると共に、この一対のヨーク4両端の間に二つの磁石5が、各々のヨーク4に同極を当接させて固着されている。
さらに、6は略半円状で磁性材料製のコアで、一対のコア6が絶縁樹脂製の保持体7上に載置され、ヨーク4内周や磁石5と所定の間隙を空けて対向配置されている。
また、8は検出面に対して垂直方向の磁気を検出するホール素子等の磁気検出素子で、二つの磁気検出素子8が保持体7中央の突起部7A内に収納され、一対のコア6の間に配設されている。
そして、9は上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基板で、磁気検出素子8の下方へ突出した端子が、半田付け等によって配線パターンに実装されている。
さらに、10は絶縁樹脂製の下ケースで、この下ケース10がねじ(図示せず)等によって上ケース1下面に固着され、上ケース1の下面開口部を覆って、角度センサが形成されている。
また、配線基板9にはマイコン等の電子部品によって制御手段11が形成されると共に、この制御手段11に配線パターンを介して磁気検出素子8が電気的に接続されて、回転角度検出装置が構成されている。
そして、このように構成された回転角度検出装置が、例えば、自動車のアクセルペダル(図示せず)にレバー2Aが装着されると共に、制御手段11がリード線やコネクタ(図示せず)等を介して、車両の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、足でアクセルペダルが踏み込まれると、レバー2Aが揺動して、ばね3を撓めながら回転体2が回転し、この下面に固着された一対のヨーク4と磁石5も回転するため、磁石5からヨーク4、コア6へと流れる磁界の方向が変化する。
そして、この磁気をコア6の間に配設された磁気検出素子8が検出し、この磁気検出素子8が検出した磁気の強弱から、制御手段11が回転体2の回転角度、すなわちアクセルペダルの踏み込み量を算出して、これが自動車本体の電子回路へ出力され、アクセルペダルの踏み込み量に応じたスロットルバルブの制御等が行われる。
なお、アクセルペダルから足を離すと、駆動軸2B先端と上ケース1内側壁の間に装着されたばね3によって、回転体2が所定角度に付勢されて、レバー2Aが元の位置に復帰する。
つまり、回転体2の回転に伴って方向が変化するヨーク4からの磁石5の磁気を、これらと所定の間隙を空けて対向配置されたコア6を介して、磁気検出素子8が検出し、この磁気の変化から制御手段11が回転体2の回転角度、すなわちアクセルペダルの踏み込み量を検出するように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−317909号公報
しかしながら、上記従来の角度センサや回転角度検出装置においては、一対のヨーク4からの二つの磁石5の磁気の変化を、一対のコア6を介して磁気検出素子8が検出して、回転体2の回転角度の検出を行っているため、構成が複雑になると共に、使用部品数、特に磁性材料製のヨーク4やコア6等の部品が多く、組立てにも時間を要し、高価なものになってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用部品数の少ない簡易な構成で、安価で高精度な回転角度の検出が可能な角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、磁石をばねに付勢された回転体の回転中心に装着すると共に、この磁石の水平方向の磁気を、磁気検出素子が検出するようにして角度センサを構成したものであり、ヨークやコアといった磁性材料製の部品を用いず、磁石とこれに対向配置された磁気検出素子のみで、回転体の回転角度の検出を行うことができるため、使用部品数が少なく簡易な構成で、安価で高精度な回転角度の検出が可能な角度センサを得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の角度センサの磁気検出素子に制御手段を接続すると共に、この制御手段が磁気検出素子の検出した磁気によって、回転体の回転角度を検出するようにして回転角度検出装置を構成したものであり、簡易な構成で、高精度な回転角度の検出が可能な回転角度検出装置を実現することができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、簡易な構成で、高精度な回転角度の検出が可能な角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態による回転角度検出装置の断面図 同分解斜視図 同部分平面図 本発明の第2の実施の形態による回転角度検出装置の断面図 同分解斜視図 従来の回転角度検出装置の分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1及び2記載の発明について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態による回転角度検出装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、11は上面開口で略箱型のポリブチレンテレフタレート等の絶縁樹脂製の下ケース、12は略円筒状で同じく絶縁樹脂製の回転体で、回転体12下面の円形の窪部12Aには下ケース11内底面の筒部11Aが挿入されると共に、回転体12側面の凸部12Bが下ケース11内側壁の凹部11Bに挿入されて、回転体12が下ケース11内に回転可能に収納されている。
また、13は鋼等の金属性のレバー、14はコイル状に巻回された鋼線製のばねで、レバー13の一端がインサート成形等によって回転体12に固着され、他端が下ケース11の側面開口部から外方へ突出すると共に、ばね14が回転体12のレバー13側に設けられた角孔部12Cと、下ケース11内側壁の間にやや撓んだ状態で装着され、回転体12が所定角度に付勢されて、レバー13が所定の位置に保持されている。
そして、15は略直方体状でフェライトやNd−Fe−B合金等の磁石で、図1や図3(a)の部分平面図に示すように、左右すなわち水平方向にN極とS極を向けて、回転体12の回転中心に接着やインサート成形等によって装着されている。
さらに、16は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板で、上下面に銅箔等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、回転体12中間部の溝部12D内に、溝部12D上下面と所定の間隙を空けて配置されている。
また、17は検出面に対して水平方向の磁気を検出するAMR(異方性磁気抵抗)素子やGMR素子等の磁気検出素子で、磁石15真下の配線基板16上面の配線パターンに半田付け等によって実装され、磁石15と所定の間隙を空けて対向配置されている。
そして、18は絶縁樹脂製の上ケースで、この上ケース18が下ケース11上面に固着され、下ケース11の上面開口部を覆うと共に、上ケース18下面の円形の窪部18Aには回転体12上面の筒部12Eが回転可能に挿入されて、角度センサが形成されている。
さらに、配線基板16にはマイコン等の電子部品によって制御手段19が形成されると共に、この制御手段19に配線パターンを介して磁気検出素子17が電気的に接続されている。
また、20は絶縁樹脂製のコネクタで、コネクタ20右端に配線基板16左端が挿入され、植設された複数の端子(図示せず)に配線パターンを介して制御手段19が接続されると共に、このコネクタ20が下ケース11外側壁に固着されて、回転角度検出装置が構成されている。
そして、このように構成された回転角度検出装置が、例えば、自動車のアクセルペダル(図示せず)にレバー13が装着されると共に、制御手段19がコネクタ20やリード線(図示せず)等を介して、車両の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、図3(a)に示す状態から、足でアクセルペダルが踏み込まれると、図3(b)に示すように、レバー13が揺動して、ばね14を撓めながら回転体12が所定角度、例えば20〜40度前後回転し、この回転中心に装着された磁石15も回転して、磁石15の磁気の方向が変化する。
そして、この磁気を磁石15真下に対向配置された磁気検出素子17が検出し、この磁気検出素子17が検出した磁気の強弱から、制御手段19が回転体12の回転角度、すなわちアクセルペダルの踏み込み量を算出して、これが自動車本体の電子回路へ出力され、アクセルペダルの踏み込み量に応じたスロットルバルブの制御等が行われる。
なお、アクセルペダルから足を離すと、角孔部12Cと下ケース11内側壁の間に装着されたばね14によって、回転体12が所定角度に付勢されて、レバー13が元の位置に復帰する。
つまり、回転体12の回転に伴って方向が変化する磁石15の水平方向の磁気を、これと所定の間隙を空けて対向配置された磁気検出素子17が検出し、この磁気の変化から制御手段19が回転体12の回転角度、すなわちアクセルペダルの踏み込み量を検出するように構成されている。
そして、このように回転体12の回転中心に装着された磁石15と、これと対向配置された磁気検出素子17の二つの部品のみで、角度センサや回転角度検出装置を構成することによって、これらを簡易な構成で形成できると共に、使用部品数が少なく、安価なものとすることができるようになっている。
すなわち、磁石15を回転体12の回転中心に装着すると共に、この磁石15の垂直方向ではなく水平方向の磁気を、対向配置された磁気検出素子17が検出することで、ヨークやコアといった高価な磁性材料製の部品を用いることなく、組立ても容易で、安価な角度センサや回転角度検出装置を実現できるように構成されている。
また、この時、下ケース11内底面の筒部11Aに回転体12下面の窪部12Aが、上ケース18下面の窪部18Aに回転体12上面の筒部12Eが、下ケース11内側壁の凹部11Bに回転体12側面の凸部12Bが、各々挿入されて回転体12の回転が行われるため、がたつきのない状態で回転体12が回転するようになっている。
つまり、回転体12の上端及び下端を上ケース18と下ケース11で回転可能に保持すると共に、回転体12側面も下ケース11の凹部11Bで保持することによって、実際にアクセルペダルが踏み込まれる量としては20〜40度前後の回転角度ではあるが、回転時の回転体12のがたつきや中心ずれを防ぎ、誤差のない高精度な回転角度の検出を行うことができる。
さらに、回転体12のレバー13側に設けられた角孔部12Cと、下ケース11内側壁の間にばね14を装着することで、下ケース11内に駆動軸等を延出させ、これと下ケース11内側壁の間にばねを装着させた場合等に比べ、下ケース11内に余分なスペースを生じさせず、全体の小型化を図ることが可能なようになっている。
このように本実施の形態によれば、磁石15をばね14に付勢された回転体12の回転中心に装着すると共に、この磁石15の水平方向の磁気を、磁気検出素子17が検出することによって、ヨークやコアといった磁性材料製の部品を用いず、磁石15とこれに対向配置された磁気検出素子17のみで、回転体の回転角度の検出を行うことができるため、使用部品数が少なく簡易な構成で、安価で高精度な回転角度の検出が可能な角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置を得ることができるものである。
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の他の実施の形態について説明する。
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図4は本発明の第2の実施の形態による回転角度検出装置の断面図、図5は同分解斜視図であり、同図において、21は上面開口で略箱型の絶縁樹脂製の下ケース、22は略円筒状で同じく絶縁樹脂製の回転体で、回転体22にインサート成形等によって固着された含油金属製の回転軸22Aが、略円筒状で同じく含油金属製のスペーサ23に挿通され、このスペーサ23を介して回転体22が下ケース21内に回転可能に収納されている。
そして、回転軸22A下端が下ケース21下面から突出すると共に、この回転軸22A下端には鋼等の金属性のレバー24の一端がかしめ等によって固着され、レバー24他端は下ケース21外方へ延出している。
また、25はコイル状に巻回された鋼線製のばねで、やや捩られた状態のばね25の上端が回転体22に、下端が下ケース21内底面に各々係止され、このばね25によって回転体22が所定角度に付勢されて、レバー24が所定の位置に保持されている。
さらに、15は略直方体状でフェライトやNd−Fe−B合金等の磁石、26は絶縁樹脂製のホルダーで、磁石15が左右すなわち水平方向にN極とS極を向けて、回転体22上面の回転中心にホルダー26によって装着されている。
また、27は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板で、上下面に銅箔等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、回転体22上面に水平になるように、複数のねじ28によって下ケース21上方に配置されている。
そして、17は検出面に対して水平方向の磁気を検出するAMR(異方性磁気抵抗)素子やGMR素子等の磁気検出素子で、配線基板27下面の配線パターンに半田付け等によって実装され、磁石15と所定の間隙を空けて対向配置されている。
さらに、29は絶縁樹脂製の上ケース、30は鋼板等のカバーで、上ケース29が下ケース21の上面開口部を覆うと共に、この上ケース29上にカバー30が重ねられ、下ケース21上面に固着されて角度センサが形成されている。
そして、配線基板27にはマイコン等の電子部品によって制御手段19が形成されると共に、この制御手段19に配線パターンを介して磁気検出素子17が電気的に接続されている。
また、31は略L字状で銅合金等の端子で、下ケース21にインサート成形等によって植設されると共に、複数の端子31の一端に配線パターンを介して制御手段19が接続され、端子31の他端が略角筒状のコネクタ部21Aに延出して、回転角度検出装置が構成されている。
つまり、本実施の形態においては、磁石15が回転体22上面の回転中心に装着されると共に、この磁石15上方に磁気検出素子17が対向配置され、下ケース21の上面開口部を覆う上ケース29上には、鋼板等のカバー30が重ねられた構成となっている。
そして、このように構成された回転角度検出装置が、例えば、自動車のブレーキペダル(図示せず)にレバー24が装着されると共に、制御手段19が複数の端子31やリード線(図示せず)等を介して、車両の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、足でブレーキペダルが踏み込まれると、レバー24が揺動して、ばね25を捩りながら回転体22が所定角度、例えば60〜80度前後回転し、この回転中心に装着された磁石15も回転して、磁石15の磁気の方向が変化する。
そして、この磁気を磁石15真上に対向配置された磁気検出素子17が検出し、この磁気検出素子17が検出した磁気の強弱から、制御手段19が回転体22の回転角度、すなわちブレーキペダルの踏み込み量を算出して、これが自動車本体の電子回路へ出力され、ブレーキペダルの踏み込み量に応じたブレーキの制御等が行われる。
なお、ブレーキペダルから足を離すと、上下端が回転体22と下ケース21内底面に係止されたばね25によって、回転体22が所定角度に付勢されて、レバー24が元の位置に復帰する。
つまり、回転体22の回転に伴って方向が変化する磁石15の水平方向の磁気を、これと所定の間隙を空けて対向配置された磁気検出素子17が検出し、この磁気の変化から制御手段19が回転体22の回転角度、すなわちブレーキペダルの踏み込み量を検出するように構成されている。
そして、このように回転体22の回転中心に装着された磁石15と、これと対向配置された磁気検出素子17の二つの部品のみで、角度センサや回転角度検出装置を構成することによって、これらを簡易な構成で形成できると共に、使用部品数が少なく、安価なものとすることができるようになっている。
すなわち、磁石15を回転体22の回転中心に装着すると共に、この磁石15の垂直方向ではなく水平方向の磁気を、対向配置された磁気検出素子17が検出することで、ヨークやコアといった高価な磁性材料製の部品を用いることなく、組立ても容易で、安価な角度センサや回転角度検出装置を実現できるように構成されている。
また、この時、回転体22下方の回転軸22Aがスペーサ23に挿通され、含油金属製のスペーサ23内を同じく含油金属製回転軸22Aが回転して、回転体22の回転が行われるため、引掛り感等がなく、滑らかな回転体22の回転が行われるようになっている。
さらに、磁石15や磁気検出素子17上方の、上ケース29上面を鋼板等のカバー30で覆い、これによって外方からの磁気をシールドすることで、回転角度検出装置の近傍に磁気を発する部品等が配置されていた場合でも、磁気検出素子17の誤検出を防ぎ、安定した回転角度の検出が行えるように構成されている。
このように本実施の形態によれば、磁石15をばね25に付勢された回転体22の回転中心に装着すると共に、この磁石15の水平方向の磁気を、磁気検出素子17が検出することによって、ヨークやコアといった磁性材料製の部品を用いず、磁石15とこれに対向配置された磁気検出素子17のみで、回転体の回転角度の検出を行うことができるため、使用部品数が少なく簡易な構成で、安価で高精度な回転角度の検出が可能な角度センサ、及びこれを用いた回転角度検出装置を得ることができるものである。
なお、以上の説明では、回転体12や22に固着されたレバー13や24をアクセルペダルやブレーキペダルに装着し、レバー13や24の揺動に伴って回転体12や22が回転する構成について説明したが、回転体12や22の回転中心を直接アクセルペダルやブレーキペダルに装着し、アクセルペダルやブレーキペダルの踏み込みによって回転体12や22が回転する構成としても、本発明の実施は可能である。
また、以上の説明では、磁気検出素子17が実装された配線基板16や27に制御手段19も形成し、一枚の配線基板16や27上に、磁気検出素子17と制御手段19を一体に形成した構成について説明したが、角度センサの配線基板16や27には磁気検出素子17のみを設け、制御手段19は車両の電子回路側に設けた構成としてもよい。
さらに、磁気検出素子17を二つとし、これらを磁石15に対向させて並列に配置すると共に、この二つの磁気検出素子17が検出した磁気によって、制御手段19が回転体12や22の回転角度の検出を行うようにすれば、万が一、一方の磁気検出素子17に破損や故障が生じた場合でも、回転角度の検出が可能になると共に、制御手段19がこれらの検出した磁気の比較を行うことで、こうした破損や故障を検出することも可能となる。
本発明による角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置は、簡易な構成で、高精度な回転角度の検出が可能なものを実現することができ、主に自動車のアクセルペダルやブレーキペダルの回転角度の検出等に有用である。
11、21 下ケース
11A 筒部
11B 凹部
12、22 回転体
12A 窪部
12B 凸部
12C 角孔部
12D 溝部
12E 筒部
13、24 レバー
14、25 ばね
15 磁石
16、27 配線基板
17 磁気検出素子
18、29 上ケース
18A 窪部
19 制御手段
20 コネクタ
21A コネクタ部
22A 回転軸
23 スペーサ
26 ホルダー
28 ねじ
30 カバー
31 端子

Claims (2)

  1. 略箱型のケースと、このケース内に回転可能に収納された回転体と、この回転体を所定角度に付勢するばねと、上記回転体に装着された磁石と、この磁石と所定の間隙を空けて対向配置された磁気検出素子からなり、上記磁石を上記回転体の回転中心に装着すると共に、この磁石の水平方向の磁気を上記磁気検出素子が検出する角度センサ。
  2. 請求項1記載の角度センサの磁気検出素子に制御手段を接続すると共に、この制御手段が磁気検出素子の検出した磁気によって、回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置。
JP2009263719A 2009-04-23 2009-11-19 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置 Pending JP2010271298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263719A JP2010271298A (ja) 2009-04-23 2009-11-19 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104973 2009-04-23
JP2009263719A JP2010271298A (ja) 2009-04-23 2009-11-19 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010271298A true JP2010271298A (ja) 2010-12-02

Family

ID=43419421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263719A Pending JP2010271298A (ja) 2009-04-23 2009-11-19 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010271298A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099185A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 アイシン精機株式会社 回転角検出装置
JP2016099191A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 アイシン精機株式会社 回転角検出装置
WO2022065920A1 (ko) * 2020-09-25 2022-03-31 주식회사 만도 차량 제동 시스템

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06249607A (ja) * 1993-02-27 1994-09-09 Aisan Ind Co Ltd 回転角度センサ
JP2001124511A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Denso Corp 回転角検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06249607A (ja) * 1993-02-27 1994-09-09 Aisan Ind Co Ltd 回転角度センサ
JP2001124511A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Denso Corp 回転角検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099185A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 アイシン精機株式会社 回転角検出装置
JP2016099191A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 アイシン精機株式会社 回転角検出装置
WO2022065920A1 (ko) * 2020-09-25 2022-03-31 주식회사 만도 차량 제동 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5403356B2 (ja) 液面検出装置
JP6311130B2 (ja) 回転角度検出装置
JP6002930B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2010271298A (ja) 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置
US20110036182A1 (en) Rotary torque detecting device
WO2011083661A1 (ja) 液面検出装置とその製造方法
JP2014095615A (ja) 磁気検出ユニット及びこれを用いたストローク検出装置
JP6056009B2 (ja) 回転角度検出装置
WO2014073196A1 (ja) 磁気検出ユニット及び磁気検出ユニットを有するストローク検出装置
JP2009204567A (ja) 回転角度検出装置
JP2012112932A (ja) 回転角度検出装置
JP2010223656A (ja) 角度センサ及びこれを用いた回転角度検出装置
JP2007139457A (ja) 感磁ユニット
JP2014095614A (ja) ストローク検出装置
JP2012118048A (ja) 回転角度検出装置
JP2007294679A (ja) 磁気検出センサ
JP5589539B2 (ja) 回転トルク検出装置
JP2016011834A (ja) 磁気検出ユニット及びこれを用いたストローク検出装置
JP2013181937A (ja) 回転角度検出装置
JP2017150956A (ja) 位置検出装置
JP4272651B2 (ja) 回転角度検出装置及び電子部品の保持方法
JP2012189530A (ja) 回転角度検出装置
JP2010243284A (ja) 回転トルク検出装置
JP2007256121A (ja) 電子式の回転角計測ユニット
JP2016011833A (ja) 磁気検出ユニット及びこれを用いたストローク検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121114

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20121217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130820

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131003

A521 Written amendment

Effective date: 20131017

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140107

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140417

A02 Decision of refusal

Effective date: 20140805

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02