JP2010270727A - 燃料ポンプ用パルセーションダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤフラムに働く内外差圧に対する燃料室内の容積変化量を減少させることなく、ダイヤフラムの直径を小型化したり、ダイヤフラムの枚数を削減することを可能とする。
【解決手段】一方の面55Aが燃料ポンプの加圧室に至る低圧側通路11内の燃料に接し、他方の面55Bが封入気体に接するように設けられたダイヤフラム55を備える。ダイヤフラム55は、内外の差圧を受けて変形する変形部において、中心から所定半径内に略平坦に形成された平坦部55aと、平坦部55aから遠心側に連続して形成された湾曲部55bとを有する。平坦部55aが無負荷状態において撓んでいる方向が、湾曲部55bが平坦部55aとの境界から遠心側に向かって最初に湾曲する方向と同じ方向となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料ポンプの燃料吸入通路内での圧力脈動を低減する燃料ポンプ用パルセーションダンパに関する。
従来より、燃料ポンプには、加圧室への燃料吸入通路の途中に、燃料の圧力脈動を低減させるためのパルセーションダンパが設けられている(例えば、特許文献1〜3を参照。)。
図11は、特許文献1に開示されているパルセーションダンパと同様のダイヤフラム181,181を備えた高圧燃料ポンプ182を示す概略断面図である。この高圧燃料ポンプ182では、ハウジング10の反リフタ24側に低圧燃料タンク内のフィードポンプから低圧燃料が供給される燃料室184が形成されている。この燃料室184内に2枚1組のダイヤフラム181,181からなるパルセーションダンパ183が設けられている。なお、パルセーションダンパ183の上側の燃料室184とパルセーションダンパ183の下側の燃料室184とは連通している。
ダイヤフラム181は、内外の差圧により変位する変位部に、図示するような同心円状の複数波形が形成されたものとなっている。パルセーションダンパ183は、ダイヤフラム181,181同士の凹面を対向させて組み上げられ、その外周縁部がハウジング10とカバー185との間に挟持固定されている。
高圧燃料ポンプ182は、主に、シリンダ21、加圧室22、プランジャ23、電磁駆動部30等を備えている。この高圧燃料ポンプ182では、カム111の回転に連動してプランジャ23がシリンダ21内で往復移動し、同時に電磁駆動部30により加圧室22と燃料室184とを連通遮断する弁部材41を開閉する。そして、この弁部材41の開閉動作および加圧室22の容積の拡縮動作に起因して、弁部材41の上流側(燃料室184等)に燃料の圧力脈動が発生する。パルセーションダンパ183は、このような圧力脈動を低減するためのものである。
なお、パルセーションダンパに関するものではないがダイヤフラムに関する先行技術文献として以下の特許文献4〜7がある。
特許文献4には、圧力検出装置のダイヤフラムが開示されている。このダイヤフラムは、周方向の剛性の均一化を図るために、渦巻き波紋を呈する波形断面となっており、中心部が外周部よりも突出している(同文献第4図参照)。
特許文献5には、圧力スイッチのダイヤフラムが開示されている。このダイヤフラムは、圧力による上下変動を安定させるために、変形部分が円形皿状の凹面となっており、その凹面の外側にはリング状の溝が設けられている(同文献第2図参照)。
特許文献6には、弁装置のダイヤフラムが開示されている。このダイヤフラムは、複数の環状溝を備えている。
特許文献7に開示されているダイヤフラムは、可撓部の撓み量(変位量)を大きくするために、その可倒部を微細中空構造体形状としている。
特開2007−218264号公報 特開2007−138805号公報 特開2008−19728号公報 特開平3−225239号公報 実開平3−60731号公報 特公平6−13944号公報 特開2007−113654号公報
図12(a)は、図11に基づいて説明したパルセーションダンパ183の各ダイヤフラム181に関し、ダイヤフラム181の内外面に働く差圧と、燃料室184(2枚のダイヤフラム181内に封入された空間容積を除く)の容積変化量との関係を示すグラフである。また、図12(b)は、上記差圧とダイヤフラム181に発生する最大応力との関係を示すグラフである。
図12(a)および図12(b)のグラフの横軸は燃料室181内の燃料圧力からダイヤフラム181,181内に封入された気体の圧力を引いて得られる差圧を示している。図12(a)のグラフの縦軸は上記差圧がゼロの場合における燃料室184内の容積から差圧が生じた場合における燃料室184内の容積を引いて得られる容積変化量を示している。図12(b)のグラフの縦軸はダイヤフラム181に発生する最大応力を示している。
図12(a)のグラフが示す差圧−容積変化量特性、図12(b)のグラフが示す差圧−最大応力特性は、何れも概ね線型性を示す。このような線型特性を有するダイヤフラムは、使用圧力領域が広い汎用ポンプや圧力センサのように線型性を必要とする製品には適している。しかし、自動車のエンジン用高圧燃料ポンプは使用圧力領域が比較的狭いため、ダイヤフラムの上記線型特性は必要とされない。
また、特許文献1に開示されているパルセーションダンパでは、圧力脈動を十分に押さえるために必要な容積変化量を確保するため、2枚のダイヤフラムを使用している。そこで、ダイヤフラムの直径を小さくしたり、ダイヤフラムの枚数を減らすことができれば、部品点数の減少、重量減、コストダウンを図ることができるが、そうすると、圧力脈動を十分に押さえるために必要な容積変化量を確保することが困難となる。
本発明は既述の問題点に鑑みて創案されたものであり、ダイヤフラムに働く内外差圧に対する燃料室内の容積変化量を減少させることなく、ダイヤフラムの直径を小型化したり、ダイヤフラムの枚数を削減することを可能とする燃料ポンプ用パルセーションダンパを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の燃料ポンプ用パルセーションダンパは、以下のように構成されている。
すなわち、本発明の燃料ポンプ用パルセーションダンパは、一方の面が燃料ポンプの加圧室に至る低圧側通路内の燃料に接し、他方の面が気体に接するように設けられたダイヤフラムを備えるものを前提としており、前記ダイヤフラムは、内外の差圧を受けて変形する変形部において、中心から所定半径内に略平坦に形成された平坦部を有し、該平坦部は、無負荷状態において前記燃料側又は前記気体側の何れか一方へ撓んでいるものであることを特徴としている。なお、前記ダイヤフラムの前記他方の面が接する気体は例えば封入気体である。
かかる構成を備える燃料ポンプ用パルセーションダンパによれば、変形部に同心円状複数波形を有する従来のダイヤフラムを採用したパルセーションダンパと比較して、差圧に対する燃料室内の容積変化量の変動幅を大きくすることができる。特に差圧ゼロ近傍での容積変化量の変動幅を大きくすることができる。これにより、容積変化量を減少させることなく、ダイヤフラムの直径を小型化したり、ダイヤフラムの枚数を削減することが可能となる。
また、本発明の燃料ポンプ用パルセーションダンパは、上記構成において、前記平坦部から遠心側に連続して形成された湾曲部を更に有し、前記平坦部が無負荷状態において撓んでいる方向が、前記湾曲部が前記平坦部との境界から遠心側に向かって最初に湾曲する方向と同じ方向である、ものであることが望ましい。
かかる構成を備える燃料ポンプ用パルセーションダンパによれば、平坦部が無負荷状態において撓んでいる方向が、前記湾曲部が前記平坦部との境界から遠心側に向かって最初に湾曲する方向と同じ方向であるので、平坦部は、本来変形し難い方向への変形量を補うことができるようになる。つまり、平坦部は、本来変形し難い方向へ比較的容易に変形することができるようになり、最低変位量(燃料室の容積変化量の絶対値の最低値)の底上げが図られる。この結果、圧力脈動の低減能力が向上するようになる。
また、本発明の燃料ポンプ用パルセーションダンパは、一方の面が燃料ポンプの加圧室に至る低圧側通路内の燃料に接し、他方の面が気体に接するように設けられたダイヤフラムを備える燃料ポンプ用パルセーションダンパにおいて、前記ダイヤフラムは、内外の差圧を受けて変形する変形部に同心円状の複数波形が形成されており、前記変形部は、無負荷状態において前記燃料側又は前記気体側の何れか一方へ撓んでいることを特徴とするものである。なお、前記ダイヤフラムの前記他方の面が接する気体は例えば封入気体である。
かかる構成を備える燃料ポンプ用パルセーションダンパによれば、差圧により変形する変形部が無負荷状態において燃料側又は気体側に撓んでいるので、この撓み方向と反対側へ撓み易くなる。この結果、無負荷状態において変形部が燃料側に撓んでいる場合は、燃料室の容積変化量は、差圧ゼロ状態を基準として容積が増加する際に大きく変動し、容積が減少する際に変動幅が小さくなる。また、無負荷状態において変形部が気体側に撓んでいる場合は、燃料室の容積変化量は、差圧ゼロ状態を基準として容積が減少する際に大きく変動し、容積が増加する際に変動幅が小さくなる。
本発明の燃料ポンプ用パルセーションダンパによれば、容積変化量を減少させることなく、ダイヤフラムの直径を小型化したり、ダイヤフラムの枚数を削減することが可能となる。
本発明の実施の形態における燃料供給装置の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における高圧燃料ポンプの一例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態における燃料ポンプ用パルセーションダンパの一例を示す断面図である。 本発明に係るダイヤフラムおよび従来のダイヤフラムに関し、ダイヤフラムの両面に働く差圧と、燃料室の容積変化量との関係をCAE解析により求めた結果を示すグラフである。 従来のダイヤフラムを使用した燃料ポンプ用パルセーションダンパの一例を示す断面図である。 本発明に係るダイヤフラムおよび従来のダイヤフラムに関し、ダイヤフラムの両面に働く差圧と、この差圧によって各ダイヤフラムに発生する最大応力を容積変化量で除した値との関係をCAE解析により求めた結果を示すグラフである。 平坦部が無負荷状態において何れの方向にも撓んでいないダイヤフラムの断面図である。 本発明に係る2種類のダイヤフラムに関し、ダイヤフラムの両面に働く差圧と、燃料室の容積変化量との関係をCAE解析により求めた結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態における燃料ポンプ用パルセーションダンパの一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態における燃料ポンプ用パルセーションダンパの一例を示す断面図である。 従来例に係るパルセーションダンパを備える高圧燃料ポンプを示す縦断面図である。 (a)はダイヤフラムの内外面に働く差圧と、燃料室の容積変化量との関係を示すグラフである。(b)はダイヤフラムの内外面に働く差圧と、ダイヤフラムに発生する最大応力との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、自動車に搭載される筒内直噴型多気筒(例えば6気筒)ガソリンエンジンに用いられる高圧燃料ポンプ内のパルセーションダンパ(燃料ポンプ用パルセーションダンパ)を例に挙げて説明する。
−燃料供給装置−
パルセーションダンパの説明に先立って、このパルセーションダンパを備えた高圧燃料ポンプが設置される燃料供給装置100の概略構成について図1を参照して説明する。
燃料供給装置100は、燃料タンク101から燃料を送り出すフィードポンプ102と、そのフィードポンプ102によって送り出された燃料を加圧して各気筒のインジェクタ4,4,・・・に向けて吐出する高圧燃料ポンプ1とを備えている。
高圧燃料ポンプ1は、主に、シリンダ21、加圧室22、プランジャ23、電磁駆動部30等を備えている。
プランジャ23は、エンジンの吸気カムシャフト110に取り付けられたカム111の回転によって駆動され、シリンダ21内を往復移動する。このプランジャ23の往復移動により加圧室22の容積が拡大縮小する。この例では、吸気カムシャフト110の回転軸回りに120°の角度間隔をもって3つのカムノーズ(カム山)112,・・・が形成されている。そして、これら3つのカムノーズ112,・・・によってプランジャ23が押し上げられて、このプランジャ23がシリンダ21内で往復移動するようになっている。なお、図1に示すように、6気筒型エンジンの場合、エンジンの1サイクル中つまりクランクシャフトが2回転する間に、気筒毎に設けられたインジェクタ4から各1回ずつ、合計6回の燃料噴射が行われる。また、エンジンの1サイクル毎に、吸気カムシャフト110が1回転し、高圧燃料ポンプ1からの吐出動作が3回ずつ行われる。
高圧燃料ポンプ1の加圧室22は、プランジャ23およびシリンダ21によって区画されている。この加圧室22は、低圧燃料配管104を介してフィードポンプ102に連通している。また、加圧室22は、高圧燃料配管105を介してデリバリパイプ(蓄圧容器)106内に連通している。
デリバリパイプ106には、インジェクタ4,・・・が接続されている。また、デリバリパイプ106には、リリーフバルブ171を介してリターン配管172が接続されている。リリーフバルブ171は、デリバリパイプ106内の燃料圧力が所定圧を超えたときに開弁する。このリリーフバルブ171の開弁により、デリバリパイプ106に蓄えられた燃料の一部をリターン配管172を介して燃料タンク101に戻すようになっている。これにより、デリバリパイプ106内の燃料圧力の過上昇が防止される。
なお、低圧燃料配管104には、フィルタ141およびプレッシャレギュレータ142が設けられている。プレッシャレギュレータ142は、低圧燃料配管104内の燃料圧力が所定圧を超えたときに低圧燃料配管104内の燃料を燃料タンク101に戻すことによって、この低圧燃料配管104内の燃料圧力を所定圧以下に維持する。
高圧燃料ポンプ1の電磁駆動部30は、低圧燃料配管104と加圧室22との間を連通または遮断する弁部材41を開閉駆動する。電磁駆動部30は、コイル31を備えており、そのコイル31への通電を制御することにより弁部材41を開閉する。
−高圧燃料ポンプの具体的構成−
上記高圧燃料ポンプ1の具体的な構成例について、図2に基づき説明する。図2に示す高圧燃料ポンプ1は、プランジャタイプのポンプであって、主に、ポンプ部20、電磁駆動部30、逆止弁60等を備えている。
ポンプ部20は、シリンダ21、加圧室22、プランジャ23、リフタ24等からなる。シリンダ21はハウジング10の中央部に形成され、その一端側に加圧室22が形成されている。プランジャ23は略円柱形状の部材であって、シリンダ21内に往復摺動可能に挿入されている。
リフタ24は有底円筒形状の部材であって、内部にプランジャ23の基端部、リテーナ26および圧縮コイルばね27等が収容されている。プランジャ23の基端部にはリテーナ26が一体に係合されており、このリテーナ26とハウジング10との間に圧縮コイルばね27が挟み込まれている。この圧縮コイルばね27の弾性力によって、プランジャ23は下方へ付勢され、リフタ24はカム111に向けて押圧されている。
電磁駆動部30は、コイル31、固定コア32、可動コア33、磁性部材34、フランジ35、スプリング36、ニードル37等を備えている。
コイル31は、樹脂部材38に巻装されており、通電されることで磁界を発生する。固定コア32および可動コア33は、磁性材料から形成されている。固定コア32は、コイル31および磁性部材34の内周側に収容されている。可動コア33は、固定コア32と対向して配置されている。可動コア33は、非磁性材料からなる筒部材39およびフランジ35の内周側に軸線方向へ往復移動可能に収容されている。筒部材39は、可動コア33を収容するとともに、固定コア32とフランジ35との間の磁気的な短絡を防止する。固定コア32と可動コア33との間には、スプリング(圧縮コイルばね)36が設置されている。つまり、スプリング36は、可動コア33を反固定コア32側へ押圧している。これにより、コイル31に通電していないとき、固定コア32と可動コア33とは離反する。
フランジ35は、ハウジング10の側部に嵌合固定されており、電磁駆動部30をハウジング10に対して保持している。また、フランジ35には、その内外部を同圧に維持するための連通孔351が形成されている。なお、フランジ35は、磁性材料から形成されている。
磁性部材34は、コイル31の外周側を覆うように配設されている。磁性部材34は、磁性材料からなり、固定コア32とフランジ35とを磁気的に接続している。
可動コア33とニードル37は互いに一体に接続されている。ニードル37は、可動コア33と反対側の端部が、上記ニードル37と同方向に摺動可能に設けられた弁部材41を押圧可能な位置に配置されている。なお、この弁部材41は、ハウジング10およびシート部材43内に形成された円柱状の中空部に摺動自在に嵌め込まれており、当該中空部には、弁部材41がシート面43aから離座したときに、加圧室22と導入通路52とを連通する溝部43cが形成されている。
スプリング36の押し付け力は、スプリング42の押し付け力よりも大きい。したがって、コイル31に通電していないとき、可動コア33と一体であるニードル37は、スプリング36の押し付け力により弁部材41側へ移動し、弁部材41はシート部材43から離座する。なお、シート部材43は、ハウジング10内に固定されている。
ハウジング10の反リフタ24側には円状の凹部10aが形成されており、この凹部10aをカバー54が隙間無く覆っている。このカバー54は、例えば金属から形成されており、ハウジング10に固定されている。
凹部10aとカバー54との間には、例えば金属から形成されているダイヤフラム55が設置されている。このダイヤフラム55と凹部10aとの間には、燃料室51が形成されている。パルセーションダンパ53は、カバー54とダイヤフラム55とで構成されている。このパルセーションダンパ53は、高圧燃料ポンプ1の作動時における低圧側通路11(低圧燃料配管104、後述する通路52,43b等)内の燃料の圧力脈動を低減するためのものである。
ダイヤフラム55とカバー57との間には、密閉空間部56が形成されている。この密閉空間部56には、例えばアルゴンや窒素などの不活性のガスが封入されている。
燃料室51は、加圧室22に至る低圧側通路11上に形成されている。この燃料室51には、2つの低圧側通路11(低圧燃料配管104と導入通路52)が連通している。したがって、ダイヤフラム55の一方の面55A(以下「燃料側面55A」ともいう。)は、低圧側通路11内の燃料に接し、ダイヤフラム55の他方の面(以下「気体側面55B」ともいう。)は、封入気体に接している。なお、ダイヤフラム55の形状等については後に詳述する。
逆止弁60は、加圧室22において加圧された燃料の排出を断続する。逆止弁60は、弁軸部材61、ボール部材62およびスプリング(圧縮コイルバネ)63を有している。弁軸部材61は、ハウジング本体10に固定されている。スプリング63は、一方の端部が弁軸部材61に接し、他方の端部がボール部材62に接している。ボール部材62は、スプリング63の付勢力により、ハウジング10が形成する弁座側へ押し付けられている。ボール部材62は、上記弁座に着座することにより高圧燃料通路(加圧室22に至る高圧側通路)12を遮断し、上記弁座から離座することにより高圧燃料通路12を開放する。ボール部材62は、上記弁座と反対側へ移動可能となっているが、弁軸部材61の端部によってその移動量が制限されている。
逆止弁60の下流側は高圧燃料配管105に接続されている。このため、加圧室22内から高圧燃料通路12を介して圧送される燃料の圧力が所定値を超えたとき、逆止弁60が開弁状態となって、高圧燃料通路12から圧送される高圧燃料が高圧燃料配管105を経てデリバリパイプ106に供給されるようになっている。
以上の構成を備える高圧燃料ポンプ1において、コイル31の非通電時には、スプリング36の弾性力により、可動コア33は反固定コア32側へ移動し、可動コア33と一体であるニードル37が弁部材41を押圧する。これにより、弁部材41は、シート部材43のシート面43aから離座して、低圧燃料配管104、燃料室51、導入通路52および供給通路43bは加圧室22に連通する。この状態において、加圧室22の容積が増加する方向にプランジャ23が移動すると(吸入行程)、フィードポンプ102から送り出された燃料が低圧燃料配管104、燃料室51等を経て加圧室22内に吸入される。
一方、コイル31の通電時には、固定コア32、磁性部材34、フランジ35および可動コア33に磁気回路が形成される。これにより、互いに離れている固定コア32と可動コア33との間には磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力がスプリング36の押し付け力よりも大きくなると、可動コア33は固定コア32側へ移動する。そうすると、可動コア33と一体のニードル37は、弁部材41と離反する。その結果、弁部材41は、スプリング42の押し付け力および加圧室22側の燃料から受ける圧力により、シート部材43のシート面43a側へ移動し、加圧室22と燃料室51等とが非連通状態になる。
この状態において、加圧室22の容積が減少する方向にプランジャ23が移動するとき(加圧行程)、加圧室22内の燃料圧力上昇し、所定値に達した時点で逆止弁60が開放し、高圧の燃料が高圧燃料配管105を経てデリバリパイプ106に向けて吐出される。
なお、高圧燃料ポンプ1における燃料吐出量は、上記加圧行程での弁部材41の閉弁期間を制御することによって調整される。すなわち、弁部材41の閉弁開始時期を早めて閉弁期間を長くすると燃料吐出量が増加し、弁部材41の閉弁開始時期を遅らせて閉弁期間を短くすると燃料吐出量が減少するようになる。このように、高圧燃料ポンプ1の燃料吐出量を調整することにより、デリバリパイプ106内の燃料圧力が制御される。
―パルセーションダンパの説明―
つぎに、パルセーションダンパ53のダイヤフラム55について図2および図3に基づいて詳細に説明する。このパルセーションダンパ53のダイヤフラム55は、内外の差圧(密閉空間部56の封入気体の圧力と燃料室51内の燃料の圧力との差圧)により変形する変形部において、中心から所定半径内に略平坦に形成された平坦部55aと、平坦部55aの遠心側に形成された湾曲部55bとを有し、更に、湾曲部55bから連続して形成された筒状部55cを有している。
平坦部55aは、無負荷状態(密閉空間部56の封入気体の圧力と燃料室51内の燃料の圧力との差圧がゼロの状態;以下同じ。)において中心側が燃料側面55A側(燃料側)へ撓んでいる。
湾曲部55bは、平坦部55aから連続して形成されており、中心側から遠心側に向かって、先ず燃料側面55A側に湾曲し、更に遠心側で、湾曲方向を反転して気体側面55B側へ湾曲している。ダイヤフラム55は、密閉空間部56の封入気体と燃料室51内の燃料との差圧により主に平坦部55aと湾曲部55bが変形する。その結果、燃料室51および密閉空間部56内の容積が増減するようになっている。
筒状部55cは、湾曲部55bの遠心側端部から平坦部55aに対して略直交する方向に延在し、密閉空間部56を内径側に包囲するように形成されている。なお、筒状部55cの縁部は、カバー54の内面に隙間無く溶接にて固定され、これにより、密閉空間部56の気密性が確保されている。
つぎに、上記ダイヤフラム55を採用したパルセーションダンパ53の容積変化量の特性を、図5に示す従来の同心円状の複数波形を有するダイヤフラム71を採用したパルセーションダンパ72と比較しつつ説明する。なお、従来のダイヤフラム71においては、差圧を受けて変形する変形部71dが無負荷状態において燃料室51側にも密閉空間部56側にも撓んでいない。つまり、複数波形の山頂の高さは互いに一致しており、複数波形の谷底の高さも互いに一致している。ダイヤフラム71以外の構成は図2に示したものと同様である。
図4は、上記ダイヤフラム55および従来のダイヤフラム71に関し、各ダイヤフラム55,71の両面に働く圧力の差圧と、燃料室51の容積変化量との関係をCAE解析により求めた結果を示すグラフである。グラフの横軸は燃料室51内の燃料圧力から密閉空間部56内の気体圧力を引いて得られる差圧を示している。また、グラフの縦軸は上記差圧がゼロの場合における燃料室51内の容積から、差圧が生じた場合における燃料室51内の容積を引いて得られる容積変化量を示している。図4において、ダイヤフラム55に関する解析結果は、折れ線55Lで示しており、従来のダイヤフラム71に関する解析結果は、折れ線71Lで示している。また、両ダイヤフラム55,71は、当然ながら、外径Dおよび板厚を同一とし、断面形状のみが相違したものとなっている。
図4のグラフが示すCAE解析結果によれば、ダイヤフラム55の方がダイヤフラム71よりも差圧ゼロ近傍での容積変化量の変動幅が大きくなっている。また、いずれの差圧を見ても容積変化量の変動幅はダイヤフラム55の方がダイヤフラム71より大きくなっている。
このことから、ダイヤフラム55を使用した本発明のパルセーションダンパ53の方が、複数の同心波形を有するダイヤフラムを使用した従来のパルセーションダンパよりも大きな容積変化量を確保できることが分かる。また、本発明のパルセーションダンパ53の方が、複数の同心波形を有するダイヤフラムを使用した従来のパルセーションダンパと比較して差圧ゼロ近傍における容積変化量の差が著しく大きくなることも分かる。
したがって、従来のパルセーションダンパの代わりに本発明のパルセーションダンパ53を採用することで、燃料の圧力脈動を十分に低減しつつ、ダイヤフラムの枚数削減、ダイヤフラムの小型化等を図ることが可能となる。
図6は、各ダイヤフラム55,71の両面に働く差圧(横軸方向)と、この差圧によって各ダイヤフラム5,71に発生する最大応力を容積変化量で除した値(縦軸方向)との関係をCAE解析により求めた結果を示すグラフである。図6においても、ダイヤフラム55に関する解析結果は、折れ線55Lで示しており、従来のダイヤフラム71に関する解析結果は、折れ線71Lで示している。また、両ダイヤフラム55,71は、当然ながら、外径Dおよび板厚を同一とし、断面形状のみが相違している。
図6のグラフが示すCAE解析結果によれば、概ね、ダイヤフラム55の方がダイヤフラム71よりも差圧にかかわらず、最大応力/容積変化量の値が小さくなっている。このことから、本発明のパルセーションダンパ53の方が従来のパルセーションダンパよりもダイヤフラム55に発生する最大応力を低減できることが分かる。なお、ダイヤフラム55にあっては湾曲部55bにおいて最大応力が発生し易く、ダイヤフラム71にあっては、複数波形の何れかの山頂部又は谷底部において最大応力が発生し易い。
つぎに、本発明のパルセーションダンパ53のダイヤフラム55の平坦部55aが無負荷状態において一方に湾曲していることによる作用効果について説明する。
本願発明者は、湾曲部55bが平坦部55aとの境界より遠心側に向かって最初に湾曲する方向にダイヤフラム55の平坦部55aが変形し易く、その逆方向にダイヤフラム55の平坦部55aが変形し難いことを別途行ったCAE解析により確認した。このことを、図7(a)および図7(b)に示すような断面形状を持つダイヤフラム65,67を例に挙げて説明する。なお、カバー54、ハウジング10の凹部10a等の図示は省略している。
図7(a)に示すダイヤフラム65は、その平坦部65aが無負荷状態において実線に示すように何れの方向にも撓んでおらず、平坦部65aの遠心側から連続して図中上方に湾曲した湾曲部65bを有している。更に、ダイヤフラム65は、その湾曲部65bから連続して平坦部65aに対して直交する方向に延在した筒状部65cを有している。
このダイヤフラム65では、湾曲部65bが平坦部65aとの境界より遠心側に向かって最初に湾曲する方向が図中上方となっている。このため、ダイヤフラム65の平坦部65aは2点鎖線66に示すように図中上方に変形し易く、2点鎖線68に示すように図中下方には変形し難い。
図7(b)に示すダイヤフラム67は、その平坦部67aが無負荷状態において実線に示すように何れの方向にも撓んでいないものとなっている。湾曲部67bは、この平坦部67aの遠心側から連続して図中下方に湾曲し、更にその遠心側において湾曲方向を反転させて図中上方に湾曲したものとなっている。ダイヤフラム67は、更に、その湾曲部67bから連続して平坦部67aに対して直交する方向に延在した筒状部67cを有している。このダイヤフラム67では、湾曲部67bが平坦部67aとの境界より遠心側に向かって最初に湾曲する方向が図中下方となっている。このため、ダイヤフラム67の平坦部67aは2点鎖線69に示すように図中下方に変形し易く、2点鎖線70に示すように図中上方には変形し難い。
図3に示す、本発明のパルセーションダンパ53が有するダイヤフラム55では、平坦部55aとの境界より遠心側に向かって湾曲部55bが最初に湾曲する方向(燃料側面55A側)に、無負荷状態の平坦部55aが予め撓んでいる。このため、平坦部55aは、本来変形し難い方向(気体側面55B側)への変形量を補うことができるようになる。つまり、平坦部55aは、本来変形し難い方向へ比較的容易に変形することができるようになり、最低変位量(燃料室51の容積変化量の絶対値の最低値)の底上げが図られる。この結果、パルセーションダンパ53による圧力脈動の低減能力を向上させることができるようになる。
上記したように、平坦部55aが本来変形し難い方向へ比較的容易に変形することができるようになり、最低変位量の底上げが図られることは、図8に示すCAE解析結果においても実証されている。ここで、図8のグラフの縦軸、横軸は、図4のグラフと同様にそれぞれ、差圧、容積変化量を示している。また、折れ線55Lも図4のグラフと同様に、ダイヤフラム55の両面に働く差圧と、燃料室51の容積変化量との関係をCAE解析により求めた結果を示している。折れ線74Lは、図9に示すパルセーションダンパ75のダイヤフラム74のように無負荷状態で平坦部74aが気体側面74B側に撓んだダイヤフラム74に関するCAE解析結果を示している。なお、ダイヤフラム74の平坦部74aを除く部分(湾曲部74b、筒状部74c)の形状等は、図3に基づき説明したダイヤフラム55の湾曲部55bおよび筒状部55cと同様である。
図8の解析結果が示すように、無負荷状態で平坦部55aが燃料側面55A側に撓んでいるダイヤフラム55に関しては、差圧の絶対値が等しければ容積変化量の絶対値も概ね等しくなるといえる。
ところが、無負荷状態で平坦部74aが気体側面74B側に撓んでいるダイヤフラム74に関しては、差圧がマイナス側に移行すると大きく容積変化量が変化するものの、差圧がプラス側に移行しても容積変化量は比較的緩やかにしか変化しない。このことから、ダイヤフラム74のように、平坦部74aとの境界から遠心側に向かって湾曲部74bが最初に湾曲する方向と逆方向に、無負荷状態の平坦部74aが予め撓んでいるものを採用したパルセーションダンパ75では、平坦部74aが変形し易い方向(燃料側面74B側)へ益々変形し易くなり、変形し難い方向(気体側面74B側)へ益々変形し難くなるといえる。この結果、最低変位量(燃料室51の容積変化量の絶対値の最低値)が低下し、このダイヤフラム74を採用したパルセーションダンパ75による圧力脈動の低減能力は低下することが予想される。
なお、パルセーションダンパ55,75の密閉空間部56内の気体圧力を減少させると、図8のグラフの差圧ゼロを示す縦軸は折れ線55L、74Lに対して右方向に移動し、密閉空間部56内の気体圧力を増加させると、図8のグラフの縦軸は折れ線55L,74Lに対して左方向に移動する。つまり、密閉空間部56内の気体圧力を設定することにより、差圧−容積変化量特性の特定の部分を利用することができる。例えば、パルセーションダンパ55では、差圧ゼロ近傍で容積変化量が大きく変化するので、搭載される高圧燃料ポンプ1の燃料室51内の平均燃料圧力に合わせて密閉空間部56内の気体圧力を設定することにより、圧力脈動の低減効果が最大限に得られることが予想される。
−他の実施形態−
以下、本発明の他の実施形態に係るパルセーションダンパついて図10に基づいて説明する。なお、既述の構成と同様の構成について同符号を付して説明を省略する。
図10に示すパルセーションダンパ91のダイヤフラム92は、同心円状の複数波形を有し、差圧を受けて変形する変形部92dが無負荷状態において燃料室51側に撓んでいる。つまり、中心に向かって複数波形の山頂は漸次燃料室51側に変位しており、複数波形の谷底も漸次燃料室51側に変位している。
このダイヤフラム92を備えるパルセーションダンパ91によれば、差圧を受けて変形する変形部92dが無負荷状態において燃料室51側に撓んでいるので、差圧がプラス値となる場合での容積変化量を大きくすることができる。
一方、差圧がマイナス値となる場合での容積変化量を大きくするためには、ダイヤフラム92の変形部92dが無負荷状態において密閉空間部56側に撓んだものとすればよい。
本発明は、自動車のエンジンに搭載される高圧燃料ポンプの燃料吸入通路内に設置されて、燃料の圧力脈動を低減するパルセーションダンパに適用することができる。
1 高圧燃料ポンプ(燃料ポンプ)
11 低圧側通路
22 加圧室
53,75,91 パルセーションダンパ(燃料ポンプ用パルセーションダンパ)
55,74,92 ダイヤフラム
55a,74a 平坦部
55b,74b 湾曲部
55A 燃料側面
55B 気体側面
92d 変形部

Claims (5)

  1. 一方の面が燃料ポンプの加圧室に至る低圧側通路内の燃料に接し、他方の面が気体に接するように設けられたダイヤフラムを備える燃料ポンプ用パルセーションダンパにおいて、
    前記ダイヤフラムは、内外の差圧を受けて変形する変形部において、中心から所定半径内に略平坦に形成された平坦部を有し、該平坦部は、無負荷状態において前記燃料側又は前記気体側の何れか一方へ撓んでいる、
    ことを特徴とする燃料ポンプ用パルセーションダンパ。
  2. 請求項1に記載の燃料ポンプ用パルセーションダンパにおいて、
    前記ダイヤフラムの前記他方の面が接する気体は封入気体である、
    ことを特徴とする燃料ポンプ用パルセーションダンパ。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料ポンプ用パルセーションダンパにおいて、
    前記平坦部から遠心側に連続して形成された湾曲部を更に有し、
    前記平坦部が無負荷状態において撓んでいる方向が、前記湾曲部が前記平坦部との境界から遠心側に向かって最初に湾曲する方向と同じ方向である、
    ことを特徴とする燃料ポンプ用パルセーションダンパ。
  4. 一方の面が燃料ポンプの加圧室に至る低圧側通路内の燃料に接し、他方の面が気体に接するように設けられたダイヤフラムを備える燃料ポンプ用パルセーションダンパにおいて、
    前記ダイヤフラムは、内外の差圧を受けて変形する変形部に同心円状の複数波形が形成されており、
    前記変形部は、無負荷状態において前記燃料側又は前記気体側の何れか一方へ撓んでいる、
    ことを特徴とする燃料ポンプ用パルセーションダンパ。
  5. 請求項4に記載の燃料ポンプ用パルセーションダンパにおいて、
    前記ダイヤフラムの前記他方の面が接する気体は封入気体である、
    ことを特徴とする燃料ポンプ用パルセーションダンパ。
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